JP2002021719A - 圧縮機用の斜板 - Google Patents

圧縮機用の斜板

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JP2002021719A
JP2002021719A JP2000211421A JP2000211421A JP2002021719A JP 2002021719 A JP2002021719 A JP 2002021719A JP 2000211421 A JP2000211421 A JP 2000211421A JP 2000211421 A JP2000211421 A JP 2000211421A JP 2002021719 A JP2002021719 A JP 2002021719A
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swash plate
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JP2000211421A
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English (en)
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Takashi Yoshida
貴司 吉田
Yasuo Kotetsu
泰生 小鉄
Takaaki Baba
敬明 馬場
Shigeki Kawachi
繁希 河内
Kazuaki Iwama
和明 岩間
Naohiko Isomura
直彦 磯村
Manabu Sugiura
学 杉浦
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺動特性を向上するために斜板の表面に形成
された皮膜を剥がれ難くできる圧縮機用の斜板を提供す
る。 【解決手段】 斜板式圧縮機11の斜板22の外周部2
4は、ピストン20との間に係留されるシュー27との
摺動面44となっている。外周部24は厚肉部37とそ
の根元が薄い薄肉部38とを備え、厚肉部37の表面に
はアルミ系材料からなる皮膜36が形成されている。皮
膜36は、厚肉部37の角部47を越えて側壁39に至
るように屈曲して延出するとともに、薄肉部38まで延
びている。皮膜36と基材35の接合面が表面に露出す
る接合境界部43は、衝撃や応力を受け易い皮膜36の
角部47から離間して位置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機用の斜板に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば斜板式等の圧縮機では、部品の摺
動部の潤滑は、冷媒ガスにミスト状潤滑油を運搬させて
各摺動部に潤滑油を供給することで確保している。とこ
ろが低温下でかつ圧縮機の運転が初期状態のときには、
摺動部に付着していた潤滑油が冷媒ガスによって洗い流
され、摺動部はドライ状態になり易いという実状があ
る。そこで各摺動部材が耐焼付性や耐摩耗性に優れた摺
動特性を有するように、各摺動部材には表面処理が施さ
れている。その表面処理の具体例として、例えば図10
(a)に示すように斜板71の表面には、シュー(図示
省略)との摺動面となる部位に皮膜72が形成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが斜板71を落
下させた場合には、斜板71の角部73に図10(a)
に示す矢印方向から衝撃が入ることがある。このとき、
斜板71の基材74と皮膜72の接合面が表面に露出す
る接合境界部75から図10(b)に示すようにクラッ
クが入ることがあり、その結果、皮膜72が剥がれると
いう問題があった。また皮膜72はシューとの摺動面と
して機能するが、圧縮機駆動時には皮膜72の両端部に
シューから過度の応力が加わり易く、そのことも皮膜7
2を剥がれ易くする要因となっていた。
【0004】また、一般に斜板71の基材74はその材
料に主に鉄系のものが用いられ、皮膜72にはアルミニ
ウム系材料が用いられる。そして、例えば溶射等の技術
