JPH10169557A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JPH10169557A
JPH10169557A JP8326840A JP32684096A JPH10169557A JP H10169557 A JPH10169557 A JP H10169557A JP 8326840 A JP8326840 A JP 8326840A JP 32684096 A JP32684096 A JP 32684096A JP H10169557 A JPH10169557 A JP H10169557A
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JP
Japan
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piston
cylinder bore
peripheral surface
compressor
side force
Prior art date
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Pending
Application number
JP8326840A
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English (en)
Inventor
Kazuya Kimura
一哉 木村
Masaki Ota
太田  雅樹
Hiroaki Kayukawa
浩明 粥川
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Publication of JPH10169557A publication Critical patent/JPH10169557A/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2251/00Material properties
    • F05C2251/14Self lubricating materials; Solid lubricants
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2253/00Other material characteristics; Treatment of material
    • F05C2253/12Coating

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンの軽量化を図って、そのヘッド部に
作用するサイドフォースを軽減することができるととも
に、シリンダボア内におけるピストンの摺動性を高め
て、ピストンに焼き付きが生じるおそれを防止すること
ができる圧縮機を提供する。 【解決手段】 駆動シャフトの回転によりカムプレート
を介してピストンを往復動させるようにした圧縮機にお
いて、ピストン21のヘッド部21aにシール部35及
びサイドフォース受け部36を除いて肉盗み部34を形
成する。ピストン21のサイドフォース受け部36とシ
リンダボアとの間には摺動材39を介在させる。この摺
動材39は、例えばサイドフォース受け部36の外周面
にフッ素樹脂等をコーティングして形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば車両空調
装置に使用される圧縮機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧縮機としては、例えば
次のような構成のものが知られている。すなわち、ハウ
ジングの内部にクランク室が形成されるとともに、駆動
シャフトが回転可能に支持されている。ハウジングの一
部を構成するシリンダブロックには複数のシリンダボア
が形成され、各シリンダボア内にはピストンが往復動可
能に収容されている。クランク室内において駆動シャフ
トにはカムプレートが一体回転可能に装着され、そのカ
ムプレートの外周がシューを介して各ピストンに係留さ
れている。そして、駆動シャフトの回転によりカムプレ
ートを介してピストンが往復動されて、圧縮運転が行わ
れるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この従来の圧縮機にお
