JP5333471B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、ラリー用タイヤとして好適な空気入りタイヤに関し、更に詳しくは、ターマック路面(舗装路)及びグラベル路面(非舗装路)において優れた走行性能を発揮することを可能にした空気入りタイヤに関する。
ダートレースに使用される不整地走行用の空気入りタイヤとして、トレッド部に深い溝で区画された多数のブロックを配置し、これらブロックに基づいてトラクション性能を確保するようにしたものがある(例えば、特許文献1参照)。
これに対して、ターマック路面とグラベル路面とが混在するようなコースで行われるラリーに使用される空気入りタイヤにおいては、トレッド部に両端が閉止した複数本の両端閉止溝を設けたトレッドパターンが採用され、両端閉止溝に基づくエッジ効果を享受しながら、トレッド部の溝面積を必要最小限に抑えることでトレッド部の剛性を確保するようにしている。
図6は従来のラリー用の空気入りタイヤのトレッドパターンを例示するものである。図6に示すように、トレッド部11にはタイヤ幅方向に対して傾斜しながら直線状に延びて両端が閉止した複数本の両端閉止溝12が形成されている。これら両端閉止溝12はタイヤ周方向に所定の間隔で配列されて6列の溝列を形成している。また、上記空気入りタイヤは回転方向が指定されていて、各両端閉止溝12がタイヤ赤道E側からタイヤ幅方向外側に向かってタイヤ周方向の一方側(タイヤ回転方向とは反対側)に傾斜している。
上述した従来のラリー用の空気入りタイヤは、トラクション性能、ブレーキング性能及びコーナリング性能について良好な評価が得られている。しかしながら、車両の高性能化に伴って走行性能の更なる向上が求められているが、上記トレッドパターンでは十分に対応することができないのが現状である。
特開2010−155503号公報
本発明の目的は、ターマック路面及びグラベル路面において優れた走行性能を発揮することを可能にした空気入りタイヤを提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤは、トレッド部にタイヤ幅方向に延びて両端が閉止した複数本の両端閉止溝をタイヤ周方向に所定の間隔で配列してなる少なくとも3列の溝列を備え、タイヤ赤道上に前記両端閉止溝からなる1列の溝列を配置し、該タイヤ赤道上の溝列の両側にそれぞれ前記両端閉止溝からなる少なくとも1列の溝列を配置すると共に、タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝をその端部同士がタイヤ周方向に重なるように配置し、各両端閉止溝にそのタイヤ幅方向の長さの50%〜90%を占める直線部と該両端閉止溝の端部にて前記直線部に対して屈曲した屈曲部とを設け、各両端閉止溝の直線部をタイヤ幅方向に対して10度〜45度の角度で傾斜させ、各両端閉止溝の屈曲部の曲率半径を該両端閉止溝の溝幅の2倍以下にしたことを特徴とするものである。
本発明者は、ターマック路面及びグラベル路面での走行性能について鋭意研究した結果、トレッド部における両端閉止溝の配置と該両端閉止溝の形状を規定することにより、トレッド部の剛性を十分に確保しながら、トラクション性能に寄与する両端閉止溝のエッジ成分を効果的に増加させることが可能であることを知見し、本発明に至ったのである。
即ち、本発明では、トレッド部にタイヤ幅方向に延びて両端が閉止した複数本の両端閉止溝をタイヤ周方向に所定の間隔で配列してなる少なくとも3列の溝列を設け、タイヤ赤道上に両端閉止溝からなる1列の溝列を配置し、その両側にそれぞれ両端閉止溝からなる少なくとも1列の溝列を配置すると共に、タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝をその端部同士がタイヤ周方向に重なるように配置し、各両端閉止溝に所定の長さを持つ直線部と屈曲部とを設けたことにより、トラクション性能に寄与する両端閉止溝のエッジ成分を効果的に増加させ、しかもトレッド部の剛性を十分に確保することができる。これにより、ターマック路面及びグラベル路面での走行性能を従来よりも向上することができる。
本発明において、各両端閉止溝の直線部をタイヤ幅方向に対して10度〜45度の角度で傾斜させるこれにより、ターマック路面及びグラベル路面でのトラクション性能、ブレーキング性能及びコーナリング性能を向上することができる。
タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝は互いにタイヤ周方向にずれた位置に配置することが好ましい。これにより、トレッド部の剛性を高めて特にターマック路面での走行性能を向上することができる。
タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝の直線部はタイヤ幅方向に対して互いに反対方向に傾斜させることが好ましい。これにより、両端閉止溝の種々の方向へのエッジ成分がトレッド部に分散し、接地面内に種々の方向へのエッジ成分が混在するようになるため、ターマック路面及びグラベル路面でのトラクション性能、ブレーキング性能及びコーナリング性能を向上することができる。特に、タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝の直線部同士がなす角度は90度〜160度にすることが好ましい。