によってアルミ系材料からなる皮膜72が基材74の表
面に形成される。ところで、高温で溶射されたアルミ系
材料は基材表面で冷やされるときに熱収縮するため、ア
ルミ系材料からなる皮膜72には加工後に引張応力が働
く場合がある。よってこの引張応力が皮膜72の剥がれ
を助長することになり、斜板71の基材74や皮膜72
の材料特性や皮膜形成方法に依存する皮膜の残留応力等
も踏まえた上で皮膜72の剥がれを抑制することも望ま
れていた。
【0005】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、摺動特性を向上するために斜
板の表面に形成された皮膜を剥がれ難くすることができ
る圧縮機用の斜板を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、少なくとも基材の片面に
シューとの摺動面となる皮膜が周方向に沿って形成され
た圧縮機用の斜板であって、前記皮膜の径方向の少なく
とも片側端部には、前記基材側に延出した引掛り部が形
成されている。
【0007】この発明によれば、皮膜の径方向の少なく
とも片側端部に形成された引掛り部によって、皮膜が端
部で基材に引掛る状態にあり、接合境界部が皮膜の角部
から離れて位置したり、皮膜の端部で基材との接合力が
補強される。よって皮膜の剥がれに対する抑制効果が増
し、皮膜は斜板の基材から剥がれ難くなる。また、例え
ば溶射等の方法で融点近くの熱を伴って皮膜を形成する
場合、皮膜は基材表面で冷却したときに熱収縮して引張
応力が発生するが、引掛り部が引張応力と対向する引掛
りとなるため、皮膜は剥がれ難くなる。
【0008】請求項2に記載の発明では、少なくとも基
材の片面にシューとの摺動面となる皮膜が周方向に沿っ
て形成された圧縮機用の斜板であって、前記皮膜が形成
される前記基材の加工面には、径方向の少なくとも片側
の端部に溝部が形成され、前記皮膜の端部には当該溝部
を埋めるように厚膜部が形成されている。
【0009】この発明によれば、加工面の径方向の少な
くとも片側端部に形成された溝部を埋めるように皮膜の
端部に厚膜部を形成することによって、皮膜の端部の膜
厚が他の部位に比べて厚くなる。よって皮膜は端部で強
度が向上し、皮膜が基材から剥がれ難くなる。
【0010】請求項3に記載の発明では、少なくとも基
材の片面にシューとの摺動面となる皮膜が周方向に沿っ
て形成された圧縮機用の斜板であって、前記基材には少
なくとも摺動面となる部位に厚肉部が形成され、前記皮
膜は径方向の少なくとも片側端部が前記厚肉部の端部の
外形に沿って屈曲して延出するように形成されている。
【0011】この発明によれば、皮膜の端部を厚肉部の
端部の外形に沿って屈曲して延出形成することによっ
て、剥がれの起点となるとともに、皮膜と基材の接合面
が表面に露出する接合境界部は、衝撃や応力を受け易い
皮膜の角部から離れて位置する。よって角部に衝撃や応
力が加わっても、接合境界部はその衝撃や応力を受け難
くなるため、皮膜は基材から剥がれ難くなる。
【0012】請求項4に記載の発明では、請求項3に記
載の発明において、前記皮膜の屈曲して延出した先の端
面は、前記基材に当接している。この発明によれば、請
求項1に記載の発明の作用に加え、皮膜の端面が基材に
当接することで、斜板の表面上に皮膜の端面が露出しな
い。よって、例えば露出した皮膜の端面が引掛かる等し
て剥がれるような不具合が生じ難く、皮膜の剥がれ抑制
効果が向上する。
【0013】請求項5に記載の発明では、請求項3又は
4に記載の発明において、前記厚肉部を設けることでで
きる薄肉部には、前記厚肉部の側壁の周囲に沿って延び
る周状の溝部が形成され、前記皮膜の端部は当該溝部を
埋めるように屈曲して前記薄肉部に至るまで延出形成さ
れている。
【0014】この発明によれば、請求項3又は4に記載
の発明の作用に加え、皮膜が溝部を埋めるように皮膜の
端部を屈曲して延出形成することによって、皮膜の端部
は薄肉部まで延び、皮膜と基材の接合境界部は薄肉部に
位置する。よって接合境界部は皮膜の角部から一層離れ
て位置するため、皮膜の剥がれ抑制効果は一層向上す
る。
【0015】請求項6に記載の発明では、請求項3又は
