JP5347853B2 - 積層基板分離収容装置及びガラス基板の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は複数枚のガラス基板が面方向に積層されたガラス基板積層体からガラス基板を効率良く分離収容させるように構成された積層基板分離収容装置及びガラス基板の製造方法に関する。
例えば、円盤状のガラス基板を製造する製造工程においては、ガラス基板の平面及び端面(内外周面)に研削、研磨などの加工を施す加工工程があり、例えば、ガラス基板の端面の研磨効率を高める手法として複数枚(例えば、数百枚程度)のガラス基板を面方向に重ね合わせたガラス基板積層体を形成し、多数のガラス基板の端面を同時に研削、研磨する方法が用いられている。
このガラス基板積層体の端面の加工が終了すると、ガラス基板の平面部分を研削、研磨加工する工程に移行する前に、ガラス基板積層体からガラス基板を1枚ずつ分離し、ガラス基板をスペーサを介して積層した場合は、ガラス基板の平面に密着したスペーサを剥がしてガラス基板のみを所定のカセットに収容させる作業を行なう。このガラス基板をガラス基板積層体から分離してカセットに収容する工程は、主に作業員の人手で行なっていた。
しかし、人手による分離方式は、ガラス基板の平面同士が圧接されているので、1枚ずつガラス基板を簡単に分離させることができず、また、樹脂製のスペーサを介してガラス基板を積層した場合、ガラス基板の表面に密着したスペーサを剥がすのに手間がかかるといった問題がある。なお、ガラス基板積層体には、上記のようにガラス基板間にスペーサを介在させて積層する場合と、ガラス基板を直接積層する場合(スペーサ無し)とがある。
そこで、従来は、ガラス基板積層体からガラス基板を1枚ずつ分離して、所定のカセットに収容する方法として、例えば、ガラス基板積層体を水槽の液中に沈めた状態で真空吸着パッドなどの治具によりガラス基板の上面側平面を吸着し、ガラス基板を上方へと引き剥がす分離方式(特許文献1)、ガラス基板の端面の複数箇所(少なくとも3箇所)を把持するアームを有し、ガラス基板に水流を当てながらアームを上昇させて最上段のガラス基板及びスペーサを積層体から上方へと引き剥がす分離方式(特許文献2〜4)が提案されている。
特開2008−302448号公報 特開2008−307612号公報 特開2009−48735号公報 特開2009−48688号公報
しかしながら、上記特許文献1〜4の装置では、真空吸着治具やガラス基板の端面を把持する保持治具を用いて分離する方式は、ガラス基板積層体のガラス基板同士が互いに面方向に圧接されていて強固に吸着しているため、上部方向に引き剥がして分離することは容易ではなく分離作業に時間がかかるだけでなく、ガラス基板を強引に引き剥がすことになり、分離させる際に治具がガラス基板に接触する部分に掛かる負荷が大きくなって当該ガラス基板の接触部に傷を発生させやすいという問題があった。
また、従来の方式では、ガラス基板積層体からガラス基板を剥がす機構の他にガラス基板間に水圧を加えたり、あるいは超音波を照射したり、あるいは回転するブラシを接触させたり、あるいは水槽内でガラス基板積層体を振動させたりする特殊な機構を別個に設ける必要があり、その分装置全体が複雑化し、製造コストが高価になっていた。
そこで、本発明は上記事情に鑑み、ガラス基板積層体からガラス基板を1枚ずつ効率よく分離させて上記課題を解決した積層基板分離収容装置及びガラス基板の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は以下のような手段を有する。
(1)本発明は、ガラス基板を複数枚重ね合わせたガラス基板積層体から前記ガラス基板を1枚ずつ分離収容する積層基板分離収容装置において、
前記ガラス基板積層体を収納する積層体収納ホルダと、
前記ガラス基板積層体から分離された前記ガラス基板を1枚毎に収容するカセットと、
前記積層体収納ホルダ及び前記カセットが垂直方向に延在する向きで液中に挿入された液槽と、
前記積層体収納ホルダを上下方向に駆動させる積層体駆動部と、
前記積層体収納ホルダに収納された前記ガラス基板積層体の最上段の高さ位置を位置決めする積層基板位置決め部と、
前記カセットを上下方向に駆動させるカセット駆動部と、
前記ガラス基板積層体の最上段に位置する前記ガラス基板を1枚ずつ側方から押し出して分離させて前記カセットに収容させる基板押出機構と、
前記カセットの前記ガラス基板が収容されていない収容部の高さ位置が前記基板押出機構により押し出された前記ガラス基板の高さ位置となるように前記カセット駆動部を制御するカセット位置制御部と、
前記基板押出機構による基板押し出し動作に連動して前記ガラス基板積層体から分離したガラス基板を受け取り、当該ガラス基板を前記カセットの基板収容部に搬送する基板受取機構と、
前記積層体収納ホルダと前記カセットとの間に設けられ、前記基板押出機構により半径方向に押し出される前記ガラス基板積層体の最上段の前記ガラス基板と当該最上段のガラス基板の下方のガラス基板との間の吸着力と直交する剪断力を作用させる擦切り治具と、を有し、
前記基板押出機構は、
前記ガラス基板積層体の最上段のガラス基板を半径方向の一側から前記擦切り治具側へ押し出す押出治具と、
該押出治具を前記ガラス基板積層体の積層方向に対して直交する前記ガラス基板の平面と平行な方向に駆動させる駆動部と、を有し、
前記最上段のガラス基板は、前記押出治具が前記駆動部により駆動されることで前記擦切り治具の上方を通過して前記基板受取機構へスライドすることを特徴とする。
)本発明の前記基板受取機構は、前記基板押出機構の押し出し動作により前記ガラス基板積層体より分離されたガラス基板を載せる受取治具と、
該受取治具をカセット内に収納するガラス基板の主平面と平行な方向に駆動させる駆動部とを有することを特徴とする。
)本発明の前記積層基板位置決め部は、
前記ガラス基板積層体に接触する積層基板位置決め部材を先端に有し、該積層基板位置決め部材を上下方向に移動させる積層基板位置決めシリンダと、
該積層基板位置決めシリンダが上下方向に移動した位置を検出する積層基板位置決めセンサと、
前記積層基板位置決めセンサからの検出信号により前記ガラス基板積層体の最上段のガラス基板が所定高さ位置に到達するまで前記積層体駆動部を駆動させる制御手段と、
を有することを特徴とする。
)前記カセット位置制御部は、前記カセットの基板受け取りを行なう収納部の高さ位置が前記積層体収納ホルダの最上段に位置する前記ガラス基板の高さ位置と一致するように前記カセット駆動部を制御することを特徴とする。
)本発明の前記押出治具は、前記ガラス基板の外周の少なくとも2点に接触する接触部を有する形状に樹脂成型されたことを特徴とする。
)本発明の前記積層体収納ホルダは、前記液槽内に縦置きに挿入され、少なくとも前記ガラス基板と接触する部分が樹脂材により形成されたことを特徴とする。
