JP2001501130A - アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素するかまたはエチレングリコール(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素するための触媒、その製造法および該触媒の使用 - Google Patents

アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素するかまたはエチレングリコール(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素するための触媒、その製造法および該触媒の使用

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Abstract

(57)【要約】 ジルコニウム塩水溶液から塩基を用いて4〜10のpH値が達成されるまで水酸化ジルコニウムを沈殿させ、水酸化ジルコニウム懸濁液に銅塩および場合によっては他の塩の水溶液を添加し、他の塩基の添加によって水酸化銅および場合によっては他の塩中に含有されている金属の水酸化物を、8〜14のpH値が達成されるまで沈殿させ、得られた懸濁液を濾過し、洗浄し、乾燥させ、450〜600℃で2〜4時間空気に接するようにしてか焼し、最後に200〜250℃で水素流中で2〜4時間還元することによって製造可能な、ジルコニウム、銅および場合によっては他の金属を含有し、その際に記載された金属は、水酸化物として沈殿され、洗浄され、乾燥され、か焼され、かつ還元される、アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素するかまたはエチレングリコール(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素するための触媒。

Description

【発明の詳細な説明】 アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素するかまたはエチレングリコー ル(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素するための触媒、その製造法および 該触媒の使用 本発明は、アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素するかまたはエチ レングリコール(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素するために適した、ジ ルコニウム、銅および場合によっては他の金属を含有する新規の触媒に関するも のであり、この場合記載された金属は、水酸化物として沈殿され、洗浄され、乾 燥され、か焼され、かつ還元される。 更に、本発明は、アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素するかまた はエチレングリコール(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素するために使用 可能な、ジルコニウム、銅および場合によっては他の金属を含有する触媒の製造 法に関するものであり、この場合記載された金属は、水酸化物として沈殿され、 洗浄され、乾燥され、か焼され、かつ還元される。 上記反応のための製造法は、既に数多く記載された。これらの方法は、本質的 に4つの群に分けることができ、この群は、以下に記載されている。 アンカー(Anker)触媒:WO−Al−96/011 46には、アンカー(Anker)金属を有する触媒の製造が記載されている。例え ば、二酸化ジルコニウム、二酸化チタンまたは炭素のような耐アルカリ性の担体 上に、例えば所謂アンカー(Anker)としての金、白金、パラジウムまたはルテ ニウムのような貴金属が結合されている。アンカーの表面上には、例えば銅、コ バルト、ニッケルまたはカドミウムのような非金属が例えばホルムアルデヒドの ような還元剤により析出されている。 ラニー(Raney)触媒:DE−C2−3505208号明細書には、ラニー銅 またはラニー−ニッケルが触媒として使用されている。EP−Al−05133 96号明細書には、BET表面積およびニッケル含量について規定された値を有 するラニー銅が触媒として使用されている。EP−Al−0506973号明細 書には、ラニー銅が触媒として使用されており、この場合には、接触脱水素の間 に還元混合物にアルミニウムまたはアルミニウム化合物が添加されている。