4に記載の発明において、前記皮膜が形成される前記厚
肉部の加工面には、径方向の少なくとも片側の端部に切
欠部が形成され、前記皮膜の端部は当該切欠部を埋める
ように屈曲して延出形成されている。
【0016】この発明によれば、請求項3又は4に記載
の発明の作用に加え、皮膜が切欠部を埋めるように皮膜
の端部を屈曲して延出形成することによって、皮膜と基
材の接合境界部は厚肉部の側壁上に位置するものの、皮
膜の角部からは離間して位置する。よって、少ない皮膜
材料で皮膜の剥がれ抑制効果が確保される。
【0017】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
可変容量型の斜板式圧縮機に用いられる斜板の皮膜形成
方法に具体化した第1実施形態を図1〜図3に従って説
明する。
【0018】図3に示すように、斜板式圧縮機11は、
シリンダブロック12と、その前端に接合されたフロン
トハウジング13と、シリンダブロック12の後端に弁
形成体14を介して接合されたリヤハウジング15とを
備え、これら部材11〜15は複数の通しボルト(図示
省略)により相互に接合固定されて圧縮機のハウジング
Hを構成している。
【0019】ハウジングH内には、クランク室16、吸
入室17および吐出室18が区画形成されている。シリ
ンダブロック12には複数のシリンダボア(一つのみ図
示)19が形成され、各シリンダボア19には片頭型の
ピストン20が往復動可能に収容されている。吸入室1
7と吐出室18は、弁形成体14の各種フラッパ弁を介
して各シリンダボア19と選択的に連通されている。
【0020】ハウジングHには駆動軸21が回転可能に
貫設されている。駆動軸21には、斜板22がクランク
室16に収容された状態で支持されている。斜板22
は、中心側のランド部23と、そのランド部23の外周
に肉厚が薄く形成され、かつランド部23との付け根が
凹設された外周部24とを有している。この斜板22
は、ヒンジ機構25およびラグプレート26を介して駆
動軸21に作動連結され、駆動軸21と同期回転可能か
つ駆動軸21の軸線方向への摺動を伴いながら駆動軸2
1に対し傾動可能となっている。
【0021】そして、斜板22の外周部24が前後一対
のシュー27を介して各ピストン20の端部に摺動自在
に係留されることで、全てのピストン20が斜板に作動
連結されている。駆動軸21とともに所定角度に傾斜し
た斜板22が回転すると、各ピストン20が斜板22の
傾角に応じたストロークで往復動され、各シリンダボア
19では、吸入室17からの冷媒ガスの吸入、吸入冷媒
ガスの圧縮、吐出室18への圧縮済み冷媒ガスの吐出が
順次繰り返される。
【0022】斜板22の傾角は、斜板回転時の遠心力に
基づく回転運動のモーメント、傾角減少バネ28の付勢
作用に基づくバネ力によるモーメント、ピストン20の
往復慣性力によるモーメント、ガス圧によるモーメント
等の各種モーメントの相互バランスに基づき決定され
る。ここでガス圧によるモーメントとは、シリンダボア
19の内圧と、ピストン20の背圧にあたるクランク室
16の内圧とに基づいて決まるモーメントであり、クラ
ンク圧に応じて傾角減少方向にも増大方向にも作用す
る。
【0023】可変容量型の斜板式圧縮機11はリヤハウ
ジング15に制御弁29を備え、この制御弁29はクラ
ンク室16と吐出室18とを連通する圧力供給経路30
上に介在している。また、クランク室16と吸入室17
は放圧通路(絞り通路)31によって連通されている。
本例のような可変容量型の斜板式圧縮機11では、制御
弁29の開度調節によってクランク圧を調節することに
よりガス圧によるモーメントを適宜変更する。そして、
クランク圧を高めに誘導すれば斜板22の傾角が小さく
なりピストン20のストロークが小さくなって吐出容量
が減少し、クランク圧を低めに誘導すれば斜板22の傾
角が大きくなりピストン20のストロークが大きくなっ
て吐出容量が増大する。
【0024】次に、皮膜が形成された斜板22の構造を
図1に従って説明する。図1に示すように、各シュー2
7は平面部32と球面部33を有し、平面部32が斜板
22の両側表面にそれぞれ当接し、球面部33がピスト
