JP5333125B2 - 画像記録装置 - Google Patents
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Description
前記参考形態では、先の走査における噴射量を基準噴射量よりも少なくすることを、噴射する液滴の数を減らすことで実現しているが、1つのノズル35から、体積の異なる複数種類の液滴を選択的に噴射することができる場合には、図7に示すように、先の走査で噴射される、個々の液滴Daの体積を小さくすることにより噴射量を基準噴射量よりも少なくするようにしてもよい。尚、1つのノズル35から体積の異なる複数種類の液滴を噴射する手法は、従来から知られている。例えば、前記参考形態の圧電式のアクチュエータユニット31(図3、図4参照)によりノズル35から液滴を噴射させる場合においては、ヘッド駆動回路20から個別電極42に印加する駆動パルス信号の波形を変化させる、即ち、個別電極42と共通電極としての振動板40との間の電圧の切り換えタイミングを変更し、インクに与えるエネルギーを変化させることによって、容易に実現できる。また、個別電極42に印加する駆動パルス信号の電圧値を変更して、インクに与えるエネルギーを変化させてもよい。この場合には、アクチュエータユニット31に駆動パルス信号を供給するヘッド駆動回路20を2つ備え、アクチュエータユニット31の、紙送り方向上流側に位置するノズル35に対応する個別電極42と、紙送り方向下流側に位置するノズル35に対応する個別電極42を、互いに異なるヘッド駆動回路20に接続することで、容易に実現できる。
前記参考形態では、噴射量補正部53は、先の走査において、後の走査と液滴噴射領域が重なる領域全域において、噴射量を基準噴射量よりも少なくしていた。しかし、先にも述べたように、2回の走査の液滴噴射領域が重なる領域のうち、インクジェットヘッド3の走査方向が反転する側に近い領域ほど、先の走査のインクがほとんど乾燥していない状態で、後の走査のインクが噴射される状況が起こりやすいために、反転位置に近い領域ほど濃度が低くなる(図12参照)。そこで、本発明の実施形態では、図8(a)に示すように、噴射量補正部53は、先の走査S1の、後の走査S2と液滴噴射領域Aが重なる領域A1のうち、走査方向が反転する側の一部領域A1aにおいてのみ、噴射量を基準噴射量よりも少なくする。
本発明の別の参考形態では、図8(b)に示すように、噴射量補正部53が、先の走査S1の、後の走査S2と液滴噴射領域Aが重なる領域A1(A1a、A1b、A1c)に対する噴射量を、インクジェットヘッド3の走査方向が反転する側ほど少なくなるように設定する。具体的には、基準噴射量に所定の減少率を一律に乗じて、先の走査における実際の噴射量を制限する場合には、前記減少率を反転位置に近いほど大きく設定する。また、基準噴射量が所定の噴射量を超えている領域のみ、噴射量を前記所定の制限噴射量以下に制限する場合には、前記所定の制限噴射量の値を反転位置に近いほど低くする。尚、基準噴射量が走査方向に均一である場合であれば、反転位置に近いほど実際の噴射量も少なくなるのであるが、実際には、画像の濃度情報によって定まる基準噴射量が走査方向に均一でないことが多く、記録する画像によっては、実際の噴射量が反転位置に近いほど必ず少なくなるとは限らない。
噴射量補正部53が、先の走査の噴射量を、走査方向が反転する側の一部領域においてのみ基準噴射量よりも少なくし、さらに、その一部領域の中でも、反転位置に近い領域ほど噴射量を少なくするようにしてもよい。
(1)噴射量を基準噴射量に対して少なくする手法に関する実施例
(前提条件)
・ノズルの搬送方向配列間隔P2(図3参照):300dpi
・記録画像の解像度:走査方向600dpi×搬送方向600dpi
・アクチュエータ駆動周波数(液滴の噴射周期の逆数):26kHz
・ヘッド走査速度:上記の走査方向解像度とアクチュエータ駆動周波数から、43.3ips
(液滴体積)
1つのノズルから体積の異なる3種類の液滴(大玉、中玉、小玉)を噴射可能。尚、大玉体積を16pl、中玉体積を5pl、小玉体積を3plとする。
上記の前提条件で、走査方向全域にわたって全てのノズルから大玉を噴射させたときの噴射量(100%デューティ)で、往復走査を重ねて行うと濃淡が生じるが、先の走査における噴射量をその70%以下に抑えれば、濃淡の発生が防止されることがわかった。
ここで、走査方向解像度が600dpiであるから、1インチあたりのドット数は最大600ドットである。そして、これら600ドットを全て大玉としたときの噴射量は、16pl×600ドット=9600plとなる。さらに、この噴射量を70%以下に制限する場合には、その制限時の噴射量は、9600pl×0.7=6720plとなる。つまり、先の走査の噴射量を6720pl/inch以下にすれば、濃淡の発生を防止できる。
