JPH11201038A - 圧縮機のピストン - Google Patents

圧縮機のピストン

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JPH11201038A
JPH11201038A JP10001934A JP193498A JPH11201038A JP H11201038 A JPH11201038 A JP H11201038A JP 10001934 A JP10001934 A JP 10001934A JP 193498 A JP193498 A JP 193498A JP H11201038 A JPH11201038 A JP H11201038A
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JP
Japan
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piston
edge
cylinder bore
peripheral surface
head
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Application number
JP10001934A
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English (en)
Inventor
Takahiro Sugioka
隆弘 杉岡
Takayuki Kato
崇行 加藤
Shigeo Fukushima
茂男 福嶋
Yusuke Shindo
雄輔 進藤
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons

Abstract

(57)【要約】 【課題】 摺接部の縁部においてコート層が剥離し難い
圧縮機のピストンを提供すること。 【解決手段】 一対の頭部22は首部23により連結さ
れてなる。油掻き溝22bは、各頭部22の外周面22
aにおいて環状に形成されている。フッ素樹脂よりなる
コート層32は、シリンダボア20の内周面と摺接され
る両頭部22の外周面22aに被膜形成されている。両
頭部22の外周面22aにおいて、その両端縁部E1 及
び油掻き溝22bによる両縁部E2 は、シリンダボア2
0の内周面に対して軸線S方向に向かうエッジ形状をな
している。各縁部E1 ,E2 は、0.05mm以上の半
径を有する円弧凸面に構成されている。各縁部E1 ,E
2 を形成する前後の面Ea,Ebにおいて、外周面22
aである面Eaに対する他方の面Ebの傾斜は70°以
下となっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両空調
装置に適用される圧縮機のピストンに関する。
【0002】
【従来の技術】この種の圧縮機としては、図14に示す
ような両頭ピストン式の固定容量型圧縮機が存在する。
すなわち、カムプレートとしての斜板102 はハウジング
101 に収容され、外部駆動源としての車両エンジンによ
り回転駆動される。シリンダボア103 はハウジング101
において斜板102 の前後にそれぞれ形成されている。
【0003】両頭型のピストン104 は、各頭部105 がそ
れぞれ対応するシリンダボア103 に挿入されている。環
状をなす油掻き溝105bは各頭部105 の外周面105aに形成
されている。シュー座106aは、両頭部105 を連結する首
部106 の内側に形成されている。シュー107 は首部106
に内装され、シュー座106aにより球面受けされている。
拡大円中に示すように、フッ素樹脂等からなるコート層
108 は、シリンダボア103 と摺接する各頭部106 の外周
面106aに被膜形成されている。
【0004】前記斜板102 の回転運動は、シュー107 を
介してピストン104 の往復運動に変換される。従って、
各シリンダボア103 への冷媒ガスの吸入、圧縮及び吐出
の圧縮サイクルが行われる。各頭部105 に形成されたコ
ート層108 は、ピストン104のシリンダボア103 に対す
る低摩擦摺動及び耐摩耗性の向上を達成する。油掻き溝
105bはピストン104 の往復運動により、シリンダボア10
3 の内周面に付着された潤滑油を掻き集め、各頭部105
の外周面105aとシリンダボア103 の内周面との間に潤滑
油を多く存在させる。なお、シリンダボア103 の内周面
に付着されている潤滑油は、例えば、冷媒ガス中に含ま
