JP3069736B1 - 気体圧縮機 - Google Patents
気体圧縮機Info
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Abstract
るには、高い圧縮圧力を必要とし、圧縮圧力を高める
と、吸入室と吐出室とのガスの圧力差が大きくなり、こ
の間のガスのリークが起こりやすく、圧縮効率が低下
し、動力損失が増大する。 【解決手段】 吸入連通路24の吸入室側開口部24a
と吐出室23との間隔d 1が、バルブプレート21の面
方向に関して、シリンダ室側吸入開口部24bと吐出室
23との間隔d2よりも大きくして、吸入室22と吐出
室23との間の壁28を厚くし、その壁28とバルブプ
レート21との接触面をOリング29でシールする。
Description
に用いられる気体圧縮機に関し、特に、圧縮する気体が
冷媒として用いるCO2のように高い圧力を必要とする
気体圧縮機に関する。
るが、近年、地球環境の汚染、とりわけ、オゾン層の破
壊、地球温暖化を防止するために、カーエアコン等に使
用する冷媒として、フロンよりはるかに影響の少ない炭
酸ガス(CO2)を使用する研究開発が進められてい
る。その研究開発過程で、CO2を冷媒として用いる場
合は、冷媒の循環容量は1/5〜1/6と少なくて済む
が、その圧縮圧力はフロンの3倍を越える10Mpa前
後を要することが確認され、特開平10−9132号公
報に開示されたような、圧縮容量は少ないが圧縮圧力が
大きいCO2用の斜板式気体圧縮機も考えられている。
用の斜板式気体圧縮機を、図4を参照して以下に説明す
る。図4に示した斜板式気体圧縮機は、フロントハウジ
ング101とリアハウジング102との間にシリンダブ
ロック103を挟み込み、ボルト104、104で固定
し、フロントハウジング101とシリンダブロック10
3、リアハウジング102とシリンダブロック103と
の間は、外気シール用Oリング105、105により機
密性を保って、ハウジングを形成している。
6が回動自在に保持され、シリンダブロック103に
は、シャフト106と同心の一ピッチ円上に等間隔に、
シャフト106と平行に複数のシリンダ107、107
が配設され、シリンダ107、107にはそれぞれピス
トン108、108が摺動自在に挿入されている。
面108aをなし、球面状摺動面108aが揺動部材1
09と係合しており、更に、この揺動部材109がウェ
ーブコイルスプリング110の弾性力により、スラスト
軸受111を介してシャフト106に固着された斜板1
12の斜面112aに付勢され、当接している。
の回転に応じてピストン108、108が順次位相をず
らした状態でシリンダ107、107内を往復運動す
る。
シリンダ107内のシリンダ室107aには、伸張時に
吸入室113から冷媒ガスCO2を吸引し、縮小時に圧
縮して、吐出室114に吐出する。吸入室113とシリ
ンダ107との間には吸入弁115、シリンダ107と
吐出室114との間には吐出弁116がそれぞれ設けら
れていて、冷媒ガスCO2の逆流を防いでいる。なお、
吸入弁115、吐出弁116は、ともにバルブプレート
117に取り付けられている。
118により仕切られ、この壁118とバルブプレート
117との接触面は、(特開平10−9132号公報で
は明記してないが)ガスケットを挟み込んでシールして
あり、吐出室114から高圧ガスが吸入室113へ漏れ
出すのを防いでいるのが普通である。
使用する斜板式気体圧縮機と基本的には大きな差はない
が、冷媒ガスCO2を高圧に圧縮するために、シリンダ
径、ピストン径は小さくしてあり、シリンダ室107a
内が高圧になっても、シリンダ室107aからピストン
108の正面に加わる力が過大にならないようにしてあ
る。従って、シャフト106の回転トルクを格別大きく
しなくても、高圧圧縮を実現でき、圧縮機の部品を損傷
するおそれもなくしている。
して使用する従来の斜板式気体圧縮機等のピストンを用
いた気体圧縮機においては、図5に示したような、断面
波型の平板円環状のガスケット120が用いられ、この
ガスケット120は、金属板120aの表面全面にゴム
質の材料をコーティング120bしたもので、バルブプ
レートとリアハウジングとの間にこのガスケット120
