JP5339977B2 - ショックアブソーバ - Google Patents

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Description

本発明は、粘性流体を用いて負荷を緩衝するショックアブソーバに係り、特に、良好な組み付け性をもって所要の位置にピストンを停止させ得る新規なピストンストッパ機構を備えたショックアブソーバに関する。
従来、コンベアライン、ロボットアーム、シリンダ等における物体のストッパに適用されて、これら物体の衝突時の衝撃を緩衝するためのショックアブソーバが知られている。
この種のショックアブソーバとして、本願出願人は、粘性流体が封止される筒状体のシリンダと、前記シリンダ内に摺動自在に設けられる略円筒状のピストンと、前記ピストンに連結されて負荷からの力をピストンに伝達するピストンロッドと、前記ピストンの軸方向に沿って粘性流体を還流させるための還流孔と、を備え、前記シリンダ内の粘性流体が前記還流孔を通過するときに生じる粘性抵抗等によって、シリンダ又はピストンに作用する衝撃を緩衝する技術を提案している(例えば特許文献1参照)。
特許文献1に係る従来技術では、ピストンロッドがシリンダから伸び出す方向に負荷からの引っ張り力が加えられると、この引っ張り力を受けたピストンは、シリンダの負荷側端部に固設された蓋部材に突き当たることによって、その引っ張り力を支える。これにより、上記のような引っ張り力を受けた場合であっても、ピストン及びピストンロッド等のシリンダ内収容物がシリンダ外へ飛び出す事態を未然に回避することができる。
ところで、本願出願人は、特許文献1に係る従来技術の構成に加えて、粘性流体量の調整機能を有するアキュムレータを備えたショックアブソーバを提案している(例えば特許文献2参照)。
特許文献2に係るアキュムレータを備えたショックアブソーバでは、アキュムレータの直前でピストンを停止させるべき要請がある。これは、アキュムレータにピストンが押し込むように衝突すると、粘性流体で満たされたシリンダ内が負圧になって気体を巻き込むおそれがあることに基づく。
しかるに、アキュムレータの手前などの所要位置でピストンを停止させる機構には、単に停止機能を満足するのみならず、組み付け性の良好なることが併せて求められるところ、従来、かかる要請を充足可能な技術は開示も示唆もされていない。従って、かかる要請を充足可能な新規な技術の開発が関係者の間で待ち望まれていた。
特開平10−169696号公報 特開2006−118651号公報
従来技術では、良好な組み付け性をもって所要の位置にピストンを停止させることはできていなかった点である。
本発明は、良好な組み付け性をもって所要の位置にピストンを停止させ得る新規なピストンストッパ機構を備えたショックアブソーバを提供することを目的として、粘性流体が封止されるシリンダと、前記シリンダ内に摺動自在に設けられるピストンと、前記ピストンに連結されて該ピストンに負荷からの力を伝えるピストンロッドと、を備え、前記シリンダの内周壁に溝部を設け、前記ピストンが突き当たる突当部と、当該突当部に開設されて前記ピストンロッドが貫通する貫通孔と、前記シリンダの外周方向に弾発付勢されて前記溝部に係合する弾性爪と、を有し、前記ピストンが前記突当部に突き当たることで該ピストンを停止させるピストンストッパを、前記シリンダ内に設けた、ことを最も主要な特徴とする。
本発明に係るショックアブソーバでは、ピストンストッパの構成部材である弾性爪が、シリンダの内周壁に設けられた溝部に係合することで、ピストンストッパの軸線方向における移動が拘束されている。このとき、ピストンロッドを介して負荷からの引っ張り力がピストンに作用すると、この引っ張り力をピストンストッパの当接部で受けるが、前述のように、ピストンストッパの軸線方向における移動は拘束されている。従って、所要の位置にピストンを確実に停止させることができる。
また、ピストンストッパをシリンダ内における所要の位置に取り付けるにあたっては、弾性爪を、その弾発付勢力に抗してシリンダの内周方向に圧縮させた状態で、ピストンストッパをシリンダ内に挿入し、その圧縮状態を維持させながらシリンダ内奥へと押し込んでゆく。すると、弾性爪が溝部の位置まで到達した時点で、その圧縮力から開放された弾性爪がシリンダの外周方向に弾発付勢されて溝部に係合することによって、ピストンストッパをシリンダ内における所要の位置に確実に取り付けることができる。従って、組み付け性が良好なピストンストッパ機構を備えたショックアブソーバを得ることができる。
