JP5324310B2 - 車載照明装置、画像処理装置及び画像表示システム - Google Patents

車載照明装置、画像処理装置及び画像表示システム Download PDF

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Description

本発明は、車両の周辺の撮影を補助する照明を行う技術に関する。
従来より、自動車などの車両に搭載され、当該車両の周辺を撮影して画像を生成し車室内のディスプレイに表示する画像表示システムが知られている(例えば、特許文献1,2参照。)。例えば、運転席の逆側となるフロントフェンダの外側領域は運転席から死角となりやすい。このため、フロントフェンダの外側領域を撮影して得られる画像を表示する画像表示システムを利用することで、狭い道で対向車とすれ違う場合などに運転席の逆側の車体と障害物との間のクリアランスをドライバは容易に確認できる。
このような画像表示システムでは、夜間など周辺環境が暗い場合においては撮影時に十分な露光量が得られず、車両の周辺を示す画像としての明るさが十分に確保できない場合がある。このため、周辺環境が比較的暗い場合には撮影を補助する補助光を発光して撮影対象となる領域を照明し、画像として必要な明るさを確保することもなされている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−189060号公報 特許第3286306号公報
ところで、近年、フロントフェンダの外側領域などの車両周辺の限定された領域ではなく、車両周辺のより広い領域を示す画像を車室内に表示させる技術が必要とされている。例えば、車両の側方領域についてはドライバにとって確認が容易でないため、車両の前端の前方から後端の後方にかけての車両の側方全体の領域を示す画像を車室内に表示させることが所望されている。また、例えば、複数の車載カメラで車両の周辺を撮影して得られる複数の撮影画像を利用して、車両の真上や後方などの任意の仮想視点からみた合成画像を生成してドライバに提供することなども提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
このように比較的広い領域を示す画像を車室内に表示させる場合においても、周辺環境が比較的暗いときには車両周辺の領域を照明する必要がある。しかしながら、撮影すべき領域が広がることに伴って撮影時に照明が必要となる領域の全体を一律に常時に照明すると、照明すべき領域が広いために非常に大きな電力が必要となってしまう。また、照明する光源の劣化に繋がり、耐久性が低下する可能性がある。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、車両の周辺の撮影を補助する照明に係る消費電力を低減できる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1の発明は、車両の周辺を撮影して画像を生成する画像生成装置の撮影を補助する照明を行う車載照明装置であって、前記画像生成装置は、前記車両の周辺の特定領域を含む画像を生成して表示装置に出力するものであり、前記特定領域を分割した複数の分割領域を選択的に照明可能な照明手段と、前記複数の分割領域のうちから照射すべき分割領域を選択し、選択した分割領域を前記照明手段に照明させる制御手段と、前記車両の走行に用いる走行用灯火装置の点灯状態を示す信号を入力する手段と、を備え、前記複数の分割領域のうちの一部は前記走行用灯火装置が照明可能な領域に含まれ、前記制御手段は、前記走行用灯火装置の点灯状態に基づいて前記照明すべき分割領域を選択し、前記複数の分割領域のうち前記走行用灯火装置が照明している領域に対応する分割領域を、前記照明すべき分割領域として選択しない
また、請求項の発明は、請求項1に記載の車載照明装置において、前記車両の走行状態を示す信号を入力する手段、をさらに備え、前記制御手段は、前記走行状態に基づいて前記照明すべき分割領域を選択する。
また、請求項の発明は、請求項に記載の車載照明装置において、前記制御手段は、前記車両が走行している場合は、前記車両が停止している場合よりも前記照明すべき分割領域を減らす。
また、請求項の発明は、請求項1に記載の車載照明装置において、前記画像生成装置は、車両の周辺を複数のカメラで撮影して得られる複数の画像に基づいて仮想視点からみた合成画像を生成するものであり、前記制御手段は、前記複数の分割領域のうち前記合成画像に含まれる分割領域を、前記照明すべき分割領域として選択する。
また、請求項の発明は、請求項に記載の車載照明装置において、前記画像生成装置は、前記車両の周辺に存在する物体を検出するセンサの検出結果に基づいて、前記物体が検出された位置を含む合成画像を生成する
また、請求項の発明は、請求項1からのいずれかに記載の車載照明装置において、前記車両の周辺の明るさを検出するセンサの検出結果を入力する手段、をさらに備え、前記制御手段は、前記車両の周辺の明るさが所定のしきい値よりも低いときに前記照明手段に照明させる。
また、請求項の発明は、請求項1からのいずれかに記載の車載照明装置において、前記制御手段は、前記画像生成装置の撮影で取得された撮影画像の明るさが所定のしきい値よりも低いときに前記照明手段に照明させる。
