JP2007327390A - 流体機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】ピストンの被覆層の剥離が安価に防止され、その耐久性を向上させることができるピストン、該ピストンを有する往復動型流体機械及びピストンの製造方法を提供する。
【解決手段】ピストン(32)がシリンダボア(40)内を往復動する往復動型流体機械(2)であって、ピストンの側面(32a)は、被覆層(66)を介してシリンダボアに摺接される円筒面部(64)と、ピストンリング(34)に装着されるリング溝部(68)と、円筒面部とリング溝部との間に形成され、円筒面部からリング溝部に向けて傾斜してシリンダボアから離間するテーパ面部(70)とを含み、テーパ面部には、シリンダボアから離間する被覆層が形成されている。
【選択図】図7

Description

本発明は、ピストン、該ピストンを有する往復動型流体機械及びピストンの製造方法に係り、詳しくは、CO冷媒を使用する冷凍サイクルに適用される車両の空調装置に好適なピストン、該ピストンを有する往復動型流体機械及びピストンの製造方法に関する。
この種の往復動型流体機械は、近年、小型化・軽量化が進められており、特にCO冷媒を使用する冷凍サイクルに適用される流体機械では、従来のフロン系冷媒を使用する場合に比して吐出容量を小さくできるため、ピストンの往復動方向の長さを大幅に短くできる。しかしながら、ピストン長さの短縮に伴い、ピストンの側面にかかるサイドフォースが増大し、ピストン側面或いはシリンダボア内面の磨耗が加速され、流体機械の耐久性が低下してしまう。
そこで、例えば、特許文献1では、ピストンの側面にテフロン(登録商標)系の被覆層を形成し、更にこの被覆層の上からピストンの側面を環状に加工して形成されるリング溝にテフロン(登録商標)系のピストンリングを装着し、シリンダボア内におけるピストンの摺動性を高める技術が開示されている。
特開平10−169557号公報
ところで、CO冷媒を使用する冷凍サイクルでは、このような被覆層の剥がれが生じる。なぜなら、CO冷媒を使用すると、フロン系冷媒、例えばR134a冷媒を使用する場合に比して、作動圧が約7〜約10倍程度高くなるため、ピストンの往復動方向に被覆層が引っ張られる力が増大するからである。
特に、ピストンリングが装着されるリング溝部は、被覆層が形成されるコーティング工程、被覆層を均一に研磨する研磨工程を経て、溝加工工程で形成される。すなわち、リング溝部は被覆層を分断して形成されるため、ピストン往復動の際に被覆層の分断箇所を起点に被覆層が剥がれやすい。そして、結局は被覆層が形成されないときと同様に、ピストン側面或いはシリンダボア内面の磨耗を引き起こし、ピストン、ひいては流体機械の耐久性が低下するとの問題がある。
一方、リング溝部にまで被覆層を形成することが考えられる。しかし、リング溝部に被覆層を形成するには、溝加工工程終了後に再びコーティング工程を設ける必要がある。更に、ピストンリングの装着精度を確保するには、リング溝部の被覆層を研磨する必要があるため、ピストンの製造工程を大幅に変更せざるを得ず、ピストン生産設備の改造を要してコスト高となる。
また、被覆層を剥がれ難くするために塗膜強度の高い被覆剤を使用することも考えられるが、これもまた被覆剤がコスト高となり、結局は流体機械のコストが増大するとの問題がある。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたもので、ピストンの被覆層の剥離が安価に防止され、その耐久性を向上させることができるピストン、該ピストンを有する往復動型流体機械及びピストンの製造方法を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するべく、請求項1記載の往復動型流体機械は、ピストンがシリンダボア内を往復動する往復動型流体機械であって、ピストンの側面は、被覆層を介してシリンダボアに摺接される円筒面部と、ピストンリングに装着されるリング溝部と、円筒面部とリング溝部との間に形成され、円筒面部からリング溝部に向けて傾斜してシリンダボアから離間するテーパ面部とを含み、テーパ面部には、シリンダボアから離間する被覆層が形成されていることを特徴としている。
