JP3259215B2 - 圧縮機のピストン及び同ピストンへのコーティング方法 - Google Patents

圧縮機のピストン及び同ピストンへのコーティング方法

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JP3259215B2 JP17789696A JP17789696A JP3259215B2 JP 3259215 B2 JP3259215 B2 JP 3259215B2 JP 17789696 A JP17789696 A JP 17789696A JP 17789696 A JP17789696 A JP 17789696A JP 3259215 B2 JP3259215 B2 JP 3259215B2
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    • F05C2253/12Coating

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、圧縮機のピストン
及び同ピストンへのコーティング方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、空調システムに用いられる圧縮
機として、ピストン式圧縮機が存在する。一般にピスト
ン式圧縮機は、駆動軸がハウジングにより回転可能に支
持されている。斜板は、同ハウジング内において駆動軸
に一体回転可能に連結されている。シリンダボアはハウ
ジングの一部を構成するシリンダブロックに形成され、
同シリンダボア内にはピストンが収容されている。同ピ
ストンは斜板にシューを介して連結されている。そし
て、前記駆動軸の回転にともなう斜板の回転運動が、ピ
ストンの往復直線運動に変換されて冷媒ガスの圧縮がな
される。
【0003】ところで、前記ピストンとして、ピストン
リング等を外嵌せずに、直接その外周面をシリンダボア
の内周面に接触させる構成のものが存在する。このよう
な構成のピストンにおいては、その外周面とシリンダボ
アの内周面との摺接によるシール性や、耐摩耗性が課題
となっている。
【0004】そこで、従来からピストンの外周面にPT
FE(ポリテトラフルオロエチレン)等を主材料とする
コート層を形成し、前述したシール性や耐摩耗性等を向
上させることが提案されている。そして、同ピストンへ
のコーティング方法としては、主にはコーティング材料
をスプレーするスプレコーティング法が採られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術においては次のような問題点が存在する。 (1)スプレーされるコーティング材料は、ピストンワ
ークの所定部位に付着されるのみならず、それほどシー
ル性や耐摩耗性を要求されない部位にまで付着された
り、同ピストンワークに付着せず周囲に飛散されるもの
も多く存在する。このため、コーティング材料が浪費さ
れるという問題があった。
【0006】(2)前記ピストンにはシューを受けるた
めのシュー座が形成されており、同シュー座にコート層
を形成することは不適である。つまり、シューと同シュ
ーが摺接されるシュー座との間のクリアランスは、ピス
トンのスムーズな往復運動を達成するために精度が要求
される。従って、シュー座にコート層が形成されると、
同コート層の厚み分だけクリアランスが変化されてしま
い、圧縮機の製作時における同クリアランスの管理が面
倒となる。このため、コーティング作業の際にはピスト
ンワークのシュー座にマスキングを施す必要があり、同
マスキングの着脱工程が増加されていた。
【0007】(3)コーティング作業中にコーティング
材料が周囲に飛散されるため、それを抑制するための防
護壁等の周辺設備を必要とするし、同周辺設備に付着さ
れたコーティング材料を定期的に除去する等の清掃を行
う必要があった。
【0008】以上のように、コート層をピストンに形成
するのにはコストが嵩み、圧縮機の単価に影響されてい
た。本発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目し
てなされたものであって、その目的は、低コストでコー
ト層が形成された圧縮機のピストン及び同ピストンへの
コーティング方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1の発明では、ハウジングとの摺接部位に対