WO −Al−94/24091およびUS5367112号明細書には、元素のクロ ム、チタン、ニオブ、タンタル、ジルコニウム、バナジウム、モリブデン、タン グステン、コバルト、ニッケル、蒼鉛、錫、アンチモン、鉛、ゲルマニウム、マ グネシウムおよびこれらの混合物の中の1つ10〜50000ppmを有するラ ニー銅が触媒として使用されている。 含浸された酸化ジルコニウム:JP−A1−61−93146号公報およびG B−A1−2148287号明細書には、1つの触媒が記載されており、この触 媒の製造のために酸化ジルコニウムは、硝酸銅の水溶液で含浸され、乾燥され、 500℃で6時間空気に接してか焼され、かつ230℃で6時間水素流中で還元 される。 ジルコニウム、銅および場合によっては他の金属の同時沈殿:JA−A1−6 1−93146号公報、DE−C2−3505208号明細書、EP−A1−0 506973号明細書、EP−A1−0513396号明細書およびGB−A1 −2148287号明細書には、その製造のためにオキシ塩化ジルコニウムおよ び硝酸銅を含有する水溶液が装入される1つの触媒が記載されている。この溶液 には、水酸化ナトリウム水溶液が添加され、それによってジルコニウムおよび銅 が同時に水酸化物として沈殿される。洗浄されかつ乾燥された沈殿物は、500 ℃3時間空気に接してか焼され、230℃で6時間水素流中で還元される。WO −A1−94/24091の記載によれば、オキシ塩化ジルコニウム八水和物、 硝酸銅三水和物および硝酸蒼鉛五水和物または硝酸錫を含有する水溶液が装入さ れ、その他は既述した記載と同様に実施される。 アンカー触媒は、この触媒の1〜50重量%を占める高価な貴金属を必要とす る。ラニーニッケルからな る触媒は、発熱性であり、したがって取り扱いの際に高められた保証費を必要と する。含浸された酸化ジルコニウムからなる触媒および同時に沈殿されるジルコ ニウムと銅からなる触媒は、アミノアルコールの接触脱水素のために長い反応時 間を必要とする。例えば、JP−A1−61−93146号公報の場合には、( EDTA)Na4を84.5%の収率で得る目的で、含浸された酸化ジルコニウ ムからなる触媒を用いてエチレンジアミンテトラアセテートのテトラナトリウム 塩((EDTA)Na4)へのテトラヒドロキシエチルエチレンジアミン(TH EEDA)の変換のために、6.5時間の反応時間が必要とされる。同様にJP −A1−61−93146に記載された同時に沈殿されるジルコニウムと銅から なる触媒を使用する場合には、THEEDAから(EDTA)Na4を85%の 収率で得る目的で6時間が必要とされる。 従って、本発明の課題は、既に公知の触媒の記載された欠点を少なくとも減少 させる、アミノアルコールまたはエチレングリコール(誘導体)を脱水素するた めの新規の触媒を提供することにある。 本発明のもう1つの課題は、既に公知の触媒製造法の記載された欠点を少なく とも減少させる、アミノアルコールまたはエチレングリコール(誘導体)を脱水 素するための触媒の製造法を提供することにある。 最初に記載された課題は、請求項1から10までの いずれか1項に記載の触媒によって解決される。 他の課題は、ジルコニウム塩水溶液から塩基を用いて4〜10のpH値が達成 されるまで水酸化ジルコニウムを沈殿させ、水酸化ジルコニウム懸濁液に銅塩お よび場合によっては他の塩の水溶液を添加し、他の塩基の添加によって水酸化銅 および場合によっては他の塩中に含有されている金属の水酸化物を、8〜14の pH値が達成されるまで沈殿させ、得られた懸濁液を濾過し、洗浄し、乾燥させ 、450〜600℃で2〜4時間空気に接するようにしてか焼し、最後に200 〜250℃で水素流中で2〜4時間還元するような方法によって解決される。 1つの好ましい方法は、塩基の添加によって5〜9のpH値が達成されるまで 水酸化ジルコニウムを沈殿させることにある。 もう1つの好ましい方法は、他の塩基の添加によって水酸化銅および場合によ っては他の塩中に含有されている金属の水酸化物を、約9〜12のpH値が達成 されるまで沈殿させることにある。 水酸化物の沈殿のための塩基としては、原理的に全ての常用のアルカリ金属水 酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物、例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリ ウム、水酸化マグネシウムまたは水酸化カルシウムを使用することができる。