また、請求項2記載のピストンは、シリンダボア内を往復動するピストンであって、ピストンの側面は、被覆層を介してシリンダボアに摺接される円筒面部と、ピストンリングに装着されるリング溝部と、円筒面部とリング溝部との間に形成され、円筒面部からリング溝部に向けて傾斜してシリンダボアから離間するテーパ面部とを含み、テーパ面部には、シリンダボアから離間する被覆層が形成されていることを特徴としている。
更に、請求項3記載のピストンの製造方法は、シリンダボア内を往復動するピストンであって、ピストンは、シリンダボアに摺接される円筒面部と、円筒面部からピストンの軸線に向けて傾斜してシリンダボアから離間するテーパ面部とを加工する工程と、円筒面部に被覆層を施すとともに、テーパ面部にシリンダボアから離間する被覆層を施す工程と、シリンダボアから離間する被覆層を有するテーパ面部の一部分を残し、ピストンリングに装着されるリング溝部を加工する工程とを含んで製造されることを特徴としている。
更にまた、請求項4記載の発明では、テーパ面部は、切削にて加工されていることを特徴とし、また、請求項5記載の発明では、テーパ面部は、鍛造或いは圧造にて加工されていることを特徴としている。更に、請求項6記載の発明では、テーパ面部は、鋳造にて加工されていることを特徴としている。
従って、請求項1記載の本発明の往復動型流体機械や請求項2記載のピストンによれば、テーパ面部が円筒面部とリング溝部との間に形成され、テーパ面部には被覆層が形成されているが、このテーパ面部は円筒面部からリング溝部に向けて傾斜してシリンダボアから離間している。よって、テーパ面部はシリンダボアとは直接に接触せず、このテーパ面部に形成された被覆層の剥がれが防止され、被覆剤の塗膜強度を高めなくても往復動型流体機械やピストンの耐久性が安価に向上される。
また、請求項3記載のピストンの製造方法によれば、ピストンの側面に円筒面部を加工する工程では、シリンダボアから離間するテーパ面部が併せて加工され、ピストンに被覆層を施す工程、リング溝部を加工する工程に変更を生じない。よって、ピストンの生産設備の改造を要することなく、ピストンの耐久性がより安価に向上される。
更に、請求項4記載の発明によれば、テーパ面部が切削にて加工されるため、従来のピストンを利用して容易にピストンを改造して成形することができ、ピストンの耐久性が更に安価に向上される。更にまた、請求項5記載の発明によれば、テーパ面部が鍛造或いは圧造にて加工されるため、ピストンの大量生産がより安価に実施でき、ピストンの生産性及び耐久性が向上され、また、請求項6記載の発明によれば、テーパ面部が鋳造にて加工され、ピストンの大量生産が極めて安価に実施でき、ピストンの大幅な生産性向上と耐久性の向上が図られる。
図1に一実施形態として示される圧縮機2は、可変容量型の斜板式圧縮機であり、例えばCOを冷媒として使用する冷凍回路に適用され、車両用空調装置の圧縮機として用いられる。この冷凍回路は、冷媒としてのCOが循環する循環経路(図示しない)を備え、循環経路には圧縮機2、及びいずれも図示しないガスクーラ、膨張弁、蒸発器が順次介挿されている。圧縮機2は冷媒を圧縮してガスクーラに送出し、これにより冷媒が循環経路を循環する。
圧縮機2のハウジング4は円筒状のケーシング6を含み、ケーシング6の両端はそれぞれ開口し、その内周面には円筒状のシリンダブロック8が嵌合している。シリンダブロック8の一端にはバルブプレート10を介してシリンダヘッド12が連結され、シリンダブロック8の他端にはクランク室14が区画されている。また、シリンダブロック8を囲む領域には、ケーシング6の外端面にてバルブプレート10側に開口する複数の軸方向穴16が形成され、各軸方向穴16の内周面には雌螺子がねじ立てされている。
ケーシング6内には回転軸18が配置され、回転軸18はクランク室14をその軸線方向に貫通して延びている。回転軸18は、軸受20、22を介してシリンダブロック8及びケーシング6に回転自在に支持されている。
また、クランク室14内には、回転軸18を囲む環状の斜板24が収容され、斜板24は傾動ユニット26を介して回転軸18に取付けられている。従って、斜板24は回転軸18とともに一体的に回転可能であるとともに、回転軸18に対して傾動可能である。なお、傾動ユニット26は回転軸18と一体に回転可能なロータ28を含み、回転軸18のための軸受22は、ロータ28の筒部の外周面とケーシング6の内周面との間に設けられている。
