JPH10299654A - ピストン式圧縮機 - Google Patents

ピストン式圧縮機

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JPH10299654A
JPH10299654A JP9104405A JP10440597A JPH10299654A JP H10299654 A JPH10299654 A JP H10299654A JP 9104405 A JP9104405 A JP 9104405A JP 10440597 A JP10440597 A JP 10440597A JP H10299654 A JPH10299654 A JP H10299654A
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JP
Japan
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piston
cylindrical surface
cylinder bore
cylindrical
inner peripheral
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Application number
JP9104405A
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English (en)
Inventor
Isato Ikeda
勇人 池田
Toru Takeichi
亨 竹市
Tetsuya Takashima
徹也 高嶋
Masanori Yokoi
雅宣 横井
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Priority to EP97111481A priority patent/EP0818625B1/en
Priority to DE69728327T priority patent/DE69728327T2/de
Priority to KR1019970031353A priority patent/KR100249958B1/ko
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
    • F04B27/08Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • F04B27/0873Component parts, e.g. sealings; Manufacturing or assembly thereof
    • F04B27/0878Pistons
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2203/00Non-metallic inorganic materials
    • F05C2203/08Ceramics; Oxides
    • F05C2203/0804Non-oxide ceramics
    • F05C2203/0856Sulfides
    • F05C2203/086Sulfides of molybdenum
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2225/00Synthetic polymers, e.g. plastics; Rubber
    • F05C2225/04PTFE [PolyTetraFluorEthylene]
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F05INDEXING SCHEMES RELATING TO ENGINES OR PUMPS IN VARIOUS SUBCLASSES OF CLASSES F01-F04
    • F05CINDEXING SCHEME RELATING TO MATERIALS, MATERIAL PROPERTIES OR MATERIAL CHARACTERISTICS FOR MACHINES, ENGINES OR PUMPS OTHER THAN NON-POSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES
    • F05C2253/00Other material characteristics; Treatment of material
    • F05C2253/12Coating

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ピストンとシリンダボアの内周面との低摩擦