実施例1に係るショックアブソーバの全体構成を示す断面図である(実施例1)。 実施例1に係るショックアブソーバのピストン周辺を示す要部拡大図である(実施例1)。 実施例1に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの斜視図である(実施例1)。 図4は、実施例1に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの四面図であり、図4(A)はピストンストッパを裏側から視た平面図、図4(B)は図4(A)に示すピストンストッパの右側面図、図4(C)はピストンストッパの正面図、図4(D)はピストンストッパを表側から視た平面図である(実施例1)。 図5は、実施例1に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの断面図であり、図5(A)は図4(C)に示すAA線で切断し矢視方向に視た断面図、図5(B)は図4(A)に示すBB線で切断し矢視方向に視た断面図、図5(C)は図4(A)に示すCC線で切断し矢視方向に視た断面図である(実施例1)。 図6(A)は、実施例1に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパを、シリンダ内に取り付ける際の工程を示す説明図、図6(B)は、シリンダ内における所定の位置にピストンストッパが組み込まれた状態を示す説明図である。(実施例1)。 実施例2に係るショックアブソーバの全体構成を示す断面図である(実施例2)。 実施例2に係るショックアブソーバのピストン周辺を示す要部拡大図である(実施例2)。 実施例2に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの斜視図である(実施例2)。 図10は、実施例2に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの四面図であり、図10(A)はピストンストッパを裏側から視た平面図、図10(B)は図10(A)に示すピストンストッパの右側面図、図10(C)はピストンストッパの正面図、図10(D)はピストンストッパを表側から視た平面図である(実施例2)。 図11は、実施例2に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの断面図であり、図11(A)は図10(C)に示すDD線で切断し矢視方向に視た断面図、図11(B)は図10(A)に示すEE線で切断し矢視方向に視た断面図、図11(C)は図10(A)に示すFF線で切断し矢視方向に視た断面図である(実施例2)。 実施例2に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパを、シリンダ内に取り付ける際の工程を示す説明図である。(実施例2)。 実施例3に係るショックアブソーバの全体構成を示す断面図である(実施例3)。 図14は、実施例4に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの三面図であり、図14(A)はピストンストッパを裏側から視た平面図、図14(B)は図14(A)に示すピストンストッパの右側面図、図14(C)はピストンストッパを表側から視た平面図である(実施例4)。 図15は、実施例5に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの三面図であり、図15(A)はピストンストッパを裏側から視た平面図、図15(B)は図15(A)に示すピストンストッパの右側面図、図15(C)はピストンストッパを表側から視た平面図である(実施例5)。
良好な組み付け性をもって所要の位置にピストンを停止させ得る新規なピストンストッパ機構を備えたショックアブソーバを得るといった目的を、シリンダの内周壁に溝部を設け、ピストンが突き当たる突当部と、当該突当部に開設されてピストンロッドが貫通する貫通孔と、シリンダの外周方向に弾発付勢されて溝部に係合する弾性爪と、を有し、ピストンが突当部に突き当たることで該ピストンを停止させるピストンストッパを、シリンダ内に設けることによって実現した。
本発明実施例1に係るショックアブソーバについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。
[実施例1に係るショックアブソーバの全体構成]
図1は、実施例1に係るショックアブソーバの全体構成を示す断面図、図2は、実施例1に係るショックアブソーバのピストン周辺を示す要部拡大図、図3は、実施例1に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの斜視図、図4は、実施例1に係るピストンストッパの四面図であり、図4(A)はピストンストッパを裏側から視た平面図、図4(B)は図4(A)に示すピストンストッパの右側面図、図4(C)はピストンストッパの正面図、図4(D)はピストンストッパを表側から視た平面図、図5は、実施例1に係るピストンストッパの断面図であり、図5(A)は図4(C)に示すAA線で切断し矢視方向に視た断面図、図5(B)は図4(A)に示すBB線で切断し矢視方向に視た断面図、図5(C)は図4(A)に示すCC線で切断し矢視方向に視た断面図、図6(A)は、実施例1に係るピストンストッパを、シリンダ内に取り付ける際の工程を示す説明図、図6(B)は、シリンダ内における所定の位置にピストンストッパが組み込まれた状態を示す説明図である。
