JP5345518B2 - クレアチン、クレアチン一水和物、またはグアニジノ酢酸の製造方法 - Google Patents

クレアチン、クレアチン一水和物、またはグアニジノ酢酸の製造方法 Download PDF

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Description

発明の記述
本発明の対象は、クレアチン、クレアチン一水和物、またはグアニジノ酢酸の製造方法である。
グアニジノ酢酸とクレアチンは、動物において、また人間にも存在する生体固有の物質であり、グアニジノ酢酸はクレアチンの直接の代謝前駆体である。クレアチンは、細胞のエネルギー物質交換において重要な役割を果たす。体内でクレアチンのリン酸化によりクレアチンリン酸が生成し、このクレアチンリン酸がアデノシン三リン酸(ATP)とは別に筋肉の本質的なエネルギー貯蔵庫である。クレアチンとグアニジノ酢酸は、体内でも形成されることができ、また食物により摂取することもできる。そのためクレアチンは、長い間適切な栄養補完剤、および飼料として公知である。グアニジノ酢酸はまた、既に肥育の向上、および飼料活用の改善のために、飼育動物、および肥育動物のための飼料として有利に使用されていた(WO2005/120246A1)。激しい、および長時間にわたる持続的な筋肉稼働においては、もともと体内に存在するクレアチンストックは急速に消費されている。この理由からとりわけ、競争競技者においては適切なクレアチン投与が持久力、および競争能力に対して肯定的に作用した。
クレアチンおよびグアニジノ酢酸の製造のための合成は、既に19世紀に開発された。Streckerにより、グリシンとシアナミドからのグアニジノ酢酸の合成が初めて記述された(Strecker、M.著 Jahresber. Fortschr. Chem. Verw.、(1861年)、530ページ)。同様に続けて彼は、水溶液中でのサルコシンとシアナミドとの反応によりクレアチンも得ることができた(Strecker著、 Jahresber. ueber die Fortschritte der Chemie、(1868年)、686ページ)。
EP0754679B1には、シアナミドとナトリウムサルコシナートまたはカリウムサルコシナートとの反応による、クレアチンの製造方法が記載されている。この際、反応は水中、または水と有機溶剤とから成る混合物中で20〜150℃の温度、および7.0〜14.0のpH値で実施される。pH値の調整のために、有機酸または無機酸、好適には塩酸、酢酸、または蟻酸が使用される。
US6,326,513は、水中、または水とアルコールとの混合物中でのサルコシンまたはナトリウムサルコシナートと、S−メチルチオ尿素との、またはS−メチルチオ尿素硫酸塩との反応を記載している。反応温度としては15〜140℃が意図されており、pH値は7.0〜13.0である。
DE19920962A1は、双極性の電気透析によるサルコシンを含む溶液のpH値の調整を対象としている。この際製造された溶液を、好適には9〜10のpH値に調整し、かつ以降シアナミドでクレアチンへ、またはクレアチン一水和物へと反応させることができる。
さらに特許CN1240207は、クロロ酢酸とメチルアミンとから成るサルコシナート溶液の製造を記載している。クレアチンの製造のために、得られるサルコシン塩酸塩を、水酸化ナトリウム溶液とアンモニアを用いて9〜12のpH値に調整し、シアナミドと反応させる。
Strecker合成を介したナトリウムサルコシナートの製造は、以前より公知である。そこでDE2503582A1は、18℃でのメチルアミン、ホルムアルデヒド、および青酸の反応、および水酸化ナトリウム溶液または水酸化カリウム溶液を用いた、形成されたサルコシンニトリルの50〜55℃での引き続いた鹸化を記載している。
相応するアミノアルコールのエタノールアミン、もしくはN−メチルエタノールアミンの触媒作用による脱水素反応による、アミノ酸のグリシンとサルコシンのナトリウム塩の水溶液の製造も公知である。従来技術によればアミノアルコールの脱水素は、アルカリ性水溶液中で銅含有触媒を用いて、高められた温度、および圧力下で実施される。この際、反応の間に形成された水素は、圧力を一定に保つために反応器から排出される。反応のために様々な触媒タイプが使用されるが、この際すべてに共通するのは、触媒が活性元素として銅を含むことである。そこでUS特許出願2002/0038051は、ラネー−銅の使用、好適には他の金属、とりわけ貴金属でドープされている、ラネー−銅の使用を記載している。この方法によれば、Na−グリシナートが98%超の収率で得られる。Na−サルコシナートの製造についても報告されている。
