JP5338092B2 - 生体情報管理システム - Google Patents

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JP5338092B2 JP2008057407A JP2008057407A JP5338092B2 JP 5338092 B2 JP5338092 B2 JP 5338092B2 JP 2008057407 A JP2008057407 A JP 2008057407A JP 2008057407 A JP2008057407 A JP 2008057407A JP 5338092 B2 JP5338092 B2 JP 5338092B2
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本発明は、生体情報管理システムに関する。
従来、適正な運動状態であるか否かを判別するための生体情報としての脈拍数を測定す
る脈拍数測定装置が種々提案されている。
このような脈拍数測定装置は、例えば、心臓リハビリにおける適切な負荷をかける為の
指針となる脈値を計測して表示する装置として用いられている。
そして従来の脈拍数測定装置は、ユーザが行っている運動の負荷が、適切な範囲である
目標脈拍範囲と目標脈拍値滞在を表示する機能を備えている。
具体的には、特許文献1に記載の技術は、ユーザの指示入力により生体活動である脈拍
数の計測、および、体動情報である歩数の計数の開始および終了を行うようにされており
、計測が開始されるとユーザに対し、表情を伴うハートマークを表示し、その表情により
心臓にかかっている負担の度合いを判断させるという構成をとっていた。
また、特許文献2に記載の技術は、装置本体の表示部は、脈拍数等の数字を表示する数
字表示部分と、運動強度を0〜100%の範囲で10段階に区切ってバーグラフで表示す
るバーグラフ表示部分とを備えており、脈拍測定値に基づいて算出された運動強度が適正
運動強度範囲内の場合に運動強度が長めのバーグラフで表示され、適正運動強度でない場
合には運動強度が短めのバーグラフで表示されとともに、運動強度に応じたマークを表示
する構成を採っていた。
特開2003−265441号公報 特開平07−213499号公報
上記従来の脈拍測定装置によれば、ユーザは、現在の脈拍数が、適正範囲か否かの判断
しか行うことができず、また適正範囲の設定自体が必ずしも自分に適正なものであるかど
うかをユーザが判断する術はなかった。
この結果、身体のためを思って行った運動が、かえって、ユーザに負担をかけてしまう
というおそれがあった。
そこで、本発明の目的は、ユーザから収集した生体情報に基づいて、当該ユーザに最適
な運動管理を行うとともに、その設定の際にユーザの手間を低減することが可能な生体情
報管理システム、サーバの制御方法および制御プログラムを提供することにある。
上記課題を達成するため、本発明の第1の態様は、ユーザに装着され、当該ユーザの生
体情報を収集する生体情報処理装置と、前記生体情報処理装置に通信可能に接続され、前
記生体情報処理装置が収集した生体情報を受信し、当該生体情報の管理および前記生体情
報処理装置の管理を行う情報処理端末装置と、前記情報処理端末装置と通信ネットワーク
を介して接続され、前記情報処理端末装置から受信した前記生体情報に基づいて前記生体
情報処理装置および前記情報処理端末装置の管理を行うサーバと、を備えた生体情報管理
システムにおいて、前記サーバは前記情報処理端末から受信した生体情報に基づいて前記
ユーザに行わせるべき運動に関する情報を前記生体情報処理装置において提示させるため
の設定情報を前記情報処理端末に通知し、前記情報処理端末は、前記設定情報に基づいて
前記生体情報処理装置を装着したユーザに前記運動を行わせるための所定の設定を行い、
前記生体情報処理装置は、前記設定に基づいて前記ユーザに行わせるべき運動に関する情
報を提示する、ことを特徴としている。
上記構成によれば、サーバは、情報処理端末から受信した生体情報に基づいてユーザに
行わせるべき運動に関する情報を前記生体情報処理装置において提示させるための設定情
報を前記情報処理端末に通知する。
これにより、情報処理端末は、設定情報に基づいて生体情報処理装置を装着したユーザ
に運動を行わせるための所定の生体情報処理装置の設定を行う。
これらの結果、生体情報処理装置は、設定に基づいてユーザに行わせるべき運動に関す
る情報を提示する。
したがって、ユーザに最適な運動管理を行うに際しては、ユーザから収集した生体情報
に基づいて、自動的にユーザに行わせるべき運動に関する情報を提示するための設定がな
されるので、その設定の際のユーザの手間を低減することができ、ユーザはより好適な運
動を容易に行うことができる。
この場合において、第2の態様は、第1の態様において、前記ユーザに行わせるべき運
動に関する情報として、脈拍数及び脈拍数変化率に基づく情報並びに運動の種類について
の情報を提示するようにしてもよい。
また、第3の態様は、第1または第2の態様において、前記生体情報処理装置は、前記
脈拍数及び脈拍数変化率に基づく情報の一部をアイコンにより表示するようにしてもよい

また、本発明の第4の態様は、ユーザに装着され、当該ユーザの生体情報を収集する生
体情報処理装置と、前記生体情報処理装置に通信可能に接続され、前記生体情報処理装置
が収集した生体情報を受信し、当該生体情報の管理および前記生体情報処理装置の管理を
行う情報処理端末装置と、を備えた生体情報管理システムにおいて、前記情報処理端末装
置と通信ネットワークを介して接続され、前記生体情報処理装置および前記情報処理端末