)本発明の前記カセットは、前記液槽内に縦置きに挿入され、前記積層体収納ホルダに対向する側に前記ガラス基板を受け入れる基板挿入口を有し、前記基板挿入口と逆側に前記受取治具が挿脱される開口を有する形状に樹脂成型され、または少なくとも前記ガラス基板と接触する部分が樹脂材により形成されることを特徴とする。
)本発明の前記擦切り治具は、前記基板押出機構により前記ガラス基板積層体の最上段に位置する前記ガラス基板を1枚ずつ側方から押し出して分離させて前記カセットに搬送する搬送経路に設けられ、上面が前記ガラス基板の搬送をガイドするガイド面となるように樹脂成型されたことを特徴とする。
)本発明の前記積層基板位置決め部材は、前記ガラス基板積層体の最上段に位置する前記ガラス基板の上面に接触する接触部を有し、前記接触部が樹脂成型されたことを特徴とする。
10)本発明の前記受取治具は、前記ガラス基板積層体から分離されたガラス基板を受け取る基板受取部を有する形状に成型され、少なくとも前記ガラス基板と接触する部分が樹脂材により形成されたことを特徴とする。
11)本発明の前記ガラス基板積層体は、前記ガラス基板積層体から分離されるガラス基板を除いて、液槽の液中に浸漬されている状態であることを特徴とする。
12)本発明の前記カセット駆動部は、前記ガラス基板積層体から分離されたガラス基板が前記カセットに収納されると、当該カセットが液槽の液中に浸漬されるように降下移動し、前記ガラス基板積層体から分離した当該ガラス基板が液中に浸漬されるように前記カセットを駆動することを特徴とする。
13)本発明は、複数のガラス基板と複数のスペーサとを交互に、または複数のガラス基板を重ね合わせたガラス基板積層体を形成し、該ガラス基板積層体の各ガラス基板の端面の研磨加工を行なった後に前記ガラス基板積層体から前記ガラス基板を分離する工程とを有するガラス基板の製造方法において、
(1)〜(12)いずれか一項に記載した積層基板分離収容装置を用いて積層体収納ホルダに収納された前記ガラス基板積層体から最上段の前記ガラス基板を1枚ずつ分離してカセットに収納させることを特徴とする。
14)本発明の前記ガラス基板は、磁気記録媒体用ガラス基板であることを特徴とする。
本発明によれば、押出し治具と擦切り治具との相対的な作用により密着したガラス基板間の吸着力と直交する剪断力を作用させるため、最上段のガラス基板を1枚ずつ確実に分離させ、当該ガラス基板を基板受取機構で受け取ることができる。また、基板押出機構による基板押し出し動作に連動してガラス基板積層体から分離したガラス基板を受け取り、当該ガラス基板をカセットの基板収容部に搬送するため、ガラス基板積層体からガラス基板を効率良く、且つ傷を発生させることなく1枚ずつ容易に分離できると共に、傷を発生させることなく所定カセットに収容することが可能になり、従来の方式に比べて、生産性高い製造方法と、品質安定性に優れるガラス基板を提供することができる。
本発明による積層基板分離収容装置の一実施例を示す斜視図である。 積層基板分離収容装置の各制御部と各駆動部とを示すブロック図である。 積層基板分離収容装置の正面図である。 図3中A−A線に沿う横断面図である。 積層体収納ホルダを上方からみた平面図である。 積層基板分離収容装置の左側面図である。 積層基板分離収容装置の右側面図である。 積層基板分離収容装置の待機状態を示す平面図である。 積層基板分離収容装置のガラス基板を押し出す開始状態を示す平面図である。 積層基板分離収容装置のガラス基板を押し出す動作過程を示す平面図である。 積層基板分離収容装置のガラス基板をカセットに収納させた状態を示す平面図である。 工程4を模式的に示す図である。 工程6を模式的に示す図である。 工程8を模式的に示す図である。 工程9を模式的に示す図である。 工程10を模式的に示す図である。 工程11を模式的に示す図である。 工程12を模式的に示す図である。 工程13を模式的に示す図である。 工程14を模式的に示す図である。 工程15を模式的に示す図である。 制御装置が実行する制御処理の手順を説明するためのフローチャートである。
以下、図面を参照して本発明を実施するための形態について説明する。尚、本発明は、以下に説明する実施例に記載した内容に限定されるものではありません。
図1は本発明による積層基板分離収容装置の一実施例を示す斜視図である。図2は積層基板分離収容装置の各制御部と各駆動部とを示すブロック図である。図1及び図2に示されるように、積層基板分離収容装置10は、円盤状のガラス基板20を複数枚重ね合わせたガラス基板積層体30からガラス基板20を1枚ずつ分離・収容するように構成されている。尚、ガラス基板20としては、例えば、磁気記録媒体用ガラス基板がある。
また、積層基板分離収容装置10は、ベース12上に、積層体収納ホルダ40と、基板収容カセット50と、液槽60と、ホルダ駆動部70と、積層基板位置決め部80と、カセット駆動部90と、カセット位置決め部110と、基板押出機構120と、基板受取機構130と、制御装置200とを有する。制御装置200は、予めメモリに格納された各制御プログラムに基づいて各制御処理を行なうコンピュータからなり、ホルダ位置制御部210と、カセット位置制御部220と、基板押出制御部230と、基板受取制御部240と、積層基板位置制御部250とを有する。
ホルダ位置制御部210は、エアシリンダ等からなるアクチュエータを有するホルダ駆動部70を制御して積層体収納ホルダ40に収納されたガラス基板積層体30を昇降させる。カセット位置制御部220は、エアシリンダ等からなるアクチュエータを有するカセット駆動部90を制御して基板収容カセット50の基板収容部52の高さ位置を調整する。
基板押出制御部230は、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124を駆動させてガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20を分離させ、さらに分離したガラス基板20を基板収容カセット50に収容させる。基板受取制御部240は、基板受取機構130の基板受取用シリンダ134を駆動してガラス基板積層体30から分離されたガラス基板20が基板収容カセット50の所定収容部に収容されるようにガイドする。
積層基板位置制御部250は、積層体収納ホルダ40に収納されたガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20の高さ位置を検出し、当該ガラス基板20が基板押出機構120により押し出し可能な高さ位置に位置決めする。また、積層基板位置決め部80は、ガラス基板積層体30に接触する積層基板位置決め部材を先端に有し、積層基板位置決め部材を上下方向に移動させる積層基板位置決めシリンダ84と、積層基板位置決めシリンダ84が上下方向に移動した位置を検出する積層基板位置決めセンサ86とが接続されている。また、積層基板位置制御部250は、積層基板位置決めセンサ86からの検出信号によりガラス基板積層体20の最上段のガラス基板20が所定高さ位置に到達するまでホルダ駆動部70を駆動させる制御手段を有する。
