JP4402449B2 - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば車両等に発生する振動を緩衝するのに好適に用いられる油圧緩衝器に関し、特に、シリンダ内にフリーピストンが設けられた油圧緩衝器に関する。
一般に、油圧緩衝器は、軸方向の一側がボトムキャップにより閉塞されると共に他側にロッドガイドが取付けられ、内部に油液とガスが封入されるシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、該シリンダ内をロッド側油室とボトム側油室とに画成するピストンと、軸方向の一側が該ピストンに取付けられ、他側が前記ロッドガイドを介して前記シリンダから伸長、縮小可能に突出したピストンロッドと、前記ピストンに設けられ、該ピストンロッドの伸長、縮小によりピストンが軸方向に変位するときに減衰力を発生する減衰力発生機構と、前記ピストンとボトムキャップとの間に位置して前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌され、前記シリンダとの間でガス室を画成するフリーピストンとによって大略構成されている。
また、減衰力発生機構は、ピストンに設けられ、ロッド側油室とボトム側油室とを連通可能な油路と、前記ピストンの両方の端面側に設けられ、該油路を開閉して油液に抵抗を与える伸長側と縮小側のディスクバルブと、該ディスクバルブに重なるように設けられ、該ディスクバルブの開度を規制するリテーナとにより大略構成されている。
一方、ピストンロッドの一端側は、段部を介して小径部となり、この小径部をピストンに貫通させた状態で、その突出端部にナットを螺着することにより前記ピストンに取付けられている。また、ピストンロッドの段部とピストンの端面との間には縮小側のディスクバルブ、リテーナ等が固定され、ナットとピストンの端面との間には伸長側のディスクバルブ、リテーナ等が固定されている。
さらに、フリーピストンは、ピストンロッドがシリンダ内に進入、退出するときに、ピストンロッドの進入体積に応じて変位するものである。また、フリーピストンは、シリンダの内周面に摺接する筒部と、該筒部内を閉塞するように軸方向のほぼ中間部に設けられた平坦な隔壁とにより構成され、前記筒部にはシリンダとの間をシールするシール部材が取付けられている。
また、隔壁を筒部の軸方向のほぼ中間部に設けることにより、フリーピストンには、ピストンロッドが最縮小したときに、該ピストンロッドの先端部に螺着されたナットの一部を収容する収容空間を形成している(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−82524号公報
ところで、上述した従来技術によるものでは、隔壁を筒部の軸方向のほぼ中間部に設けることによりフリーピストンに収容空間を設け、ピストンロッドが最縮小したときに、この収容空間にピストンロッドの先端部に螺着されたナットの一部を収容することができる。
ここで、単筒式の油圧緩衝器は、ピストンロッドを進入、退出させるためのガス室をピストン等と直列(同一軸線上)に設けている。しかし、従来技術のフリーピストンは、ピストンロッドに螺着されたナットの一部だけしか収容空間に収容することができないから、ピストンロッドの先端とフリーピストンとの間隔を大きく確保する必要があり、全体の軸方向寸法が大きくなるという問題がある。
本発明は上述した従来技術の問題に鑑みなされたもので、本発明の目的は、ピストンロッドとフリーピストンとを近づけて配設でき、全体の軸方向寸法を小さくできるようにした油圧緩衝器を提供することにある。
本発明による油圧緩衝器は、内部に油液とガスが封入されるシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に挿嵌され該シリンダ内を2つの油室に画成するピストンと、軸方向の一側が該ピストンに取付けられ他側が前記シリンダから伸長、縮小可能に突出したピストンロッドと、前記ピストンに設けられ該ピストンが軸方向に変位するときに減衰力を発生する減衰力発生機構と、前記ピストンを挟んで前記ピストンロッドと反対側に位置して前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌され前記シリンダとの間でガス室を画成するフリーピストンとを備えてなる。