図1及び図2に示すように、実施例1に係るショックアブソーバ11は、粘性流体が封止されるシリンダ13と、シリンダ13内に摺動自在に設けられ、負荷(不図示)からの力が伝達されるピストン15と、シリンダ13から突出する一方の端部17aが負荷である緩衝対象物(不図示)に結合され、シリンダ13における負荷側部材を貫通する他方の端部がピストン15に結合され、負荷からの力をピストン15伝達する金属製(樹脂製でも可)のピストンロッド17と、ピストン15を所要の位置に停止させる役割を果たすピストンストッパ19と、を有して構成されている。
金属製(樹脂製でも可)のシリンダ13は、一端13aが開口し、他端が底壁13bにより閉塞された略円筒状に形成されている。なお、符合13cは、シリンダ13をネジ止め等の締結手段によって固定する際に用いられる係止孔である。
シリンダ13内には、後述するピストンストッパ19を境界として、負荷側に略円柱状の第1流体室13dが設けられる一方、反負荷側に略円柱状の第2流体室13eが設けられている。第1流体室13dにおける負荷側部分は、気密性を維持した状態で例えば窒素ガス等の不活性ガスが充填されている。この第1流体室13dは、ピストンロッド17が負荷緩衝方向に進行した分だけ余剰になった第2流体室13e内の粘性流体を一時的に貯留する役割を果たす。
第2流体室13eの内径は、第1流体室13dの内径よりも小さくされており、両流体室13d,13eの境界部分には、円周方向にわたる階段状の受け部21が形成されている。
第1流体室13dにおける負荷側部分には、同流体室13dにおける長手方向にわたって螺旋状に巻き回された金属製のバネ部材23が、円柱形状のピストンロッド17を抱えるように設けられている。
バネ部材23における反負荷側には、その外径が第1流体室13dの内径よりも僅かに小さい、略円板形状のバネ受け座金25が設けられている。バネ受け座金25の中央部には、円柱形状のピストンロッド17を挿通するための円形状の挿通孔25aが開設されている。
バネ受け座金25における反負荷側には、シリコンゴム等の弾性体からなる略円環形状のシール部材27が、ピストンロッド17を取り囲むように設けられている。シール部材27は、バネ受け座金25に当接する基部27aと、基部27aから分岐してシリンダ13の内周壁に密着する第1舌片27bと、基部27aから分岐してピストンロッド17の外周壁に密着する第2舌片27cと、を有して構成されている。これにより、シール部材27の第1舌片27bがシリンダ13の内周壁に密着することで生じる液密性と、シール部材27の第2舌片27cがピストンロッド17の外周壁に密着することで生じる液密性とが相俟って、第2流体室13eからやってきた粘性流体がシール部材27を越えて第1流体室13dへと流入する事態を未然に防止することができる。
第1流体室13dは、ピストンロッド17が負荷緩衝方向に前進して第2流体室13e内に侵入したとき、ピストンロッド17の侵入分だけ増加した体積分の粘性流体を、シール部材27とピストンストッパ19とで区画される蓄液室31に収容する。なお、蓄液室31は、第1流体室13dの一部を形成しており、ピストンロッド17が負荷緩衝方向に大きく前進してくると、蓄液室31における粘性流体の圧力が高まってバネ部材23が負荷側に圧縮されるため、その体積が増加するように構成されている。
一方、前述とは逆に、ピストンロッド17が負荷緩衝方向に対して後進して第2流体室13e内から退避したとき、ピストンロッド17の退避分だけ減少した体積分の粘性流体を、蓄液室31から第2流体室13eへと戻す役割を果たす。この場合、蓄液室31は、ピストンロッド17が反負荷緩衝方向に大きく後進してくると、第2流体室13eにおける粘性流体の圧力が低くなり、これに連れて蓄液室31における粘性流体の圧力が低くなってバネ部材23が流体の圧力から解放されるため、その体積が減少するように構成されている。
そして、バネ部材23における負荷側端には、その中央部にピストンロッド17の挿通用通孔33aが開設された蓋体33が設けられている。なお、図1中では省略されているが、実際には、蓋体33には、シリンダ13内を外部環境から隔離するためのシール部材が設けてある。
シリンダ13内に充填される粘性流体としては、例えばシリコンオイル等の、非圧縮性の粘性流体を好適に使用することができる。使用オイルの粘度を変えることによって、ショックアブソーバ11の緩衝特性を調整することができる。
例えば樹脂製のピストン15は、第2流体室13eの内径よりもやや小さくされており、シリンダ13の内側壁との間に僅かなクリアランスが形成されている。
ピストン15には、図2に示すように、ピストン15を貫通して蓄液室31及び第2流体室13eとを連通する、複数の円柱形状の還流孔15aが設けられている。これら還流孔15aの口径は、ピストン15における進退時の流体抵抗等に基づく適宜の値に設定されており、粘性流体に所定の通過抵抗を生じさせる。