好 ましくは、水酸化ナトリウム水溶液または水酸化カルシウム水溶液が使用される 。更に、水酸化物を沈殿させるための塩基としては、原理的に全ての常用の水溶 性アミン、例えばアンモニア、メチルアミン、ジメチルアミンまたはトリメチル アミンを使用することができ、この場合には、アンモニアまたはトリメチルアミ ンの水溶液が好ましい。 ジルコニウム塩としては、原理的にジルコニウムの水溶性塩を使用することが できる。例示的には、オキシ塩化ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、蓚酸ジルコ ニウム、硝酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウムまたは過塩素酸ジルコニウムが挙 げられる。好ましくは、ジルコニウム塩として、オキシ塩化ジルコニウム、酢酸 ジルコニウムまたは硝酸ジルコニウムが使用される。 銅塩としては、原理的に全ての水溶性の有機または無機塩、例えば硝酸銅、塩 化銅、硫酸銅または酢酸銅を使用することができる。好ましくは、銅塩として硝 酸銅、塩化銅または酢酸銅が使用される。 他の塩としては、有利に五塩化モリブデンまたはカルシウム、鉄、アルミニウ ム、クロム、蒼鉛、バリウムもしくはマグネシウムの硝酸塩もしくは塩化物が使 用される。本発明により使用される塩は、無水であってもよいし、結晶水を含有 していてもよい。結晶水を有する塩の例は、オキシ塩化ジルコニウム八水和物、 硝酸銅三水和物、硝酸カルシウム四水和物、硝酸鉄九水和物、硝酸蒼鉛五水和物 および硝酸マグネシウム六水和物である。 一般にジルコニウム対銅の重量比は、触媒の製造に使用される塩溶液中で0. 5:1〜10:1である。好ましくは、ジルコニウム対銅の重量比は、1:1〜 5:1である。 銅と場合によっては銅溶液中に含有されている他の金属との重量比は、一般に 250:0.1〜250:10、有利に250:1〜250:7である。 本発明による触媒は、水素によって還元された形で使用される。即ち、触媒は 、製造直後に使用されるかまたは水素によって還元された形でその使用まで水素 雰囲気下に貯蔵されるかまたは使用直前に初めて水素流中で200〜250℃で 2〜4時間還元される。 アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素するため、またはエチレング リコール(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素するための本発明による触媒 の使用は、懸濁液としてかまたは押出物としてかまたは担体に結合させて行なう ことができ、この場合には、担体として原理的に全ての耐アルカリ性物質が適当 である。 本発明による触媒は、1〜50個のC原子を有するアミノアルコールをアミノ カルボン酸へと脱水素するために使用される。触媒のこの使用の例は、グリシン へのエタノールアミンの反応、サルコシンへのN−メチルエタノールアミンの反 応、EDTAへのTHEEDAの反応、イミノ二酢酸へのジエタノールアミンの 反応、2−ヒドロキシプロピルアミノ二酢酸へのN,N−ビス(2−ヒドロキシ エチル)イソプロピルアミンの反応またはテトラキス(ヒドロキシエチル)1, 2−プロピレンジアミンの反応である。 意外なことに、本発明による触媒を用いた場合には、水素流中でのその還元の ために、JP−A1−61−93146公報に記載された触媒に必要とされる時 間の半分のみが必要とされ、アミノカルボン酸へのアミノアルコールの脱水素は 明らかに迅速に進行し、反応生成物は、よりいっそう高い収率で生じ、水酸化ジ ルコニウムおよび水酸化銅の同時の沈殿によって本発明による触媒とは区別され る1つの触媒を用いた場合よりも明らかに僅かな副生成物が生じることが見い出 された。 例えば、3倍の反応速度で本発明による触媒を用いてのサルコシンへのN−メ チルエタノールアミンの脱水素により、専ら水酸化ジルコニウムおよび水酸化銅 の同時の沈殿によって本発明による触媒と区別される触媒を用いた場合よりも3 %高いサルコシン収率および僅かな副生成物、例えばメチルアミンの半分よりも 少ない副生成物が生じる。 アミノカルボン酸への別のアミノアルコールの場合にも、本発明による触媒は 、類似の好ましい性質を示す。例えば、1.33倍の高い反応速度でジルコニウ ム、銅およびカルシウムを含有する本発明による触媒 を用いてのEDTA((EDTA)Na4)の四ナトリウム塩へのTHEEDA の脱水素により、専ら水酸化ジルコニウム、水酸化銅および水酸化カルシウムの 同時の沈殿によって本発明による触媒と区別される触媒を用いた場合よりも1. 