JP5333469B2 - 包装ケース - Google Patents
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Description
この包装ケースは、具体的には、被包装物を、商品陳列状態で購買客側となる正面側と反対側の裏面側とからそれぞれ第1及び第2のケースで覆って内部に収納するものである。
その一例として透明材料で形成したクラムシェルパックがあって特許文献1に記載されている。
具体的には、第1及び第2のケースそれぞれの周縁にフランジ部を設けると共にそれらフランジ部同士を熱溶着して両ケースを一体化する。
デザイン性を高くする例としては、包装ケースのフランジ部を無くし包装ケースの縁部に断面形状が例えば円弧状となる曲面部を設ける形態である。
換言するならば、包装ケースの外形において、少なくとも一部の出隅部にR付けが施されている形態である。
この形態は、フランジ部がなく包装ケースがコンパクトでスリムに(薄く)見えると共に購買客に対し柔らかな印象を与えるので、特に女性向けの商品には好適である。
このような形態においても、包装ケースを破壊せずに商品の取り出しと収納とを繰り返し行える包装ケースは望まれている。
第1のケースと前記第1のケースの外形に対応した外形を有する第2のケースとが内部に被包装物を収める空間を形成して組み合わせ可能に構成された包装ケースにおいて、
前記第1のケースは、外縁部から外方に延出する複数の脚部と、前記脚部によって前記外縁部と連結された基部と、前記基部から延出する差し込み部と、前記複数の脚部間により形成された開口部と、を有する係止片部を備え、
前記第2のケースは、前記第1のケースと組み合わされた組み合わせ状態で前記差し込み部を差し込み可能なスリットと、前記組み合わせ状態で前記係止片部が当接する曲壁部と、を備え
前記開口部は前記組み合わせ状態で前記曲壁部と対応する位置に設けられていることを特徴とする包装ケース。
包装ケース1は、例えば、樹脂シートを真空成形することにより形成される。
平均肉厚は例えば0.5mmである。理解を容易にするため各図において示す肉厚は誇張して記載してある。
樹脂材料例として、PET(ポリエチレンテレフタレート)がある。
各ケースは、平面視で概ね矩形に形成されておりヒンジ部1aにより連結されている。
ヒンジ部1aには、ミシン目状の複数の溝1a1が形成され、Sケース1s及びHケース1hは、このヒンジ部1aを中心に図1の矢印DR1方向に手などで開閉が可能となっている。
各ケースの更なる詳細については後述する。
なお、図1、図3、図4では、理解を容易にするため肉厚を示す破線を一部省略している。
ヘッドホンHPの包装において、ヘッドホンHPは、透明のトレイ3に保持されこのトレイ3と共に包装ケース1内に収納されている。トレイ3の外形は、包装ケース1の内部に形成される空間の上下方向断面内に収まるよう形成される。
この包装は、図2の手前側が商品陳列状態において購買者側となるようにデザインされているので、以下、便宜的に、図2の手前側を正面、奧側を背面とし、正面側から見た際の上下左右の各方向を図2の記載のように設定して説明する。
各突出部1s1,1h1には、商品陳列に際し、壁面などから水平方向に立設されたフック(図示せず)を通す為の開口部1bが形成されている。
開口部1bの近傍には、Sケース1sとHケース1hとを閉じた際に強嵌合して両ケースを閉じた状態で保持する嵌合部1cが各ケース一対ずつ形成されている。
具体的には、Sケース1sの嵌合部1cは円筒状に突出し、Hケース1hの嵌合部1cはSケース1sの嵌合部1cが強嵌合で嵌り込む寸法にて円筒状に陥没して形成されている。
この包装ケース1では、さらに左右の側面が曲壁部1s5,1s6,1h5,1h6のみで形成されるように半径Rが設定されている。
従って、Sケース1s及びHケース1hの高さHs,Hh(図1参照)は、ほぼ半径Rと等しく設定されている。
また、平坦部1h2と曲壁部1h5との境界位置を、下側面図における点P3及び平面図における二点鎖線L3で示し、平坦部1h2と曲壁部1h6との境界位置を、下側面図における点P4及び平面図における二点鎖線L4で示している。
係止片部5は、上下方向に延材する基部5kと、基部5kと右側端部1smとを連結し左右方向に延在する脚部5fと、を有する。すなわち、係止片部5は、Sケースの右側端部1smから右外方に延出した脚部5fの先端に基部5kを形成する。
包装ケース1における脚部5fは、図1における上方側の上脚部5f1と下方側の下脚部5f2との一対とされている。
係止片部5には、右側端部1smと脚部5f1と基部5kと下脚部5f2とにより囲まれた開口部5aが形成されている。
脚部5f1,5f2は、それぞれ、延在方向(図1の左右方向)の長さL5よりも幅方向(図1の上下方向)の長さW5の方が短く形成されている。例えばL5は約30mm、W5は約10mmであり、脚部5f1の下端部から、5f2の上端までの長さW30は約78mmである。また、Sケース1s及びHケース1hの上下方向の長さHt(図1参照)は約175mmである。
従って、脚部5f1,5f2は、Sケース1sの右側端部1smを中心として図1の矢印DR2方向に指などで容易に撓ませられるようになっている。
また、基部5kは、上下方向に延在するリブ5bを有する。このリブ5bは、壁部1s5,1s6の突出方向と同じ方向に突出して形成されている。
