JPH09151847A - 斜板型圧縮機 - Google Patents

斜板型圧縮機

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JPH09151847A
JPH09151847A JP7315621A JP31562195A JPH09151847A JP H09151847 A JPH09151847 A JP H09151847A JP 7315621 A JP7315621 A JP 7315621A JP 31562195 A JP31562195 A JP 31562195A JP H09151847 A JPH09151847 A JP H09151847A
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Mikio Matsuda
三起夫 松田
Mitsuo Inagaki
稲垣  光夫
Kazuhide Uchida
和秀 内田
Takeshi Sakai
猛 酒井
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Soken Inc
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    • F04B25/00Multi-stage pumps
    • F04B25/04Multi-stage pumps having cylinders coaxial with, or parallel or inclined to, main shaft axis
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04BPOSITIVE-DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS
    • F04B27/00Multi-cylinder pumps specially adapted for elastic fluids and characterised by number or arrangement of cylinders
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 斜板型圧縮機において、スラスト軸受に作用
する荷重を低減することによってスラスト軸受の寿命低
下を抑制する。 【解決手段】 双頭ピストン8の断面積のうち、外部駆
動源側(軸シール10)側に形成された作動室39側の
断面積は、作動室38側の断面積より大きくなるように
形成されている。これにより、斜板室38a内外圧力差
によって発生する軸方向荷重Foが、両作動室38、3
9内の冷媒が双頭ピストン8に及ぼす作用力F1 、F2
によって略相殺される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部駆動源から駆
動力を得て駆動する開放型の斜板型圧縮機に関するもの
で、二酸化炭素(CO2 )等の作動圧力の高い冷媒を使
用する冷凍サイクルに用いて好適である。
【0002】
【従来の技術】斜板型圧縮機は、周知のように、回転軸
に対して斜めに配置された斜板を介して回転軸の回転運
動を往復運動に変換してピストンを可動するものであ
る。このとき、冷媒は、吸入口から吸入されてハウジン
グ(シリンダブロック)内の斜板室を経て、シリンダと
ピストンからなる作動室に導かれて圧縮される。
【0003】なお、回転軸の軸方向荷重は、回転軸を回
転可能に保持するスラスト軸受によって受けている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、近年の脱フ
ロン対策として、発明者等は二酸化炭素(CO2 )を冷
媒とする冷凍サイクルの研究を行っていたところ、斜板
型圧縮機のスラスト軸受の寿命が、従来のフロンを冷媒
とする冷凍サイクルに比べて著しく低下するという問題
を発見した。
【0005】そこで、発明者等は、このスラスト軸受の
寿命低下について種々の調査研究したところ、以下の点
が明らかになった。すなわち、外部駆動源と連接する回
転軸には、大気圧と斜板室内圧力(吸入圧に等しい)と
の差圧により外部駆動源方向の向きに軸方向荷重が作用
する。そして、CO2 を冷媒とする冷凍サイクルでは、
斜板型圧縮機の吸入圧が約35kgf/cm2 と従来に