ン20のシュー座34に当接している。斜板22の基材
(母材)35には、比較的高重量である鉄系材料が使用
されている。またシュー27には、その機械的強度等を
配慮して同じく鉄系材料(例えば軸受鋼)が使用されて
いる。
【0025】外周部24の両面には、アルミニウム系材
料(例えばAl−Si系材料)からなる皮膜36が形成
されている。斜板22の基材35のうち外周部24の部
分は、斜板22の周方向全域に亘って形成された厚肉部
37と、その厚肉部37よりも薄く形成された薄肉部3
8とを有している。
【0026】図1の拡大図(二点鎖線内の図)に示すよ
うに、薄肉部38には、厚肉部37の内周側の側壁39
の周囲に沿って周方向に延びる溝部40が形成されてい
る。皮膜36の内周側端部には、厚肉部37の端部の外
形に沿って角部41を越えて側壁39に至るように屈曲
して延出するとともに、溝部40を埋めるように薄肉部
38まで延出した引掛り部としての延出部42が形成さ
れている。このため、皮膜36と基材35の接合面が表
面に露出する接合境界部43は薄肉部38上に位置する
ことになる。そして皮膜36のうち、シュー27が当接
する平坦面が摺動面44となる。
【0027】次に、斜板22への皮膜形成手順を図2に
従って説明する。皮膜36は斜板22の両面に形成され
るが両面とも同じ手順であるので片側のみについて説明
する。
【0028】まず図2(a)に示すように、斜板22の
基材35において、外周部24の内周側には溝加工を施
して溝部40を形成する。次に図2(b)に示すよう
に、摩擦熱によって溶着材45の先端を軟化させ、その
軟化した材料を基材35に付着する摩擦溶着を施す。詳
述すると、例えばアルミ系材料からなる円柱状の溶着材
45の先端が溝部40部分も覆うように、溶着材45を
外周部24の表面ほぼ全域に亘ってに当接させる。そし
て溶着材45を軸心(中心線)L1を中心に回転させる
とともに、基材35も軸心(中心線)L2を中心に回転
させる。そして溶着材45の先端を厚肉部37の平面に
圧接することによって、摩擦熱で軟化した溶着材45が
平面全域に転移する。このとき、溶着材45は溝部40
全体を覆っていることから、溝部40に流れ込んだ材料
は押し込み作用が働いた状態で基材35に付着する。
【0029】そして図2(c)に示すように、外周部2
4の表面ほぼ全域に亘って皮膜36が形成される。最後
に図2(d)に示すように、外周部24の付け根部分が
薄肉となるように切削等の加工処理が施され、この結
果、屈曲して延出する延出部42が形成される。このと
き皮膜36には研磨処理等が施され、皮膜36は所定の
膜厚(例えば約50μm)に加工される。
【0030】ところで斜板22を落下させるなどしたと
きには斜板22の角部47(図1および図2(d)参
照)に衝撃が加わり易いが、接合境界部43はその角部
47から遠いため、その衝撃を受け難くクラックが入り
難い。また圧縮機駆動時には、斜板22の傾角に応じて
シュー27から角部47に過度の応力が加わっても、そ
の応力によってクラックが生じる発生率も減る。以上の
結果、クラックが入り難いことから、皮膜36は剥がれ
難くなる。
【0031】従って、この実施形態では以下のような効
果を得ることができる。 (1)皮膜36の内周側の端部を斜板22の薄肉部38
まで延ばすことによって、接合境界部43は隣接面48
に位置せず、しかも角部47に対してかなり離間して位
置することになる。よって、たとえ角部47に衝撃や応
力が加わっても接合境界部43はその衝撃や応力を受け
難くなるので、皮膜36を剥がれ難くすることができ
る。また、厚肉部37の端部付近における皮膜36と基
材35との接合面積が相対的に広範囲になることも、皮
膜36の剥がれ抑制効果が向上する要因となる。
【0032】(2)本例で採用した皮膜36の剥がれ抑
制構造は、皮膜36の端部が角部41を超えるような形
状の補強であるため、斜板22の摺動面44全域に膜厚
の厚い皮膜を形成する必要がない。従って少ない材料コ
ストで実施でき、しかも皮膜形成時間も短くて済む。
【0033】(3)皮膜形成に摩擦溶着を用いているの
で、溶射等の他の皮膜形成方法を用いる場合と比べて、
簡単で短時間のうちに皮膜36を形成できる。また、溶