尚、全てのドットを小玉や中玉とすると、3pl(小玉)×600ドット=1800pl、5pl(中玉)×600ドット=3000plとなり、上述した制限噴射量(6720pl)に達しない。つまり、全てのドットを小玉や中玉にした場合には、そもそも、濃淡が発生しないということになる。
1)大玉の数を70%に減らす場合
噴射量は、16pl×600×0.7=6720pl/inchとなる。
2)ドット数は変えずに、大玉の一部を中玉に変更する場合
45%のドットを大玉から中玉に変更すると、そのときの噴射量は、16pl(大玉)×600×0.55+5pl(中玉)×600×0.45=6630pl/inchとなり、制限値である6720pl/inch以下を実現できる。
図9は、走査方向に往復移動するインクジェットヘッド3の代表的な位置を示す図であり、Aは右端反転位置、Bは記録用紙100の右端、Cは記録用紙100上の記録領域の右端、Dは右端(C)から1インチ左の位置、Eは右端(C)から2インチ左の位置をそれぞれ示す。尚、記録用紙100の右端Bと記録領域の右端Cとの距離は0.05インチであり、この距離は画像の周囲の余白部分を示している。
・ノズルの搬送方向配列間隔P2(図3参照):300dpi
・画像解像度:走査方向600dpi×搬送方向600dpi
・走査速度:43.3ips
の条件で、インクジェットヘッド3を右方向に走査させ、Aの位置で反転させた後、左方向に走査させた。このときに、先の走査(右方向への走査)における噴射量を、3つの走査方向位置(C,D,E)に応じて100%デューティに対して変化させるとともに、後の走査を100%デューティで行ったときに、位置C,D,Eで濃淡が生じない噴射量を調べた。その結果を表1に示す。
3 インクジェットヘッド
4 搬送機構
8 制御装置
19 キャリッジ駆動モータ
50 ヘッド制御部
52 基準噴射量設定部
53 噴射量補正部
A 液滴噴射領域
A1 重なる領域
A1a 一部領域
S1 先の走査
S2 後の走査
Claims (6)
- 被記録媒体にインクの液滴を噴射するインクジェットヘッドと、
前記インクジェットヘッドを所定の走査方向に沿って往復走査させる走査手段と、
前記インクジェットヘッドの往復走査が反転する際に、前記被記録媒体を、前記インクジェットヘッドに対して、前記走査方向と交差した搬送方向に搬送する搬送手段と、
前記インクジェットヘッドの往復走査中の液滴噴射動作を制御する噴射制御手段を備え、
前記インクジェットヘッドの往動走査時の前記被記録媒体上の液滴噴射領域と復動走査時の前記被記録媒体上の液滴噴射領域が前記搬送方向に関して一部重なるように、前記搬送手段による前記被記録媒体の1回の搬送量は、前記インクジェットヘッドの1回の走査における、前記被記録媒体上の液滴噴射領域の、前記搬送方向に関する長さよりも小さく設定されており、
前記噴射制御手段は、
前記被記録媒体に画像を記録する際に実行される前記インクジェットヘッドの複数の走査のそれぞれについて、入力された画像データに基づいて基準噴射量を設定する基準噴射量設定手段と、
前記液滴噴射領域が一部重なる2回の走査のうちの先の走査における、後の走査と前記液滴噴射領域が重なる領域のうちの、前記インクジェットヘッドの走査方向が反転する側に位置する一部領域のみについて、その領域に対する噴射量を、前記基準噴射量よりも少なくする、噴射量補正手段と、
を有することを特徴とする画像記録装置。 - 前記噴射量補正手段は、
前記液滴噴射領域が一部重なる2回の走査のうちの後の走査においては、前記先の走査と前記液滴噴射領域が重なる領域に対する噴射量を、前記基準噴射量よりも多くすることを特徴とする請求項1に記載の画像記録装置。 - 前記噴射量補正手段は、
前記先の走査において、前記一部領域に対して噴射される液滴数を少なくすることにより、その領域に対する噴射量を前記基準噴射量よりも少なくすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像記録装置。 - 前記噴射量補正手段は、
前記先の走査において、前記一部領域に対して噴射される液滴の体積を小さくすることにより、その領域に対する噴射量を前記基準噴射量よりも少なくすることを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の画像記録装置。 - 前記噴射量補正手段は、
前記一部領域の、前記走査方向における範囲を、前記インクジェットヘッドの走査速度に基づいて決定することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の画像記録装置。 - 前記噴射量補正手段は、
前記先の走査において、前記一部領域に対する噴射量を、前記インクジェットヘッドの走査方向が反転する側ほど少なくすることを特徴とする請求項1〜5の何れかに記載の画像記録装置。
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