JP2009257202A - シュー - Google Patents

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Masanori Akizuki
政憲 秋月
Seiji Hatta
政治 八田
Satoshi Nomura
諭 野村
Atsushi Kikuuchi
篤 菊内
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

【解決手段】 斜板式コンプレッサ1に設けられたシュー5であって、該シュー5はピストン4に形成された半球状の凹部4aで搖動する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12とを備えており、上記球面部11には上記凹部4aに摺接する円周状に形成された摺接面11aが設けられている。
そして上記球面部11には、上記摺接面11aを球面部11の中心側から外周側に向けて横切るような複数の溝13を設け、上記摺接面11aが断続的に形成されるようになっている。
【効果】 シューの球面部の頂部近傍まで潤滑油を供給することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明はシューに関し、詳しくはピストンに形成された半球状の凹部に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備えたシューに関する。
従来、斜板式コンプレッサには、ピストンに形成された半球状の凹部に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備えたシューが使用されている(特許文献1、2)
これら特許文献1、2においては、上記シューの球面部の曲率を部分的に変更したり、球面部の頂部に逃がし形状を形成することで、該球面部の中心軸を中心に円周状に摺接面を生成し、この摺接面が上記ピストンの凹部と摺接するようになっている。
このような構成とすることで、潤滑油を上記球面部の頂部近傍とピストンの凹部との間に供給することが可能となっている(特許文献2参照)。
特開2003−42059号公報 特開平9−280166号公報
しかしながら、上記特許文献1の摺接面は円周状であるため、シューの摺接面とピストンの凹部とが密着することから、依然としてこれらの隙間から球面部の頂部側へと潤滑油が流入しにくく、潤滑不良による不具合が発生していた。
このような問題に鑑み、本発明は摺接面への潤滑を良好に行うことの可能なシューを提供するものである。
すなわち本発明にかかるシューは、ピストンに形成された半球状の凹部で搖動する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、球面部の中心軸を中心に上記凹部と摺接する摺接面が円周状に形成されたシューにおいて、
上記球面部に、上記摺接面を球面部の中心側から外周側に向けて横切る複数の溝を設け、上記摺接面が断続的に形成されるようにしたことを特徴としている。
上記発明によれば、摺接面を横切るように溝を形成するので、該溝を介して摺接面の中心側、つまり球面部の頂部側にも潤滑油を供給することが可能となる。また凹部を形成することでシューを軽量化でき、シューや斜板の摩耗を軽減することができる。
以下図示実施例について説明すると、図1は斜板式コンプレッサ1の内部構造を示し、図示しないハウジングに軸支された回転軸2と、該回転軸2に固定された斜板3と、ハウジングの図示しないシリンダボア内を進退動する複数のピストン4と、各ピストン4の内部に向き合うように設けられるとともに上記斜板3を挟持する複数のシュー5とを示している。
上記斜板3は回転軸2に対して斜めに固定されており、各ピストン4ごとに2つのシュー5によって挟持されている。そして上記シュー5と摺接する部分には所要の溶射層、めっき層や樹脂コーティングなどが施されている。
上記ピストン4には、相互に向き合うように半球状の凹部4aが形成されており、上記シュー5はこの凹部4aで揺動し、上記斜板3の回転をピストン4の進退動に変換するようになっている。
なお、このような構成を有する斜板式コンプレッサ1は従来公知であり、これ以上の詳細な説明は省略する。
以下、図2に示す第1実施例のシュー5について説明する。
シュー5は、上記ピストン4の凹部4aで搖動する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12と、上記球面部11に形成された複数の溝13とから構成されている。
本実施例では、上記シュー5は鉄系、銅系、アルミニウム系材料のほか、樹脂材料等で製造することが可能であり、好ましくはSUJ2で製造されている。
上記球面部11の表面には、上記ピストン4の凹部4aと略同じ曲率で加工されて該凹部4aに摺接する摺接面11aと、該摺接面11aに隣接して上記凹部4aに摺接しないように形成された非摺接面11bとが形成されている。なお、図において摺接面11aにはハッチングを付している。
また球面部11の頂部には平坦に加工された逃がし形状14が形成されており、上記ピストン4にシュー5を摺接させると、上記凹部4aと逃がし形状14との間に空間が形成されるようになっている。
上記端面部12は、中央部が若干斜板3側に膨出するように形成されており、これによりシュー5の端面部12と斜板3との間には潤滑油が入り込み、摺動時に油膜を発生させて摩擦を低減させるようになっている。
上記溝13はシュー5の中心軸を中心に円周状に等間隔に4ヶ所設けられており、各溝13は上記摺接面11aを横切るように形成されている。このため摺接面11aはこの溝13によって断続的に形成されている。
各溝13は球面部11の中心側から外周側に向けてその幅が放射状に広がるように形成されており、また溝13の中心側の端部は上記逃がし形状14の内側まで達している。なお相互に向き合う位置に形成された溝13同士の間隔は3mm以上とするのが好ましい。
さらに、上記溝13は断面図に示すようにシュー5の中心軸の軸方向に向けて深く形成され、該溝13の形成される位置では上記端面部12が薄肉状に形成されるようになっている。なおこの位置の端面部12の厚さは1.5mm以上とするのが好ましい。
そして、上記溝13と摺接面11a等との境界に位置する角部は半径0.5mm程度に面取り加工が施されている。
このような構成を有するシュー5によれば、以下の効果を得ることができる。
まず上記溝13が摺接面11aを横切るように形成されているため、摺接面11aの外側の非摺接面11bに達した潤滑油を、溝13を介して摺接面11aの内側の非摺接面11bに供給することができる。
従って、摺接面11aにおける球面部11の頂部側近傍にも潤滑油を供給することができ、シュー5とピストン4の凹部4aとの潤滑が良好に行われることとなる。
また、球面部11の頂部に逃がし形状14を形成するとともに、上記溝13の中心側の端部を上記逃がし形状14の内側まで形成しているので、溝13を流通した潤滑油は逃がし形状14とピストン4の凹部4aとによって形成される空間にも供給され、球面部11の頂部近傍には十分な潤滑油が供給されることとなる。
他方、シュー5とピストン4の凹部4aとの摺動により発生した摩耗粉を上記溝13を介して排出することができ、該摩耗粉による摺動不良やシュー5や凹部4aの摩耗を軽減することができる。
さらに、上記溝13を形成した位置の端面部12を薄肉状にすることで、シュー5を軽量化でき、ピストン4の往復動によるシュー5と斜板3との間に作用するたたき荷重を減少させることができる。
その結果、斜板3に形成された樹脂コーティングが摩耗してしまうのを軽減することができ、また摩耗によるシュー5と斜板3とのクリアランス増大によるシュー5の姿勢が不安定になるのを防止することができる。
また、場合によっては斜板3から溶射層やめっきなどの中間層を省略することも可能となり、斜板3のコストを抑えることが可能となる。
次に、本発明にかかるシュー5について、以下他の実施例について説明する。これらのシュー5によっても、上記第1実施例のシュー5と同様の効果を得ることができる。
まず、図3〜図5に示す第2〜第4実施例におけるシュー5は、上記第1実施例のシュー5に対して、溝13の個数や幅を適宜変更した物となっている。このように、溝13の個数を自由に変更することが可能であるが、好ましくは溝13を3ないし5の範囲で形成するのが望ましい。
図6に示す第5実施例のシュー5は、上記第1実施例のシュー5に対して、上記溝13を浅く形成したものとなっている。具体的には球面部11における非摺接面11bの所要の点と点とを結んだ位置に該溝13の底部が形成されるようにしたものである。
この第5実施例のシュー5によれば、第1実施例のシュー5に対して軽量化という点では不利であるものの、強度を十分確保することができる。
図7に示す第6実施例のシュー5は、上記第1実施例のシュー5に対して、上記溝13が球面部11の中心側から外周側に向けてその幅を一定にしたものとなっている。
なお、この第6実施例に関連して、上記溝13の本数を変更することも可能であり、また溝13の幅を変更することも可能である。
図8に示す第7実施例のシュー5は、上記第6実施例のシュー5に対して、上記溝13が球面部の中心を通過するように形成されたものとなっている。つまりシュー5の中心軸の位置で溝13が交差する構成となっている。
図9に示す第8実施例のシュー5は、上記溝13が上記中心軸の軸方向に向けて略円柱状に形成されたものとなっている。
具体的には、平面的に見た場合に、該円柱状の溝13がシュー5の球面部11の外周側に開口するようになっており、またこの溝13は上記摺接面11aを横切るように形成されている。
なお、この第7実施例に関連して、上記円柱状の溝13の個数を変更することも可能であり、またその直径を変更することも可能である。
上述したように、本発明に係るシュー5の溝13の形態にはさまざまなものが考えられるが、断続的に形成された摺接面11aの面積の合計が、シュー5に溝13を形成しなかったときの摺接面11aの面積を100%とすると、60〜96%の割合の範囲で設定するのが望ましい。
本実施例にかかる斜板式コンプレッサ1の内部構造を示す図。 第1実施例にかかるシュー5であって、(a)は平面図を(b)は断面図を示す。 第2実施例にかかるシュー5であって、(a)は平面図を(b)は断面図を示す。 第3実施例にかかるシュー5であって、(a)は平面図を(b)は断面図を示す。 第4実施例にかかるシュー5であって、(a)は平面図を(b)は断面図を示す。 第5実施例にかかるシュー5であって、(a)は平面図を(b)は断面図を示す。 第6実施例にかかるシュー5であって、(a)は平面図を(b)は断面図を示す。 第7実施例にかかるシュー5であって、(a)は平面図を(b)は断面図を示す。 第8実施例にかかるシュー5であって、(a)は平面図を(b)は断面図を示す。
符号の説明
1 斜板式コンプレッサ 3 斜板
4 ピストン 5 シュー
11 球面部 11a 摺接面
12 端面部 13 溝