一方、シリンダブロック8には、複数のシリンダボア30が回転軸18の軸線の回りに同心上に形成され、回転軸18に平行な各シリンダボア30内には、クランク室14側から後述するピストン32がシリンダボア30に対して摺動可能に挿入されている。ピストン32の円筒状の側面32aにはC字状のピストンリング34が装着され、クランク室14内に突出したピストン32の端部には、回転軸18に向けて開口した凹所が形成され、凹所の内面は球面座として形成されている。球面座にはそれぞれ半球状をなす一対のシュー36が配置され、これらシュー36は斜板24の外周縁を摺動自在に厚み方向両側から挟んでいる。
軸受18側のケーシング6の他端には、ガスケット(図示せず)及びバルブプレート10を介してシリンダヘッド12が気密に固定されている。つまり、シリンダヘッド12もハウジング4の一部を構成しているが、より詳しくは、シリンダヘッド12、ガスケット及びバルブプレート10には、軸方向穴16の開口位置に合致してボルト孔38が形成されている。シリンダヘッド12は各ボルト孔38を貫通して軸方向穴16に押えボルト40をねじ込むことにより、ケーシング6に締結されている。
シリンダヘッド12の外端壁には前述の循環経路に接続される吸入ポート42及び吐出ポート(図示せず)が形成されている。また、シリンダヘッド12の内部には、これら吸入ポート42及び吐出ポートに連通する吸入室44及び吐出室46が区画され、更に、電磁制御弁(図示せず)が収容されている。電磁制御弁は、そのソレノイドのオン/オフ作動によって、吐出室46からクランク室14に亘って延びる圧力調整流路(図示せず)を開閉可能である。
なお、吸入室44は、吸入リード弁(図示せず)を介して各シリンダボア30に連通する一方、バルブプレート10に形成された固定絞り(図示せず)を介してクランク室14と常時連通している。また、吐出室46も、リード弁体(図示せず)及び弁押さえ48からなる吐出リード弁を介して各シリンダボア30に連通している。
一方、回転軸18は、ケーシング6からメカニカルシール50を介して突出した一端部52を有する。回転軸18の一端部52には、プーリ54を有する電磁クラッチ56が連結され、電磁クラッチ56は、軸受58を介してケーシング6により回転自在に支持されている。ただし、環状のブラケット60がケーシング6の端部に外側から嵌合され、電磁クラッチ56のソレノイド62は、ブラケット60を介してケーシング6に固定されている。電磁クラッチ56は、ソレノイド62のオン/オフ作動によりエンジン(図示しない)等からの動力を回転軸18に断続的に伝達する。
電磁クラッチ56がオン作動されると、エンジン等からの動力が電磁クラッチ56を介して回転軸18に伝達され、回転軸18が回転する。回転軸18の回転は斜板24を介してピストン32の往復運動に変換され、各ピストン32の往復運動は、吸入室44内の冷媒が吸入リード弁を介してシリンダボア30に吸入される吸入工程と、シリンダボア30内で冷媒が圧縮される圧縮工程と、圧縮された冷媒が吐出リード弁を介して吐出室46に吐出される吐出工程とからなる一連のプロセスを実施する。なお、圧縮機2から吐出される冷媒の吐出量は、電磁制御弁の開閉作動によりクランク室14内の圧力(背圧)を制御し、もってピストン32のストローク長を増減させることにより調整される。
ここで、図6を参照して上述したピストン32について詳述すると、ピストン32の側面32aは円筒面部64を有し、円筒面部64の略全域にはPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)を主成分とするフッ素系樹脂、いわゆるテフロン(登録商標)系の被覆層66が形成されている。被覆層66の外周面はシリンダボア30の内径と略同一の外径をなしており、被覆層66を介して円筒面部64がシリンダボア30の内面に摺接する。
また、側面32aの外周方向に沿ってリング溝部68が刻設され、このリング溝部68には図1に示されるピストンリング34が装着されて、側面32aとシリンダボア30の内面との微少隙間を埋めつつ、ピストン32の摺動性、シリンダボア30内の圧縮ガスのシール性等を高めている。
図7に詳しく示されるように、円筒面部64とリング溝部68と間には、円筒面部64からリング溝部68に向けて傾斜するテーパ面部70が形成され、テーパ面部70は、円筒面部64からピストン32の軸線方向に角度にしてΦだけ傾斜し、換言すると、ピストン32がシリンダボア30に挿入された状態で、シリンダボア30から角度Φに相当する所定の間隙割合で離間する方向にテーパ面部70が延びている。更に、テーパ面部70は円筒面部64から連続した被覆層66に覆われ、この被覆層もテーパ面部70と略同一の間隙割合でシリンダボア30から離間している。