摺動性及び同ピストンの耐摩耗性が向上されたピストン
式圧縮機を提供すること。 【解決手段】 ピストン22は、ピストン素地22Wの
両頭部22aの円筒面に、PTFEを主材料とするコー
ト層43が被膜形成されてなる。同コート層43の表面
が、ピストン22の往復動により、シリンダボア21の
内周面21aと摺接するシール面44をなす。同シール
面44は第1円筒面45と、同第1円筒面45より微少
に小径な第2円筒面46により構成されている。同第2
円筒面46は、シール面44の下死点側の端縁から第1
円筒面45側に向かって徐々に大径となる無数の第2-1
〜第2-n円筒面46-1〜46-nにより構成され、全体と
してテーパ面をなす。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、車両空調
システムに適用されるピストン式圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】例え
ば、この種の圧縮機においては、駆動軸がハウジングに
より回転可能に支持されている。斜板は、ハウジング内
において駆動軸に一体回転可能に連結されている。シリ
ンダボアはハウジングの一部を構成するシリンダブロッ
クに形成され、同シリンダボア内にはピストンが収容さ
れている。同ピストンは斜板にシューを介して連結され
ている。そして、駆動軸の回転にともなう斜板の回転運
動が、シューを介してピストンの往復直線運動に変換さ
れて、冷媒ガスの圧縮がなされる。
【0003】前記ピストンはその外周面にシール面を備
え、同シール面を以ってシリンダボアの内周面と環状領
域で摺接することでガスシール性が確保される。ピスト
ンとシリンダボアの内周面との低摩擦摺動性及び同ピス
トンの耐摩耗性は、冷媒ガス中にミスト状に含まれる潤
滑油及びシリンダボアの内周面に付着された潤滑油が、
ピストンの往復動により、シール面とシリンダボアの内
周面との隙間に引き込まれて油膜を形成することで確保
される。
【0004】ところが、前記シール面は、シリンダボア
の内周面との隙間が一定となる単一の円筒面により構成
されており、しかも、同隙間はガスシール性を考慮する
と狭めに設定せざるを得ない。従って、潤滑油をシール
面とシリンダボアの内周面との隙間に引き込み難く、効
果的に油膜を形成することができなかった。
【0005】本発明は、上記従来技術に存在する問題点
に着目してなされたものであって、その目的は、ピスト
ンとシリンダボアの内周面との低摩擦摺動性及び同ピス
トンの耐摩耗性が向上されたピストン式圧縮機を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、ピストンはピストン素地にコー
ト層が被膜形成されてなり、同コート層の表面がシリン
ダボアの内周面と摺接するシール面をなし、同シール面
は第1円筒面と、端縁に形成され第1円筒面より微少に
小径な第2円筒面とからなるピストン式圧縮機である。
【0007】請求項2の発明では、前記第2円筒面は第
1円筒面に向かって徐々に大径となる無数の円筒面によ
り構成され、全体として曲面或いはテーパ面に構成され
ている。
【0008】請求項3の発明では、前記シール面は、環
状領域でシリンダボアの内周面と摺接される第1シール
区間と、同第1シール区間より下死点側に位置され、ピ
ストン素地に形成された凹部によって環状領域での摺接
が一部で離断された第2シール区間とからなり、第1シ
ール区間の全てが第1円筒面により構成されている。
【0009】請求項4の発明では、前記第2円筒面は、
ピストン素地がコート層を介してシール面に形成する。
請求項5の発明では、前記コート層は、コーティング材
料を転写手段によってピストン素地に転写・塗布するこ
とで形成されている。
【0010】請求項6の発明では、前記転写手段はロー
ルコーティング装置であって、同装置の転写ロールに供
給されたコーティング材料がピストン素地に転写され
る。請求項7の発明では、前記転写手段はスクリーン印
刷装置であって、同装置のスクリーンに供給されたコー
ティング材料が、同スクリーンに形成された転写パター
ンを介してピストン素地に転写される。
【0011】(作用)上記構成の請求項1の発明におい
ては、ピストン素地にコート層が被膜形成され、同コー
ト層の表面がシリンダボアの内周面と摺接するシール面
をなす。従って、ピストンは、その往復動により、コー
ト層を以ってシリンダボアの内周面と摺接され、両者間
の低摩擦摺動性及び同ピストンの耐摩耗性が向上され
る。
【0012】また、前記シール面の端縁は、第1円筒面
より微少に小径な第2円筒面により構成され、同シール
面とシリンダボアの内周面との隙間の入口が広がってい
る。従って、冷媒ガス中にミスト状に分散された潤滑油
及びシリンダボアの内周面に付着した潤滑油が、ピスト
