JP2009281009A - 自動水栓 - Google Patents

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Masafumi Arakawa
雅史 荒川
Jun Nishikori
純 錦古里
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Abstract

【課題】吐水管を細く小型化し得てデザイン性,意匠性を良好となすことができるとともに、光ファイバーの屈曲部で赤外光を減衰させ、人体検知の検知精度を悪化させてしまう恐れのない赤外線式の人体検知センサを備えた自動水栓を提供する。
【解決手段】自動水栓10において、発光素子と受光素子及びセンサ回路を備えたセンサ本体41を吐水管30のカウンタ部18への着座部14の内部に設けて、発光素子と受光素子とから投光用光ファイバー44と受光用光ファイバー46とを吐水管12の内部を通って先端部位まで延び出させ、投光用光ファイバー44の先端を投光部として、また受光用光ファイバー46の先端を受光部としてそれぞれ構成する。
【選択図】 図1

Description

この発明は赤外線式の人体検知センサによる人体検知に基づいて吐水口から自動的に吐水する形式の自動水栓に関する。
従来、赤外線式の人体検知センサを備え、使用者が手を差し出したときに人体検知センサによる人体検知(手検知)に基づいて吐水口から自動的に吐水する形式の自動水栓が公共のトイレや洗面所などに広く用いられている。
この種自動水栓は、近年家庭の洗面所やキッチン等にも用いられるようになって来ている。
ここで赤外線式の人体検知センサは、投光部と受光部とを有し、投光部から投射した赤外光の人体による反射光を受光部で受光して人体検知する。通常はその受光量が設定したしきい値よりも多いことをもって人体有りと判定する。
このような自動水栓では、吐水口からの吐水の方向と人体検知センサによる検知方向とを同一方向としておくことが使い勝手の点で望ましい。
このようにしておけば、使用者が吐水口からの吐水を受けようとして手を差し出したときに、自動的に人体検知センサにてこれを検知することができ、使用者が吐水のための特別の動作、即ち人体検知センサにて手を検知させるための特別の動作を必要とせず、単に吐水口からの吐水方向の前方に手を差し出すだけで吐水を行わせることができる。
そのために従来の自動水栓では吐水管の先端面に吐水口を設け、そしてその同じ先端面に人体検知センサにおける投光部と受光部とを設けることが多い。
ところで従来の自動水栓では、赤外光を発するLED等の発光素子を上記の投光部として、またフォトダイオード,フォトトランジスタ等の受光素子を上記の受光部として吐水口周りに配置するとともに、発光素子による発光を行わせる発光駆動回路や受光素子により受光した光を電気信号に変換し信号処理する光電変換回路を含むセンサ回路を、それら発光素子,受光素子に接続状態で吐水管先端部に設けており、このため吐水管の先端部の形状が必然的に大形状化してしまい、これに伴って吐水管全体が太く大型化し、デザイン性,意匠性を損なってしまうといった問題を生じていた。
こうした問題は吐水管の先端面に吐水口と人体検知センサにおける投光部及び受光部を設けた場合に特に大きな問題となるが、投光部及び受光部をセンサ回路とともに吐水管の先端面以外の部分に設けた場合においても生じ得る問題である。
この場合、発光素子と受光素子、及び発光素子による発光を行わせるとともに受光素子による受光を光電変換するセンサ回路を備えたセンサ本体を、吐水管の先端部から遠く離隔して配置しておき、そしてそのセンサ本体の発光素子と受光素子とから赤外光を導く投光用光ファイバーと受光用光ファイバーとを吐水管の内部を通って延び出させ、投光用光ファイバーの先端を上記投光部として、また受光用光ファイバーの先端を上記受光部としてそれぞれ構成しておくといったことが考えられる。
このようになした場合、発光素子,受光素子及びセンサ回路を含むセンサ本体によって吐水管が太く、大型化してしまうのを避けることができる。
