JP2007278149A - 斜板式圧縮機のピストンシューおよび斜板式圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【課題】中空状に形成した外郭部分の薄肉化を図りつつ十分な強度を確保し、かつ、容易に製造することができる斜板式圧縮機のピストンシューを提供する。
【解決手段】ピストンシュー1は、ピストン35に相対回転自在に摺動する球面部2と斜板34に相対移動自在に面接触する平面部3とを有する中空状の外郭としての外郭部材4と、該外郭部材4の内面に密接して外郭部材4の中空内部4aに装填される硬質の軽量中実部材5と、を備えて形成される。これにより、軽量中実部材5で外郭部材4の強度を補完できるため外郭部材4の薄肉化が可能となり、また、ピストンシュー1の全体的な軽量化が可能となる。また、外郭部材4を薄肉化した場合にもその外郭部材4を単なる中空構造として簡素な構造にできるため、ピストンシュー1の製造を容易にできる。
【選択図】図3
【解決手段】ピストンシュー1は、ピストン35に相対回転自在に摺動する球面部2と斜板34に相対移動自在に面接触する平面部3とを有する中空状の外郭としての外郭部材4と、該外郭部材4の内面に密接して外郭部材4の中空内部4aに装填される硬質の軽量中実部材5と、を備えて形成される。これにより、軽量中実部材5で外郭部材4の強度を補完できるため外郭部材4の薄肉化が可能となり、また、ピストンシュー1の全体的な軽量化が可能となる。また、外郭部材4を薄肉化した場合にもその外郭部材4を単なる中空構造として簡素な構造にできるため、ピストンシュー1の製造を容易にできる。
【選択図】図3
Description
本発明は、斜板の回転でピストンを往復動させて圧縮する斜板式圧縮機のピストンシューに関する。
斜板式圧縮機のピストンシューは、回転主軸と共に回転する斜板の揺動力をピストンに伝達するため、ピストンに相対回転自在に摺動する球面部と、斜板に相対移動自在に面接触する平面部と、によって略半球状に形成されている。このとき、ピストンは軽量化のためにアルミ合金で形成されるため、これに摺動するピストンシューは通常、鉄系金属で形成される。
ところが、鉄系金属は比重が重いため、軽量化を図るためにピストンシューを中空状に形成したものが提案される(例えば、特許文献1参照)が、この場合は外郭部分の強度を確保するために厚肉化されるため、十分な軽量化を達成したものとは言い辛い。
これに対して、中空状の内部に支柱となる支持部を設けて外郭部分を薄肉化できるようにしたピストンシューが提案されており(例えば、特許文献2参照)、更には、ピストンシュー自体をアルミ合金で形成して軽量化を図るようにしたものが提案されている(例えば、特許文献3参照)。
実開平6−40385号公報
特開2005−90385号公報
特開2002−276543号公報
しかしながら、中空部内に支持部を設けた特許文献2のピストンシューでは、単に中空状に形成した特許文献1のピストンシューに比べて外郭部分の薄肉化が可能となるのであるが、支持部を設けるという加工が困難となって製造コストが高くなってしまう。
また、アルミ合金で形成した特許文献3のピストンシューでは、それの摩耗対策として全体的に硬質層のメッキを施す必要があり、この場合も製造コストの上昇が余儀なくされる。また、その特許文献3では斜板に面接触する平面部に鉄系金属の板状部材を別途設けてあり、更なるコストの上昇が来される。
そこで、本発明は、中空状に形成した外郭部分の薄肉化を図りつつ十分な強度を確保し、かつ、容易に製造することができる斜板式圧縮機のピストンシューを提供するものである。
本発明は、斜板式圧縮機のピストンシューであって、ピストンに相対回転自在に摺動する球面部と、斜板に相対移動自在に面接触する平面部と、を有して中空状の外郭を形成する外郭部材と、前記外郭部材の内面に密接した状態で前記外郭部材の中空内部に装填される硬質の軽量中実部材と、を備えて構成されることを特徴とする。
本発明によれば、球面部と平面部とからなる中空状の外郭部材は、これの中空内部に硬質の軽量中実部材が密接して装填されることにより、この軽量中実部材によって外郭部材の強度を確保できるため、外郭部材の薄肉化が可能となって全体的な軽量化を達成できる。