図3は積層基板分離収容装置の正面図である。図4は図3中A−A線に沿う横断面図である。図5は積層体収納ホルダを上方からみた平面図である。図6は積層基板分離収容装置の左側面図である。図7は積層基板分離収容装置の右側面図である。
ここで、図3乃至図7を参照して積層基板分離収容装置10を構成する各部について詳細に説明する。
図3及び図6、図7に示されるように、積層体収納ホルダ40は、ガラス基板積層体30を収納しており、液槽60の液中に垂直状態(縦置き)に挿入されている。また、積層体収納ホルダ40は、下端が液槽60の底部に当接した状態に固定されており、内部に収納されたガラス基板積層体30が上下方向(Z1,Z2方向)に移動可能に保持されている。そして、ガラス基板積層体30は、後述する基板分離収容動作が行なわれる度に徐々に上昇移動するように駆動される。
基板収容カセット50は、ガラス基板積層体30から分離されたガラス基板20を1枚毎に収容する複数の基板収容部52が上下方向に整列された樹脂製容器である。また、基板収容カセット50は、液槽60に垂直状態(縦置き)に挿入されており、積層体収納ホルダ40と対向する右側面にガラス基板20が挿入される基板挿入部54が開口し、基板受取機構130が対向する左側面には基板受取部132が挿入される基板受取部挿入部56が開口している。また、基板収容カセット50は、基板分離収容動作開始前の状態では、その殆どが液槽60の液面より上方に位置しており、ガラス基板20が分離・収容される度に下方に移動して徐々に収容したガラス基板20を液槽60の液中に浸漬ように降下する。
液槽60では、ガラス基板20を乾燥から防ぐために積層体収納ホルダ40及び基板収容カセット50が垂直方向に延在する向きで挿入されると共に、液体が対流するように液体の供給と排水とが行われている。本実施例では、液槽60の底部より濾過された液体が供給され、液槽60の上端からオーバーフローした液体を液槽60の外側に設けられた液槽62に流出させ、さらに液槽62の液体を外部に排出する。これにより、液槽60内では、常に液体が下方から上方に対流しており、例えば、基板分離収容動作により異物が発生した場合でも対流によって外側の液槽62に異物を排出することが可能になる。そのため、液槽60に挿入された積層体収納ホルダ40及び基板収容カセット50のガラス基板20に異物が付着することを防止することができる。また、液槽60の底に沈降した異物(ガラスカレット、研磨砥粒など)を定期的に除去するため、例えば、液槽60の底部に排出穴を設けて、沈殿物を排出穴から槽外に排出し、液槽60の液を定期的に交換しても良い。
尚、液槽60に供給される液体としては、特に制限されるものではなく、通常の水、純水、機能水(アノード水、カソード水、水素水、オゾン水、炭酸水など)や、これらにアルカリを加えてアルカリ性にしたもの、酸を加えて酸性にしたものや界面活性剤を加えて表面張力を低下させたものを用いても良い。また、液槽60は、液槽中の液体を攪拌させる攪拌機構や、積層体収納ホルダ40内のガラス基板積層体30や基板収容カセット50のガラス基板20に超音波を照射して異物を除去する超音波振動子などを有する構成としても良い。
ホルダ駆動部70は、ホルダ位置制御部210によって制御されており、積層体収納ホルダ40の底部よりホルダ内に挿入されてガラス基板積層体30を支持すると共に、ガラス基板積層体30を昇降させる基板載置部72、支持アーム74を有する。
ここで、積層体収納ホルダ40の構成について説明する。
図4、図5に示されるように、積層体収納ホルダ40は、樹脂材により成型されており、下部が液槽60の底部に設けられたホルダ設置用固定台64に当接した状態に固定される。また、積層体収納ホルダ40の内部には、縦方向(Z1,Z2方向)に延在する円筒状空間42を有する基板保持用治具43が収納されている。積層体収納ホルダ40の上端には、積層体収納ホルダ40の内部に収納された基板保持用治具43を上方から保持するホルダ押え部材140が取り付けられている。
基板保持用治具43の円筒状空間42には、外周端面が研磨加工されたガラス基板積層体30が縦方向に挿入されており、積層体収納ホルダ40の内部に上方から挿脱可能に取り付けられている。円筒状空間42は、上下方向(Z1,Z2方向)に貫通しており、下部開口44にはホルダ駆動部70に駆動される基板載置部72が挿入されている。
また、積層体収納ホルダ40は、基板保持用治具43の位置を外側から規制する4本の支柱48を有する。図3に示されるように、各支柱48は、垂直方向(Z1,Z2方向)に起立し、且つ両端が積層体収納ホルダ40の上部フランジ45、下部フランジ47に固定されている。
さらに、積層体収納ホルダ40は、長方形状の基板載置部72を支持する支持アーム74が昇降するための通路46が側面と円筒状空間42との間に形成されている。また、通路46は、支持アーム74が昇降する範囲(上下ストローク)をカバーするように上下方向(Z1,Z2方向)に延在形成されている。従って、円筒状空間42の内壁は、通路46を除く範囲でガラス基板積層体30の外周端部に対向するように形成されている。
また、積層体収納ホルダ40のガラス基板20と直接接触する部分は、樹脂製であり、ガラス基板20に傷を発生させず、機械的強度が高く使用中に削れや破壊が発生しない材質、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、4フッ化エチレン樹脂から選ばれる材質を用いることが好ましい。
図7に示されるように、支持アーム74は、液槽60の背面側に設けられたホルダ駆動部70より液槽60内に挿入された垂直アーム76に結合されている。垂直アーム76は、垂直方向に延在しており、下端が支持アーム74に連結され、上端がホルダ駆動部70の可動部に連結されている。
積層体収納ホルダ40内に挿入された基板載置部72には、ガラス基板積層体30が載置されており、支持アーム74、垂直アーム76がホルダ駆動部70によって上下方向(Z1,Z2方向)に駆動されると、円筒状空間42に収納されたガラス基板積層体30を昇降させることができる。
また、積層体収納ホルダ40の上方には、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20の位置を検出する積層基板位置決め部80が設けられている。積層基板位置決め部80は、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20に当接する積層基板位置決め部材82と、積層基板位置決め部材82を昇降させる積層基板位置決めシリンダ84と、積層基板位置決め部材82が最上段のガラス基板20に当接したことを検出して検出信号を出力する積層基板位置決めセンサ86とを有する。また、積層基板位置決めシリンダ84は、ブラケット88により所定高さ位置に保持されている。