し、転写手段によってコーティング材料を転写・塗布す
と共に、コーティング材料の重合部位を含めて研磨処
理されたコート層を形成してなるピストンである。
【0010】請求項2の発明では、前記転写手段はスク
リーン印刷装置であって、同装置のスクリーンに供給さ
れたコーティング材料が、同スクリーンに形成された転
写パターンを介してピストンに転写されるものである。
【0011】請求項3の発明では、前記転写手段はロー
ルコーティング装置であって、同装置の転写ロールの外
周面に供給されたコーティング材料が、転写ロールの転
写パターンを介してピストンに転写されるものである。
【0012】
【0013】請求項の発明では、コーティング材料を
転写手段によってピストンの摺接部位に転写・塗布する
に際し、ピストンと転写手段とをシンクロ機構により同
期駆動させ、コーティング材料の重合部位を形成し、焼
成後、該重合部位を含めてコート層の研磨処理を施すよ
うにしたピストンへのコーティング方法である。 (作用) 上記構成の請求項1及びの発明においては、コート層
がピストンにおけるハウジングとの摺接部位に形成され
ている。同コート層を形成するのにあたり、コーティン
グ材料の塗布は、転写手段を介して同コーティング材料
を転写することで行われる。また、同コート層を形成す
るのにあたり、コーティング材料の重合部位を含めて研
磨処理される。
【0014】請求項2の発明においては、スクリーンに
供給されたコーティング材料が、同スクリーンに形成さ
れた転写パターンを介してピストンに転写される。請求
項3の発明においては、転写ロールの外周面に供給され
たコーティング材料が、前記転写ロールの転写パターン
を介してピストンに転写される。
【0015】
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明を具体化した第1〜
第3実施形態について説明する。なお、第2及び第3実
施形態においては第1実施形態との相違点についてのみ
説明し、同第1実施形態と同一又は相当部材には同じ番
号を付して説明を省略する。
【0017】(第1実施形態)図1〜図4においては、
本発明を両頭ピストン式圧縮機の両頭ピストンにおいて
具体化した第1実施形態を示す。
【0018】先ず、両頭ピストン式圧縮機の構成につい
て説明すると、図1に示すように、ハウジングを構成す
る一対のシリンダブロック11は、対向端縁において互
いに接合されている。同じくハウジングを構成するフロ
ントハウジング12は、フロント側のシリンダブロック
11の前端面にフロント側弁形成体13を介して接合さ
れている。同じくハウジングを構成するリヤハウジング
14は、リヤ側のシリンダブロック11の後端面にリヤ
側弁形成体15を介して接合されている。
【0019】複数のボルト挿通孔16は、フロントハウ
ジング12からフロント側弁形成体13、両シリンダブ
ロック11及びリヤ側弁形成体15を貫通してリヤハウ
ジング14に穿設されている。複数の通しボルト17
は、同ボルト挿通孔16に対してフロントハウジング1
2側より挿入され、その先端部を以てリヤハウジング1
4に形成されたネジ孔16aに螺合されている。そし
て、フロントハウジング12及びリアハウジング14
は、これらの通しボルト17により、対応するシリンダ
ブロック11の端面に締結固定されている。
【0020】駆動軸18は、前記両シリンダブロック1
1及びフロントハウジング12の中央に、一対のラジア
ルベアリング19を介して回転可能に支持されている。
リップシール20は、駆動軸18の前端外周とフロント
ハウジング12との間に介装されている。そして、同駆
動軸18は、図示しないクラッチ機構を介して車両エン
ジン等の外部駆動源に作動連結され、クラッチ機構の接
続時に外部駆動源の駆動力が伝達されて回転駆動され
る。
【0021】複数対(図面には前後一対のみが表れる)
のシリンダボア21は、前記駆動軸18と平行に延びる
ように、各シリンダブロック11の両端部間に同一円周
上で所定間隔おきに貫通形成されている。両頭型のピス
トン22は各シリンダボア21内に往復動可能に嵌挿支
持され、それらの両端面と弁形成体13,15との間に
おいて、各シリンダボア21内にはそれぞれ圧縮室23
が形成されている。