れていたものが、シリンダボア103 において慣性や比重
差等によって分離されたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記ピスト
ン104 は、例えば、冷媒ガスの圧縮により反力を受け、
斜板102 がピストン104 の軸線Sに対して傾斜されてい
ることから、シリンダボア103 に対して傾動される。従
って、両頭部105 においてその両端縁部E1 及び油掻き
溝105bにより形成された両縁部E2 が、シリンダボア10
3 の内周面に対してエッジ当たりをする。その結果、各
縁部E1 ,E2 に荷重が集中し、この縁部E1 ,E2 付
近のコート層108 が剥離して頭部105 (ピストン104 )
の金属地が露出し易かった。
【0006】特に、頭部105 の外周面105aにのみコート
層108 を形成するような場合、外周面105aにのみ塗布さ
れることとなるコーティング材料が、表面張力の作用に
より中高状となる。従って、コート層108 の膜厚が縁部
E1 ,E2 付近において薄くなりがちであり、前述した
問題が深刻となっていた。
【0007】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、摺接部
の縁部においてコート層が剥離し難い圧縮機のピストン
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、ハウジング側の被摺接部と摺接
する摺接部にはコート層が被膜形成されるとともに、摺
接部の縁部には被摺接部とのエッジ当たりを緩和するた
めの逃がし部が形成されているピストンである。
【0009】請求項2の発明では、ピストンは頭部を以
ってシリンダボアに挿入されており、前記摺接部は、被
摺接部であるシリンダボアの内周面に摺接する頭部がな
している。
【0010】請求項3の発明では、ハウジングにはカム
プレートが回転可能に支持され、シリンダボアの外方に
位置するピストンの首部にはシューが内装されるととも
に当接部が形成され、ハウジングにはピストンの当接部
に対向するようにして回動規制部が設けられ、カムプレ
ートの外周部はシューによって摺動可能に狭持されてお
り、カムプレートの回転運動がシューを介してピストン
の往復運動に変換されるとともに、当接部が回動規制部
に当接することで、ピストンの自身の軸線を中心とした
回動を規制する構成であって、前記摺接部は、被摺接部
である回動規制部に摺接する当接部がなしている。
【0011】請求項4の発明では、コート層は、転写手
段によってコーティング材料を塗布することで形成され
ている。請求項5の発明では、転写手段はロールコーテ
ィング装置である。
【0012】請求項6の発明では、転写手段はスクリー
ン印刷装置である。 (作用)上記構成の請求項1〜3の発明においては、摺
接部の縁部には逃がし部が形成されており、被摺接部に
対する縁部のエッジ当たりが緩和される。従って、エッ
ジ当たりによっても摺接部の縁部に荷重が集中せず、こ
の縁部付近におけるコート層の剥離を防止できる。
【0013】請求項4〜5の発明においては、例えば、
スプレーコーティング法のように周囲にマスキングを施
さなくとも、摺接部にのみコーティング材料を塗布する
ことが可能となる。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
両頭ピストン式の固定容量型圧縮機において具体化した
第1実施形態について説明する。
【0015】図1に示すように、センタハウジングとし
ての一対のシリンダブロック11は、対向端縁において
互いに接合固定されている。フロントハウジング12
は、フロント側のシリンダブロック11の前端に弁形成
体13を介して接合されている。リヤハウジング14
は、リヤ側のシリンダブロック11の後端に弁形成体1
3を介して接合固定されている。
【0016】駆動軸15は、両シリンダブロック11及
びフロントハウジング12の中央にラジアルベアリング
16を介して回転可能に支持されている。駆動軸15
は、図示しないクラッチ機構を介して車両エンジン等の
外部駆動源に作動連結されている。従って、駆動軸15
は、クラッチ機構の接続時に外部駆動源の駆動力が伝達
されて回転駆動される。
【0017】クランク室17は両シリンダブロック11
の中間内部に区画形成されている。カムプレートとして
の斜板18は、クランク室17において駆動軸15に嵌
合固定されている。斜板18は一対のスラストベアリン
グ19を介して両シリンダブロック11間に挟着保持さ