積層基板位置決め部材82は、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20の上面に接触したとき、上方に移動し、この動作が積層基板位置決めセンサ86により検出されると、積層基板位置決めシリンダ84に圧縮空気が供給されてガラス基板20を上方から下方へ押圧する。これにより、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20は、所定高さ位置に位置決めされる。そして、ホルダ駆動部70は、積層基板位置決め部80により最上段のガラス基板20が液面上の所定高さ位置に位置決めされるようにガラス基板積層体30を昇降させる。
図3及び図6に示されるように、カセット駆動部90は、カセット保持部材92を介して垂直状態に保持された基板収容カセット50を液槽60に浸漬したり、基板収容カセット50を取出すときにカセット保持部材92を上下方向に駆動する昇降機構である。また、カセット駆動部90は、垂直状態に保持された基板収容カセット50をガラス基板積層体30から分離された当該ガラス基板20を収容した後に1段ずつ下方に降下させる。
カセット位置決め部110は、基板収容カセット50の内部に設けられた複数の基板収容部52のうち次にガラス基板20が挿入される当該基板収容部52がガラス基板積層体30から分離されたガラス基板20が搬送される高さ位置と一致するように位置決めする。
基板収容カセット50は、積層体収納ホルダ40に対向する側面がガラス基板20の挿入を行なうための基板挿入口54が形成されており、内部には各ガラス基板20を収容した際に各ガラス基板20が所定間隔で保持するための複数の基板収容部52が上下方向に整列されている。カセット駆動部90は、基板収容カセット50にガラス基板20を収容する際、複数の基板収容部52のうちガラス基板20を収容する当該基板収容部52の高さ位置を分離されたガラス基板20の搬送高さ位置と一致するようにカセット位置制御部220によって駆動量を制御される。
また、基板収容カセット50のガラス基板20と直接接触する部分は、樹脂製であり、ガラス基板20に傷を発生させず、機械的強度が高く使用中に削れや破壊が発生しない材質、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、4フッ化エチレン樹脂から選ばれる材質を用いることが好ましい。
図3に示されるように、基板押出機構120は、ベース12上に起立する支柱14により所定高さ位置に支持されており、ガラス基板積層体30の最上段に位置するガラス基板20を1枚ずつ側方から押し出して分離させて基板収容カセット50に収容させるように動作する基板当接部122と、基板当接部122を水平方向に移動させる基板押出用シリンダ124とを有する。
基板受取機構130は、ベース12上に起立する支柱16により所定高さ位置に支持されており、基板押出機構120による基板押し出し動作に連動してガラス基板積層体30から分離したガラス基板20を基板収容カセット50にガイドする2本のガイドアームを有する基板受取部132と、基板受取部132を水平方向に駆動する基板受取用シリンダ134とを有する。
基板当接部122及び基板受取部132は、ガラス基板20を傷つけないようにガラス基板20より軟らかい材質によって形成されており、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、4フッ化エチレン樹脂等の樹脂材を用いて成型、または少なくともガラス基板20と接触する部分が樹脂材により形成されていることが好ましい。
ここで、基板押出機構120及び基板受取機構130の動作について説明する。
図8Aは積層基板分離収容装置の待機状態を示す平面図である。図8Bは積層基板分離収容装置のガラス基板を押し出す開始状態を示す平面図である。図8Cは積層基板分離収容装置のガラス基板を押し出す動作過程を示す平面図である。図8Dは積層基板分離収容装置のガラス基板をカセットに収納させた状態を示す平面図である。
図8Aに示されるように、積層基板分離収容装置10の電源スイッチまたはスタートスイッチがオフの状態では、基板押出機構120と基板受取機構130は、夫々待機状態にある。すなわち、基板押出機構120の基板当接部122は、積層体収納ホルダ40の右方(X2方向)に待機しており、基板受取機構130の基板受取部132は、基板収容カセット50の左方(X1方向)に待機している。
本実施例では、基板押出機構120の基板当接部122は、上方からみるとV字状に形成されており、ガラス基板20の外周の2点で接触する構成になっている。基板当接部122のガラス基板20の外周に当接する部分の形状としては、上記V字状に限らず、円弧状、台形状、四角形状など任意の形状を選択することが可能である。
また、積層体収納ホルダ40の上部左側には、ガラス基板積層体30の左側面に近接配置された擦切り治具150が固定されている。擦切り治具150は、樹脂材により直方体形状に成型されており、上面152がガラス基板積層体30から分離されたガラス基板20の下面が摺接して基板搬送動作をガイドするガイド面として作用する。
また、擦切り治具150は、樹脂製であり、ガラス基板20に傷を発生させず、機械的強度が高く使用中に削れや破壊が発生しない材質、例えば、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール樹脂、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、超高分子量ポリエチレン樹脂、4フッ化エチレン樹脂から選ばれる材質を用いることが好ましい。
図8Bに示されるように、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124が基板当接部122を左方(X1方向)に駆動してガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20の外周側端面を半径方向に押し出す。このとき、基板受取機構130の基板受取用シリンダ134が基板受取部132を右方(X2方向)に駆動して基板受取部132を基板収容カセット50内に挿入させている。
図8Cに示されるように、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124が、さらに基板当接部122を左方(X1方向)に駆動してガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20を押し出す。これにより、ガラス基板積層体30に圧接された最上段のガラス基板20は、面方向の吸着力の作用方向と直交する半径方向に押し出されることで、下面側と下方のガラス基板20の上面(または樹脂製スペーサ)との間に剪断力が発生してガラス基板積層体30から容易に分離される。このように、基板当接部122がガラス基板積層体30の側方から最上段のガラス基板20を一枚ずつ半径方向に押し出して分離させるため、研磨加工したガラス基板20の端面を傷つけることなく、効率良く分離させることが可能になる。