各両端閉止溝の屈曲部の曲率半径は該両端閉止溝の溝幅の2倍以下にするこれにより、両端閉止溝のエッジ成分を効果的に増加させ、ターマック路面及びグラベル路面での走行性能を向上することができる。
本発明では、両端閉止溝からなる全ての溝列において両端閉止溝を同一ピッチ数及び同一間隔で配置し、更に両端閉止溝からなる溝列のトレッド部における配列数を5列とすることが好ましい。このようなトレッドパターンを採用することにより、ターマック路面及びグラベル路面において良好な走行性能を発揮することができる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。 図1の空気入りタイヤのトレッドパターンの要部を拡大して示す平面図である。 図2のX−X矢視断面図である。 両端閉止溝の種々の形態を示し、(a)〜(d)はそれぞれ両端閉止溝の端部を示す平面図である。 両端閉止溝の種々の形態を示し、(a)〜(d)はそれぞれ両端閉止溝の全体を示す平面図である。 従来の空気入りタイヤのトレッドパターンを示す展開図である。
以下、本発明の構成について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。図1は本発明の実施形態からなる空気入りタイヤのトレッドパターンを示し、図2〜図3はその要部を示すものである。この空気入りタイヤはラリー用タイヤである。
図1に示すように、トレッド部1にはタイヤ幅方向に延びて両端が閉止した複数本の両端閉止溝2が形成されている。これら両端閉止溝2はタイヤ周方向に所定の間隔で配列されて5列の溝列21,22,23,24,25を形成している。より具体的には、タイヤ赤道E上にはタイヤ周方向に並んだ複数本の両端閉止溝2からなる1列の溝列23が配置され、溝列23よりもタイヤ幅方向の一方側にはタイヤ周方向に並んだ複数本の両端閉止溝2からなる2列の溝列21,22が配置され、溝列23よりもタイヤ幅方向の他方側にはタイヤ周方向に並んだ複数本の両端閉止溝2からなる2列の溝列24,25が配置されている。溝列21〜25のうちタイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝2はその端部同士がタイヤ周方向に重なるように配置されている。
各両端閉止溝2は、直線状に延長する直線部2aと、両端閉止溝2の端部にて直線部2aに対して屈曲した屈曲部2bとから構成されている。図2に示すように、直線部2aのタイヤ幅方向の長さL1は両端閉止溝2のタイヤ幅方向の長さL0の50%〜90%を占めている。図3に示すように、両端閉止溝2の溝幅Wは5mm〜10mmに設定され、その溝深さDは3mm〜8mmに設定されている。また、トレッド表面の法線方向に対する両端閉止溝2の内壁面の傾斜角度θは15度〜45度に設定されている。両端閉止溝2の溝幅W、溝深さD、内壁面の傾斜角度θは上記範囲とすることが好ましいものの、これに限定されるものではない。
このように構成される空気入りタイヤでは、トレッド部1にタイヤ幅方向に延びて両端が閉止した複数本の両端閉止溝2をタイヤ周方向に所定の間隔で配列してなる溝列21〜25を設け、タイヤ赤道E上に両端閉止溝2からなる1列の溝列23を配置し、その両側に両端閉止溝2からなる溝列21,22,24,25を配置すると共に、溝列21〜25のうちタイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝2をその端部同士がタイヤ周方向に重なるように配置し、各両端閉止溝2に所定の長さL1を持つ直線部2aと屈曲部2bとを設けたことにより、トラクション性能に寄与する両端閉止溝2のエッジ成分を効果的に増加させ、しかもトレッド部1のパターンに基づく剛性を十分に確保することができる。これにより、ターマック路面及びグラベル路面での走行性能を従来よりも向上することができる。
ここで、各両端閉止溝2の直線部2aのタイヤ幅方向の長さL1は両端閉止溝2のタイヤ幅方向の長さL0の50%〜90%に設定されているが、直線部2aの長さL1が両端閉止溝2の長さL0の50%未満であると直線部2aに基づく力強いエッジ効果が十分に得らないため両端閉止溝2を長くする必要があり、逆に90%を超えるとエッジ成分を増加させる効果が十分に得られない。そのため、直線部2aの長さL1が上記範囲から外れると、トレッド部1の剛性を維持しながら両端閉止溝2のエッジ成分を効果的に増加させることができず、走行性能の改善効果が低下する。また、このような構成を有する両端閉止溝2からなる溝列23をタイヤ赤道E上に配置することはトラクション性能の改善に大きく寄与する。
上記空気入りタイヤにおいて、各両端閉止溝2の直線部2aはタイヤ幅方向に対して傾斜するように配置されている。図2に示すように、両端閉止溝2の直線部2aのタイヤ幅方向に対する角度αは10度〜45度に設定されている。これにより、ターマック路面及びグラベル路面でのトラクション性能、ブレーキング性能及びコーナリング性能を向上することができる。この角度αが10度未満であると横方向の力に対するエッジ成分が不足し、逆に45度を超えると縦方向の力に対するエッジ成分が不足する。