5%高い(EDTA)Na4収率および明らかに僅かな副生成物が生じる。 ところで、第1ヒドロキシル基および第2ヒドロキシル基を有するアミノアル コールの脱水素の場合には、本発明による触媒は、第1ヒドロキシル基に対して のみ脱水素を生じることが判明した。例えば、2−ヒドロキシプロパノールジエ タノールアミンの脱水素の場合には、エタノール基に結合したヒドロキシル基の みがカルボン酸に酸化され、他方、ヒドロキシル基は、プロパノール基に対して 不変のままである。 更に、本発明の触媒は、エチレングリコール(誘導体)の脱水素のために使用 される。従って、オリゴマーまたはポリマーのエチレングリコール、例えばトリ エチレングリコールは、3.5.ジオキサヘキサンジカルボン酸のジナトリウム 塩に変換されるものと思われる。更に、エチレングリコール誘導体、例えば2− メトキシエタノールは、メトキシ酢酸のNa塩に脱水素されるものと思われる。 本発明による触媒の使用および該触媒の脱水素反応への使用は、次の実施例お よび比較例につき詳細に記載される。 実施例1: 触媒の製造:水1.8リットル中のオキシ塩化ジルコニウム八水和物116.6 5g(362ミリモル)の溶液から、25%の苛性ソーダ水溶液の添加によって 、7のpH値が達成されるまで水酸化ジルコニウムを沈殿させる。水酸化ジルコ ニウム懸濁液に水400ml中の硝酸銅三水和物18.84g(78ミリモル) の溶液を添加し、引続き他の25%の苛性ソーダ水溶液の添加によって10.5 のpH値が達成されるまで水酸化銅を沈殿させる。この懸濁液を濾過し、水で塩 化物がなくなるまで洗浄し、かつ乾燥させる。固体を490℃で3時間か焼し、 水素流中で230℃で3時間還元し、かつ水素雰囲気下で貯蔵する。 触媒の使用:水素雰囲気を有するオートクレーブ中で実施例1で得られた触媒3 2gを水135g中のメチルエタノールアミン90g(1.2モル)および水酸 化ナトリウム56gの溶液と一緒に装入する。このオートクレーブを閉じ、水素 を用いて5バールの圧力にもたらし、引続き170℃の反応温度にもたらす。反 応を撹拌下に実施する。この反応の間に形成される水素を、オートクレーブ中の 圧力が12バールになるまで連続的にオートクレーブから放出させる。反応の間 に反応器から放出される水素は、副生成物として生じるメチルアミンを含有し、 このメチルアミンは、塩酸を用いての滴定によって洗浄器中で測定される。水素 発生の終結は、反応の終結を示す。反応が終結した後に、反応溶液は、フィルタ ーキャンドルを介して反応器から取り出され、かつクロマトグラフィー(HPL C)により分析される。2時間の反応時間後、サルコシンは、97%の収率で形 成され、この場合には、メチルアミン24ミリモルが生成される。 比較例1: 触媒の製造:オキシ塩化ジルコニウム八水和物274.2g(851ミリモル) および硝酸銅三水和物44.2gを水2.5リットルに溶解する。この溶液から 25%の苛性ソーダ水溶液の添加によって、10.5のpH値が達成されるまで ジルコニウムおよび銅の水酸化物を同時に沈殿させる。引続き、実施例1の場合 と同様に濾過し、洗浄し、乾燥し、か焼し、かつ還元する。 触媒の使用:比較例1の場合と同様に得られた触媒を実施例1に記載の反応条件 下でサルコシンへのN−メチルエタノールアミンの脱水素のために使用する。6 時間の反応時間後、サルコシンを94%の収率で形成させ、この場合には、メチ ルアミン54ミリモルが生成される。 実施例2: 触媒の製造:水1.8リットル中のオキシ塩化ジルコニウム八水和物116.6 5g(362ミリモル)の溶液から、25%の苛性ソーダ水溶液の添加によって 、7のpH値が達成されるまで水酸化ジルコニウムを沈殿させる。水酸化ジルコ ニウム懸濁液に水400ml中の硝酸銅三水和物29.47g(122ミリモル )および硝酸カルシウム四水和物1.16g(4.9ミリモル)の溶液を添加し 、引続き他の25%の苛性ソーダ水溶液の添加によって10.5のpH値が達成 されるまで水酸化銅および水酸化カルシウムを沈殿させる。この懸濁液を濾過し 、水で塩化物がなくなるまで洗浄し、かつ乾燥させる。固体を490℃で3時間 か焼し、水素流中で230℃で3時間還元し、かつ水素雰囲気下で貯蔵する。 触媒の使用:水素雰囲気を有するオートクレーブ中で実施例2の場合と同様にし て得られた触媒32gを95.55の純度のテトラヒドロキシエチルエチレンジ アミン(THEEDA)71g(純粋なTHEEDA287ミリモル)、水酸化 ナトリウム50.8gおよび水135gの溶液と一緒に装入する。