そして、ガラス基板20は、基板当接部122に押し出されて擦切り治具150の上面152を搬送され、擦切り治具150の上面152にガイドされて基板収容カセット50側に搬送される。擦切り治具150の上面152には、ガラス基板20の搬送抵抗を軽減すると共に、ガラス基板20の乾燥を防ぐため、水が供給されている。そのため、ガラス基板積層体30から分離されたガラス基板20は、擦切り治具150の上面152をスムーズに移動することができる。
図8Dに示されるように、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124が、さらに基板当接部122を左方(X1方向)に駆動してガラス基板積層体30から分離したガラス基板20を基板収容カセット50内に挿入する。これにより、ガラス基板積層体30から分離したガラス基板20は、基板受取機構130の基板受取部132にガイドされながら基板収容カセット50の所定の基板収容部52に収容される。この後、基板受取機構130の基板受取部132は、X1方向に駆動されて基板収容カセット50の左側に退避する。
そして、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124が、基板当接部122を右方(X2方向)に駆動して積層体収納ホルダ40の右側に復帰させると、図8Aに示す待機状態に戻る。
ここで、図9A〜図9Jに示す工程図を参照して積層基板位置決め部80によるガラス基板20の位置決め動作と共に、上記基板押出機構120及び基板受取機構130によるガラス基板20の分離・収容の各工程について詳細に説明する。尚、図9A〜図9Jにおいては、各部材の動作を分かりやすくするため、形状を簡略化して示してある。
なお、図9A〜図9Jでは、ガラス基板20間に樹脂製スペーサ21がある状態で積層されたガラス基板積層体30について説明するが、ガラス基板20同士を直接積層する樹脂製スペーサ21がない場合でも同様な工程が行なわれる。
(工程1)図1、図3、図7に示されるように、ガラス基板積層体30の端面の研削、研磨加工処理を行った後、当該ガラス基板積層体30を基板保持用治具43の円筒状空間42内に設置する。
(工程2)図1、図3、図7に示されるように、ガラス基板積層体30が設置された基板保持用治具43を積層体収納ホルダ40にセットし、ガラス基板積層体30を垂直状態にして液槽60の液中に浸漬させた状態とする。
(工程3)図1、図6に示されるように、空の状態の基板収容カセット50をカセット駆動部90のカセット保持部材92にセットして液槽60の上方に垂直状態で待機させる。このとき、基板押出機構120及び基板受取機構130は、図8Aに示す待機状態である。
(工程4)図9Aに示されるように、基板受取機構130の基板受取用シリンダ134が基板受取部132を右方(X2方向)に駆動して基板受取部132を基板収容カセット50内に挿入させる。尚、この工程4は、基板収容カセット50の最下端位置にガラス基板20を挿入する場合に行なう。2回目以降は、前回の工程14で基板受取部132を基板収容カセット50内に挿入させているので、当該工程4を省略する。
(工程5)ガラス基板積層体30の1回当たりの押上量を設定する。本実施例では、擦切り治具150の上面152を基準位置としてガラス基板20の厚さ(またはガラス基板20の厚さに樹脂製スペーサ21の厚さを加算した値)分を押上量として積層基板位置決めセンサ86の調整を行うことにより押上量を設定する。
(工程6)図9Bに示されるように、ホルダ駆動部70により積層体収納ホルダ40内に挿入された基板載置部72を予め設定された押上量に達するまで上方(Z1方向)に移動させる。基板載置部72に載置されたガラス基板積層体30が積層体収納ホルダ40内を上昇して最上段のガラス基板20の上面(または樹脂製スペーサ)が積層基板位置決め部80の積層基板位置決め部材82に当接する。積層基板位置決め部材82が上方に押し上げられると共に、積層基板位置決め部材82より上方に延在形成された被検出片83の上端が積層基板位置決めセンサ86の検出位置に達する。積層基板位置決めセンサ86としては、例えば、発光素子と受光素子とを組み合わせたフォトインタラプタなどからなり、被検出片83が発光素子と受光素子と間を遮断すると、検出信号が出力される。
(工程7)積層基板位置決めセンサ86から検出信号が出力されると、ホルダ駆動部70によるガラス基板積層体30の上昇が停止し、積層基板位置決めシリンダ84に圧縮空気が供給される。これにより、積層基板位置決め部材82は、積層基板位置決めシリンダ84により下方に駆動され、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20を下方に押圧する。これにより、当該ガラス基板20は、挟持されて停止位置が安定化する。このとき、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20は、下面の高さ位置が擦切り治具150の上面152の高さ位置と一致した状態に位置決め保持される。
また、基板収容カセット50は、カセット位置決め部110により複数の基板収容位置のうち次にガラス基板20が挿入される当該基板収容部52がガラス基板積層体30から分離されたガラス基板20が搬送される高さ位置と一致するように位置決めされる。
また、擦切り治具150の上面152を基準高さとして設定された位置は、液槽60の液面より上方の位置にある。そして、擦切り治具150の上面152には、上方から水などの液体が供給されており、ガラス基板20が分離方向に搬送される際の摺動抵抗が軽減されている。
(工程8)図9Cに示されるように、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124が基板当接部122を左方(X1方向)に駆動してガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20の外周側端面を押圧してガラス基板20をガラス基板積層体30から押し出す。このとき、積層基板位置決めシリンダ84の圧縮空気が除去され、積層基板位置決め部材82は自重でガラス基板20に当接する。
ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20は、基板当接部122の押し出し動作により面方向の吸着力の作用方向と直交する半径方向に押し出されることで、下面20Bと下方のガラス基板20の上面20A(または樹脂製スペーサ21)との間に剪断力が発生してガラス基板積層体30から容易に分離される。さらに、ガラス基板積層体30の左側には、擦切れ治具150が近接(または当接)しており、基板当接部122がガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20をX1方向に押し出す際は、最上段のガラス基板20より下方のガラス基板積層体30がX1方向に移動しないように保持され、最上段のガラス基板20の下面20Bと2段目のガラス基板20(または樹脂製スペーサ21)の上面20Aとの間には、ガラス基板20間の吸着力(圧接力)と直交する剪断力が作用する。
そして、ガラス基板20は、基板当接部122が左方(X1方向)に駆動されると共に押し出されて擦切り治具150の上面152を搬送され、擦切り治具150の上面152にガイドされて基板収容カセット50側に搬送される。
さらに、擦切り治具150は、基板押出機構120による押し出し方向(X1方向)と180度反対側に設けられており、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20より1段低い位置に上面152が位置するように取り付けられている。そのため、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124が基板当接部122を駆動してガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20を左方(X1方向)に押し出す際、擦切り治具150は、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20より下方の位置でガラス基板積層体30の左側に近接(または当接)する位置に設けられている。
これにより、基板当接部122がガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20をX1方向に押し出す際は、最上段のガラス基板20より下方のガラス基板積層体30がX1方向に移動しないように保持され、最上段のガラス基板20の下面20Bと2段目のガラス基板20(または樹脂製スペーサ21)の上面20Aとの間には、ガラス基板20間の吸着力(圧接力)と直交する剪断力が作用する。この剪断力の作用によって、ガラス基板積層体30に圧接された最上段のガラス基板20をガラス基板積層体30から瞬時に分離させることができる。
そして、ガラス基板積層体30から分離されたガラス基板20は、擦切れ治具150の上面152を摺動しながらX1方向に搬送される。
(工程9)図9Dに示されるように、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124は、基板当接部122を左方(X1方向)に駆動してガラス基板積層体30から分離したガラス基板20を擦切れ治具150の上面152により挿入高さをガイドされながら基板収容カセット50内に挿入する。このとき、ガラス基板積層体30から分離した当該ガラス基板20は、擦切れ治具150の上面152を通過して基板収容カセット50内に挿入された基板受取機構130の基板受取部132にガイドされる。これにより、当該ガラス基板20は、基板受取機構130の基板受取部132により挿入高さ位置をガイドされながら基板収容カセット50の所定の基板収容部52に収容される。尚、基板収容部52は、基板収容カセット50の内壁に形成された溝からなり、ガラス基板20の周縁部を受け入れるように設けられている。
(工程10)図9Eに示されるように、基板受取機構130の基板受取用シリンダ134により基板受取部132を左方(X1方向)に移動して基板受取部132を基板収容カセット50の左側に退避させる。
(工程11)図9Fに示されるように、ホルダ駆動部70により積層体収納ホルダ40内に挿入された基板載置部72を予め設定された押上量分(ガラス基板20の厚さまたはガラス基板20の厚さに樹脂製スペーサの厚さを加算した以上)Z1方向に降下させる。基板載置部72に載置されたガラス基板積層体30の上面が擦切れ治具150の上面152(基準位置)より下方位置に移動する。これにより、ガラス基板積層体30は、液槽60の水中に浸漬され、最上段のガラス基板20が乾燥することが防止される。
(工程12)図9Gに示されるように、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124は、基板当接部122を右方(X2方向)に駆動して押出前の待機位置に復帰させる。このとき、ガラス基板積層体30は、上面が擦切れ治具150の上面152(基準位置)より下方位置に降下しているので、基板当接部122の復帰動作過程で基板当接部122がガラス基板積層体30に接触せず、ガラス基板20を傷つけないように戻すことができる。
(工程13)図9Hに示されるように、カセット駆動部90を駆動させて基板収容カセット50を降下させる。これにより、基板収容カセット50は、高さ位置を予め設定された押下量の分(カセット50に収容したガラス基板20が、液体に浸漬される量、または基板を収容した基板収容部52が液体に浸漬される量)一段下方に調整される。基板収容カセット50の基板収容部52に収納された最上段のガラス基板20は、液槽60の液体に浸漬されて乾燥を防止される。
(工程14)図9Iに示されるように、基板受取機構130の基板受取用シリンダ134が基板受取部132を右方(X2方向)に駆動して基板受取部132を基板収容カセット50内に挿入させる。
(工程15)図9Jに示されるように、積層基板位置決めシリンダ84に圧縮空気を供給して積層基板位置決め部材82を下限位置に降下させて被検出片83の上端を積層基板位置決めセンサ86の下方に引き抜き、積層基板位置決め部80を待機状態に復帰させる。
積層基板分離収容装置10は、上記工程5〜工程14を連続して繰り返すことにより、ガラス基板積層体30からガラス基板20を効率良く、且つガラス基板20に傷を発生させることなく1枚ずつ容易に分離できると共に、ガラス基板20に傷を発生させることなく基板収容カセット50に収容することが可能になり、従来の方式に比べて、生産性高い製造方法と、品質安定性に優れるガラス基板20を提供することができる。
そして、基板収容カセット50の各基板収容部52にガラス基板20が収容された場合は、カセット駆動部90により基板収容カセット50を液槽60の上方に移動させて空の基板収容カセット50に交換するカセット交換作業を行なう。各ガラス基板20が収容された基板収容カセット50は、積層基板分離収容装置10から外されて次の加工工程へ搬送される。次工程で全てのガラス基板20が取り出された基板収容カセット50は、再び積層基板分離収容装置10に装着されて使用される。