特許US6159894は、アミノアルコールからアミノカルボン酸を製造するために、銅とジルコニウムベースの、場合によっては他の金属でドープされている触媒の使用を権利主張している。
特許出願公報WO98/50150A1は、不活性担体、例えば活性炭上の銅ベースの触媒を用いた、とりわけエタノールアミンの脱水素に関する。
クレアチンもしくはグアニジノ酢酸の製造のための、従来技術により得られる、脱水素工程からのNa−サルコシナートの、またはNa−グリシナートの反応溶液の使用は、これまで公知ではない。
クレアチン、クレアチン一水和物、およびグアニジノ酢酸の製造のための、従来技術により使用されるナトリウムサルコシナート溶液またはサルコシン溶液、もしくはナトリウムグリシナート溶液およびグリシン溶液は、Strecker法に従って、またはクロロ酢酸とメチルアミン、もしくはアンモニアから製造され、かつ通常特徴的な不純物、例えば青酸、ホルムアルデヒド、クロロ酢酸、イミノ二酢酸、メチルイミノ二酢酸、アンモニア、およびメチルアミンを含む。しかしながらこの化合物の多様性は、クレアチン、クレアチン一水和物、およびグアニジノ酢酸の製造工程において問題につながる。と言うのも、これらの化合物または副産物、例えばジヒドロトリアジンは不純物として最終生成物中に残留する可能性があり、かつ毒性的観点から懸念されるからである。
従って本発明の根底には、従来技術に相応する前述の欠点を有することなく、クレアチン、クレアチン一水和物、またはグアニジノ酢酸の製造を、非常に高収率かつ非常に高純度で可能にする、新規の方法を開発するという課題が存在していた。
この課題は本発明によれば、a1)N−メチルエタノールアミンをアルカリ性溶液中で触媒を用いてナトリウムサルコシナート溶液へと脱水素するか、またはa2)エタノールアミンをアルカリ性溶液中で触媒を用いてナトリウムグリシナートへと脱水素し、引き続きb)こうしてa1)から得られるナトリウムサルコシナートの溶液、もしくはa2)から得られるナトリウムグリシナートの溶液を、酸、または双極性の電気透析によって7.0〜13.0のpH値に調整し、かつこうして得られるサルコシンもしくはグリシンをグアニル化剤と反応させることによって解決された。
意外なことに、メチルエタノールアミン、もしくはエタノールアミンの触媒作用による脱水素により製造されたナトリウムサルコシナート、もしくはナトリウムグリシナートを用いて、従来技術による先述の問題を避けることができることが判明した。青酸、ホルムアルデヒド、クロロ酢酸、およびアンモニアまたはメチルアミンの形成は、完全に回避される。驚いたことに、触媒作用により製造されたナトリウムサルコシナートを使用すれば、クレアチンの製造におけるジヒドロトリアジンの形成が観察されなくなることも判明した。さらには、イミノ二酢酸、またはメチルイミノ二酢酸による最終生成物の汚染が明らかに低減される。これらの利点をその総体でこのように予期することはできなかった。
本発明はとりわけ、まずN−メチルエタノールアミン、またはエタノールアミンをその都度アルカリ性溶液中で触媒作用により脱水素し、かつ最終的にこうして得られるサルコシナートの溶液もしくはグリシナートの溶液を酸性条件下、グアニジル化剤、例えばO−アルキルイソ尿素、またはシアナミドと反応させる、クレアチン、クレアチン一水和物、またはグアニジノ酢酸の製造方法に関する。この方法で生成物が高収率、かつ非常に良好な純度で得られ、この際従来技術と比較して青酸、ホルムアルデヒド、クロロ酢酸、またはアンモニアの痕跡が含まれていない。毒性的に懸念されるジヒドロトリアジンの形成もまた避けられる。
相応するアミノアルコールのエタノールアミン、もしくはN−メチルエタノールアミンの触媒作用による脱水素反応による、アミノ酸のグリシンとサルコシンのナトリウム塩の水溶液の製造も公知である。従来技術によればアミノアルコールの脱水素は、アルカリ性水溶液中で銅含有触媒を用いて、高められた温度、および圧力下で実施される。この際、反応の間に形成された水素は、圧力を一定に保つために反応器から排出される。反応のために様々な触媒タイプが使用されるが、この際すべてに共通するのは、触媒が活性元素として銅を含むことである。そこでUS特許出願2002/038,051は、ラネー−銅の使用、好適には他の金属、とりわけ貴金属でドープされている、ラネー−銅の使用を記載している。この方法によれば、Na−グリシナートが98%超の収率で得られる。Na−サルコシナートの製造についても報告されている。
触媒を以降の反応工程b)の前に分離することは有利である。と言うのも、グアニル化剤との最終的な反応は、記載される濃度範囲においては形成された生成物の沈殿につながるからである。
