JP5324650B2 - 葉菜類の揉み込み方法及び揉み込み装置 - Google Patents

葉菜類の揉み込み方法及び揉み込み装置 Download PDF

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Description

本発明は、茶生葉などの葉菜類の揉み込み時間を短縮できる葉菜類の揉み込み方法及びその方法を行うための揉み込み装置に関する。
緑茶は、例えば、摘採した茶生葉を蒸らし、蒸らした茶生葉の含水量を減らしながら揉み込み、揉み込みした茶生葉を乾燥させるなどして荒茶を製造し、この荒茶に火入れなどの仕上げ加工等を施して製造することができる。
特に、揉み込みは、茶生葉の水分を蒸発させて含水量を減らすだけではなく、揉みしごいて軟らかくし香味を発揚させるために重要な工程であり、葉打ち、粗揉、揉捻、中揉、精揉など様々な揉み込みを行うことを必要とするものである。
しかし、茶生葉は、摘採する時期や場所などにより硬さが異なるものであり、このような茶生葉を同じ条件で揉み込みすると、硬い茶生葉は揉み込みが不足し、味や香りの優れた緑茶が製造することができなかった。
そこで、円筒状の処理胴内に配した回転軸に、スパイラル状に複数の攪拌羽根を配し、攪拌羽根の先端と処理胴との間で茶生葉を練り込むことができるようにした茶蒸葉処理装置が開発されており、この装置により、茶蒸葉を均一に軟化させ、味や香りが優れた緑茶が製造することができる(下記特許文献1参照)。
特開2007−6783号公報
しかし、緑茶を製造するには、上記した様々な工程を経るため、摘採した茶葉から荒茶にするためには約3〜4時間かかるものであった。
上記特許文献1に記載の装置を用いて、茶蒸葉を均一に軟化させると、さらに、時間を必要とするものであった。
そこで、本発明の目的は、揉み込み時間を短縮できる、茶生葉などの葉菜類の揉み込み方法及びその方法を行うための揉み込み装置を提供することにある。
本発明の葉菜類の揉み込み方法は、丸めた葉菜類を押圧してしごき、しごいた葉菜類を細長状に押し出しながら切断して玉状に成形する葉菜類の揉み込み方法であって、葉菜類を5〜40℃の範囲に保ちながら行うことを特徴とする。
本発明の葉菜類の揉み込み方法は、丸めた葉菜類をしごいて水分を搾り出し、その葉菜類を細長状に押し出しながら切断して軟らかく絡み合った玉状に形成することにより、茶生葉の場合は、揉捻、中揉、精揉などを行った場合と同じ効果を得ることができ、従来と比較して短い時間で揉み込みを行なうことができる。また、他の葉菜類の場合は、その葉菜類の含水量を短時間で調整することができる。
本発明の揉み込み方法を実施するための装置の一例を示した側断面図である。 図1の装置の分解斜視図である。 図1の装置の構成部品であるスクリュー羽根の側断面図である。 図1の装置の構成部品である押出板の平面図である。 図1の装置を用いて茶葉を成形する状態を示した斜視図である。 図1の装置を用いて成形した茶葉を示した拡大斜視図である。 実施例で用いた円筒状容器を示した斜視図である。
以下、本発明の葉菜類の揉み込み方法の一実施形態を説明する。但し、本発明は、この実施形態に限定されるものではない。
本揉み込み方法は、丸めた葉菜類を押圧してしごき、しごいた葉菜類を細長状に押し出しながら切断して成形することを特徴とするものである。
葉菜類としては、茶生葉などの緑茶原料茶葉を挙げることができるが、本揉み込み方法は、しそ、ほうれん草、ベビーリーフ、モロヘイヤ、ケールなどの野菜類等に対しても行なうことができ、これら葉菜類の含水量を調整することができる。これら葉菜類は、予め蒸しておいてもよい。