そして、上述した課題を解決するために、請求項1の発明が採用する構成の特徴は、前記減衰力発生機構は、前記ピストンに設けられ前記2つの油室を連通可能な油路と、前記ピストンの端面側に設けられ該油路を開閉して油液に抵抗を与えるディスクバルブと、該ディスクバルブに重なるように設けられ該ディスクバルブの開度を規制するリテーナとからなり、前記ピストンロッドは、前記ピストンを貫通した突出端部にナットを螺着することにより前記ピストンの端面側に前記ディスクバルブとリテーナを固定する構成とし、前記フリーピストンは、前記シリンダの内周面に摺接し外周にシール部材が設けられた円筒状の筒部と、該筒部の内周側に設けられ前記ピストン側と前記ガス室側とを隔絶する段付隔壁とから構成され、前記段付隔壁は、前記ピストン側に前記ピストンの端面を収容する収容空間を形成する部と、該部とは反対側となる前記ガス室側で、前記筒部の内周側と前記段部の外周側との間に位置し前記ガス室の容積を拡張するガス室拡張空間を形成する環状溝とを有する構成とし、前記フリーピストンの収容空間は、前記減衰力発生機構のリテーナを収容するリテーナ収容空間と、該リテーナ収容空間よりも奥所に位置して該リテーナ収容空間よりも小径に形成され前記ピストンロッドの突出端部とナットを収容するロッド−ナット収容空間とによって構成され、前記シール部材と前記環状溝とロッド−ナット収容空間とは、径方向に重なるように配置される構成としたことにある。
請求項2の発明によると、前記フリーピストンには、前記ガス室側の前記段付隔壁に位置して補強用のリブを設ける構成としたことにある。
請求項3の発明によると、前記フリーピストンは、樹脂材料を用いて形成したことにある。また、請求項4の発明によると、前記フリーピストンの前記筒部、前記段付隔壁のいずれの部位でも肉厚寸法がほぼ一定となるように成形する構成としている。
請求項の発明によると、前記フリーピストンの収容空間は、前記リテーナ収容空間より前記ピストン側に位置して前記リテーナ収容空間よりも大径に形成され前記減衰力発生機構のディスクバルブを収容するバルブ収容空間を有する構成としている。
請求項1の発明によれば、フリーピストンは、ピストンロッドが最縮小したときに、ピストンの端面側を段付隔壁の収容空間部内に収容することができる。従って、フリーピストンは、ピストンに近づけて配設することができるから、油圧緩衝器全体の軸方向寸法を小さくすることができる。
また、フリーピストンをピストンに近づけた分だけ各油室に封入する油液の量を少なくすることができるから、温度上昇による油液の膨張量を低下させることができ、減衰力発生機構による減衰力を安定させることができる。
しかも、前記段付隔壁は、ピストン側にピストンの端面を収容する収容空間を形成する段部と、該段部とは反対側となるガス室側で、筒部の内周側と前記段部の外周側との間に位置し前記ガス室の容積を拡張するガス室拡張空間を形成する環状溝を有しているので、前記段付隔壁の収容空間とは反対側に位置する前記環状溝により前記ガス室の拡張空間を形成することができる。
この結果、多くのガスを前記ガス室の拡張空間に入り込ませることができるから、ガス室の容積を大きくして温度上昇による圧力変動を小さく抑えることができ、減衰力発生機構による減衰力を安定させることができる。また、前記環状溝を有することにより、フリーピストンとシリンダのボトムとの間隔を小さくすることもでき、油圧緩衝器全体の軸方向寸法を小さくすることができる。そして、ピストンロッドが最縮小したときには、収容空間のリテーナ収容空間に減衰力発生機構のリテーナを収容することができ、ロッド−ナット収容空間にピストンロッドの突出端部とナットを収容することができる。従って、段付隔壁の収容空間はリテーナまで収容できるから、フリーピストンはピストンに近づけて配設することができ、油圧緩衝器全体の軸方向寸法をさらに小さくすることができる。また、油液の量を少なくして、減衰力発生機構による減衰力を安定させることができる。