【0022】クランク室25は、前記両シリンダブロッ
ク11の中間内部に区画形成されている。カムプレート
としての斜板26は、クランク室25内において駆動軸
18に嵌合固定され、その外周部が継手としてのシュー
27を介してピストン22の中間部に係留されている。
そして、同ピストン22は、駆動軸18の回転により斜
板26を介して往復動される。一対のスラストベアリン
グ28は、斜板26の両端面と各シリンダブロック11
の内端面との間に介装され、このスラストベアリング2
8を介して斜板26が両シリンダブロック11間に挟着
保持されている。同クランク室25は、図示しない吸入
口を介して外部冷媒回路に接続されており、吸入圧領域
を構成している。
【0023】吸入室29は、前記フロントハウジング1
2及びリヤハウジング14内の内周部にそれぞれ区画形
成されている。吸入通路31は両シリンダブロック11
に貫設され、フロント側及びリヤ側の吸入室29をそれ
ぞれクランク室25に接続している。吐出室32は、フ
ロントハウジング12及びリヤハウジング14内の外周
部においてそれぞれ環状に区画形成されている。
【0024】複数の吸入孔34は各シリンダボア21に
対応して、前記各弁形成体13,15に貫設されてい
る。吸入弁35は各弁形成体13,15に形成され、各
吸入孔34を開閉する。そして、ピストン22の上死点
位置から下死点位置への移動に伴って吸入弁35が開放
され、吸入室29から圧縮室23内に冷媒ガスが吸入さ
れる。
【0025】複数の吐出孔36は各シリンダボア21に
対応して、前記各弁形成体13,15に貫設されてい
る。吐出弁37は各弁形成体13,15に形成され、各
吐出孔36を開閉する。そして、ピストン22の下死点
位置から上死点位置への移動に伴って、前記吐出弁37
の作用により圧縮室23内の冷媒ガスが所定の圧力にま
で圧縮されて吐出室32に吐出される。吐出室32に吐
出された圧縮冷媒ガスは、図示しない吐出フランジを介
して外部冷媒回路に排出される。なお、同吐出弁37の
開度は、各弁形成体13,15にそれぞれ重合されたリ
テーナ38によって規制される。
【0026】さて、前記ピストン22の構成について詳
述すると、図2に示すように、同ピストン22は概略円
柱状をなす鋳造品である。同ピストン22は、一方の円
柱頭部39がフロント側のシリンダボア21内に挿入配
置されるとともに、他方の円柱頭部40がリヤ側のシリ
ンダボア21内に挿入配置されている。凹部41は、円
柱外周面の一部に両頭部39,40から円柱の中央部付
近にかけて肉盗みを施すことにより形成されている。前
記シュー27を受ける受け部としてのシュー座42は、
同凹部41内に形成されている。同シュー座42は所定
間隔をおいて対向配置された一対の凹曲面42aを有
し、同凹曲面42aを以って前記シュー27の凸曲面2
7aが受けられる。つまり、同シュー27及びシュー座
42によって、自在継手構造が構成されている。
【0027】そして、PTFEを主材料とするコート層
43が、摺接部位としての前記両頭部外周面39a,4
0a(円柱周面のみであり、シリンダボア21に接触さ
れない凹部41内の表面は含まない)にのみ、20μm
〜40μmの厚みで被膜形成されている。ピストン22
の両頭部外周面39a,40aが、同コート層43を以
ってシリンダボア21の内周面に接触されることで、フ
ロント側及びリヤ側の圧縮室23のクランク室25に対
するシール性や低摩擦摺動性、及び圧縮機の動作時にお
けるシリンダボア21の内周面との摺接による同ピスト
ン22の耐摩耗性の向上が図られている。
【0028】次に、前記ピストン22の両頭部外周面3
9a,40aにコート層43を形成するための方法につ
いて説明する。図3(a)は、ピストンワーク22Wに
コーティング材料Cを塗布する工程に用いられる、スク
リーン印刷装置45を模式的に示している。なお、コー
ティング材料C中には、例えば、バインダ樹脂等の接着
剤、PTFE等の潤滑剤、Nメチルピロリドン等の溶剤
及び充填剤等が含まれている。
【0029】前記スクリーン印刷装置45は、ピストン
ワーク22Wを所定位置において回転可能に保持するワ
ークホルダ46と、網目よりなる転写パターン47aが
形成されたスクリーン47と、同スクリーン47を直線
移動させるとともに前記ワークホルダ46をその軸線を
中心に回転駆動するためのモータ等を備えた駆動機構4
