JP5326976B2 - 無線通信装置、誤り訂正方法及び誤り訂正プログラム - Google Patents

無線通信装置、誤り訂正方法及び誤り訂正プログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、誤り訂正方法及び誤り訂正プログラムに関する。
近年3GPP(3rd Generation Partnership Project)において標準化が進められているW−CDMA(Wideband-Code Division Multiple Access)システムやLTE(Long Term Evolution)システムでは、誤り訂正符号としてターボ符号が用いられている。ターボ符号を用いた誤り訂正では、受信シンボルからビットごとの対数尤度比(Log Likelihood Ratio:以下「LLR」ともいう)を軟判定情報として算出し、得られた軟判定情報を用いた繰り返し復号を行うことにより、シャノン限界に近い特性が得られる。
ビットごとのLLRは、各ビットのビット値が「0」である尤度と「1」である尤度との比の対数をとったものであり、受信シンボルrにおけるi番目(iは1以上の整数)のビットの対数尤度比LLRiは、以下の式(1)によって表される。
Figure 0005326976
なお、式(1)においては、ベイズの定理を用いるとともに、すべての受信シンボルの生起確率が等しいと仮定し、次式(2)の関係を用いて式を変形している。すなわち、分散σ及びIQ平面における信号点間の最小距離d0,min、d1,minを用いて対数尤度比LLRiを表している。
Figure 0005326976
式(1)からわかるように、対数尤度比LLRiは、IQ平面上での受信シンボルrの座標及びビット値が「0」のビットに対応する信号点の座標の間の最小距離d0,minと、受信シンボルrの座標及びビット値が「1」のビットに対応する信号点の座標の間の最小距離d1,minとによって表現される。具体的に例を挙げると、例えば変調方式がQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)の場合、IQ平面上では(K,K)、(K,−K)、(−K,K)、(−K,−K)の4点にそれぞれ「00」、「01」、「10」、「11」の2ビットが割り当てられている。ただし、Kは、変調方式に応じた係数とチャネル推定値から求められる基準振幅の値である。このとき、受信シンボルrの座標が例えば図19に示す星印の位置である場合の1ビット目のLLRについて考える。
1ビット目のビット値が「0」である信号点は「00」に対応する(K,K)と「01」に対応する(K,−K)とがあるが、受信シンボルrに最も近い信号点は、「00」に対応する(K,K)である。したがって、最小距離d0,minは、受信シンボルrと(K,K)の間のユークリッド距離である。同様に考えて、1ビット目のビット値が「1」である信号点と受信シンボルrの最小距離d1,minは、受信シンボルrと(−K,K)の間のユークリッド距離である。以上から、受信シンボルrの1ビット目のLLRは、図19に示す最小距離d0,min、d1,minから求められることになる。
ところで、図19からもわかるように、1ビット目は同相成分(以下「I成分」という)にマッピングされる一方、2ビット目は直交成分(以下「Q成分」という)にマッピングされるというように、各ビットは、I成分及びQ成分に独立してマッピングされている。このため、それぞれのビットに関しては、受信シンボルrのI成分又はQ成分のみに着目して、1次元空間での最小距離からLLRを求めても良い。すなわち、受信シンボルrのI成分を実部Re(r)とし、Q成分を虚部Im(r)とすると、1ビット目及び2ビット目それぞれのLLRは、以下の式(3)のように表すことができる。
Figure 0005326976
同様に、変調方式が16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)の場合も、1シンボルにマッピングされる4ビットがそれぞれI成分及びQ成分に独立してマッピングされるため、1次元空間での最小距離からビットごとのLLRを求めることができる。ただし、16QAMでは、1次元座標上にビット値が「0」の信号点及びビット値が「1」の信号点が2つずつ存在する。このため、受信シンボルrが存在する領域によって、最小距離d0,min、d1,minを与える信号点が異なる。
具体的には、例えば図20に示すように、16QAMの信号点配置における1ビット目に着目すると、ビット値が「0」の信号点の座標はK及び3Kであり、ビット値が「1」の信号点の座標は−K及び−3Kである。このため、受信シンボルrが領域1−1、1−2、1−3のいずれの領域に含まれるかによって、受信シンボルrから最も近い信号点の組み合わせが異なる。すなわち、受信シンボルrが領域1−1に含まれる場合、ビット値が「0」の信号点としては座標Kの信号点が受信シンボルrから最も近く、ビット値が「1」の信号点としては座標−3Kの信号点が受信シンボルrから最も近い。つまり、座標Kの信号点と座標−3Kの信号点との組み合わせが最小距離d0,min、d1,minを与える。同様に、受信シンボルrが領域1−2に含まれる場合、座標Kの信号点と座標−Kの信号点との組み合わせが最小距離d0,min、d1,minを与える。また、受信シンボルrが領域1−3に含まれる場合、座標3Kの信号点と座標−Kの信号点との組み合わせが最小距離d0,min、d1,minを与える。
このように、受信シンボルrが属する領域が異なると、最小距離を与える信号点が異なるため、16QAMにおける1ビット目の対数尤度比LLR1は、受信シンボルrのI成分(すなわち実部Re(r))を用いて、領域ごとに次式(4)から求められる。
Figure 0005326976
また、16QAMにおける2ビット目は、受信シンボルrのQ成分にマッピングされているため、対数尤度比LLR2は、受信シンボルrのQ成分(すなわち虚部Im(r))を用いて、領域ごとに次式(5)から求められる。
Figure 0005326976
一方、16QAMの信号点配置における3ビット目に着目すると、ビット値が「0」の信号点の座標は−K及びKであり、ビット値が「1」の信号点の座標は−3K及び3Kである。このため、受信シンボルrが領域3−1、3−2のいずれの領域に含まれるかによって、受信シンボルrから最も近い信号点の組み合わせが異なる。すなわち、受信シンボルrが領域3−1に含まれる場合、座標−Kの信号点と座標−3Kの信号点との組み合わせが最小距離を与え、受信シンボルrが領域3−2に含まれる場合、座標Kの信号点と座標3Kの信号点との組み合わせが最小距離を与える。
したがって、16QAMにおける3ビット目の対数尤度比LLR3は、以下の式(6)から求められ、Q成分にマッピングされる4ビット目の対数尤度比LLR4は、以下の式(7)から求められる。
Figure 0005326976
Figure 0005326976
さらに、変調方式が64QAMの場合にも、受信シンボルrが属する領域ごとに各ビットのLLRを求めることができ、1ビット目、3ビット目及び5ビット目のそれぞれの対数尤度比LLR1、LLR3、LLR5は、以下の式(8)〜(10)によって求められる。
Figure 0005326976
Figure 0005326976
Figure 0005326976
このように、各変調方式においては、受信シンボルrが属する領域を判定することによって、領域に応じたビットごとのLLRを算出することができる。そして、算出されたビットごとのLLRを軟判定情報として用いることにより、ターボ復号などの誤り訂正復号が行われる。
特表2009−513087号公報 特開2004−104188号公報
しかしながら、上述したLLRの算出方法では、各受信シンボルについて領域判定が行われているため、判定処理が増大し、処理遅延が生じることがあるという問題がある。特に、伝送速度が高い通信時には、単位時間当たりに処理すべき受信シンボルが多くなるため、処理遅延が生じる可能性が高い。
すなわち、例えば16QAMの場合の1ビット目のLLRを求める際には、それぞれの受信シンボルrが領域1−1〜1−3のいずれに属するかを判定し、判定結果に応じた演算が行われる。さらに、例えば64QAMの場合の1ビット目に関しては、それぞれの受信シンボルrが7つの領域のいずれに属するかを判定しなければ、LLRを求めることができない。このため、伝送速度が高速になると、シンボルの受信速度に判定処理を追随させることができず、処理遅延が発生することがある。
また、近年では、信号処理をソフトウェアによって実装するソフトウェア無線(SDR:Software Defined Radio)が盛んになっているが、上述したLLRの算出を実行する場合には、領域判定に関する比較命令及び分岐命令が多くなり、処理速度の向上が制限される。すなわち、例えば64QAMの場合の1ビット目のLLRを求めるためのアルゴリズムは、図22に示すような順次大小比較をしてLLRを算出するものとなり、このアルゴリズムをコンパイルすると、多くの比較命令及び分岐命令が生成されることになる。そして、プロセッサによっては、比較命令及び分岐命令は、四則演算などのALU(Arithmetic Logic Unit)命令と同程度のサイクル数を要するため、処理時間が増大してしまう。結果として、ソフトウェア無線においても処理遅延が発生することがある。