このオートク レーブを閉じ、水素を用いて1バールの圧力にもたらし、引続き195〜200 ℃の反応温度にもたらす。反応を撹拌下に実施する。この反応の間に形成される 水素を、オートクレーブ中の圧力が15バールになるまで連続的にオートクレー ブから放出させる。水素発生の終結は、反応の終結を示す。反応が終結した後に 、反応溶液は、フィルターキャンドルを介して反応器から取り出され、かつクロ マトグラフィー(HPLC )により分析される。2.25時間の反応時間後、エチレンジアミン四酢酸のテ トラナトリウム塩((EDTA)Na4)は、使用されたTHEEDAに対して 94.5%の収率で形成される。 比較例2: 触媒の製造:オキシ塩化ジルコニウム八水和物116.65g(362ミリモル )、硝酸銅三水和物29.47g(122ミリモル)および硝酸カルシウム四和 水物1.16g(4.9ミリモル)を水2.2リットルに溶解する。この溶液か ら25%の苛性ソーダ水溶液の添加によって、10.5のpH値が達成されるま でジルコニウム、銅およびカルシウムの水酸化物を同時に沈殿させる。引続き、 実施例2の場合と同様に濾過し、洗浄し、乾燥し、か焼し、かつ還元する。 触媒の使用:比較例2の場合と同様に得られた触媒を実施例2に記載の反応条件 下で(EDTA)Na4へのEDTAの脱水素のために使用する。3時間の反応 時間後、(EDTA)Na4を93%の収率で形成させる。 実施例3: 水1.8リットル中のZrOCl2・8H2O116.65g(362ミリモル )の溶液から、25%のNaOHの添加によって、7のpH値が達成されるまで 水酸化ジルコニウムを沈殿させる。水酸化ジルコニウム懸濁液に水400ml中 のCu(NO32・3 H2O62.75g(260ミリモル)およびCa(NO32・4H2O0.39 g(1.7ミリモル)の溶液を添加し、引続き他の25%のNaOH水溶液の添 加によって10.5のpH値が達成されるまで水酸化銅および水酸化カルシウム を沈殿させる。この懸濁液を濾過し、水で塩化物がなくなるまで洗浄し、かつ乾 燥させる。固体を490℃で3時間か焼する。次の実施例に記載された、触媒の 使用の直前に、固体を水素流中で230℃で3時間還元する。 実施例4: 水素雰囲気を有するオートクレーブ中に、実施例3の場合と同様にして得られ た触媒32g、95.55の純度のTHEEDA71g(純粋なTHEEDA2 87ミリモル)、水122gおよびNaOH50.8g(1.27ミリモル)を 装入する。このオートクレーブを閉じ、5バールの圧力にもたらし、引続き19 5〜200℃の反応温度にもたらす。反応を撹拌下に実施する。この反応の間に 形成される水素を、オートクレーブ中の圧力が15バールになるまで連続的にオ ートクレーブから放出させる。30分後、なお僅かな水素発生を確認することが できる。2時間後、実際に水素はもはや形成されず、それによって反応の終結が 示される。固体の触媒を水素雰囲気下で濾別する。この溶液に75℃で1のpH 値が達成されるまで濃塩酸を添加し、この場合には、使用されたTHEEDAに 対して96.9%の収率に相当する81gの量でEDTAが得られる。ZnCl2 を用いての滴定により測定されたEDTAの純度は、99%である。 実施例5: 実施例4の条件下で同様に実施するが、NaOH量を55.6g(1.39ミ リモル)に上昇させ、2時間の反応時間後にEDTAを97.5%の収率および 99%の純度で生じる。 実施例5: 実施例4の条件下で同様に実施するが、THEEDAを装入するのではなく、 190℃で15分間で供給し、2時間の反応時間後に(EDTA)Na4を使用 されたTHEEDAに対して97.6%のHPLCで測定された収率で生じる。 実施例7: オートクレーブ中にジエタノールアミン100g(0.95モル)、水184 g中のNaOH89.6g(2.24モル)および実施例3の場合と同様にして 得られたが230℃で2時間のみで水素流中で還元された触媒32gを装入する 。オートクレーブを閉じ、1バールの圧力にもたらし、引続き160℃の反応温 度にもたらす。反応を撹拌下に実施する。この反応の間に形成される水素を、オ ートクレーブ中の圧力が10バールになるまで連続的にオートクレーブから放出 させる。反応の終結後に、この反応溶液を水素雰囲気 下でデカンテーションおよび濾過によって反応器から取り出す。反応器中に残留 する固体触媒に再びジエタノールアミン100g、NaOH89.6gおよび水 184gを添加し、上記に記載の方法で反応させる。こうして10回の反応作業 周期を実施し、この場合個々の作業周期は、次の第1表に示された反応時間tを 必要とする。 