8と、前記スクリーン47の上面に当接可能なスキージ
49とを備えている。
【0030】前記スクリーン印刷装置45を用いてピス
トンワーク22Wにコーティング材料Cを塗布するに
は、先ず、図示しない供給手段により前記スクリーン4
7の上面にコーティング材料Cを供給する。そして、駆
動機構48の動作によりピストンワーク22Wを矢印方
向に回転させるとともに、スクリーン47を矢印方向に
移動させる。この時、スキージ49がスクリーン47の
上面に当接配置され、同スキージ49とピストンワーク
22Wとの間でスクリーン47が狭持された状態とな
る。従って、コーティング材料Cがスキージ49により
スクリーン47に押し付けられ、同スクリーン47に形
成された転写パターン47aのみを通過されて、ピスト
ンワーク22Wの両頭部外周面39a,40aに転写塗
布される。
【0031】ここで、図3(b)に示すように、前記ス
クリーン47の転写パターン47aは、それに接触され
るピストンワーク22Wの頭部外周面39a,40aの
形状と合致するようになっている。つまり、同頭部外周
面39a,40aは、ピストンワーク22Wの周方向に
環状をなす環状部39b,40bと、同周方向の環状が
凹部41により離間された非環状部39c,40cとに
より構成されている。従って、前記転写パターン47a
は、同環状部39b,40bに対応してスクリーン47
の移動方向に連続して形成された環状対応部47bと、
スクリーン47の移動方向に連続されない非環状対応部
47cとを備えている。
【0032】また、前記ピストンワーク22Wの回転と
スクリーン47のスライド移動とは、駆動機構48が備
えるシンクロ機能により同期される。従って、特に、頭
部外周面39a,40aの非環状部39c,40cが、
転写パターン47aの非環状対応部47cに一致される
ようになっている。
【0033】そして、コーティング材料Cが塗布された
後、ピストンワーク22Wはワークホルダ46から取り
外され、乾燥工程においてコーティング材料C中の溶剤
が除去されるとともに、焼成工程において焼成される。
焼成工程を経たピストンワーク22Wの両頭部外周面3
9a,40aには、例えば、50μmの厚みのコート層
43が形成される。また、図4に示すように、同コート
層43には、コーティング材料Cの塗布を開始・終了し
た位置、つまりピストンワーク22Wの一回転が終了し
た位置にコーティング材料Cの重合部位43aが存在
し、同部位43aの膜厚は他の部位と比較して厚くなっ
ている。従って、同コート層43を所定の厚さ(20μ
m〜40μm)に形成するとともに、重合部位43aの
偏った厚みを修正するため、前記焼成工程終了後のピス
トンワーク22Wのコート層43には研磨処理が施され
る。図中には、研磨処理に用いられる砥石50を仮想線
にて示している。なお、図3(a)及び図4において、
理解を容易とするためにコーティング材料Cの塗布厚さ
及びコート層43の厚みは誇張して描いてある。
【0034】上記構成の本実施形態においては、ピスト
ンワーク22Wに対するコーティング材料Cの塗布を、
スクリーン印刷装置45を用いて行った。従って、次の
ような効果を奏する。
【0035】(1)ピストンワーク22Wにマスキング
等を施さなくとも、スクリーン47が備える転写パター
ン47aがその役目をなし、所定部位(頭部外周面39
a,40a)にのみコーティング材料Cを塗布すること
が可能となる。従って、マスキングをピストンワーク2
2Wに対して着脱する工程を削除できるし、コーティン
グ材料Cの無駄な使用が回避される。また、コーティン
グ作業中にコーティング材料Cが周囲に飛散されないた
め、スクリーン印刷装置45の周囲に防護壁等の周辺設
備を必要としない。その結果、コート層43を低コスト
でピストンワーク22Wの所定部位39a,40aに形
成でき、ひいては同ピストン22が組み込まれる圧縮機
を安価に提供できる。
【0036】(2)コート層43は、ピストン22のシ
ュー座42には形成されていない。従って、同シュー座
42とシュー27との間のクリアランスの管理が容易と
なる。このように、ピストン22に、コート層43を形
成したくない構成が存在する場合(マスキング等を必要
とする場合)において、コーティング材料Cの塗布に前
記スクリーン印刷装置45を用いることは、コート層4
3を低コストでピストン22に形成する点で特に有効と