装置の管理を行うサーバの制御方法であって、前記通信ネットワークを介して前記情報処
理端末装置から前記生体情報を受信する過程と、前記情報処理端末から受信した生体情報
に基づいて前記ユーザに行わせるべき運動に関する情報を前記生体情報処理装置において
提示させるための設定情報を前記情報処理端末に通知する過程と、を備えたことを特徴と
している。
上記構成によれば、ユーザに最適な運動管理を行うに際しては、ユーザから収集した生
体情報に基づいて、自動的にユーザに行わせるべき運動に関する情報を提示するための設
定がなされるので、その設定の際のユーザの手間を低減することができ、ユーザはより好
適な運動を容易に行うことができる。
また、本発明の第5の態様は、ユーザに装着され、当該ユーザの生体情報を収集する生
体情報処理装置と、前記生体情報処理装置に通信可能に接続され、前記生体情報処理装置
が収集した生体情報を受信し、当該生体情報の管理および前記生体情報処理装置の管理を
行う情報処理端末装置と、を備えた生体情報管理システムにおいて、前記情報処理端末装
置と通信ネットワークを介して接続され、前記生体情報処理装置および前記情報処理端末
装置の管理を行うサーバをコンピュータにより制御するための制御プログラムであって、
前記通信ネットワークを介して前記情報処理端末装置から前記生体情報を受信させ、前記
情報処理端末から受信した生体情報に基づいて前記ユーザに行わせるべき運動に関する情
報を前記生体情報処理装置において提示させるための設定情報を前記情報処理端末に通知
させる、ことを特徴としている。
上記構成によれば、ユーザに最適な運動管理を行うに際しては、ユーザから収集した生
体情報に基づいて、自動的にユーザに行わせるべき運動に関する情報を提示するための設
定がなされるので、その設定の際のユーザの手間を低減することができ、ユーザはより好
適な運動を容易に行うことができる。
本発明によれば、ユーザに装着された生体情報処理装置は、収集した生体情報に基づい
て、サーバが自動的にユーザに行わせるべき運動に関する情報を提示するための設定を行
うこととなるので、その設定の際のユーザの手間を低減することができ、ユーザはより好
適な運動、すなわち、各ユーザに適正な運動負荷で運動を行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る生体情報管理システムの概要構成ブロック図である。
この生体情報管理システム1は、大別すると、ユーザに装着され、当該ユーザの生体情
報を収集する生体情報処理装置100と、生体情報処理装置100に通信可能に接続され
、生体情報処理装置100が収集した生体情報を生体情報データとしてクレードル200
を介して受信し、受信した生体情報の管理および生体情報処理装置100の管理を行うパ
ーソナルコンピュータとして形成された情報処理端末装置300と、情報処理端末装置3
00と通信ネットワーク400を介して接続され、複数の情報処理端末装置300から受
信した生体情報に基づいて情報処理端末装置300毎に、ひいては、生体情報処理装置1
00毎に管理を行うサーバ500と、を備えている。
図2は、生体情報処理装置の使用状態における外観説明図である。
ここで、生体情報処理装置100は、腕時計型とされ、腕時計における3時−9時方向
が、腕の延在方向の軸に沿った状態で装着されているものとする。
生体情報処理装置100は、図2に示すように、入力スイッチであるスイッチS1,S
31,S32,S4を有した腕時計形の装置本体2と、この装置本体2に設けられ、腕時
計における12時方向からユーザの腕に巻きつけられて6時−12時方向で固定されるリ
ストバンド3と、ユーザの小指あるいは薬指(図1では、小指)に装着され、ユーザの生
体情報を検出する生体センサユニット4とを有している。
装置本体2と生体センサユニット4とは、装置本体2の外周面から延出したケーブル5
を介して接続され、これらの間で各種信号の送受信が可能な構成となっている。なお、装
置本体2とリストバンド3は、一体構造であってもよい。
また、スイッチS1,S31,S32,S4は、装置本体2の外周面から突設されてい
る。これらスイッチS1,S31,S32,S4は、押圧式の機機接点式を用いているが
、静電式や、メンブレン電極を用いたタッチ式スイッチでもよい。
図3は、生体情報処理装置の装置本体の外観正面図である。
図3に示すように、装置本体2の正面に形成された正面部15には、各種情報が表示さ
れる表示部6が形成され、この表示部6の周辺には、上記スイッチS1,S31,S32
,S4にそれぞれ対応する位置に、当該スイッチS1,S31,S32,S4の各機能を
説明するためのスイッチ機能説明部7,8,9,10が設けられている。
表示部6は、表示部6における12時方向に位置するドットマトリクス表示領域6Aと
、この表示部6における6時方向に位置するセグメント表示領域6Bと、を有している。
ドットマトリクス表示領域6Aには、脈波の波形やピッチの波形、動作モードのアナウン
ス等とともに、脈拍を計測する際に、ユーザのユーザ識別用情報(例えば、性別、年齢、
身長及び体重)の入力を要求するアナウンスがグラフィック表示される。また、セグメン
ト表示領域6Bには、時刻、脈拍数、ピッチ、及び、後述する充電パラメータ、通信状態
パラメータ等の情報とともに、上記ユーザ識別用情報を入力する際の数値がセグメント表
示される。
スイッチ機能説明部7は、スイッチS1の機能を簡潔に説明するためのスイッチ機能説
明部であり、例えば、「セットアップ」の文字が記されている。同様に、スイッチ機能説
明部8には、例えば、「UP/ライト」の文字が記されており、スイッチ機能説明部9に
は、例えば、「DOWN/結果表示」の文字が記されており、スイッチ機能説明部10に