また、軽量中実部材で強度を確保できるため、外郭部材を薄肉化した場合にもその外郭部材を単に中空構造をもって形成することができるとともに、外郭部材をピストンよりも硬度の高い材質、例えば鉄系金属で形成することが可能となって、メッキ等の表面処理を施す必要が無くなるため、ピストンシューの製造コストを低く抑えることができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図3は本発明の第1実施形態にかかる斜板式圧縮機を示し、図1は斜板式圧縮機の断面図、図2は同斜板式圧縮機のピストンシューの拡大断面図、図3は同ピストンシューの製造工程を(a)〜(d)に順を追って示す説明図である。
図1に示すように、本実施形態の斜板式圧縮機10は、回転主軸11を中心とする円周方向に等間隔に配置される複数のシリンダボア12を形成したシリンダブロック13と、該シリンダブロック13の前端面に接合され、そのシリンダブロック13との間にクランク室14を形成したフロントハウジング15と、前記シリンダブロック13の後端面にバルブプレート16を介して接合され、吸入室17および吐出室18を形成したリヤハウジング19と、を備える。
前記バルブプレート16は、シリンダボア12と吸入室17とを連通する吸入孔20と、シリンダボア12と吐出室18とを連通する吐出孔21と、を備える。バルブプレート16のシリンダブロック13側には吸入孔20を開閉する吸入弁22が取り付けられるとともに、バルブプレート16のリヤハウジング19側には吐出孔21を開閉する吐出弁23が取り付けられる。尚、吐出弁23にはそれの開度を規制する規制板24が付設される。また、バルブプレート16とリヤハウジング19との間にはガスケット25が介在されて、吸入室17と吐出室18との密閉性が確保される。
シリンダブロック13およびフロントハウジング15の中心の支持孔26,27には、軸受28,29を介して前記回転主軸11が回転自在に軸支される。
前記クランク室14内には、回転主軸11に固設されたロータ30と、回転主軸11に摺動自在に装着されたヒンジボール31と、このヒンジボール31に揺動自在に嵌着されたハブ32と、このハブ32と上記ロータ30とをハブ32の揺動を許容しつつ連結するリンク機構33と、を備えており、上記ハブ32の外周にこのハブ32の揺動に伴って傾動する斜板34が結合される。
従って、斜板34には、ロータ30、リンク機構33およびハブ32を介して回転主軸11の回転が伝達され、それら斜板34と回転主軸11は、斜板34の傾動を許容しつつ一体となって回転する。
一方、前記複数のシリンダボア12にはそれぞれピストン35が摺動自在に嵌合されており、これらピストン35は斜板34の外周縁部両面に配置される一対の半球状のピストンシュー1を介して斜板34に連結される。
即ち、ピストン35は、シリンダボア12内に摺動自在に配置される略円筒状または略円柱状のピストン本体35aと、このピストン本体35aから突出されてシリンダボア12外に延びる斜板保持部としての突出端部35bと、を備え、この突出端部35bには、回転主軸11方向が切り欠かれた球状凹部35cが形成され、この球状凹部35c内に斜板34を挟み込んだ状態で前記一対のピストンシュー1が回転自在に嵌合される。
斜板34の傾斜角は、ヒンジボール31がシリンダブロック13に近づく方向に移動することにより減少する一方、ヒンジボール31がシリンダブロック13から離れる方向に移動することにより増大する。そして、上記斜板34の回転は一対のピストンシュー1を介してピストン35の往復動に変換されて、そのピストン35がシリンダボア12内を往復運動をする。
ピストン35の往復動により吸入・圧縮が行われ、吸入行程では吸入室17内の冷媒がバルブプレート16の吸入孔20からシリンダボア12内に吸入され、そして、圧縮行程ではシリンダボア12内で圧縮された冷媒が、バルブプレート16の吐出孔21から吐出室18へと吐出される。