比べて非常に高いので、斜板室内圧力と斜板型圧縮機外
圧力(大気圧)との差圧が大きくなり、上記軸方向荷重
も非常に大きくなる。したがって、スラスト軸受に作用
する荷重が大きくなり、スラスト軸受の寿命低下という
問題を誘発していた。
【0006】因みに、発明者等の試算によれば、従来の
フロンを冷媒とする冷凍サイクル(吸入圧2kgf/c
2 )では、スラスト軸受に作用する荷重は約10kg
fであり、これに対してCO2 を冷媒とする冷凍サイク
ルでは約200kgfとなり、CO2 を冷媒とする冷凍
サイクルではフロンを冷媒とする冷凍サイクルに比べて
スラスト軸受に作用する荷重は非常に大きくなる。
【0007】本発明は、上記点に鑑み、斜板型圧縮機に
おいて、スラスト軸受に作用する荷重を低減することに
よってスラスト軸受の寿命低下を抑制することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1に
記載の発明では、斜板室(38a)内圧力とハウジング
(1、2、3、4)外圧力との圧力差によって発生する
軸方向荷重(Fo)が、第1および第2作動室(39、
38)内の流体が双頭ピストン(8)に及ぼす作用力
(F1、F2 )によって略相殺されることを特徴とす
る。
【0009】請求項2に記載の発明では、請求項1に記
載の斜板型圧縮機において、第2作動室(39)は、外
部駆動源側に形成されている。そして、双頭ピストン
(8)の軸と直角方向の断面積のうち第2作動室(3
9)側の断面積は、双頭ピストン(8)の軸と直角方向
の断面積のうち第1作動室(38)側の断面積より大き
いことを特徴とする。
【0010】次に、作用効果を述べる。請求項1または
2に記載の発明によれば、第2作動室(39)内に発生
する圧縮反力(F2 )によって、第1作動室(38)内
に発生する圧縮反力F1 と斜板室(38a)内圧力とハ
ウジング(1、2、3、4)外圧力との圧力差によって
発生する軸方向荷重(Fo)とを略相殺することができ
るので、スラスト軸受(11、12)に作用する軸方向
荷重(FB)を低減することができる。そのため、スラ
スト軸受(11、12)の寿命低下を抑制することがで
き、延いては、圧縮機の信頼性の向上を図ることができ
る。
【0011】また、スラスト軸受(11、12)に作用
する軸方向荷重(FB)を小さくすることができるの
で、スラスト軸受(11、12)の大型化を抑制するこ
とができ、延いては、圧縮機の大型化を抑制することが
できる。請求項2に記載の発明によれば、第2作動室
(39)側の双頭ピストン(8)の断面積は、第1作動
室(38)側の双頭ピストン(8)の断面積より大きい
ので、第2作動室(39)内に発生する圧縮反力
(F2 )が第1作動室(38)内に発生する圧縮反力F
1 より大きくすることができる。したがって、第2作動
室(39)内に発生する圧縮反力(F2 )によって、第
1作動室(38)内に発生する圧縮反力F1 と斜板室
(38a)内圧力とハウジング(1、2、3、4)外圧
力との圧力差によって発生する軸方向荷重(Fo)とを
略相殺することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図に示す実施の形
態について説明する。 (実施形態)本実施形態に係る斜板型圧縮機は、二酸化
炭素(CO2 )等の作動圧力の高い冷媒を使用する冷凍
サイクルに用いた場合のものであり、図1は、本発明に
係る斜板型圧縮機(以下、単に圧縮機と呼ぶ。)の軸方
向断面を示している。
【0013】5は図示されていない電磁クラッチを介し
て外部駆動源(車両走行用エンジン等)からの駆動力を
得て回転する回転軸で、この回転軸5はシリンダブロッ
ク(ハウジング)2、3に配置されたラジアル軸受1
3、14およびスラスト軸受11、12によって回転可
能に保持されている。ここで、ラジアル軸受13、14
は回転軸5の垂直方向の荷重に対抗し、スラスト軸受1
1、12は回転軸5の軸方向荷重に対抗している。
【0014】シリンダブロック2、3内には、回転軸5
と平行、かつ、回転軸5を中心として周方向に3等分す
る位置に円筒状のシリンダ9a、9bが形成されてお
り、シリンダブロック2側にはシリンダ9aが3つ、シ
リンダブロック3側にはシリンダ9bが3つと合計6つ
形成されている。また、両シリンダ9a、9bには、軸
方向前後両側に円柱状のピストン部8a、8bを有する