は、例えば、「開始/停止」の文字が記されている。
また、装置本体2の内部には、ピッチを求めるための体動センサ11と、ケーブル5が
接続された図示しない制御基板が内蔵されている。
図3に示すように、装置本体2の一方の側縁部G1には、ケーブル貫通孔12が形成さ
れており、このケーブル貫通孔12からケーブル5の一端が延出している。また、装置本
体2の同じ側縁部G1には、セットアップの開始指示や動作モードの変更指示を行うため
のスイッチS1が設けられている。このスイッチS1は、9時方向に押圧されたときに作
動する。
また、他方の側縁部G2には、時刻、上限脈拍数もしくは上記生体情報等の各種数値を
設定する時にカウントアップキーとして機能し、数値設定以外のときは、表示部6をライ
トアップするためのスイッチとして機能するスイッチS31と、各種数値設定時にカウン
トダウンキーとして機能し、数値設定以外のときは、脈拍数等の測定結果を表示部6に表
示するためのスイッチS32とが設けられている。
上記構成において、ユーザは、例えば、時刻を設定する際は、スイッチS1を9時方向
に押圧することによって、動作モードを時刻セットアップモードにした後、スイッチS3
1,S32を選択的に3時方向に押圧して時刻の設定を行う。
また、ユーザ識別用情報を入力する際は、スイッチS1を9時方向に押圧することによ
って、動作モードをユーザ識別用情報入力モードにした後、スイッチS31,S32を選
択的に3時方向に押圧して、性別、年齢、身長、体重の各種データの入力を行う。
さらに側縁部G2の略中央であるスイッチS31とスイッチS32の間には、充電用端
子13及び通信用端子14が設けられており、装置本体2が、図1に示す専用のクレード
ル200に装着されたときに、これらの端子を介して装置本体2と電気的に接続される構
成となっている。そして、クレードル200に装着された際には、装置本体2は、充電用
端子13を介して電力の供給を受け、装置本体2に内蔵されている図示しない充電池の充
電を行う。また、上述したように、クレードル200にサーバ500が直接あるいは通信
ネットワーク400を介して接続されている場合、装置本体2は、通信用端子14を介し
て、このサーバ500と通信を行うことができるようになっている。
本実施形態においては、側縁部G2に充電用端子13及び通信用端子14を設けている
ため、クレードル200と装置本体2を接続する際、リストバンド3やケーブル5が邪魔
になることなく接続することができる。
さらにまた正面部15の6時方向の側縁部G3の略中央には、脈拍やピッチ等の生体情
報の計測を開始/停止するためのスイッチS4が設けられている。このスイッチS4は、
12時方向に押圧されたときに作動する。このスイッチS4を押圧すれば、脈拍の計測や
ピッチの計測等の生体情報処理装置100の基本的な機能を実行することができるため、
スイッチS4は、装置本体2に設けられたスイッチの中で、最も重要かつ頻繁に押圧され
るスイッチである。したがって、スイッチS4は、他のスイッチS1,S31,S32よ
りも目立たせるべく、比較的大きく形成されており、さらに、他のスイッチとは異なる色
で形成されている。これにより、ユーザは、スイッチS4が重要なスイッチであることを
感覚的に理解しやすい。さらに、スイッチS4は、側縁部G3という場所的に最もユーザ
が操作しやすい箇所に設けられている。
図4は、生体センサユニットの構成を模式的に示す一部断面図である。
生体センサユニット4は、図4に示すように、脈波を検出するための脈波検出機構40
と、この脈波検出機構40の両側に配置されたアース電極41と、脈波検出機構40をユ
ーザの指に固定するためのセンサ固定用バンド42とを有しており、センサ固定用バンド
42がユーザの指の根元に巻き回されている。なお、センサ固定用バンド42は、脈波検
出機構40に覆い被さった状態で巻き回されており、脈波検出機構40に侵入する外光を
遮断している。
脈波検出機構40は、ケーブル5が接続された回路基板43と、この回路基板43に実
装された、発光波長領域が300nm〜700nmまでの範囲にあるLED44と、回路
基板に実装された、受光波長領域が700nm以下のフォトトランジスタ45と、上面を
塞ぐガラス板46とを有している。
脈波検出機構40は、LED44から血管に向けて光を照射し、血管から反射してきた
光をフォトトランジスタ45にて受光することにより脈波を検出している。この脈波の検
出にあたって、本実施形態では、発光波長領域が300nm〜700nmまでの範囲にあ
るLED44と、回路基板に実装された、受光波長領域が700nm以下のフォトトラン
ジスタ45とを用いている。これにより、外光に含まれる光のうち、波長領域が700n
m以下の光は、指を導光体としてフォトトランジスタ45にまで到達しない一方、300
nm以下の光は、皮膚表面でそのほとんどが吸収されるため、外光の直射の影響を受ける
ことなく脈波の検出を行うことができる。
また、脈波は、アース電位を基準電位として検出されているが、本実施形態では、アー
ス電極41を脈波検出機構40の両側に設けることにより、脈波検出部位の一定位置にお
いて生体アース電位を設定し、アース電極の電位の安定化を図っている。また、センサ固
定用バンド42は、導電性部材により形成されており、アース電極41,41と接続され
ている。このため、センサ固定用バンド42は、脈波検出機構40へのノイズの侵入を防
止するシールド部材として兼用されている。
上述したように、生体センサユニット4は、ユーザの指の根元に装着されるが、本実施
形態に係る生体センサユニット4は、指の中でも、特に、ユーザの小指又は薬指の根元に