ンの往復動により、シール面とシリンダボアの内周面と
の隙間に引き込まれ易くなり、両者間において効果的に
油膜が形成される。その結果、ピストンとシリンダボア
の内周面との低摩擦摺動性及び同ピストンの耐摩耗性が
向上される。
【0013】請求項2の発明において第2円筒面は、全
体として、第1円筒面側に向かって徐々に大径となるテ
ーパ面或いは曲面に形成されている。従って、第2円筒
面とシリンダボアの内周面との間には、第1円筒面に向
かって縮小された楔状の隙間が形成されている。その結
果、潤滑油が、楔効果によってシール面とシリンダボア
の内周面との隙間に引き込まれ易くなり、油膜形成効果
が高められる。
【0014】請求項3の発明においてシール面の第2シ
ール区間は、シリンダボアの内周面に対する環状領域で
の摺接が凹部によって離断されている。従って、同シー
ル面によるガスシール性は、シリンダボアの内周面に対
して環状領域で摺接される第1シール区間が主として担
っている。そして、同第1シール区間の全ては第2円筒
面より大径である第1円筒面により構成され、シリンダ
ボアの内周面との隙間を狭く設定できる。その結果、第
1シール区間が有効にガスシール作用を奏し、第2円筒
面をシール面に形成することによるガスシール性の低下
はない。
【0015】請求項4の発明において第2円筒面は、ピ
ストン素地がコート層を介してシール面に形成する。従
って、コート層の膜厚は均一で良い。請求項5の発明に
おいては、コート層を形成するのにあたり、コーティン
グ材料のピストン素地に対する塗布は、転写手段を介し
て同コーティング材料を転写することで行われる。
【0016】請求項6の発明においては、転写ロールに
供給されたコーティング材料がピストン素地に転写され
る。請求項7の発明においては、スクリーンに供給され
たコーティング材料が、同スクリーンに形成された転写
パターンを介してピストン素地に転写される。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明を両頭ピストン式圧
縮機に具体化した第1及び第2実施形態について説明す
る。なお、第2実施形態においては第1実施形態との相
違点についてのみ説明し、同第1実施形態と同一又は相
当部材には同じ番号を付して説明を省略する。
【0018】(第1実施形態)図1に示すように、ハウ
ジングを構成する一対のシリンダブロック11は、対向
端縁において互いに接合されている。同じくハウジング
を構成するフロントハウジング12は、フロント側のシ
リンダブロック11の前端面にフロント側弁形成体13
を介して接合されている。同じくハウジングを構成する
リヤハウジング14は、リヤ側のシリンダブロック11
の後端面にリヤ側弁形成体15を介して接合されてい
る。
【0019】ボルト挿通孔16は、フロントハウジング
12からフロント側弁形成体13、両シリンダブロック
11及びリヤ側弁形成体15を貫通してリヤハウジング
14に穿設されている。通しボルト17は、ボルト挿通
孔16に対してフロントハウジング12側より挿入さ
れ、同フロントハウジング12及びリアハウジング14
は、同通しボルト17により、対応するシリンダブロッ
ク11の端面に締結固定されている。
【0020】駆動軸18は、両シリンダブロック11及
びフロントハウジング12の中央に、一対のラジアルベ
アリング19を介して回転可能に支持されている。リッ
プシール20は、駆動軸18の前端外周とフロントハウ
ジング12との間に介装され、同駆動軸18を封止して
いる。そして、同駆動軸18は、図示しないクラッチ機
構を介して車両エンジン等の外部駆動源に作動連結さ
れ、クラッチ機構の接続時に外部駆動源の駆動力が伝達
されて回転駆動される。
【0021】複数対(図面には前後一対のみが表れる)
のシリンダボア21は、駆動軸18と平行に延びるよう
に、各シリンダブロック11の両端部間に同一円周上で
所定間隔おきに貫通形成されている。両頭型のピストン
22は、円柱状をなす一対の頭部22aが連結部22b
を介して連結された形状をなす。一対のシュー座42
は、連結部22b内に所定間隔を以って対向形成されて
いる。同ピストン22は、一方の頭部22aがフロント
側のシリンダボア21内に挿入配置されるとともに、他
方の頭部22aがリヤ側のシリンダボア21内に挿入配
置されている。圧縮室23は、ピストン22の両頭部2
2aの外端面とそれに対向する各弁形成体13との間に
おいて各シリンダボア21内にそれぞれ形成されてい
る。
【0022】クランク室25は、両シリンダブロック1
1の中間内部に区画形成されている。同クランク室25
は、図示しない吸入口を介して外部冷媒回路に接続され
ており、吸入圧領域を構成している。斜板26はクラン
ク室25に収容され、駆動軸18に嵌合固定されてい
