JP2006002716A - 圧縮機のシール構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数及び組付け工程の増加、圧縮機の増長化等を招くことなく、シール性を向上させる。
【解決手段】吸入弁11と弁板10とが隣接するように配置される圧縮機において、前記吸入弁11及び前記弁板10の接触面11a,10aのうちの少なくとも一方に、シール材65が印刷により一体成形されている。また、前記吸入弁11のリード部55が、その自由状態において前記吸入弁11又は/及び前記弁板11に印刷されたシール材65の厚さd1よりも大きく前記弁板側10にせり出している。
【選択図】図4

Description

本発明は、車両用空調装置等に用いられる圧縮機のシール構造に関するものである。
従来の圧縮機においては、図11に示すように、複数のボア104が穿設されたシリンダブロック100と弁板101との間に吸入弁102及びガスケット103が挟持され、組付け時には弁板101と吸入弁102とが密接される。通常、前記弁板101及び吸入弁102は、共に金属からなる部材であるため、これら弁板101及び吸入弁102間でのシールは、金属−金属の密接によりなされることになる。また、図12に示すように、弁板101と、吸入室113及び吐出室114が画成されたリアヘッド110との間に吐出弁111及びガスケット112が挟持され、組付け時には弁板101と吐出弁111とが密接される。通常、前記弁板101及び吐出弁111は、共に金属からなる部材であるため、これら弁板101及び吐出弁111間でのシールも、上記吸入弁101の場合と同様に、弁板101及び吐出弁111間でのシールが金属−金属の密接によりなされる。
また、流体の漏洩を防ぐことを目的とするガスケットに関する従来の技術として、ロータリスクリーン面が互いに対向して回転するように設置した一対のロータリスクリーンコータの該対向ロータリスクリーン面間を被塗布金属体を走行させてその両面に有機高分子塗料を部分的に塗布するガスケットの製造方法が開示されている(特許文献1参照)。これにより、高品質な金属ガスケットを高ライン速度・低コストで製造することができるとされている。
特開平10−96473号公報
上記のように、図11及び図12により示した従来の圧縮機においては、弁板101及び吸入弁102間が金属−金属の密接により構成されていることから、この部分におけるシール力が不足しがちであり、図11中の矢印に示すように、特にボア104間での冷媒の漏洩が生じやすい。また、これと同様に、弁板101及び吐出弁111間においてもシール力が不足しがちであり、図12中の矢印に示すように、特に吸入室113及び吐出室114間での冷媒の漏洩が生じやすい。これらの漏洩現象は、特にCO2等の高圧冷媒を使用する冷凍サイクルに用いられる圧縮機において顕著となる。上記不具合を解消するため、弁板101及び吸入弁102間、又は弁板101及び吐出弁111間に、例えば上記特許文献1に開示されるようなガスケットを介在させることも考えられるが、部品点数及び組付け工程の増加、また圧縮機の軸方向への増長化等の問題が生じる。
そこで、本発明は、部品点数及び組付け工程の増加、圧縮機の増長化等を招くことなく、シール性を向上させることを課題とするものである。
上記課題を解決するために、本発明は、吸入弁と弁板とが隣接するように配置される圧縮機において、前記吸入弁及び前記弁板の接触面のうちの少なくとも一方に、シール材が印刷により一体成形されていることを特徴とするものである(請求項1)。
また、上記請求項1記載の構成において、前記吸入弁のリード部が、その自由状態において前記吸入弁又は/及び前記弁板に印刷されたシール材の厚さよりも大きく前記弁板側にせり出していることが好ましい(請求項2)。
また、上記請求項1又は2記載の構成において、前記吸入弁に前記シール材が印刷される場合において、該吸入弁の両面に該シール材が印刷されていてもよい(請求項3)。
また、上記請求項1〜3のいずれかに記載の構成において、前記吸入弁に前記シール材が印刷される場合において、該吸入弁のリード部には該シール材が印刷されていないことが好ましい(請求項4)。
