JP5339043B2 - シュー - Google Patents

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Description

本発明はシューに関し、詳しくはピストンの半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、内部に内部空間の形成されたシューに関する。
従来、斜板式コンプレッサには、回転軸を中心に回転する斜板と、該斜板の回転に伴って進退動するピストンと、これら斜板とピストンとの間に設けられた略半球状のシューが設けられている。
上記シューとして、ピストンの半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、上記球面部および端面部を薄肉状に形成することで、シューの内部に内部空間を形成したものが知られている(特許文献1、2)。
特許文献1のシューでは、上記球面部の肉厚が一定となっており、また特許文献2のシューでは、上記球面部の肉厚は頂部から端面部側に向けて徐々に厚くなるように形成されている。
特開2002−31051号公報 特開2002−39058号公報
ここで、シューとピストンおよび斜板との間には摺動クリアランスが設けられているので、上記斜板式コンプレッサを作動させると、シューにはピストンの往復動によって上記ピストンの摺動面を介してたたき荷重が作用するが、このたたき荷重は球面部に形成された上記摺動面に摺接する球面あたり部に作用する。
その結果、特許文献1のシューでは、図3(a)(b)に示すように、球面部と端面部との境界部分で球面部全体が内部空間側に倒れ込み、球面あたり部よりも端面部側の外側端部とピストンの摺動面との間に形成されていた略楔形の空間が変形してしまう。
これと同様、特許文献2の形状を有するシューの場合、図3(c)に示すように、球面部の内周面と端面部の内周面との境界部分で球面部全体が内部空間側に倒れ込んでしまい、上記楔形の空間が変形してしまう。
上記楔形の空間は、その広い方から狭い方に潤滑油を引き込む作用があるので、このように上記楔形の空間が変形してしまうと、球面部とピストンの摺動面との間に潤滑油を供給することができず、その結果ピストンとシューとの摺動性能が低下してしまうおそれがある。
このような問題に鑑み、球面部および端面部を薄肉状にしたシューであって、上記球面部とピストンの摺動面との間の摺動性能を維持することの可能なシューを提供するものである。
すなわち、請求項1の発明に係るシューは、ピストンに形成された半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、
上記球面部および端面部を薄肉状に形成して内部空間を形成するとともに、上記球面部に、上記ピストンの摺動面に摺接する球面あたり部と、該球面あたり部よりも上記端面部側に形成された摺動面に摺接しない外側端部とを形成したシューにおいて、
上記球面あたり部の肉厚を均一とし、かつ、外側端部の肉厚を球面あたり部の肉厚よりも厚くし、
さらに上記外側端部の肉厚を、該外側端部と球面あたり部との境界から端面部側に向けて徐々に厚くすることを特徴としている。
また請求項2の発明に係るシューは、ピストンに形成された半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、
上記球面部および端面部を薄肉状に形成して内部空間を形成するとともに、上記球面部に、上記ピストンの摺動面に摺接する球面あたり部と、該球面あたり部よりも上記端面部側に形成された摺動面に摺接しない外側端部とを形成したシューにおいて、
上記あたり部の肉厚を均一とし、かつ上記外側端部の内周面から上記端面部の内周面にかけて補強手段を設けたことを特徴としている。
上記請求項1の発明によれば、上記球面あたり部の肉厚は均一に形成され、上記外側端部を上記球面あたり部よりも厚肉に形成していることから、上記球面あたり部にたたき荷重が作用しても、上記球面あたり部と外側端部との境界部分から内側が内部空間側に倒れ込むこととなる。