このとき、上記斜板式圧縮機10では、斜板34の傾斜角変化に伴ってピストン35のストロークが可変となって冷媒の吐出容量が変化されるようになっている。つまり、ピストン35の後面側のクランク室圧Pcとピストン35の前面側の吸入室圧Psとの差圧で決定される圧力バランスにより、斜板34の傾斜角が変化される。その圧力バランスは、クランク室14と吸入室17とを連通する図外の抽気通路と、クランク室14と吐出室18とを連通する図外の給気通路と、この給気通路を開閉制御する図外の制御弁と、を備えた圧力制御機構によって制御される。
ここで、本実施形態にあっては、図2に示すように前記ピストンシュー1を、ピストン35(詳細には球状凹部35c)に相対回転自在に摺動する球面部2と斜板34に相対移動自在に面接触する平面部3とからなり中空状の外郭を形成する外郭部材4と、外郭部材4の中空内面に密接して該外郭部材4の中空内部4aに充填される硬質の軽量中実部材5と、によって形成してある。
前記ピストンシュー1は、図3に示す工程を経て製造されるようになっており、まず、同図(a)に示すように球面部2、平面部3および軽量中実部材5を個別に提供し、これら球面部2、平面部3および軽量中実部材5を(b)〜(d)の工程を経て組み付けるようになっている。
即ち、図3(a)に示すように、外郭部材4を構成する球面部2および平面部3をそれぞれ鋼板をプレス成形するとともに、外郭部材4の中空内部4aに充填する軽量中実部材5を、外郭部材4とは別に金型成型する。球面部2は半球状に形成されるとともに、平面部3は平坦な底面3aの周縁部から側壁3bを外側に捲れるように立ち上げた皿状に形成される。このとき、球面部2および平面部3の材料つまり球面部2および平面部3を形成する鋼板は、例えば、SPCC,SECC,SPTE,SK,SS400…等の鉄系材料が用いられ、また、SUS304,SUS304L,SUS303,SUS316,SUS316L…等のステンレス系材料を用いることができる。
また、前記軽量中実部材5は、外郭部材4の中空形状に沿った形状を成して外郭部材4とは別に形成される固形樹脂部材5Aとして提供される。
次に図3bに示すように、球面部2と平面部3とによって固形樹脂部材5Aを挟み込むようにして組み付ける。次に、図3(c)に示すように球面部2の周縁部を平面部3の側壁3bの外周に加締めることにより、図3(d)に示すように完成したピストンシュー1を得ることができる。
このとき、図2に示すように前記球面部2の加締め部分2aの終端は、平面部3の底面3aの延長面Fから所定寸法δだけ離れるように持ちあげて形成され、平面部3の底面3aが斜板34に接触した状態で前記加締め部分2aが斜板34に干渉しないようにしてある。
以上の構成により本実施形態のピストンシュー1によれば、球面部2と平面部3とからなる中空状の外郭部材4は、これの中空内部4aに硬質の軽量中実部材5(本実施形態では固形樹脂部材5A)が密接して装填されたので、この固形樹脂部材5Aによって外郭部材4の強度を確保できる。このため、外郭部材4の薄肉化が可能になるとともに、固形樹脂部材5Aが軽量であることからピストンシュー1の全体的な軽量化を達成できる。
従って、ピストンシュー1の軽量化により慣性モーメントが減少し、斜板34の傾斜角が変化した場合の応答性が向上し、ひいては、ピストン35のストローク変化を迅速に行って斜板式圧縮機10の吐出容量変化の精度を高めることができる。
また、固形樹脂部材5Aで強度を確保できるため、外郭部材4を薄肉化した場合にもその外郭部材4を単なる中空構造として簡素な構造で形成することができるとともに、外郭部材4をピストン35よりも硬度の高い材質、例えば鉄系金属で形成することが可能となって、メッキ等の表面処理を施す必要が無くなるため、ピストンシュー1の製造を容易にしてコストを抑えることができる。
更に、前記軽量中実部材5を、外郭部材4の中空形状に沿った形状を成して外郭部材4とは別に形成される固形樹脂部材5Aで形成したので、ピストンシュー1の製造時に球面部2と平面部3との間にその固形樹脂部材5Aを挿入して、球面部2と平面部3とを結合(加締め)すればよく、ピストンシュー1の製造を容易にできる。
また、固形樹脂部材5Aを予め外郭部材4の中空形状に沿った形状に形成しておくことにより、固形樹脂部材5Aは外郭部材4の中空内面に密接されるため、外郭部材4の強度をより高めることができる。