請求項の発明によれば、補強用のリブによってフリーピストンの強度を高めることができるから、該フリーピストンを薄肉に形成したり、軽量な材料から形成することができ、重量の軽減、性能の向上等を図ることができる。また、フリーピストンの外周側に挿着されるシール部材の締付力に対しても十分な強度を得ることができるから、変形による油液とガスの置換を防止して、寿命や信頼性を向上することができる。
請求項3の発明によれば、樹脂材料を用いることにより複雑な形状のフリーピストンを容易に成形することができる。また、フリーピストンの軽量化、製造コストの低減等を図ることができる。また、請求項4の発明によれば、前記フリーピストンの肉厚寸法を、前記筒部、前記段付隔壁のいずれの部位でもほぼ一定となるように成形することができる。
請求項の発明によれば、ピストンロッドが最縮小したときには、フリーピストンの収容空間のうちバルブ収容空間に減衰力発生機構のディスクバルブを収容することができ、リテーナ収容空間に減衰力発生機構のリテーナを収容することができ、さらにロッド−ナット収容空間にピストンロッドの突出端部とナットを収容することができる。従って、フリーピストンの収容空間はディスクバルブまで収容できるから、フリーピストンはより一層ピストンに近づけて配設することができ、油圧緩衝器全体の軸方向寸法をさらに小さくすることができる。また、油液の量をより一層少なくして、減衰力発生機構による減衰力をさらに安定させることができる。
しかも、例えばシール部材の経年劣化等によってピストンロッド等がフリーピストンに当接するような事態が生じても、ディスクバルブはバルブ収容空間に収容することができる。これにより、油圧緩衝器の重要部品であるディスクバルブを保護することができ、信頼性を向上することができる。
以下、本発明の実施の形態に係る油圧緩衝器を、自動車等の車両に設けた場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
まず、図1ないし図5は本発明の第1の実施の形態を示している。図1において、1は油圧緩衝器の外形を形成する円筒状のシリンダで、該シリンダ1の下端部はボトムキャップ2によって閉塞されている。また、シリンダ1の上側には後述のピストンロッド7をガイドするロッドガイド3が取付けられ、該ロッドガイド3を覆うようにアッパキャップ4が取付けられている。さらに、ボトムキャップ2には、シリンダ1を車両の車軸側(図示せず)に取付けるための取付アイ5が固着されている。
6はシリンダ1内に摺動可能に挿嵌された円筒状のピストンで、該ピストン6は、シリンダ1内をロッド側油室Aとボトム側油室Bとに画成している。また、ピストン6の軸中心位置には、後述するピストンロッド7の小径部7Bが挿入される貫通穴6Aが形成されている。また、ピストン6には、後述の減衰力発生機構9,10が設けられている。
7は軸方向の一側となる基端側がシリンダ1内でピストン6に取付けられたピストンロッドで、該ピストンロッド7は、軸方向の他側となる先端側がロッドガイド3等を介してシリンダ1外に伸長、縮小可能に突出している。また、ピストンロッド7の基端側は、図2に示す如く、段部7Aを介して小径部7Bとなり、該小径部7Bの先端側にはねじ部7Cが刻設され、該ねじ部7Cにナット8が螺着されている。一方、ピストンロッド7の先端側は、段階的に縮径され、その先端部にはねじ部7D(図1参照)が刻設されている。そして、ピストンロッド7は、先端側にリバウンドストッパとなるバンプラバー(図示せず)を取付けた状態で、ねじ部7Dが車両の車体側(図示せず)に取付けられる。
ここで、ナット8は、ピストン6にピストンロッド7を取付けると共に、ピストン6の端面に後述する減衰力発生機構9,10のディスクバルブ9B,10B、リテーナ9C,10Cを固定するものである。
そして、ピストンロッド7は、小径部7Bをピストン6の貫通穴6Aに貫通させ、該貫通穴6Aから突出した突出端部としてのねじ部7Cにナット8を螺着することにより、ピストン6に取付けることができる。