射を用いる場合と比べて、例えば騒音等のない比較的良
好な環境下で皮膜形成作業が実施できる。
【0034】(4)鉄系材料からなる斜板22の基材3
5にアルミ系材料からなる皮膜36を摩擦溶着によって
形成するとその皮膜36は熱収縮し、皮膜36には剥が
れを助長する原因になる引張応力が働く。しかし接合境
界部43は衝撃を受け難いため、本例の皮膜構造を用い
れば皮膜36は剥がれ難い。さらに、皮膜36が延出部
42で基材35に引掛かる状態にあるため、延出部42
は引張応力に抗う引掛り部として機能する。よってその
ことも、皮膜36の剥がれ抑制効果を高くする要因とな
る。
【0035】(5)皮膜36の延出部42の端面49
(図1参照)は基材35に当接するため、斜板22の表
面上に露出しない。従って皮膜36の剥がれ発生率はそ
の分低くなり、皮膜36の剥がれ抑制効果は一層高ま
る。
【0036】(第2実施形態)次に、第2実施形態を図
4に従って説明する。この実施形態では皮膜36の形状
が前記第1実施形態と異なっており、他の構成は同じで
ある。よって前記第1実施形態と同一部分に関しては同
一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0037】図4(a),(b)は斜板の厚肉部の片側
表面付近を図示した拡大断面図である。同図(a)に示
すように、厚肉部37の加工面46には、内周側および
外周側の端部に周方向に延びる溝部50がそれぞれ形成
されている。厚肉部37の表面にはアルミ系材料からな
る皮膜36が形成され、この皮膜36の径方向両端部に
は、アルミ系材料が溝部50を埋めることで他の部位に
比べ膜厚が厚くなった厚膜部(引掛り部)としての補強
部51が形成されている。皮膜36の形成方法は、前記
第1実施形態と同様の皮膜形成手順で摩擦溶着が用いら
れている。
【0038】従って、補強部51を形成することによっ
て角部47付近の皮膜36の強度が向上するため、斜板
22の角部47に衝撃や応力が加わっても接合境界部4
3にはクラックが入り難くなり、皮膜36は剥がれ難く
なる。特に補強部51は皮膜36の両側端部にあるた
め、内周側および外周側の両方で皮膜36が剥がれ難く
なる。
【0039】また図4(b)に示すように、基材35の
ほぼ中央に周方向に亘って溝部50を形成し、補強部5
1を3つにすることもできる。この場合、皮膜36の補
強箇所が増えることで皮膜36の強度が一層向上するた
め、皮膜36の剥がれ抑制効果は一層高くなる。また補
強部51の数は、適宜自由に設定することもできる。
【0040】従って、この実施形態では前記第1実施形
態と同様に、(2)低コスト、皮膜形成時間の短縮、
(3)皮膜形成作業が簡単で短時間、(4)材料特性を
踏まえた高い剥がれ抑制効果、(5)皮膜36の剥がれ
抑制の向上、等の効果が得られる他に以下の効果も得る
ことができる。
【0041】(6)皮膜36の内周側および外周側の両
端部に他の部位よりも膜厚の厚い補強部51を形成する
ことによって、皮膜36の強度が向上する。よって各接
合境界部43にはクラックが入り難くなり、皮膜36を
剥がれ難くすることができる。また、補強部51を設け
ることで皮膜36の角部47付近における皮膜36と基
材35の接合面積が広範囲になることも、皮膜36の剥
がれ抑制効果が向上する要因となる。また補強部51は
皮膜36の内周側と外周側の両端部にあるため、内周側
だけでなく外周側からも皮膜36を剥がれ難くすること
ができる。また補強部51を3つ以上形成する場合に
は、その分だけ皮膜36の強度が向上するため、皮膜3
6を一層剥がれ難くすることができる。
【0042】(第3実施形態)次に、第3実施形態を図
5に従って説明する。この実施形態でも、前記各実施形
態と異なっている皮膜36の形状部分を詳述し、同一部
分に関しては同一符号を付して詳しい説明は省略する。
【0043】図5は斜板の厚肉部の内周側端部付近を図
示した拡大断面図である。同図に示すように、厚肉部3
7の加工面46の内周側端部には切欠部53が切欠形成
されている。厚肉部37の表面には、アルミ系材料から
なる皮膜36が形成されている。皮膜36の端部には、
厚肉部37の端部の外形に沿って、角部41を越えると