を挟み込み、波型を潰すように押圧して充分なシール性
を得ている。
CO2を高圧に圧縮するピストンを用いた気体圧縮機に
おいては、シリンダ径、ピストン径は小さくしなければ
ならないので、吸入弁115と吐出弁116とが接近し
てしまい、吸入室113と吐出室114との壁118も
薄くなる。
スCO2の圧力は、10Mpa前後となるので、リアハ
ウジング102とバルブプレート117とを引き離す力
は大きく、リアハウジング102の弾性変形により、壁
118をシールするガスケットのシールが不完全となっ
て、吐出室114から吸気室113へ冷媒ガスCO2が
漏れ出してしまい、圧縮効率を低下し、動力損失を生じ
るという課題があった。
シールを完全に維持でき、高圧圧縮に耐える気体圧縮機
を提供するものである。
めに、請求項1の発明は、シリンダブロックとリアハウ
ジングとの間にバルブプレートを挟み込み、上記リアハ
ウジングとバルブプレートとの間に吸入室および吐出室
を形成するとともに、バルブプレートには、シリンダ室
と吸入室とを連通する吸入連通路とシリンダ室と吐出室
とを連通する吐出連通路とを設けて、上記シリンダブロ
ックに設けたシリンダ室を摺動するピストンの往復摺動
運動により、上記吸入室から吸入連通路を経由して気体
を吸入し、圧縮して上記吐出室に吐出連通路を経由して
気体を吐出するようにした気体圧縮機において、上記吸
入連通路の吸入室側開口部と吐出室との間隔が、バルブ
プレート面方向に関して、シリンダ室側吸入開口部と吐
出室との間隔よりも大きくなっているか、上記吐出連通
路の吐出室側開口部と吸入室との間隔が、バルブプレー
ト面方向に関して、シリンダ室側吐出開口部と吸入室と
の間隔よりも大きくなっているか、の少なくともいずれ
か一方であることを特徴とする。
室との境界の壁を厚くすることができ、吸入室と吐出室
とをシールするシール構造として、より信頼性の高いシ
ール構造を採用できる。
アハウジングとの間にバルブプレートを挟み込み、上記
リアハウジングとバルブプレートとの間に吸入室および
吐出室を形成するとともに、バルブプレートには、シリ
ンダ室と吸入室とを連通する吸入連通路とシリンダ室と
吐出室とを連通する吐出連通路とを設けて、上記シリン
ダブロックに設けたシリンダ室を摺動するピストンの往
復摺動運動により、上記吸入室から吸入連通路を経由し
て気体を吸入し、圧縮して上記吐出室に吐出連通路を経
由して気体を吐出するようにした気体圧縮機において、
吸入室・吐出室間に形成される壁とバルブプレートとの
間にOリングを配設して、吸入室・吐出室間をシールす
るとともに、上記リアハウジングを、厚肉乃至リブ構造
の耐圧ふくらみ剛性を持たせた形状として、吸入室・吐
出室間のシール性を維持するようにしたことを特徴とす
る。
アハウジングとの間にバルブプレートを挟み込み、上記
リアハウジングとバルブプレートとの間に吸入室および
吐出室を形成するとともに、バルブプレートには、シリ
ンダ室と吸入室とを連通する吸入連通路とシリンダ室と
吐出室とを連通する吐出連通路とを設けて、上記シリン
ダブロックに設けたシリンダ室を摺動するピストンの往
復摺動運動により、上記吸入室から吸入連通路を経由し
て気体を吸入し、圧縮して上記吐出室に吐出連通路を経
由して気体を吐出するようにした気体圧縮機において、
吸入室・吐出室間に形成される壁とバルブプレートとの
間にOリングを配設して、吸入室・吐出室間をシールす
るとともに、吸入室をリアハウジングの中央部に、吐出
室を上記吸入室の外周部に配設したことを特徴とする。
は、吐出室内の高圧ガスによるOリングシール部の浮き
上がり量を少なくし、圧縮機運転中の吸入室・吐出室間
のシール性を維持する。
図1〜図3を参照して説明する。
面図、図2の(a)は、図1のII−II断面図、図2
の(b)は、図2の(a)のIIb−IIb断面図、図
3は、この発明の他の形態を示し、(a)は部分断面
図、(b)は側面図、(c)はバルブプレートの変形例
を示す部分断面図である。
ウジング、2はシリンダブロック、3はリアハウジング
で、いずれも、アルミ系金属で形成されている。上記フ
ロントハウジング1とリアハウジング3は、シリンダブ
ロック2を挟んでボルト4、4により密着結合されてい
る。
ック2との間、および、リアハウジング3とシリンダブ