いては、ピストンが吸入行程から吐出行程に切り換えら
れるとき、ピストンの慣性力が最も大きくなって、カム
プレートがこの慣性力の反力をピストンに与える。この
反力はカムプレートの回転中心軸線から半径方向へ離間
する方向への分力を有し、その分力がピストンのヘッド
部の外周特定部をシリンダボアの内周面に向かって押し
付ける。そして、この押し付け力の反力がいわゆるサイ
ドフォースとして、ピストンのヘッド部に作用する。こ
の場合、ピストンの重量が大きくなるほど、その慣性力
も大きくなって、ピストンに大きなサイドフォースが作
用する。
【0004】ところが、この種の圧縮機においては、圧
縮機全体の軽量化を図るために、シリンダブロックを含
むハウジング及びピストンが、例えばアルミニウム系金
属等の同一金属材料により形成されている。このため、
前記のようにピストンがサイドフォースを受けながらシ
リンダボア内で摺動されると、焼き付きが生じるおそれ
があるという問題があった。
【0005】この発明は、このような従来の技術に存在
する問題点に着目してなされたものである。その目的と
するところは、ピストンの軽量化を図って、そのヘッド
部に作用するサイドフォースを軽減することができると
ともに、シリンダボア内におけるピストンの摺動性を高
めて、ピストンに焼き付きが生じるおそれを低減するこ
とができる圧縮機を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に記載の発明では、シリンダブロックの
シリンダボア内にピストンを往復動可能に収容し、駆動
シャフトの回転によりカムプレートを介してピストンを
往復動させるようにした圧縮機において、前記ピストン
のヘッド部の先端部にはシール部を設け、そのシール部
より基端側のヘッド部の周面にはサイドフォース受け部
を除いてピストンの中心軸線側に凹ませた肉盗み部を形
成し、そのサイドフォース受け部とシリンダボアとの間
には摺動材を介在させたものである。
【0007】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の圧縮機において、前記摺動材を、ピストンのサイド
フォース受け部の外周面に形成した低摩擦性物質層とし
たものである。
【0008】請求項3に記載の発明では、請求項1また
は2に記載の圧縮機において、前記摺動材を、シリンダ
ボアの内周面に形成した低摩擦性物質層としたものであ
る。請求項4に記載の発明では、請求項1または2に記
載の圧縮機において、前記摺動材はシリンダボア内に嵌
着した硬質金属によりなる円筒体としたものである。
【0009】請求項5に記載の発明では、請求項1〜4
のいずれかに記載の圧縮機において、前記ピストンのシ
ール部にはピストンリングを取着したものである。請求
項6に記載の発明では、請求項1〜5のいずれかに記載
の圧縮機において、前記肉盗み部は、少なくともピスト
ンが下死点位置に配置された状態で、ヘッド部上のカム
プレートの回転中心軸線とは反対側のシリンダボアの開
口端縁に対応する部分を避けて形成したものである。
【0010】さて、請求項1及び3に記載の圧縮機にお
いては、ピストンのヘッド部の先端部には、シリンダボ
アの内周面のほぼ全周にわたって摺接し、圧縮作用を行
うシール部が設けられている。また、そのシール部より
基端側の周面には、ピストンの往復動に伴う慣性力に基
づいてピストンに作用するサイドフォースを受けるサイ
ドフォース受け部が設けられている。そして、そのシー
ル部及びサイドフォース受け部を除いたヘッド部の周面
には、ピストンの中心軸線側に凹ませた肉盗み部が形成
されている。このため、ピストンの重量が小さくなり、
その吸入行程から吐出行程に切り換えられる際の慣性力
も小さくなって、ヘッド部に作用するサイドフォースが
軽減される。しかも、ヘッド部のサイドフォース受け部
とシリンダボアとの間に摺動材が介在されている。
【0011】これらのため、ピストンによる冷媒ガスの
圧縮作用を犠牲にすることなく、シリンダボア内におけ
るピストンの摺動性が良好となって、焼き付きの生じる
おそれが大きく低減される。
【0012】請求項2に記載の圧縮機においては、摺動
材がサイドフォース受け部の外周面に形成された低摩擦
性物質層となっている。このため、摺動材の形成加工