ところで、本実施形態では外郭部材4を構成する平面部3をプレス成形したことにより、それの底面3aの平坦性を精度良く出すことができるため、斜板34との接触の安定性を増して信頼性を向上することができる。
また、球面部2の加締め部分2aを平面部3の底面3aの延長面Fから持ちあげて形成したので、その加締め部分2aが斜板34に接触するのを防止できるため、斜板34との間でかじりが発生するのを防止して信頼性を向上することができる。
(第2実施形態)
図4,図5は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図4は本実施形態のピストンシューの拡大断面図、図5は本実施形態のピストンシューの製造工程を(a)〜(e)に順を追って示す説明図、図6は本実施形態のピストンシューの平面部の拡大図であって、図6aは断面図、図6bは平面図である。
図4,図5は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図4は本実施形態のピストンシューの拡大断面図、図5は本実施形態のピストンシューの製造工程を(a)〜(e)に順を追って示す説明図、図6は本実施形態のピストンシューの平面部の拡大図であって、図6aは断面図、図6bは平面図である。
本実施形態のピストンシュー1Aは、第1実施形態と同様に図1に示したように斜板式圧縮機10の回転主軸11と共に回転する斜板34と、シリンダボア12内を摺動するピストン35と、の間に介装され、本実施形態にあってもそのピストンシュー1Aは、図4に示すように球面部2、平面部3および軽量中実部材5によって全体的に半球状に形成されている。
ここで、本実施形態のピストンシュー1Aは、前記軽量中実部材5を、球面部2と平面部3で形成される外郭部材4の中空内部4aに溶融状態で充填して、その外郭部材4内で硬化される充填樹脂材5Bによって形成してある。
前記ピストンシュー1Aは、図5に示す工程を経て製造されるようになっており、まず、同図(a)に示すように球面部2および平面部3を個別に提供し、これら球面部2および平面部3を(b),(c)の工程を経て組み付けて外郭部材4を形成し、そして、(d),(e)の工程を経て前記充填樹脂材5Bを溶融状態で充填するようになっている。
即ち、図5(a)に示すように、球面部2および平面部3は第1実施形態と同様にそれぞれ鋼板やステンレス板をプレス成形して形成される。このとき、平面部3には、底面3aの中心部に充填樹脂材5Bの注入孔3cが形成されるとともに、側壁3bの適宜箇所にはエア抜き孔3dが形成されている。そして、図5(b)に示すように平面部3に球面部2を被せた後、図5(c)に示すように球面部2の周縁部を平面部3の側壁3bの外周に加締めることにより外郭部材4を形成する。
次いで、図5(d)に示すように平面部3の注入孔3cから外郭部材4の中空部内4aに熱可塑性樹脂を用いた充填樹脂材5Bを溶融して注入し、図5(e)に示すようにその溶融状態の充填樹脂材5Bを外郭部材4の中空部内4aに充満させた後に冷却し、その充填樹脂材5Bが硬化した段階で完成したピストンシュー1Aが得られる。
本実施形態にあっても、第1実施形態と同様に図4に示すように球面部2の加締め部分2aの終端は、平面部3の底面3aの延長面Fから所定寸法δだけ離れるように持ちあげて形成されるとともに、注入した充填樹脂材5Bが注入孔3cやエア抜き孔3dからはみ出さないようにしてある。尚、エア抜き孔3dは、穴形状に限ることなく側壁3bの上端に開放する切欠部として形成することもできる。
以上の構成により本実施形態のピストンシュー1Aによれば、球面部2と平面部3とからなる中空状の外郭部材4は、充填樹脂材5Bが硬化されることにより外郭部材4の強度を確保できるため、第1実施形態と同様に外郭部材4の薄肉化が可能になるとともに、ピストンシュー1の全体的な軽量化を達成できる。
また、硬化された充填樹脂材5Bで強度を確保できるため、外郭部材4を薄肉化した場合にもその外郭部材4を単なる中空構造として簡素な構造で形成することができるとともに、外郭部材4を鉄系金属で形成することが可能となって、ピストンシュー1の製造を容易にしてコストを抑えることができる。