9はピストン6に設けられた伸長側の減衰力発生機構で、該減衰力発生機構9は、ピストンロッド7が伸長してピストン6がロッドガイド3側に変位するときに減衰力を発生するものである。また、伸長側の減衰力発生機構9は、ロッド側油室Aとボトム側油室Bとを連通するようにピストン6に形成された油路9Aと、ピストン6の下端面側に設けられ、該油路9Aを開閉してロッド側油室Aからボトム側油室Bに流通する油液に抵抗を与える円板状のディスクバルブ9Bと、該ディスクバルブ9Bの下側に重ねて設けられ、該ディスクバルブ9Bの開度を規制するリテーナ9Cとにより大略構成されている。
ここで、ディスクバルブ9Bはリテーナ9Cよりも大径に形成され、リテーナ9Cはナット8よりも大径に形成されている。そして、ナット8、ディスクバルブ9B、リテーナ9Cは、上側から大径なディスクバルブ9B、中径なリテーナ9C、小径なナット8の順で重ねて配設されている。
そして、伸長側の減衰力発生機構9は、ピストン6の下端面側にディスクバルブ9B、リテーナ9Cの順で配置し、ピストンロッド7のねじ部7Cにナット8を螺着することにより軸方向に固定されている。
10はピストン6に設けられた縮小側の減衰力発生機構で、該減衰力発生機構10は、ピストンロッド7が縮小してピストン6がボトムキャップ2側に変位するときに減衰力を発生するものである。また、縮小側の減衰力発生機構10は、伸長側の減衰力発生機構9とほぼ同様に、油路10A、ディスクバルブ10B、リテーナ10Cにより大略構成されている。そして、縮小側の減衰力発生機構10は、ピストン6の上端面側にディスクバルブ10B、リテーナ10Cの順で配置し、ピストンロッド7の段部7Aとの間に固定されている。
次に、11はピストン6とボトムキャップ2との間に位置してシリンダ1内に摺動可能に挿嵌されたフリーピストンで、該フリーピストン11は、シリンダ1との間で加圧ガスが封入されたガス室Cを画成している。ここで、フリーピストン11は、ピストンロッド7がシリンダ1内に進入、退出するのを許すもので、このときのピストンロッド7の進入体積に応じて軸方向に変位するものである。
また、フリーピストン11は、樹脂材料からなり、後述の成形型18を用いて成形されている。そして、フリーピストン11は、図2、図3に示す如く、シリンダ1の内周面に摺接する円筒状の筒部12と、該筒部12の内周側に設けられ、ガス室Cとボトム側油室Bとを隔絶する段付隔壁13とによって大略構成されている。
また、筒部12は、図4に示す如く、ピストン6に向けて円筒状に立上った立上り部12Aと、該立上り部12Aの下側に位置してU字状に縮径して形成されたシール装着部12Bとによって構成されている。また、シール装着部12Bには、後述のシール部材17が装着される。
一方、段付隔壁13は、ピストン6側に位置して大径で浅底に形成された大径段部13Aと、該大径段部13Aの中央部に小径で深底に形成された小径底部13Bとにより2段の段付有底筒状体として形成させている。そして、段付隔壁13のピストン6と対向するピストン対向面には、後述の段付収容空間15が形成されている。また、段付収容空間15の反対側面には、ガス室Cを拡張する後述のガス室拡張空間16が形成されている。
また、フリーピストン11には、筒部12のシール装着部12Bと段付隔壁13の小径底部13Bとの間に環状溝14が形成されている。この環状溝14は、段付隔壁13を2段の段付有底筒状体としたことで大きく形成することができたものであり、この環状溝14にはガス室拡張空間16が形成されている。
さらに、フリーピストン11は、筒部12、段付隔壁13のいずれの部位でも肉厚寸法がほぼ一定になるように形成されている。これにより、フリーピストン11を樹脂成形したときに成形後の冷却速度を全体で均一にすることができるから、冷却速度の偏りによる歪等を防止でき、フリーピストン11の寸法精度を高めることができる。
15はフリーピストン11のピストン6と対向するピストン対向面に設けられた段付収容空間を示している。この段付収容空間15は、図3に示す如く、ピストンロッド7が最縮小したときに、ピストン6の端面から多段に突出した部分、即ち、伸長側の減衰力発生機構9のリテーナ9Cとピストンロッド7のねじ部7Cおよびナット8とを収容するものである。