ピストン15における反負荷側であって、還流孔15aを覆う位置には、図2に示すように、略ワッシャ形状の金属又は樹脂よりなる弁29が、ピストンロッド17の軸線方向に沿って移動自在に設けられている。この弁29の移動範囲を規制するために、ピストン15における反負荷側には、規制部材15bが設けられている。この弁29は、蓄液室31及び第2流体室13eの両流体室間における圧力差に応じて前記軸線方向に移動する。つまり、弁29は、蓄液室31及び第2流体室13eの両流体室間における圧力差に応じて還流孔15aを閉塞し又は開放するように動作することによって、還流孔15aを通過する粘性流体量を調整する役割を果たす。
なお、弁29は必要に応じて設けられるものであって、これを省略してもよい。ただし、弁29を設ける場合、上述した構成に代えて、例えば、ピストン15における反負荷側であって、還流孔15aを覆う位置に、可撓性を有する弁を固定的に設け、蓄液室31及び第2流体室13eの両流体室間における圧力差に応じて前記弁の周縁部を撓ませる構成を採用してもよい。このように構成すれば、前記弁の周縁部が、蓄液室31及び第2流体室13eの両流体室間における圧力差に応じて還流孔15aを閉塞し又は開放するように撓み動作することによって、還流孔15aを通過する粘性流体量を調整する役割を果たすことになる。
例えば樹脂等の素材により略円筒形状に形成されるピストンストッパ19は、図3〜図5に示すように、ピストン15がその背面側から突き当たる突当部41と、シリンダ13の所定位置にピストンストッパ19を取り付ける際の案内機能を担う案内部43と、シリンダ13の外周方向に弾発付勢されて、シリンダ13の内周壁に周方向にわたり刻設された周回溝(本発明の「溝部」に相当する。)35に係合する弾性爪45と、を備えて構成されている。
突当部41は、シリンダ13の内径よりも僅かに小さい略円板状に形成されており、ピストンロッド17を介してピストン15に伝えられた負荷からの引っ張り力を、その背面側当接面41aで受ける役割を果たす。突当部41の中央部分には、ピストンロッド17が貫通する円形状の貫通孔41bが開設されている。この貫通孔41bは、ピストンロッド17の外径よりも僅かに大きく形成されており、ピストンロッド17をその軸線方向に摺動自在に案内する役割を果たす。
案内部43は、突当部41の周縁からピストン15側に延びる円筒形状の側壁によって区画形成されており、シリンダ13の所定位置にピストンストッパ19を取り付ける際に、その姿勢を正立維持させた状態で所定位置まで円滑に案内する役割を果たす。
弾性爪45は、案内部43から当接部41にわたり略U字形状に切り欠くことによって、相互に対称となる位置に一対、形成されている。また、弾性爪45は、略U字形状に切り欠き形成された孤立片45aを、その基端部45bからシリンダ13の外周方向に傾斜させることによって形成する構成を採用してもよい。
弾性爪45と、案内部43又は当接部41との間には、所定距離を隔てた切り欠き部47が形成されている。この切り欠き部47を介して、蓄液室31及び第2流体室13eの両流体室間における粘性流体の流通が行われるようになっている。なお、シリンダ13の内周方向へ弾性爪45を圧縮付勢したとき、弾性爪45を含む突当部41の外径は、シリンダ13の内径よりも僅かに小さい径にちょうど収束するように構成されている。すなわち、弾性爪45が圧縮付勢された状態の突当部41を俯瞰して観ると、弾性爪45の上面が突当部41の上面と一体になって、略円形状を形成するようになっている。
弾性爪45の背面側には、突起部49が一体形成されている。この突起部49は、図2に示すように、ピストン15が突当部41の背面側当接面41aに突き当てられたとき、ピストン15の外周壁が弾性爪45の突起部49に当接することによって、シリンダ13の内周方向への弾性爪45の倒れ移動を阻止する役割を果たす。なお、この突起部49は、シリンダ13の内周方向への弾性爪45の倒れ移動が懸念される場合に設けられるものであるが、本発明を実施する際に、弾性爪45の倒れ移動が起こる蓋然性が低いと考えられる場合には、その構成を省略することができる。
上述のように構成されたピストンストッパ19を、シリンダ13の所定位置、具体的には、周回溝35に取り付けるにあたっては、図6(A)に示すように、まず弾性爪45を、その弾発付勢力に抗してシリンダ13の内周方向に圧縮させた状態で、ピストンストッパ19をシリンダ13内に挿入し、その圧縮状態を維持させながらシリンダ13内奥へと押し込んでゆく。
この押し込み過程において、案内部43の働きによって、ピストンストッパ19の姿勢を正立維持させた状態で所定位置まで円滑に案内することができる。
弾性爪45が周回溝35の位置まで到達した時点で、その圧縮力から開放された弾性爪45がシリンダ13の外周方向に弾発付勢されて周回溝35に係合することによって、図6(B)に示すように、ピストンストッパ19をシリンダ13内における所要の位置に取り付けることができる。