さらに、ソフトウェア無線では、命令又は演算を並列に実行することが可能であるが、上記のアルゴリズムでは逐次的な大小比較が行われるため、並列処理による効率化が困難である。すなわち、受信シンボルrが各領域に属するか否かを順次判定していくため、例えばVLIW(Very Long Instruction Word)及びSIMD(Single Instruction Multiple Data)などのように、命令又は演算を並列に実行するアーキテクチャの性能を十分に引き出すことができない。
開示の技術は、かかる点に鑑みてなされたものであって、高速かつ効率的に対数尤度比を求め、処理遅延を防止することができる無線通信装置、誤り訂正方法及び誤り訂正プログラムを提供することを目的とする。
本願が開示する無線通信装置は、1つの態様において、信号を受信する受信部と、前記受信部によって受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得部と、前記受信部によって受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調部と、前記取得部によって取得された基準振幅と前記復調部によって得られた同相成分又は直交成分とに関する絶対値演算を含む演算式であって、前記受信シンボルがIQ平面上において属する領域に関わらず共通の演算式を用いて、当該受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出部と、前記算出部によって算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号部とを有する。
また、本願が開示する誤り訂正方法は、1つの態様において、信号を受信する受信ステップと、前記受信ステップにて受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得ステップと、前記受信ステップにて受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調ステップと、前記取得ステップにて取得された基準振幅と前記復調ステップにて得られた同相成分又は直交成分とに関する絶対値演算を含む演算式であって、前記受信シンボルがIQ平面上において属する領域に関わらず共通の演算式を用いて、当該受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出ステップと、前記算出ステップにて算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号ステップとを有する。
本願が開示する無線通信装置、誤り訂正方法及び誤り訂正プログラムの1つの態様によれば、高速かつ効率的に対数尤度比を求め、処理遅延を防止することができるという効果を奏する。
図1は、実施の形態1に係る通信システムの構成を示す図である。 図2は、16QAMの信号点配置を示す図である。 図3は、実施の形態1に係る基準振幅算出部の構成を示すブロック図である。 図4は、実施の形態1に係る軟判定情報算出部の構成を示すブロック図である。 図5は、実施の形態1に係る第1ビットLLRを説明する図である。 図6は、実施の形態1に係る第3ビットLLRを説明する図である。 図7は、実施の形態1に係る第1ビットLLR算出部の構成を示すブロック図である。 図8は、実施の形態1に係る第3ビットLLR算出部の構成を示すブロック図である。 図9は、実施の形態1に係る誤り訂正復号方法を示すフロー図である。 図10は、64QAMの信号点配置を示す図である。 図11は、実施の形態2に係る軟判定情報算出部の構成を示すブロック図である。 図12は、実施の形態2に係る第1ビットLLRを説明する図である。 図13は、実施の形態2に係る第3ビットLLRを説明する図である。 図14は、実施の形態2に係る第5ビットLLRを説明する図である。 図15は、実施の形態2に係る第1ビットLLR算出部の構成を示すブロック図である。 図16は、実施の形態2に係る第3ビットLLR算出部の構成を示すブロック図である。 図17は、実施の形態2に係る第5ビットLLR算出部の構成を示すブロック図である。 図18は、コンピュータのハードウェア構成例を示す図である。 図19は、ビット対数尤度比を説明する図である。 図20は、1ビット目のビット対数尤度比について説明する図である。 図21は、3ビット目のビット対数尤度比について説明する図である。 図22は、ビット対数尤度比の算出アルゴリズムの一例を示す図である。
以下、本願が開示する無線通信装置、誤り訂正方法及び誤り訂正プログラムの実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、この実施の形態により本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1に係る通信システムの構成を示す図である。図1に示すように、本実施の形態に係る通信システムにおいては、送信装置100と受信装置200とが無線通信を行っている。具体的には、送信装置100は、誤り訂正符号化部110、変調部120及び無線送信部130を有している。また、受信装置200は、無線受信部210、復調部220、チャネル推定部230、基準振幅算出部240、軟判定情報算出部250及び誤り訂正復号部260を有している。
誤り訂正符号化部110は、送信データに対して誤り訂正符号化を行い、得られた符号化データを変調部120へ出力する。誤り訂正符号化部110は、誤り訂正符号として例えばターボ符号、畳み込み符号又はLDPC(Low Density Parity Check)符号などを用いて誤り訂正符号化を行う。すなわち、誤り訂正符号化部110は、復号時に軟判定情報としてLLRが利用される誤り符号化方式で送信データを誤り訂正符号化する。
変調部120は、誤り訂正符号化部110から出力される符号化データを変調し、得られた変調データを無線送信部130へ出力する。本実施の形態においては、変調部120は、符号化データを16QAMによって変調する。すなわち、変調部120は、符号化データを4ビットずつ図2に示す信号点にマッピングする。図2に示すように、I成分が正の信号点は1ビット目のビット値が「0」であり、I成分が負の信号点は1ビット目のビット値が「1」である。同様に、Q成分が正の信号点は2ビット目のビット値が「0」であり、Q成分が負の信号点は2ビット目のビット値が「1」である。
また、Q軸に近い2列の信号点は3ビット目のビット値が「0」であり、Q軸から遠い2列の信号点は3ビット目のビット値が「1」である。同様に、I軸に近い2行の信号点は4ビット目のビット値が「0」であり、I軸から遠い2行の信号点は4ビット目のビット値が「1」である。このように、各ビットがI成分及びQ成分に独立してマッピングされているため、個々のビットに関しては1次元座標で考えることができる。
無線送信部130は、変調部120から出力される変調データに対して所定の無線送信処理(D/A変換、アップコンバートなど)を施し、得られた無線信号をアンテナを介して送信する。送信された無線信号は、伝搬路において位相及び振幅の変動を受けた後、受信装置200によって受信される。
すなわち、無線受信部210は、アンテナを介して無線信号を受信し、受信信号に対して所定の無線受信処理(ダウンコンバート、A/D変換など)を施す。そして、無線受信部210は、受信信号を復調部220及びチャネル推定部230へ出力する。
復調部220は、チャネル推定部230によるチャネル推定結果を用いて受信信号を復調し、得られた復調データを軟判定情報算出部250へ出力する。具体的には、復調部220は、受信信号に含まれる各受信シンボルのI成分及びQ成分を復調データとして軟判定情報算出部250へ出力する。上述したように、送信装置100の変調部120では、図2に示したいずれかの信号点に符号化データがマッピングされるが、伝搬路上での位相変動及び振幅変動により、受信シンボルの位置はマッピングされた信号点の位置からずれている。
チャネル推定部230は、受信信号に対するチャネル推定を行い、伝搬路上での位相変動及び振幅変動に対応するチャネル推定値を求める。そして、チャネル推定部230は、求められたチャネル推定値を復調部220及び基準振幅算出部240へ出力する。
基準振幅算出部240は、チャネル推定値及び変調方式に応じた係数から基準振幅を算出し、得られた基準振幅を軟判定情報算出部250へ出力する。本実施の形態においては、変調方式が16QAMであるため、基準振幅算出部240が基準振幅の算出に用いる係数βは、次式(11)で表される。
Figure 0005326976
軟判定情報算出部250は、復調部220から出力される受信シンボルのI成分及びQ成分と、基準振幅算出部240から出力される基準振幅とからビットごとの対数尤度比(LLR)を算出する。このとき、軟判定情報算出部250は、受信シンボルにマッピングされたビットごとに単一の演算式を適用し、各ビットのLLRを算出する。すなわち、軟判定情報算出部250は、受信シンボルがIQ平面上において属する領域に関わらず、それぞれのビットについて絶対値演算を含む単一の演算式を用いて画一的にLLRを算出する。なお、軟判定情報算出部250によるLLRの算出については、後に詳述する。