ここで、図10に示すフローチャートを参照して制御装置200が実行する制御処理について説明する。図10のS11では、積層基板分離収容装置10の電源スイッチ、またはスタートスイッチがオンに操作されたか否かをチェックする。図1、図3、図7に示されるように、作業員は、ガラス基板積層体30を基板保持用治具43の円筒状空間42内に設置し、ガラス基板積層体30が設置された基板保持用治具43を液槽60内に固定された積層体収納ホルダ40にセットする。続いて、図1、図6に示されるように、空の状態の基板収容カセット50をカセット駆動部90のカセット保持部材92にセットして液槽60の上方に垂直状態で待機させる。
そして、作業員は、ガラス基板積層体30及び基板収容カセット50の取付が完了すると、電源スイッチ、またはスタートスイッチがオンに操作する。S11において、電源スイッチ、またはスタートスイッチがオンに操作されると、S12に進み、ガラス基板積層体30の1回当たりの押上量を設定する。本実施例では、擦切り治具150の上面152を基準位置としてガラス基板20の厚さ(またはガラス基板20の厚さに樹脂製スペーサ21の厚さを加算した値)分を押上量として積層基板位置決めセンサ86の調整を行うことにより押上量を設定する。
S13では、カセット駆動部90を駆動して基板収容カセット50の下端を液槽60の液体に浸漬すると共に、カセット位置決め部110により最下端位置の基板収容部52が擦切れ治具150の上面152(基準位置)に一致したことが検出されるまで基板収容カセット50を降下させる。
次のS14では、基板受取機構130の基板受取用シリンダ134が基板受取部132を右方(X2方向)に駆動して基板受取部132を基板収容カセット50内に挿入させる(図9A参照)。
次のS15では、ホルダ駆動70を駆動して積層体収納ホルダ40内に挿入された基板載置部72及び支持アーム74を上昇させる(図9B参照)。
次のS16では、積層基板位置決めセンサ86が被検出片83を検出したか否かをチェックしており、ガラス基板積層体30の上面(最上段のガラス基板20)が積層基板位置決め部80の積層基板位置決め部材82に当接して被検出片83が積層基板位置決めセンサ86に検出されるまでS15によるガラス基板積層体30の上昇動作を行なう。
S16において、積層基板位置決めセンサ86が被検出片83の上昇を検出した場合(YESの場合)、S17に進み、ホルダ駆動70の駆動を停止させる。続いて、S18に進み、積層基板位置決めシリンダ84に圧縮空気を供給し、積層基板位置決め部材82をガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20に当接させて当該ガラス基板20を挟持する。
次のS19では、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124に圧縮空気を供給して基板当接部122を左方(X1方向)に駆動すると共に、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20の外周側端面を押圧してガラス基板20をガラス基板積層体30から押し出す(図9C、図9D参照)。これにより、ガラス基板積層体30の最上段のガラス基板20は、下面側と下方のガラス基板20の上面20A(または樹脂製スペーサ21)との間に剪断力が発生してガラス基板積層体30から容易に分離される。
続いて、S20に進み、基板受取機構130の基板受取用シリンダ134の駆動方向を切換えて基板受取部132を左方(X1方向)に駆動して基板受取部132を基板収容カセット50から退避させる(図9E参照)。
次のS21では、ホルダ駆動70を駆動して積層体収納ホルダ40内に挿入された基板載置部72及び支持アーム74を降下させてガラス基板積層体30の上端を擦切れ治具150の上面152(基準位置)より下方位置に移動する(図9F参照)。
S22では、基板押出機構120の基板押出用シリンダ124の駆動方向を切換えて基板当接部122を右方(X2方向)に駆動すると共に、基板当接部122を積層体収納ホルダ40の右側方の待機位置に復帰させる(図9G参照)。
続いて、S23に進み、カセット駆動部90を駆動して基板収容カセット50を予め設定された押下量の分(基板収容カセット50に収容されたガラス基板20が、液体に浸漬される量、またはガラス基板20を収容された基板収容部52が液体に浸漬される量)一段降下させる(図9H参照)。
次のS24では、基板受取機構130の基板受取用シリンダ134を駆動して基板受取部132を右方(X2方向)に移動し、基板受取部132を基板収容カセット50内に挿入する(図9I参照)。
S25では、積層基板位置決めシリンダ84を駆動して積層基板位置決め部材82を下限位置に降下させて被検出片83の上端を積層基板位置決めセンサ86の下方に引き抜き、積層基板位置決め部80を待機状態に復帰させる(図9J参照)。
続いて、S26に進み、電源スイッチがオフまたは停止スイッチがオンに操作されたか否かをチェックする。S26において、電源スイッチがオン及び停止スイッチがオフのときは(NOの場合)、上記S15〜S26を繰り返す。S15〜S26の処理を連続することにより、ガラス基板積層体30に積層された各ガラス基板20は一枚ずつ分離され、そして各ガラス基板20は効率よく基板収容カセット50の各基板収容部52に順次収容される。
また、上記S26において、電源スイッチがオフまたは停止スイッチがオンのときは(YESの場合)、一連の制御処理を終了する。また、S26において、例えば、予めガラス基板積層体30または基板収容カセット50の交換時、あるいはガラス基板20の押し出し回数等の停止条件が設定されている場合には、当該停止条件が満たされた時点で自動的に停止させることも可能である。
上記実施例では、液槽60に積層体収納ホルダ40、基板収容カセット50を1つずつ浸漬した構成を例示したが、作業効率を高めるため、複数の積層体収納ホルダ40、複数の基板収容カセット50を液槽60に並列に浸漬させると共に、複数の基板押出機構120及び複数の基板受取機構130を同時に作動させる構成としても良い。
また、本実施例のガラス基板20としては、磁気記録媒体用ガラス基板に用いられるものを想定しているが、これに限らず、磁気記録媒体用ガラス基板以外のものでもよいし、例えば、フォトマスク用ガラス基板、液晶や有機EL等のディスプレイ用ガラス基板、光学フィルター、光ピックアップ素子などの光学部品用ガラス基板、半導体用の基板(シリコン基板、炭化ケイ素基板など)でも良い。
10 積層基板分離収容装置
12 ベース
20 ガラス基板
30 ガラス基板積層体
40 積層体収納ホルダ
42 円筒状空間
43 基板保持用治具
44 下部開口
45 上部フランジ
46 通路
47 下部フランジ
48 支柱
50 基板収容カセット
52 基板収容部
54 基板挿入部
56 基板受取部挿入部
60、62 液槽
64 ホルダ設置用固定台
70 ホルダ駆動部
72 基板載置部
74 支持アーム
76 垂直アーム
80 積層基板位置決め部
82 積層基板位置決め部材
84 積層基板位置決めシリンダ
86 積層基板位置決めセンサ
88 ブラケット
90 カセット駆動部