しかしながらこのようにセンサ本体を吐水管の先端部から遠く離隔して配置し、そしてセンサ本体の発光素子,受光素子から投光用光ファイバー,受光用光ファイバーを吐水管の内部を通って長く延在させると、特にカウンタ部等の取付基体の下方空間でそれら光ファイバーを長く延在させてしまうと、例えば自動水栓の設置施工時に施工業者によって光ファイバーが大きく屈曲せしめられてしまう恐れがあり、そうした場合、その屈曲部で光ファイバー内部の赤外光が外部に漏れてしまい、赤外光を大きく減衰させてしまうといった問題が生ずる。
赤外線式の人体検知センサの場合、受光部における反射光の受光の光量の大小に基づいて人体検知を行うようになしており、その場合、光ファイバーの部分で赤外光が減衰してしまうと、受光部における反射光の受光量が光ファイバーの屈曲の具合によって変ってしまい、ひいては人体検知センサによる検知範囲が設定した範囲からずれたり、狂ったりしてしまう問題を生じてしまう。
尚、下記特許文献1にはセンサ本体の発光素子と受光素子とから投光用光ファイバー,受光用光ファイバーを吐水管の内部に沿って延ばし、それぞれの先端を投光部,受光部となしたものが開示されている。
しかしながらこの特許文献1にはセンサ本体の配置の個所が明らかにされておらず、本発明とは別異のものである。
また下記特許文献2には、洗面カウンタの下方の制御ボックス内に配置した発光素子と受光素子とから、吐水管の内部まで投光用光ファイバーと受光用光ファイバーとを延ばし、各光ファイバーの先端部をそれぞれ投光部,受光部となしたものが開示されている。
しかしながらこの特許文献2に開示のものは本発明とは異なる課題を解決課題とするものであり、またセンサ本体が取付基体としての洗面カウンタから下方に大きく離隔した位置の制御ボックス内に配置されており、光ファイバーがその制御ボックス内のセンサ本体と取付基体としての洗面カウンタとの間で大きく屈曲している点で、本発明とは別異のものである。
特開2002−270889号公報 特開平6−146356号公報
本発明は以上のような事情を背景とし、吐水管を細く小型化し得てデザイン性,意匠性を良好となすことができるとともに、光ファイバーの屈曲で赤外光を減衰させてしまい、人体検知の検知精度を悪化させてしまう恐れのない赤外線式の人体検知センサを備えた自動水栓を提供することを目的としてなされたものである。
而して請求項1のものは、吐水管の先端部に吐水口を設けるとともに、該吐水口の下方に差し出された手を検知する赤外線式の人体検知センサの投光部と受光部とを該吐水管に設け、該投光部から投光した赤外光の人体による反射光を該受光部で受光して人体検知し、前記吐水口から自動吐水する自動水栓において、発光素子と受光素子、及び該発光素子による発光を行わせるとともに該受光素子による受光を光電変換するセンサ回路を備えたセンサ本体を前記吐水管の基端部の取付基体への着座部の内部に設け、該発光素子と受光素子とから、赤外光を導く投光用光ファイバーと受光用光ファイバーとを前記吐水管の内部を通って延び出させ、該投光用光ファイバーの先端を前記投光部として、また前記受光用光ファイバーの先端を前記受光部としてそれぞれ構成してあることを特徴とする。
請求項2のものは、吐水管の先端部に吐水口を設けるとともに、該吐水口の下方に差し出された手を検知する赤外線式の人体検知センサの投光部と受光部とを該吐水管に設け、該投光部から投光した赤外光の人体による反射光を該受光部で受光して人体検知し、前記吐水口から自動吐水する自動水栓において、発光素子と受光素子、及び該発光素子による発光を行わせるとともに該受光素子による受光を光電変換するセンサ回路を備えたセンサ本体を、前記吐水管を該取付基体に着座状態に取り付ける取付装置に設け、該発光素子と受光素子とから、赤外光を導く投光用光ファイバーと受光用光ファイバーとを前記吐水管の内部を通って延び出させ、該投光用光ファイバーの先端を前記投光部として、また前記受光用光ファイバーの先端を前記受光部としてそれぞれ構成してあることを特徴とする。
請求項3のものは、請求項1,2の何れかにおいて、前記吐水口が前記吐水管の先端面に設けてあるとともに、該先端面に前記投光部と受光部とが該吐水口と併せて設けてあることを特徴とする。