そして、段付収容空間15は、段付隔壁13の大径段部13A内に形成され、減衰力発生機構9のリテーナ9Cを収容するリテーナ収容空間15Aと、リテーナ収容空間15Aよりも奥所となる小径底部13B内に位置して該リテーナ収容空間15Aよりも小径に形成され、ピストンロッド7のねじ部7Cおよびナット8を収容するロッド−ナット収容空間15Bとによって構成されている。
ここで、リテーナ収容空間15Aは、収容するリテーナ9Cに合わせて大径に形成されている。また、ロッド−ナット収容空間15Bは、収容するピストンロッド7のねじ部7Cおよびナット8に合わせて小径に形成されている。これにより、段付隔壁13は、径方向寸法を無駄に大きくすることなく小径に形成することができるから、環状溝14に形成される後述のガス室拡張空間16を大きな容積をもって形成することができる。
16は段付収容空間15と反対側面に位置してフリーピストン11に設けられたガス室拡張空間で、該ガス室拡張空間16は、ガス室Cの容積を拡張するものである。また、ガス室拡張空間16は、環状溝14によりほぼ環状の空間として形成されている。ここで、ガス室拡張空間16は、段付隔壁13の小径底部13Bをナット8等に合わせて小径に形成しているから、ガス室Cを大きく拡張することができる。
なお、17はフリーピストン11を構成する筒部12のシール装着部12Bに装着されたシール部材で、該シール部材17は、例えばOリング等によって形成されている。そして、シール部材17は、シリンダ1の内周面に気液密に摺接し、ボトム側油室Bとガス室Cとを隔絶している。
また、18はフリーピストン11を成形するための成形型(図5参照)で、該成形型18は、上型18A、下型18B、割型となる2個の中間型18Cにより大略構成されている。そして、成形型18を用いてフリーピストン11を成形する場合には、上型18Aに設けられた充填口18A1から溶融した樹脂を充填することにより、複雑な形状のフリーピストン11を容易に形成することができる。
第1の実施例による油圧緩衝器は上述の如き構成を有するもので、次に、その作動について説明する。
まず、ピストンロッド7のねじ部7Dを車両の車体側に取付けると共に、シリンダ1の下端側に設けた取付アイ5を車両の車軸側に取付け、懸架ばね(図示せず)によって車体側を車軸側に対して懸架させる。
そして、車両の走行時に車軸側から車体側に振動が伝わると、ピストンロッド7がシリンダ1に対して伸長、縮小し、該シリンダ1内でピストン6が変位する。これにより、伸長側の減衰力発生機構9と縮小側の減衰力発生機構10が適宜に減衰力を発生し、このときの振動を緩衝する。
そして、ピストンロッド7がシリンダ1に対して伸長、縮小したときには、ピストンロッド7がシリンダ1内に進入した体積に応じてフリーピストン11が変位する。
また、ピストンロッド7が大きく縮小したときには、該ピストンロッド7の先端側に設けたバンプラバーをアッパキャップ4に当接させることにより、ピストンロッド7がこれ以上縮小するのを規制する。この状態が図3に示すピストンロッド7の最縮小状態となる。ここで、ピストンロッド7、ピストン6等とフリーピストン11の段付隔壁13とは、図3に示すピストンロッド7の最縮小状態でも当接しないように、微小な間隔をもって対向するように設計されている。
そして、フリーピストン11は、ピストンロッド7が最縮小したときに、段付収容空間15に伸長側の減衰力発生機構9のリテーナ9Cとピストンロッド7のねじ部7Cおよびナット8とを収容することができる。
かくして、第1の実施の形態によれば、フリーピストン11には、ピストンロッド7が最縮小したときに、伸長側の減衰力発生機構9のリテーナ9Cとピストンロッド7のねじ部7Cおよびナット8とを収容する段付収容空間15とを設ける構成としている。従って、フリーピストン11は、図3に示すように、ピストンロッド7が最縮小したときに、ピストン6の下端面から突出したリテーナ9C、ナット8等を段付収容空間15に収容することができる。
この結果、フリーピストン11は、ピストン6に近づけて配設することができるから、同じストロークを得るためにシリンダが長くならず、油圧緩衝器全体の軸方向寸法を小さくすることができる。また、フリーピストン11をピストン6に近づけた分だけ各油室A,Bに封入する油液の量を少なくすることができるから、温度上昇による油液の膨張量を低下させることができ、減衰力発生機構9,10による減衰力を安定させることができる。