を、例えばコーティング等によりピストンの外周側にお
いて容易に行うことができる。
【0013】請求項4に記載の圧縮機においては、シリ
ンダボアの内周面が、例えば鉄系金属等の硬質金属より
なる円筒体で覆われた状態となっている。このため、同
一のアルミニウム系の金属材料によりなるピストンとシ
リンダボアの内周面とが直接接触するのが回避され、焼
き付きの生じるおそれが低減される。しかも、シリンダ
ボア内に円筒体を、例えば圧入嵌着することによって、
容易にピストンとシリンダボアとの間に摺動材を介在さ
せることができる。
【0014】請求項5に記載の圧縮機においては、ピス
トンのシール部にピストンリングが取着されている。こ
のため、ピストンのシール部の幅を大きく確保しなくて
も、そのシール部とシリンダボアとの間のシール性を高
めることができ、ピストンを一層軽量化することができ
る。
【0015】請求項6に記載の圧縮機においては、ピス
トンの慣性力が最大となるのは、ピストンが吸入行程か
ら吐出行程に切り換えられるとき、つまりピストンがほ
ぼ下死点位置に配置されたときとなる。この状態では、
前記慣性力に基づいてピストンに作用するサイドフォー
スの作用位置は、ピストンとシリンダボアの内周面との
前後の接触端縁に対応する部分となる。ここで、この圧
縮機のピストンにおいては、ヘッド部上のカムプレート
の回転中心軸線とは反対側のシリンダボアの開口端縁に
対応する部分には肉盗み部が形成されていない。このた
め、前方の接触端縁はそのシリンダボアの開口端縁に対
応する部分となり、前方のサイドフォース作用位置が最
も前方に配置される。これにより、ピストンにおける支
点間距離を極力長くすることができて、シリンダボアの
内周面からの押し付け力を小さくすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)以下に、この発明を片頭ピストンタ
イプの斜板式可変容量圧縮機に具体化した第1の実施形
態を、図1〜図3に基づいて詳細に説明する。
【0017】図1に示すように、ハウジングの一部を構
成するフロントハウジング11は、同じくハウジングの
一部を構成するシリンダブロック12の前部に接合固定
されている。同じくハウジングの一部を構成するリヤハ
ウジング13は、バルブプレート14を介してシリンダ
ブロック12の後部に接合固定されている。そして、フ
ロントハウジング11、シリンダブロック12及びリヤ
ハウジング13は、例えばアルミニウム合金により形成
され、それらによって圧縮機全体のハウジングが構成さ
れている。
【0018】前記リヤハウジング13内には、吸入室1
3a及び吐出室13bが区画形成されている。バルブプ
レート14には、吸入弁14a及び吐出弁14bが設け
られている。前記フロントハウジング11とシリンダブ
ロック12とにより形成された閉空間は、クランク室1
5をなしている。そのクランク室15内を貫通するよう
に、フロントハウジング11及びシリンダブロック12
には、駆動シャフト16が一対のラジアルベアリング1
7を介して回転可能に架設支持されている。
【0019】回転支持体18は、前記駆動シャフト16
に止着されている。また、カムプレートとしての斜板1
9は、クランク室15内において駆動シャフト16にそ
の軸線方向へスライド移動可能かつ傾動可能に支持され
ている。この斜板19は、ヒンジ機構20を介して回転
支持体18に連結されている。そして、斜板19は、そ
のヒンジ機構20により、軸線方向へのスライド移動及
び傾動が案内されるとともに、駆動シャフト16と一体
回転される。
【0020】なお、前記斜板19の最大傾角は、その斜
板19に設けられたストッパ19aと、回転支持体18
との当接によって規定される。また、斜板19の最小傾
角は、駆動シャフト16に装着されたサークリップ16
bと、斜板19との当接によって規定される。
【0021】複数のシリンダボア12aは、前記シリン
ダブロック12に形成されている。複数の片頭型のピス
トン21はアルミニウム合金により一体に形成され、そ
れらのヘッド部21aにおいて各シリンダボア12a内
に往復動可能に収容されている。各ピストン21の首部
21bの内側には一対の半球状の支持凹部21cが対向
形成され、これらの支持凹部21cには略半球状のシュ
