JP5331352B2 - タイヤの製造方法 - Google Patents

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本発明は、タイヤの製造方法に関する。
タイヤの製造方法では、まず、多数のゴム部材が組み合わされてローカバー(未架橋タイヤとも称される)が形成される。ゴム部材の具体例としては、インナーライナー、カーカスプライ、ビード、サイドウォール、ベルト、トレッド等が挙げられる。
次に、ローカバーは開かれたモールドに投入される。投入後、モールドが閉じられて、ローカバーは加圧及び加熱される。この加圧及び加熱により、ローカバーのゴム組成物が流動する。加熱によりゴム組成物が架橋反応を起こし、タイヤが得られる。
この製造方法では、ローカバーをモールドに投入する際、ローダーが用いられる。このローダーは、ローカバーの内周面に沿って配置される複数のフックを備えている。ローカバーは、これらフックに吊り下げられてモールドに搬送される。
図6は、従来の製造装置2としてのローダーに設けられるフック4が示された断面図である。図6において、両矢印線Bで示される方向は、ローカバー6の半径方向に相当する。矢印線Cは、鉛直方向を表している。この矢印線Cで示される方向は、ローカバー6の軸方向にも相当する。このフック4は、鉛直方向に延在する当接面8と、鉛直方向に向かって半径方向外向きに傾斜する保持面10とを備えている。この保持面10が鉛直方向に対してなす角度(傾斜角度)は通常、30°である。
この製造装置2では、フック4が、ローカバー6の内周面の内側に挿入されて、ローカバー6の半径方向内側に配置される。次に、フック4が、半径方向外向きにスライドされて、このフック4の当接面8がローカバー6のビード12の部分に当接される。次に、このフック4が上向きに動かされて、ローカバー6が持ち上げられる。このとき、保持面10がローカバー6の落下を防止しうる。このようなタイヤの製造装置2の一例が、特開平8−90560号公報に開示されている。
特開平8−90560号公報
上記フック4でローカバー6を持ち上げるとき、このフック4はローカバー6に押し当てられる。このフック4が過大な力でこのローカバー6に押し当てられると、このローカバー6がモールドのキャビティ面に対して傾いて投入されてしまう場合がある。この場合、ユニフォミティに劣るタイヤが形成される。このようなタイヤは、品質に劣るので、スクラップとして処分される。この押圧する力が不充分な場合においては、ローカバー6がフック4から脱落することが懸念される。ローカバー6をモールドに適切な状態で投入して高品質なタイヤを安定に製造するためには、この押圧する力を制御する必要がある。
タイヤのサイズ及び種類は、ローカバー6の質量に影響する。この質量は、フック4の、ローカバー6を押圧する力に影響する。この製造方法では、タイヤのサイズ及び種類に応じて、フック4の、ローカバー6を押圧する力を適切に制御しなければならない。様々なタイヤが製造される生産工場において、このような制御は煩雑である。この製造方法では、タイヤの生産性の更なる向上を図ることは難しい。
本発明の目的は、高品質なタイヤを安定に製造しうるタイヤの製造方法の提供にある。
本発明に係るタイヤの製造方法は、
(1)ローカバーが形成される工程と、
(2)鉛直方向に向かって半径方向内向きに傾斜する当接面と、この当接面から半径方向外向きに延在する保持面とを備えるフックが、このローカバーの半径方向内側に配置されて、この当接面にこのローカバーのビードの部分が当接される工程と、
(3)このフックが上昇されてこのローカバーが持ち上げられつつ、このビードの部分がこの保持面に載せられる工程と、
(4)このローカバーが、モールドに投入される工程と、
(5)このローカバーが、このモールド内で加圧及び加熱される工程とを含む。
好ましくは、この製造方法では、上記当接面の傾斜角度は、30°以上60°以下である。上記保持面の傾斜角度は、60°以上90°以下である。この当接面とこの保持面との境界部分の近似半径は、5mm以上である。
本発明に係るタイヤの製造装置は、ローカバーの半径方向内側に配置されうるフックと、このフックをローカバーに向けて前進及び後進させうる第一駆動部と、このフックを上昇及び下降させうる第二駆動部とを備えている。このフックは、鉛直方向に向かって半径方向内向きに傾斜する当接面と、この当接面から半径方向外向きに延在する保持面とを備えている。