第1表:作業周期数に依存する反応時間 実施例8: オートクレーブ中にN−メチルエタノールアミン90g(1.2モル)、Na OH56g(1.4モル)、水135gおよび実施例7の触媒32gを装入する 。オートクレーブを閉じ、5バールの圧力にもたらし、引続き170℃の反応温 度にもたらす。反応を撹拌下に実施する。この反応の間に形成される水素を、オ ートクレーブ中の圧力が10バールになるまで連続的にオートクレーブから放出 させる。反応の間に反応器から放出される水素は、副生成物として生じるメチル アミンを含有し、このメチルアミンは、実施例1の場合と同様に測定される。反 応の終結後に、この反応溶 液を水素雰囲気下でデカンテーションおよび濾過によって反応器から取り出す。 反応器中に残留する固体触媒に再びN−メチルエタノールアミン90g、NaO H56gおよび水135gを添加し、上記に記載の方法で反応させる。こうして 10回の反応作業周期を実施し、この場合個々の作業周期は、次の第2表に示さ れた反応時間tを必要とする。 第2表:作業周期数に依存する反応時間 全ての作業周期後に、サルコシンのナトリウム塩が98%を上廻る収率で得ら れる(HPLCを用いての分析)。作業周期ごとに排ガス中でメチルアミン12 ミリモルを検出した。 実施例9: オートクレーブ中にN,N−ビス(2−ヒドロキシエチル)イソプロピルアミ ン49g(0.3モル)、NaOH25.2g(0.6モル)、水135gおよ び実施例7の触媒32gを装入する。オートクレーブを閉じ、5バールの圧力に もたらし、引続き175℃の反応温度にもたらす。反応を撹拌下に実施する。こ の反応の間に形成される水素を、オートクレーブ中の 圧力が12バールになるまで連続的にオートクレーブから放出させる。90分後 、水素はもはや形成されない。濾過および凍結乾燥後に、2−ヒドロキシプロピ ルアミノ二酢酸が99%の収率および99%を上廻る13C−NMRで分析された 純度で得られる。 実施例10: オートクレーブ中にN−フェニルエタノールアミン116.9g(0.95モ ル)、水270g中のNaOH41.7g(1.04モル)および実施例3の場 合と同様に得られたが230℃で2時間水素流中で還元された触媒32gを装入 する。オートクレーブを閉じ、5バールの圧力にもたらし、引続き195℃の反 応温度にもたらす。反応を撹拌下に実施する。この反応の間に形成される水素を 、オートクレーブ中の圧力が14バールになるまで連続的にオートクレーブから 放出させる。135分後、理論的に予想することができる水素量が形成され、反 応は停止する。凍結乾燥または噴霧乾燥後に、フェニルグリシンのNa塩が白色 の粉末として97%を上廻る収率および96%を上廻る13C−NMRで分折され た純度で得られる。 実施例11: オートクレーブ中にテトラキス(ヒドロキシエチル)1,2−プロピレンジア ミン37.5g(0.15モル)、NaOH25.6g(0.64モル)、水1 22gおよび実施例7の触媒32gを装入する。オー トクレーブを閉じ、5バールの圧力にもたらし、引続き199℃の反応温度にも たらす。反応を撹拌下に実施する。この反応の間に形成される水素を、オートク レーブ中の圧力が15バールになるまで連続的にオートクレーブから放出させる 。1.5時間の反応時間および凍結乾燥の後に、1,2−プロピレンジアミン四 酢酸のNa塩が白色の粉末として96%を上廻る収率および95%を上廻る13C −NMRで分析された純度で得られる。濃塩酸で酸性にすることによって、1, 2−プロピレンジアミン四酢酸が白色の粉末として91%の収率で得られる。 実施例12: オートクレーブ中に2−メトキシエタノール91.3g(1.2モル)、水1 35g中のNaOH56gおよび実施例3の場合と同様に得られたが230℃で 2時間のみで水素流中で還元された触媒32gを装入する。オートクレーブを閉 じ、5バールの圧力にもたらし、引続き188℃の反応温度にもたらす。反応を 撹拌下に実施する。この反応の間に形成される水素を、オートクレーブ中の圧力 が11バールになるまで連続的にオートクレーブから放出させる。水素放出は、 冷却器を介して行なわれ、この冷却器の冷却効率は、アルコールの水素の放出が アルコールの重大な損失と結び付かないように定められている。130分の反応 時間および凍結乾燥の後に、メトキシ酢酸のNa塩が 白色の固体として99%を上廻る収率および98%を上廻る13C−NMRで分析 された純度で得られる。 