誤り訂正復号部260は、軟判定情報算出部250によって算出されたビットごとのLLRを用いて誤り訂正復号を行い、誤りが訂正された受信データを出力する。すなわち、誤り訂正復号部260は、例えば誤り訂正符号がターボ符号である場合には、軟判定情報算出部250によって算出されたLLRを用いた繰り返し復号を行う。
図3は、本実施の形態に係る基準振幅算出部240の構成を示すブロック図である。図3に示すように、基準振幅算出部240は、ノルム算出部241、係数記憶部242及び乗算器243を有している。
ノルム算出部241は、チャネル推定部230から出力されるチャネル推定値のノルムを算出する。具体的には、ノルム算出部241は、チャネル推定値の二乗値をノルムとして算出し、乗算器243へ出力する。
係数記憶部242は、変調方式に応じた係数βをあらかじめ記憶しており、記憶された係数βを乗算器243へ出力する。なお、本実施の形態においては、変調方式が16QAMであるため、係数記憶部242が記憶する係数βは、上式(11)となっている。
乗算器243は、ノルム算出部241から出力されるノルムと係数記憶部242から出力される係数βとを乗算し、基準振幅を算出する。すなわち、乗算器243が算出する基準振幅は、変調方式に応じた信号点配置の基準となる振幅が伝搬路における振幅変動を受けた結果得られる振幅を示しており、伝搬路上での利得に対応している。
図4は、本実施の形態に係る軟判定情報算出部250の構成を示すブロック図である。図4に示すように、軟判定情報算出部250は、第1ビットLLR算出部251、第2ビットLLR算出部252、第3ビットLLR算出部253及び第4ビットLLR算出部254を有している。
第1ビットLLR算出部251は、復調部220から出力される受信シンボルのI成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、受信シンボルの1ビット目のLLR(以下「第1ビットLLR」という)を算出する。
第2ビットLLR算出部252は、復調部220から出力される受信シンボルのQ成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、受信シンボルの2ビット目のLLR(以下「第2ビットLLR」という)を算出する。
第3ビットLLR算出部253は、復調部220から出力される受信シンボルのI成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、受信シンボルの3ビット目のLLR(以下「第3ビットLLR」という)を算出する。
第4ビットLLR算出部254は、復調部220から出力される受信シンボルのQ成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、受信シンボルの4ビット目のLLR(以下「第4ビットLLR」という)を算出する。
これらの第1〜4ビットLLR算出部251〜254は、いずれも1つの演算式によってLLRを算出する。すなわち、第1〜4ビットLLR算出部251〜254は、受信シンボルに関する領域判定を行わず、それぞれI成分(すなわち受信シンボルの実部)又はQ成分(すなわち受信シンボルの虚部)と基準振幅とを1つの演算式に入力し、LLRを出力する。以下、第1〜4ビットLLR算出部251〜254がLLRの算出に用いる演算式について説明する。なお、第1ビットLLR及び第2ビットLLRの演算式は、入力がI成分であるかQ成分であるかが異なるほかは同様であるため、以下では第1ビットLLRの演算式について説明する。同様に、第3ビットLLR及び第4ビットLLRの演算式は、入力がI成分であるかQ成分であるかが異なるほかは同様であるため、以下では第3ビットLLRの演算式について説明する。
まず、1ビット目に着目すると、図2に示したようにI成分が正の領域の信号点はビット値が「0」である。したがって、1ビット目のビット値が「0」の信号点のうち受信シンボルから最も近い信号点は、受信シンボルの位置によって異なる。具体的には、図5に示すように、座標2Kを基準として、受信シンボルrのI成分(すなわち実部Re(r))が2Kより小さければ、座標Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が2Kより大きければ、座標3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。換言すれば、Re(r)−2Kの正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が座標K又は3Kの信号点に決定される。そこで、sgn(x)をxの正負の符号を返す関数とすると、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点の座標は、
2K+Ksgn(Re(r)−2K)
と表すことができる。
同様に考えて、受信シンボルrから最も近いビット値「1」の信号点の座標は、座標−2Kを基準として、
−2K−Ksgn(Re(r)+2K)
と表すことができる。これらから、受信シンボルrと最も近いビット値「0」及び「1」の信号点との間の二乗最小距離は、次式(12)のようになる。
Figure 0005326976
したがって、これらの差分を算出すると以下の式(13)となり、得られた差分を式(1)に代入すると、第1ビットLLRは以下の式(14)によって算出されることがわかる。
Figure 0005326976
Figure 0005326976
式(14)には、Re(r)−2K及びRe(r)+2Kの絶対値演算が含まれているものの、受信シンボルrが属する領域に関わらず、画一的に式(14)から第1ビットLLRを算出することができる。すなわち、式(14)を用いて第1ビットLLRを算出する際には、受信シンボルrに対する領域判定が不要である。
次に、3ビット目に着目すると、図2に示したようにQ軸に近い2列の信号点はビット値が「0」である。したがって、3ビット目のビット値が「0」の信号点のうち受信シンボルから最も近い信号点は、受信シンボルの位置によって異なる。具体的には、図6に示すように、座標0を基準として、受信シンボルrのI成分(すなわち実部Re(r))が0より小さければ、座標−Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が0より大きければ、座標Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。換言すれば、Re(r)の正負によって、受信シンボルrかが最も近いビット値「0」の信号点が座標−K又はKの信号点に決定される。このため、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点の座標は、
Ksgn(Re(r))
と表すことができる。
同様に考えて、受信シンボルrから最も近いビット値「1」の信号点の座標は、座標0を基準として、
3Ksgn(Re(r))
と表すことができる。これらから、受信シンボルrと最も近いビット値「0」及び「1」の信号点との間の二乗最小距離は、次式(15)のようになる。
Figure 0005326976
したがって、これらの差分を式(1)に代入すると、第3ビットLLRは以下の式(16)によって算出されることがわかる。
Figure 0005326976
式(16)には、Re(r)の絶対値演算が含まれているものの、受信シンボルrが属する領域に関わらず、画一的に式(16)から第3ビットLLRを算出することができる。すなわち、式(16)を用いて第3ビットLLRを算出する際には、受信シンボルrに対する領域判定が不要である。また、上述したように、2ビット目及び4ビット目に関しては、Q成分(すなわち虚部Im(r))にマッピングされているため、第2ビットLLR及び第4ビットLLRは、式(14)、(16)のRe(r)をIm(r)に代えた以下の式(17)、(18)によって算出される。
Figure 0005326976
Figure 0005326976
これらの式においても絶対値演算が含まれているものの、受信シンボルrに対する領域判定は不要であり、それぞれ第2ビットLLR及び第4ビットLLRを画一的に算出することができる。
以上のように、第1〜4ビットLLRは、絶対値演算を含む演算式によって画一的に算出されるため、第1〜4ビットLLR算出部251〜254は、それぞれI成分又はQ成分と基準振幅とを入力として、式(14)、(16)〜(18)により第1〜4ビットLLRを算出する。
具体的に、例えば第1ビットLLR算出部251は、図7のように構成される。すなわち、第1ビットLLR算出部251は、2ビットシフト部301、1ビットシフト部302、減算部303、絶対値演算部304、加算部305、絶対値演算部306、減算部307、加算部308及び乗算部309を有している。