る。一対のスラストベアリング28は、斜板26の両端
面と各シリンダブロック11の内端面との間に介装さ
れ、同スラストベアリング28を介して斜板26が両シ
リンダブロック11間に挟着保持されている。一対のシ
ュー27はピストン22の連結部22b内に配置され、
シュー座42によって受けられている。ピストン22
は、シュー27を介して斜板26の外周部に係留されて
いる。従って、駆動軸18の回転運動が、斜板26及び
シュー27を介してピストン22の往復直線運動に変換
される。
【0023】凹部41は、ピストン22の両頭部22a
において、スラストベアリング28と対向する下死点側
の端縁の一部を切り欠くようにして設けられている。同
凹部41は、各頭部22aが下死点位置に移動された際
に、スラストベアリング28と干渉することを防止する
ための逃がしとして形成されている。同凹部41を形成
することで、ピストン22を駆動軸18に寄せて配設し
てもスラストベアリング28と干渉する危惧がなくな
り、斜板26の小型化、ひいてはシリンダブロック11
の小型化を達成でき、圧縮機の小型化に貢献される。
【0024】吸入室29は、フロントハウジング12及
びリヤハウジング14の内周部にそれぞれ区画形成され
ている。吸入通路31は両シリンダブロック11に貫設
され、フロント側及びリヤ側の吸入室29をそれぞれク
ランク室25に接続している。吐出室32は、フロント
ハウジング12及びリヤハウジング14の外周部におい
てそれぞれ環状に区画形成されている。
【0025】吸入孔34は各シリンダボア21に対応し
て、各弁形成体13,15に貫設されている。吸入弁3
5は各弁形成体13,15に形成され、吸入孔34を開
閉する。同吸入弁35は、ピストン22の上死点位置か
ら下死点位置への移動に伴って開放され、吸入室29か
ら圧縮室23へ冷媒ガスが吸入される。
【0026】吐出孔36は各シリンダボア21に対応し
て、各弁形成体13,15に貫設されている。吐出弁3
7は各弁形成体13,15に形成され、吐出孔36を開
閉する。圧縮室23に吸入された冷媒ガスは、ピストン
22の下死点位置から上死点位置への移動に伴って、吐
出弁37の作用により所定の圧力にまで圧縮されて吐出
室32へ吐出される。吐出室32へ吐出された圧縮済み
の冷媒ガスは、図示しない吐出フランジを介して外部冷
媒回路へ排出される。
【0027】さて、図2及び図3に示すように、前記ピ
ストン22は、鍛造或いは鋳造等により製作された、鉄
系材或いはアルミニウム(アルミニウム合金も含む)材
等よりなるピストン素地22Wと、同ピストン素地22
Wにおいて両頭部22aの円筒面に被膜形成されたコー
ト層43とにより構成されている。同コート層43はP
TFE(ポリテトラフルオロエチレン)を主材料とし、
20μm〜40μm程度の均一な膜厚を有する。同コー
ト層43の表面が、ピストン22の往復動によってシリ
ンダボア21の内周面21aと摺接するシール面44を
なす。同シール面44は、各頭部22aにおいて上死点
側を占め、シリンダボア21の内周面21aに対して環
状領域で摺接される第1シール区間44aと、下死点側
を占め、シリンダボア21の内周面21aに対する環状
領域での摺接が凹部41によって離断された第2シール
区間44bとにより構成されている。なお、図面におい
ては理解を容易とするために、コート層43の厚みを誇
張して描いてある。
【0028】前記第1シール区間44aは、単一の円筒
面である第1円筒面45により構成されている。第2シ
ール区間44bは、第1円筒面45より微少に小径な第
2円筒面46により構成されている。同第2円筒面46
は、無数の第2-1〜第2-n円筒面46-1〜46-nにより
構成されている(n:≧1,≦∞,整数)。第2-1円筒
面46-1は第2円筒面46の最大径部であって第1円筒
面45に接続され、第2-n円筒面46-nは最小径部であ
ってシール面44の下死点側の端縁を構成する。第2-1
円筒面46-1と第2-n円筒面46-nは、第2-2円筒面〜
第2-n-1円筒面としての斜面47によって接続されてお
り、第2円筒面46は全体として第1円筒面45側に大
径となるテーパ面をなす。第1円筒面45と第2円筒4
6との最大の径差、つまり、同第1円筒面45と第2-n
円筒面46-nとの径差は、図面においては誇張されては
いるが、例えば、100μm以下の微少なものである。
【0029】従って、シール面44とシリンダボア21
の内周面21aとの間の隙間は、第1円筒面45部分に
おいて一定なものが、第2-1円筒面46-1から第2-n円
筒面46-nに向かって徐々に広がっている。
【0030】前記第2円筒面46は、ピストン素地22
Wにおいて両頭部22aの円筒面の一部をテーパ面と
し、同円筒面に均一な厚みで被膜形成されたコート層4
3の表面がこのテーパ面に応じて傾斜することで構成さ