装着される。これにより、以下の効果が得られる。
すなわち、図3及び図4に示すように、ケーブル5は、装置本体2において、薬指及び
小指に最も近い側縁部G1から延出しているため、生体センサユニット4を薬指又は小指
の根元に装着した場合、ケーブル5の長さが短くて済み、かつ、ケーブル5のたるみや、
ゆるみ等を防止できる。さらに、生体情報処理装置100を左手首に装着したまま、右手
の指で装置本体2の各スイッチを押圧する際、右手の指は、ケーブル5と交差することな
く、各スイッチを押圧することが可能なため、操作中に誤ってケーブル5を引っ張ってし
まい、ノイズが発生したり、ケーブル5を切断してしまったりすることがない。
また、日常生活において、薬指及び小指は、他の指と比較して指を動かす機会が少ない
。したがって、生体センサユニット4を薬指及び小指に装着することにより、ケーブル5
の屈曲回数を減少させることができる。ケーブル5の屈曲回数が多い場合、屈曲によるケ
ーブルの損傷に備えて、ケーブル5を太く設計する必要があるが、本実施形態に係るケー
ブル5は、上述の理由により屈曲回数が少ないため、ケーブル5を細く設計することがで
き、収納性、装着感を向上することができる。加えて、ユーザが親指先端と中指を無意識
に接触させる動作(例えば、指笛を発生させる動作)等のユーザが意識せずに行う指の動
作をした場合によって、ケーブルが損傷するのを防止できる。
さらに、生体センサユニット4を装着した指の動きは、体動によるノイズの発生原因と
なるが、薬指又は小指は、他の指と比較して指の動きが少ないため、生体センサユニット
4を薬指又は小指に装着することにより、体動によるノイズの発生を抑えることができる
図5は、生体情報処理装置の機能ブロック図である。
図5において、CPU50は、生体情報処理装置100の各部の動作を制御する他、生
体センサユニット4からの信号に基づく脈拍数演算処理や、体動センサ11からの信号に
基づくピッチ演算処理等の各種演算処理を実行する。
ROM51は、例えば、EEPROM等の書き換え可能なメモリであり、CPU50に
よって実行される制御プログラムや、検出した脈拍数に係る脈拍数データ及びユーザのユ
ーザ識別用情報、後述する体動監視フラグ等の各種データを不揮発的に記憶する。RAM
52は、CPU50のワークエリアとして用いられ、CPU50による演算結果や各種デ
ータを一時的に記憶する。
クロック回路53は、所定周波数(例えば32.768kHz)のクロック信号を出力
する発振回路54と、発振回路54からのクロック信号を分周して1Hzのクロック信号
をCPU50に出力する分周回路55とを備えており、CPU50は、1Hzのクロック
信号に基づき、計時処理を行う。
入力部56は、上述したスイッチS1,S31,S32,S4に対応するものであり、
ユーザの各スイッチ操作に応じた信号をCPU50に出力する。表示部6は、上述したよ
うにドットマトリクス表示領域6Aとセグメント表示領域6Bとを有し、CPU50の制
御の下、各種情報を表示する。通信部57は、CPU50の制御の下、通信用端子を介し
て接続された外部機器と、データの送受信を行う。
脈波信号増幅回路58は、生体センサユニット4が検出した脈波に係る信号を増幅して
脈波波形整形回路59及びA/D変換回路60に出力する。脈波波形整形回路59は、脈
波信号増幅回路58が出力した脈波信号を整形し、CPU50に出力する。
A/D変換回路60は、脈波信号増幅回路58が出力した脈波信号、及び、体動信号増
幅回路61が出力した体動信号をA/D変換し、CPU50に出力する。体動信号増幅回
路61は、体動センサ11が検出した体動に係る信号を増幅して体動波形整形回路62及
びA/D変換回路60に出力する。体動波形整形回路62は、体動信号増幅回路61が出
力した体動信号を整形し、CPU50に出力する。
図6は、情報処理端末装置の概要構成を示すブロック図である。
情報処理端末装置300は、この情報処理端末装置300全体を制御するためのCPU
31と、制御プログラムを含む各種データを予め記憶するROM32と、各種データを一
時的に格納するRAM33と、生体情報処理装置100もしくは通信ネットワーク400
との間のインタフェース動作を行う受信部としてのインタフェース部34と、生体情報処
理装置100からクレードル200を介して受信した生体情報を格納するためのデータベ
ース(DB)が構築される記憶部としての記憶装置35と、各種情報を入力するための入
力部36と、各種情報を印刷等の手段で出力する出力部37と、各種情報を表示する表示
部38とを備えている。
図7は、サーバの概要構成を示すブロック図である。
サーバ500は、このサーバ500全体を制御するためのCPU81と、制御プログラ
ムを含む各種データを予め記憶するROM82と、各種データを一時的に格納するRAM
83と、情報処理端末装置300および通信ネットワーク400との間のインタフェース
動作を行う受信部としてのインタフェース部84と、各種データベース(DB)が構築さ
れる記憶部としての記憶装置85と、各種情報を入力するための入力部86と、各種情報
を印刷等の手段で出力する出力部87と、各種情報を表示する表示部88とを備えている

記憶装置85は、ユーザの個人プロフィール、例えば、生年月日、氏名、年齢、体重、
身長、性別などの個人に関する情報が格納された個人プロフィールデータベース91と、
生体情報処理装置100により収集したユーザ毎の生体情報を記憶する個人生体情報デー
タベース92と、各種運動プログラムをあらかじめ記憶した運動プログラムデータベース
93と、を備えている。
次に生体情報管理システムの動作について説明する。
まず、生体情報処理装置の動作について説明する。