このため、上記外側端部とピストンの摺動面との間に形成された楔形の空間を維持することができ、該空間から球面あたり部と摺動面との間に潤滑油を供給することができるので、これらの摺動性能を維持することができる。
上記請求項2の発明によれば、上記球面あたり部の肉厚は均一に形成され、上記外側端部の内周面から端面部の内周面にかけて補強手段を設けたことから、上記球面あたり部にたたき荷重が作用しても、上記球面あたり部と外側端部との境界部分から内側が内部空間側に倒れ込むこととなる。
このため、上記外側端部とピストンの摺動面との間に形成された楔形の空間を維持することができ、該空間から球面あたり部と摺動面との間に潤滑油を供給することができるので、これらの摺動性能を維持することができる。
以下図示実施例について説明すると、図1は斜板式コンプレッサ1の内部構造を示し、図示しないハウジングに軸支された回転軸2と、該回転軸2に固定された斜板3と、ハウジングの図示しないシリンダボア内を進退動する複数のピストン4と、各ピストン4の内部に向き合うように設けられるとともに上記斜板3を挟持する複数のシュー5とを示している。
上記斜板3は回転軸2に対して斜めに固定されているか、もしくは斜板3の傾角を変化させることができるようになっており、各ピストン4ごとに2つのシュー5によって挟持されている。そして斜板3の上記シュー5と摺接する部分には所要の溶射層、めっき層や樹脂コーティングなどのコーティングが施されている。
上記ピストン4には、相互に向き合うように半球状の摺動面4aが形成されており、上記シュー5はこの摺動面4aに対して揺動しながら、上記斜板3の回転をピストン4の進退動に変換するようになっている。
なお、このような構成を有する斜板式コンプレッサ1は従来公知であり、これ以上の詳細な説明は省略する。
図2は第1実施例のシュー5を示し、該シュー5は上記ピストン4の摺動面4aで搖動する球面部11と、斜板3に摺接する端面部12とから構成され、これら球面部11および端面部12はそれぞれ薄肉状に形成され、内側には内部空間Sが形成されている。
本実施例のシュー5は鉄系、銅系、アルミニウム系材料のほか、焼結材料、樹脂材料等で製造することが可能であり、好ましくはSUJ2で製造されている。
上記球面部11は、頂部に形成された貫通孔11aと、貫通孔11aの周囲にリング状に形成された球面あたり部11bと、該球面あたり部11bよりも端面部12側に形成された外側端部11cとから構成されている。
上記球面あたり部11bは上記ピストン4の摺動面4aと同一の曲率で形成されており、斜板式コンプレッサ1の作動時には上記摺動面4aと摺接するようになっている。
また、上記球面あたり部11bの板厚は均一となっており、剛性やばね性を確保する観点から、0.1〜2mmとするのが望ましく、0.2〜1.5mmとするのがより望ましい。
上記外側端部11cの外周面は上記球面あたり部11bと異なる曲率で製造されており、斜板式コンプレッサ1の作動時には上記摺動面4aと摺接しないようになっている。
また、上記外側端部11cは上記球面あたり部11bよりも厚肉となっており、具体的には外側端部11cと球面あたり部11bとの境界から端面部12にむけて徐々に内周面が厚くなるように成形されている。
そして、上記端面部12は内周面の外周部分で上記外周端部の肉厚が徐々に厚くなるのに応じて徐々に厚くなるように製造され、球面部11と端面部12とは大きなコーナーRで滑らかに連結されている。
このような構成を有するシュー5によると、上記外側端部11cは上記ピストン4の摺動面4aとは異なる曲率で製造されていることから、該外側端部11cと球面あたり部11bとの境界から外側には、上記摺動面4aとの間に楔形の空間sが形成されるようになっている。
上記楔形の空間sは斜板式コンプレッサ1の作動時に、上記球面あたり部11bとピストン4の摺動面4aとの間に潤滑油を入り込ませるようになっている。
また、シュー5の内周面は、上記外側端部11cが端面部に向けて徐々に肉厚となり、かつ端面部12とは大きなコーナーRで滑らかに連結されているため、シュー5の成形時に割れやシワが発生しにくく、量産性が良好となっている。
次に、図3(a)〜(d)は、それぞれCAE(Computer Aided Engineering)によるシュー5の変形状態に関するシミュレーション結果を示したものとなっている。