れている。つまり、第2円筒面46は、ピストン素地2
2Wがコート層43を介してシール面44に形成してい
る。
【0031】前記コート層43の形成方法について詳述
すると、図4(a)は、ロールコーティング装置51を
模式的に示している。同ロールコーティング装置51
は、コーティング材料Cが貯留された材料パン52と、
同材料パン52のコーティング材料C中に外周部の一部
が没入されたメタルロール53と、同メタルロール53
に対向配置されたコンマロール54と、メタルロール5
3に対向配置された合成ゴム製の転写ロール55と、ピ
ストン素地22Wを回転可能に保持するワークホルダ5
6と、各ロール53〜55及びワークホルダ56をそれ
ぞれ矢印方向に回転駆動する駆動機構57とを備えてい
る。図4(b)に示すように、転写ロール55は、ピス
トン素地22Wの両頭部22aに対向する両端側が、中
央側と比較して大径に構成されている。なお、コーティ
ング材料Cは、PTFEを主として、バインダ樹脂等の
接着剤、Nメチルピロリドン等の溶剤及び充填剤等が含
まれている。
【0032】さて、駆動機構57を起動して各ロール5
3〜55及びワークホルダ56(ピストン素地22W)
を回転させると、メタルロール53の外周面に対して材
料パン52中のコーティング材料Cが、その周方向に順
次付着される。同メタルロール53に付着されたコーテ
ィング材料Cは、コンマロール54により膜厚が調節さ
れた後、転写ロール55へ移動される。この時、メタル
ロール53上のコーティング材料Cは、転写ロール55
において大径部55aの外周面にのみに移動される。そ
して、同大径部55aに移されたコーティング材料C
は、それに対向するピストン素地22Wの両頭部22a
の円筒面にのみ転写・塗布される。
【0033】コーティング材料Cが塗布されたピストン
素地22Wは、ワークホルダ56から取り外され、乾燥
工程においてコーティング材料C中の溶剤が除去される
とともに、焼成工程において焼成される。焼成工程を終
えたピストン素地22Wの両頭部22aの円筒面には、
所定の膜厚のコート層43が形成される。
【0034】上記構成の本実施形態においては、次のよ
うな効果を奏する。 (1)コート層43がピストン素地22Wに被膜形成さ
れ、同コート層43の表面がシリンダボア21の内周面
21aと摺接するシール面44をなす。同コート層43
は、ピストン22とシリンダボア21の内周面21aと
の低摩擦摺動性を向上させるとともに、同ピストン22
の耐摩耗性を向上させる。
【0035】また、シール面44は第1円筒面45と、
下死点側の端縁に形成され同第1円筒面45より微少に
小径な第2円筒面46とにより構成されている。従っ
て、同シール面44とシリンダボア21の内周面21a
との隙間は、下死点側の入口が微少に広がっている。よ
って、ピストン22が駆動軸18の駆動により往復動さ
れ、各頭部22aがシリンダボア21内において上死点
側から下死点側に移動されると、冷媒ガス中にミスト状
に分散された潤滑油及びシリンダボア21の内周面21
aに付着した潤滑油が、シール面44とシリンダボア2
1の内周面21aとの隙間へ効果的に引き込まれる。そ
の結果、油膜が、シール面44とシリンダボア21の内
周面21aとの間において効果的に形成されて動圧軸受
を形成し、ピストン22とシリンダボア21の内周面2
1aとの低摩擦摺動性及び同ピストン22の耐摩耗性が
向上される。
【0036】以上のように、低摩擦摺動性が向上された
ピストン22とシリンダボア21の内周面21aとは、
焼き付き等の不具合が生じ難い。また、耐摩耗性が向上
されたピストン22は、圧縮室23の良好なガスシール
性を長く維持する。
【0037】(2)第2円筒面46は、第1円筒面45
側に向かって徐々に大径となる無数の円筒面46-
1...46-nにより構成され、全体としてテーパ面を
なしている。従って、第2円筒面46とシリンダボア2
1の内周面21aとの間には、第1円筒面45に向かっ
て縮小された楔状の隙間が形成されている。その結果、
潤滑油が、楔効果によってシール面44とシリンダボア
21の内周面21aとの隙間に引き込まれ易くなり、油
膜形成効果が高められる。
【0038】(3)シール面44の第2シール区間44
bは、シリンダボア21の内周面21aに対する環状領
域での摺接が凹部41によって離断されている。従っ
て、同シール面44による圧縮室23のガスシール性
は、シリンダボア21の内周面21aに対して環状領域
で摺接される第1シール区間44aが主として担ってい
る。そして、同第1シール区間44aは第2円筒面46
より大径である第1円筒面45により構成され、同第1
シール区間44aとシリンダボア21の内周面21aと
の隙間が狭くなっている。その結果、第1シール区間4