また、請求項の発明は、請求項1からのいずれかに記載の車載照明装置において、前記特定領域は、前記車両の側方領域である。
また、請求項9の発明は、車両の周辺を撮影して画像を生成する画像生成装置の撮影を補助する照明を行う車載照明装置であって、前記画像生成装置は、前記車両の周辺の特定領域を含む画像を生成して表示装置に出力するものであり、前記特定領域を分割した複数の分割領域を選択的に照明可能な照明手段と、前記複数の分割領域のうちから照射すべき分割領域を選択し、選択した分割領域を前記照明手段に照明させる制御手段と、を備え、
前記画像生成装置は、車両の周辺を複数のカメラで撮影して得られる複数の画像に基づいて仮想視点からみた合成画像を生成するものであり、前記制御手段は、前記複数の分割領域のうち前記合成画像に含まれる分割領域を、前記照明すべき分割領域として選択する。
また、請求項10の発明は、請求項9に記載の車載照明装置において、前記画像生成装置は、前記車両の周辺に存在する物体を検出するセンサの検出結果に基づいて、前記物体が検出された位置を含む前記合成画像を生成する。

また、請求項11の発明は、車両に搭載される画像処理装置であって、前記車両の周辺を撮影し、前記車両の周辺の特定領域を含む画像を生成して表示装置に出力する画像生成装置と、前記画像生成装置の撮影を補助する照明を行う請求項1から10のいずれかに記載の車載照明装置と、を備えている。
また、請求項12の発明は、車両に搭載される画像表示システムであって、請求項11に記載の画像処理装置と、前記画像処理装置で生成された前記車両の周辺の特定領域を含む画像を表示する表示装置と、を備えている。
請求項1ないしの発明によれば、特定領域を選択的に照明できることから、特定領域を表示させるためにその特定領域の全体を常時に照明する必要が無いため消費電力を低減できる。また、照明手段の劣化が防止され耐久性を向上できる。さらに、走行用灯火装置の点灯状態に応じて照射すべき分割領域を選択するため、走行用灯火装置が照明している領域を照明しないことで、消費電力を有効に低減できる。
また、特に請求項の発明によれば、車両の走行状態に応じて照射すべき分割領域を選択するため、走行状態に応じて運転に必要な領域のみを照明でき、消費電力を有効に低減できる。
また、特に請求項の発明によれば、車両が走行している場合は停止している場合よりも照明すべき分割領域を減らすことで、無駄な情報が排除されるためドライバが運転に集中できる。
また、特に請求項4及び請求項9の発明によれば、合成画像に含まれる分割領域を照明するため、合成画像に必要な領域のみを照明でき、消費電力を有効に低減できる。
また、特に請求項5及び請求項10の発明によれば、物体が検出された位置に対応する分割領域を照明するため、検出された物体をドライバに注目させることができる。
また、特に請求項の発明によれば、車両の周辺が暗いときに照明することで、必要に応じて照明できるため消費電力を有効に低減できる。
また、特に請求項の発明によれば、撮影画像の明るさが暗いときに照明することで、必要に応じて照明できるため消費電力を有効に低減できる。
また、特に請求項の発明によれば、ドライバにとって確認が難しい側方領域を示す画像を、車両の周辺が暗い場合でも取得できる。
図1は、第1の実施の形態の画像表示システムのブロック図である。 図2は、複数の車載カメラが車両に配置される位置を示す図である。 図3は、複数の補助光源が車両に配置される位置を示す図である。 図4は、前照灯が照明可能な分割領域を示す図である。 図5は、車幅灯が照明可能な分割領域を示す図である。 図6は、制動灯が照明可能な分割領域を示す図である。 図7は、走行用灯火装置が照明可能な分割領域を示す図である。 図8は、任意の仮想視点からみた合成画像の生成手法を説明する図である。 図9は、第1照明パターンを示す図である。 図10は、第2照明パターンを示す図である。 図11は、第3照明パターンを示す図である。 図12は、第4照明パターンを示す図である。 図13は、第5照明パターンを示す図である。 図14は、第6照明パターンを示す図である。 図15は、第7照明パターンを示す図である。 図16は、第8照明パターンを示す図である。 図17は、第9照明パターンを示す図である。 図18は、第10照明パターンを示す図である。 図19は、第11照明パターンを示す図である。 図20は、第1の実施の形態の画像表示システムの処理の流れを示す図である。 図21は、第2の実施の形態の画像表示システムのブロック図である。 図22は、複数のクリアランスソナーが車両に配置される位置を示す図である。 図23は、画像表示システムで表示される画像の一例を示す図である。 図24は、第2の実施の形態の画像表示システムの処理の流れを示す図である。 図25は、第3の実施の形態の画像表示システムのブロック図である。
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態について説明する。
<1.第1の実施の形態>
<1−1.構成>
図1は、第1の実施の形態の画像表示システム100のブロック図である。この画像表示システム100は、車両(本実施の形態では、自動車)に搭載されるものであり、車両の周辺を撮影して画像を生成し、車室内に表示する機能を有している。この画像表示システム100を利用することで、車両のドライバは当該車両の周辺を容易に把握できるようになっている。