実施例13: オートクレーブ中にトリエチレングリコール90.1g(0.6モル)、水1 84g中のNaOH48gおよび実施例3の場合と同様に得られたが230℃で 2時間のみで水素流中で還元された触媒32gを装入する。オートクレーブを閉 じ、5バールの圧力にもたらし、引続き180℃の反応温度にもたらす。反応を 撹拌下に実施する。この反応の間に形成される水素を、オートクレーブ中の圧力 が10バールになるまで連続的にオートクレーブから放出させる。210分の反 応時間および凍結乾燥の後に、3.5.ジオキサヘキサンジカルボン酸のNa塩 が白色の固体として99%を上廻る収率および98%を上廻る13C−NMRで分 析された純度で得られる。 実施例14: 触媒の製造:触媒を実施例3の場合と同様に製造したが、水酸化ジルコニウムの 沈殿の場合には、NaOHの添加によって7のpH値の代わりに5のpH値に調 節した。 触媒の使用:触媒を実施例4の場合と同様に実施したが、使用される水量を18 3gに高めた。120分の反応時間後に、EDTAの四ナトリウム塩が93.4 %のHPLCで測定された収率で得られた。 実施例15 触媒の製造および使用を実施例14の場合と同様に実施したが、水酸化ジルコ ニウムの沈殿の際に5のpH値の代わりに9のpH値に調節した。120分間の 反応時間後に、EDTAの四ナトリウム塩が93.8%のHPLCで測定された 収率で得られた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 59/125 C07C 59/125 A 59/305 59/305 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF ,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE, SN,TD,TG),AP(GH,KE,LS,MW,S D,SZ,UG,ZW),EA(AM,AZ,BY,KG ,KZ,MD,RU,TJ,TM),AL,AM,AT ,AU,AZ,BA,BB,BG,BR,BY,CA, CH,CN,CU,CZ,DE,DK,EE,ES,F I,GB,GE,GH,HU,IL,IS,JP,KE ,KG,KP,KR,KZ,LC,LK,LR,LS, LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,MW,M X,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE ,SG,SI,SK,SL,TJ,TM,TR,TT, UA,UG,US,UZ,VN,YU,ZW

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ジルコニウム塩水溶液から塩基を用いて4〜10のpH値が達成されるまで 水酸化ジルコニウムを沈殿させ、水酸化ジルコニウム懸濁液に銅塩および場合に よっては他の塩の水溶液を添加し、他の塩基の添加によって水酸化銅および場合 によっては他の塩中に含有されている金属の水酸化物を、8〜14のpH値が達 成されるまで沈殿させ、得られた懸濁液を濾過し、洗浄し、乾燥させ、450〜 600℃で2〜4時間空気に接するようにしてか焼し、最後に200〜250℃ で水素流中で2〜4時間還元することによって製造可能な、ジルコニウム、銅お よび場合によっては他の金属を含有し、その際に記載された金属は、水酸化物と して沈殿され、洗浄され、乾燥され、か焼され、かつ還元される、アミノアルコ ールをアミノカルボン酸へと脱水素するかまたはエチレングリコール(誘導体) をオキシカルボン酸へと脱水素するための触媒。 2.ジルコニウム塩水溶液から塩基により5〜9のpH値が達成されるまで水酸 化ジルコニウムを沈殿させる、請求項1記載の触媒。 3.他の塩基の添加によって水酸化銅および場合によっては他の塩中に含有され ている金属の水酸化物を、9〜12のpH値が達成されるまで沈殿させるこ とによって製造可能な、請求項1または2記載の触媒。 4.塩基がアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物の水溶液また はアミンの水溶液であることによって製造可能な、請求項1から3までのいずれ か1項に記載の触媒。 5.アルカリ金属水酸化物が水酸化ナトリウムであり、アルカリ土類金属水酸化 物が水酸化カルシウムであり、かつアミンがアンモニアまたはトリメチルアミン であることによって製造可能な、請求項4記載の触媒。 6.