また、本発明は、吐出弁と弁板とが隣接するように配置される圧縮機において、前記吐出弁及び前記弁板の接触面のうちの少なくとも一方に、シール材が印刷により一体成形されていることを特徴とするものである(請求項5)。
また、上記請求項5記載の構成において、前記吐出弁のリード部が、その自由状態において前記吐出弁又は/及び前記弁板に印刷されたシール材の厚さよりも大きく前記弁板側にせり出していることが好ましい(請求項6)。
また、上記請求項5又は6記載の構成において、前記吐出弁に前記シール材が印刷される場合において、該吐出弁の両面に該シール材が印刷されていてもよい(請求項7)。
また、上記請求項5〜7記載の構成において、前記吐出弁に前記シール材が印刷される場合において、該吐出弁のリード部には該シール材が印刷されていないことが好ましい(請求項8)。
また、上記請求項1〜8のいずれかに記載の構成において、前記弁板に前記シール材が印刷される場合においては、前記吸入弁又は/及び前記吐出弁のリード部と対峙する部分には、該シール材が印刷されていないことが好ましい(請求項9)。
また、上記請求項1〜9のいずれかに記載の構成において、前記印刷は、スクリーン印刷であることが好ましい(請求項10)。
また、上記請求項1〜10のいずれかに記載の構成において、前記シール材は、冷媒の漏洩を防止することを目的とするゴム等の弾性被膜であることが好ましい(請求項11)。
また、上記請求項1〜11のいずれかに記載の構成は、CO2を冷媒とする冷凍サイクルにおいて用いられる圧縮機に適用されることが好ましい(請求項12)。
上記請求項1記載の構成により、従来金属−金属の接触であった吸入弁と弁板との接触面を別体のガスケットなしでも確実にシールすることができ、また弁板及び吸入弁の接触面の面性状を従来よりもラフにすることができるので生産性を向上させることができる。
上記請求項2記載の構成により、組立て時に吸入弁のリード部と弁板との間に隙間が生じることを防ぐことができる。
上記請求項3記載の構成により、シリンダブロックに穿設されるボア間をシールするためのガスケットを削除することができる。
上記請求項4記載の構成により、吸入弁のリード部の開閉動作によってシール材が磨耗してしまうことを防止することができる。
上記請求項5,6,8記載の構成により、弁板と吐出弁との関係において、上記請求項1〜3の弁板と吸入弁との関係と同様の作用効果を得ることができ、上記請求項7記載の構成により、リアヘッドに画成される吸入室と吐出室との間をシールするためのガスケットを削除することができる。
上記請求項9記載の構成により、弁板側にシール材を印刷した場合において、吸入弁又は吐出弁のリード部の開閉動作によって該シール材が磨耗してしまうことを防止することができる。
上記請求項10記載の構成により、本発明に係る製品を効率的に生産することができる。
上記請求項11記載の構成により、弁板及び吸入弁間、又は弁板及び吐出弁間のシール性を確実に向上させることができる。
上記請求項12記載の構成により、高圧条件下で稼働するCO2サイクル用の圧縮機においても、効果的に冷媒の漏洩を防止し、圧縮効率を向上させることができる。
以下、添付した図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図1に示す本実施例に係る圧縮機1は、車両用空調装置に用いられCO2を冷媒とする冷凍サイクルの一部を構成するものであり、シリンダブロック2、フロントヘッド3、リアヘッド4、駆動軸5、斜板機構6、ピストン7、弁板10、吸入弁11、吐出弁12等を有して構成されている。
シリンダブロック2は、略円筒形状の部材であり、同円周上に複数のボア20が穿設され、このボア20の内部に冷媒を圧縮するための圧縮室21が画成される。フロントヘッド3は、前記シリンダブロック2の一端面を封止する部材であり、本構成においては、該シリンダブロック2を覆うように組み付けられるものが用いられている。リアヘッド4は、前記シリンダブロック2の他端面を封止する部材であり、その内部には吸入室25及び吐出室26が画成されており、これら吸入室25と吐出室26とは隔壁27によって区画されている。駆動軸5は、略棒状の部材であり、前記シリンダブロック2及び前記フロントヘッド3に設けられたベアリング30,31やシール部材32により回転自在に保持されると共に、そのフロントヘッド3から突出した部分がエンジンやモータ等の駆動源により回転されるプーリ33と連結している。