4aがガスシール性を有効に奏し、第2円筒面46をシ
ール面44に形成することによるガスシール性の低下は
ない。つまり、例えば、第1シール区間44aの一部を
第2円筒面46により構成すると、同部位においてシリ
ンダボア21の内周面21aとの隙間が微少に大きくな
り、第1シール区間44aによるガスシール性が十分に
発揮されない場合がある。
【0039】(4)第2円筒面46は、ピストン素地2
2Wがコート層43を介してシール面44に形成してい
る。従って、ピストン22を安価に製造できるし、シー
ル面44の精度も出し易い。ここで、例えば、ピストン
素地22Wの両頭部22aにはテーパ面を形成せず、コ
ート層43の膜厚を変更することで、シール面44に第
2円筒面46を形成すること、つまり、コート層43自
身が、第2円筒面46をシール面44に形成するように
することも考えられる。しかし、コート層43の膜厚を
部分的に変更することは、1回のロールコートでは難し
く、転写ロール55の大径部55aの幅を微少に変更し
つつ多数回繰り返す必要がある。或いは、コート層43
を均一な膜厚で被膜形成した後、同コート層43の表面
の一部を斜面に研削する必要がある。これは、ピストン
素地22Wにテーパ面を形成しておくことと比較して加
工コストがかかるし、シール面44の精度も出し難い。
【0040】(5)コーティング材料Cのピストン素地
22Wへの塗布にロールコーティング装置51を用いて
いる。従って、スプレー塗布法や浸漬塗布法等のように
ピストン素地22Wに対してマスキング等を施さなくと
も、転写ロール55における大径部55aがマスキング
の役目をなし、頭部22aの円筒面にのみコーティング
材料Cを塗布することが可能となる。その結果、マスキ
ングをピストン素地22Wに対して着脱する工程を削除
できるし、無用な部位へのコーティング材料Cの塗布が
回避される。また、スプレー塗布法等のようにコーティ
ング作業中にコーティング材料Cが周囲に飛散されない
ため、ロールコーティング装置51の周囲に防護壁等の
周辺設備を必要としない。以上のように、コート層43
を低コストでピストン素地22Wに形成でき、ひいては
ピストン22が組み込まれた圧縮機を安価に提供でき
る。
【0041】(6)コート層43は、ピストン22のシ
ュー座42には形成されていない。従って、シュー座4
2とシュー27との間のクリアランスが、ピストン素地
22Wに対するコート層43の被膜形成行程前後におい
て変化されることがなく、圧縮機の製作時における同ク
リアランスの管理が容易となる。このように、ピストン
素地22Wにコート層43を形成したくない部位が存在
する場合(マスキング等を必要とする場合)において、
コーティング材料Cの塗布にロールコーティング装置5
1を用いることは、コート層43を低コストでピストン
素地22Wに形成する点で特に有効となる。
【0042】(7)例えば、後述する第2実施形態のス
クリーン印刷装置61のスクリーン63は、ある程度の
印刷回数をこなした後には、転写パターン63aに目詰
まりが生じる等して新しいものと取り替える必要があ
り、一般的に消耗品と考えられている。しかし、ロール
コーティング装置51の転写ロール55は、外周面の清
掃等のメンテナンスを定期的に行うことにより、長期に
渡って同一のものを継続使用可能である。従って、装置
51のランニングコストを低減できる。
【0043】(第2実施形態)図5(a)及び図5
(b)においては第2実施形態を示す。本実施形態にお
いては、ロールコーティング装置51に代えてスクリー
ン印刷装置61を用いることで、コーティング材料Cを
ピストン素地22Wに塗布する点が上記第1実施形態と
は異なる。
【0044】すなわち、スクリーン印刷装置61は、ピ
ストン素地22Wを回転可能に保持するワークホルダ6
2と、網目よりなる転写パターン63aが形成されたス
クリーン63と、同スクリーン63を直線移動させると
ともにワークホルダ62を回転駆動する駆動機構64
と、スクリーン63の上面に当接可能なスキージ65と
を備えている。
【0045】前記スクリーン印刷装置61を用いてピス
トン素地22Wにコーティング材料Cを塗布するには、
先ず、図示しない供給手段によりスクリーン63の上面
にコーティング材料Cを供給する。そして、駆動機構6
4の動作により、ピストン素地22Wを矢印方向に回転
させるとともに、スクリーン63を矢印方向に移動させ
る。この時、スキージ65がスクリーン63の上面に当
接配置され、同スキージ65とピストン素地22Wとの
間でスクリーン63が狭持された状態となる。従って、
コーティング材料Cがスキージ65によりスクリーン6
3に押し付けられ、同コーティング材料Cはスクリーン
63において転写パターン63aのみを通過されて、ピ
ストン素地22Wの両頭部22aの円筒面にのみ転写・
塗布される。