また、大きさの異なるリテーナ9Cとナット8等とをそれぞれに適したリテーナ収容空間15Aとロッド−ナット収容空間15Bに収容することができるから、段付収容空間15を形成するフリーピストン11の段付隔壁13は小さく形成することができる。これにより、段付隔壁13と反対側のガス室拡張空間16を大きく形成することができる。
従って、多くのガスをガス室拡張空間16に入り込ませることができるから、ガス室Cの容積を大きくして温度上昇による圧力変動を小さく抑えることができ、減衰力発生機構9,10による減衰力を安定させることができる。また、ガス室Cを画成するボトムキャップ2とフリーピストン11との間隔を小さくすることもでき、油圧緩衝器全体の軸方向寸法を小さくすることができる。
一方、フリーピストン11は、樹脂材料から形成しているから、成形型18を用いることにより複雑な形状に容易に成形することができる。これにより、フリーピストン11の軽量化、製造コストの低減等を図ることができる。
さらに、フリーピストン11は、筒部12、段付隔壁13のいずれの部位でも肉厚寸法がほぼ一定になるように形成しているから、冷却速度の偏りによる歪等を防止でき、フリーピストン11の寸法精度を高めることができる。
次に、図6および図7は本発明の第2の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、フリーピストンの段付収容空間は、バルブ収容空間とリテーナ収容空間とロッド−ナット収容空間とによって構成したことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図6において、21は本実施の形態によるフリーピストンで、該フリーピストン21は、第1の実施の形態によるフリーピストン11とほぼ同様に、樹脂材料を用いて形成されている。また、フリーピストン21は、シリンダ1の内周面に摺接し、立上り部22A、シール装着部22Bからなる筒部22と、該筒部22の内周側に設けられ、ロッド側油室Aとボトム側油室Bとを隔絶する段付隔壁23とにより大略構成されている。しかし、第2の実施の形態によるフリーピストン21は、段付隔壁23の形状の点で、第1の実施の形態によるフリーピストン11と相違している。
即ち、段付隔壁23は、図6、図7に示すように、ピストン6側に位置して大径で浅底に形成された大径段部23Aと、該大径段部23Aの中央部に中径で浅底に形成された中径段部23Bと、該中径段部23Bの中央部に小径で深底に形成された小径底部23Cとにより3段の段付有底筒状体として形成させている。そして、段付隔壁23のピストン6と対向するピストン対向面には、後述の段付収容空間25が形成されている。また、段付収容空間25の反対側面には、ガス室Cを拡張する後述のガス室拡張空間26が形成されている。
また、フリーピストン21には、筒部22のシール装着部22Bと段付隔壁23の小径底部23Cとの間に環状溝24が形成されている。この環状溝24にはガス室拡張空間26が形成されている。
25はフリーピストン21のピストン6と対向するピストン対向面に設けられた第2の実施の形態による段付収容空間を示している。この段付収容空間25は、図6に示す如く、ピストンロッド7が最縮小したときに、ピストン6の端面から多段に突出した部分、即ち、伸長側の減衰力発生機構9のディスクバルブ9B、リテーナ9C、ピストンロッド7のねじ部7Cとナット8を収容するものである。
そして、段付収容空間25は、段付隔壁23の大径段部23A内に形成され、減衰力発生機構9のディスクバルブ9Bを収容するバルブ収容空間25Aと、該バルブ収容空間25Aよりも奥所となる中径段部23B内に位置して該バルブ収容空間25Aよりも小径に形成され、減衰力発生機構9のリテーナ9Cを収容するリテーナ収容空間25Bと、リテーナ収容空間25Bよりも奥所となる小径底部23C内に位置して該リテーナ収容空間25Bよりも小径に形成され、ピストンロッド7のねじ部7Cおよびナット8を収容するロッド−ナット収容空間25Cとによって構成されている。