また、リブ5bは、開口部5aに対応した位置及び長さで形成されている。
一方、フラップ5k1〜5k2は、リブ5bによって剛性が強化される部位ではない位置に設けられ、長手方向の長さに対して幅方向の長さが短く、指で容易に撓ませられるように形成されている。
具体的には、スリット1h7,1h8は左右方向を長手とし、スリット1h9は上下方向を長手とする。
スリット1h7〜1h9は、スリット1h7にはフラップ5k1が、スリット1h8にはフラップ5k2が、スリット1h9にはフラップ5k3が、それぞれ差し込み可能なように形成されている。
図4は図3の状態における包装ケース1の右側端部を部分表示した図であって、図4(a)及び図4(b)は部分下側面図であり、図4(c)は部分背面図である。
従って、係止片部5は、その脚部5f(上脚部5f1及び下脚部5f2)を、図4(b)に示すようにHケース1hの曲壁部1h5の外面に沿うように変形させることでHケース1hの外面に沿わせることができる。
そして、その変形状態で、スリット1h7〜1h9にフラップ5k1〜5k3をそれぞれ差し込むことができるようになっている。
各スリット1h7〜1h9に各フラップ5k1〜5k3を差し込んだ状態を図4(c)に示す。
各スリット1h7〜1h9に各フラップ5k1〜5k3が差し込まれた後は、基部5kの剛性が高く変形し難いのでフラップ5k1〜5k3が容易にスリット1h7〜1h9から抜けてしまうことはない。
すなわち、包装ケース1は、係止片部5のフラップ5k1〜5k3のスリット1h7〜1h9への差し込みと嵌合部1cの強嵌合とにより、Sケース1sとHケース1hとを閉じた状態(以下、閉状態とも称する)で維持される。
これにより、包装ケース1は、その縁部にフランジ部がなく出隅部にR付けがなされていても閉状態で高い外観品位が維持され、繰り返しの開閉も容易に行える。
実施例の包装ケース1の変形例について図5を用いて説明する。
図5は、変形例である包装ケース11の閉状態における係止片部55近傍の斜視図である。
変形例の包装ケース11は、Hケース11hの高さHhに対し、曲壁部11h5の曲率半径R1が、R1<Hhとなっている例である。
従って、包装ケース11の閉状態で、Hケースには、Hケース11hとSケース11sとの合わせ部AWから少なくとも距離Haの範囲で平坦面部11htmが形成されている。
変形例の包装ケース11では、少なくとも距離Haを越えない距離Hbの範囲を、上脚部55f1と下脚部55f2とを連結する連結脚部55rとしている。
なお、脚部5f1,5f2と右側端部1smが連結する箇所に、屈曲を容易にするミシン目等を設けてもよい。
実施例では、係止片部5は、正面側となるSケース1sと連結された例を示したが、背面側となるHケース1hと連結されて正面側となるSケース1sに設けたスリットに差し込み可能なように形成されていてもよい。
各部の寸法は一例であり、それに限定されない。
曲壁部1h5は、断面の外形線が円弧状でなくてもよい。断面の外形線が凸方向の曲線であり、自由曲線,円弧,楕円,若しくは放物線など、又は、それらの組み合わせであってもよい。
包装ケース1は、透明の樹脂材に限らない。光透過性樹脂材や光吸収性樹脂材、半透明や着色されていてもよい。
1a ヒンジ部
1a1 溝
1b 開口部
1c 嵌合部
1h,11h Sケース
1h1 突出部
1h2 平坦部
1h3,1h4 壁部
1h5,1h6,11h5 曲壁部
1h7〜1h9 スリット
11htm 平坦面部
1s,11s Hケース
1s1 突出部
1s2 平坦部
1s3,1s4 壁部
1s5,1s6 曲壁部
1sm 右側端部
3 トレイ
5 係止片部
5a,55a 開口部
5b リブ
5f 脚部
5f1,55f1 上脚部
5f2,55f2 下脚部
5k 基部
5k1〜5k3 フラップ
55r 連結脚部
HP 被包装物(ヘッドホン)
LE 沿面距離
Claims (4)
- 第1のケースと前記第1のケースの外形に対応した外形を有する第2のケースとが内部に被包装物を収める空間を形成して組み合わせ可能に構成された包装ケースにおいて、
前記第1のケースは、外縁部から外方に延出する複数の脚部と、前記脚部によって前記外縁部と連結された基部と、前記基部から延出する差し込み部と、前記複数の脚部間により形成された開口部と、を有する係止片部を備え、
前記第2のケースは、前記第1のケースと組み合わされた組み合わせ状態で前記差し込み部を差し込み可能なスリットと、前記組み合わせ状態で前記係止片部が当接する曲壁部と、を備え
前記開口部は前記組み合わせ状態で前記曲壁部と対応する位置に設けられていることを特徴とする包装ケース。 - 前記基部には、前記基部の剛性を高くし、撓みにくくするリブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載の包装ケース。
- 前記第1のケースと前記第2のケースとは、ヒンジ部で一体的に連結されて前記ヒンジ部を中心に開閉可能に形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された包装ケース。
- 前記脚部の延出方向長さは、前記曲壁部の沿面距離よりも長いことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の包装ケース。
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