復調部220から出力されたI成分は、2ビットシフト部301、減算部303及び加算部305へ入力され、基準振幅算出部240から出力された基準振幅は、1ビットシフト部302及び乗算部309へ入力される。そして、2ビットシフト部301では、浮動小数点演算において入力が2ビットシフトされることにより、I成分が4倍されて4Re(r)が得られる。また、1ビットシフト部302では、入力が1ビットシフトされることにより、基準振幅が2倍されて2Kが得られる。
そして、減算部303は、Re(r)−2Kの演算を行い、加算部305は、Re(r)+2Kの演算を行い、絶対値演算部304、305は、それぞれの絶対値を算出する。さらに、算出された絶対値の差分が減算部307によって算出され、得られた|Re(r)−2K|−|Re(r)+2K|と2ビットシフト部301から出力される4Re(r)とが加算部308によって加算される。そして、乗算部309は、加算部308の加算結果にK/σ2を乗算し、式(14)に示した第1ビットLLRを算出する。
このように、第1ビットLLR算出部251は、入力されるI成分についての大小判定を行うことなく、第1ビットLLRを算出することができる。なお、第2ビットLLR算出部252は、第1ビットLLR算出部251と同様の構成を有しており、I成分の代わりにQ成分を入力とする。
また、第3ビットLLR算出部253は、図8のように構成される。すなわち、第3ビットLLR算出部253は、絶対値演算部311、1ビットシフト部312、減算部313、1ビットシフト部314及び乗算部315を有している。
復調部220から出力されたI成分は、絶対値演算部311へ入力され、基準振幅算出部240から出力された基準振幅は、1ビットシフト部312及び乗算部315へ入力される。そして、絶対値演算部311では、I成分の絶対値|Re(r)|が得られる。また、1ビットシフト部312では、入力が1ビットシフトされることにより、基準振幅が2倍されて2Kが得られる。
そして、減算部313は、2K−|Re(r)|の演算を行い、1ビットシフト部314は、減算部313の減算結果を1ビットシフトして2倍することにより、2(2K−|Re(r)|)を得る。そして、乗算部315は、1ビットシフト部314の出力にK/σ2を乗算し、式(16)に示した第3ビットLLRを算出する。
このように、第3ビットLLR算出部253は、入力されるI成分についての大小判定を行うことなく、第3ビットLLRを算出することができる。また、第4ビットLLR算出部254は、第3ビットLLR算出部253と同様の構成を有しており、I成分の代わりにQ成分を入力とする。
なお、図7、8は、第1ビットLLR及び第3ビットLLRを算出するための機能ブロック図を示しており、必ずしも実際の装置が図7、8のように物理的に構成されている必要はない。例えば、1つの加算器又は減算器を共用して、図7、8における複数の加算部及び減算部における演算を実行することも可能である。
次に、本実施の形態に係る誤り訂正復号方法について、図9に示すフロー図を参照しながら説明する。以下においては、送信装置100から送信された無線信号を受信する受信装置200の動作について説明する。
送信装置100から送信された無線信号は、受信装置200の無線受信部210によってアンテナを介して受信される(ステップS101)。受信信号は、無線受信部210によって所定の無線受信処理が施され、復調部220及びチャネル推定部230へ出力される。そして、チャネル推定部230によって、受信信号のチャネル推定が行われ(ステップS102)、チャネル推定値が復調部220及び基準振幅算出部240へ出力される。チャネル推定値が復調部220へ出力されると、復調部220によってチャネル推定値が用いられて受信信号が復調され(ステップS103)、受信信号に含まれる複数の受信シンボルのI成分及びQ成分が軟判定情報算出部250へ出力される。
そして、基準振幅算出部240によって、チャネル推定値と係数記憶部242によって記憶される係数とから基準振幅が算出される(ステップS104)。算出された基準振幅は、軟判定情報算出部250へ出力される。なお、図9においては、説明の便宜上、復調部220による受信信号の復調(ステップS103)の後に、基準振幅算出部240によって基準振幅が算出される(ステップS104)ものとしたが、復調と基準振幅の算出とはどちらが先に実行されても良く、同時に実行されても良い。受信信号の復調及び基準振幅の算出が実行された後、軟判定情報算出部250によって、第1〜4ビットLLRの算出が行われる。
具体的には、第1ビットLLR算出部251によって、順次入力される複数の受信シンボルのI成分と基準振幅が式(14)に代入されて第1ビットLLRが算出される(ステップS105)。また、第2ビットLLR算出部252によって、順次入力される複数の受信シンボルのQ成分と基準振幅が式(17)に代入されて第2ビットLLRが算出される(ステップS106)。さらに、第3ビットLLR算出部253によって、順次入力される複数の受信シンボルのI成分と基準振幅が式(16)に代入されて第3ビットLLRが算出される(ステップS107)。同様に、第4ビットLLR算出部254によって、順次入力される複数の受信シンボルのQ成分と基準振幅が式(18)に代入されて第4ビットLLRが算出される(ステップS108)。なお、図9においては、説明の便宜上、第1ビットLLRから順に算出されるものとしたが(ステップS105〜S108)、各ビットのLLRは独立して算出可能であるため、算出の順序は任意で良く、同時に算出されても良い。
ここで、第1〜4ビットLLR算出部251〜254における第1〜4ビットLLRの算出には、I成分又はQ成分に対する大小判定などが不要であるため、複数の受信シンボルのI成分又はQ成分を次々に入力して、並列的に複数シンボルの対数尤度比を求めることができる。すなわち、高速かつ効率的に対数尤度比を算出することができ、処理遅延を防止することができる。
第1〜4ビットLLR算出部251〜254によって算出された第1〜4ビットLLRは、軟判定情報として誤り訂正復号部260へ出力され、誤り訂正復号部260によって、軟判定情報を用いた繰り返し復号などの誤り訂正復号が行われる(ステップS109)。
以上のように、本実施の形態によれば、変調方式が16QAMである場合に、受信シンボルにマッピングされている各ビットについて、受信シンボルのI成分又はQ成分と基準振幅とを絶対値演算を含む演算式に代入して画一的に対数尤度比を算出する。このため、受信シンボルがIQ平面上において属する領域の判定処理などを実行する必要がなく、複数の受信シンボルについて並列的に対数尤度比を求め、誤り訂正復号の遅延を防止することができる。換言すれば、高速かつ効率的に対数尤度比を求め、処理遅延を防止することができる。
(実施の形態2)
実施の形態2の特徴は、変調方式が64QAMの場合に、受信シンボルの各ビットについて画一的に対数尤度比を求める点である。本実施の形態に係る送信装置及び受信装置の構成は、実施の形態1に係る送信装置100及び受信装置200の構成と同様であるため、その説明を省略する、ただし、本実施の形態においては、送信装置100の変調部120は、符号化データを64QAMによって変調する。すなわち、変調部120は、符号化データを6ビットずつ図10に示す信号点にマッピングする。図10に示すように、I成分が正の信号点は1ビット目のビット値が「0」であり、I成分が負の信号点は1ビット目のビット値が「1」である。同様に、Q成分が正の信号点は2ビット目のビット値が「0」であり、Q成分が負の信号点は2ビット目のビット値が「1」である。
また、Q軸に近い4列の信号点は3ビット目のビット値が「0」であり、Q軸から遠い4列の信号点は3ビット目のビット値が「1」である。同様に、I軸に近い4行の信号点は4ビット目のビット値が「0」であり、I軸から遠い4行の信号点は4ビット目のビット値が「1」である。さらに、Q軸に最も近い2列とQ軸から最も遠い2列との信号点は5ビット目のビット値が「1」であり、その他の列の信号点は5ビット目のビット値が「0」である。同様に、I軸に最も近い2行とI軸から最も遠い2行との信号点は6ビット目のビット値が「1」であり、その他の行の信号点は6ビット目のビット値が「0」である。このように、各ビットがI成分及びQ成分に独立してマッピングされているため、個々のビットに関しては1次元座標で考えることができる。
このように、変調部120における変調方式が実施の形態1とは異なることに伴って、受信装置200の基準振幅算出部240及び軟判定情報算出部250も実施の形態1とは異なっている。具体的には、基準振幅算出部240は、変調方式が64QAMであるため、基準振幅の算出に用いる係数βとして次式(19)で表される値を記憶している。
Figure 0005326976
また、図11に示すように、軟判定情報算出部250は、第1ビットLLR算出部401、第2ビットLLR算出部402、第3ビットLLR算出部403、第4ビットLLR算出部404、第5ビットLLR算出部405及び第6ビットLLR算出部406を有している。
第1ビットLLR算出部401は、復調部220から出力される受信シンボルのI成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、第1ビットLLRを算出する。