本発明に係るタイヤの製造方法では、フックの、ローカバーを押圧する力を制御することなく、ローカバーがモールドに適切な状態で投入されうる。この製造方法では、高品質なタイヤが安定に製造されうる。この製造方法は、生産性に優れる。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの製造方法のための製造装置14の一部が示された平面図である。図2は、図1の製造装置14の一部が示された正面図である。この製造装置14は、ローカバーをモールドまで搬送して、このモールドにこのローカバーを投入しうるローダーである。この製造装置14は、フレーム16と、第一駆動部18と、第二駆動部20と、ハンガー22とを備えている。図1において、両矢印線Aで示される方向はローカバーの周方向に相当する。この紙面に対して垂直方向は、ローカバーの軸方向に相当する。特に、この紙面の表側から裏側に向かう方向が、鉛直方向である。図2において、両矢印線Bで示される方向は、ローカバーの半径方向に相当する。矢印線Cは、鉛直方向を表している。この矢印線Cで示される方向は、ローカバーの軸方向にも相当する。なお、この図2に示されている製造装置14は、本発明の理解の一助の観点から、図1で示された製造装置14の一部が省略されて記載されている。
フレーム16は、略円盤状のプレートである。この製造装置14では、このフレーム16は、第一駆動部18、第二駆動部20及びハンガー22を保持しうる。
第一駆動部18は、本体24と、第一ピストン26と、リンク部材28と、リングホルダー30と、8の摺動部材32と、8のアーム34とを備えている。本体24は、フレーム16に固定されている。図示されていないが、この本体24にはシリンダが設けられており、このシリンダに第一ピストン26が挿通されている。この第一ピストン26は、油の圧力で本体24に対してスライドしうるように構成されている。この製造装置14では、この本体24及び及び第一ピストン26で構成される部分は、市販の油圧機器である。この第一ピストン26は、リンク部材28を介してリングホルダー30に連結されている。このリングホルダー30は、フレーム16の中心に設けられているボス36に、回動自在に連結されている。この製造装置14では、第一ピストン26が本体24に対してスライドすると、このリングホルダー30が周方向に回動しうる。
8の摺動部材32は、周方向に等間隔で配置されている。それぞれの摺動部材32は、ガイド38と、キャリアー40とを備えている。ガイド38は、フレーム16に固定されている。このキャリアー40は、このガイド38をスライドしうる。図示されているように、ガイド38は半径方向に延在しているので、このキャリアー40は半径方向にスライドしうる。
8のアーム34は、周方向に等間隔で配置されている。それぞれのアーム34は、このリングホルダー30から半径方向略外向きに延在している。このアーム34の半径方向内側の部分は、このリングホルダー30に連結されている。このアーム34の半径方向外側の部分は、摺動部材32のキャリアー40に連結されている。
この製造装置14では、第一ピストン26が本体24から押し出されると、リングホルダー30が周方向に回動する。この回動が、アーム34とリングホルダー30との連結部分を周方向に移動させる。キャリアー40は半径方向にスライドしうるように構成されているので、この移動により、このアーム34と連結されているキャリアー40が半径方向に移動されうる。この製造装置14では、この第一駆動部18は、第一ピストン26のスライドによりキャリアー40が半径方向に同時にスライドしうるように構成されている。
第二駆動部20は、ジョイントプレート42と、このジョイントプレート42に取り付けられる第二ピストン44と、この第二ピストン44が挿通されるシリンダ(図示されず)とを備えている。このジョイントプレート42は、フレーム16のボス36に固定されている。この第二ピストン44は、鉛直方向に延在している。この第二ピストン44は、油の圧力でシリンダに対してスライドしうるように構成されている。この製造装置14では、この第二ピストン44及びシリンダで構成される部分は、市販の油圧機器である。この第二駆動部20は、この第二ピストン44のスライドにより、フレーム16がこの鉛直方向において上昇及び下降しうるように構成されている。
