JP2010048156A - シュー - Google Patents

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Hiroshi Kanemitsu
博 金光
Masanori Akizuki
政憲 秋月
Seiji Hatta
政治 八田
Satoshi Nomura
諭 野村
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Taiho Kogyo Co Ltd
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Abstract

【解決手段】 ピストン4に形成された半球状の摺動面4aに摺接する球面部11と、斜板3に摺接する平坦状の端面部12とを備え、上記球面部11および端面部12を薄肉状に形成して内部空間Sを形成したシュー5であって、上記球面部11および端面部12には、開口部が内部空間Sに向けて湾曲した連通口11c、12aを形成している。
上記シュー5を斜板式コンプレッサ1において使用すると、潤滑油や冷媒に含まれる異物が上記連通口11c、12aから内部空間Sに侵入するが、連通口11c、12aは内部空間Sに向けて湾曲しているため、該異物は外部に排出されないようになっている。
【効果】 異物によって摺動部分が損傷してしまうのを可及的に防止することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明はシューに関し、詳しくはピストンの半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備えたシューに関する。
従来、斜板式コンプレッサには、回転軸を中心に回転する斜板と、該斜板の回転に伴って進退動するピストンと、これら斜板とピストンとの間に設けられた略半球状のシューが設けられている(特許文献1、2)。
上記シューは、ピストンの半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備えているが、特に上記特許文献1〜2においては、シューの内部に内部空間を形成することが行われるとともに、この内部空間に連通する連通口が形成されている。
特開平6−40385号公報 特開2002−39058号公報
ここで、上記特許文献1、2における斜板式コンプレッサを作動させると、該斜板式コンプレッサの内部を流通する潤滑油や冷媒に含まれる異物が上記シューに形成された連通口より上記内部空間に流入する場合がある。
そしてこの内部空間に流入した異物は再び連通口より排出されて上記球面部とピストンの摺動面との間や、端面部と斜板との間に入り込んで、摺動部分を損傷してしまうおそれがある。
このような問題に鑑み、本発明は異物によって摺動部分が損傷してしまうのを可及的に防止することの可能なシューを提供するものである
すなわち、本発明に係るシューは、ピストンに形成された半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、上記球面部および端面部を薄肉状に形成して内部空間を形成したシューにおいて、
上記球面部および端面部のうち少なくともいずれか一方に連通口を形成するとともに、該連通口の開口部が内部空間に向けて湾曲していることを特徴としている。
上記発明によれば、上記連通口より内部空間に流入した異物は、該連通口の開口部が内部空間に湾曲していることから、該連通口によって外部への排出が阻止されることとなり、上記異物による摺動部分の損傷を可及的に防止することができる。
以下図示実施例について説明すると、図1は斜板式コンプレッサ1の内部構造を示し、図示しないハウジングに軸支された回転軸2と、該回転軸2に固定された斜板3と、ハウジングの図示しないシリンダボア内を進退動する複数のピストン4と、各ピストン4の内部に向き合うように設けられるとともに上記斜板3を挟持する複数のシュー5とを示している。
上記斜板3は回転軸2に対して斜めに固定されているか、もしくは斜板3の傾角を変化させることができるようになっており、各ピストン4ごとに2つのシュー5によって挟持されている。そして斜板3の上記シュー5と摺接する部分には所要の溶射層、めっき層や樹脂コーティングなどのコーティングが施されている。
上記ピストン4には、相互に向き合うように半球状の摺動面4aが形成されており、上記シュー5はこの摺動面4aに対して揺動しながら、上記斜板3の回転をピストン4の進退動に変換するようになっている。
なお、このような構成を有する斜板式コンプレッサ1は従来公知であり、これ以上の詳細な説明は省略する。
以下上記シュー5について説明すると、図2は第1実施例にかかるシュー5の断面図を示し、該シュー5は上記ピストン4の摺動面4aに対して搖動する薄肉状に形成された球面部11と、斜板3に対して摺接する薄肉状に形成された端面部12とから構成され、これら球面部11および端面部12の内側には内部空間Sが形成されている。
本実施例では、上記シュー5は鉄系、銅系、アルミニウム系材料のほか、焼結材料や樹脂材料等で製造することが可能であり、好ましくはSUJ2で製造されている。また球面部11および端面部12の板厚は、軽量化と剛性やばね性の確保を同時に成立させる観点から、0.1〜2mmとするのが望ましく、0.2〜1.5mmとするのがより望ましい。
上記球面部11の外周面には、頂部に形成された上記ピストン4の摺動面4aと接触しない逃がし部11aと、該逃がし部11aの周囲にリング状に形成された摺動面4aに摺接するあたり部11bとが形成されている。
上記端面部12は、図示しないがその中央が若干斜板3側に膨出しており、これにより端面部12と斜板3との間に潤滑油が引き込まれるようになっている。
そして、本実施例におけるシュー5の球面部11の頂部および端面部12の中央には、それぞれ連通口11c、12aが形成されており、これら連通口11c、12aの開口部は内部空間Sに向けて湾曲するように形成されている。