第2ビットLLR算出部402は、復調部220から出力される受信シンボルのQ成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、第2ビットLLRを算出する。
第3ビットLLR算出部403は、復調部220から出力される受信シンボルのI成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、第3ビットLLRを算出する。
第4ビットLLR算出部404は、復調部220から出力される受信シンボルのQ成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、第4ビットLLRを算出する。
第5ビットLLR算出部405は、復調部220から出力される受信シンボルのI成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、受診シンボルの5ビット目のLLR(以下「第5ビットLLR」という)を算出する。
第6ビットLLR算出部406は、復調部220から出力される受信シンボルのQ成分及び基準振幅算出部240から出力される基準振幅に対して絶対値演算を含む演算を行い、受診シンボルの6ビット目のLLR(以下「第6ビットLLR」という)を算出する。
これらの第1〜6ビットLLR算出部401〜406は、いずれも1つの演算式によってLLRを算出する。すなわち、第1〜6ビットLLR算出部401〜406は、受信シンボルに関する領域判定を行わず、それぞれI成分(すなわt受信シンボルの実部)又はQ成分(すなわち受信シンボルの虚部)と基準振幅とを1つの演算式に入力し、LLRを出力する。以下、第1〜6ビットLLR算出部401〜406がLLRの算出に用いる演算式について説明する。なお、本実施の形態においても、第1、2ビットLLR、第3、4ビットLLR及び第5、6ビットLLRのそれぞれの組み合わせでは、入力がI成分であるかQ成分であるかが異なるほかは同様であるため、以下では、第1、3、5ビットLLRの演算式について説明する。
まず、1ビット目に着目すると、図10に示したようにI成分が正の領域の信号点はビット値が「0」である。したがって、1ビット目のビット値が「0」の信号点のうち受信シンボルから最も近い信号点は、受信シンボルの位置によって異なる。具体的には、図12に示すように、座標4Kを基準として、受信シンボルrのI成分(すなわち実部Re(r))が4Kより小さければ、座標K又は3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が4Kより大きければ、座標5K又は7Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。換言すれば、Re(r)−4Kの正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が2つに絞られる。
さらに、Re(r)−4K<0の場合、座標2Kを基準として、受信シンボルrのI成分が2Kより小さければ、座標Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が2Kより大きければ、座標3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。これらをまとめると、(Re(r)−4K)+2Kの正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が座標K又は3Kの信号点に決定される。
同様に、Re(r)−4K>0の場合、座標6Kを基準として、受信シンボルrのI成分が6Kより小さければ、座標5Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が6Kより大きければ、座標7Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。これらをまとめると、(Re(r)−4K)−2Kの正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が座標5K又は7Kの信号点に決定される。
そこで、sgn(x)をxの正負の符号を返す関数とすると、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点の座標は、
4K+2Ksgn(Re(r)−4K)+Ksgn{(Re(r)−4K)−2Ksgn(Re(r)−4K)}
と表すことができる。
同様に考えて、受信シンボルrから最も近いビット値「1」の信号点の座標は、
−4K+2Ksgn(Re(r)+4K)+Ksgn{(Re(r)+4K)−2Ksgn(Re(r)+4K)}
と表すことができる。これらから、受信シンボルrと最も近いビット値「0」及び「1」の信号点との間の二乗最小距離は、次式(20)のようになる。
Figure 0005326976
したがって、これらの差分を式(1)に代入すると、第1ビットLLRは以下の式(21)によって算出されることがわかる。
Figure 0005326976
式(21)には、絶対値演算及び正負の符号を取得する関数が含まれているものの、受信シンボルrが属する領域に関わらず、画一的に式(21)から第1ビットLLRを算出することができる。すなわち、式(21)を用いて第1ビットLLRを算出する際には、受信シンボルrに対する領域判定が不要である。
次に、3ビット目に着目すると、図10に示したようにQ軸に近い4列の信号点はビット値が「0」である。したがって、3ビット目のビット値が「0」の信号点のうち受信シンボルから最も近い信号点は、受信シンボルの位置によって異なる。具体的には、図13に示すように、座標0を基準として、受信シンボルrのI成分(すなわち実部Re(r))が0より小さければ、座標−3K又は−Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が0より大きければ、座標K又は3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。換言すれば、Re(r)の正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が2つに絞られる。
さらに、Re(r)<0の場合、座標−2Kを基準として、受信シンボルrのI成分が−2Kより小さければ、座標−3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が−2Kより大きければ、座標−Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。これらをまとめると、Re(r)+2Kの正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が座標−3K又は−Kの信号点に決定される。
同様に、Re(r)>0の場合、座標2Kを基準として、受信シンボルrのI成分が2Kより小さければ、座標Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が2Kより大きければ、座標3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。これらをまとめると、Re(r)−2Kの正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が座標K又は3Kの信号点に決定される。このため、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点の座標は、
2Ksgn(Re(r))+Ksgn{Re(r)−2Ksgn(Re(r))}
と表すことができる。
同様に考えて、受信シンボルrから最も近いビット値「1」の信号点の座標は、
6Ksgn(Re(r))+Ksgn{Re(r)−6Ksgn(Re(r))}
と表すことができる。これらから、受信シンボルrと最も近いビット値「0」及び「1」の信号点との間の二乗最小距離は、次式(22)のようになる。
Figure 0005326976
したがって、これらの差分を式(1)に代入すると、第3ビットLLRは以下の式(23)によって算出されることがわかる。
Figure 0005326976
式(23)には、絶対値演算及び正負の符号を取得する関数が含まれているものの、受信シンボルrが属する領域に関わらず、画一的に式(23)から第3ビットLLRを算出することができる。すなわち、式(23)を用いて第3ビットLLRを算出する際には、受信シンボルrに対する領域判定が不要である。
次に、5ビット目に着目すると、図10に示したようにQ軸から2番目及び3番目に近い4列の信号点はビット値が「0」である。したがって、5ビット目のビット値が「0」の信号点のうち受信シンボルから最も近い信号点は、受信シンボルの位置によって異なる。具体的には、図14に示すように、座標0を基準として、受信シンボルrのI成分(すなわち実部Re(r))が0より小さければ、座標−5K又は−3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が0より大きければ、座標3K又は5Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。換言すれば、Re(r)の正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が2つに絞られる。