本揉み込み方法は、まず、葉菜類を、捩れさせたり、折り曲げたりして丸める。平板状である葉菜類は、押圧しても圧力がかかりづらくしごきにくいが、丸めることにより葉菜類に圧力がかかりやすくなり、しごきやすくなる。この際、投入した葉菜類の全体の体積が1/2〜2/3程度になるように丸めるのが好ましい。
次に、丸めた葉菜類を押圧してしごき、水分を搾り出し、各葉菜類の含水量をできるだけ均一にする。葉菜類の含水量を調整することにより、成形しやすくなる。
そして、しごいた葉菜類を細長状に押し出しながら適宜間隔で切断し、硬く締まらない程度に軟らかく絡み合った玉状に成形する。例えば、茶生葉をこのように成形すると、軟らかく成形してあるので抽出性がよくなり、さらには、玉状に成形してあるので、その後の火入れなどの加工がしやすくなる。
本揉み込み方法は、5秒〜30秒、特に5秒〜20秒で行うのが好ましく、さらに、葉菜類の品温を5℃〜40℃、特に5℃〜30℃の範囲内に保ちながら行うのが好ましい。このような時間、温度で行うことにより、葉菜類の品質の低下を防止できる。
本揉み込み方法を行うには、例えば、図1に示した揉み込み装置1を用いて行うことができる。
以下、揉み込み装置1を用いて、粗揉した茶生葉(粗揉葉)2を揉み込みする方法を説明する。
揉み込み装置1は、ホッパー部11から投入した粗揉葉2を、スクリュー羽根3で丸めるとともに押圧してしごき、しごいた粗揉葉2を、円筒部13の排出口14に設けた押出板4の孔41から細長状に押し出しながら、スクリュー羽根3の先端部に設けた切断刃5で切断して成形するようにしてある。
装置1は、図1又は図2に示すように、上方を投入口12としたホッパー部11と、先端部を排出口14とした、横方向に伸びる円筒部13とを有し、ホッパー部11は下方に向かい窄まり、円筒部13の後端部側の周面に連なるように形成してある。
円筒部13は、長さ200mm〜1000mm、内径30mm〜300mmに形成してあり、その内部に、図3に示すように、芯棒31の周囲にらせん状羽根32を形成したスクリュー羽根3が配してある。スクリュー羽根3は、駆動装置6により回転するようにしてある。らせん状羽根32は、図3に示すように、芯棒31に対して傾斜角αを95°〜160°、特に95°〜120°に形成し、長さLを190mm〜950mm、外径Dを30mm〜300mmに形成することが好ましい。
円筒部13の先端部の排出口14には、円形状の孔41を複数形成した押出板4が装着してある。
この孔41は、図4に示すように、直径dを、6.4mm〜16mm、特に6.4mm〜12.8mmに形成するのが好ましく、この孔41を、1mあたり0.20m〜0.50m、特に0.25m〜0.45m、更に0.30m〜0.40mの割合で形成するのが好ましい。
スクリュー羽根3の先端部には、切断刃5が固定してある。切断刃5は、略十字型で側面を刃として形成してあり、スクリュー羽根3とともに回転し、押出板4の孔41から押し出されていく粗揉葉2を適宜間隔で切断するようにしてある。
この装置1を用いて揉み込みを行うには、まず、図1に示すように、粗揉葉2を投入口12から順次投入する。粗揉葉2は、ホッパー部11を通り、円筒部13内に投入される。この際、円筒部外部を冷媒にて冷却したり、粗揉葉2とともに冷媒を投入したりすることが好ましい。この冷媒としては、氷、ドライアイス、液体窒素などを用いることができる。これにより、粗揉葉2の品温を、5℃〜40℃、好ましくは5℃〜30℃の範囲に保つことができる。
円筒部13内ではスクリュー羽根3が、40rpm〜400rpm、好ましくは60rpm〜300rpmの回転数で回転しており、粗揉葉2は、らせん状羽根32に沿い転がされて、丸められながら円筒部12の排出口14側(図1の矢印Aの方向)に移動する。