れている。複数対(図面には前後一対のみが表れる)の
シリンダボア20は、駆動軸15と平行に延びるよう
に、各シリンダブロック11の両端部間に同一円周上で
所定間隔おきに貫通形成されている。
【0018】図2に示すように、両頭型のピストン21
は、一対の頭部22が首部23により連結された形状を
なす。ピストン21はその両頭部22が、それぞれ対応
するフロント側及びリヤ側のシリンダボア20に挿入さ
れている。シュー座23aは首部23の内側に形成され
ている。シュー24は首部23に内装されており、シュ
ー座23aによって球面受けされている。斜板18はそ
の外周部の表裏面がシュー24によって摺動可能に狭持
されている。従って、駆動軸15の回転駆動に伴う斜板
18の回転運動は、シュー24を介して各頭部22のシ
リンダボア20での往復運動に変換される。
【0019】吸入室25はフロントハウジング12及び
リヤハウジング14の内周部にそれぞれ区画形成されて
いる。吸入通路26は両シリンダブロック11に貫設さ
れ、フロント側及びリヤ側の吸入室25をそれぞれクラ
ンク室17に接続している。吐出室27はフロントハウ
ジング12及びリヤハウジング14の外周部にそれぞれ
区画形成されている。クランク室17と吐出室27とは
図示しない外部冷媒回路を介して接続されている。
【0020】吸入ポート28、吸入弁29、吐出ポート
30及び吐出弁31は、各シリンダボア20に対応して
フロント側及びリヤ側の弁形成体13にそれぞれ形成さ
れている。そして、吸入室25の冷媒ガスは、ピストン
21の各頭部22の復動動作により、吸入ポート28及
び吸入弁29を介してシリンダボア20に吸入される。
シリンダボア20に吸入された冷媒ガスは、ピストン2
1の各頭部22の往動動作により所定の圧力となるまで
圧縮され、吐出ポート30及び吐出弁31を介して吐出
室27に吐出される。
【0021】次に、前記ピストン20の構成について詳
述する。図1〜図3に示すように、前記両頭部22及び
首部23は、アルミニウム合金等のアルミニウム系の金
属材料により、鍛造や鋳造等で一体に製作されている。
各頭部22は円柱状をなしている。首部23は、頭部2
2の外周面22aよりもピストン21の軸線S側に一段
下がった位置で両頭部22を連結する。
【0022】前述した冷媒ガス中には潤滑油が含まれて
いる。シリンダボア20に吸入された冷媒ガスからは、
慣性や比重差等によって潤滑油が分離される。油掻き溝
22bは、ピストン21の各頭部22の外周面22aに
おいて環状に形成されている。油掻き溝22bはピスト
ン21が往復運動することで、シリンダボア20の内周
面に付着された潤滑油を掻き集め、頭部22の外周面2
2aとシリンダボア20の内周面との間に存在する潤滑
油の量を多くする。このことは、ピストン21のシリン
ダボア20の内周面とのシール性、低摩擦摺動及び耐摩
耗性の向上に貢献される。
【0023】図3において網掛けにて示すように、コー
ト層32は、シリンダボア20の内周面と摺接する両頭
部22の外周面22aに被膜形成されている。コート層
32は、PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)等の
フッ素樹脂よりなる。コート層32は、例えば、20μ
m〜40μmの膜厚を有する。各頭部22の外周面22
aにコート層32が形成されたピストン21は、シリン
ダボア20の内周面との間での低摩擦摺動及び耐摩耗性
の向上が達成されている。
【0024】図2及び図3に示すように、両頭部22に
おいてその両端縁部E1 及び油掻き溝22bにより形成
された両縁部E2 は、シリンダボア20の内周面に対し
て軸線S方向に向かうエッジ形状をなしている。すなわ
ち、頭部22の両端縁部E1及び油掻き溝22bの両縁
部E2 は、周方向に延在されている。
【0025】従って、図2において円中に拡大して示す
ように、シリンダボア20の内周面に対する頭部22の
エッジ当たりを緩和するため、各縁部E1 ,E2 には逃
がし処理が施され、逃がし部が形成されている。この逃
がし部は、各縁部E1 ,E2を、0.05mm以上の半
径を有する円弧凸面に構成したことである。また、逃が
し部は、各縁部E1 ,E2 を形成する軸線S方向前後の
面Ea,Ebにおいて、一方の面Ea(外周面22a)
に対する他方の面Ebの傾斜を70°以下の緩やかなも
のとしたことである。なお、本実施形態においては、円
弧凸面に傾斜面Ebを連続形成したが、逃がし部として
は、いずれか一方を施すのみでも良い。また、図面にお