このプーリ33は、前記フロントヘッド3のボス部3aにベアリング34を介して回転自在に外嵌されている。斜板機構6は、前記フロントヘッド3とシリンダブロック2により画成されるクランク室35内に配置され、斜板36、シュー37、角度調節機構38、スラストフランジ39等を有して構成され、前記駆動軸5の回転力をピストン7の往復運動に転換させるものであり、また所定の条件に基づいて斜板36の角度が調節されるようになされている。ピストン7は、前記シュー37に揺動自在に連結されると共に、前記各ボア20に摺動自在に嵌挿されている。
前記シリンダブロック2と前記リアヘッド4の間には、図2示すように、該シリンダブロック2側から、ガスケット13、吸入弁11、弁板10、吐出弁12、ガスケット14の順に挟持されている。ガスケット13及び14は、金属板の両面にゴム等が被覆されて構成される周知のものであり、ガスケット13には、前記圧縮室21と、前記吸入室25及び吐出室26とを連通させる連通穴45が穿設され、ガスケット14には、前記吸入室25と前記圧縮室21とを連通させる吸入通路50の一部を構成する吸入ポート47、リテーナ61が収まる大きさを有する穴48が穿設されている。前記シリンダブロック2と前記吸入弁11との間に配されるガスケット13は、各圧縮室21(ボア20)間、及び圧縮室21と大気間での冷媒の漏洩を防止し、前記吐出弁12とリアヘッド4との間に配されるガスケット14は、前記吸入室25と前記吐出室26との間、及び吸入室25と大気間での冷媒の漏洩を防止する作用を奏する。
前記弁板10は、金属からなる円盤状の部材であり、前記吸入通路50の一部を構成する吸入ポート41及び圧縮室21と吐出室26とを連通させる吐出通路51の一部を構成する吐出ポート42が穿設され、前記吸入弁11及び前記吐出弁12と隣接するように配置される。
前記吸入弁11は、金属板により構成され、前記吸入通路50を開閉するためのリード部55を有すると共に、前記吐出通路51の一部を構成する吐出ポート56が穿設され、前記ガスケット13及び前記弁板10と隣接するように配置される。この吸入弁11のリード部55は、前記ピストン7の摺動に伴い変化する前記圧縮室21と前記吸入室25との差圧に応じて変位し、前記シリンダブロック2側に湾曲することにより前記吸入通路50を開状態とし、前記弁板10に当接することにより閉状態とする。
前記吐出弁12は、金属板により構成され、前記吐出通路51を開閉するためのリード部59を有すると共に、前記吸入通路50の一部を構成する吸入ポート60が穿設され、前記弁板10及び前記ガスケット14と隣接するように配置される。この吐出弁12のリード部59は、前記ピストン7の摺動に伴い変化する前記圧縮室21と前記吐出室26との差圧に応じて変位し、前記リアヘッド4側に湾曲することにより前記吐出通路51を開状態とし、前記弁板10に当接することにより閉状態とする。また、前記吐出室26内には、このリード部59の開状態への変位を規制するリテーナ61が設置されている。
前記弁板10と前記吸入弁11とは、図3に示すように、互いの接触面10a,11a同士が接触するように配される(同図中、シリンダブロック2と吸入弁11との間に介在するガスケット13は省略されている)。そして、本実施例においては、図4及び図5に示すように、前記吸入弁11の接触面11aに弾性被膜(シール材)65が印刷により一体成形されている。前記弾性被膜65は、金属板からなる前記吸入弁11の表面(接触面11a)にスクリーン印刷法によりゴム等(高分子体)の薄膜を形成させたものである。また、前記弾性被膜65は、図5に示すように、前記リード部55が形成されている部分、即ち可動部分には印刷されていない。更に、前記リード部55は、図4に示すように、その自由状態において、前記弁板10側へせり出した形状となっており、前記弾性被膜65の厚さをd1、該リード部55のせり出し量をd2とする時、d2>d1の関係が成り立つようになされている。また、前記d1は0.1mm程度であることが好ましい。