この際、スクリュー羽根3の回転数を上げたり、芯棒31のらせん状羽根32に対する傾斜角を90°に近づけたりすることなどにより、粗揉葉2の体積を小さく丸めることができる。
丸められた粗揉葉2は、円筒部13の排出口14付近(押出板4の内面側)に貯まり、順次搬送されてくる粗揉葉2に押圧されるため、しごかれて水分が搾り出されていく。
この際、スクリュー羽根3の回転数を上げたり、押出板4の孔41の直径を小さくしたりすることなどにより、粗揉葉2の含水量を少なくすることができる。
粗揉葉2がしごかれて柔らかくなると、図5に示すように、粗揉葉2は押出板4の孔41から絡み合いながら細長状に押し出されていく。そして、その細長状になった粗揉葉2は、切断刃5で切断され、図6に示すように、粗揉葉2が絡み合った玉状に成形され、外部に排出される。
この際、押出板4の孔41の直径を大きくすることなどにより、粗揉葉2を軟らかく絡み合うように成形できる。
粗揉葉2を投入してから排出されるまでの時間は、5秒〜30秒、特に5秒〜20秒で行うのが好ましい。
スクリュー羽根3の回転数を上げたり、押出板4の孔41の直径を大きくしたりすることなどにより、この時間を早くすることができる。
このように成形された粗揉葉2を収集し、乾燥などを適宜施して緑茶製品にすることができる。
本揉み込み方法は、揉捻、中揉、精揉を行った場合と同じ効果があり、従来に比べて揉み込みを短い時間で終わらすことができるので、緑茶の製造時間を大幅に短縮することができ、それでいて、香味などが従来品と比べても遜色のない緑茶を製造することができる。
上記では、装置1を用いて粗揉葉2を揉み込みする場合を示したが、装置1では、他の葉菜類を投入してもよく、その葉菜類の含水量を調整することができる。
以下、本発明の実施例を説明する。但し、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
<試験1>
荒茶1〜9を作製し、色沢及び香味について官能評価を行なった。
(装置)
荒茶1〜7を作製するにあたり、図1又は図2に示した装置と同様の構成の装置を用いた。
この際、円筒部は、長さ250mm、直径55mmとし、スクリュー羽根は、らせん状羽根を、長さ200mm、外径55mm、芯棒に対して傾斜角110°とした。また、スクリュー羽根は、230rpmの回転数で回転させた。
押出板は、下記にそれぞれ示すものを用いた。
(原料茶葉)
原料茶葉は、茶生葉を送帯式蒸機にて無圧の蒸気で30秒間蒸した後、この茶生葉に送風して室温まで冷却させ茶蒸葉を作製し、この茶蒸葉に、葉打ち、粗揉を行い、この粗揉した茶葉1200gを原料茶葉として用いた。
(荒茶1)
荒茶1は、丸めた原料茶葉を押圧してしごき、しごいた原料茶葉を細長状に押し出しながら切断して玉状に成形し、これを乾燥させたものである。
具体的には、上記装置に、直径9.5mmの孔を1mあたり0.3mの割合で形成した押出板を装着し、この装置に原料茶葉を投入口に投入し、押出板の孔から排出してきた原料茶葉を、80℃、60分で乾燥させて、荒茶1を作製した。
この際、装置に投入してから排出されるまでは約20秒で行い、原料茶葉の温度は、ドライアイスを用いて約30℃に保ちながら行った。
(荒茶2)
荒茶2は、丸めた原料茶葉を細長状に押し出しながら切断して玉状に成形し、これを乾燥させたものである。
具体的には、まず、上記装置に押出板を装着せず、この装置に原料茶葉を投入口から投入して排出口から排出された原料茶葉を収集した。そして、この原料茶葉を、図7に示す、直径9.5mmの孔を1mあたり0.3mの割合で形成した押出板を先端部に設けた円筒状容器に投入し、原料茶葉を押圧して押出板の孔から細長状に押し出し、それをはさみで切断して玉状に成形し、この成形した原料茶葉を、80℃、60分で乾燥させて荒茶2を作製した。