ー22が嵌入支持されている。そして、これらのシュー
22を介して、各ピストン21の首部21bが斜板19
の外周に係留されている。そして、ピストン21の圧縮
動作に伴う圧縮反力は、シュー22、斜板19、ヒンジ
機構20、回転支持体18及びスラストベアリング23
を介してフロントハウジング11で受承されるようにな
っている。
【0022】給気通路24は、前記吐出室13bとクラ
ンク室15とを接続するように形成されている。容量制
御弁25は給気通路24の途中に配設されている。この
容量制御弁25は、制御弁体26と、その制御弁体26
の制御弁孔27に対する開度を調整するためのダイヤフ
ラム28とを備えている。そして、感圧通路29を介し
てダイヤフラム28に作用する吸入室13a内の吸入圧
力Psに応じて、制御弁体26による制御弁孔27の開
度が調整される。
【0023】この容量制御弁25の開度調整により、給
気通路24を介して吐出室13bからクランク室15に
供給される冷媒ガスの供給量が変更される。そして、ピ
ストン21の前後に作用するクランク室15内の圧力P
cと、シリンダボア12a内の圧力との差圧が調整され
る。これにより、斜板19の傾角が変更されて、ピスト
ン21のストロークが変えられ、吐出容量が調整される
ようになっている。
【0024】抽気通路30は、前記クランク室15と吸
入室13aを接続するように形成されている。この抽気
通路30は、駆動シャフト16の中心に形成された軸心
通路16a、シリンダブロック12の後端側中央に形成
された収容凹所12bの内部、シリンダブロック12の
後端面に形成された放圧通路12c及びバルブプレート
14に形成された放圧孔14cとよりなっている。軸心
通路16aは、その前端が前側のラジアルベアリング1
7の近傍においてクランク室15に開口されている。こ
の抽気通路30を通して、常時所定量の冷媒ガスがクラ
ンク室15から吸入室13aに導かれるようになってい
る。
【0025】スラストベアリング31及びシャフト支持
バネ32は、収容凹所12b内において、駆動シャフト
16の後端とバルブプレート14との間に介装されてい
る。次に、前記ピストン21の構成について詳細に説明
する。
【0026】図1〜図3に示すように、回り止め部33
はピストン21の首部21bの背面に形成され、フロン
トハウジング11の内周面とほぼ同径の外周面を有して
いる。そして、この回り止め部33の外周面がフロント
ハウジング11の内周面に接触係合することにより、ピ
ストン21の回転が規制されている。
【0027】ヘッド部21aの先端部には、シリンダボ
ア12aの内周面のほぼ全周にわたって摺接し、圧縮作
用を行う円板状のシール部35が設けられている。ま
た、ヘッド部21aの斜板19の回転中心軸線C0側及
びその中心軸線C0と反対側の周面には、ヘッド部21
aのほぼ全長にわたって延びる一対のサイドフォース受
け部36が設けられている。一対の肉盗み部34は、前
記シール部35及び前記サイドフォース受け部36を除
いて、ヘッド部21aの周面に形成されている。これら
の肉盗み部34は、ピストン21の中心軸線C1に対し
て斜板19の回転方向の両側方に位置するヘッド部21
aの外周面から、中心軸線C1側へ延びるように凹状に
形成されている。環状溝37は、シール部35の外周に
形成され、この環状溝37内にはピストンリング38が
嵌着されている。
【0028】なお、前記サイドフォースとは、ピストン
21が吸入行程から吐出行程に切り換えられる場合等
に、ピストン21の慣性力に基づく反力により、ピスト
ン21のヘッド部21aの外周特定部に、シリンダボア
12aの内周面側から作用する押し付け力の反力を指
す。
【0029】また、前記各肉盗み部34は、ピストン2
1のヘッド部21aに、型抜き成形または外周面からの
切削加工により形成されている。そして、これらの肉盗
み部34の形成によって、ピストン21が軽量化されて
いる。さらに、前記ピストンリング38の取着により、
ヘッド部21aとシリンダボア12aとの間のシール性
が高められるため、シール部35の幅W1を最小限に小
さくして、ピストン21が一層軽量化されている。
【0030】摺動材としての低摩擦性物質層39は、前
記ピストン21の各サイドフォース受け部36とシリン
ダボア12aとの間に介在されている。この低摩擦性物