上記本実施例に係る圧縮機1においては、吸入弁11の弁板10との接触面11aにゴム等の弾性被膜65がスクリーン印刷により一体成形されていることにより、従来金属−金属の接触であった吸入弁11と弁板10との接触面を別体のガスケットなしでも確実にシールすることができ、また弁板10及び吸入弁11の金属面(接触面10a及び11a)の面性状を従来よりもラフにすることができるので生産性を向上させることができる。また、前記弾性被膜65は、吸入弁11のリード部55には形成されていないことにより、このリード部55の変位により弾性被膜65が磨耗してしまうことはない。更に、前記リード部55がその自由状態において前記弁板10側へせり出した形状となっていることにより、組立時にこのリード部55と弁板10との間に隙間が生じることを防ぐことができる。
以下に、本発明の他の実施例について図面を参照して説明するが、上記実施例1と同一又は同様の箇所についてはその説明を省略する。図6及び図7に示す本実施例の構成においては、前記弁板10の前記吸入弁11との接触面10aに、ゴム等の弾性被膜66がスクリーン印刷により一体成形されている。この弾性被膜66は、図7に示すように、吸入弁11のリード部55と対峙する部分67には印刷されていない。また、前記リード部55は、図6に示すように、その自由状態において、弁板10側へせり出した形状となっており、前記弾性被膜66の厚さをd1、該リード部55のせり出し量をd2とする時、d2>d1の関係が成り立つようになされている。これにより、上記実施例1と同様の作用効果を得ることができる。
図8に示す本実施例の構成においては、前記吸入室25がリアヘッド4内の中心側に画成されると共に、前記吐出室26が外側に画成され、吐出弁12の前記弁板10との接触面12aに、ゴム等の弾性被膜68がスクリーン印刷により一体成形されている。この弾性被膜68は、吐出弁12のリード部59には印刷されていない。また、前記リード部59は、その自由状態において、前記弁板10側へせり出した形状となっており、前記弾性被膜68の厚さをd1、該リード部59のせり出し量をd2とする時、d2>d1の関係が成り立つようになされている。これにより、従来金属−金属の接触であった弁板10と吐出弁12との接触面を別体のガスケットなしでも確実にシールすることができ、また弁板10及び吸入弁12の金属面(接触面10b及び12a)の面性状を従来よりもラフにすることができるので生産性を向上させることができる。また、前記弾性被膜68は、吐出弁12のリード部59には形成されていないことにより、このリード部59の変位により弾性被膜68が磨耗してしまうことはない。更に、前記リード部59がその自由状態において前記弁板10側へせり出した形状となっていることにより、組立時にこのリード部59と弁板10との間に隙間が生じることを防ぐことができる。
図9に示す本実施例の構成においては、前記吸入室25及び前記吐出室26の位置は上記実施例3と同様であると共に、弁板10の前記吐出弁12との接触面10bに、ゴム等の弾性被膜70がスクリーン印刷により一体成形されている。この弾性被膜70は、吐出弁12のリード部59と対峙する部分71には印刷されていない。また、前記リード部59は、その自由状態において、前記弁板10側へせり出した形状となっており、前記弾性被膜70の厚さをd1、該リード部59のせり出し量をd2とする時、d2>d1の関係が成り立つようになされている。これにより、上記実施例3と同様の作用効果を得ることができる。
図10に示す本実施例の構成においては、前記吸入弁11の両面に弾性被膜75,76がスクリーン印刷されていると共に、前記吐出弁12の両面に弾性被膜77,78がスクリーン印刷されている。これにより、上記他の実施例においては存在していたシリンダブロック2側のガスケット13及びリアヘッド4側のガスケット14を用いることなく十分なシール性を確保することができるので、更なる部品点数の削減及び装置の小型化を図ることができる。
以上のように、本発明によれば、部品点数及び組付け工程の増加、圧縮機の増長化等を招くことなく、弁板及び吸入弁間、又は弁板及び吐出弁間のシール性が向上された圧縮機を提供することができる。