図3(a)は上記図2に示す本実施例のシュー5を、(b)、(c)は特許文献1に記載されたシュー5を、(d)は特許文献2に記載されたシュー5をそれぞれ示している。
そしてこれらの各図は、斜板式コンプレッサ1が作動してピストン4が往復動し、ピストン4の摺動面4aを介してシュー5に瞬間的にたたき荷重が作用した状態を示している。
最初に、図3(b)(c)に示す特許文献1におけるシュー5の場合、球面あたり部11bの肉厚と外側端部11cの板厚とが均一であることから、たたき荷重が作用しても球面部11と端面部12との境界部分に応力が集中し、当該部分を中心に内部空間Sに向けて倒れ込むように変形していることがわかる。
このため、上記外側端部11cは球面あたり部11bに引きずられて内部空間S側に変形し、その結果外側端部11cとピストン4の摺動面4aとの間に形成されていた上記楔形の空間sが変形して狭くなっていることがわかる。
他方、図3(d)に示す特許文献2に記載されたシュー5の場合、上記たたき荷重が球面あたり部11bに作用すると、球面部11の肉厚が中心から外周に向けて徐々に厚くなっていることから、球面部11の内周面と端面部12との境界部分に応力が集中し、当該部分を中心に内部空間Sに向けて倒れ込むように変形していることがわかる。
このため、上記外側端部11cは球面あたり部11bに引きずられて内部空間S側に変形し、その結果外側端部11cとピストン4の摺動面4aとの間に形成されていた上記楔形の空間sが変形して狭くなっていることがわかる。
そして、上記楔形の空間sが狭くなると、球面あたり部11bと摺動面4Sとの間に潤滑油が引きこまれにくくなり、球面あたり部11bと摺動面4aとの潤滑状態が悪化してしまうので、ピストン4の摺動面4aが摩耗するなどの問題が発生することとなる。
また、端面部12の外周部分が変形してしまうため、当該部分に斜板3との摺動による摺動発熱が発生したり、斜板3との摺動性能が維持できなくなってしまい、シュー5の耐久性が低下したり、斜板3に形成したコーティングが摩耗してしまうなどの問題が発生することとなる。
上記従来のシュー5に対し、図3(a)に示す本実施例のシュー5では、球面あたり部11bは板厚が均一となっており、かつ外側端部11cの板厚は上記球面あたり部11bの肉厚よりも厚いため、たたき荷重が作用しても球面あたり部11bと外側端部11cとの境界部分に応力が集中し、当該部分を中心に内部空間Sに向けて倒れ込むように変形していることがわかる。
このため、上記球面あたり部11bと外側端部11cとの境界部分より外周側の外側端部11cはその形状を維持し、外側端部11cとピストン4の摺動面4aとの間に形成された略楔形の空間sを維持することができる。
これにより、当該楔形の空間sによって潤滑油をシュー5と摺動面4aとの間に入り込ませることができるので、良好な潤滑状態を維持することが可能となる。
また、シュー5の摩耗が抑えられるので、ピストン4とシュー5と斜板3とのクリアランスの許容範囲を広くすることが可能となり、これらの加工コストを低減することができる。
さらに、応力の集中する位置が球面部11における球面あたり部11bと外側端部11cとの境界になるため、上記端面部12の外周部分は変形しにくくなっており、上記シュー5の耐久性を維持し、また斜板3のコーティングが摩耗してしまうのを抑制することができる。
図4は第2実施例のシュー5を示し、第1実施例のシュー5と同様、球面部11において球面あたり部11bは板厚が均一となっており、かつ外側端部11cの板厚は上記球面あたり部11bとの境界部分から外周に向けて内周面が徐々に厚くなるように形成されている。
さらに、上記端面部12は外周側から中心に向けて徐々に薄肉となるように形成され、球面部11の内周面と端面部12の内周面とは大きなコーナーRで滑らかに連結されている
このような構成により、上記第1実施例のシュー5に比べて、球面部11と端面部12との境界部分に作用する応力をさらに分散することができ、上記楔形の空間sをより強固に維持することが可能となっている。