ロック2との間は、それぞれ外気シール用Oリング5、
5により機密性を保って、フロントハウジング1、シリ
ンダブロック2およびリアハウジング3で圧縮機のハウ
ジングを形成している。
ニードル軸受7、8により回動自在に保持され、シリン
ダブロック2には上記シャフト6と同心の一ピッチ円上
に等間隔に、シャフト6と平行に複数の小径のシリンダ
9、9が配設されている。このシリンダ9には、それぞ
れピストン10が摺動自在に挿入され、このピストン1
0の一端は、球面状摺動面10aをなし、この球面状摺
動面10aが揺動部材11のシュー11aの凹部と球面
摺動自在に係合している。
まれて固定され、また、スライダ13が外周にスラスト
方向に摺動自在に嵌め込まれている。このスライダ13
は、シャフト6に嵌め込まれたCリング14とスライダ
13との間に弾装されたコイルバネ15により図の左方
へ付勢されている。そして、上記揺動部材11は、スラ
イダ13にコロガリ軸受16を介して傾斜して取り付け
られている。また、上記シュー11aは、揺動部材11
の円周上に設けられた凹溝11bに嵌め込まれ、すきま
gの範囲で凹溝11b内をスライドできるようになって
いる。
ストニードル軸受17には、図の左方へ付勢される上記
揺動部材11が当接し、斜板12は、コイルバネ15の
付勢力と後に説明するピストン10の圧縮力の反力を受
けて、図の左方へ押圧され、スラストニードル軸受18
を介してフロントハウジング1に支えられるようになっ
ている。
の摩擦板19aを介してプーリ20が接続されていて、
自動車のエンジンシャフトに取り付けられたプーリ(図
示省略)とこのプーリ20との間に巻き掛けられたベル
トにより、エンジンシャフトの回転動力が伝達されるよ
うになっている。
吐出室回りの構成を説明する。シリンダブロック2とリ
アハウジング3との間のリアハウジング3の凹部には、
バルブプレート21を挟み込み、リアハウジング3とバ
ルブプレート21との間には、リアハウジング3の中央
部に配設した吸入室22、および、この吸入室22の外
周部に環状に配設した吐出室23を形成している。な
お、図には現れていないが、上記吸入室22と吐出室2
3とは、それぞれ圧縮機外のカーエアコンの冷媒循環系
の配管に接続されている。
のピストン10の先端とバルブプレート21との間に形
成されたシリンダ室9aと、吸入室22とを連通する吸
入連通路24とシリンダ室9aと吐出室23とを連通す
る吐出連通路25とを設けてあり、吸入連通路24のシ
リンダ室側吸入開口部24bには、シリンダ室9aから
吸入室22への冷媒ガスCO2の逆流を阻止する吸入弁
26が、また、吐出連通路25の吐出室側開口部25a
には、吐出室23からシリンダ室9aへの冷媒ガスCO
2の逆流を阻止する吐出弁27が設けられていて、上記
シリンダブロック2に設けたシリンダ室9aを摺動する
ピストン10の往復摺動運動により、上記吸入室22か
ら吸入連通路24を経由して冷媒ガスCO2を吸入し、
圧縮して上記吐出室23に吐出連通路25を経由して高
圧圧縮した冷媒ガスCO2を吐出するようになってい
る。
の斜板式気体圧縮機同様、シャフト6、斜板12の回転
運動が、摺動部材11、球面状摺動面10aを介して伝
達され、ピストン10の往復運動に変換されるものであ
るが、この発明には直接関係がないので、詳細な説明は
省略する。
がリアハウジング3の中心寄りに斜めになっていて、吸
入室側開口部24aと吐出室23との間隔d1が、バル
ブプレート21の面方向に関して、シリンダ室側吸入開
口部24bと吐出室23との間隔d2よりも大きくなっ
ている。
は、いずれも、薄い金属板のリーフの一側をバルブプレ
ート21に固定し、リーフの開放側が開口部24b、2
5aに形成された弁座を塞ぎ、弁の前後のガスの圧力差
でリーフが弾性変形してガスを通したり、リーフが弁座
に密着して閉止したりするものである。図2(b)に示
した吐出弁27では、27aがリーフ、27bが弁座
で、27cは高圧ガスによってリーフ27aが変形しす
ぎるのを防ぐ保護板である。
り、圧縮された冷媒ガスCO2が流入して高圧になり、
一方、吸入室22は、シリンダ室9aに冷媒ガスCO2
が吸引されて比較的低圧になる。従って、吐出室23と
吸入室22との圧力差が、7Mpa程度と大きく、吸入
室・吐出室間に形成される壁28とバルブプレート21