次に、実施例1に係るショックアブソーバの基本動作について説明する。なお、ショックアブソーバの基本動作については、後述する実施例2〜5も共通であるため、実施例2〜5の説明において、ショックアブソーバに係る基本動作の説明を省略することとする。
[ショックアブソーバの基本動作]
負荷からの押し込み力を受けたピストンロッド17が反負荷側に退避移動(下降)して、シリンダ13内に押し込められていくと、それに連動して、ピストン15がシリンダ13における反負荷側に退避移動(下降)する。このとき、ピストン15に設けられた弁29は閉止しており、複数の還流孔15aにおける粘性流体の流通は完全に遮断されている。これにより、ピストン15の退避移動速度は最大に減速される。従って、ショックアブソーバ11は、最大の能力を発揮しつつ負荷を緩衝する。
一方、負荷からの引っ張り力を受けたピストンロッド17が負荷側に伸展移動(上昇)して、シリンダ13の外方へと伸び出してくると、それに連動して、ピストン15がシリンダ13における負荷側に伸展移動(上昇)する。このとき、第1流体室13dの一部を形成する蓄液室31での粘性流体圧力に対して、第2流体室13eの粘性流体圧力が相対的に小さくなるので、粘性流体は蓄液室31から還流孔15aを経由して第2流体室13eへ流れてゆこうとする。すると、この粘性流体の流れが弁29に作用し、弁29が開放される。これにより、蓄液室31の粘性流体が、還流孔15aを経由して第2流体室13eへと円滑に戻ることで、ピストン15が負荷緩衝前の原位置へと復帰する。この復帰の過程で、ショックアブソーバ11は、所定の緩衝速度で負荷を緩衝する。
次に、実施例1に係るショックアブソーバの作用効果について説明する。
[実施例1に係るショックアブソーバの作用効果]
本発明実施例1に係るショックアブソーバ11では、図2及び図6(B)に示すように、ピストンストッパ19の構成部材である弾性爪45が、シリンダ13の内周壁に刻設された周回溝35に係合することで、ピストンストッパ19の軸線方向における移動が拘束されている。このとき、ピストンロッド17を介して負荷からの引っ張り力がピストン15に作用すると、この引っ張り力をピストンストッパ19の当接面41aで受けるが、前述のように、ピストンストッパ19の軸線方向における移動は拘束されている。従って、所要の位置(周回溝35の刻設位置)にピストン15を確実に停止させることができる。
また、ピストンストッパ19を、シリンダ13の所定位置、具体的には、周回溝35に取り付けるにあたっては、図6(A)に示すように、まず弾性爪45を、その弾発付勢力に抗してシリンダ13の内周方向に圧縮させた状態で、ピストンストッパ19をシリンダ13内に挿入し、その圧縮状態を維持させながらシリンダ13内奥へと押し込んでゆく。
この押し込み過程において、案内部43の働きによって、ピストンストッパ19の姿勢を正立維持させた状態で所定位置まで円滑に案内することができる。また、シリンダ13の内周方向へ弾性爪45を圧縮付勢したとき、弾性爪45を含む突当部41の外径は、シリンダ13の内径よりも僅かに小さい径にちょうど収束し、余計な角部等のでっぱり部分は一切存在しない。従って、組み付け時にシリンダ13の内周壁を傷付けることがない。
弾性爪45が周回溝35の位置まで到達した時点で、その圧縮力から開放された弾性爪45がシリンダ13の外周方向に弾発付勢されて周回溝35に係合することによって、図6(B)に示すように、ピストンストッパ19をシリンダ13内における所要の位置に確実に取り付けることができる。従って、組み付け性が良好なピストンストッパ機構を備えたショックアブソーバ11を得ることができる。
そして、弾性爪45の背面側に突起部49を一体形成したので、ピストン15が突当部41の背面側41aに突き当てられたとき、ピストン15の外周壁が弾性爪45の突起部49に当接し、ピストン15とピストンストッパ19とが、あたかも一体物のようにふるまうことによって、シリンダ13の内周方向への弾性爪45の倒れ移動を確実に阻止することができる。従って、ピストンストッパ19の脱落の懸念が一掃された、きわめて信頼性の高いピストンストッパ機構を備えたショックアブソーバ11を得ることができる。
次に、本発明実施例2に係るショックアブソーバについて、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、実施例1と実施例2の構成は基本的な部分で相互に共通しているため、共通の構成部分には共通の符合を付し、その重複した説明を省略する。
[実施例2に係るショックアブソーバの全体構成]