以下、更に図2から図5を参照してピストン32の製造工程について説明する。
まず、図2に示されるピストン32の一次加工工程では、円筒面部64とテーパ面部70とが形成される。リング溝部68が形成される所定の位置にはピストン32の軸線に向けて傾斜するテーパ面部70が互いに対峙して加工され、これらテーパ面部は円筒面部64よりも小径となる小径円筒面部72に連なる斜面として形成される。
より詳しくは、図3に示されるように、小径円筒面部72の内径は、円筒面部64の内径に比して、前述したテーパ面部70の傾斜角度Φで規定される所定の長さLだけ小さくなる。この長さLは、次に説明するコーティング工程で、円筒面部64及びテーパ面部70並びに小径円筒面部72に対して同時に略均一な厚さの被覆層66が形成可能な距離であり、約0.2mm程度とされる。また、このようなピストン32の形状は、従来のテーパ面部70を有していない形状のピストンを切削加工して形成可能であり、一方ピストン32を新規に製造する場合には、鍛造或いは圧造にて加工され、好ましくは鋳造にて加工される。
次に、図4に示されるように、ピストン32のコーティング工程では、円筒面部64及びテーパ面部70並びに小径円筒面部72に対して連続する略均一な厚さtの被覆層66が形成される。被覆層66が厚さtで均一に形成されるため、前述したテーパ面部70と同様に、テーパ面部70における被覆層66もシリンダボア30から離間させられるべくピストン32の軸線に向けて傾斜している。
次に、ピストン32の研磨工程に入り、図4のA側のみ被覆層66が研磨除去される。より詳しくは、図5に示されるように、ピストン32がシリンダボア30に対して円滑に摺動可能な所定の厚さtになるまで、円筒面部64、及びテーパ面部70の一部の被覆層66が研磨され、研磨被覆部66bが形成される。一方、テーパ面部70の残部、及び小径円筒面部72の被覆層66は、研磨されないでコーティングされた厚みのままで、それぞれテーパ面部70に沿って傾斜するテーパ被覆部66a、及び研磨被覆部66bよりピストン32の軸線方向に位置する内方被覆部66cとして残されている。
次に、再び図7を参照すると、ピストン32のリング溝部68を加工する溝加工工程では、被覆層66を有するテーパ面部70の一部分を残してリング溝部68が形成される。すなわち、テーパ被覆部66aの一部を残して被覆層66が分断され、内方被覆部66cを含む小径円筒面部72が除去される。残されたテーパ被覆部66aの一部である被覆層66の端縁66dは、面取りされて円筒面部64における被覆部66bの表面66eよりピストン32の軸線方向に位置づけられる。
このように、ピストン32は、一次加工工程で円筒面部64、テーパ面部70、小径円筒面部72が形成され、コーティング工程で被覆層66が形成された後に、研磨工程でテーパ被覆部66a及び内方被覆部66cを除いて被覆層66が研磨され、研磨被覆部66bが形成される。そして、最後に溝加工工程でテーパ被覆部66aが分断され、内方被覆部66cが除去されてリング溝68が形成され、ピストン32の製造工程が完了する。
以上のように、本実施形態では、テーパ面部70が円筒面部64とリング溝部68との間に形成され、テーパ面部70は円筒面部64からリング溝部68に向けて傾斜してシリンダボア30から離間している。一方、被覆層66もテーパ被覆部66aにおいてシリンダボア30から離間しており、被覆層66の端縁66dが研磨された研磨被覆部66bの表面66eよりピストン32の軸線方向に位置づけられる。よって、端縁66dを含むテーパ被覆部66aはシリンダボア30とは直接に接触しないため、被覆層66の剥がれが防止され、コーティング剤の塗膜強度を高めなくてもピストン32、ひいては圧縮機2の耐久性が安価に向上される。
また、テーパ被覆部66aは研磨されないため、研磨被覆部66bに比して肉厚となっている。よって、被覆層66の剥離の起点となる端縁66dを含むテーパ被覆部66aの塗膜強度が高まるため、ピストン32、ひいては圧縮機2の耐久性向上に有利である。
一方、ピストン32の製造工程では、ピストン32の一次加工工程において、円筒面部64とテーパ面部70とが併せて加工される。よって、ピストン製造におけるコーティング工程、溝加工工程は、テーパ面部70を有さない従来のピストンの製造工法、工程と同じであるため、生産設備の改造を要することなくピストン32の耐久性がより安価に向上される。
ここで、ピストン32のテーパ面部70が切削加工にて成形される場合には、従来のピストンを利用して容易にピストン32を成形することができ、ピストン32の耐久性が更に安価に向上される。