例えば、ショルダー側の溝列21,25では両端閉止溝2の直線部2aのタイヤ幅方向に対する角度αを15度とし、センター側の溝列22,23,24では両端閉止溝2の直線部2aのタイヤ幅方向に対する角度αを30度とすることができる。このようにセンター側の溝列22,23,24での角度αをショルダー側の溝列21,25での角度αをよりも大きく設定することは走行性能の改善において有利である。
上記空気入りタイヤにおいて、溝列21〜25のうちタイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝2は互いにタイヤ周方向にずれた位置に配置されている。より具体的には、溝列21〜25のうち任意の溝列に含まれる両端閉止溝2はその隣の溝列に含まれる両端閉止溝2の相互間に配置されている。このように両端閉止溝2を分散させることにより、トレッド部1の剛性を高めて特にターマック路面での走行性能を向上することができる。
上記空気入りタイヤにおいて、溝列21〜25のうちタイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝2の直線部2aはタイヤ幅方向に対して互いに反対方向に傾斜している。これにより、両端閉止溝2の種々の方向へのエッジ成分がトレッド部1に分散し、接地面内に種々の方向へのエッジ成分が混在するようになるため、ターマック路面及びグラベル路面でのトラクション性能、ブレーキング性能及びコーナリング性能を向上することができる。
ここで、図2に示すように、タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝2の直線部同士がなす角度βは90度〜160度であると良い。この角度βが90度未満であると縦方向の力に対するエッジ成分が不足し、逆に160度を超えると横方向の力に対するエッジ成分が不足する。
各両端閉止溝2の屈曲部2bの曲率半径Rは両端閉止溝2の溝幅Wの2倍以下、より好ましくは、1倍以上かつ2倍以下に設定されている。これにより、両端閉止溝2のエッジ成分を効果的に増加させ、ターマック路面及びグラベル路面での走行性能を向上することができる。屈曲部2bの曲率半径Rが両端閉止溝2の溝幅Wの2倍を超えて大きくなると、エッジ成分が不足するため走行性能の改善効果が低下する。
上記空気入りタイヤでは、全ての溝列21〜25において両端閉止溝2が同一ピッチ数及び同一間隔で配置されている。このような配置を採用することにより、トレッド部1に最適な剛性が与えられるため走行性能の改善効果を高めることができる。但し、必要であれば、溝列21〜25における両端閉止溝2のピッチ数及び間隔を異ならせることも可能である。
図4(a)〜(d)はそれぞれ両端閉止溝の種々の形態を示すものである。両端閉止溝2の端部には種々の形状を採用することができる。例えば、図4(a)では両端閉止溝2の終端が円弧状に形成され、図4(b)では両端閉止溝2の終端が直線状に形成され、図4(c)では両端閉止溝2の終端が直線状に形成されて角部に円弧状の面取りが施され、図4(d)では両端閉止溝2の終端が屈曲した直線状に形成されている。トレッド部1の剛性が十分に確保されるのであれば、両端閉止溝2の端部形状として任意の形状を選択することができる。
図5(a)〜(d)はそれぞれ両端閉止溝の種々の形態を示すものである。両端閉止溝2には種々の形状を採用することができる。例えば、図5(a)では両端閉止溝2の直線部2aに括れが形成され、図5(b)では両端閉止溝2の直線部2aが一定幅となるように形成され、図5(c)では両端閉止溝2の直線部2aに小さな膨らみが形成され、図5(d)では両端閉止溝2の直線部2aに大きな膨らみが形成されている。トレッド部1の剛性が十分に確保されるのであれば、両端閉止溝2の全体形状として任意の形状を選択することができる。
上述した好ましい実施形態では両端閉止溝2からなる溝列のトレッド部1における配列数を5列とした場合について説明したが、本発明では両端閉止溝2からなる溝列のトレッド部1における配列数を必要に応じて3列や7列等にすることも可能である。特に、タイヤ赤道上に1列の溝列を配置し、その両側の溝列の配列数を等しくした場合、図1のようにタイヤの回転方向や装着向きが限定されないトレッドパターンとなるため、ラリー等の現場でのハンドリング性が良好になるという利点がある。
タイヤサイズが210/625R17である空気入りタイヤにおいて、図1に示すように、トレッド部にタイヤ幅方向に延びて両端が閉止した複数本の両端閉止溝をタイヤ周方向に所定の間隔で配列してなる5列の溝列を備え、タイヤ赤道上に両端閉止溝からなる1列の溝列を配置し、該タイヤ赤道上の溝列の両側にそれぞれ両端閉止溝からなる2列の溝列を配置し、タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝をその端部同士がタイヤ周方向に重なるように配置し、各両端閉止溝に直線部と屈曲部とを設け、両端閉止溝の長さL0に対する直線部の長さL1の比率(L1/L0×100%)、直線部の角度α(度)、直線部同士がなす角度β(度)、屈曲部の曲率半径R(mm)、両端閉止溝の溝幅Wに対する屈曲部の曲率半径Rの比率(R/W×100%)を表1のように種々異ならせ実施例1〜7のタイヤを作製した。