質層39は、ヘッド部21上の両サイドフォース受け部
36に、例えば所定厚さのフッ素樹脂等のコーティング
により形成されている。そして、この低摩擦性物質層3
9の介在により、シリンダボア12a内におけるピスト
ン21の摺動性が高められている。
【0031】次に、前記のように構成された可変容量圧
縮機の動作を説明する。この圧縮機において、車両エン
ジン等の外部駆動源により駆動シャフト16が回転され
ると、回転支持体18及びヒンジ機構20を介して斜板
19が一体回転される。この斜板19の回転運動がシュ
ー22を介してピストン21の往復直線運動に変換さ
れ、そのピストン21のヘッド部21aがシリンダボア
12a内で往復動される。このピストン21の往復動に
より、冷媒ガスが吸入室13aから吸入弁14aを介し
てシリンダボア12a内へ吸入され、所定の圧力に達す
るまで圧縮されて、吐出弁14bを介して吐出室13b
へ吐出される。
【0032】続いて、この可変容量圧縮機の容量制御動
作について説明する。冷房負荷が大きい状態では、吸入
室13a内の高い吸入圧力Psが容量制御弁25のダイ
ヤフラム28に作用しており、制御弁体26は制御弁孔
27を閉鎖した状態となる。従って、給気通路24が遮
断されて、吐出室13bからクランク室15への高圧の
冷媒ガスの供給は停止される。この状態では、クランク
室15内の冷媒ガスは、専ら抽気通路30を通して吸入
室13aに抽出される。このため、クランク室15の圧
力Pcとシリンダボア12a内の圧力とのピストン21
を介した差圧は小さく、斜板19は図1に実線で示す最
大傾角状態に配置される。そして、ピストン21のスト
ロークが増大され、圧縮機は最大吐出容量にて運転され
る。
【0033】一方、冷房負荷が低い状態では、吸入室1
3a内の低い吸入圧力Psが容量制御弁25のダイヤフ
ラム28に作用しており、そのダイヤフラム28が吸入
圧力Psに応じて変位される。このダイヤフラム28の
変位に伴って、制御弁体26が制御弁孔27を開放し、
その制御弁孔27の開度に応じて、吐出室13bから高
圧の冷媒ガスが、給気通路24を通してクランク室15
に供給される。この結果、クランク室15の圧力Pcが
上昇して、クランク室15の圧力Pcとシリンダボア1
2a内の圧力との各ピストン21を介した差圧が大きく
なる。この差圧に応じて、斜板19が図1に鎖線で示す
最小傾角側に移動され、ピストン21のストロークが減
少されて、吐出容量が減少される。
【0034】このように、この可変容量圧縮機では、冷
房負荷、つまり吸入圧力Psの変動に応じた容量制御弁
25の開度調整により、クランク室15の圧力Pcが昇
降されて、斜板19の傾角が変更される。
【0035】次に、前記のような圧縮機の運転時におい
て、ピストン21に作用するサイドフォースについて説
明する。さて、図1の下側のピストン21は下死点位置
付近にある。この下死点位置付近におけるピストン21
の慣性力を、同図に矢印F0で示す。このとき、ピスト
ン21は斜板19の傾きによって、位置P1から慣性力
F0の反力を矢印Fsで示す方向に受ける。この反力F
sは、ピストン21の往復動方向の分力f1と、斜板1
9の回転中心軸線C0から半径方向へ離間する方向への
分力f2とに分解される。この分力f2により、ピスト
ン21は傾こうとする。
【0036】ところで、このピストン21がほぼ下死点
位置に配置された状態で、ヘッド部21a上の斜板19
の回転中心軸線C0とは反対側のシリンダボア12aの
開口端縁に対応する部分を避けて肉盗み部34が形成さ
れている。それにより、シリンダボア12aの開口端縁
と対応するヘッド部21aの周面には、シリンダボア1
2aの内周面から、分力f2の押し付け力に対する反力
としてのサイドフォースFaが作用する。また、ピスト
ンリング38の後端縁付近のヘッド部21aの周面に
は、シリンダボア12aの内周面から、分力f2の押し
付け力に対する反力としてのサイドフォースFbが作用
する。
【0037】この圧縮機においては、一対の肉盗み部3
4が、ピストン21のヘッド部21bに、圧縮作用を行
うシール部35と、サイドフォースFa,Fbを受ける
サイドフォース受け部36とを除いて形成されている。
また、このシール部35及びサイドフォース受け部36
の外周には、低摩擦性物質層39が形成されている。こ
のため、ピストン21は、重量が軽くなるとともに、シ