図8は、生体情報処理装置の動作を示すフローチャートである。
この場合において、脈拍計測を開始する前に、ユーザは、スイッチS1,S31,S3
2,S4を用いて、自己の性別、年齢、身長及び体重を生体情報処理装置100に入力し
ておくものとする。
CPU50は、ユーザによってスイッチS4が操作され、脈拍測定開始指示がなされた
ことを検出すると(ステップSA1)、A/D変換回路60に制御信号を送信し、体動信
号のA/D変換を行わせ、変換された体動信号を取得する(ステップSA2)。
CPU50は、ステップS2にて取得した体動信号を分析し、脈拍測定が可能であるか
否かを判断する。すなわち、現在の体動のレベルが、この脈拍測定可能体動レベルを超え
ていない場合は正常に脈拍を測定することができ、このレベルを超えている場合は脈拍の
測定を不可とするために、脈拍測定が可能な体動のレベルを予め設定しておき、体動信号
から求めた現在の体動のレベルが、この脈拍測定可能体動レベルを超えているか否かを判
断する(ステップSA3)。
ステップS3の判別において、脈拍測定ができない場合(ステップSA3:NO)、C
PU50は、A/D変換回路60に制御信号を送信し、体動信号のA/D変換を停止する
とともに、体動信号の取得を停止し(ステップSA4)、ステップSA12へ移行する。
一方、ステップS3の判別において、脈拍測定が可能な場合(ステップSA3:YES
)、CPU50は、ROM51に記憶されている体動監視フラグをリセットする(ステッ
プSA5)。ここで、体動監視フラグとは、上記脈拍測定可能体動レベルを超えた体動の
レベルをCPU50が検知したか否かを判断するためのフラグである。
CPU50は、体動信号が入力されている間は、絶えず、現在の体動のレベルと脈拍測
定可能体動レベルを比較しており、脈拍測定可能体動レベルを超えた体動のレベルを検知
した場合、この体動監視フラグをセットすることとなる。
ステップSA5において、体動監視フラグをリセットした後、CPU50は、A/D変
換回路60に制御信号を送信し、脈波信号のA/D変換を行わせ、変換された脈波信号を
取得する(ステップSA6)。
さらに、CPU50は、取得した脈波信号を高速フーリエ変換処理によって周波数分析
を行い、脈波成分を抽出し、この脈波成分から脈拍数を算出する(ステップSA7)。
ステップSA7において脈拍数を算出した後、CPU50は、体動監視フラグがセット
されているか否かを判断する(ステップSA8)。ここで行っている判断は、ステップS
A6及びステップSA7の処理を実行中に、脈拍測定可能体動レベルを超える体動のレベ
ルを検出したか否かの判断である。
体動監視フラグがセットされている場合(ステップSA8:YES)、CPU50は、
脈拍数のROM51への記憶、及び、脈拍数の表示部6への表示を禁止し、A/D変換回
路60に制御信号を送信し、脈波信号のA/D変換を停止するとともに、脈波信号の取得
を停止し(ステップSA11)、ステップSA12へ移行する。
一方、体動監視フラグがセットされていない場合(ステップSA8:NO)、CPU5
0は、ステップSA7で算出した脈拍数を、現在時刻と共に、ROM51に記憶する(ス
テップSA9)。さらに、CPU50は、表示部6のドットマトリクス表示領域6Aに脈
波の波形をグラフィック表示するとともに、脈拍数をセグメント表示領域6Bにセグメン
ト表示する(ステップSA10)。
ここで、図9は、表示部6に脈拍数及び脈波の波形を表示した際の表示態様の一例を示
す図である。この図に示すように、表示部6において、ドットマトリクス表示領域6Aに
脈波の波形が表示され、直近の脈拍数がセグメント表示領域に表示されており、表示部6
を見ることにより、ユーザは、現在の脈拍数及び、脈波の経緯を簡単に参照することがで
きる。また、ケーブル5の延長線上に脈波の波形が表示されているため、この波形が、ケ
ーブル5から送られてきたデータを基とした脈波の波形であることを感覚的に理解しやす
く、また、データを目で追いやすい。
表示部6への表示後(ステップSA10)、CPU50は、A/D変換回路60に制御
信号を送信し、脈波信号のA/D変換を停止するとともに、脈波信号の取得を停止し(ス
テップSA11)、ステップSA12へ移行する。
続いて、CPU50は、ユーザによってスイッチS4が操作され、脈拍測定停止指示が
なされたか否かを判断する(ステップSA12)。脈拍測定停止指示があった場合(ステ
ップSA12:YES)、CPU50は、脈拍測定を終了する。脈拍測定停止指示がなさ
れていない場合(ステップSA12:NO)、CPU50は、ステップSA2へ移行し、
再び脈拍の測定を行う。
このように、脈拍数の測定の際、CPU50は、現在の脈拍数のみならず、現在の脈拍
数の変化状態までも含めて表示を行うので、ユーザは、適正な運動状態を容易に維持した
状態で適正な運動量の運動を行うことができる。
この場合に、脈拍測定可能体動レベル以上の体動レベルを検出したときは、脈拍測定が
不可能とみなし、脈拍数のROM51への記憶、及び、脈拍数の表示部6への表示を行わ
ない。このため、信頼性の高い脈拍数の記録のみをROM51に記憶することができ、ま
た、精度の高い脈拍数のみが表示部6に表示されるので、ユーザは、日常生活中や運動中
、表示部6を参照することにより正しい脈拍数を参照することができる。
次に、生体情報管理システム全体の概要動作を説明する。
図10は、生体情報管理システムの動作シーケンス図である。
まず、生体情報処理装置100は、上述した手順により生体情報としての脈拍数を収集
する生体情報収集処理を行う(ステップSB1)。
次に生体情報処理装置100は、クレードル200を介して情報処理端末装置300に