対比のため、図6に示すように、トレッド部にタイヤ幅方向に対して傾斜しながら直線状に延びて両端が閉止した複数本の両端閉止溝をタイヤ周方向に所定の間隔で配列してなる6列の溝列を備えた従来例1のタイヤを用意した。
また、両端閉止溝の長さL0に対する直線部の長さL1の比率を100%にしたこと以外は実施例1と同じ構成を有する比較例1のタイヤと、両端閉止溝の長さL0に対する直線部の長さL1の比率を0%にしたこと以外は実施例1と同じ構成を有する比較例2のタイヤを用意した。
従来例1、比較例1〜2及び実施例1〜7において、両端閉止溝の溝幅Wは7.62mmとし、その溝深さDは5.5mmとし、トレッド表面の法線方向に対する両端閉止溝の内壁面の傾斜角度θは30度とし、トレッド部の溝面積比率は17%とした。
これら試験タイヤについて、下記の評価方法により、ターマック路面及びグラベル路面での走行性能を評価し、その結果を表1に併せて示した。
ターマック路面での走行性能:
各試験タイヤをリムサイズ17×8.0Jのホイールに組み付けて空気圧を230kPa(ウォームアップ後)として排気量2.0リットルの4輪駆動車に装着し、ドライ舗装路からなる1周2kmのサーキットコースにおいて、テストドライバーによる走行試験を行い、測定された5周のラップタイムの平均値を求めた。評価結果は、ラップタイムの平均値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどターマック路面での走行性能が優れていることを意味する。
グラベル路面での走行性能:
各試験タイヤをリムサイズ17×8.0Jのホイールに組み付けて空気圧を230kPa(ウォームアップ後)として排気量2.0リットルの4輪駆動車に装着し、浮き砂利が敷き詰められた部分と地面が掘り起こされた部分とからなる1周2kmのテストコースにおいて、テストドライバーによる走行試験を行い、測定された5周のラップタイムの平均値を求めた。評価結果は、ラップタイムの平均値の逆数を用い、従来例1を100とする指数にて示した。この指数値が大きいほどグラベル路面での走行性能が優れていることを意味する。
Figure 0005333471
表1から明らかなように、実施例1〜7のタイヤは、ターマック路面及びグラベル路面での走行性能が従来例1に比べて大幅に改善されていた。一方、比較例1のタイヤは、両端閉止溝が直線部のみで構成されているため走行性能の改善効果が不十分であった。また、比較例2のタイヤは、両端閉止溝が屈曲部のみで構成されているため走行性能の改善効果が不十分であった。
1 トレッド部
2 両端閉止溝
2a 直線部
2b 屈曲部
21〜25 溝列
E タイヤ赤道

Claims (6)

  1. トレッド部にタイヤ幅方向に延びて両端が閉止した複数本の両端閉止溝をタイヤ周方向に所定の間隔で配列してなる少なくとも3列の溝列を備え、タイヤ赤道上に前記両端閉止溝からなる1列の溝列を配置し、該タイヤ赤道上の溝列の両側にそれぞれ前記両端閉止溝からなる少なくとも1列の溝列を配置すると共に、タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝をその端部同士がタイヤ周方向に重なるように配置し、各両端閉止溝にそのタイヤ幅方向の長さの50%〜90%を占める直線部と該両端閉止溝の端部にて前記直線部に対して屈曲した屈曲部とを設け、各両端閉止溝の直線部をタイヤ幅方向に対して10度〜45度の角度で傾斜させ、各両端閉止溝の屈曲部の曲率半径を該両端閉止溝の溝幅の2倍以下にしたことを特徴とする空気入りタイヤ。
  2. タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝を互いにタイヤ周方向にずれた位置に配置したことを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤ。
  3. タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝の直線部をタイヤ幅方向に対して互いに反対方向に傾斜させたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  4. タイヤ幅方向に隣り合う一対の溝列に含まれる両端閉止溝の直線部同士がなす角度を90度〜160度にしたことを特徴とする請求項に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記両端閉止溝からなる全ての溝列において前記両端閉止溝を同一ピッチ数及び同一間隔で配置したことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記両端閉止溝からなる溝列の前記トレッド部における配列数を5列としたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の空気入りタイヤ。
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