この際、原料茶葉の温度は、ドライアイスを用いて約30℃に保ちながら行った。
(荒茶3)
荒茶3は、丸めた原料茶葉を押圧してしごき、これを乾燥させたものである。
具体的には、上記装置に円筒部の先端部に、孔のない押出板を装着し、この装置の投入口に原料茶葉を投入し、約20秒後に押出板を外して原料茶葉を取り出し、この原料茶葉を80℃、60分で乾燥させて荒茶3を作製した。
この際、原料茶葉の温度は、ドライアイスを用いて約30℃に保ちながら行った。
(荒茶4)
荒茶4は、丸めた原料茶葉を乾燥させたものである。
具体的には、上記装置に押出板を装着せず、この装置の投入口に原料茶葉を投入し、排出口から排出された原料茶葉を、80℃、60分で乾燥させて荒茶4を作製した。
この際、装置に投入してから排出されるまでは約20秒で行い、原料茶葉の温度は、約30℃に保ちながら行った。
(荒茶5)
荒茶5は、原料茶葉を押圧してしごき、これを乾燥させたものである。
具体的には、上記装置の円筒部の先端部内に予め原料茶葉を投入しておき、この装置に、孔のない押出板を装着してスクリュー羽根を約20秒回転させた後、押出板を取り外して原料茶葉を取り出し、この取り出した原料茶葉を80℃、60分で乾燥させて荒茶5を作製した。
この際、原料茶葉の温度は、ドライアイスを用いて約30℃に保ちながら行った。
(荒茶6)
荒茶6は、原料茶葉を押圧してしごき、しごいた原料茶葉を細長状に押し出しながら切断して玉状に成形し、これを乾燥させたものである。
具体的には、上記装置の円筒部の先端部内に予め原料茶葉を投入しておき、この装置に、直径9.5mmの孔を1mあたり0.3mの割合で形成した押出板を装着してスクリュー羽根を約20秒間回転させ、押出板の孔から排出されてきた原料茶葉を、80℃、60分で乾燥させて、荒茶6を作製した。
この際、原料茶葉の温度は、ドライアイスを用いて約30℃に保ちながら行った。
(荒茶7)
荒茶7は、原料茶葉を細長状に押し出しながら切断して玉状に成形し、これを乾燥させたものである。
具体的には、原料茶葉を、図7に示す、直径9.5mmの孔を1mあたり0.3mの割合で形成した押出板を先端部に設けた円筒状容器に投入し、後方から原料茶葉を押圧して押出板の孔から細長状に押し出し、それをはさみで切断して玉状に成形し、この成形した原料茶葉を、80℃、60分で乾燥させて荒茶7を作製した。
この際、原料茶葉の温度は、ドライアイスを用いて約30℃に保ちながら行った。
(荒茶8)
原料茶葉に、揉捻を30分間施し、さらに、中揉、精揉を施した後、80℃、60分で乾燥させて荒茶8を作製した。
(荒茶9)
原料茶葉に、揉捻を30分間施した後、80℃、60分で乾燥させて荒茶9を作製した。
(色沢評価)
荒茶1〜9の色沢を外観評価し、鮮やかな緑色のものを非常に良好「5」、赤みがかったものや黒ずんだもの、ムラのあるものを不良「1」として以下の5段階評価を行なった。その結果を表1に示す。
5:非常に良好
4:良好
3:普通
2:やや不良
1:不良
(香味評価)
荒茶1〜9を用い、これら3gに対して100℃のお湯を200ml加えて60秒間抽出し、溶出した液を試飲して香味の評価を行なった。旨味や苦渋味がバランスよく適度に抽出されたものを非常に良好「10」。ムレ臭などの異臭があるものや抽出が不十分で薄いものなどを不良「1」として10段階で評価した。その結果を表1に示す。
(総合評価)
色沢及び香味の合計点を算出し、12点以上を「◎」、9点〜11点を「○」、6点〜8点を「△」、5点以下を「×」として総合評価した。その結果を表1に示す。
(結果)
荒茶1は、色沢及び香味についてともによい結果になり、荒茶8よりもよい結果になることが確認された。
<試験2>