との隙間から吐出室23の圧縮されたCO2が吸入室2
2へ漏れやすい。そこで、上記壁28にOリング溝を設
けてそこにOリング29を嵌め込んで、ボルト4、4の
締め付けによりOリング29を押圧して適量変形させ、
吸入室・吐出室間をシールしている。
よって、リアハウジング3は、10μmのオーダー、2
0μm〜40μm程膨らむことが確認されている。上記
のOリング29の変形量は、この膨らみがあってもなお
シール性を失わないよう、充分なシメシロを持たせなけ
ればならない。Oリング29は、従来の断面波型の平板
円環状のガスケットよりも薄い壁に設置できる上に、こ
の適正なシメシロを付けるのに適している。しかし、組
み付け時に過大な負荷をOリング29に加えることは好
ましくないので、リアハウジング3の膨らみ変形はなる
べく少なくした方が好ましい。図2の実施の形態では、
リアハウジング3の肉厚を厚くして耐圧ふくらみ剛性を
高め、吸入室・吐出室間のシール性を維持している。
ブロック2中央の通気孔2a、これに連通するバルブプ
レート21中央の通気孔21aは、シリンダ9とピスト
ン10との摺動面の若干の隙間から漏れる潤滑油混入冷
媒ガスを吸入室22へ回収するための通路を形成してい
るものであり、この潤滑油混入冷媒ガスのシリンダブロ
ック2・フロントハウジング1内の循環により、シリン
ダ・ピストンの潤滑、揺動部材・球面状摺動面の潤滑、
軸受7、8等の潤滑が行われるようになっている。
し、(a)は部分断面図、(b)は側面図である。図3
において、図1、図2と同一の部分については、同一の
符号を付して、その説明を省略する。
側面に、放射状にリブ30a、30aが設けられ、リブ
構造の耐圧ふくらみ剛性を持たせた形状としている。こ
れにより、重量の割に高い耐圧ふくらみ剛性が得られ
る。
絡路25は、吸入連絡路24と逆向きの傾斜となってい
て、吐出連絡路25の吐出室側開口部25aと吸入室2
2との間隔d3が、バルブプレート21の面方向に関し
て、シリンダ室側吐出開口部25bと吸入室22との間
隔d4よりも大きくなっている。このように配置するこ
とにより、吸入室・吐出室間に形成される壁28を厚く
することができ、図に示すように、二重のOリング3
8、39構造としてシール性を一層高めることができ
る。また、断面波型の平板円環状のガスケットを使用す
ることも可能になる。
した吐出室23は、リアハウジング30のボルト4、4
でシリンダブロック2側に固定した外周側に移ったこと
になり、吐出室23のガス圧によるリアハウジング30
の膨らみ変形が少なくなる。
斜させずにシリンダ9と平行にした配置とすることもで
きる。すなわち、この発明においては、シリンダ室9a
と吸入室22とを連通する吸入連通路24の吸入室側開
口部24aと吐出室23との間隔d1を、バルブプレー
ト21の面方向に関して、シリンダ室側吸入開口部24
bと吐出室23との間隔d2よりも大きくするか、ある
いは、シリンダ室9aと吐出室23とを連通する吐出連
通路25の吐出室側開口部25aと吸入室22との間隔
d3を、バルブプレート21の面方向に関して、シリン
ダ室側吐出開口部25bと吸入室22との間隔d4より
も大きくするかすれば、壁28を厚くすることができ
る。勿論、上記の両方、すなわち、 (d1>d2)&(d3>d4) としても、壁28が更に厚くなるから、より好ましい。
4aと吐出室23との間隔を、バルブプレート21の面
方向に関して、シリンダ室側吸入開口部24bと吐出室
23との間隔よりも大きくしたり、吐出連通路25の吐
出室側開口部25aと吸入室22との間隔を、バルブプ
レート21の面方向に関して、シリンダ室側吐出開口部
25bと吸入室22との間隔よりも大きくするのに、連
通路24、25を必ずしも傾斜させなくてもよい。例え
ば、図3(c)のように、シリンダ9と平行な孔25c
とシリンダブロック2と接する溝25dをつないだ連通
路25としてもよい。
は、シリンダ室と吸入室とを連通する吸入連通路の吸入
室側開口部と吐出室との間隔が、バルブプレート面方向
に関して、シリンダ室側吸入開口部と吐出室との間隔よ
りも大きくなっているか、シリンダ室と吐出室とを連通
する吐出連通路の吐出室側開口部と吸入室との間隔が、
バルブプレート面方向に関して、シリンダ室側吐出開口