請求項4のものは、請求項1〜3の何れかにおいて、前記吐水管が、上部が逆U字状のグースネック形状をなしていることを特徴とする。
発明の作用・効果
以上のように本発明は、発光素子と受光素子及びセンサ回路を備えたセンサ本体を、吐水管の基端部の取付基体への着座部の内部に設けて、そのセンサ本体の発光素子と受光素子とから赤外光を導く投光用光ファイバーと受光用光ファイバーとを吐水管の内部を通って延び出させ、それぞれの先端を投光部及び受光部としてそれぞれ構成したものである。
以上のような本発明によれば、センサ本体を吐水管の先端部に設けた場合に比べて、吐水管の先端部の形状を小形状化することができ、これに伴って吐水管全体を細く小型化し得て、吐水管のデザイン性,意匠性を良好となすことができる。
また本発明では、センサ本体が吐水管の基端部、即ち取付基体への着座部の内部に設けてあるため、センサ本体を設けることによって吐水管全体を大型化してしまうのを防止できるとともに、光ファイバーを吐水管の外部に延在させないため、吐水管の外部で光ファイバーが不規則に急角度で屈曲してしまって同部分で赤外光を減衰させてしまう問題を生じず、光ファイバーの部分で赤外光の減衰量が変動してしまうことによって検知範囲が設定範囲から大きくずれたり、狂ったりしてしまう問題を生じない利点を有する。
一方請求項2は、吐水管を取付基体に対して取り付ける取付装置にセンサ本体を設けたもので、この請求項2においても、光ファイバーが取付基体の外部で長く延在してしまい、そのことによって光ファイバーが施工時等に不規則に屈曲変形させられてしまって、同部分で赤外光の減衰量が変動してしまう問題を良好に防止することができる。
本発明は、吐水口が吐水管の先端面に設けてあり、そしてその先端面に人体検知センサにおける投光部と受光部とが吐水口と併せて設けてある場合に適用して特に効果が大である(請求項3)。
また本発明は、吐水管が逆U字状のグースネック形状をなしている場合に適用して好適である(請求項4)。
このグースネック形状を成す吐水管では、その内部に光ファイバーを通したとき、光ファイバーを鋭く屈曲させることなくなだらかに回曲した形でこれを吐水管内に延在させることができ、また特に先端面に投光部及び受光部を設ける場合において、光ファイバーを吐水管先端部で急激に曲げなくても良く、光ファイバーの屈曲による赤外光の減衰の問題を良好に回避することができる。
次に本発明の実施形態を図面に基づいて詳しく説明する。
図1において、10は本実施形態の自動水栓で、12は自動水栓10における吐水管である。
吐水管12は、その基端部が大径の着座部14とされており、その着座部14において取付装置16によりカウンタ部(取付基体)18に固定状態に取り付けられている。
取付装置16は、カウンタ部18を上側から挟み付ける挟持部材20と、下側から挟み付ける挟持部材22と、それらを締結するねじ締結具24とを有しており、ねじ締結具24による締付けによって、一対の挟持部材20,22によりカウンタ部18を上下両側から挟持する状態にカウンタ部18に固定されている。
そしてその取付装置16の上側の挟持部材20に対し着座部14が下向きに嵌合され、カウンタ部18に着座せしめられている。
ここで着座部14は止め具26にて挟持部材20に止め付けられ、回転方向にまた抜け方向にも固定状態とされている。
尚、28はカウンタ部18を貫通して設けられた取付穴である。
吐水管12は上部が逆U字状のグースネック形状を成しており、使用者に向って斜め前方下向きをなす先端面12Aに、正面形状(先端面12Aに対する正面視の形状)が円形状を成す吐水口30が設けられている。
ここで吐水管12は、吐水口30が手洗鉢やシンク等の水槽内部を向くようにして設けられている。
吐水管12の内部には、給水路32の一部をなす給水チューブ34が挿通されており、その先端が吐水口30に接続されている。
カウンタ部18の下方において、給水路32上には吐水口30からの吐水と止水とを行う開閉弁としての電磁弁35が設けられている。