いてはフロント側の頭部22についてのみ拡大して示し
たが、リヤ側の頭部22についても同様な構成である。
【0026】次に、前記ピストン21に対してコート層
32を形成する工程について説明する。図4は、転写手
段としてのロールコーティング装置41を模式的に示し
ている。ロールコーティング装置41は、コーティング
材料Cが貯留された材料パン42と、材料パン42のコ
ーティング材料C中に一部が没入されたメタルロール4
3と、コンマロール44と、合成ゴム製の転写ロール4
5と、ピストン21を回転可能に保持するワークホルダ
46と、各ロール43〜45及びワークホルダ46をそ
れぞれ回転駆動する駆動部47とを備えている。コーテ
ィング材料Cは、PTFEを主として、バインダ樹脂、
Nメチルピロリドン等の溶剤及び添加剤等が含まれてい
る。添加剤としては、二硫化モリブデン等の固体潤滑
剤、弗化カルシウム等の耐摩耗剤、顔料、消泡剤等が挙
げられる。
【0027】さて、駆動部47を起動して各ロール43
〜45及びワークホルダ46(ピストン21)を回転さ
せると、材料パン42中のコーティング材料Cがメタル
ロール43に付着される。メタルロール43に付着され
たコーティング材料Cは、コンマロール44により膜厚
が調節された後、転写ロール45へ移動される。転写ロ
ール45に移動されたコーティング材料Cは、転写ロー
ル45に対して圧接されるピストン21の各頭部22の
外周面22aにのみ転写・塗布される。
【0028】コーティング材料Cが各頭部22の外周面
22aに塗布されたピストン21は、ワークホルダ46
から取り外され、乾燥工程においてコーティング材料C
中の溶剤が除去されるとともに、焼成工程において焼成
される。焼成工程を終えたピストン21の各頭部22の
外周面22aには、例えば、50μm程度の膜厚を有す
るコート層32が形成される。従って、コート層32を
所定の膜厚(20μm〜40μm)とするため、ピスト
ン21の各頭部22の外周面22aには研磨処理が施さ
れる。
【0029】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)両頭部22の各縁部E1 ,E2 には逃がし部が形
成されており、シリンダボア20の内周面に対する各頭
部22のエッジ当たりが緩和される。従って、エッジ当
たりによっても各縁部E1 ,E2 に荷重が集中せず、縁
部E1 ,E2 付近におけるコート層32の剥離を防止で
きる。その結果、ピストン21のシリンダボア20に対
する低摩擦摺動及び耐摩耗性の向上を長期に渡って維持
できる。このように、コート層32の信頼性が増すた
め、一般には鉄系の金属材料により構成されているピス
トン21を、それより耐摩耗性に劣るとされていたアル
ミニウム系の金属材料により構成しても何ら問題が生じ
ることはない。従って、ピストン21を軽量化でき、圧
縮機の軽量化に貢献される。
【0030】(2)コーティング工程中において、外周
面22aに塗布されるコーティング材料Cは、表面張力
の作用により中高状となる。従って、コート層32は各
縁部E1 ,E2 付近の膜厚が薄くなりがちである。しか
し、各縁部E1 ,E2 には逃がし部が形成されており、
従って、コート層32において膜厚が薄くなる部分をシ
リンダボア20に対して逃がすことができた。その結
果、コート層32が各縁部E1 ,E2 付近において剥離
し難くなる。
【0031】(3)コーティング材料Cの塗布に転写手
段41を用いている。従って、スプレーコーティング法
のように、コート層32を形成したくない部位、例え
ば、シュー座23a等にマスキングを施さなくとも、頭
部22の外周面22aにのみコーティング材料Cを塗布
することが可能である。従って、マスクをピストン21
に対して着脱する工程を削除できるし、コーティング材
料Cの無駄な使用が回避される。また、コーティング作
業中にコーティング材料Cが周囲に飛散されないため、
装置41の周囲に防護壁等の周辺設備を必要としない。
以上のように、コート層32を低コストでピストン21
に形成でき、ひいてはこのピストン21が組み込まれた
圧縮機を安価に提供することが可能となる。
【0032】(4)下記第2実施形態にて説明するスク
リーン印刷装置51のスクリーン53は、ある程度の印
刷回数をこなした後には、網目に目詰まりが生じる等し
て新しいものと取り替える必要があり、一般に消耗品と
考えられている。しかし、ロールコーティング装置41
の転写ロール45は、清掃等のメンテナンスを定期的に