図7は、実施例2に係るショックアブソーバの全体構成を示す断面図、図8は、実施例2に係るショックアブソーバのピストン周辺を示す要部拡大図、図9は、実施例2に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの斜視図、図10は、実施例2に係るピストンストッパの四面図であり、図10(A)はピストンストッパを裏側から視た平面図、図10(B)は図10(A)に示すピストンストッパの右側面図、図10(C)はピストンストッパの正面図、図10(D)はピストンストッパを表側から視た平面図、図11は、実施例2に係るピストンストッパの断面図であり、図11(A)は図10(C)に示すDD線で切断し矢視方向に視た断面図、図11(B)は図10(A)に示すEE線で切断し矢視方向に視た断面図、図11(C)は図10(A)に示すFF線で切断し矢視方向に視た断面図、図12は、実施例2に係るピストンストッパを、シリンダ内に取り付ける際の工程を示す説明図である。
前述した実施例1に係るショックアブソーバ11と、実施例2に係るショックアブソーバ51と、の相違点は下記の通りである。
すなわち、実施例1に係るショックアブソーバ11の構成要素であるピストンストッパ19では、図3に示すように、弾性爪45における先端部分の、周回溝35との当接部分45cは、突当部41と同様に平坦に形成されているのに対し、実施例2に係るショックアブソーバ51の構成要素であるピストンストッパ53では、図7〜図11、特に図9に示すように、弾性爪55における先端部分の、周回溝35の傾斜受止部35aとの当接部分には、負荷側を指向する傾斜突部55aが、周方向に沿って形成されており、弾性爪55における先端部分に断面棘状の傾斜突部55aを有する点で、実施例1と大きく相違している。
なお、実施例2に係るショックアブソーバ51の構成要素であるピストンストッパ53では、図7〜図11に示すように、弾性爪55の背面側に突起部49を設ける構成が省略されている。ただし、実施例2に係る傾斜突部55a採用した場合であっても、シリンダ13の内周方向への弾性爪55の倒れ移動が懸念される場合には、弾性爪55の背面側に突起部49を設ける構成を採用してもよい。
上述のように構成されたピストンストッパ53を、シリンダ13の所定位置、具体的には、周回溝35の傾斜受止部35aに取り付けるにあたっては、図12に示すように、まず弾性爪55を、その弾発付勢力に抗してシリンダ13の内周方向に圧縮させた状態で、ピストンストッパ53をシリンダ13内に挿入し、その圧縮状態を維持させながらシリンダ13内奥へと押し込んでゆく。
この押し込み過程において、案内部43の働きによって、ピストンストッパ53の姿勢を正立維持させた状態で所定位置まで円滑に案内することができる。
弾性爪55が周回溝35の位置まで到達した時点で、その圧縮力から開放された弾性爪55の傾斜突部55aがシリンダ13の外周方向に弾発付勢されて周回溝35の傾斜受止部35aに係合することによって、ピストンストッパ53をシリンダ13内における所要の位置に取り付けることができる。
[実施例2に係るショックアブソーバの作用効果]
本発明実施例2に係るショックアブソーバ51では、図8及び図12に示すように、ピストンストッパ53の構成部材である弾性爪55の傾斜突部55aが、シリンダ13の内周壁に刻設された周回溝35の傾斜受止部35aに係合することで、ピストンストッパ19の軸線方向における移動が強固に拘束されている。このとき、ピストンロッド17を介して負荷からの引っ張り力がピストン15に作用すると、この引っ張り力をピストンストッパ19の当接面41aで受けるが、前述のように、ピストンストッパ53の軸線方向における移動は強固に拘束されている。従って、所要の位置(周回溝35の刻設位置)にピストン15を確実に停止させることができる。
また、ピストンストッパ53を、シリンダ13の所定位置、具体的には、周回溝35に取り付けるにあたっては、図12に示すように、まず弾性爪55を、その弾発付勢力に抗してシリンダ13の内周方向に圧縮させた状態で、ピストンストッパ53をシリンダ13内に挿入し、その圧縮状態を維持させながらシリンダ13内奥へと押し込んでゆく。
この押し込み過程において、案内部43の働きによって、ピストンストッパ53の姿勢を正立維持させた状態で所定位置まで円滑に案内することができる。また、シリンダ13の内周方向へ弾性爪55を圧縮付勢したとき、弾性爪55を含む突当部41の外径は、シリンダ13の内径よりも僅かに小さい径にちょうど収束し、余計な角部等のでっぱり部分は一切存在しない。従って、組み付け時にシリンダ13の内周壁を傷付けることがない。
弾性爪55が周回溝35の位置まで到達した時点で、その圧縮力から開放された弾性爪55の傾斜突部55aがシリンダ13の外周方向に弾発付勢されて周回溝35の傾斜受止部35aに係合することによって、図8及び図12に示すように、ピストンストッパ53をシリンダ13内における所要の位置に強固かつ確実に取り付けることができる。従って、組み付け性が良好なピストンストッパ機構を備えたショックアブソーバ51を得ることができる。
なお、弾性爪55の背面側に突起部49を一体形成する構成を採用する場合には、ピストン15が突当部41の背面側41aに突き当てられたとき、ピストン15の外周壁が弾性爪55の突起部49に当接し、ピストン15とピストンストッパ19とが、あたかも一体物のようにふるまうことによって、シリンダ13の内周方向への弾性爪55の倒れ移動を確実に阻止することができる。従って、ピストンストッパ19の脱落の懸念が一掃された、きわめて信頼性の高いピストンストッパ機構を備えたショックアブソーバ51を得ることができる。