ハンガー22は、フレーム16の下側に位置している。ハンガー22は、上記キャリアー40に取り付けられている。この製造装置14には、8のキャリアー40が設けられているので、この製造装置14は8のハンガー22を備えている。図示されていないが、これらハンガー22は周方向に等間隔で配置されている。それぞれのハンガー22は、フック46と、ホルダー48とを備えている。図示されているように、このフック46は、このホルダー48の半径方向内側でありかつ下側である位置に、取り付けられている。このフック46は、半径方向内向きに凹んだ形状を呈している。
図3は、図2のハンガー22に設けられるフック46が示された断面図である。この図3には、この図2において右側に位置するフック46の、半径方向に沿った断面が示されている。この図3において、矢印線Cは鉛直方向を表している。矢印線Dは、半径方向内向きを表している。
この製造方法では、このフック46は、固定部50と、この固定部50の下側に位置する当接部52と、この当接部52のさらに下側に位置する保持部54とから構成されている。このフック46は、1枚のプレートが折り曲げられて形成されている。
固定部50は、固定面56を備えている。この固定面56は、平滑である。この固定面56は、固定部50の半径方向外側に位置する面である。この固定面56は、鉛直方向に延在している。図2に示されているように、この固定部50はこの固定面56がホルダー48に当接されて上記ホルダー48に取り付けられている。
当接部52は、当接面58を備えている。この当接面58は、平滑である。この当接面58は、当接部52の半径方向外側に位置する面である。この当接面58は、鉛直方向に向かって半径方向内向きに傾斜している。換言すれば、この当接面58は鉛直方向に対して傾斜している。
保持部54は、保持面60を備えている。この保持面60は、平滑である。この保持面60は、保持部54の半径方向外側に位置する面である。この保持面60は、上記当接面58から半径方向外向きに延在している。この保持面60は、鉛直方向に向かって半径方向外向きに傾斜してもよい。この保持面60が、鉛直方向に対して直交してもよい。この製造方法では、この保持面60の傾斜方向と、上記当接面58の傾斜方向とは交差している。
この製造装置14では、当接面58と保持面60との境界部分62は、丸められている。特に、この製造装置14では、この境界部分62の輪郭は、所定の近似半径を有する円弧からなる。
図2に示されているように、ハンガー22はキャリアー40の下側に固定されている。前述したように、キャリアー40は半径方向にスライドしうる。このため、このハンガー22に取り付けられるフック46も、半径方向にスライドしうる。前述したように、この製造装置14では、第一ピストン26のスライドにより、8のキャリアー40が半径方向に同時にスライドしうる。この製造装置14では、この第一ピストン26が設けられる第一駆動部18は、この製造装置14に設けられる全てのフック46を半径方向内向き及び外向きに同時にスライドさせうる。本明細書では、フック46が半径方向外向きにスライドする場合が前進であり、このフック46が半径方向内向きにスライドする場合が後進である。この製造装置14では、第一駆動部18はフック46を前進及び後進させうる。
前述したように、ハンガー22はフレーム16に保持されている。この製造装置14では、第二駆動部20がフレーム16は上昇及び下降させうる。このため、このハンガー22に取り付けられるフック46も、この第二駆動部20により上昇及び下降させられうる。
この製造方法では、タイヤは次のようにして製造される。まず、多数のゴム部材が組み合わされてローカバー(未架橋タイヤとも称される)が形成される。このゴム部材の具体例としては、インナーライナー、カーカスプライ、ビード、サイドウォール、ベルト、トレッド等が挙げられる。
次に、第二駆動部20によりフック46が下降されて、このフック46がローカバーの内周面の半径方向内側に配置される。このとき、この第二ピストン44のスライド量が調整されて、このフック46の当接面58が半径方向においてローカバーのビードの部分と重複しうるように、このフック46の位置が調節される。次に、第一駆動部18により、このフック46がローカバーに向けて前進させられる。
図4は、フック46がローカバー6に向けて前進させられた状態が示された断面図である。この図4において、両矢印線Bで示される方向は、ローカバー6の半径方向に相当する。矢印線Cは、鉛直方向を表している。この矢印線Cで示される方向は、ローカバー6の軸方向にも相当する。
フック46の前進状態において、このフック46の当接面58がビード12の部分に当接される。前述したように、当接面58は、鉛直方向に向かって半径方向内向きに傾斜している。この製造方法では、この当接面58の、ビード12の部分と接触している箇所64よりも下側の部分は、半径方向においてこのビード12の部分のさらに内側に位置している。