ともに切欠部53を埋めるように引掛り部としての延出
部54が屈曲形成されている。また皮膜36の形成方法
は、前記第1実施形態と同様の皮膜形成手順で摩擦溶着
が用いられている。
【0044】ここで皮膜36と基材35の接合境界部4
3は隣接面48に位置し、皮膜36の角部47から接合
境界部43までの皮膜長さAは膜厚W(約50μm)よ
りも長い所定距離(例えば100μm以上)となる。従
って、皮膜36の角部47から接合境界部43までの長
さAが皮膜36の膜厚Wに対して充分な距離があれば、
角部47に加わる衝撃や応力は緩和されるため、接合境
界部43は角部47に加わる衝撃や応力を受け難くな
る。その結果、接合境界部43が隣接面48に位置して
いても皮膜36は剥がれ難くなる。また延出部54の端
部が隣接面48に位置する程度に皮膜36を延ばすだけ
の構造であるため、皮膜36の材料コストは相対的に少
なくて済む。
【0045】従って、この実施形態では前記第1実施形
態と同様に、(2)低コスト、皮膜形成時間の短縮、
(3)皮膜形成作業が簡単で短時間、(4)材料特性を
踏まえた高い剥がれ抑制効果、(5)皮膜の剥がれ抑制
の向上、等の効果が得られる他に以下の効果も得ること
ができる。
【0046】(7)厚肉部37の端部に形成した切欠部
53を埋めるように皮膜36を屈曲形成することによっ
て、皮膜36の角部47から接合境界部43までの皮膜
長さAが膜厚Wよりも長くなるようにした。従って、接
合境界部43は隣接面48に位置することになるが、角
部47からの衝撃や応力は受け難くなるので、少ない材
料で効率的に剥がれ難い皮膜36を形成することができ
る。また、延出部54の端面49は基材35に当接して
いるので、そのことも皮膜の剥がれ抑制効果を高めてい
る。
【0047】なお、実施形態は前記に限定されるもので
はなく、例えば、次のように変更してもよい。 ○ 前記第1および第3実施形態において、厚肉部37
の両側に皮膜36の延出部42,54を形成してもよ
い。例えば第1実施形態の皮膜形状を用い、図6に示す
ように外周側の薄肉部61に溝部62を形成する。そし
て皮膜36の外周側端部に、厚肉部37の外周側の端部
の外形に沿って屈曲し、かつ溝部62を埋めるように延
出した延出部63を形成する。この場合、皮膜36は外
周側も剥がれ難くなり、皮膜36の剥がれ抑制効果は一
層高まる。また、外周側の延出部63のみを形成するこ
ともできる。
【0048】○ 前記第1〜第3実施形態において、皮
膜36の剥がれ抑制効果を高めるために実施した皮膜構
造(延出部42,54、補強部51)を図7(a)〜
(c)に示すように適宜組み合わせることもできる。図
7(a)は、皮膜36の内周側端部に第1実施形態の延
出部42を採用し、外周側端部に第3実施形態の延出部
54を採用する。また図7(b)は、皮膜36の内周側
端部に第1実施形態の延出部42を採用し、外周側端部
に第2実施形態の補強部51を採用する。また図7
(c)は、皮膜36の内周側端部に第3実施形態の延出
部54を採用し、外周側端部に補強部51を採用する。
以上の場合も、皮膜36を剥がれ抑制効果を高めること
ができる。
【0049】○ 前記第1実施形態において、溝部40
や切欠部53を用いずとも、例えば図8に示すように、
ただ単に皮膜36の端部が厚肉部37の端部の外形に沿
ってその角部41を越えるように、皮膜36を屈曲して
延出形成してもよい。このようにしても接合境界部43
は角部47から離れて位置するため、皮膜36は剥がれ
難くなる。
【0050】○ 前記第3実施形態において、切欠部5
3は厚肉部37の側壁と平行に切欠くことに限らず、例
えば図9に示すように、切欠部53を厚肉部37の側壁
39に対して所定の角度で傾斜するように切欠いてもよ
い。この形状の切欠部53を埋めることでできる延出部
54を採用すれば、接合境界部43を角部47から離間
させることができ、しかも皮膜36の端部を厚膜に形成
して補強できる。なお、この形状の延出部54を備えた
皮膜36も端部が屈曲した形状を有することになる。
【0051】○ 前記第1〜第3実施形態において、引
掛り部は延出部42,54や補強部51のような形状の
ものに限定されない。つまり引掛り部は、基材35に対