Claims (8)

  1. ピストンに形成された半球状の凹部で搖動する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、球面部の中心軸を中心に上記凹部と摺接する摺接面が円周状に形成されたシューにおいて、
    上記球面部に、上記摺接面を球面部の中心側から外周側に向けて横切る複数の溝を設け、上記摺接面が断続的に形成されるようにしたことを特徴とするシュー。
  2. 上記溝を上記中心軸の軸方向に形成して、該溝の形成される位置の上記端面部を薄肉としたことを特徴とする請求項1に記載のシュー。
  3. 上記摺接面の面積を、上記溝を設けない場合の摺接面の面積に比べて60〜96%の割合の範囲で形成したことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載のシュー。
  4. 上記球面部の頂部に逃し形状を設け、該逃し形状と上記ピストンの凹部とによって形成される空間に、上記溝を連通させたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のシュー。
  5. 上記溝は、球面部の中心側から外周側に向けてその幅が放射状に広がるように形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載のシュー。
  6. 上記溝は、球面部の中心側から外周側に向けてその幅が一定に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4に記載のシュー。
  7. 上記溝は球面部の中心を通過するように形成されていることを特徴とする請求項6に記載のシュー。
  8. 上記溝は、上記中心軸の軸方向に向けて略円柱状に形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載のシュー。
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