26は段付収容空間25と反対側面に位置してフリーピストン21に設けられたガス室拡張空間で、該ガス室拡張空間26は、ガス室Cの容積を拡張するものである。また、ガス室拡張空間26は、環状溝24によりほぼ環状の空間として形成されている。
かくして、このように構成された第2の実施の形態においても、前述した第1の実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第2の実施の形態によれば、ピストンロッド7が最縮小したときに、リテーナ9C、ナット8に加えてディスクバルブ9Bまで段付収容空間25に収容することができる。従って、フリーピストン21は、より一層ピストン6に近づけて配設することができるから、油圧緩衝器全体の軸方向寸法をさらに小さくすることができる。また、油室A,B内の油液の量をより一層少なくして、減衰力発生機構9,10による減衰力をさらに安定させることができる。
しかも、例えばシール部材17の経年劣化等によってピストンロッド7等がフリーピストン21に当接するような事態が生じても、ディスクバルブ9Bは段付収容空間25のバルブ収容空間25Aに収容することができる。これにより、油圧緩衝器の重要部品であるディスクバルブ9Bを保護することができ、信頼性を向上することができる。
次に、図8および図9は本発明の第3の実施の形態を示している。本実施の形態の特徴は、フリーピストンには、ガス室側に位置して補強用のリブを設ける構成としたことにある。なお、本実施の形態では、前述した第1の実施の形態と同一の構成要素に同一の符号を付し、その説明を省略するものとする。
図8において、31は本実施の形態によるフリーピストンで、該フリーピストン31は、第1の実施の形態によるフリーピストン11とほぼ同様に、樹脂材料を用いて形成されている。また、フリーピストン31は、立上り部32A、シール装着部32Bからなる筒部32と、大径段部33A、小径底部33Bからなる段付隔壁33とにより大略構成され、筒部32のシール装着部32Bと段付隔壁33の小径底部33Bとの間に環状溝34が形成されている。さらに、段付隔壁33には、リテーナ収容空間35A、ロッド−ナット収容空間35Bからなる段付収容空間35が形成され、環状溝34には、ガス室拡張空間36が形成されている。
しかし、第3の実施の形態によるフリーピストン31は、ガス室C側に位置して後述する補強用のリブ37が設けられている点で、第1の実施の形態によるフリーピストン11と相違している。
37はフリーピストン31のガス室C側に設けられた補強用のリブで、該リブ37は、図9に示す如く、ガス室拡張空間36に位置して段付隔壁33の小径底部33Bと筒部32のシール装着部32Bとの間に放射状に設けられている。これにより、各リブ37は、フリーピストン31の強度を高めることができる。
かくして、このように構成された第3の実施の形態においても、前述した各実施の形態とほぼ同様の作用効果を得ることができる。特に、第3の実施の形態によれば、補強用のリブ37によってフリーピストン31の強度を高めることができるから、該フリーピストン31を薄肉に形成したり、軽量な樹脂材料から形成することができ、重量の軽減、性能の向上等を図ることができる。また、フリーピストン31の外周側に挿着されるシール部材17の締付力に対しても十分な強度を得ることができるから、変形による油液とガスの置換を防止して、寿命や信頼性を向上することができる。
なお、第1の実施の形態では、フリーピストン11は樹脂材料を用い、成形型18によって型成形した場合を例に挙げて説明した。しかし、本発明はこれに限るものではなく、例えば金属材料等の他の材料を用いて形成してもよい。また、型成形(射出成形、鋳造)の他に切削加工、鍛造等によって形成してもよい。これら構成は、他の実施の形態にも同様に適用することができるものである。
本発明の第1の実施の形態に係る油圧緩衝器を示す縦断面図である。 油圧緩衝器の要部を拡大して示す縦断面図である。 ピストンロッドを最縮小した状態の油圧緩衝器の要部を拡大して示す縦断面図である。 第1の実施の形態によるフリーピストンを単体で拡大して示す縦断面図である。 フリーピストンを成形する成形型を示す縦断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る油圧緩衝器の要部をピストンロッドを最縮小した状態で拡大して示す縦断面図である。 第2の実施の形態によるフリーピストンを単体で拡大して示す縦断面図である。 本発明の第3の実施の形態によるフリーピストンを単体で拡大して示す縦断面図である。 図8のフリーピストンを下側からみた底面図である。