なる。
【0037】(3)スクリーン47の転写パターン47
aは、複雑なパターンをも比較的簡単に形成できる。従
って、本実施形態のように環状をなす部分(39b,4
0b)となさない部分(39c,40c)とが存在する
頭部外周面39a,40aに対しても、容易に対応でき
る。
【0038】(第2実施形態)図5(a)及び図5
(b)においては第2実施形態を示す。本実施形態にお
いては、スクリーン印刷装置45に代えてロールコーテ
ィング装置51を用いることで、コーティング材料Cを
ピストンワーク22Wに塗布する点が上記第1実施形態
と異なる。なお、図5(a)においては、理解を容易と
するためにコーティング材料Cの塗布厚さは誇張して描
いてある。
【0039】前記ロールコーティング装置51は、コー
ティング材料Cが貯留された材料パン52と、同材料パ
ン52のコーティング材料C中に外周部の一部が没入さ
れたメタルロール53と、同メタルロール53に所定間
隔をおいて配置されたコンマロール54と、前記メタル
ロール53に接触配置された合成ゴム製の転写ロール5
5と、ピストンワーク22Wを回転可能に保持するワー
クホルダ56と、同ワークホルダ56及び前記各ロール
53〜55をそれぞれ矢印方向に回転駆動する、モータ
等を備えた駆動機構57とを備えている。
【0040】図5(b)に示すように、前記転写ロール
55は、ピストンワーク22Wの両頭部外周面39a,
40aに対応される両端側が、中央側と比較して大径に
構成されている。両大径部58の外周面58aを平面に
展開した形状は、上記第1実施形態のスクリーン47が
有する転写パターン47aと合致される。つまり、同大
径部外周面58aには、ピストンワーク22Wの凹部4
1に対応する凹部60が形成されている。前記駆動機構
57はシンクロ機構を有し、特に、大径部外周面58a
の凹部60と両頭部外周面39a,40aの非環状部3
9c,40cととがずれないように、前記転写ロール5
5とピストンワーク22Wとを同期して回転駆動する。
【0041】そして、駆動機構57を起動して各ロール
53〜55及びピストンワーク22Wを回転させると、
メタルロール53の外周面に対して材料パン52中のコ
ーティング材料Cが、その周方向に順次付着される。同
メタルロール53に付着されたコーティング材料Cは、
コンマロール54により膜厚が調節された後、それに接
触する転写ロール55に移動される。この時、同転写ロ
ール55は大径部58のみがメタルロール53に接触さ
れるため、同メタルロール53上のコーティング材料C
は同大径部58の外周面58a(凹部41に対応する部
位の表面は除く)にのみに移動される。そして、同転写
ロール55の大径部58に移されたコーティング材料C
は、同大径部58の外周面58aに対して所定間隔をお
いて対向される、ピストンワーク22Wの両頭部外周面
39a,40aに転写・塗布される。
【0042】前記コーティング材料Cが塗布された後の
ピストンワーク22Wには、上記第1実施形態と同様に
乾燥、焼成及び研磨処理が施される。上記構成の本実施
形態においては、ピストンワーク22Wに対するコーテ
ィング材料Cの塗布を、ロールコーティング装置51を
用いて行った。従って、次のような効果を奏する。
【0043】(1)ピストンワーク22Wにマスキング
等を施さなくとも、転写ロール55における大径部外周
面58aがその役目をなし、所定部位39a,40aに
のみコーティング材料Cを塗布することが可能となる。
従って、マスキングをピストンワーク22Wに対して着
脱する工程を削除できるし、コーティング材料Cの無駄
な使用が回避される。また、コーティング作業中にコー
ティング材料Cが周囲に飛散されないため、ロールコー
ティング装置51の周囲に防護壁等の周辺設備を必要と
しない。その結果、コート層43を低コストでピストン
22に形成でき、ひいては同ピストン22が組み込まれ
た圧縮機を安価に提供できる。
【0044】(2)コート層43は、ピストン22のシ
ュー座42には形成されていない。従って、同シュー座
42とシュー27との間のクリアランスの管理が容易と
なる。このように、ピストン22にコート層43を形成
したくない構成が存在する場合(マスキング等を必要と
する場合)において、コーティング材料Cの塗布に前記
ロールコーティング装置51を用いることは、コート層