次に、本発明実施例3に係るショックアブソーバについて、図面を参照しつつ説明する。なお、実施例1と実施例3の構成は基本的な部分で相互に共通しているため、共通の構成部分には共通の符合を付し、その重複した説明を省略する。
図13は、実施例3に係るショックアブソーバの全体構成を示す断面図である。
前述した実施例1に係るショックアブソーバ11と、実施例3に係るショックアブソーバ61と、の相違点は下記の通りである。
すなわち、実施例1に係るショックアブソーバ11の構成要素であるシリンダ13では、図1に示すように、シングルチューブによる第2流体室13eの構成を採用しているのに対し、実施例3に係るショックアブソーバ61の構成要素であるシリンダ63では、図13に示すように、ダブルチューブによる第2流体室13eの構成を採用しており、第2流体室13eの構成がシングルチューブか、或いはダブルチューブか、の点で、実施例1と相違している。
実施例3に係るショックアブソーバ61によれば、実施例1に係るショックアブソーバ11と同等の作用効果を奏する。
次に、本発明実施例4に係るショックアブソーバについて、図面を参照しつつ説明する。なお、実施例1と実施例4の構成は基本的な部分で相互に共通しているため、共通の構成部分には共通の符合を付し、その重複した説明を省略する。
図14は、実施例4に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの三面図であり、図14(A)はピストンストッパを裏側から視た平面図、図14(B)は図14(A)に示すピストンストッパの右側面図、図14(C)はピストンストッパを表側から視た平面図である。
前述した実施例1に係るピストンストッパ19と、実施例4に係るピストンストッパ71と、の相違点は下記の通りである。
すなわち、実施例1に係るピストンストッパ19では、例えば図4等に示すように、相互に対称となる位置に一対の弾性爪45が形成されているのに対し、実施例4に係るピストンストッパ71では、図14に示すように、相互に均等な間隔を置いて3つの弾性爪73が形成されており、ピストンストッパが有する弾性爪の数の点で、実施例1と相違している。
実施例4に係るピストンストッパ71を組み込んだショックアブソーバによれば、安定性の高い3点支持によるピストンストッパ機構を実現することができる。
次に、本発明実施例5に係るショックアブソーバについて、図面を参照しつつ説明する。なお、実施例4と実施例5の構成は基本的な部分で相互に共通しているため、共通の構成部分には共通の符合を付し、その重複した説明を省略する。
図15は、実施例5に係るショックアブソーバの構成要素であるピストンストッパの三面図であり、図15(A)はピストンストッパを裏側から視た平面図、図15(B)は図15(A)に示すピストンストッパの右側面図、図15(C)はピストンストッパを表側から視た平面図である。
前述した実施例4に係るピストンストッパ71と、実施例5に係るピストンストッパ81と、の相違点は下記の通りである。
すなわち、実施例4と実施例5とでは、相互に均等な間隔を置いて3つの弾性爪が形成されている点は共通するが、実施例4に係るピストンストッパ71では、図14に示すように、3つの弾性爪73は、その基端部から立設するように設けられていたのに対し、実施例5に係るピストンストッパ81では、図15に示すように、3つの弾性爪83は、その基端部から周方向に延びる腕部85を介してオフセットするように立設されており、弾性爪と基端部間の距離及び位置関係の点で、実施例4と相違している。
実施例5に係るピストンストッパ81を組み込んだショックアブソーバによれば、実施例4と同様に、安定性の高い3点支持によるピストンストッパ機構を実現することができる。
[その他]
本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨、あるいは技術思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴うショックアブソーバもまた、本発明における技術的範囲の射程に包含されるものである。
すなわち、例えば、本発明実施例において、弾性爪の内周方向への倒れ移動を防止する目的で、弾性爪の背面側に突起部を一体形成する例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されることなく、弾性爪それ自体の厚みを増すことによって、その背面側に膨出部を形成する構成を採用してもよい。
最後に、本発明実施例において、ピストンストッパが有する弾性爪の数及び配置として、対称となる位置に一対の弾性爪を設けるか、又は、相互に均等な間隔となる位置に3つの弾性爪を設ける例をあげて説明したが、本発明はこの例に限定されることなく、適宜必要な数の弾性爪を適宜の位置に配したピストンストッパも、本発明における技術的範囲の射程に包含されることはいうまでもない。