【0046】ここで、図5(b)に示すように、スクリ
ーン63の転写パターン63aは、それに接触されるピ
ストン素地22Wの頭部22aの円筒面の形状と合致す
るようになっている。つまり、同転写パターン63a
は、シール面44の第1シール区間44aに対応して長
い第1シール区間対応部63bと、凹部41の分だけ第
1シール区間44aより短い第2シール区間44bに対
応して、第1シール区間対応部63bより短い第2シー
ル区間対応部63cとを備えている。
【0047】コーティング材料Cが塗布されたピストン
素地22Wに対しては、上記第1実施形態と同様に乾燥
及び焼成処理が施される。上記構成の本実施形態におい
ては、ピストン素地22Wに対するコーティング材料C
の塗布をスクリーン印刷装置61を用いて行った。従っ
て、次のような効果を奏する。
【0048】(1)スプレー塗布法や浸漬塗布法等のよ
うにピストン素地22Wに対してマスキング等を施さな
くとも、転写パターン63aを備えるスクリーン63が
マスキングの役目をなし、頭部22aの円筒面にのみコ
ーティング材料Cを塗布することが可能となる。従っ
て、マスキングをピストン素地22Wに対して着脱する
工程を削除できるし、コーティング材料Cの無駄な使用
が回避される。また、コーティング作業中にコーティン
グ材料Cが周囲に飛散されないため、スクリーン印刷装
置61の周囲に防護壁等の周辺設備を必要としない。そ
の結果、コート層43を低コストでピストン素地22W
に形成でき、ひいてはピストン22が組み込まれる圧縮
機を安価に提供できる。
【0049】(2)コート層43は、ピストン22のシ
ュー座42には形成されていない。従って、シュー座4
2とシュー27との間のクリアランスが、ピストン素地
22Wに対するコート層43の被膜形成行程前後におい
て変化されることがなく、圧縮機の製作時における同ク
リアランスの管理が容易となる。このように、ピストン
素地22Wに、コート層43を形成したくない部位が存
在する場合(マスキング等を必要とする場合)におい
て、コーティング材料Cの塗布にスクリーン印刷装置6
1を用いることは、コート層43を低コストでピストン
素地22Wに形成する点で特に有効となる。
【0050】(3)スクリーン63の転写パターン63
aは、複雑なパターンをも比較的簡単に形成できる。従
って、本実施形態のように、第1シール区間44aと第
2シール区間44bとが存在する頭部22aの円筒面に
対しても、容易に対応できる。
【0051】なお、本発明の趣旨から逸脱しない範囲で
以下の態様でも実施できる。 (1)片頭型のピストンを用いた片頭ピストン式圧縮機
において具体化すること。
【0052】(2)コート層43を構成する材料として
PTFE以外にも、例えば二硫化モリブデンにグラファ
イトを混合したもの等、コート層43を形成する以前よ
りも、ピストン22とシリンダボア21の内周面21a
との低摩擦摺動性及び同ピストン22の耐摩耗性を達成
し得る材料であればなんでも良い。
【0053】(3)ピストン素地22Wに対するコーテ
ィング材料Cの塗布を、上記転写手段以外の方法により
行うこと。例えば、スプレー塗布法や浸漬塗布法等が挙
げられる。
【0054】(4)ピストン素地22Wの両頭部22a
にはテーパ面を形成せず、コート層43の厚みを変更す
ることで、シール面44に第2円筒面46を形成するこ
と。つまり、コート層43自身が、第2円筒面46をシ
ール面44に形成するように構成すること。
【0055】(5)第2円筒面46を、シール面44の
上死点側の端縁に形成すること。或いは第2円筒面46
をシール面44の両端縁に形成し、同シール面が、その
中央付近が膨らんだ中高形状をなすように構成するこ
と。
【0056】(6)第2円筒面46を、第1円筒面45
側に向かって徐々に大径となる無数の円筒面46-
1...46-nにより構成し、全体として曲面をなすよ
うにすること。
【0057】(7)第2円筒面46を単一の円筒面と
し、第1円筒面45とでシール面44を2段の円筒面に
構成すること。或いは、第2円筒面46を、第1円筒面
45側に向かって段々に大径となる複数段の円筒面によ
り構成すること。
【0058】上記実施形態から把握できる技術的思想に
ついて記載すると、ハウジング11に形成されたシリン
ダボア21内に収容され、同シリンダボア21内で往復
動されることで冷媒ガス等の圧縮を行う圧縮機のピスト
ン22であって、ピストン素地22Wにコート層43が
被膜形成されてなり、同コート層43の表面がシリンダ
ボア21の内周面21aと摺接するシール面44をな
し、同シール面44は第1円筒面45と、端縁に形成さ
れ第1円筒面45より微小に小径な第2円筒面46とか
らなるピストン22。
【0059】このようにすれば、ピストン22とシリン
ダボア21の内周面21aとの低摩擦摺動性及び同ピス