して引掛かる形状であればよく、要するに引掛り部は皮
膜36が径方向端部で基材35側へ延びる形状であれば
よい。
【0052】○ 前記第1〜第3実施形態において、皮
膜36の片側端部に設ける皮膜構造は1つに限らず、各
実施の皮膜構造を片側端部に複数設けることもできる。
例えば、第1および第2実施形態の皮膜構造(図1およ
び図4)を皮膜36の片側端部に組み合わせて形成する
こともできる。
【0053】○ 前記第1〜第3実施形態において、斜
板22の両面に皮膜36を形成したが、片面側だけに皮
膜36を形成してもよい。また、斜板22の両面に皮膜
36が形成されるものの、片面側のみに本発明の皮膜構
造を採用することもできる。
【0054】○ 前記第1〜第3実施形態において、延
出部42,54や補強部51は周方向全域に形成するこ
とに限らず、周方向に所定の間隔を開けて非連続的に形
成してもよい。
【0055】○ 前記第1〜第3実施形態において、厚
肉部37は厚さがほぼ一定の断面板状のものに限定され
ない。例えば厚肉部37は多段形成され、その最上面に
少なくとも皮膜36が形成されていてもよい。また厚肉
部37は径方向断面形状が略半円形状のものでもよく、
その曲面(加工面)に皮膜36が形成されていてもよ
い。
【0056】○ 前記第1および第3実施形態におい
て、例えば厚肉部37の角部41が曲面形状であって、
その厚肉部37の端部の外形に沿って皮膜36の端部を
延出形成することで、曲面形状の端部(延出部)を有す
る皮膜36を形成することもできる。
【0057】○ 前記第1〜第3実施形態において、皮
膜形成方法には摩擦溶着を採用したが、これに代えて溶
射やメッキ処理等によって皮膜を形成することもでき
る。この場合、溶射やメッキ処理等によって形成された
皮膜36であっても、剥がれ難くすることができる。
【0058】○ 皮膜36の材質はアルミ系材料に限ら
ず、例えば、摺動特性を高める金属製の材料であればよ
い。 ○ 圧縮機11は可変容量型に限らず、固定容量型であ
ってもよい。またピストン20も片頭型に限らず両頭型
でもよい。要するに圧縮機に採用される斜板であれば本
例の皮膜構造を用いることができる。
【0059】前記実施形態及び別例から把握できる請求
項以外の技術的思想について、以下にその効果とともに
記載する。 (1)請求項1において、前記皮膜は径方向の少なくと
も片側端部が、前記厚肉部の角部を越えて側壁に至るよ
うに屈曲して延出するように形成されている。この場
合、皮膜と基材の接合境界部は皮膜の角部から離れて位
置するため、皮膜は剥がれ難くなる。
【0060】(2)請求項6において、前記摺動面の端
部に相当する前記皮膜の角部と、前記皮膜と前記基材の
接合面が表面に露出する接合境界部との距離が、前記加
工面上に形成された前記皮膜の膜厚よりも長くなるよう
に前記皮膜が形成されている。この場合、角部に衝撃が
加わっても、接合境界部はその衝撃を受け難いので、皮
膜を剥がれ難くできる。
【0061】(3)請求項1〜6において、摩擦溶着又
は溶射によって前記基材に前記皮膜が形成されている。
この場合、摩擦溶着又は溶射の加工後に冷却された皮膜
には引張応力が働き、皮膜の剥がれが助長されることに
なるが、本例では皮膜を剥がれ難くしているため、引張
応力が発生しても皮膜の剥がれ抑制効果は高い。
【0062】(4)請求項1〜6のうちいずれかに記載
の前記斜板を備えた斜板式圧縮機。
【0063】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1に記載の発
明によれば、皮膜が引掛り部で基材に引掛かる状態にあ
るため、摺動特性を向上するために基材の表面に形成さ
れた皮膜を剥がれ難くすることができる。
【0064】請求項2に記載の発明によれば、厚膜部に
よって皮膜の強度が増すので、摺動特性を向上するため
に基材の表面に形成された皮膜を剥がれ難くすることが
できる。
【0065】請求項3〜6に記載の発明によれば、皮膜
と基材の接合境界部が皮膜の角部に加わる衝撃や応力を
受け難くなるようにその接合境界部を角部から離間させ
るので、摺動特性を向上するために基材の表面に形成さ