符号の説明
1 シリンダ
6 ピストン
7 ピストンロッド
7C ねじ部
8 ナット
9 伸長側の減衰力発生機構
9A,10A 油路
9B,10B ディスクバルブ
9C,10C リテーナ
10 縮小側の減衰力発生機構
11,21,31 フリーピストン
12,22,32 筒部
13,23,33 段付隔壁
13A,23A,33A 大径段部
13B,23C,33B 小径底部
14,24,34 環状溝
15,25,35 段付収容空間
15A,25B,35A リテーナ収容空間
15B,25C,35B ロッド−ナット収容空間
16,26,36 ガス室拡張空間
17 シール部材
23B 中径段部
25A バルブ収容空間
37 リブ
A ロッド側油室
B ボトム側油室
C ガス室

Claims (5)

  1. 内部に油液とガスが封入されるシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に挿嵌され該シリンダ内を2つの油室に画成するピストンと、軸方向の一側が該ピストンに取付けられ他側が前記シリンダから伸長、縮小可能に突出したピストンロッドと、前記ピストンに設けられ該ピストンが軸方向に変位するときに減衰力を発生する減衰力発生機構と、前記ピストンを挟んで前記ピストンロッドと反対側に位置して前記シリンダ内に摺動可能に挿嵌され前記シリンダとの間でガス室を画成するフリーピストンとを備えてなる油圧緩衝器において、
    前記減衰力発生機構は、前記ピストンに設けられ前記2つの油室を連通可能な油路と、前記ピストンの端面側に設けられ該油路を開閉して油液に抵抗を与えるディスクバルブと、該ディスクバルブに重なるように設けられ該ディスクバルブの開度を規制するリテーナとからなり、
    前記ピストンロッドは、前記ピストンを貫通した突出端部にナットを螺着することにより前記ピストンの端面側に前記ディスクバルブとリテーナを固定する構成とし、
    前記フリーピストンは、前記シリンダの内周面に摺接し外周にシール部材が設けられた円筒状の筒部と、該筒部の内周側に設けられ前記ピストン側と前記ガス室側とを隔絶する段付隔壁とから構成され、
    前記段付隔壁は、前記ピストン側に前記ピストンの端面を収容する収容空間を形成する部と、該部とは反対側となる前記ガス室側で、前記筒部の内周側と前記段部の外周側との間に位置し前記ガス室の容積を拡張するガス室拡張空間を形成する環状溝とを有する構成とし、
    前記フリーピストンの収容空間は、前記減衰力発生機構のリテーナを収容するリテーナ収容空間と、該リテーナ収容空間よりも奥所に位置して該リテーナ収容空間よりも小径に形成され前記ピストンロッドの突出端部とナットを収容するロッド−ナット収容空間とによって構成され、
    前記シール部材と前記環状溝とロッド−ナット収容空間とは、径方向に重なるように配置されることを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 前記フリーピストンには、前記ガス室側の前記段付隔壁に位置して補強用のリブを設ける構成としてなる請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 前記フリーピストンは、樹脂材料を用いて形成してなる請求項1または2に記載の油圧緩衝器。
  4. 前記フリーピストンの前記筒部、前記段付隔壁のいずれの部位でも肉厚寸法がほぼ一定となるように成形することを特徴とする請求項3に記載の油圧緩衝器。
  5. 記フリーピストンの収容空間は、前記リテーナ収容空間より前記ピストン側に位置して前記リテーナ収容空間より大径に形成され前記減衰力発生機構のディスクバルブを収容するバルブ収容空間を有する構成してなる請求項1,2,3または4に記載の油圧緩衝器。
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