行うことにより、長期に渡って同一のものを継続使用可
能である。従って、装置41のランニングコストは低い
ものとなる。
【0033】(第2実施形態)図5は第2実施形態を示
す。本実施形態においては、ピストン21にコート層3
2を形成する工程において、コーティング材料Cの塗布
に、転写手段としてスクリーン印刷装置51を用いてい
る点が上記第1実施形態とは異なる。
【0034】前記スクリーン印刷装置51は、ピストン
21を回転可能に保持するワークホルダ52と、網目を
備えたスクリーン53と、スクリーン53をスライド移
動させるとともにワークホルダ52を回転駆動するため
の駆動部54と、スクリーン53の上面に当接可能なス
キージ55とを備えている。
【0035】コーティング材料Cをピストン21の各頭
部22の外周面22aに塗布するには、先ず、図示しな
い供給手段によりスクリーン53の上面にコーティング
材料Cを供給する。そして、駆動部54の起動によりワ
ークホルダ52を回転させるとともに、スクリーン53
をスライド移動させる。この時、スキージ55がスクリ
ーン53の上面に当接され、スキージ55とピストン2
1の各頭部22の外周面22aとの間でスクリーン53
が狭持された状態となる。従って、コーティング材料C
がスキージ55によりスクリーン53に押し付けられ、
スクリーン53の網目を通過されて、各頭部22の外周
面22aにのみ塗布される。
【0036】本実施形態においては、上記第1実施形態
の(1)〜(3)と同様な効果を奏する。 (第3実施形態)本発明を片頭ピストン式の可変容量型
圧縮機において具体化した第1実施形態について説明す
る。なお、上記実施形態との相違点についてのみ説明
し、同一又は相当部材には同じ番号を付して説明を省略
する。
【0037】図6に示すように、クランク室17はフロ
ントハウジング12とシリンダブロック11との間に区
画形成されている。回転支持体61はクランク室17に
おいて駆動軸15に止着されている。斜板18は駆動軸
15に傾動可能に支持されている。ヒンジ機構62は回
転支持体61と斜板18との間に介在されている。斜板
18は、回転支持体61に対するヒンジ機構62を介し
たヒンジ連結により、駆動軸15と一体回転可能である
とともに、駆動軸15に対して傾動可能である。
【0038】ピストン21は片頭型であり、それに応じ
て、シリンダボア20、吸入室25、吐出室27、吸入
ポート28、吸入弁29、吐出ポート30及び吐出弁3
1は、ハウジング11,12,14のリヤ側にのみ設け
られている。吸入室25は、クランク室17を介するこ
となく外部冷媒回路に接続されている。
【0039】給気通路63は吐出室27とクランク室1
7を接続する。抽気通路64はクランク室17と吸入室
25とを接続する。容量制御弁65は給気通路63上に
介在されている。感圧通路66は吸入室25と容量制御
弁65とを接続する。容量制御弁65は、感圧部材とし
てのダイヤフラム65aと、このダイヤフラム65aに
作動連結された弁体65bとを備えている。
【0040】容量制御弁65は、感圧通路66を介して
導入される吸入圧にダイヤフラム66aが感応すること
で、弁体65bを開閉動作させて給気通路63の開度を
変更する。給気通路63の開度が変更されると、クラン
ク室17への吐出冷媒ガスの導入量が変更され、冷媒ガ
スの抽気通路64を介した吸入室25への逃がし量との
関係から、クランク室17の圧力が変更される。従っ
て、クランク室17の圧力とシリンダボア20の圧力と
のピストン21を介した差が変更され、斜板18の傾角
が変更される。その結果、ピストン21のストローク量
が変更され、吐出容量が調節される。
【0041】次に、前記ピストン21の構成について説
明する。図6〜11に示すように、頭部22は、頭部2
2A及び22Bが軸部67により連結されてなる。肉取
り部68は頭部22Bの外周面22aに貫設され、ピス
トン21の軽量化が図られている。当接部69は、ピス
トン21の首部23において斜板18の回転方向前後に
一対が突設されている。当接面69aは各当接部69の
外周側に形成されている。各当接面69aは、クランク
室17においてフロントハウジング12の内壁面に対向
されている。このフロントハウジング12の内壁面が回
動規制部12aをなしている。
【0042】図7に示すように、前述したピストン21
と斜板18とのシュー24を介した連結構造は、ピスト
ン21の自身の軸線Sを中心とした回動を許容する。従
って、ピストン21は、何らかの理由により外力を受け