一方、テーパ面部70が鍛造或いは圧造加工にて成形される場合には、切削加工する場合に比してピストン32が安価に大量生産可能となり、より好ましくは、鋳造加工することにより、金型製作にかかる初期投資を要しても、長期的視野にたてばピストン32が極めて安価に大量生産可能となり、ピストン32の耐久性の向上に加え、その大幅な生産性向上が図られる。
以上で本発明の一実施形態についての説明を終えるが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、一実施形態では、テーパ被覆部66aの一部を残して被覆層66が分断され、内方被覆部66cを含む小径円筒面部72が除去されてリング溝部68が形成されるが、被覆層66の端縁66dが、研磨被覆部66bの表面66eよりピストン32の軸線方向に位置づけられていればよく、小径円筒面部72の一部が残されていても被覆層66の剥離が防止される。
また、一実施形態では、被覆層66の材料となるコーティング剤はPTFEを主成分とするフッ素系樹脂としたが、特にこれには限定されない。ただし、PTFEを主成分とするフッ素系樹脂の被覆層66は、耐摩耗性に優れるので好ましい。
更に、一実施形態では、テーパ面部70の傾斜角度Φで規定される所定の長さLを約0.2mm程度としたが、コーティング工程で同時に略均一な厚さの被覆層66が形成可能であればよく、この長さLはコーティングマシンの性能に左右されるものであり、この数値に限定されない。
最後に、本発明の往復動型流体機械は、両頭の斜板式圧縮機や揺動板式圧縮機、膨張機等にも適用可能であるのは勿論である。
冷凍回路に適用された一実施例の流体機械の縦断面を示す図である。 図1のピストンの1次加工段階における形状を示した図である。 図2の要部IIIの拡大図である。 図1のピストンのコーティング加工及び研磨加工段階における形状を示した図である。 図4の要部Vの拡大図である。 図1のピストンを拡大して示し、溝加工後の形状を示した図である。 図6の要部VIIの拡大図である。
符号の説明
2 圧縮機(往復動型流体機械)
30 シリンダボア
32 ピストン
32a 側面
34 ピストンリング
64 円筒面部
66 被覆層
68 リング溝部
70 テーパ面部

Claims (6)

  1. ピストンがシリンダボア内を往復動する往復動型流体機械であって、
    前記ピストンの側面は、被覆層を介して前記シリンダボアに摺接される円筒面部と、
    ピストンリングに装着されるリング溝部と、
    前記円筒面部と前記リング溝部との間に形成され、前記円筒面部から前記リング溝部に向けて傾斜して前記シリンダボアから離間するテーパ面部とを含み、
    該テーパ面部には、前記シリンダボアから離間する被覆層が形成されていることを特徴とする往復動型流体機械。
  2. シリンダボア内を往復動するピストンであって、
    該ピストンの側面は、被覆層を介して前記シリンダボアに摺接される円筒面部と、
    ピストンリングに装着されるリング溝部と、
    前記円筒面部と前記リング溝部との間に形成され、前記円筒面部から前記リング溝部に向けて傾斜して前記シリンダボアから離間するテーパ面部とを含み、
    該テーパ面部には、前記シリンダボアから離間する被覆層が形成されていることを特徴とするピストン。
  3. シリンダボア内を往復動するピストンであって、
    該ピストンは、
    前記シリンダボアに摺接される円筒面部と、該円筒面部から前記ピストンの軸線に向けて傾斜して前記シリンダボアから離間するテーパ面部とを加工する工程と、
    前記円筒面部に被覆層を施すとともに、前記テーパ面部に前記シリンダボアから離間する被覆層を施す工程と、
    該シリンダボアから離間する被覆層を有するテーパ面部の一部分を残し、ピストンリングに装着されるリング溝部を加工する工程とを含んで製造されることを特徴とするピストンの製造方法。
  4. 前記テーパ面部は、切削にて加工されていることを特徴とする請求項3記載のピストンの製造方法。
  5. 前記テーパ面部は、鍛造或いは圧造にて加工されていることを特徴とする請求項3記載のピストンの製造方法。
  6. 前記テーパ面部は、鋳造にて加工されていることを特徴とする請求項3記載のピストンの製造方法。
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