リンダボア12aに対する摺動性が良好になって、シリ
ンダボア12a内で焼き付きを生じることなく円滑に往
復動される。
【0038】しかも、前記のように、サイドフォースF
aの作用位置は、シリンダボア12aの開口端縁と対応
するヘッド部21aの周面となっている。言い換える
と、サイドフォースFaの作用位置が、最も前方寄りと
なっている。このため、両サイドフォースFa,Fbの
作用位置間の距離、つまりピストン21の支点間距離が
長くなって、分力f2の押し付け力が小さくなる。
【0039】この第1の実施形態によって期待できる効
果について、以下に記載する。 (a) この実施形態の圧縮機においては、ピストン2
1のヘッド部21aにシール部35及びサイドフォース
受け部36を除いて肉盗み部34が形成されているた
め、ピストン21を軽量化することができる。よって、
ピストン21の吸入行程から吐出行程に切り換えられる
場合等における慣性力を小さくすることができて、その
ヘッド部21に作用するサイドフォースFa,Fbを軽
減することができる。
【0040】また、サイドフォース受け部36とシリン
ダボア12aとの間に低摩擦性物質層39が介在されて
いるため、シリンダボア12a内におけるピストン21
の摺動性を高めることができる。この結果、ピストン2
1を大きな摺動抵抗が生じることなく往復動させること
ができて、ピストン21による冷媒ガスの圧縮作用を犠
牲にすることなく、焼き付きのおそれを大きく低減する
ことができる。
【0041】(b) この実施形態の圧縮機において
は、低摩擦性物質層39がサイドフォース受け部36の
外周面に形成されている。このため、低摩擦性物質層3
9の形成加工を、例えばフッ素樹脂コーティング等によ
りピストン21の外周側において容易に行うことができ
る。
【0042】(c) この実施形態の圧縮機において
は、ピストン21のヘッド部21aのシール部35にピ
ストンリング38が取着されている。このため、ピスト
ン21のヘッド部21aにおけるシール部35の幅W1
を小さくしても、そのシール部35とシリンダボア12
aとの間のシール性を高めることができる。従って、ピ
ストン21を一層軽量化することができて、ピストン2
1の慣性力が小さくなり、ピストン21に作用するサイ
ドフォースを一層軽減することができる。
【0043】(d) この実施形態の圧縮機において
は、ピストン21が下死点位置に配置された状態で、ヘ
ッド部21a上の斜板19の回転中心軸線C0とは反対
側のシリンダボア12aの開口端縁に対応する部分を避
けて肉盗み部34が形成されている。このため、ピスト
ン21の慣性力が最大となる下死点位置付近において、
ピストン21の前方の接触端縁は、そのシリンダボア1
2aの開口端縁に対応する部分となる。従って、ピスト
ン21における支点間距離を極力長くすることができ
て、シリンダボア12aの内周面からの押し付け力を小
さくすることができる。そして、ピストン21の焼き付
きのおそれを一層低減することができる。 (第2の実施形態)次に、この発明の第2の実施形態
を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明す
る。
【0044】さて、この第2の実施形態においては、図
4に示すように、一対の肉盗み部34が、ピストン21
のヘッド部21aに、サイドフォース受け部36を挟ん
で円周方向へ隣接した状態で形成されている。また、こ
れらの肉盗み部34は、ヘッド部21aの外周面におい
て、斜板19の回転中心軸線C0と反対側に向かって開
口するように形成されている。そして、前記第1の実施
形態と同様に、ヘッド部21aのサイドフォース受け部
36の外周面には、低摩擦性物質層39が形成されてい
る。
【0045】従って、この第2の実施形態においても、
前述した第1の実施形態とほぼ同様に、ピストン21の
軽量化を図って、そのヘッド部21aに作用するサイド
フォースFa,Fbを軽減することができる。また、シ
リンダボア12a内におけるピストン21の摺動性を高
めて、ピストン21に焼き付きが生じるおそれを防止す
ることができる。 (第3の実施形態)次に、この発明の第3の実施形態
を、前記第1の実施形態と異なる部分を中心に説明す
る。
【0046】さて、この第3の実施形態においては、図