11 ショックアブソーバ(実施例1)
13 シリンダ(実施例1〜5)
13a 開口端(実施例1〜5)
13b 底壁(実施例1〜5)
13c 係止孔(実施例1〜5)
13d 第1流体室(実施例1〜5)
13e 第2流体室(実施例1〜5)
15 ピストン(実施例1〜5)
15a 還流孔(実施例1〜5)
15b 規制部材(実施例1〜5)
17 ピストンロッド(実施例1〜5)
19 ピストンストッパ(実施例1)
21 受け部(実施例1〜5)
23 バネ部材(実施例1〜5)
25 バネ受け座金(実施例1〜5)
25a 挿通孔(実施例1〜5)
27 シール部材(実施例1〜5)
27a 基部(実施例1〜5)
27b 第1舌片(実施例1〜5)
27c第2舌片(実施例1〜5)
29 弁(実施例1〜5)
31 蓄液室(実施例1〜5)
33 蓋体(実施例1〜5)
33a 挿通用通孔(実施例1〜5)
35 周回溝(実施例1〜5)
35a 周回溝の傾斜受止部(実施例2)
41 突当部(実施例1〜5)
41a 当接面(実施例1〜5)
41b 貫通孔(実施例1〜5)
43 案内部(実施例1〜5)
45 弾性爪(実施例1)
45a 孤立片(実施例1〜5)
45b 基端部(実施例1〜5)
45c 当接部分(実施例1)
47 切り欠き部(実施例1〜5)
49 突起部(実施例1〜5)
51 ショックアブソーバ(実施例2)
53 ピストンストッパ(実施例2)
55 弾性爪(実施例2)
55a 傾斜突部(実施例2)
61 ショックアブソーバ(実施例3)
63 ダブルチューブ構造のシリンダ
71 ピストンストッパ(実施例4)
73 弾性爪(実施例4)
81 ピストンストッパ(実施例5)
83 弾性爪(実施例5)
85 腕部(実施例5)

Claims (5)

  1. 粘性流体が封止されるシリンダと、
    前記シリンダ内に摺動自在に設けられるピストンと、
    前記ピストンに連結されて該ピストンに負荷からの力を伝えるピストンロッドと、
    を備え、
    前記シリンダの内周壁に溝部を設け、
    前記ピストンが突き当たる突当部と、当該突当部に開設されて前記ピストンロッドが貫通する貫通孔と、前記シリンダの外周方向に弾発付勢されて前記溝部に係合する弾性爪と、を有し、前記ピストンが前記突当部に突き当たることで該ピストンを停止させるピストンストッパを、前記シリンダ内に設け
    前記弾性爪の背面側に突起部を設け、
    前記ピストンが前記突当部に突き当てられたとき、該ピストンの外周壁が前記弾性爪の前記突起部に当接することによって、前記シリンダの内周方向への当該弾性爪の倒れ移動が阻止されている
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  2. 粘性流体が封止されるシリンダと、
    前記シリンダ内に摺動自在に設けられるピストンと、
    前記ピストンに連結されて該ピストンに負荷からの力を伝えるピストンロッドと、
    を備え、
    前記シリンダの内周壁に溝部を設け、
    前記ピストンが突き当たる突当部と、当該突当部に開設されて前記ピストンロッドが貫通する貫通孔と、前記シリンダの外周方向に弾発付勢されて前記溝部に係合する弾性爪と、を有し、前記ピストンが前記突当部に突き当たることで該ピストンを停止させるピストンストッパを、前記シリンダ内に設け、
    前記ピストンストッパは、前記シリンダの内径よりも僅かに小さい略円板状に形成された前記突当部と、当該突当部の周縁から前記ピストン側に延びる案内部と、を備え、
    前記弾性爪は、前記案内部から前記当接部にわたり切り欠くことによって形成されている、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  3. 請求項1又は2記載のショックアブソーバであって、
    前記弾性爪の先端部分に、前記負荷側を指向する傾斜突部を設け、
    前記溝部に、前記傾斜突部を受け止める受止部を設けた、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載のショックアブソーバであって、
    前記貫通孔は、前記ピストンロッドをその軸線方向に摺動案内するように形成されている、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
  5. 請求項記載のショックアブソーバであって、
    前記ピストンストッパは、前記シリンダの内径よりも僅かに小さい略円板状に形成された前記突当部と、当該突当部の周縁から前記ピストン側に延びる案内部と、を備え、
    前記弾性爪は、前記案内部から前記当接部にわたり切り欠くことによって形成されている、
    ことを特徴とするショックアブソーバ。
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