43を低コストでピストン22に形成する点で特に有効
となる。
【0045】(3)例えば、上記第1実施形態における
スクリーン印刷装置45のスクリーン47は、ある程度
の印刷回数をこなした後には、転写パターン47aに目
詰まりが生じる等して新しいものと取り替える必要があ
り、一般的に消耗品と考えられている。しかし、ロール
コーティング装置51の転写ロール55は、外周面の清
掃等のメンテナンスを定期的に行うことにより、長期に
渡って同一のものを継続使用可能である。従って、ラン
ニングコストを低減できる。
【0046】(第3実施形態)本実施形態においては、
片頭ピストン式可変容量型圧縮機の片頭ピストンにおい
て具体化されている点が上記第1及び第2実施形態と異
なる。
【0047】図6に示すように、本実施形態の圧縮機
は、フロントハウジング12とシリンダブロック11
(本実施形態においては一つのみ)とにより囲まれてク
ランク室25が形成されており、シリンダボア21は同
クランク室25に対して後方側にのみ配置されている。
片頭型のピストン69は、シリンダボア21内に往復動
可能に嵌挿支持されている。
【0048】回転支持体61は、クランク室25内にお
いて駆動軸18に止着されている。斜板62は駆動軸1
8に対して、同駆動軸18の軸線L方向へスライド可能
かつ傾動可能に支持されている。ヒンジ機構63は回転
支持体61と斜板62との間に介在されており、同斜板
62はヒンジ機構63により、駆動軸18の軸線L方向
へ傾動可能かつ同駆動軸18と一体的に回転可能となっ
ている。同斜板62の最小傾角は、同斜板62がストッ
パ65に当接されることで規定される。また、斜板62
の最大傾角は、同斜板62が回転支持体61に当接する
ことで規定される。
【0049】圧力供給通路66は前記吐出室32(リヤ
ハウジング14にのみ形成されている)とクランク室2
5とを接続し、同通路66上には容量制御弁67が介在
されている。同容量制御弁67は、そのソレノイド67
aが励磁されることによりスプール67bがポート67
cを閉鎖し、また、ソレノイド67aが消磁されること
によりスプール67bがポート67cを開放するように
構成されている。放圧通路68は、クランク室25と吸
入室29(リヤハウジング14にのみ形成されている)
とを接続している。
【0050】そして、例えば、外部冷媒回路の冷房負荷
等に応じて、図示しない制御コンピュータにより前記容
量制御弁67が制御される。同容量制御弁67による圧
力供給通路66の開閉によりクランク室25内の圧力が
制御され、前記ピストン69の前後に作用される、クラ
ンク室25内の圧力とシリンダボア21内の圧力との差
圧が変化される。
【0051】つまり、圧力供給通路66が閉鎖された状
態においてクランク室25内の圧力は、放圧通路68を
介して吸入室29に放圧されるのみで、従って、同吸入
室29の低圧力に近づいていく。よって、斜板62の傾
角が最大傾角に保持され、ピストン69のストローク量
が大きくなって吐出容量は最大となる。また、圧力供給
通路66が開放された状態においては、吐出室32内の
高圧力がクランク室25に導入され、同クランク室25
内の圧力が上昇される。従って、斜板62の傾角が最小
傾角に移行され、ピストン22のストローク量が小さく
なって吐出容量は最小となる。
【0052】さて、前記片頭ピストン69について詳述
すると、図7(a)に示すように、同ピストン69は、
円柱体70の一端側に尾部72が形成されており、同尾
部72内には前記シュー27を受けるシュー座71が形
成されている。ピストン69は同尾部72とは反対側の
円柱頭部を以ってシリンダボア21内に挿入配置されて
いる。
【0053】油掻き溝73は円柱体70の先端部外周面
において、その周方向に沿って環状に形成されている。
同油掻き溝73は、ピストン69の往復動により、シリ
ンダボア21の内周面に付着された冷媒ガス中に含まれ
る潤滑油を掻き集める。長穴状をなす縦溝74は、円柱
体70の外周面70aにおいて油掻き溝73付近から尾
部72側に向かって形成されている。同縦溝74は、前
記油掻き溝73にて掻き集められた潤滑油をクランク室
25に導く。これら油掻き溝73及び縦溝74によっ
て、クランク室25内に配置される、ベアリング19等
の各摺動部分に対して十分な量の潤滑油を供給するよう
になっている。