部と吸入室との間隔よりも大きくなっているか、の少な
くともいずれか一方であるようにしたから、吸入室と吐
出室との境界の壁を厚くすることができ、この壁に吸入
室と吐出室とをシールする信頼性の高いシール構造を設
けることができる。
ルブプレートとの間にOリングを配設すれば、上記のよ
うにしても、なお、それ程厚くない壁とバルブプレート
との間のシールを確実に行なうことができる。
に、内部に吐出室が形成されたリアハウジングを、厚肉
構造あるいはリブ構造の耐圧ふくらみ剛性を持たせた形
状としたり、圧力の低い吸入室をリアハウジングの中央
部に、圧力の高い吐出室を吸入室の外周部に配設すれ
ば、吐出室内の高圧ガスによるOリングシール部の浮き
上がり量を少なくし、圧縮機運転中の吸入室・吐出室間
のシール性を確実に維持することができる。
は、図2(a)のIIb−IIb断面図。
分断面図、(b)は側面図、(c)はバルブプレートの
変形例を示す部分断面図。
トを示す部分断面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 シリンダブロックとリアハウジングとの
間にバルブプレートを挟み込み、上記リアハウジングと
バルブプレートとの間に吸入室および吐出室を形成する
とともに、バルブプレートには、シリンダ室と吸入室と
を連通する吸入連通路とシリンダ室と吐出室とを連通す
る吐出連通路とを設けて、上記シリンダブロックに設け
たシリンダ室を摺動するピストンの往復摺動運動によ
り、上記吸入室から吸入連通路を経由して気体を吸入
し、圧縮して上記吐出室に吐出連通路を経由して気体を
吐出するようにした気体圧縮機において、 上記吸入連通路の吸入室側開口部と吐出室との間隔が、
バルブプレート面方向に関して、シリンダ室側吸入開口
部と吐出室との間隔よりも大きくなっているか、上記吐
出連通路の吐出室側開口部と吸入室との間隔が、バルブ
プレート面方向に関して、シリンダ室側吐出開口部と吸
入室との間隔よりも大きくなっているか、の少なくとも
いずれか一方であることを特徴とする気体圧縮機。 - 【請求項2】 シリンダブロックとリアハウジングとの
間にバルブプレートを挟み込み、上記リアハウジングと
バルブプレートとの間に吸入室および吐出室を形成する
とともに、バルブプレートには、シリンダ室と吸入室と
を連通する吸入連通路とシリンダ室と吐出室とを連通す
る吐出連通路とを設けて、上記シリンダブロックに設け
たシリンダ室を摺動するピストンの往復摺動運動によ
り、上記吸入室から吸入連通路を経由して気体を吸入
し、圧縮して上記吐出室に吐出連通路を経由して気体を
吐出するようにした気体圧縮機において、 吸入室・吐出室間に形成される壁とバルブプレートとの
間にOリングを配設して、吸入室・吐出室間をシールす
るとともに、 上記リアハウジングを、厚肉乃至リブ構造の耐圧ふくら
み剛性を持たせた形状として、吸入室・吐出室間のシー
ル性を維持するようにしたことを特徴とする 気体圧縮
機。 - 【請求項3】 シリンダブロックとリアハウジングとの
間にバルブプレートを挟み込み、上記リアハウジングと
バルブプレートとの間に吸入室および吐出室を形成する
とともに、バルブプレートには、シリンダ室と吸入室と
を連通する吸 入連通路とシリンダ室と吐出室とを連通す
る吐出連通路とを設けて、上記シリンダブロックに設け
たシリンダ室を摺動するピストンの往復摺動運動によ
り、上記吸入室から吸入連通路を経由して気体を吸入
し、圧縮して上記吐出室に吐出連通路を経由して気体を
吐出するようにした気体圧縮機において、 吸入室・吐出室間に形成される壁とバルブプレートとの
間にOリングを配設して、吸入室・吐出室間をシールす
るとともに、 吸入室をリアハウジングの中央部に、吐出室を上記吸入
室の外周部に配設したことを特徴とする 気体圧縮機。
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JP2000240568A JP2000240568A (ja) | 2000-09-05 |
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1999
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