92 カセット保持部材
110 カセット位置決め部
120 基板押出機構
122 基板当接部
124 基板押出用シリンダ
130 基板受取機構
132 基板受取部
134 基板受取用シリンダ
140 ホルダ押え部材
150 擦切り治具
200 制御装置
210 ホルダ位置制御部
220 カセット位置制御部
230 基板押出制御部
240 基板受取制御部
250 積層基板位置制御部

Claims (14)

  1. ガラス基板を複数枚重ね合わせたガラス基板積層体から前記ガラス基板を1枚ずつ分離収容する積層基板分離収容装置において、
    前記ガラス基板積層体を収納する積層体収納ホルダと、
    前記ガラス基板積層体から分離された前記ガラス基板を1枚毎に収容するカセットと、
    前記積層体収納ホルダ及び前記カセットが垂直方向に延在する向きで液中に挿入された液槽と、
    前記積層体収納ホルダを上下方向に駆動させる積層体駆動部と、
    前記積層体収納ホルダに収納された前記ガラス基板積層体の最上段の高さ位置を位置決めする積層基板位置決め部と、
    前記カセットを上下方向に駆動させるカセット駆動部と、
    前記ガラス基板積層体の最上段に位置する前記ガラス基板を1枚ずつ側方から押し出して分離させて前記カセットに収容させる基板押出機構と、
    前記カセットの前記ガラス基板が収容されていない収容部の高さ位置が前記基板押出機構により押し出された前記ガラス基板の高さ位置となるように前記カセット駆動部を制御するカセット位置制御部と、
    前記基板押出機構による基板押し出し動作に連動して前記ガラス基板積層体から分離したガラス基板を受け取り、当該ガラス基板を前記カセットの基板収容部に搬送する基板受取機構と、
    前記積層体収納ホルダと前記カセットとの間に設けられ、前記基板押出機構により半径方向に押し出される前記ガラス基板積層体の最上段の前記ガラス基板と当該最上段のガラス基板の下方のガラス基板との間の吸着力と直交する剪断力を作用させる擦切り治具と、を有し、
    前記基板押出機構は、
    前記ガラス基板積層体の最上段のガラス基板を半径方向の一側から前記擦切り治具側へ押し出す押出治具と、
    該押出治具を前記ガラス基板積層体の積層方向に対して直交する前記ガラス基板の平面と平行な方向に駆動させる駆動部と、を有し、
    前記最上段のガラス基板は、前記押出治具が前記駆動部により駆動されることで前記擦切り治具の上方を通過して前記基板受取機構へスライドすることを特徴とする積層基板分離収容装置。
  2. 前記基板受取機構は、前記基板押出機構の押し出し動作により前記ガラス基板積層体より分離されたガラス基板を載せる受取治具と、
    該受取治具をカセット内に収納するガラス基板の主平面と平行な方向に駆動させる駆動部とを有することを特徴とする請求項に記載の積層基板分離収容装置。
  3. 前記積層基板位置決め部は、
    前記ガラス基板積層体に接触する積層基板位置決め部材を先端に有し、該積層基板位置決め部材を上下方向に移動させる積層基板位置決めシリンダと、
    該積層基板位置決めシリンダが上下方向に移動した位置を検出する積層基板位置決めセンサと、
    前記積層基板位置決めセンサからの検出信号により前記ガラス基板積層体の最上段のガラス基板が所定高さ位置に到達するまで前記積層体駆動部を駆動させる制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項1または2に記載の積層基板分離収容装置。
  4. 前記カセット位置制御部は、前記カセットの基板受け取りを行なう収納部の高さ位置が前記積層体収納ホルダの最上段に位置する前記ガラス基板の高さ位置と一致するように前記カセット駆動部を制御することを特徴とする請求項1〜3いずれか一項に記載の積層基板分離収容装置。
  5. 前記押出治具は、前記ガラス基板の外周の少なくとも2点に接触する接触部を有する形状に樹脂成型されたことを特徴とする請求項に記載の積層基板分離収容装置。
  6. 前記積層体収納ホルダは、前記液槽内に縦置きに挿入され、少なくとも前記ガラス基板と接触する部分が樹脂材により形成されたことを特徴とする請求項1〜5いずれか一項に記載の積層基板分離収容装置。
  7. 前記カセットは、前記液槽内に縦置きに挿入され、前記積層体収納ホルダに対向する側に前記ガラス基板を受け入れる基板挿入口を有し、前記基板挿入口と逆側に前記受取治具が挿脱される開口を有する形状に樹脂成型され、または少なくとも前記ガラス基板と接触する部分が樹脂材により形成されることを特徴とする請求項に記載の積層基板分離収容装置。
  8. 前記擦切り治具は、前記基板押出機構により前記ガラス基板積層体の最上段に位置する前記ガラス基板を1枚ずつ側方から押し出して分離させて前記カセットに搬送する搬送経路に設けられ、上面が前記ガラス基板の搬送をガイドするガイド面となるように樹脂成型されたことを特徴とする請求項に記載の積層基板分離収容装置。
  9. 前記積層基板位置決め部材は、前記ガラス基板積層体の最上段に位置する前記ガラス基板の上面に接触する接触部を有し、前記接触部が樹脂成型されたことを特徴とする請求項3に記載の積層基板分離収容装置。
  10. 前記受取治具は、前記ガラス基板積層体から分離されたガラス基板を受け取る基板受取部を有する形状に成型され、少なくとも前記ガラス基板と接触する部分が樹脂材により形成されたことを特徴とする請求項2又は7に記載の積層基板分離収容装置。
  11. 前記ガラス基板積層体は、前記ガラス基板積層体から分離されるガラス基板を除いて、液槽の液中に浸漬されている状態であることを特徴とする請求項1〜10いずれか一項に記載の積層基板分離収容装置。
  12. 前記カセット駆動部は、前記ガラス基板積層体から分離されたガラス基板が前記カセットに収納されると、当該カセットが液槽の液中に浸漬されるように降下移動し、前記ガラス基板積層体から分離した当該ガラス基板が液中に浸漬されるように前記カセットを駆動することを特徴とする請求項1〜11いずれか一項に記載の積層基板分離収容装置。
  13. 複数のガラス基板と複数のスペーサとを交互に、または複数のガラス基板を重ね合わせたガラス基板積層体を形成し、該ガラス基板積層体の各ガラス基板の端面の研磨加工を行なった後に前記ガラス基板積層体から前記ガラス基板を分離する工程とを有するガラス基板の製造方法において、
    請求項1〜12いずれか一項に記載した積層基板分離収容装置を用いて積層体収納ホルダに収納された前記ガラス基板積層体から最上段の前記ガラス基板を1枚ずつ分離してカセットに収納させることを特徴とするガラス基板の製造方法。
  14. 前記ガラス基板は、磁気記録媒体用ガラス基板であることを特徴とする請求項1に記載のガラス基板の製造方法。
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