図5は第3実施例のシュー5を示し、上記球面部11において上記球面あたり部11bの内側に平坦部11dを形成したものとなっており、この平坦部11dは上記ピストン4の摺動面4aには摺接しないようになっている。
そして、球面あたり部11bは板厚が均一となっており、かつ外側端部11cの板厚は上記球面あたり部11bとの境界部分から外周に向けて徐々に厚くなるように形成され、球面部11の内周面と端面部12の内周面とは大きなコーナーRで滑らかに連結されている
このような構成により、上記平坦部11dとピストン4の摺動面4aとの間に潤滑油を保持することができ、良好な潤滑性能を維持することができる。また貫通孔11aが形成されていないことから、上記たたき荷重による球面あたり部11bの変形を抑えることが可能となっている。
図6は第4実施例のシュー5を示し、球面部11を構成する椀状の部材と、端面部12を構成する板状の部材とを相互に連結した構成を有しており、これらの内部には内部空間Sが形成されている。
上記球面部11および端面部12にはそれぞれ異なる素材を使用することができ、例えば球面部11にはSUJやSK5、高張力鋼などの鋼材を、端面部12には鋼材、焼結材、樹脂材、アルミ系材、銅系材、およびそれらにめっきを施したものを用いることができる。
上記球面部11において、球面あたり部11bは板厚が均一となっており、かつ外側端部11cの板厚は上記球面あたり部11bとの境界部分から外周に向けて徐々に厚くなるように形成されている。
また、上記端面部12の上面外周には上記球面部11の端部が係合する段差部が形成され、球面部11と端面部12とは接着や溶接などの方法によって相互に固着されている。
このような構成により、上記球面部11と端面部12との素材を異ならせることができるので、最適な摺動状態を維持することが可能となっている。
図7は第5実施例のシュー5を示し、球面部11には、頂部に形成された貫通孔11aと、板厚が均一に形成された球面あたり部11bおよび外側端部11cが形成され、また端面部12の中央には貫通孔12aが形成されるとともに、上記球面部11と均一な板厚で成形されている。
上記球面部11の外側端部11cの内周面から外側端部の内周面にかけて、リング状で断面略L字型の補強手段としての補強部材13が密着して設けられ、該補強部材13は高張力鋼、高強度チタン、ステンレス、アルミなどの高強度材料や、制震樹脂、制震ゴム、制震複合材などの制震材料などで製造されている。
上記構成とすることで、シュー5にたたき荷重が作用すると、上記補強部材13によって外側端部11cは変形しにくくなっており、球面あたり部11bと外側端部11cとの境界部分に応力が集中し、当該部分を中心に内部空間Sに向けて倒れ込むように変形するようになっている。
その結果、上記外側端部11cはその形状を維持することとなり、外側端部11cとピストン4の摺動面4aとの間に形成された略楔形の空間sを維持して、当該楔形の空間sから球面あたり部11bと摺動面4aとの間に潤滑油を供給して、良好な潤滑状態を維持することが可能となる。
なお、上記該補強部材13を所定間隔で断続的に設けるような構成としてもよい。
図8は第6実施例のシュー5を示し、上記第5実施例のシュー5に対し、上記補強部材13が中実に形成されたものとなっている。
上記第5実施例における補強部材13と、本実施例の補強部材13とは、それぞれたたき荷重に対する剛性が異なっており、斜板式コンプレッサ1の性能に合わせて適宜採用することができる。
なお、この実施例においても上記該補強部材13を所定間隔で断続的に設ける構成としてもよい。
図9は第7実施例のシュー5を示し、球面部11には、頂部に形成された貫通孔11aと、板厚が均一に形成された球面あたり部11bおよび外側端部11cが形成され、また端面部12も上記球面部11と均一な板厚で成形されている。
本実施例では、上記球面部11の外側端部11cの内周面と端面部12とにかけて、球面部11と端面部12と一体的に補強手段としてのリブ14を形成しており、このリブ14は放射状に所定間隔で複数設けられている。
上記構成とすることで、シュー5にたたき荷重が作用しても、上記リブ14によって外側端部11cは変形しにくくなっているので、球面あたり部11bと外側端部11cとの境界部分に応力が集中し、当該部分を中心に内部空間Sに向けて倒れ込むように変形するようになっている。