ると自身の軸線Sを中心として回動することがある。し
かし、図面中に二点鎖線にて示すように、ピストン21
の自身の軸線Sを中心とした回動は、当接部69が当接
面69aを以って回動規制部12aに当接することで規
制される。このように、ピストン21の回動量を少なく
でき、例えば、ピストン21の首部23付近が斜板18
に干渉されることはない。従って、ピストン21と斜板
18との干渉に基づく、振動や騒音の発生を防止でき
る。
【0043】図10において網掛けにて示すように、コ
ート層32は、シリンダボア20の内周面と摺接するピ
ストン21の各頭部22A,22Bの外周面22a、及
び回動規制部12aと摺接する当接部69の当接面69
aにそれぞれ被膜形成されている。
【0044】前記両頭部22A,22Bにおいて、その
両端縁部E1 及び肉取り部68により形成された縁部E
3 ,E4 、並びに各当接部69の当接面69aの縁部E
5 はエッジ形状をなしている。特に、頭部22Bの縁部
E4 は、シリンダボア20の内周面に対してその周方向
に向かうエッジ形状をなしている。すなわち、頭部22
Bの縁部E4 は、他の縁部E1 ,E3 ,E5 とは異な
り、ピストン21の軸線S方向に沿って延在されてい
る。
【0045】本実施形態においても上記第1実施形態と
同様な逃がし部が、各縁部E1 ,E3 ,E5 に対して施
されている。なお、図7及び図8の円中には、当接部6
9の縁部E5 に対する逃がし部の構成を示す。頭部22
Bの縁部E4 に対しては、上記第1実施形態とは異な
り、図11において円中に拡大して示すような逃がし部
が形成されている。すなわち、縁部E4 を形成する周方
向前後の面Ec ,Ed のうち、外周面22aがなす面E
c を、外周面22aの円筒面より小さな曲率半径を有す
る円弧凸面とした。この円弧凸面は逃がし部を構成す
る。従って、縁部E4 は、外周面22aの円筒面よりも
軸線S側にずれて存在し、シリンダボア20の内周面に
対して逃がされている。
【0046】次に、前記ピストン21の製造方法につい
て説明する。図9に示すように、ピストン素材71は、
二つのピストン21を軸線S方向に接続して一体化する
ことで製作されている。二つのピストン21は首部23
同士で接続されている。ピストン素材71はアルミニウ
ム合金等のアルミニウム系の金属材料により、鋳造や鍛
造等で製作されている。保持部72は、各ピストン21
の頭部22の端面に軸線S位置で突設されている。
【0047】前記ピストン素材71を機械加工すること
により、外周面22a及び当接面69aが形成される。
ピストン素材71において、各ピストン21の所定面2
2a,69aに対するコーティング材料Cの塗布は、上
記各実施形態と同様に転写手段を用いて行われている。
ワークホルダ46,52は、保持部72をチャックする
ことでピストン素材71を保持する。なお、図面中の二
点鎖線は、コーティング材料Cの塗布にロールコーティ
ング装置41を用いた場合の転写ロール45、及びスク
リーン印刷装置51を用いた場合のスクリーン53をそ
れぞれ示している。
【0048】コーティング材料Cが塗布されたピストン
素材71はワークホルダ46,52から取り外され、乾
燥工程及び焼成工程を経て、研磨処理によりコート層3
2の膜厚が調節される。外周面22aの研磨処理の後、
ピストン素材71は保持部72が切除されるとともに、
個々のピストン21に切り離される。切り離された各ピ
ストン21は、頭部22や首部23の端面の研磨処理が
行われる。
【0049】本実施形態においては上記第1実施形態と
同様な効果を奏する他、次のような効果も奏する。 (1)縁部E5 に逃がし部が形成された当接部69は、
回動規制部12aに対するエッジ当たりが緩和される。
従って、エッジ当たりによっても当接部69の縁部E5
に荷重が集中せず、この縁部E5 付近におけるコート層
32の剥離を防止できる。その結果、回動規制部12a
に対するピストン21の低摩擦摺動及び耐摩耗性の向上
を長期に渡って持続できる。
【0050】(2)頭部22Bにおいて肉取り部68に
より形成された縁部E4 は、シリンダボア20の内周面
に対して周方向に向かっている。つまり、この縁部E4
は、頭部22Bの外周面22aに対するコーティング材
料Cの塗布の際、例えば、転写ロール45の接触開始位
置及び接触終了位置となる。このような縁部E4 に逃が
し部を形成することで、外周面22aに対する転写ロー
ル45の接触・離間がスムーズになされ、頭部22Bに
はコーティング材料Cがなめらかに塗布される。