さらに、Re(r)<0の場合、座標−4Kを基準として、受信シンボルrのI成分が−4Kより小さければ、座標−5Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が−4Kより大きければ、座標−3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。これらをまとめると、Re(r)+4Kの正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が座標−5K又は−3Kの信号点に決定される。
同様に、Re(r)>0の場合、座標4Kを基準として、受信シンボルrのI成分が4Kより小さければ、座標3Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。また、受信シンボルrのI成分が4Kより大きければ、座標5Kの信号点が最も近いビット値「0」の信号点である。これらをまとめると、Re(r)−4Kの正負によって、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点が座標3K又は5Kの信号点に決定される。このため、受信シンボルrから最も近いビット値「0」の信号点の座標は、
4Ksgn(Re(r))+Ksgn{Re(r)−4Ksgn(Re(r))}
と表すことができる。
同様に考えて、受信シンボルrから最も近いビット値「1」の信号点の座標は、
4Ksgn(Re(r))+3Ksgn{Re(r)−4Ksgn(Re(r))}
と表すことができる。これらから、受信シンボルrと最も近いビット値「0」及び「1」の信号点との間の二乗最小距離は、次式(24)のようになる。
Figure 0005326976
したがって、これらの差分を式(1)に代入すると、第3ビットLLRは以下の式(25)によって算出されることがわかる。
Figure 0005326976
式(25)には、絶対値演算及び正負の符号を取得する関数が含まれているものの、受信シンボルrが属する領域に関わらず、画一的に式(25)から第5ビットLLRを算出することができる。すなわち、式(25)を用いて第5ビットLLRを算出する際には、受信シンボルrに対する領域判定が不要である。また、上述したように、2、4、6ビット目に関しては、Q成分(すなわち虚部Im(r))にマッピングされているため、第2、4、6ビットLLRは、式(21)、(23)、(25)のRe(r)をIm(r)に代えた以下の式(26)〜(28)によって算出される。
Figure 0005326976
Figure 0005326976
Figure 0005326976
これらの式においても絶対値演算及び正負の符号を取得するsgn関数が含まれているものの、受信シンボルrに対する領域判定は不要であり、それぞれ第2、4、6ビットLLRを画一的に算出することができる。
以上のように、第1〜6ビットLLRは、絶対値演算を含む演算式によって画一的に算出されるため、第1〜6ビットLLR算出部401〜406は、それぞれI成分又はQ成分と基準振幅とを入力として、式(21)、(23)、(25)、(26)〜(28)により第1〜6ビットLLRを算出する。
具体的に、例えば第1ビットLLR算出部401は、図15のように構成される。すなわち、第1ビットLLR算出部401は、3ビットシフト部501、2ビットシフト部502、1ビットシフト部503、加算部504、乗算部505、減算部511、絶対値演算部512、加算部513、絶対値演算部514、減算部515、1ビットシフト部516、符号取得部521、加減算部522、絶対値演算部523、符号取得部524、加減算部525、絶対値演算部526及び減算部527を有している。
復調部220から出力されたI成分は、3ビットシフト部501、減算部511及び加算部513へ入力され、基準振幅算出部240から出力された基準振幅は、2ビットシフト部502、1ビットシフト部503及び乗算部505へ入力される。そして、3ビットシフト部501では、入力が3ビットシフトされることにより、I成分が8倍されて8Re(r)が得られる。また、2ビットシフト部502及び1ビットシフト部503では、それぞれ4K及び2Kが得られる。
そして、減算部511は、Re(r)−4Kの演算を行い、加算部513は、Re(r)+4Kの演算を行い、絶対値演算部512、514は、それぞれの絶対値を算出する。さらに、算出された絶対値の差分が減算部515によって算出され、得られた|Re(r)−4K|−|Re(r)+4K|が1ビットシフト部516によって2倍される。これにより、1ビットシフト部516からの出力は、2(|Re(r)−4K|−|Re(r)+4K|)となる。
また、減算部511及び加算部513における演算結果の正負の符号がそれぞれ符号取得部521、524によって取得される。符号取得部521、524は、取得された符号によって加減算部522、525における演算を加算又は減算に切り替える。すなわち、符号取得部521は、減算部511の減算結果の符号が正の場合は、加減算部522に減算を行わせ、減算部511の減算結果の符号が負の場合は、加減算部522に加算を行わせる。したがって、加減算部522は、減算部511の減算結果が正の場合は、1ビットシフト部503から出力される2Kを減算部511の減算結果Re(r)−4Kから減算し、減算部511の減算結果が負の場合は、1ビットシフト部503から出力される2Kを減算部511の減算結果Re(r)−4Kに加算する。
一方、符号取得部524は、加算部513の加算結果の符号が正の場合は、加減算部525に減算を行わせ、加算部513の加算結果の符号が負の場合は、加減算部525に加算を行わせる。したがって、加減算部525は、加算部513の加算結果が正の場合は、1ビットシフト部503から出力される2Kを加算部513の加算結果Re(r)+4Kから減算し、加算部513の加算結果が負の場合は、1ビットシフト部503から出力される2Kを加算部513の加算結果Re(r)+4Kに加算する。
そして、絶対値演算部523、526は、それぞれ加減算部522、525における演算結果の絶対値を算出し、減算部527は、絶対値演算部523における演算結果から絶対値演算部526における演算結果を減算する。これにより、減算部527からの出力は、|Re(r)−4K−2Ksgn(Re(r)−4K)|−|Re(r)+4K−2Ksgn(Re(r)+4K)|となる。
そして、加算部504は、3ビットシフト部501、1ビットシフト部516及び減算部527の出力を加算し、乗算部505は、加算部504の加算結果にK/σ2を乗算し、式(21)に示した第1ビットLLRを算出する。
このように、第1ビットLLR算出部401は、入力されるI成分についての大小判定を行うことなく、第1ビットLLRを算出することができる。なお、第2ビットLLR算出部402は、第1ビットLLR算出部401と同様の構成を有しており、I成分の代わりにQ成分を入力とする。
また、第3ビットLLR算出部403は、図16のように構成される。すなわち、第3ビットLLR算出部403は、絶対値演算部531、2ビットシフト部532、1ビットシフト部533、6倍演算部534、4ビットシフト部535、減算部536、乗算部537、符号取得部541、加減算部542、絶対値演算部543、加減算部544、絶対値演算部545、減算部546及び加算部547を有している。
復調部220から出力されたI成分は、絶対値演算部531、符号取得部541及び加減算部542、544へ入力され、基準振幅算出部240から出力された基準振幅は、1ビットシフト部533、6倍演算部534、4ビットシフト部535及び乗算部537へ入力される。そして、絶対値演算部531では、I成分の絶対値|Re(r)|が得られ、2ビットシフト部532は、I成分の絶対値を4倍して4|Re(r)|を出力する。また、1ビットシフト部533では、基準振幅が2倍されて2Kが得られ、6倍演算部534では、基準振幅が6倍されて6Kが得られ、4ビットシフト部535では、基準振幅が16倍されて16Kが得られる。
そして、符号取得部541は、I成分の正負の符号を取得し、取得された符号によって加減算部542、544における演算を加算又は減算に切り替える。すなわち、符号取得部541は、I成分の符号が正の場合は、加減算部542、544に減算を行わせ、I成分の符号が負の場合は、加減算部542、544に加算を行わせる。したがって、加減算部542は、I成分が正の場合は、1ビットシフト部533から出力される2KをI成分Re(r)から減算し、I成分が負の場合は、1ビットシフト部533から出力される2KをI成分Re(r)に加算する。また、加減算部544は、I成分が正の場合は、6倍演算部534から出力される6KをI成分Re(r)から減算し、I成分が負の場合は、6倍演算部534から出力される6KをI成分Re(r)に加算する。