上記装置に原料茶葉を投入してから排出するまでの時間を変化させて、色沢及び香味の評価がどのように変化するかを測定した。
(荒茶)
上記装置に、直径9.5mmの孔を1mあたり0.3mの割合で形成した押出板を装着し、この装置に原料茶葉を投入口に投入し、排出された原料茶葉を、80℃、60分で乾燥させて、荒茶を作製した。
この際、装置に投入してから排出されるまでは表2に示す時間で行い、原料茶葉の温度は、ドライアイスを用いて約30℃に保ちながら行った。
この荒茶を用い、色沢及び香味の評価及び総合評価を試験1と同様に行った。その結果を表2に示す。
(結果)
5秒〜30秒間の範囲で行うことにより、色沢、香味に優れたものになることが確認された。
<試験3>
上記装置に原料茶葉を投入してから排出するまでの茶蒸葉の温度を変化させて、色沢及び香味の評価がどのように変化するかを測定した。
(荒茶)
上記装置に、直径9.5mmの孔を1mあたり0.3mの割合で形成した押出板を装着し、この装置に原料茶葉を投入口に投入し、排出された原料茶葉を、80℃、60分で乾燥させて、荒茶を作製した。
この際、装置に投入してから排出されるまでは約20秒で行い、原料茶葉の温度は、表3に示す温度に保ちながら行った。なお、温度の調整は、ドライアイスの投入量により行った。
この荒茶を用い、色沢及び香味の評価及び総合評価は試験1と同様に行った。その結果を表3に示す。
(結果)
原料茶葉の温度範囲を5〜40℃で行うことにより、色沢、香味に優れたものになることが確認された。
<試験4>
上記装置に装着する押出板の孔の直径を変化させて、色沢及び香味の評価がどのように変化するかを測定した。
(荒茶)
上記装置に、表4に示す直径にした孔を1mあたり0.3mの割合で形成した押出板を装着し、この装置に原料茶葉を投入口に投入し、排出された原料茶葉を、80℃、60分で乾燥させて、荒茶を作製した。
この際、装置に投入してから排出されるまでは約20秒で行い、原料茶葉の温度は、ドライアイスを用いて約30℃に保ちながら行った。
この荒茶を用い、色沢及び香味の評価及び総合評価は試験1と同様に行った。その結果を下記表4に示す。
(結果)
押出板の孔の直径が3.2mm〜19.0mmであると、色沢、香味に優れたものになることが確認された。
1揉み込み装置 11ホッパー部 12投入口 13円筒部 14排出口 2粗揉葉 3スクリュー羽根 31芯棒 32らせん状羽根 4押出板 41孔 5切断刃

Claims (6)

  1. 丸めた葉菜類を押圧してしごき、しごいた葉菜類を細長状に押し出しながら切断して玉状に成形する葉菜類の揉み込み方法であって、葉菜類を5〜40℃の範囲に保ちながら行う葉菜類の揉み込み方法。
  2. 5〜30秒間で行う請求項1に記載の葉菜類の揉み込み方法。
  3. 葉菜類に冷媒を混入して葉菜類を5〜40℃の範囲に保つ請求項1又は2に記載の葉菜類の揉み込み方法。
  4. 葉菜類を、直径3.2mm〜19.0mmの孔を複数形成した押出板に押し当てて細長状に押し出す請求項1〜のいずれかに記載の葉菜類の揉み込み方法。
  5. 葉菜類は、茶生葉である請求項1〜のいずれかに記載の葉菜類の揉み込み方法。
  6. 円筒部内に配したスクリュー羽根と、前記円筒部の先端部に装着した、直径3.2mm〜19.0mmの孔を複数形成した押出板と、スクリュー羽根の先端に固定した切断刃とを備え、前記スクリュー羽根を回転させて円筒部内に投入した葉菜類を丸めて押圧してしごき、しごいた葉菜類を押出板の孔から細長状に押し出しながら切断刃で切断して玉状に成形する構成を備え、葉菜類を5〜40℃の範囲に保ちながら行う葉菜類の揉み込み装置。
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