【0051】(3)頭部22Bの縁部E4 を形成する外
周面22a側の面Ec は、外周面22aの円筒面より小
さな曲率半径を有する円弧凸面に形成されている。従っ
て、円弧凸面Ec は外周面22aの円筒面に対して滑ら
かに接続され、効果(2)がより有効に奏される。
【0052】(4)ピストン素材71は、二つのピスト
ン21を軸線S方向に接続して一体化したものである。
従って、ピストン21の生産性が向上するし、ロールコ
ーティング装置41或いはスクリーン印刷装置51に対
する一度のセッティングで、同時に二つのピストン21
の所定面22a,69aに対してコーティング材料Cを
塗布することが可能となり、コーティング工程を効率良
く行い得る。
【0053】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で
以下の態様でも実施できる。 ・図12及び図13に示すようなピストン21において
具体化すること。図13は、頭部22において肉取り部
68により形成された縁部E4 に対して、上記第3実施
形態と同様な逃がし部が形成されていることを示してい
る。
【0054】・コート層32を形成する材料としては、
PTFE以外にも、例えば、二硫化モリブデン、グラフ
ァイト、二硫化タングステン等の固体潤滑剤を混合した
ものや、スズメッキ等、コート層32を形成する以前よ
りも、外周面22aや当接面69aの低摩擦摺動性及び
耐摩耗性の向上を達成し得る材料であればなんでも良
い。
【0055】・上記第3実施形態において、二つのピス
トン21を、頭部22同士で軸線S方向に接続して一体
化することでピストン素材71を製作すること。 ・上記第3実施形態において、複数のピストン21の首
部23及び当接部69を鍛造や鋳造等により一体に形成
するとともに、それとは別工程にて各ピストン21の頭
部22を製作し、これらを溶接等により接合して一体化
することで、図9に示すようなピストン素材71を製作
すること。
【0056】・片頭ピストン式の固定容量型圧縮機のピ
ストンにおいて具体化すること。 ・両頭ピストン式の固定容量型圧縮機のピストンにおい
て具体化すること。 ・前述した固定容量型圧縮機において、カムプレートを
ウエーブカムとすること。
【0057】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載する。 (1)逃がし部は、縁部E1 〜E3 ,E5 を円弧凸面に
構成することである請求項1〜6のいずれかに記載のピ
ストン。
【0058】このようにすれば、被摺接部20,12a
に対する摺接部22,69のエッジ当たりが緩和され
る。 (2)逃がし部は、縁部E1 〜E3 ,E5 を形成する前
後の面Ea ,Eb において、一方の面Eaに対する他方
の面Ebの傾斜を70°以下の緩やかなものとすること
である請求項1〜6のいずれかに記載のピストン。
【0059】このようにすれば、被摺接部20,12a
に対する摺接部22,69のエッジ当たりが緩和され
る。 (3)縁部E4 は頭部22の外周面22aの周方向に向
かうエッジ形成をなし、逃がし部は、縁部E4 を形成す
る周方向前後の面Ec ,Ed のうち、頭部22の外周面
22a側の面Ec を、外周面22aの円筒面より小さな
曲率半径を有する円弧凸面とすることである請求項2〜
6のいずれかに記載のピストン。
【0060】このようにすれば、シリンダボア20の内
周面に対する頭部22のエッジ当たりが緩和される。 (4)頭部22の端縁部E1 に逃がし部を形成した請求
項2〜6のいずれかに記載のピストン。
【0061】このようにすれば、シリンダボア20の内
周面に対する頭部22のエッジ当たりが緩和される。 (5)頭部22の外周面22aに油掻き溝22bを形成
し、油掻き溝22bの縁部E2 に逃がし部を形成した請
求項2〜6のいずれかに記載のピストン。
【0062】このようにすれば、シリンダボア20の内
周面に対する頭部22のエッジ当たりが緩和される。 (6)頭部22の外周面22aに肉取り部68を形成
し、肉取り部68の縁部E3 ,E4 に逃がし部を形成し
た請求項2〜6のいずれかに記載のピストン。
【0063】このようにすれば、シリンダボア20の内
周面に対する頭部22のエッジ当たりが緩和される。 (7)アルミニウム系の金属材料よりなる請求項1〜6
のいずれかに記載のピストン。
【0064】このようにすれば、圧縮機の軽量化に貢献
される。 (8)コート層32はフッ素樹脂よりなる請求項1〜6
のいずれかに記載のピストン。