特に、本実施形態では軽量中実部材5を、球面部2と平面部3で形成される外郭部材4の中空内部4aに溶融状態で充填して、その外郭部材4内で硬化される充填樹脂材5Bで形成したので、その充填樹脂材5Bを外郭部材4の中空内部4aの内周面に確実に密着させることができるので、外郭部材4の強度をより増大させることができる。
ところで、本発明の斜板式圧縮機は前記第1,第2実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採用することができる。
1,1A ピストンシュー
2 球面部
3 平面部
4 外郭部材
4a 中空内部
5 軽量中実部材
5A 固形樹脂部材
5B 充填樹脂材
10 斜板式圧縮機
11 回転主軸
34 斜板
35 ピストン
2 球面部
3 平面部
4 外郭部材
4a 中空内部
5 軽量中実部材
5A 固形樹脂部材
5B 充填樹脂材
10 斜板式圧縮機
11 回転主軸
34 斜板
35 ピストン
Claims (4)
- 斜板式圧縮機のピストンシューであって、
ピストン(35)に相対回転自在に摺動する球面部(2)と、斜板(34)に相対移動自在に面接触する平面部(3)と、を有して中空状の外郭を形成する外郭部材(4)と、
前記外郭部材(4)の内面に密接した状態で前記外郭部材の中空内部(4a)に装填される硬質の軽量中実部材(5)と、
を備えて構成されることを特徴とする斜板式圧縮機のピストンシュー。 - 請求項1に記載の斜板式圧縮機のピストンシューであって、
前記軽量中実部材(5)は、前記外郭部材(4)の中空形状に沿った形状を成して前記外郭部材(4)とは別に形成された固形樹脂部材(5A)であることを特徴とする斜板式圧縮機のピストンシュー。 - 請求項1に記載の斜板式圧縮機のピストンシューであって、
前記軽量中実部材(5)は、前記外郭部材(4)の中空内部(4a)に溶融状態で充填されて前記外郭部材(4)内で硬化した充填樹脂材(5B)であることを特徴とする斜板式圧縮機のピストンシュー。 - 回転主軸(11)と共に回転する斜板(34)と、
前記斜板(34)の両面に配置される略半球状のピストンシュー(1)と、
前記回転主軸(11)の周りに配置されたシリンダボア(12)内に摺動自在に配置され且つ前記ピストンシュー(1)を介して斜板(34)を狭持するピストン(35)と、
を備え、
前記斜板(34)が前記回転主軸(11)と共に回転すると前記ピストン(35)が前記シリンダボア(12)内で往復動する斜板式圧縮機(10)であって、
前記ピストンシュー(1)は、
前記ピストン(35)に相対回転自在に摺動する球面部(2)と前記斜板(34)に相対移動自在に面接触する平面部(3)と、を有した中空状の外郭を形成する外郭部材(4)と、
前記外郭部材(4)の内面に密接して前記外郭部材(4)の中空内部に装填される硬質の軽量中実部材(5)と、
を備えて構成されることを特徴とする斜板式圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006104523A JP2007278149A (ja) | 2006-04-05 | 2006-04-05 | 斜板式圧縮機のピストンシューおよび斜板式圧縮機 |
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Country Status (1)
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JP (1) | JP2007278149A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010071114A (ja) * | 2008-09-16 | 2010-04-02 | Taiho Kogyo Co Ltd | シュー |
WO2012014523A1 (ja) * | 2010-07-28 | 2012-02-02 | 大豊工業株式会社 | 斜板式コンプレッサ |
-
2006
- 2006-04-05 JP JP2006104523A patent/JP2007278149A/ja active Pending
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