得られるナトリウムサルコシナートの溶液、またはナトリウムグリシナートの溶液を、7〜13の間の値へと、その後pH調整するために適しているのは、硝酸、リン酸、酢酸、塩酸、硫酸、および/または二酸化炭素である。代替的にはpH値を、双極性の電気透析によって調整することができる。この際生成する塩基を、すなわち最初の方法工程に返送することができ、このことは本発明により同様に考慮される。
工程a1)から得られるサルコシンの溶液、もしくはa2)から得られるグリシンの溶液のグアニル化のために、有利にはO−アルキルイソ尿素、およびS−アルキルチオ尿素、またはそれらの塩を使用する。さらには、グアニル化剤としてシアナミドもまた使用することができる。グアニル化は、本発明によれば10〜120℃の温度範囲、好適には20〜80℃で、および0.1〜10bar、好適には1.0〜5.0barの圧力下で実施することができる。本発明の範囲において、ナトリウムサルコシナートもしくはサルコシンの、またはナトリウムグリシナートもしくはグリシンの、グアニル化剤に対する比は、1:0.1〜2.0の間で選択することが好ましいと見なされる。好ましくはこの比は、1:1〜1.1である。
記載される方法を、形成される中間生成物を単離せずに実施することもできる。この方法は連続的工程実施にも適している。
クレアチンまたはグアニジノ酢酸の形態で形成された生成物を懸濁液として析出させ、かつあらゆる慣用の手法で液相から分離することができる。得られる結晶を引き続き好適には水性媒体で洗浄し、かつ乾燥させる。乾燥における処置に従って、クレアチンまたはクレアチン一水和物が得られる。グアニジノ酢酸はこれとは逆に安定的な一水和物を形成しない。
本発明による方法によって、所望の反応生成物を課題設定に従って高い収率、および非常に良好な純度で得られるだけでなく、とりわけ空時収率が極めて良好でもあり、このことが本方法を簡便化された工程実施を有すると同時に、非常に経済的にすることが、総体的に明らかになった。
以下の実施例は本発明の範囲を明らかにする。
実施例
実施例1:Na−サルコシナートの溶液の製造
攪拌機、圧力制御弁、およびジャケット式加熱器を有する、600mlのオートクレーブ内で、10g(乾燥物質で計算)のCu/Niベースのラネー触媒(Degussa AG、BOO 111)を水中の懸濁液として装入し、かつ75gのN−メチルエタノールアミン、ならびに204gの20質量%の水酸化ナトリウム溶液を添加した。オートクレーブを閉鎖し、そして内容物をジャケット式加熱器を用いて160℃の温度に加熱した。この際、増加する水素圧が生じ、この圧力を制御された圧力弁の開口部により10bar(絶対圧力)に保った。4時間後にガス放出が完全に終了し、そして反応器を90℃に冷却した。攪拌機の停止後、触媒は一時間以内に沈殿し、そして上澄みの透明なNa−サルコシナート溶液の一部を浸漬管(Tauchrohr)を介してオートクレーブから取り除いた。触媒は反応器内に留まり、そしてさらなるバッチにおいて新たに使用することができた。
あらゆるさらなるサイクルのために、反応器内に残留する触媒の懸濁液を前述の量のN−メチルエタノールアミンおよび水酸化ナトリウム溶液と混合し、加熱によって反応を開始した。
開始バッチは除外して、1サイクルあたり270gの、含有率40.0質量%を有する無色のNa−サルコシナート溶液が得られた(理論量の97.2%の収率に相応する)。
実施例2:Na−グリシナートの溶液の製造
実施例1と同様に、オートクレーブ内で活性炭上に析出され、Pdでドープされた10g(乾燥物質で計算)の銅触媒(Degussa AG、CE 1015 OY/W)を懸濁させて水中に装入し、かつ61gのエタノールアミン、ならびに272gの水酸化ナトリウム溶液(15質量%)を添加した。オートクレーブを閉鎖し、そして内容物を160℃に加熱した。圧力を12bar(絶対圧力)に保ち、かつ発生する水素を圧力弁を介して連続的に放出した。反応終了後(ガス放出の減衰で認識可能)、90℃に冷却し、そして触媒を生成物溶液から濾別する。29.8質量%のNa−グリシナートを含む、315gの濾液が得られた(理論量の96.7%の収率に相応する)。
濾別された触媒を、10gの水中に懸濁させ、そしてさらなる以後のバッチに返送した。
実施例3:クレアチン一水和物の製造
4625g(16.7mol)の、実施例1に従って製造された40質量%のナトリウムサルコシナート溶液を装入した。冷水を用いた外部冷却下、および強力な撹拌下、濃縮された塩酸でpH値を9.6(20℃)に調整した。引き続き75℃に加熱した。1403g(16.7mol)の50質量%のシアナミド水溶液(Degussa−Cyanamid L 500)を、90分間強力な撹拌下で均等に75〜80℃の内部温度で加えた。シアナミドの添加の終了後、反応混合物をさらに2時間、75℃の内部温度で撹拌した。5℃に冷却後、結晶質の、良好に濾過可能な反応生成物を吸引濾過し、その都度1250mlの水で塩化物不含になるよう三回洗浄し、かつ真空乾燥棚で40℃、および20mbarで乾燥した。収量はクレアチン一水和物1897gだった(理論量の76.2%の収率に相応する)。