36はこの電磁弁35の開閉を制御する制御部で、この制御部36に対し電磁弁35が電気的に接続されている。
図2(B)に示しているように、吐水管12の先端面には赤外線式の人体検知センサ38における投光部40と受光部42とが設けられている。
ここで投光部40,受光部42はそれぞれ吐水口30とほぼ同方向、つまり吐水口30からの吐水の方向とほぼ同方向に向けて配向されている。
人体検知センサ38は、投光部40から赤外光を投射し、そして人体により反射された光を受光部42で受光し、その受光の光量が設定したしきい値以上であるときに人体有りと判断する。即ち人体検知する。そしてその人体検知に基づいて吐水口30から自動的に吐水が行われる。
また人体非検知となったときに、吐水口30からの吐水が自動的に停止せしめられる。
詳しくは、受光部42が設定以上の受光量で反射光を受光すると、制御部36が電磁弁35を開弁させて給水路32を通じ吐水口30へと水を供給し、吐水口30から吐水させる。
一方人体非検知状態になると制御部36が開弁状態にある電磁弁35を閉弁させ、吐水口30からの吐水を停止させる。
図1に示しているように、吐水管12における基端部の大径をなす着座部14の内部には、人体検知センサ38におけるセンサ本体41が、センサケース43内部に収容された状態で設けられている。
ここでセンサケース43は、吐水管12側に取り付けておいても良いし、或いは取付装置16における上側の挟持部材20の上面等に取り付け、保持させておいても良い。
センサ本体41は、赤外光を発光するLED等の発光素子とフォトダイオード,フォトトランジスタ等の受光素子、及び発光素子による発光を行わせる発光駆動回路や受光素子で受光した光を電気信号に変換し信号処理する光電変換回路を含むセンサ回路を備えている。
そしてこのセンサ本体41の発光素子から、図3に示しているように投光用光ファイバー44が、また受光素子から受光用光ファイバー46が図中上向きに延び出している。
これら投光用光ファイバー44及び受光用光ファイバー46は、吐水管12の形状に沿って吐水管12内部を延び、それぞれの先端が吐水管12の先端面12Aに臨んで位置させられている。そしてその投光用光ファイバー44の先端にて上記の投光部40が構成され、また受光用光ファイバー46の先端にて上記の受光部42が構成されている。
センサ本体41からは電気配線48(図1参照)が図中下向きに延び出しており、上記の制御部36に接続されている。
図3にも示しているように、投光用光ファイバー44はその先端部が投光側のケース50内部に挿入され、また受光用光ファイバー46はその先端部が受光側のケース52内部に挿入され、投光用光ファイバー44及び受光用光ファイバー46の各先端部が投光側のケース50及び受光側のケース52にてそれぞれ保持されている。
この実施形態において、これら投光側のケース50,受光側のケース52はそれぞれ別々に独立して設けられている。
この実施形態において、図2(C)に示しているように投光側のケース50は、正面形状が正方形状の一部を2等辺3角形状の切欠部53で切り欠いた形状をなしている。その上辺の寸法L,一方の側辺の寸法Lが同寸法をなし、また他方の側辺の寸法Lと下辺の寸法Lとが同寸法をなしている。
一方受光側のケース52は、投光側のケース50に対し左右対称形状(吐水管12の先端面12Aに対する正面視において)をなしている。
またこれら投光側のケース50と受光側のケース52とは、図2(B)に示しているように吐水口30の中心Oに対し90°の角度を成すように配置されている。
即ちこの実施形態において、投光側のケース50は吐水口30周りに図中時計方向に90°回転させると受光側のケース52と正面形状が同形状となり、また受光側のケース52は吐水口30周りに反時計方向に90°回転させると投光側のケース50と正面形状が同形状となる。
更に投光側のケース50及び受光側のケース52は、それぞれの上辺が先端面12Aに対する正面視において水平となり、また各側辺が上辺に対し直角の向きとなるようにそれぞれ先端面12Aに配置されている。
一方吐水管12の先端面12Aは、図2(B)に示しているように略下半部が、詳しくは吐水口30の図中下半分に対応する部分が半円形状とされ、略上半部が4角形状とされている。