次に、第二駆動部20により、フック46が上昇させられる。このフック46の上昇により、ローカバー6が持ち上げられる。
図5は、ローカバー6に当接されたフック46が上昇させられた状態が示された断面図である。この図5において、両矢印線Bで示される方向は、ローカバー6の半径方向に相当する。矢印線Cは、鉛直方向を表している。この矢印線Cで示される方向は、ローカバー6の軸方向にも相当する。
図示されているように、フック46が上昇すると、ローカバー6はそれ自体の質量により下降する。保持面60が半径方向外向きに延在しているので、ビード12の部分が保持面60に載せられる。このフック46の上昇により、ローカバー6がこのフック46に吊り下げられる。このようにしてフック46に吊り下げられたローカバー6は、次に、モールドに投入される。
ローカバー6は、モールド内で加圧され、かつ加熱される。加圧及び加熱により、ゴム組成物が流動する。加熱によりゴムが架橋反応を起こし、タイヤが得られる。
この製造方法では、当接面58が鉛直方向に向かって半径方向内向きに傾斜しているので、フック46の上昇により、ローカバー6が持ち上げられつつビード12の部分が滑らかに下降して保持面60に載せられる。この製造方法では、ローカバー6が傾いてモールドに投入されることはない。この製造方法では、フック46の、ローカバー6を押圧する力を制御することなく、ローカバー6がモールドに適切な状態で投入されうる。このようにして製造されたタイヤでは、ユニフォミティが阻害されない。この製造方法では、高品質なタイヤが安定に製造されうる。この製造方法は、生産性に優れる。
この製造方法では、当接面58と保持面60との境界部分62が適切に丸められている。このような境界部分62を備えたフック46は、ローカバー6を安定に保持しうる。このフック46が用いられることにより、高品質なタイヤがさらに安定に製造されうる。この製造方法は、生産性に優れる。
図3において、実線BLは鉛直方向に延在する基準線である。この基準線BLは、保持部54の半径方向外側に位置する端66を通る。角度αは、当接面58の傾斜方向がこの基準線に対してなす角度(傾斜角度α)を表している。角度βは、保持面60の傾斜方向がこの基準線に対してなす角度(傾斜角度β)を表している。矢印線Rは、当接面58と保持面60との境界部分62の輪郭を表す近似半径である。両矢印線Hは、基準線BLから境界部分62の頂点68までの半径方向高さを表している。
この製造方法では、当接面58の傾斜角度αは30°以上60°以下であるのが好ましい。この角度αが30°以上に設定されたフック46が用いられることにより、適切な状態でローカバー6が持ち上げられる。これにより、高品質なタイヤが安定に製造されうる。この角度αが60°以下に設定されたフック46が用いられることにより、このフック46の上昇及び下降の際にこのフック46とローカバー6との接触が抑制される。この場合においても、高品質なタイヤが安定に製造されうる。
この製造方法では、保持面60の傾斜角度βは60°以上90°以下であるのが好ましい。この角度βが60°以上に設定されたフック46が用いられることにより、適切な状態でローカバー6が持ち上げられる。これにより、高品質なタイヤが安定に製造されうる。この角度αが90°以下に設定されたフック46が用いられることにより、このフック46がローカバー6を安定に保持しうる。この場合においても、高品質なタイヤが安定に製造されうる。
この製造方法では、当接面58と保持面60との境界部分の近似半径Rは5mm以上であるのが好ましい。この近似半径Rが5mm以上に設定されたフック46が用いられることにより、ローカバー6が安定に保持されうる。この製造方法では、高品質なタイヤが安定に製造されうる。上記角度α及び上記角度βが適切に維持されうるという観点から、この近似半径の上限は25mmである。
この製造方法では、半径方向高さHは30mm以上60mm以下であるのが好ましい。この高さHが30mm以上に設定されたフック46が用いられることにより、ローカバー6が安定に保持されうる。この製造方法では、高品質なタイヤが安定に製造されうる。この高さHが60mm以下に設定されたフック46が用いられることにより、このフック46の上昇及び下降の際にこのフック46とローカバー6との接触が抑制される。この場合においても、高品質なタイヤが安定に製造されうる。