ジルコニウム塩がオキシ塩化ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、蓚酸ジルコ ニウム、硝酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウムまたは過塩素酸ジルコニウムであ り、銅塩が硝酸銅、塩化銅、硫酸銅または酢酸銅であり、かつ他の塩が五塩化モ リブデンまたはカルシウム、鉄、アルミニウム、クロム、蒼鉛、バリウムもしく はマグネシウムの硝酸塩もしくは塩化物であり、この場合これらの塩は、結晶水 を含有しているかまたは結晶水を含有していないことによって製造可能な、請求 項1から5までのいずれか1項に記載の触媒。 7.ジルコニウム対銅の重量比が0.5:1〜10:1である、請求項1から6 までのいずれか1項に記載の触媒。 8.ジルコニウム対銅の重量比が1:1〜5:1である、請求項7記載の触媒。 9.銅対他の金属の重量比が250:0.1〜250:10であることによって 製造可能な、請求項1から8までのいずれか1項に記載の触媒。 10.銅対他の金属の重量比が250:1〜250:7であることによって製造 可能な、請求項9記載の触媒。 11.ジルコニウム、銅および場合によっては他の金属を含有する、アミノアル コールをアミノカルボン酸へと脱水素するかまたはエチレングリコール(誘導体 )をオキシカルボン酸へと脱水素するための触媒を製造するに当たり、その際に 記載された金属は、水酸化物として沈殿され、洗浄され、乾燥され、か焼され、 かつ還元される、前記触媒を製造する方法において、ジルコニウム塩水溶液から 塩基を用いて4〜10のpH値が達成されるまで水酸化ジルコニウムを沈殿させ 、水酸化ジルコニウム懸濁液に銅塩および場合によっては他の塩の水溶液を添加 し、他の塩基の添加によって水酸化銅および場合によっては他の塩中に含有され ている金属の水酸化物を、8〜14のpH値が達成されるまで沈殿させ、得られ た懸濁液を濾過し、洗浄し、乾燥させ、450〜600℃で2〜4時間空気に接 するようにしてか焼し、最後に200〜250℃で水素流中で2〜4時 間還元することを特徴とする、アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素 するかまたはエチレングリコール(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素する ための触媒を製造する方法。 12.ジルコニウム塩水溶液から塩基を用いて5〜9のpH値が達成されるまで 水酸化ジルコニウムを沈殿させる、請求項11記載の方法。 13.他の塩基の添加によって水酸化銅および場合によっては他の塩中に含有さ れている金属の水酸化物を、9〜12のpH値が達成されるまで沈殿させる、請 求項11または12記載の方法。 14.塩基がアルカリ金属水酸化物またはアルカリ土類金属水酸化物の水溶液で あるかまたはアミンの水溶液である、請求項11から13までのいずれか1項に 記載の方法。 15.アルカリ金属水酸化物が水酸化ナトリウムであり、アルカリ土類金属水酸 化物が水酸化カルシウムであり、かつアミンがアンモニアまたはトリメチルアミ ンである、請求項14記載の方法。 16.ジルコニウム塩がオキシ塩化ジルコニウム、硫酸ジルコニウム、蓚酸ジル コニウム、硝酸ジルコニウム、酢酸ジルコニウムまたは過塩素酸ジルコニウムで あり、銅塩が硝酸銅、塩化銅、硫酸銅または酢酸銅であり、かつ他の塩が五塩化 モリブデンまたはカルシウム、鉄、アルミニウム、クロム、蒼鉛、バ リウムもしくはマグネシウムの硝酸塩もしくは塩化物であり、この場合これらの 塩は、結晶水を含有しているかまたは結晶水を含有していない、請求項11から 15までのいずれか1項に記載の方法。 17.ジルコニウム対銅の重量比が0.5:1〜10:1である、請求項11か ら16までのいずれか1項に記載の方法。 18.ジルコニウム対銅の重量比が1:1〜5:1である、請求項17記載の方 法。 19.銅対他の金属の重量比が250:0.1〜250:10である、請求項1 1から18までのいずれか1項に記載の方法。 20.銅対他の金属の重量比が250:1〜250:7である、請求項19記載 の方法。 21.アミノアルコールをアミノカルボン酸へと脱水素するための、水素によっ て還元された形での請求項11から20までのいずれか1項の記載により製造さ れた触媒の使用。 22.エチレングリコール(誘導体)をオキシカルボン酸へと脱水素するための 、水素によって還元された形での請求項11から20までのいずれか1項の記載 により製造された触媒の使用。
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