そして略上半部の図中左上のコーナー部に投光側のケース50が、また右上のコーナー部に受光側のケース52がそれぞれ配置されている。
尚先端面12Aにおける上辺は図中左右方向に水平な形状をなしており、また左右の側辺が上辺に対し直角な形状をなしている。
図2(A),(B)に示しているように、投光側のケース50及び受光側のケース52の各先端には、投光側の偏光板54,受光側の偏光板56がそれぞれ設けられており、そして図3に示しているように偏光板54と投光部40との間に光学レンズ58が、また偏光板56と受光部42との間に光学レンズ60がそれぞれ設けられている。
但しこれら光学レンズ58,60は場合によって省略することが可能である。
ここで投光側の偏光板54,受光側の偏光板56は、何れもそれぞれ対応する投光側のケース50,受光側のケース52の正面形状と同形状をなしている。
但し投光側の偏光板54と受光側の偏光板56とは、その偏光方向が互いに90°異なった向きとされている。
例えば投光側の偏光板54はその偏光方向が図中垂直向きとされ、また受光側の偏光板56はその偏光方向が図中水平向きとされている。
但し本実施形態において、投光側のケース50と受光側のケース52とは、一方を吐水口30の中心O周りに90°回転させると他方と同形状となるものであり、この実施形態ではそれら投光側のケース50と、受光側のケース52とに同一のケースが向きを90°回転させた状態で用いられている。
同様に投光側の偏光板54,受光側の偏光板56も、一方を吐水口30の中心O周りに90°回転させると他方と同形状且つ偏光方向が同方向となるものであり、この実施形態では、同一種類の偏光板が互いに向きを90°異ならせる状態で投光側の偏光板54,受光側の偏光板56として用いられている。
この実施形態において、投光側40からの赤外光は投光側の偏光板54を通過して吐水口30からの吐水方向と同方向の前方に発せられる。このとき投光側40からの赤外光のうち偏光板54の偏光方向即ち垂直向きの振動成分のみが偏光板54を通過して前方に投射される。
その投射された赤外光は手洗鉢等の内面により反射されるが、手洗鉢等の内面が鏡面状態であると、鏡面反射した光は同一の偏光面(振動方向)を維持しつつ反射される。
従ってその反射光が受光部42側の偏光板56に達しても偏光板56を通過することができず、受光部42に達することができない。即ち受光部42にて受光されない。
従って鏡面反射により反射光量が多くても、その光量に基づいて手洗鉢等が誤検知されない。
以上のような本実施形態においては、センサ本体41を吐水管12の先端部に設けた場合に比べて、吐水管12の先端部形状を小形状化することができ、これに伴って吐水管12全体を細く小型化し得て、吐水管12のデザイン性,意匠性を良好となすことができる。
また本実施形態では、センサ本体41が吐水管12の基端部、即ちカウンタ部18への着座部14の内部に設けてあるため、センサ本体41を設けることによって吐水管12全体を大型化してしまうのを防止できるとともに、投光用光ファイバー44,受光用光ファイバー46を吐水管12の外部に延在させないため、吐水管12の外部で投光用光ファイバー44,受光用光ファイバー46が不規則に急角度で屈曲してしまって同部分で赤外光を減衰させてしまう問題を生じず、それらの部分で赤外光の減衰量が変動してしまうことによって検知範囲が設定範囲から大きくずれたり、狂ったりしてしまう問題を生じない。
次に図4は本発明の他の実施形態を示している。
この例は、上記のセンサ本体41をセンサケース43に収容した状態で取付装置16に取り付け、保持させるようになした例である。
具体的には、ここではセンサ本体41をセンサケース43とともに取付装置16のねじ締結具24に取り付け保持させている。
但し下側の挟持部材22にこれを取り付けて保持させておくこともできる。
本実施形態においても、投光用光ファイバー44,受光用光ファイバー46がカウンタ部18の下側の外部で長く延在してしまい、そのことによってそれら投光用光ファイバー44,受光用光ファイバー46が施工時等に不規則に屈曲変形させられてしまって、同部分で赤外光を減衰させてしまう問題を良好に防止することができる。