トン22の耐摩耗性が向上される。
【0060】
【発明の効果】上記構成の請求項1の発明によれば、ピ
ストンとシリンダボアの内周面との低摩擦摺動性及び同
ピストンの耐摩耗性が向上され、焼き付きやガスシール
性の低下を防止できる。
【0061】請求項2の発明によれば、潤滑油がシール
面とシリンダボアの内周面との隙間に引き込まれ易くな
り、両者間における油膜形成効果が高められる。従っ
て、ピストンとシリンダボアの内周面との低摩擦摺動性
及び同ピストンの耐摩耗性がさらに向上される。
【0062】請求項3の発明によれば、第1シール区間
がガスシール性を有効に奏し、第2円筒面をシール面に
形成することによるガスシール性の低下を防止できる。
請求項4の発明によれば、ピストンを安価に製造できる
し、シール面の精度も出し易い。
【0063】請求項5の発明によれば、ピストン素地に
対するコーティング材料の塗布を転写手段を介した転写
で行った。従って、コート層を有するピストンを低コス
トで提供することが可能となる。
【0064】請求項6の発明によれば、ピストン素地に
対するコーティング材料の塗布を、ロールコーティング
により行った。従って、コート層を有するピストンを低
コストで提供することが可能となる。
【0065】請求項7の発明によれば、ピストン素地に
対するコーティング材料の塗布を、スクリーン印刷によ
り行った。従って、コート層を有するピストンを低コス
トで提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 両頭ピストン式圧縮機の縦断面図。
【図2】 図1の部分拡大図であり要部を誇張して示す
図。
【図3】 図2のA−A線断面図。
【図4】 (a)はロールコーティング装置を示す模式
図、(b)はピストン素地及び転写ロールの正面図。
【図5】 第2実施形態を示す図であり、(a)はスク
リーン印刷装置を示す模式図、(b)はスクリーンの平
面図。
【符号の説明】
11…ハウジングを構成するシリンダブロック、21…
シリンダボア、21a…シリンダボアの内周面、22…
ピストン、22W…ピストン素地、43…コート層、4
4…シール面、45…第1円筒面、46…第2円筒面。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 横井 雅宣 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内にはシリンダボアが形成さ
    れ、同シリンダボア内にはピストンが収容され、同ピス
    トンが往復動されることで冷媒ガス等の圧縮を行うピス
    トン式圧縮機において、 前記ピストンはピストン素地にコート層が被膜形成され
    てなり、同コート層の表面がシリンダボアの内周面と摺
    接するシール面をなし、同シール面は第1円筒面と、端
    縁に形成され第1円筒面より微少に小径な第2円筒面と
    からなるピストン式圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記第2円筒面は第1円筒面に向かって
    徐々に大径となる無数の円筒面により構成され、全体と
    して曲面或いはテーパ面に構成された請求項1に記載の
    ピストン式圧縮機。
  3. 【請求項3】 前記シール面は、環状領域でシリンダボ
    アの内周面と摺接される第1シール区間と、同第1シー
    ル区間より下死点側に位置され、ピストン素地に形成さ
    れた凹部によって環状領域での摺接が一部で離断された
    第2シール区間とからなり、第1シール区間の全てが第
    1円筒面により構成された請求項1又は2に記載のピス
    トン式圧縮機。
  4. 【請求項4】 前記第2円筒面は、ピストン素地がコー
    ト層を介してシール面に形成する請求項1〜3のいずれ
    かに記載のピストン式圧縮機。
  5. 【請求項5】 前記コート層は、コーティング材料を転
    写手段によってピストン素地に転写・塗布することで形
    成された請求項1〜4のいずれかに記載のピストン式圧
    縮機。
  6. 【請求項6】 前記転写手段はロールコーティング装置
    であって、同装置の転写ロールに供給されたコーティン
    グ材料がピストン素地に転写される請求項5に記載のピ
    ストン式圧縮機。
  7. 【請求項7】 前記転写手段はスクリーン印刷装置であ
    って、同装置のスクリーンに供給されたコーティング材
    料が、同スクリーンに形成された転写パターンを介して
    ピストン素地に転写される請求項5に記載のピストン式
    圧縮機。
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