上記連通口11c、12aはそれぞれ略円錐状に形成され、内部空間Sに向けて徐々に縮径するとともに、その頂部における開口部の径は斜板式コンプレッサ1内で発生する金属屑などの大きな異物を通過させない程度の径となっている。
このような連通口11c、12aを成形するため、本実施例のシュー5は円管状の部材の両端を内側に折り曲げて上記球面部11や端面部12を成形してゆき、成形時に余った端部を内部空間S側に湾曲させることで、上記連通口11c、12aを成形するようになっている。
このような成形方法によれば、薄肉状のシュー5であっても成形型への反発力が大きくなるので、成形性が向上し、例えば上記球面部11のあたり部11bを高精度に成形することができる。
このような構成を有するシュー5によれば、球面部11および端面部12をそれぞれ薄肉状として内部空間Sを形成しているので、シュー5全体を軽量化することができ、たたき荷重による上記斜板3のコーティングの摩耗を可及的に防止することができる。
その結果、シュー5と斜板3とのクリアランス増大によるシュー5の姿勢が不安定になるのを防止することができ、場合によってはコーティングを省略することにより、斜板3のコストを抑えることが可能となる。
次に、球面部11および端面部12に上記連通口11c、12aを形成することで、この連通口11c、12aから内部空間Sに異物を収容させることができる。
この収容された異物は、上記連通口11c、12aが略円錐状を有していることから、再び連通口11c、12aから排出されにくくなっており、該異物による摺動部分の損傷を可及的に防止することができる。
特に、異物による斜板3のコーティングの損傷を防止することができるので、安価なコーティングを使用したり、コーティングそのものを廃止することが可能となり、斜板3のコストを抑えることが可能となる。
ここで、上記異物と共に潤滑油や冷媒も内部空間Sに流入するが、これらは連通口11c、12aより外部に徐々に排出され、これら排出された潤滑油は摺動部分を潤滑するようになっている。
また、上記連通口11c、12aの開口部は大きな異物が通過できない程度の径で製造されていることから、内部空間Sに大きな異物が堆積して、シュー5の重量が増加しないようになっている。
さらに、上記連通口11c、12aの形成された部分には、シュー5の外周面と相手部材との間に空間が形成されるため、該空間に潤滑油を保持することで摺動部分への潤滑油の供給を行うことができる。
そして、上記球面部11に連通口11cを形成することで、球面部11の剛性を向上させることができ、球面部11のあたり部11bの変形を抑えて球面部11とピストン4の摺動面4aとの摺動性能を維持することができる。
これと同様、上記端面部12に連通口12aを形成することで、端面部12の剛性を向上させることができ、端面部12の変形を抑えて端面部12と斜板3との摺動性能を維持することができる。
なお、上記第1実施例のシュー5において、上記球面部11又は端面部12に形成した連通口11c、12aのうち、いずれか一方を省略してもよい。
一方の連通口を省略しても、他方の連通口から異物が侵入すると、該異物は上記連通口によって外部に排出しないように保持されるので、該異物による摺動部分の損傷を可及的に防止することができる。
また、上記実施例では、上記連通口11c、12cはそれぞれ内部空間に向けて折れ曲がるように湾曲した形状を有しているが、例えばこれら連通口11c、12cの成形時に余った端部が緩やかな弧を描いて内部空間S側にダレてはみ出すように湾曲した形状であってもよい。
図3は第2の実施例にかかるシュー5を示し、シュー5は球面部11を構成する椀状の部材と、端面部12を構成する板状の部材とを相互に連結した構成を有しており、これらの内部には内部空間Sが形成されている。
上記球面部11および端面部12にはそれぞれ異なる素材を使用することができ、例えば球面部11にはSUJやSK5、高張力鋼などの鋼材を、端面部12には鋼材、焼結材、樹脂材、アルミ系材、銅系材、およびそれらにめっきを施したものを用いることができる。
上記端面部12の上面外周には上記球面部11の端部が係合する段差部が形成され、球面部11と端面部12とは接着や溶接などの方法によって相互に固着されている。
上記球面部11の頂部には上記第1実施例と同様、開口部が内部空間Sに向けて湾曲した連通口11cが形成されており、内部空間Sにはこの連通口11cを介して潤滑油や冷媒に含まれる異物が侵入するようになっている。
このような構成のシュー5によれば、上記第1実施例のシュー5と同様、内部空間Sの形成された軽量のシュー5を得ることができ、たたき荷重による斜板3のコーティングの摩耗を可及的に防止することができる。
また、球面部11に連通口11cが形成されているため、潤滑油や冷媒に含まれる異物が侵入した場合に、該異物が外部に排出されるのを阻止することができ、また球面部11の剛性を高くすることができる。
なお、端面部12にも内部空間Sに向けて湾曲する開口部を備えた連通口を形成しても良い。
斜板式コンプレッサの内部構造 第1の実施例にかかるシューの断面図。 第2の実施例にかかるシューの断面図。断面図を示す。
符号の説明
1 斜板式コンプレッサ 3 斜板
4 ピストン 5 シュー
11 球面部 11c 連通口
12 端面部 12a 連通口

Claims (2)

  1. ピストンに形成された半球状の摺動面に摺接する球面部と、斜板に摺接する平坦状の端面部とを備え、上記球面部および端面部を薄肉状に形成して内部空間を形成したシューにおいて、
    上記球面部および端面部のうち少なくともいずれか一方に連通口を形成するとともに、該連通口の開口部が内部空間に向けて湾曲していることを特徴とするシュー。
  2. 上記球面部と端面部とをそれぞれ別体に製造し、その境界部分を相互に連結することを特徴とする請求項1に記載のシュー。
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