尚、上記の取付装置16はあくまで一形態例にすぎないもので、かかる取付装置16は他の様々な形態で構成することができ、これに応じてセンサ本体41もまた、センサケース43内に収容した状態で取付装置を構成する他の様々な部材に取り付けて保持させておくことができる。
図5はその一例を示している。
この例は、吐水管12の着座部14からカウンタ部18の取付穴28を挿通して下向きに雄ねじ管62延び出させ、そしてカウンタ部18の下側で雄ねじ管62に固定ナット64を螺合させ、固定ナット64を締め込むことによって、吐水管12をカウンタ部18に取り付けるようになしたもので、ここでは雄ねじ管62,固定ナット64にて構成される取付装置16の雄ねじ管62内部に、センサ本体41をセンサケース43に収容した状態で取り付けるようになしている。
尚このような取付装置16にて吐水管12をカウンタ部18に取り付けるようになした場合においても、センサ本体41をセンサケース43とともに着座部14の内部に設けておくことも可能である。
以上本発明の実施形態を詳述したがこれはあくまで一例示である。
例えば本発明においては投光部,受光部を吐水管の先端面以外の部分に設けるといったことも可能である等、本発明はその趣旨を逸脱しない範囲において種々変更を加えた形態で構成可能である。
本発明の一実施形態である自動水栓の図である。 同実施形態の要部の図である。 同実施形態の図2とは異なる要部の図である。 本発明の他の実施形態の図である。 本発明の更に他の実施形態の図である。
符号の説明
10 自動水栓
12 吐水管
12A 先端面
16 取付装置
18 カウンタ部(取付基体)
30 吐水口
38 人体検知センサ
40 投光部
41 センサ本体
42 受光部
44 投光用光ファイバー
46 受光用光ファイバー

Claims (4)

  1. 吐水管の先端部に吐水口を設けるとともに、該吐水口の下方に差し出された手を検知する赤外線式の人体検知センサの投光部と受光部とを該吐水管に設け、該投光部から投光した赤外光の人体による反射光を該受光部で受光して人体検知し、前記吐水口から自動吐水する自動水栓において
    発光素子と受光素子、及び該発光素子による発光を行わせるとともに該受光素子による受光を光電変換するセンサ回路を備えたセンサ本体を前記吐水管の基端部の取付基体への着座部の内部に設け、該発光素子と受光素子とから、赤外光を導く投光用光ファイバーと受光用光ファイバーとを前記吐水管の内部を通って延び出させ、該投光用光ファイバーの先端を前記投光部として、また前記受光用光ファイバーの先端を前記受光部としてそれぞれ構成してあることを特徴とする自動水栓。
  2. 吐水管の先端部に吐水口を設けるとともに、該吐水口の下方に差し出された手を検知する赤外線式の人体検知センサの投光部と受光部とを該吐水管に設け、該投光部から投光した赤外光の人体による反射光を該受光部で受光して人体検知し、前記吐水口から自動吐水する自動水栓において
    発光素子と受光素子、及び該発光素子による発光を行わせるとともに該受光素子による受光を光電変換するセンサ回路を備えたセンサ本体を、前記吐水管を取付基体に着座状態に取り付ける取付装置に設け、該発光素子と受光素子とから、赤外光を導く投光用光ファイバーと受光用光ファイバーとを前記吐水管の内部を通って延び出させ、該投光用光ファイバーの先端を前記投光部として、また前記受光用光ファイバーの先端を前記受光部としてそれぞれ構成してあることを特徴とする自動水栓。
  3. 請求項1,2の何れかにおいて、前記吐水口が前記吐水管の先端面に設けてあるとともに、該先端面に前記投光部と受光部とが該吐水口と併せて設けてあることを特徴とする自動水栓。
  4. 請求項1〜3の何れかにおいて、前記吐水管が、上部が逆U字状のグースネック形状をなしていることを特徴とする自動水栓。
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