双頭ピストン8が挿入れており、この双頭ピストン8の
ピストン部8a、8bおよび両シリンダ9a、9bによ
って作動室39、38が形成されている。
【0015】外部駆動源側の作動室39を形成するピス
トン部8aおよびシリンダ9aの軸に直角方向の断面積
は、外部駆動源側の反対側に位置する作動室38を形成
するピストン部8bおよびシリンダ9bの軸に直角方向
の断面積より大きい。換言すれば、ピストン部8aおよ
びシリンダ9aの直径は、ピストン部8bおよびシリン
ダ9bの直径より大きい。
【0016】また、双頭ピストン8は、回転軸5に結合
された回転軸に対して所定量傾いた斜板6によって駆動
され、この斜板6は、回転軸5の回転運動を往復運動に
変換して双頭ピストン8を両シリンダ9a、9b内に往
復運動させる。なお、斜板6と双頭ピストン8との間に
は、両者が滑らかに運動するように一対のシュー7が配
置されており、双頭ピストン8は図2、3に示されるよ
うに、回転軸5周りに3本配置されている。
【0017】シリンダブロック2には、図示されていな
い冷凍サイクルの蒸発器を流出した冷媒を吸入する吸入
口24が形成されており、この吸入口24は、両シリン
ダブロック2、3内に形成される斜板6が回転する斜板
室38aに連通している。また、両シリンダブロック
2、3の端面には、作動室39、38内に吸入された冷
媒の逆流を防止する吸入弁21、22および両シリンダ
9a、9bを閉塞するバルブプレート15、16が配置
されている。バルブプレート15にはシリンダ9aに連
通する吸入口34と吐出口35が形成れており、シリン
ダ9aの反対側の吐出口35には、作動室39から吐出
した冷媒の逆流を防止する吐出弁17と、この吐出弁1
7の最大開度を規制する弁止板18とが図示されていな
いボルトによってバルブプレート15に固定されてい
る。同様に、バルブプレート16には、シリンダ9bに
連通する吸入口25と吐出口26が形成されており、シ
リンダ9bの反対側の吐出口26には吐出弁19と弁止
板20とが図示されていないボルトによってバルブプレ
ート16に固定されている。
【0018】なお、バルブプレート15および吸入弁2
1はフロントハウジング1とシリンダブロック2とによ
って挟まれてボルト37によって共締めされている。同
様に、バルブプレート16および吸入弁22はリアハウ
ジング4とシリンダブロック3とによって挟まれてボル
ト36によって共締めされている。フロントハウジング
1には、フロントハウジング1と回転軸5との隙間から
冷媒が外部へ漏れることを防止する軸シール10が配置
され、この軸シール10は回転軸5に圧入されたリング
10aの端面10bに接して冷媒の漏れを防止してい
る。
【0019】そして、シリンダブロック2には、この軸
シール10とフロントハウジング1とによって形成され
る吸入室31と斜板室38aとを連通させる連通路33
が形成されており、この吸入室31は吸入口34と連通
している。また、フロントハウジング1には、吐出口3
5と連通する吐出室32が形成されている。なお、吸入
室31は、図2に示すように、フロントハウジング1に
形成された3つの吸入口34に冷媒を分配しており、吐
出室32はフロントハウジング1に形成された3つの吐
出口35から吐出した冷媒を集合させて、シリンダブロ
ック2に形成された連通路30を介して吐出口23より
図示されていない冷凍サイクルの凝縮器に冷媒を吐出す
る。
【0020】また、リアハウジング4には、図1に示す
ように、吸入口25と連通する吸入室27および吐出口
26と連通する吐出室28が形成されており、吸入室2
7は連通路29により斜板室38aと連通している。さ
らに、吐出室28は、シリンダブロック2、3に形成さ
れた連通路30を介して吐出口23と連通している。な
お、吸入室27は、図3に示すように、リアハウジング
4に形成された3つの吸入口25に冷媒を分配してお
り、吐出室28はリアハウジング4に形成された3つの
吐出口26から吐出した冷媒を集合させて連通路30に
連通させている。
【0021】次に、本実施形態に係る圧縮機の作動を図
1に基づいて述べる。吸入口24から吸入された低圧の
冷媒(本実施形態では、約35kgf/cm 2 であり、
以下、吸入圧Psと呼ぶ)は、斜板室38a、連通路2
9、33、吸入室27、31、吸入口25、34を経て
作動室38(第1作動室)、作動室39(第2作動室)
に吸入される。そして、冷媒は吐出圧(本実施形態で