5〜図7に示すように、一対の肉盗み部34が、ピスト
ン21のヘッド部21aに、サイドフォース受け部36
を挟んで中心軸線C1の方向へ隣接した状態で形成され
ている。また、これらの肉盗み部34は、ヘッド部21
aの外周面において、斜板19の回転中心軸線C0側、
及び回転中心軸線COと反対側に向かって、互い違いに
開口するように形成されている。なお、このヘッド部2
1aのサイドフォース受け部36の外周面には、低摩擦
性物質層39が形成されていない。
【0047】さらに、この実施形態においては、シリン
ダボア12a内に、例えば鉄系材料等の硬質金属材料よ
りなる摺動材としての円筒体41が圧入嵌着されてい
る。そして、ピストン21の往復動時に、ヘッド部21
aのシール部35及びサイドフォース受け部36が、こ
の円筒体41の内周面に摺接されるようになっている。
つまり、シリンダボア21の内周面が、円筒体41で覆
われた状態となっており、同一のアルミニウム系の金属
材料によりなるピストン21とシリンダボア12aの内
周面との直接接触が回避されている。
【0048】従って、この第3の実施形態においても、
前述した各実施形態とほぼ同様の作用効果を発揮させる
ことができる。また、ピストン21のサイドフォース受
け部36と円筒体41とは、異なる金属同士の摺接とな
るため、ピストン21に焼き付きの生じるおそれを低減
することができる。
【0049】しかも、シリンダボア12a内に円筒体4
1を、例えば圧入することによって、ピストン12のサ
イドフォース受け部36とシリンダボア12aの内周面
との間に容易に摺動材を介在させることができる。
【0050】なお、この発明は、次のように変更して具
体化することも可能である。 (1) ピストン21のヘッド部21aにおけるサイド
フォース受け部36の外周面、シリンダボア12aの内
周面あるいはシリンダボア12aに嵌着される円筒体4
1の内周面に、例えばニッケル−リン、ニッケル−ボロ
ン、コバルト−リン−タングステン等の合金メッキを施
すことにより、摺動材を形成すること。
【0051】(2) ピストン21のサイドフォース受
け部36の外周面、シリンダボア12aの内周面あるい
は円筒体41の内周面に、マトリックスとして、例えば
ニッケル、銅、コバルト、鉄、銀、亜鉛、ニッケル−リ
ン、ニッケル−ボロン、コバルト−ボロン等の中から、
また分散相として、例えば二硫化モリブデン、二硫化タ
ングステン、グラファイト、フッ化グラファイト、ポリ
四フッ化エチレン、フッ素樹脂、フッ化カルシウム、窒
化ホウ素、炭化ケイ素、ポリ塩化ビニル、硫酸バリウム
等の微粒子の中から適宜選択してなる分散メッキを施す
ことにより、低摩擦性物質層39を形成すること。
【0052】(3) ピストン21のサイドフォース受
け部36の外周面、あるいは、シリンダボア12aの内
周面に、陽極酸化処理を施すことにより、摺動材を形成
すること。
【0053】(4) ピストン21のサイドフォース受
け部36の外周面、シリンダボア12aの内周面あるい
は円筒体41の内周面に、二硫化モリブデン、二硫化タ
ングステン等のコーティングを施すことにより、低摩擦
性物質層39を形成すること。
【0054】(5) 円筒体41の内周面に、フッ素樹
脂等のコーティングを施すことにより、低摩擦性物質層
39を形成すること。 (6) この発明を、両頭型のピストンを備えた圧縮機
に具体化して実施すること。
【0055】(7) この発明を、吐出容量が一定の固
定容量式の圧縮機に具体化して実施すること。 これらのように構成しても、前記各実施形態とほぼ同様
の作用効果を発揮させることができる。
【0056】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るため、次のような効果を奏する。請求項1及び3に記
載の発明によれば、ピストンの軽量化を図って、そのヘ
ッド部に作用するサイドフォースを軽減することができ
るとともに、シリンダボア内におけるピストンの摺動性
を高めて、ピストンに焼き付きが生じるおそれを低減す
ることができる。
【0057】請求項2に記載の発明によれば、摺動材の
形成加工を、例えばコーティング等によりピストンの外
周側において容易に行うことができる。請求項4に記載
の発明によれば、同一のアルミニウム系の金属材料によ
りなるピストンとシリンダボアの内周面とが直接接触す