以下、実施例によって本発明の効果が明らかにされるが、この実施例の記載に基づいて本発明が限定的に解釈されるべきではない。
[実施例]
図1から図3に示された基本構成を備える製造装置を用いて、そのサイズが225/35ZR19である夏タイヤを200本製造した。この製造装置では、フックの当接面の傾斜角度αは30°(degree)であり、その保持面の傾斜角度βは60°である。この当接面と保持面との境界部分の近似半径Rは、10mmである。
[比較例]
製造装置のフックの構成を図6と同じ構成とした他は実施例1と同様にして、そのサイズが225/35ZR19である夏タイヤを200本製造した。この比較例は、従来の製造方法である。
[ユニフォミティ評価]
試作タイヤのユニフォミティを計測した。ユニフォミティはドラム試験機を用い、JASO C607:2000の「自動車用タイヤのユニフォーミティ試験方法」に準拠してラテラルフォースバリエーション(LFV)を計測した。タイヤの回転速度は、60rpmとした。そのLFVが98N以下を示したタイヤの本数の、試作タイヤ全数に対する比率を求めた。この数値が小さいほど、良好であることが示される。この結果が、下記の表1に示されている。
Figure 0005331352
表1に示されるように、実施例の製造方法では、比較例の製造方法に比べて評価が高い。この評価結果から、本発明の優位性は明らかである。
本発明は、種々のタイヤの製造に適用されうる。
図1は、本発明の一実施形態に係るタイヤの製造方法のための製造装置の一部が示された平面図である。 図2は、図1の製造装置の一部が示された正面図である。 図3は、図2のハンガーに設けられるフックが示された断面図である。 図4は、フックがローカバーに向けて前進させられた状態が示された断面図である。 図5は、ローカバーに当接されたフックが上昇させられた状態が示された断面図である。 図6は、従来の製造装置としてのローダーに設けられるフックが示された断面図である。
符号の説明
2、14・・・製造装置
4、46・・・フック
6・・・ローカバー
8、58・・・当接面
10、60・・・保持面
12・・・ビード
16・・・フレーム
18・・・第一駆動部
20・・・第二駆動部
22・・・ハンガー
24・・・本体
26・・・第一ピストン
28・・・リンク部材
30・・・リングホルダー
32・・・摺動部材
34・・・アーム
36・・・ボス
38・・・ガイド
40・・・キャリアー
42・・・ジョイントプレート
44・・・第二ピストン
48・・・ホルダー
52・・・当接部
54・・・保持部
56・・・固定面
62・・・境界部分

Claims (3)

  1. ローカバーが形成される工程と、
    鉛直方向に向かって半径方向内向きに傾斜する当接面と、この当接面から半径方向外向きに延在する保持面とを備えるフックがこのローカバーの半径方向内側に配置され、上記当接面の傾斜角度を一定に保持したままこのフックを半径方向にスライドさせてこの当接面にこのローカバーのビードの部分が当接される工程と、
    上記保持面の傾斜角度を一定に保持したままこのフックが上昇されてこのローカバーが持ち上げられつつ、このビードの部分がこの保持面に載せられる工程と、
    このローカバーが、モールドに投入される工程と、
    このローカバーが、このモールド内で加圧及び加熱される工程とを含んでいるタイヤの製造方法。
  2. 上記当接面の傾斜角度が、30°以上60°以下であり、
    上記保持面の傾斜方向が鉛直方向に対してなす角度が、60°以上90°以下であり、
    この当接面とこの保持面との境界部分の近似半径が、5mm以上である請求項1に記載の製造方法。
  3. ローカバーの半径方向内側に配置されうるフックと、このフックをローカバーに向けて前進及び後進させうる第一駆動部と、このフックを上昇及び下降させうる第二駆動部とを備えており、
    このフックが、鉛直方向に向かって半径方向内向きに傾斜する当接面と、この当接面から半径方向外向きに延在する保持面とを備えており、
    このフックがこのローカバーの半径方向内側に配置され、上記当接面の傾斜角度を一定に保持したままこのフックを半径方向にスライドさせてこの当接面にこのローカバーのビードの部分が当接され、上記保持面の傾斜角度を一定に保持したままこのフックが上昇されてこのローカバーが持ち上げられつつ、このビードの部分がこの保持面に載せられる、タイヤの製造装置。
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