は、約110kgf/cm2 であり、以下、吐出圧Pd
と呼ぶ)まで圧縮されて、吐出室28、32、連通路3
0を経て吐出口23より圧縮機外部に吐出する。
【0022】次に、本実施形態の特徴を述べる。図4
は、スラスト軸受11、12に作用する軸方向荷重につ
いて説明するための説明図であり、この説明図に基づい
て本実施形態の特徴を述べる。前述のように、回転軸5
には吸入圧Ps(斜板室38a内圧力)と大気圧Poと
の差圧による軸方向荷重Foが作用するとともに、作動
室39、38内の冷媒が双頭ピストン8に及ぼす作用力
1 、F2 が斜板6を介して作用している。すなわち、
スラスト軸受11、12に作用する軸方向荷重FBは、
差圧による軸方向荷重Foおよび圧縮反力F1 、F2
和として与えられる。これを式に表せば数式1になる
【0023】
【数1】FB=Fo+F1 +(−F2 ) なお、荷重の向きは差圧による軸方向荷重Foを正の向
きとした。数式1からも明らかなように、作動室39内
のピストン8aに作用する作用力F2 の向きと、差圧に
よる軸方向荷重Foおよび作動室38内のピストン8b
に作用する作用力F1 の向きとは互いに対抗するので、
両者の力が略相殺される。したがって、スラスト軸受1
1、12に作用する軸方向荷重FBを小さくすることが
できるので、スラスト軸受11、12の寿命低下を抑制
することができる。延いては、圧縮機の信頼性の向上を
図ることができる。
【0024】また、スラスト軸受11、12に作用する
軸方向荷重FBを小さくすることができるので、スラス
ト軸受11、12の大型化を抑制することができ、延い
ては、圧縮機の大型化を抑制することができる。因み
に、図5は数式1に基づく軸方向荷重FBと、ピストン
8bの直径Rbとピストン8aの直径Raと比(以下、
ピストン径比Rb/Raと呼ぶ。)との関係を示す計算
結果である。なお、図6はRb=Raとした場合の計算
結果であり、以下に計算条件を示す。
【0025】
【数2】Fo=So×(Ps−Po)
【0026】
【数3】F1 =P1 ×S1
【0027】
【数4】F2 =P2 ×S2 So:回転軸5に大気圧が作用する受圧面積 So=2.9cm21 :作動室38内圧力 S1 :双頭ピストン8のピストン部8bの断面積 S1 =7.9cm2 (直径1cm) P2 :作動室39内圧力 S2 :双頭ピストン8のピストン部8aの断面積 S2 =3.1cm2 (直径2cm) なお、S1 およびS2 はピストン径比Rb/Ra=0.
5のときの値であり、圧力条件は上述による。
【0028】図5、6から明らかなように、本実施形態
に係る圧縮機のスラスト軸受11、12それぞれに作用
する軸方向荷重FBの最大値は約100kgfであり、
Rb=Raとした場合の軸方向荷重FBの最大値は約2
00kgfである。したがって、本実施形態に係る圧縮
機によれば、スラスト軸受11、12に作用する軸方向
荷重FBを、約1/2程度まで低減することができる。
【0029】なお、軸方向荷重FBの正の向きは、上述
のように、差圧による軸方向荷重Foを正としており、
正の向きの向き軸方向荷重FBは、スラスト軸受11に
作用する荷重を示し(図5の右下がりハッチング部
分)、負の向きの向き軸方向荷重FBは、スラスト軸受
12に作用する荷重を示している(図5の右上がりハッ
チング部分)。
【0030】また、ピストン径比Rb/Raを適切に選
定することにより、両スラスト軸受11、12に作用す
る荷重をほぼ等しくすることができるので、両スラスト
軸受11、12のサイズを等しくすることができる。し
たがって、両スラスト軸受11、12を同サイズとした
場合に、どちらか一方が過剰品質とならないので、適正
なスラスト軸受を選定しつつ、圧縮機の大型化を抑制す
ることができる。
【0031】ところで、本発明は、双頭ピストン8が3
本に限られるものではなく、本数を変更して実施するこ
とができる。また、上記実施形態では、ピストン径比R
b/Raを変更することにより作動室38の圧縮反力F
1 および作動室39の圧縮反力F2 と差圧による軸方向
荷重Foとが相殺されるようにしたが、両作動室39、
38の圧縮比を変更して作動室38の圧縮反力F1 およ
び作動室39の圧縮反力F2 と差圧による軸方向荷重F
oとが相殺されるようにしても本発明を実施することが
できる。
【0032】また、双頭ピストン8は円柱形状に限られ
るものではなく、楕円形状などそのその他の形状を有す