【0054】そして、上記第1或いは第2実施形態と同
様な装置45,51を用いることで、ピストンワーク6
9Wの円柱体外周面70aに対してコーティング材料C
が塗布されるとともに、乾燥、焼成及び研磨処理を経る
ことで、同外周面70aには所定膜厚のコート層75が
被膜形成される。
【0055】ここで、図7(b)はピストンワーク69
Wに対するコーティング材料Cの塗布に、スクリーン印
刷装置45を用いた場合のスクリーン78を示す。転写
パターン78aは、同スクリーン78において油掻き溝
73及び縦溝74を避けるようにして形成されている。
つまり、同スクリーン78には、油掻き溝73をマスキ
ングする油掻き溝用マスク部78bと、縦溝74をマス
キングする縦溝用マスク部78cとが形成されている。
そして、スクリーン78の移動とピストンワーク69W
の回転が同期されることで、特に、縦溝用マスク部78
cが縦溝74に一致されるようになっている。
【0056】また、図7(c)は、同じくロールコーテ
ィング装置51を用いた場合の転写ロール79を示す。
同転写ロール79の外周面79aを展開した形状は、前
記スクリーン78の転写パターン78と合致される。つ
まり、同外周面79aには、油掻き溝73に接触されな
い(マスキング作用を奏する)油掻き溝用凹部79b
が、転写ロール79の周方向に対して環状に形成されて
いる。また、同外周面79aには、縦溝74に接触され
ない(マスキング作用を奏する)長穴状の縦溝用凹部7
9cが、転写ロール79の周方向に対して部分的に形成
されている。
【0057】以上のように、本実施形態においても上記
第1或いは第2実施形態と同様な効果を奏する他、従来
のスプレーコーティング法ではマスキングが面倒な溝7
3,74に対しても、簡単にマスキング作用を奏するこ
とが可能となる。
【0058】(別例)なお、本発明の趣旨から逸脱しな
い範囲で以下の態様でも実施できる。 (1)図8或いは図9に示すような形状の片頭型のピス
トン69において具体化すること。両ピストン69の円
柱体外周面70aには肉抜き77が施されており、軽量
化が図られている。このように、肉抜き77を施すこと
により複雑な形状となる円柱体外周面70aに対して
も、上述したスクリーン印刷装置45或いはロールコー
ティング装置51を用いてコーティング材料Cを塗布す
ることにより、低コストで所定部位70a(肉抜き77
の表面は除く)にのみコート層75を形成できる。
【0059】(2)上記した図7〜図9のピストン69
は、尾部72がその外周面72aを以ってフロントハウ
ジング12の内壁面に接触されることで、同ピストン6
9の回り止め作用を奏するように構成されている。そし
て、同尾部72の外周面72aに、スクリーン印刷装置
或いはロールコーティング装置を用いてコーティング材
料Cを塗布して、同部位72aにコート層を形成するこ
と。この場合、上記実施形態によるコーティング作業と
は別工程で行われ、例えば、スクリーン印刷装置を用い
た場合には、ピストンワーク22W,69Wを回転させ
なくともスクリーンの撓みでコーティング材料Cの塗布
は可能である。
【0060】(3)コート層43,75を構成する材料
としてPTFE以外にも、例えば二硫化モリブデンにグ
ラファイトを混合したもの等、コート層を形成する以前
よりも、シール性、低摩擦摺動性及び耐摩耗性を達成し
得る材料であればなんでも良い。
【0061】(4)上記第2実施形態においては、コン
マロール54により、ピストンワーク22Wに転写され
るコーティング材料Cの膜厚を調節していたが、これに
限定されるものではなく、同コンマロール54を削除
し、メタルロール53上、転写ロール55上或いはピス
トンワーク22W上で、エアーナイフやドクターナイフ
(へら状のナイフ)により膜厚を調節するように構成し
ても良い。
【0062】(5)上記第2実施形態において、転写ロ
ール55の外周部の一部を、直接コーティングパン52
のコーティング材料C中に没入配置させる構成とするこ
と。この場合、コンマロール54が同転写ロール55に
所定間隔をおいて配置され、メタルロール53は削除さ
れる。
【0063】(付記)上記実施形態から把握できる技術
的思想について記載すると、圧縮機のハウジング11に
形成されたシリンダボア21内にはピストン22,69
が収容されるとともに、同ピストン22,69がシリン