そして、絶対値演算部543、545は、それぞれ加減算部542、544における演算結果の絶対値を算出し、減算部546は、絶対値演算部543における演算結果から絶対値演算部545における演算結果を減算する。さらに、加算部547は、4ビットシフト部535から出力される16Kを減算部546の出力に加算する。これにより、加算部547からの出力は、16K+|Re(r)−2Ksgn(Re(r))|−|Re(r)−6Ksgn(Re(r))|となる。
そして、減算部536は、加算部547の出力から2ビットシフト部532の出力を減算し、乗算部537は、減算部536の減算結果にK/σ2を乗算し、式(23)に示した第3ビットLLRを算出する。
このように、第3ビットLLR算出部403は、入力されるI成分についての大小判定を行うことなく、第3ビットLLRを算出することができる。なお、第4ビットLLR算出部404は、第3ビットLLR算出部403と同様の構成を有しており、I成分の代わりにQ成分を入力とする。
また、第5ビットLLR算出部405は、図17のように構成される。すなわち、第5ビットLLR算出部405は、2ビットシフト部551、1ビットシフト部552、符号取得部553、加減算部554、絶対値演算部555、減算部556、1ビットシフト部557及び乗算部558を有している。
復調部220から出力されたI成分は、符号取得部553及び加減算部554へ入力され、基準振幅算出部240から出力された基準振幅は、2ビットシフト部551、1ビットシフト部552及び乗算部558へ入力される。そして、2ビットシフト部551では、基準振幅が4倍されて4Kが得られ、1ビットシフト部552では、基準振幅が2倍されて2Kが得られる。
符号取得部553は、I成分の正負の符号を取得し、取得された符号によって加減算部554における演算を加算又は減算に切り替える。すなわち、符号取得部553は、I成分の符号が正の場合は、加減算部554に減算を行わせ、I成分の符号が負の場合は、加減算部554に加算を行わせる。したがって、加減算部554は、I成分が正の場合は、2ビットシフト部551から出力される4KをI成分Re(r)から減算し、I成分が負の場合は、2ビットシフト部551から出力される4KをI成分Re(r)に加算する。
そして、絶対値演算部555は、加減算部554における演算結果の絶対値を算出し、減算部556は、1ビットシフト部552から出力される2Kから絶対値演算部555における演算結果を減算する。さらに、減算部556によって算出された減算結果が1ビットシフト部557によって2倍される。これにより、1ビットシフト部557からの出力は、2[2K−|Re(r)−4Ksgn(Re(r))]となる。そして、乗算部558は、1ビットシフト部557の出力にK/σ2を乗算し、式(25)に示した第5ビットLLRを算出する。
このように、第5ビットLLR算出部405は、入力されるI成分についての大小判定を行うことなく、第5ビットLLRを算出することができる。なお、第6ビットLLR算出部406は、第5ビットLLR算出部405と同様の構成を有しており、I成分の代わりにQ成分を入力とする。
なお、図15〜17は、第1、3、5ビットLLRを算出するための機能ブロック図を示しており、必ずしも実際の装置が図15〜17のように物理的に構成されている必要はない。例えば、1つの加算器又は減算器を共用して、図15〜17における複数の加算部及び減算部における演算を実行することも可能である。
以上のように、本実施の形態によれば、変調方式が64QAMである場合に、受信シンボルにマッピングされている各ビットについて、受信シンボルのI成分又はQ成分と基準振幅とを絶対値演算及び符号取得関数を含む演算式に代入して画一的に対数尤度比を算出する。このため、受信シンボルがIQ平面上において属する領域の判定処理などを実行する必要がなく、複数の受信シンボルについて並列的に対数尤度比を求め、誤り訂正復号の遅延を防止することができる。換言すれば、高速かつ効率的に対数尤度比を求め、処理遅延を防止することができる。
なお、上記各実施の形態においては、変調方式をそれぞれ16QAM及び64QAMとしたが、変調多値数がより大きい変調方式の場合にも、ビットごとの対数尤度比を画一的に求める演算式を利用して処理遅延を防止することができる。
また、上記各実施の形態においては、送信装置100及び受信装置200がアンテナを1本ずつ備えるSISO(Single Input Single Output)を適用した通信システムについて説明したが、本発明はこれに限定されない。すなわち、受信装置及び送信装置が複数のアンテナを備えるMIMO(Multi Input Multi Output)、送信ダイバーシティ又は受信ダイバーシティを適用する通信システムにも本発明を適用することができる。同様に、例えばOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などのマルチキャリア通信システムにも本発明を適用することができる。
また、上記各実施の形態で説明した誤り訂正処理をコンピュータが実行可能な言語で記述したプログラムを作成することもできる。この場合、無線通信装置が備えるコンピュータがプログラムを実行することにより、上記各実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、上記のプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませて実行することにより上記各実施の形態と同様の誤り訂正処理を実現しても良い。
図18は、誤り訂正処理を実現するコンピュータ600のハードウェア構成を示すブロック図である。図18に示すように、このコンピュータ600は、上記プログラムを実行するCPU610と、データを入力する入力装置620と、各種データを記憶するROM630と、演算パラメータ等を記憶するRAM640と、誤り訂正処理を実現するためのプログラムを記録した記録媒体700からプログラムを読み取る読取装置650と、ディスプレイ等の出力装置660と、ネットワーク750を介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース670とが、バス680で接続された構成となっている。
CPU610は、読取装置650を経由して記録媒体700に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、誤り訂正処理を実現する。なお、記録媒体700としては、光ディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、ハードディスク等が挙げられる。また、このプログラムは、ネットワーク750を介してコンピュータ600に導入することとしても良い。このとき、ネットワーク750は、無線ネットワークであっても有線ネットワークであっても良い。
以上の各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得部と、
前記受信部によって受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調部と、
前記取得部によって取得された基準振幅と前記復調部によって得られた同相成分又は直交成分とに対して、受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号部と
を有することを特徴とする無線通信装置。
(付記2)前記算出部は、
基準振幅と受信シンボルの同相成分又は直交成分とに対して、絶対値演算を含む演算式を適用することを特徴とする付記1記載の無線通信装置。
(付記3)前記算出部は、
基準振幅と受信シンボルの同相成分又は直交成分とに対して、正負の符号を取得する符号取得関数を含む演算式を適用することを特徴とする付記1記載の無線通信装置。
(付記4)前記算出部は、
符号取得関数によって取得された正負の符号に応じて加算又は減算を切り替えて行う演算式を適用することを特徴とする付記3記載の無線通信装置。
(付記5)前記算出部は、
基準振幅と受信シンボルの同相成分とに対して、受信シンボルにマッピングされた第1のビットに対応する演算式を適用し、第1のビットの尤度比を算出する第1尤度比算出部と、
基準振幅と受信シンボルの直交成分とに対して、前記第1尤度比算出部と同一の演算式を適用し、第1のビットと対になる第2のビットの尤度比を算出する第2尤度比算出部と
を有することを特徴とする付記1記載の無線通信装置。
(付記6)前記算出部は、
前記復調部によって受信信号が復調されて得られる複数の受信シンボルに関する尤度比の算出を並列的に実行することを特徴とする付記1記載の無線通信装置。
(付記7)前記取得部は、
前記受信部によって受信された受信信号から伝搬路における位相変動及び振幅変動に対応するチャネル推定値を求めるチャネル推定部と、
前記チャネル推定部によって求められたチャネル推定値と受信信号の変調方式に応じた係数とから基準振幅を算出する基準振幅算出部と
を有することを特徴とする付記1記載の無線通信装置。
(付記8)送信装置と受信装置とを備える無線通信システムであって、
前記送信装置は、
送信データを誤り訂正符号化する符号化部と、
前記符号化部によって誤り訂正符号化されて得られた符号化データをシンボルにマッピングすることにより変調する変調部と、