る双頭ピストン8を用いても本発明を実施するこができ
る。さらに、本発明に係る圧縮機は、二酸化炭素を冷媒
とする冷凍サイクルにその使用が限定されるものではな
く、その他、流体の作動圧力の高いサイクルに用いても
良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る斜板型圧縮機の軸方向断面図
である。
【図2】フロントハウジング1を斜板室38a側から見
た正面図である。
【図3】リアハウジング4を斜板室38a側から見た正
面図である。
【図4】本実施形態に係る斜板型圧縮機に作用する荷重
を説明する説明図である。
【図5】本実施形態に係る斜板型圧縮機のスラスト軸受
に作用する最大軸方向荷重FBとピストン径比Rb/R
aとの関係を示すグラフである。
【図6】従来技術に係る斜板型圧縮機に作用する軸方向
荷重Foおよび圧縮反力F1 、F2 と回転軸5の回転角
度との関係を示すグラフである。
【符号の説明】
1…フロントハウジング、2、3…シリンダブロック、
4…リアハウジング、5…回転軸、6…斜板、7…シュ
ー、8…双頭ピストン、9a、9b…シリンダ、10…
軸シール、11、12…スラスト軸受、13、14…ラ
ジアル軸受、15、16…バルブプレート、17…吐出
弁、18…弁止板、19…吐出弁、20…弁止板、2
1、22…吸入弁、23…吐出口、24…吸入口、25
…吸入口、26…吐出口、27…吸入室、28…吐出
室、29…連通路、30…連通路、31…吸入室、32
…吐出室、33…連通路、34…吸入口、35…吐出
口、36、37…ボルト、38、39…作動室。
フロントページの続き (72)発明者 内田 和秀 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式会 社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 酒井 猛 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本電 装株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外部駆動源から駆動力を得て回転する回
    転軸(5)と、 前記回転軸(5)に作用する軸方向荷重(FB)に対抗
    するスラスト軸受(11、12)と、 前記スラスト軸受(11、12)を保持するとともに、
    前記回転軸(5)を収納するハウジング(1、2、3、
    4)と、 前記ハウジング(2、3)内に前記回転軸(5)と平行
    に形成された複数個のシリンダ(9a、9b)と、 前記シリンダ(9a、9b)内で往復運動し、軸方向前
    後両側にピストン(8a、8b)を有する双頭ピストン
    (8)と、 前記回転軸(5)に設けられ、前記回転軸(5)の回転
    運動を往復運動に変換して前記双頭ピストン(8)を往
    復運動させる斜板(6)と、 前記シリンダ(9a、9b)と前記双頭ピストン(8)
    とによって形成される第1作動室(38)および第2作
    動室(39)と、 前記ハウジング(1、2、3、4)に形成され、流体を
    吸入する吸入口(24)と、 前記ハウジング(1、2、3、4)に形成され、前記第
    1および第2作動室(39、38)にて圧縮された流体
    を吐出する吐出口(23)と、 前記ハウジング(1、2、3、4)内に形成され、前記
    吸入口(24)と連通する斜板室(38a)とを有し、 前記斜板室(38a)内圧力と前記ハウジング(1、
    2、3、4)外圧力との圧力差によって発生する軸方向
    荷重(Fo)が、前記第1および第2作動室(39、3
    8)内の流体が前記双頭ピストン(8)に及ぼす作用力
    (F1 、F2 )によって略相殺されることを特徴とする
    斜板型圧縮機。
  2. 【請求項2】 前記第2作動室(39)は、前記外部駆
    動源側に形成されており、 前記双頭ピストン(8)の軸と直角方向の断面積のうち
    前記第2作動室(39)側の断面積は、前記双頭ピスト
    ン(8)の軸と直角方向の断面積のうち前記第1作動室
    (38)側の断面積より大きいことを特徴とする請求項
    1に記載の斜板型圧縮機。
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