ダボア21内において往復動されることで冷媒ガス等の
圧縮を行う圧縮機において、前記ピストン22,69に
おけるハウジング11との摺接部位39a,40a,7
0aに対し、転写手段45,51によってコーティング
材料Cを転写することでコート層43,75を形成して
なる圧縮機。
【0064】このようにすれば、コート層43,75を
ピストン22,69に対して低コストで形成できる。
【0065】
【発明の効果】上記構成の請求項1及びの発明によれ
ば、ピストンに対するコーティング材料の塗布を転写手
段を介した転写で行った。従って、コート層を有するピ
ストンを低コストで提供することが可能となる。
【0066】請求項2の発明によれば、ピストンに対す
るコーティング材料の塗布を、スクリーン印刷により行
った。従って、コート層を有するピストンを低コストで
提供することが可能となる。
【0067】請求項3の発明によれば、ピストンに対す
るコーティング材料の塗布を、ロールコーティングによ
り行った。従って、コート層を有するピストンを低コス
トで提供することが可能となる。
【0068】
【図面の簡単な説明】
【図1】 両頭ピストン式圧縮機の縦断面図。
【図2】 両頭ピストンの斜視図。
【図3】 (a)はスクリーン印刷装置を示す模式図、
(b)はスクリーンの平面図。
【図4】 研磨処理前のピストンワークを示す側面図。
【図5】 第2実施形態を示す図であり、(a)はロー
ルコーティング装置を示す模式図、(b)は転写ロール
の正面図。
【図6】 第3実施形態を示す図であり、片頭ピストン
式可変容量型圧縮機を示す縦断面図。
【図7】 (a)は片頭ピストンの斜視図、(b)はス
クリーンの平面図、(c)は転写ロールの正面図。
【図8】 別例の片頭ピストンの斜視図。
【図9】 別例の片頭ピストンの斜視図。
【符号の説明】
11…ハウジングを構成するシリンダブロック、21…
シリンダボア、22…両頭型ピストン、39a,40a
…摺接部位としての頭部外周面、43…コート層、45
…転写手段としてのスクリーン印刷装置、C…コーティ
ング材料。
フロントページの続き (72)発明者 高松 正人 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式 会社 豊田自動織機製作所 内 (56)参考文献 特開 昭57−86580(JP,A) 特公 平5−10513(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F04B 39/00 107 F04B 27/08

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機のハウジングに形成されたシリン
    ダボア内において往復動されることで冷媒ガス等の圧縮
    を行う圧縮機のピストンであって、 前記ハウジングとの摺接部位に対し、転写手段によって
    コーティング材料を転写・塗布すると共に、コーティン
    グ材料の重合部位を含めて研磨処理されたコート層を形
    成してなるピストン。
  2. 【請求項2】 前記転写手段はスクリーン印刷装置であ
    って、同装置のスクリーンに供給されたコーティング材
    料が、同スクリーンに形成された転写パターンを介して
    ピストンに転写される請求項1に記載のピストン。
  3. 【請求項3】 前記転写手段はロールコーティング装置
    であって、同装置の転写ロールの外周面に供給されたコ
    ーティング材料が、転写ロールの転写パターンを介して
    ピストンに転写される請求項1に記載のピストン。
  4. 【請求項4】 圧縮機のハウジングに形成されたシリン
    ダボア内において往復動されることで冷媒ガス等の圧縮
    を行う圧縮機のピストンにおいて、ハウジングとの摺接
    部位に対してコート層を形成するためのコーティング方
    法であって、 コーティング材料を転写手段によってピストンの摺接部
    位に転写・塗布するに際し、ピストンと転写手段とをシ
    ンクロ機構により同期駆動させ、コーティング材料の重
    合部位を形成し、焼成後、該重合部位を含めてコート層
    の研磨処理を施すようにしたピストンへのコーティング
    方法。
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