【0065】このようにすれば、コート層32が形成さ
れた頭部22或いは当接部69の低摩擦摺動及び耐摩耗
性の向上を達成し得る。
【0066】
【発明の効果】上記構成の本発明によれば、摺接部の縁
部には逃がし部が形成されており、被摺接部に対する縁
部のエッジ当たりが緩和される。従って、エッジ当たり
にともなう荷重が縁部に集中せず、この縁部付近におけ
るコート層の剥離を防止できる。その結果、ピストンの
被摺接部に対する低摩擦摺動及び耐摩耗性の向上を長期
に渡って持続できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 両頭ピストン式の固定容量型圧縮機の縦断面
図。
【図2】 圧縮機のピストン付近の断面図であり、円中
に要部を拡大して示す図。
【図3】 両頭型のピストンの斜視図。
【図4】 ロールコーティング装置の模式図。
【図5】 第2実施形態を示し、スクリーン印刷装置の
模式図。
【図6】 第3実施形態を示し、片頭ピストン式の可変
容量型圧縮機の縦断面図。
【図7】 ピストンの回動規制構造を示す図であり、円
中に要部を拡大して示す図。
【図8】 図7のA−A線断面図。
【図9】 ピストン素材の側面図。
【図10】 片頭型のピストンの斜視図。
【図11】 図6のB−B線断面図。
【図12】 別例の片頭型のピストンの斜視図。
【図13】 ピストンの肉取り部付近での横断面図。
【図14】 従来の圧縮機のピストン付近の断面図であ
り、円中に要部を拡大して示す図。
【符号の説明】
11…ハウジングを構成するシリンダブロック、12…
同じくフロントハウジング、14…同じくリヤハウジン
グ、20…被摺接部としてのシリンダボア、21…ピス
トン、22…摺接部としての頭部、32…コート層、E
…縁部。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成10年1月12日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【図4】
【図1】
【図2】
【図5】
【図7】
【図8】
【図6】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 進藤 雄輔 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに形成されたシリンダボアに
    はピストンが収容され、ピストンが往復運動することで
    シリンダボアへの冷媒ガス等の吸入、圧縮及び吐出を行
    う構成の圧縮機のピストンにおいて、 前記ハウジング側の被摺接部と摺接する摺接部にはコー
    ト層が被膜形成されるとともに、摺接部の縁部には被摺
    接部とのエッジ当たりを緩和するための逃がし部が形成
    されているピストン。
  2. 【請求項2】 前記ピストンは頭部を以ってシリンダボ
    アに挿入されており、前記摺接部は、被摺接部であるシ
    リンダボアの内周面に摺接する頭部がなす請求項1に記
    載のピストン。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングにはカムプレートが回転
    可能に支持され、シリンダボアの外方に位置するピスト
    ンの首部にはシューが内装されるとともに当接部が形成
    され、ハウジングにはピストンの当接部に対向するよう
    にして回動規制部が設けられ、カムプレートの外周部は
    シューによって摺動可能に狭持されており、カムプレー
    トの回転運動がシューを介してピストンの往復運動に変
    換されるとともに、当接部が回動規制部に当接すること
    で、ピストンの自身の軸線を中心とした回動を規制する
    構成であって、前記摺接部は、被摺接部である回動規制
    部に摺接する当接部がなす請求項1又は2に記載のピス
    トン。
  4. 【請求項4】 前記コート層は、転写手段によってコー
    ティング材料を塗布することで形成されている請求項1
    〜3のいずれかに記載のピストン。
  5. 【請求項5】 前記転写手段はロールコーティング装置
    である請求項4に記載のピストン。
  6. 【請求項6】 前記転写手段はスクリーン印刷装置であ
    る請求項4に記載のピストン。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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