収集した生体情報を送信する(ステップSB2)。
これにより情報処理端末装置300は、生体情報を受信し(ステップSB3)、受信し
た生体情報を外部記憶装置に記憶する(ステップSB4)。
次に情報処理端末装置300は、生体情報処理装置100に対応づけて生体情報データ
を通信ネットワーク400を介してサーバ500に送信する(ステップSB5)。
これによりサーバ500は、生体情報データを受信し、受信した生体情報データを個人
生体情報データベース92に格納するとともに(ステップSB6)、受信した生体情報デ
ータを解析する(ステップSB7)。
具体的には、当該ユーザにとって運動負荷が適当であるか否かを、運動時間、脈拍数変
化率(脈拍数上昇率、脈拍数下降率)、最高脈拍数等に基づいて判別する。
続いてサーバ500は、解析結果に基づいて、次回の運動プログラムを生成し(ステッ
プSB8)、生成した運動プログラムに対応する運動プログラムデータを情報処理端末装
置に送信する(ステップSB9)。具体的には、サーバ500は、運動プログラムデータ
ベース93を参照し、現在設定されている運動プログラムが想定している脈拍数よりも運
動時の脈拍数が高くなる傾向がある場合には、より負荷の低い運動に対応する運動プログ
ラムを選択し、現在設定されている運動プログラムが想定している脈拍数よりも運動時の
脈拍数が低くなる傾向がある場合には、より負荷の高い運動に対応する運動プログラムを
選択するようにしている。この場合において、急激に負荷の増加側へ変更することは、ユ
ーザの負担が高くなるため、負荷の増加に余裕があると判断される場合でも、原則的には
、徐々に負荷を高く設定するようにしている。
この結果、情報処理端末装置300は、サーバ500が送信した運動プログラムデータを受信し(ステップSB10)、対応する運動プログラムをユーザに実行させるために運動プログラム設定データを生体情報処理装置100に送信する(ステップSB11)。
これにより生体情報処理装置100は、運動プログラム設定データを受信し(ステップSB12)、受信した設定データに基づく運動プログラム設定処理を行うデータ設定処理を行う(ステップSB13)。
具体的には、運動種類(ランニング、ジョギング、ウォーキング)、運動負荷(単位時
間当たりの脈拍数および脈拍数変化率)、繰り返しパターンなどを設定する。
次に生体情報処理装置100は、ユーザに装着され、運動プログラムに基づく運動の開
始指示がなされたか否かを判別する(ステップSB14)。
ステップSB14の判別において、未だ運動プログラムに基づく運動の開始指示がなさ
れていない場合には(ステップSB14;No)、生体情報処理装置は待機状態となる。
ステップSB14の判別において、ユーザにより運動プログラムの表示指示がなされた
場合には(ステップSB14;Yes)、生体情報処理装置100は、表示部に運動種類
、設定された運動負荷を運動プログラム指示画面として表示する(ステップSB15)。
この運動プログラム指示画面の表示と並行して、生体情報処理装置は、ユーザの心拍数を計測し、所定の運動がなされているか否かを判別し、運動状況に応じてユーザに必要な情報を告知する運動プログラム実行監視処理を実行する(ステップSB16)。
ここで、運動プログラム実行監視処理について説明する。
図11は、運動プログラム実行監視処理の処理フローチャートである。
まず、CPU50は、現在の脈拍数および過去の脈拍数の変化状態から脈拍数上昇率あるいは脈拍数下降率を算出する(ステップSC1)。具体的には、複数の脈拍数の値に基づいて微分処理により脈拍数上昇率あるいは脈拍数下降率を算出している。なお、微分値に代えて、前回の脈波波形のピークタイミングと、今回の脈波波形のピークタイミングとの時間差、すなわち、脈一拍毎のpeak to peak時間を脈拍数上昇率あるいは脈拍数下降率として取り扱うように構成することも可能である。
この場合には、peak to peak時間が短いほど、脈拍数上昇率あるいは脈拍
数降下率が高いこととなる。 続いてCPU50は、脈拍数上昇率あるいは脈拍数下降率
から一定時間後の脈拍数を予測し、予測値に基づいて一定時間後の脈拍数が目標脈拍数範
囲から外れるか否かを判別する(ステップSC2)。ここで、現在の脈拍数が目標脈拍数
範囲の最大値あるいは最小値値に近づくほど、許容される脈拍数上昇率あるいは脈拍数下
降率の値は小さくなることとなる。
ステップSC2の判別において、予測値に基づいて一定時間後の脈拍数が目標脈拍数範
囲から外れると判断した場合には(ステップSC2;Yes)、CPU50は、運動量を
調整する旨の告知(表示および警告音)を行う(ステップSC3)。さらにCPU50は
、目標脈拍範囲滞在時間の積算、ひいては、目標運動時間の減算を中断する。これは、脈
拍数が目標脈拍範囲内となるまでは、適正な運動ではないとして、適正な運動量には含め
ないようにするためであり、より確実に適正な運動量の運動をこなすことができるように
するためである。
図12は、運動量を調整する旨の告知表示例の説明図である。
具体的には、図12に示すように、現在の脈拍数は目標範囲内であるが、一定時間後に
は、目標範囲の最大値を超えて外れると判断した場合には、CPU50は、目標範囲上昇
傾向である旨のアイコン71および現在行うべき運動の内容95(図12では、「ランニ
ング」)を運動プログラム情報表示領域6Xに表示し、必要に応じて警告部63により警
告音を鳴らすなどの処理を行う。この場合において、運動の内容としては、上述したラン
ニングの他、ウォーキング、ダッシュ、インターバル(低負荷運動)、レスト(休憩)な
どが表示される。
さらに、CPU50は、表示部6において、ドットマトリクス表示領域6Aに脈波の波