るのが回避され、焼き付きの生じるおそれを低減するこ
とができる。また、摺動材の形成加工を、円筒体をシリ
ンダボア内に、例えば圧入嵌着することにより容易に行
うことができる。
【0058】請求項5に記載の発明によれば、ピストン
のシール部の幅を大きく確保しなくても、そのシール部
とシリンダボアとの間のシール性を高めることができ、
ピストンを一層軽量化することができる。
【0059】請求項6に記載の発明によれば、ピストン
における支点間距離を極力長くすることができて、シリ
ンダボアの内周面からの押し付け力を小さくすることが
できる。従って、ピストンに焼き付きが生じるおそれを
さらに低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の実施形態の可変容量圧縮機を示す断面
図。
【図2】 その圧縮機のピストンを示す斜視図。
【図3】 図1の3−3線におけるピストンの断面図。
【図4】 第2の実施形態のピストンを示す斜視図。
【図5】 第3の実施形態の可変容量圧縮機を示す部分
断面図。
【図6】 その圧縮機のピストンを示す斜視図。
【図7】 同ピストンを図6と異なった方向から見て示
す斜視図。
【符号の説明】
11…ハウジングの一部を構成するフロントハウジン
グ、12…ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
ク、12a…シリンダボア、13…ハウジングの一部を
構成するリヤハウジング、13a…吸入室、13b…吐
出室、15…クランク室、16…駆動シャフト、19…
カムプレートとしての斜板、21…ピストン、21a…
ヘッド部、21b…首部、22…シュー、34…肉盗み
部、35…シール部、36…サイドフォース受け部、3
8…ピストンリング、39…摺動材としての低摩擦性物
質層、41…摺動材としての円筒体、C0…回転中心軸
線。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に駆動シャフトを回転可能
    に支持し、ハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
    クにはシリンダボアを形成し、シリンダボア内にはピス
    トンを往復動可能に収容し、駆動シャフトにはカムプレ
    ートを一体回転可能に支持し、カムプレートの外周には
    シューを介してピストンの首部を係留し、駆動シャフト
    の回転によりカムプレートを介してピストンを往復動さ
    せるようにした圧縮機において、 前記ピストンのヘッド部の先端部にはシール部を設け、
    そのシール部より基端側のヘッド部の周面にはサイドフ
    ォース受け部を除いてピストンの中心軸線側に凹ませた
    肉盗み部を形成し、そのサイドフォース受け部とシリン
    ダボアとの間には摺動材を介在させた圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記摺動材は、ピストンのサイドフォー
    ス受け部の外周面に形成した低摩擦性物質層である請求
    項1に記載の圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記摺動材は、シリンダボアの内周面に
    形成した低摩擦性物質層である請求項1または2に記載
    の圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記摺動材は、シリンダボア内に嵌着し
    た硬質金属よりなる円筒体である請求項1または2に記
    載の圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記ピストンのシール部にはピストンリ
    ングを取着した請求項1〜4のいずれかに記載の圧縮
    機。
  6. 【請求項6】 前記肉盗み部は、少なくともピストンが
    下死点位置に配置された状態で、ヘッド部上のカムプレ
    ートの回転中心軸線とは反対側のシリンダボアの開口端
    縁に対応する部分を避けて形成した請求項1〜5のいず
    れかに記載の圧縮機。
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