その結果、上記外側端部11cはその形状を維持することとなり、外側端部11cとピストン4の摺動面4aとの間に形成された略楔形の空間sを維持して、当該楔形の空間sから球面あたり部11bと摺動面4aとの間に潤滑油を供給して、良好な潤滑状態を維持することが可能となる。
なお、上記実施例は一例であり、上記実施例を組み合わせたシュー5とすることも可能である。
例えば、上記第1実施例のシュー5と第5実施例のシュー5とを組み合わせて、上記外側端部11cの肉厚を球面あたり部11bより厚くすると共に、該外側端部11cの内周面に上記補強部材13を設けるようにしたり、第3実施例のシュー5の内部に第7、第8実施例のような補強部材13を設けてもよい。
斜板式コンプレッサの内部構造。 第1の実施例のシューの断面図。 シューについてのCAEによるシミュレーション結果を示す図であって、(a)は第1実施例のシューを、(b)、(c)は特許文献1のシューを、(d)は特許文献2のシューをそれぞれ示す。 第2の実施例にかかるシューの断面図。 第3の実施例にかかるシューの断面図。 第4の実施例にかかるシューの断面図。 第5の実施例にかかるシューの断面図。 第6の実施例にかかるシューの断面図。 第7の実施例にかかるシューの断面図。
符号の説明
1 斜板式コンプレッサ 3 斜板
4 ピストン 5 シュー
11 球面部 11b 球面あたり部
11c 外側端部 12 端面部
13 補強部材 14 リブ

Claims (8)

  1. ピストンに形成された半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、
    上記球面部および端面部を薄肉状に形成して内部空間を形成するとともに、上記球面部に、上記ピストンの摺動面に摺接する球面あたり部と、該球面あたり部よりも上記端面部側に形成された摺動面に摺接しない外側端部とを形成したシューにおいて、
    上記球面あたり部の肉厚を均一とし、かつ、外側端部の肉厚を球面あたり部の肉厚よりも厚くし、
    さらに上記外側端部の肉厚を、該外側端部と球面あたり部との境界から端面部側に向けて徐々に厚くすることを特徴とするシュー。
  2. ピストンに形成された半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、
    上記球面部および端面部を薄肉状に形成して内部空間を形成するとともに、上記球面部に、上記ピストンの摺動面に摺接する球面あたり部と、該球面あたり部よりも上記端面部側に形成された摺動面に摺接しない外側端部とを形成したシューにおいて、
    上記あたり部の肉厚を均一とし、かつ上記外側端部の内周面から上記端面部の内周面にかけて補強手段を設けたことを特徴とするシュー。
  3. 上記補強手段は、上記外側端部の内周面と端面部の内周面とに密着した補強部材であることを特徴とする請求項2に記載のシュー。
  4. 上記補強手段を、上記球面部と端面部との境界に沿ってリング状に設けたことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のシュー。
  5. 上記補強手段を、上記球面部と端面部との境界に沿って断続的に設けたことを特徴とする請求項2または請求項3のいずれかに記載のシュー。
  6. 上記補強手段は、外側端部および端面部に一体的に形成した複数のリブであることを特徴とする請求項2に記載のシュー。
  7. 上記外側端部の肉厚を、該外側端部と球面あたり部との境界から端面部側に向けて徐々に厚くすることを特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれかに記載のシュー。
  8. 上記端面部の肉厚を、該端面部の外周端から中心に向けて徐々に薄くすることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれかに記載のシュー。
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