形を表示し、直近の脈拍数がセグメント表示領域に表示する(図7では、脈拍数=86)

これらの結果、ユーザは、表示部6を視認することにより、現在の脈拍数、現在の脈拍
数変化状態及び脈拍数の履歴を簡単に参照することができる。このとき、ケーブル5の延
長線上に脈波の波形が表示されているため、この波形が、ケーブル5から送られてきたデ
ータを基とした脈拍数の履歴であることを感覚的に理解しやすく、また、データを目で追
いやすいこととなる。
ステップSC2の判別において、予測値に基づいて一定時間後の脈拍数が目標脈拍数範
囲から外れないと判断した場合には(ステップSC2;No)、CPU50は、表示処理
を終了する。
このように、脈拍数の測定の際、CPU50は、現在の脈拍数のみならず、現在の脈拍
数の変化状態までも含めて表示を行うので、ユーザは、適正な運動状態を容易に維持した
状態で適正な運動量の運動を行うことができる。
この場合に、脈拍測定可能体動レベル以上の体動レベルを検出したときは、脈拍測定が
不可能とみなし、脈拍数のROM51への記憶、及び、脈拍数の表示部6への表示を行わ
ない。このため、信頼性の高い脈拍数の記録のみをROM51に記憶することができ、ま
た、精度の高い脈拍数のみが表示部6に表示されるので、ユーザは、日常生活中や運動中
、表示部6を参照することにより正しい脈拍数を参照することができる。
次に、運動プログラム実行監視中の一連の表示状態について説明する。
図13は、運動プログラム実行監視中の一連の表示状態の説明図である。
以下の説明においては、目標脈拍数範囲を90〜120(拍/分)とし、基準脈拍数上
昇率をX1、基準脈拍数下降率をY1であるものとして説明する。なお、上述したように
、これらの基準脈拍数上昇率X1および基準脈拍数下降率Y1は、現在の脈拍数と目標脈
拍数範囲の最大値および最小値との関係によって定められる。
まず、ユーザによってスイッチS4が操作され、脈拍測定開始指示がなされた後、時刻
t0において、脈拍数が目標脈拍数範囲の最小値である90(拍/分)に達すると、CP
U50は、実際の脈拍数上昇率が基準脈拍数上昇率X1より小さく、現在の脈拍数が、目
標最大値120(拍/分)と目標最小値の値にある場合、“適正である”旨の表示として
、適正時アイコン72を運動プログラム情報表示領域6Xに表示する。
これと同時に、CPU50は、目標運動時間TTG0の減算を開始する。すなわち、目標
脈拍範囲滞在時間の積算がなされる。
次に時刻t1において、脈拍数が下降状態となったことが確定し、その脈拍数下降率が
基準脈拍数下降率Y1より大きくなった場合には、CPU50は、現在の脈拍数は目標範
囲内であるが、一定時間後には、目標脈拍数範囲の最小値(=90拍/分)を超えて外れ
ると判断した場合には、CPU50は、目標脈拍数範囲内で下降傾向である旨のアイコン
73を運動プログラム情報表示領域6Xに表示し、必要に応じて警告部63により警告音
を鳴らすなどの処理を行う。
そして、時刻t2において、現在の脈拍数が目標脈拍数範囲の最小値未満となると、C
PU50は、目標運動時間TTGの減算を停止する。この結果、この時点での目標運動時間
TGは、
TG=TTG0−T1
となっている。
これと並行して、CPU50は、現在の脈拍数が目標脈拍数範囲未満である旨のアイコ
ン74を運動プログラム情報表示領域6Xに表示し、必要に応じて警告部63により警告
音を鳴らすなどの処理を行う。
その後、再び、ユーザが運動の負荷を増し、現在の脈拍数が増加傾向に転じ、時刻t3
において、脈拍数が目標脈拍数範囲の最小値である90(拍/分)に達すると、CPU5
0は、再び目標運動時間TTG0の減算を開始する。
次に時刻t4において、脈拍数が上昇状態となったことが確定し、その脈拍数上昇率が
基準脈拍数上昇率X1より大きくなった場合には、CPU50は、現在の脈拍数は目標範
囲内であるが、一定時間後には、目標脈拍数範囲の最大値(=120拍/分)を超えて外
れると判断した場合には、CPU50は、目標脈拍数範囲内で上昇傾向である旨のアイコ
ン71を運動プログラム情報表示領域6Xに表示し、必要に応じて警告部63により警告
音を鳴らすなどの処理を行う。
そして、時刻t5において、現在の脈拍数が目標脈拍数範囲の最大値超となると、CP
U50は、目標運動時間TTGの減算を停止する。この結果、この時点での目標運動時間T
TGは、
TG=TTG0−T1−T2
となっている。
これと並行して、CPU50は、現在の脈拍数が目標脈拍数範囲超である旨のアイコン
75を運動プログラム情報表示領域6Xに表示し、必要に応じて警告部63により警告音
を鳴らすなどの処理を行う。
その後、再び、ユーザが運動の負荷を減らし、現在の脈拍数が下降傾向に転じ、時刻t
6において、脈拍数が目標脈拍数範囲の最大値である120(拍/分)に達すると、CP
U50は、再び目標運動時間TTG0の減算を開始する。
そして、時刻t6の時点において、CPU50は、実際の脈拍数下降率が基準脈拍数下
降率Y1より小さく、現在の脈拍数が、目標最大値と目標最小値の値にある場合、“適正
である”旨の表示として、適正時アイコン72を運動プログラム情報表示領域6Xに表示
する。
そして、CPU50は、目標運動時間TTGの減算を継続し、時刻t7における現在の目
標運動時間TTGが、
TG=TTG0−T1−T2−T3
=0
となると、ユーザに対し、当該運動プログラムにおける運動が完了した旨を告知して処理
を終了することとなる。
以上の説明は、心拍数を所定範囲内に収める場合のものであったが、インターバル運動
などのように、負荷の大小を切り換える場合には、負荷大の場合の心拍数範囲および心拍
数維持時間、負荷小の場合の心拍数範囲および心拍数維持時間を運動プログラムに沿って