Claims (22)

  1. クレアチン、クレアチン一水和物、またはグアニジノ酢酸の製造方法において、
    1)N−メチルエタノールアミンをアルカリ性溶液中で触媒を用いてナトリウムサルコシナートに、
    または
    2)エタノールアミンをアルカリ性溶液中で触媒を用いてナトリウムグリシナートに
    脱水素し、
    引き続き
    b)a1)から得られるナトリウムサルコシナートの溶液、もしくはa2)から得られるナトリウムグリシナートの溶液を、酸、または双極性の電気透析によって7.0〜13.0のpH値に調整し、かつこうして得られるサルコシンもしくはグリシンをグアニル化剤と反応させ、その際、それぞれの工程を、中間生成物を単離せずに実施することを特徴とする、クレアチン、クレアチン一水和物、またはグアニジノ酢酸の製造方法。
  2. 触媒作用による脱水素を、0.01〜30barの圧力下で、および120℃〜220℃の温度で実施することを特徴とする、請求項1に記載の方法。
  3. 触媒作用による脱水素を、0.1〜20barの圧力下で実施する、請求項2に記載の方法。
  4. 触媒作用による脱水素を、1.0〜10barの圧力下で実施する、請求項2記載の方法。
  5. 方法工程a)を、、ニッケル、パラジウム、または白金の群の少なくとも1の触媒の存在下、実施することを特徴とする、請求項1から4いずれかに記載の方法。
  6. 触媒の各々が担持された形態である、請求項5記載の方法。
  7. 触媒の各々がドープされた形態である、請求項5記載の方法。
  8. 方法工程a1)から得られるナトリウムサルコシナートの溶液、もしくは工程a2)から得られるナトリウムグリシナートの溶液が、20〜60質量%の濃度有することを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  9. 方法工程a 1 )から得られるナトリウムサルコシナートの溶液、もしくは工程a 2 )から得られるナトリウムグリシナートの溶液が、30〜45質量%の濃度を有する請求項8記載の方法。
  10. 触媒成分を方法工程b)の前に反応系から除去することを特徴とする、請求項1からまでのいずれか1項に記載の方法。
  11. 方法工程b)において酸として、硝酸、リン酸、酢酸、塩酸、硫酸、および/または二酸化炭素を使用することを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項に記載の方法。
  12. 前記双極性の電気透析において得られる塩基を、pH値の調整のために方法工程a)に返送することを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項に記載の方法。
  13. グアニル化を0.1bar〜10barの圧力下、および10〜120℃の温度で実施することを特徴とする、請求項1から12までのいずれか1項に記載の方法。
  14. グアニル化を20〜80℃の温度で実施する、請求項13記載の方法。
  15. グアニル化を1.0〜5.0barの圧力下で実施する、請求項13記載の方法。
  16. グアニル化を1.0〜5.0barの圧力下、および20〜80℃の温度で実施する請求項13記載の方法。
  17. グアニル化剤として、O−アルキルイソ尿素、および/またはO−アルキルイソ尿素の1の塩、S−アルキルチオ尿素、および/またはS−アルキルチオ尿素の1の塩、またはシアナミドを使用することを特徴とする、請求項1から16までのいずれか1項に記載の方法。
  18. ナトリウムサルコシナートもしくはサルコシンの、またはナトリウムグリシナートもしくはグリシンのグアニル化剤に対するモル比が、1:0.1〜2.0あることを特徴とする、請求項1から17までのいずれか1項に記載の方法。
  19. ナトリウムサルコシナートもしくはサルコシンの、またはナトリウムグリシナートもしくはグリシンのグアニル化剤に対するモル比が、1:1.0〜1.1であることを特徴とする、請求項18記載の方法。
  20. 連続的に実施することを特徴とする、請求項1から1までのいずれか1項に記載の方法。
  21. 得られる生成物を最終的に洗浄することを特徴とする、請求項1から20までのいずれか1項に記載の方法。
  22. 得られる生成物を最終的に水性媒体で洗浄する、請求項21記載の方法。
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