れた皮膜を剥がれ難くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態におけるシュー付近の断面図
と、斜板の外周部の根元付近の拡大断面図。
【図2】 (a)〜(d)は皮膜の形成手順を示す説明
図。
【図3】 可変容量型斜板式圧縮機の断面図。
【図4】 (a),(b)は第2実施形態における斜板
の外周部の片側表面付近を示す断面図。
【図5】 第3実施形態における斜板の厚肉部の内周側
端部付近の拡大断面図。
【図6】 別例における斜板の外周部の片側表面付近を
示す断面図。
【図7】 (a)〜(c)は別例における斜板の外周部
の片側表面付近を示す断面図。
【図8】 別例における斜板の外周部の片側表面付近を
示す断面図。
【図9】 別例における斜板の厚肉部の内周側端部付近
の拡大断面図。
【図10】 (a)は従来における斜板の側面図と外周
部付近の拡大断面図、(b)は皮膜にクラックが入った
ときの拡大断面図。
【符号の説明】
11…圧縮機、22…斜板、27…シュー、35…基
材、36…皮膜、37…厚肉部、38…薄肉部、39…
側壁、40…溝部、41…端部、42,54…引掛部と
しての延出部、44…摺動面、46…加工面、49…端
面、50…溝部、52…引掛部としての補強部、53…
切欠部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 馬場 敬明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 河内 繁希 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 岩間 和明 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 磯村 直彦 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 杉浦 学 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 Fターム(参考) 3H076 AA06 BB26 CC20 CC34

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも基材の片面にシューとの摺動
    面となる皮膜が周方向に沿って形成された圧縮機用の斜
    板であって、 前記皮膜の径方向の少なくとも片側端部には、前記基材
    側に延出した引掛り部が形成されている圧縮機用の斜
    板。
  2. 【請求項2】 少なくとも基材の片面にシューとの摺動
    面となる皮膜が周方向に沿って形成された圧縮機用の斜
    板であって、 前記皮膜が形成される前記基材の加工面には、径方向の
    少なくとも片側の端部に溝部が形成され、前記皮膜の端
    部には当該溝部を埋めるように厚膜部が形成されている
    圧縮機用の斜板。
  3. 【請求項3】 少なくとも基材の片面にシューとの摺動
    面となる皮膜が周方向に沿って形成された圧縮機用の斜
    板であって、 前記基材には少なくとも摺動面となる部位に厚肉部が形
    成され、前記皮膜は径方向の少なくとも片側端部が前記
    厚肉部の端部の外形に沿って屈曲して延出するように形
    成されている圧縮機用の斜板。
  4. 【請求項4】 前記皮膜の屈曲して延出した先の端面
    は、前記基材に当接している請求項3に記載の圧縮機用
    の斜板。
  5. 【請求項5】 前記厚肉部を設けることでできる薄肉部
    には、前記厚肉部の側壁の周囲に沿って延びる周状の溝
    部が形成され、前記皮膜の端部は当該溝部を埋めるよう
    に屈曲して前記薄肉部に至るまで延出形成されている請
    求項3又は4に記載の圧縮機用の斜板。
  6. 【請求項6】 前記皮膜が形成される前記厚肉部の加工
    面には、径方向の少なくとも片側の端部に切欠部が形成
    され、前記皮膜の端部は当該切欠部を埋めるように屈曲
    して延出形成されている請求項3又は4に記載の圧縮機
    用の斜板。
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