本発明の実施例1における圧縮機の構造を示す断面図である。 実施例1におけるシリンダブロックとリアヘッドとの間の構成を示す一部拡大断面図である。 弁板と吸入弁の接触状態を示す図である。 実施例1における弁板と吸入弁の構造を示す図である。 実施例1における吸入弁の弁板との接触面の構造を示す図である。 実施例2における弁板と吸入弁の構造を示す図である。 実施例2における弁板の吸入弁との接触面の構造を示す図である。 実施例3における弁板と吐出弁の構造を示す図である。 実施例4における弁板と吐出弁の構造を示す図である。 実施例5におけるシリンダブロックとリアヘッドとの間の構成を示す図である。 従来の圧縮機における弁板と吸入弁の構造を示す図である。 従来の圧縮機における弁板と吐出弁の構造を示す図である。
符号の説明
1 圧縮機
2 シリンダブロック
3 フロントヘッド
4 リアヘッド
10 弁板
10a (吸入弁との)接触面
10b (吐出弁との)接触面
11 吸入弁
11a (弁板との)接触面
12 吐出弁
12a (弁板との)接触面
13,14 ガスケット
20 ボア
21 圧縮室
25 吸入室
26 吐出室
41,47,60 吸入ポート
42,48,56 吐出ポート
45 連通穴
50 吸入通路
51 吐出通路
55 (吸入弁の)リード部
59 (吐出弁の)リード部
65,66,68,70,75,76,77,78 弾性被膜(シール材)

Claims (12)

  1. 吸入弁と弁板とが隣接するように配置される圧縮機において、
    前記吸入弁及び前記弁板の接触面のうちの少なくとも一方に、シール材が印刷により一体成形されていることを特徴とする圧縮機のシール構造。
  2. 前記吸入弁のリード部が、その自由状態において前記吸入弁又は/及び前記弁板に印刷されたシール材の厚さよりも大きく前記弁板側にせり出していることを特徴とする請求項1記載の圧縮機のシール構造。
  3. 前記吸入弁に前記シール材が印刷される場合において、該吸入弁の両面に該シール材が印刷されていることを特徴とする請求項1又は2記載の圧縮機のシール構造。
  4. 前記吸入弁に前記シール材が印刷される場合において、該吸入弁のリード部には該シール材が印刷されていないことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の圧縮機のシール構造。
  5. 吐出弁と弁板とが隣接するように配置される圧縮機において、
    前記吐出弁及び前記弁板の接触面のうちの少なくとも一方に、シール材が印刷により一体成形されていることを特徴とする圧縮機のシール構造。
  6. 前記吐出弁のリード部が、その自由状態において前記吐出弁又は/及び前記弁板に印刷されたシール材の厚さよりも大きく前記弁板側にせり出していることを特徴とする請求項5記載の圧縮機のシール構造。
  7. 前記吐出弁に前記シール材が印刷される場合において、該吐出弁の両面に該シール材が印刷されていることを特徴とする請求項5又は6記載の圧縮機のシール構造。
  8. 前記吐出弁に前記シール材が印刷される場合において、該吐出弁のリード部には該シール材が印刷されていないことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1つに記載の圧縮機のシール構造。
  9. 前記弁板に前記シール材が印刷される場合において、前記吸入弁又は/及び前記吐出弁のリード部と対峙する部分には、該シール材が印刷されていないことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1つに記載の圧縮機のシール構造。
  10. 前記印刷は、スクリーン印刷であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1つに記載の圧縮機のシール構造。
  11. 前記シール材は、弾性被膜であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1つに記載の圧縮機。
  12. CO2を冷媒とする冷凍サイクルにおいて用いられる圧縮機に適用されることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1つに記載の圧縮機のシール構造。
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