前記変調部によって変調されて得られた変調データを無線送信する送信部とを有し、
前記受信装置は、
前記送信部から無線送信された信号を受信する受信部と、
前記受信部によって受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得部と、
前記受信部によって受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調部と、
前記取得部によって取得された基準振幅と前記復調部によって得られた同相成分又は直交成分とに対して、受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出部と、
前記算出部によって算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号部とを有する
ことを特徴とする無線通信システム。
(付記9)信号を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得ステップと、
前記受信ステップにて受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調ステップと、
前記取得ステップにて取得された基準振幅と前記復調ステップにて得られた同相成分又は直交成分とに対して、受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにて算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号ステップと
を有することを特徴とする誤り訂正方法。
(付記10)コンピュータによって実行される誤り訂正プログラムであって、前記コンピュータに、
信号を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにて受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得ステップと、
前記受信ステップにて受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調ステップと、
前記取得ステップにて取得された基準振幅と前記復調ステップにて得られた同相成分又は直交成分とに対して、受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出ステップと、
前記算出ステップにて算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号ステップと
を実行させることを特徴とする誤り訂正プログラム。
100 送信装置
110 誤り訂正符号化部
120 変調部
130 無線送信部
200 受信装置
210 無線受信部
220 復調部
230 チャネル推定部
240 基準振幅算出部
241 ノルム算出部
242 係数記憶部
243 乗算器
250 軟判定情報算出部
251、401 第1ビットLLR算出部
252、402 第2ビットLLR算出部
253、403 第3ビットLLR算出部
254、404 第4ビットLLR算出部
405 第5ビットLLR算出部
406 第6ビットLLR算出部
260 誤り訂正復号部
301、502、532、551 2ビットシフト部
302、312、314、503、516、533、552、557 1ビットシフト部
303、307、313、511、515、527、536、546、556 減算部
304、306、311、512、514、523、526、531、543、545、555 絶対値演算部
305、308、504、513、547 加算部
309、315、505、537、558 乗算部
501 3ビットシフト部
521、524、541、553 符号取得部
522、545、542、544、554 加減算部
534 6倍演算部
535 4ビットシフト部

Claims (7)

  1. 信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得部と、
    前記受信部によって受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調部と、
    前記取得部によって取得された基準振幅と前記復調部によって得られた同相成分又は直交成分とに関する絶対値演算を含む演算式であって、前記受信シンボルがIQ平面上において属する領域に関わらず共通の演算式を用いて、当該受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号部と
    を有することを特徴とする無線通信装置。
  2. 前記算出部は、
    基準振幅と受信シンボルの同相成分又は直交成分とに対して、正負の符号を取得する符号取得関数を含む演算式を適用することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  3. 前記算出部は、
    符号取得関数によって取得された正負の符号に応じて加算又は減算を切り替えて行う演算式を適用することを特徴とする請求項記載の無線通信装置。
  4. 前記算出部は、
    基準振幅と受信シンボルの同相成分とに対して、受信シンボルにマッピングされた第1のビットに対応する演算式を適用し、第1のビットの尤度比を算出する第1尤度比算出部と、
    基準振幅と受信シンボルの直交成分とに対して、前記第1尤度比算出部と同一の演算式を適用し、第1のビットと対になる第2のビットの尤度比を算出する第2尤度比算出部と
    を有することを特徴とする請求項1記載の無線通信装置。
  5. 送信装置と受信装置とを備える無線通信システムであって、
    前記送信装置は、
    送信データを誤り訂正符号化する符号化部と、
    前記符号化部によって誤り訂正符号化されて得られた符号化データをシンボルにマッピングすることにより変調する変調部と、
    前記変調部によって変調されて得られた変調データを無線送信する送信部とを有し、
    前記受信装置は、
    前記送信部から無線送信された信号を受信する受信部と、
    前記受信部によって受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得部と、
    前記受信部によって受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調部と、
    前記取得部によって取得された基準振幅と前記復調部によって得られた同相成分又は直交成分とに関する絶対値演算を含む演算式であって、前記受信シンボルがIQ平面上において属する領域に関わらず共通の演算式を用いて、当該受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出部と、
    前記算出部によって算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号部とを有する
    ことを特徴とする無線通信システム。
  6. 信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得ステップと、
    前記受信ステップにて受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調ステップと、
    前記取得ステップにて取得された基準振幅と前記復調ステップにて得られた同相成分又は直交成分とに関する絶対値演算を含む演算式であって、前記受信シンボルがIQ平面上において属する領域に関わらず共通の演算式を用いて、当該受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにて算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号ステップと
    を有することを特徴とする誤り訂正方法。
  7. コンピュータによって実行される誤り訂正プログラムであって、前記コンピュータに、
    信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにて受信された受信信号の変調方式及び伝搬路における振幅変動に応じた基準振幅を取得する取得ステップと、
    前記受信ステップにて受信された受信信号を復調し、受信信号に含まれる受信シンボルごとの同相成分及び直交成分を得る復調ステップと、
    前記取得ステップにて取得された基準振幅と前記復調ステップにて得られた同相成分又は直交成分とに関する絶対値演算を含む演算式であって、前記受信シンボルがIQ平面上において属する領域に関わらず共通の演算式を用いて、当該受信シンボルにマッピングされたビットごとに尤度比を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップにて算出された尤度比を用いて受信信号の誤り訂正復号を行う復号ステップと
    を実行させることを特徴とする誤り訂正プログラム。
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