切り換えることにより同様に適用が可能である。
また、以上の説明では、運動が過負荷の場合については述べていないが、警告脈拍数上
昇率X2(>X1)を設定しておき、実際の脈拍数上昇率が警告脈拍数上昇率X2以上で
ある場合には、現在の脈拍数が、目標範囲未満の値であっても、過負荷の表示を行うよう
にすることも可能である。
同様に、実際の脈拍数上昇率が警告脈拍数上昇率X2以上である場合には、現在の脈拍
数が、目標範囲内の値であっても、過負荷の表示を行うとともに、警告部63により警告
音を鳴らすようにすることも可能である。
さらに、適正な範囲であれば、運動負荷は高い方が好ましいので、現在の脈拍数が、目
標脈拍範囲の中心値(上述の例の場合、105(拍/分))と目標脈拍範囲最大値(上述
の例の場合、120(拍/分))の間にあり、脈拍数上昇率がほぼゼロに近い状態のとき
、「ベターモード」(より適正である旨)と表示を行うようにすることも可能である。
さらに、目標脈拍範囲最大値に近い状態(上述の例の場合、例えば、115〜120(
拍/分))で、脈拍数がほぼ一定の状態を継続すると、運動内容として「ベストモード」
(最適正である旨)と表示するように構成することも可能である。
以上の説明のように、本実施形態によれば、ユーザは、生体情報処理装置100を装着
して運動をし、その際に得られる生体情報をクレードル200、情報処理端末装置300
及び通信ネットワーク400を介して、サーバ500にアップロードするだけで、徐々に
自己に最適な運動プログラムが生体情報処理装置100に設定されることとなり、ユーザ
の手間を軽減しつつ、最適な運動管理が行える。
本実施形態に係る生体情報管理システムの概要構成ブロック図である。 生体情報処理装置の使用状態における外観説明図である。 生体情報処理装置の装置本体の外観正面図である。 生体センサユニットの構成を模式的に示す一部断面図である。 生体情報処理装置の機能ブロック図である。 情報処理端末装置の概要構成を示すブロック図である。 サーバの概要構成を示すブロック図である。 生体情報処理装置の動作を示すフローチャートである。脈拍数計測時における表示部の表示内容を示す図である。 表示部6に脈拍数及び脈波の波形を表示した際の表示態様の一例を示す図である。 生体情報管理システムの動作シーケンス図である。 運動プログラム実行監視処理の処理フローチャートである。 運動量を調整する旨の告知表示例の説明図である。 運動プログラム実行監視中の一連の表示状態の説明図である。
符号の説明
1…生体情報管理システム、100…生体情報処理装置、200…クレードル、300
…情報処理端末装置、400…通信ネットワーク、500…サーバ、2…装置本体、3…
リストバンド、4…生体センサユニット、5…ケーブル、6…表示部、6A…ドットマト
リクス表示領域、6B…セグメント表示領域、7…スイッチ機能説明部、8…スイッチ機
能説明部、9…スイッチ機能説明部、10…スイッチ機能説明部、11…体動センサ、3
1…CPU、32…ROM、33…RAM、34…インタフェース部、35…記憶装置、
36…入力部、37…出力部、38…表示部、81…CPU、82…ROM、83…RA
M、84…インタフェース部、85…記憶装置、86…入力部、87…出力部、88…表
示部、91…個人プロフィールDB、92…個人生体情報DB、93…運動プログラムD
B。

Claims (4)

  1. ユーザに装着され、当該ユーザの生体情報を収集し、前記生体情報の変化する度合いを表す生体情報変化度合いを算出する生体情報処理装置と、前記生体情報処理装置に通信可能に接続され、前記生体情報処理装置が収集した生体情報を受信し、当該生体情報の管理および前記生体情報処理装置の管理を行う情報処理端末装置と、前記情報処理端末装置と通信ネットワークを介して接続され、前記情報処理端末装置から受信した前記生体情報に基づいて前記生体情報処理装置および前記情報処理端末装置の管理を行うサーバと、を備えた生体情報管理システムにおいて、
    前記サーバは前記情報処理端末から受信した生体情報に基づいて前記ユーザに行わせるべき運動に関する情報を前記生体情報処理装置において提示させるための生体情報の標準的な変化度合いを表す生体情報基準変化度合いを含む設定情報を前記情報処理端末に通知し、
    前記情報処理端末は、前記設定情報に基づいて前記生体情報処理装置を装着したユーザに前記運動を行わせるための所定の設定を行い、
    前記生体情報処理装置は、前記設定に基づいて前記ユーザに行わせるべき運動に関する情報を提示するとともに、前記生体情報変化度合いと前記生体情報基準変化度合いとを比較して、前記生体情報変化度合いが前記生体情報基準変化度合いよりも大きいと判断した場合には、ユーザに報知する、
    ことを特徴とする生体情報管理システム。
  2. 請求項1に記載の生体情報管理システムにおいて、
    生体情報変化度合いは、前記生体情報の上昇率または下降率であることを特徴とする生体情報システム。
  3. 請求項1〜2のうちいずれか一項に記載の生体情報管理システムにおいて、前記生体情報基準変化度合いは予め決められた値、または前記生体情報に基づいて設定された値であることを特徴とする生体情報システム。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の生体情報管理システムにおいて、
    前記生体情報処理装置は、前記脈拍数及び前記生体情報変化度合いに基づく情報の一部をアイコンにより表示することを特徴とする生体情報管理システム。
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