図1に示すように、画像表示システム100は、本体部10と、車両の周辺を撮影する撮影部5とを備えている。さらに、画像表示システム100は、撮影部5の撮影を補助する照明を行う車載照明装置としての機能を有しており、この補助照明のための補助照明部6を備えている。本体部10は液晶ディスプレイなどのディスプレイ21を備えており、ディスプレイ21の画面がドライバから視認可能なように車両のインストルメントパネルなどに設置される。また、撮影部5と補助照明部6とは、本体部10に電気的に接続され本体部10からの信号に基づいて動作する。
撮影部5は、車載カメラであるフロントカメラ51、サイドカメラ52及びバックカメラ53を備えている。これらの車載カメラ51,52,53は、レンズと撮像素子とを備えており電子的に画像を取得する。
図2は、車載カメラ51,52,53が車両9に配置される位置を示す図である。図2に示すように、フロントカメラ51は、車両9の前端となるフロントバンパ91の左右略中心に設けられ、その光軸は車両9の直進方向に向けられている。また、サイドカメラ52は、左右のドアミラー93にそれぞれ設けられており、その光軸は直進方向に対して直交するように車両9の外部方向に向けられている。バックカメラ53は、車両9の後端となるリアバンパ92の左右略中心に設けられ、その光軸は車両9の直進方向の逆方向に向けられている。
これらの車載カメラ51,52,53のレンズとしては魚眼レンズなどが採用されており、車載カメラ51,52,53は180度以上の画角αを有している。このため、4つの車載カメラ51,52,53を利用することで、車両9の全周囲の撮影が可能となっている。
図1に戻り、補助照明部6は、複数の補助光源69を備えている。複数の補助光源69は、不可視光である近赤外光を発光するLEDなどで構成される。近赤外光は人間の目には見えないため、補助光源69から車両9の周辺を照明したとしても、車両9の周辺に存在する歩行者などに影響を与えることがない。一方で、車載カメラ51,52,53に採用される撮像素子は、近赤外光の感度を有するCCDやCMOSなどで構成されている。このため、車両9の周辺環境が比較的暗い場合においては、補助光源69の近赤外光の補助光で車両9の周辺の領域を照明することにより、歩行者などに影響を与えることなく、その領域の状況を示す十分な明るさの画像を取得できる。
図3は、複数の補助光源69が車両9に配置される位置を示す図である。図3に示すように、補助光源69は、フロントバンパ91の左右端部、左右のドアミラー93、及び、リアバンパ92の左右端部にそれぞれ設けられている。なお、車両9では照明装置の配置を左右対称としているため、以降の説明では車両9の左側を例に具体的に説明するが、右側についても同様である。
車両9の一の側方に設けられる複数の補助光源69は、その一の側方に設定される側方領域である照明対象エリアAの照明を担っている。この照明対象エリアAとして、車両9の位置を基準とした所定の領域が設定される。具体的には、車両9の前後方向に沿って車両9の前端のフロントバンパ91より約2m前方の位置から車両9の後端のリアバンパ92よりも約3m後方の位置まで、及び、車両9の左右方向に沿って車両の側面(フロントフェンダ94、ドア95、及び、リアフェンダ96等で形成される面)の位置からその外側に2m離れた位置までが照明対象エリアAとして設定されている。複数の補助光源69は、照明対象エリアAを分割した分割領域をそれぞれ個別に照明するようになっている。
なお以降では説明の便宜上、図中において、車両9の左右方向をX軸方向、車両の前後方向をY軸方向として方向を示す。照明対象エリアAは、X軸方向に2つの領域、Y軸方向に5つの領域にそれぞれ区分され、これによって区分された領域がそれぞれ分割領域となる。このため、分割領域は、図中に示すX座標(X0,X1)、及び、Y座標(Y0〜Y4)を符号として用いる。また、図中では、補助光源69に関して照明方向をわかりやすくするため、補助光源69の光軸に当該補助光源69と同じ符号を付している。
フロントバンパ91の左右方向の端部には2つの補助光源60a,60bが設けられる。これら補助光源60a,60bは、その光軸が前方に向けられており、フロントバンパ91よりも前方の分割領域(以下、「前方エリア」という。)Y0の照明を担っている。補助光源60aは外側となる第1前方エリアX0Y0、補助光源60bは内側となる第2前方エリアX1Y0をそれぞれ照明する。
ドアミラー93には4つの補助光源61a,61b,62a,62bが設けられる。このうち補助光源61a,61bは、その光軸が前方に向けられており、フロントフェンダ94付近の外側となる分割領域(以下、「フロントエリア」という。)Y1の照明を担っている。補助光源61aは外側となる第1フロントエリアX0Y1、補助光源61bは内側となる第2フロントエリアX1Y1をそれぞれ照明する。
一方、補助光源62a,62bは、その光軸が後方に向けられており、ドア95付近の外側となる分割領域(以下、「ドアエリア」という。)Y2の照明を担っている。補助光源62aは外側となる第1ドアエリアX0Y2、補助光源62bは内側となる第2ドアエリアX1Y2をそれぞれ照明する。
リアバンパ92には4つの補助光源63a,63b,64a,64bが設けられる。このうち補助光源63a,63bは、その光軸が前方に向けられており、リアフェンダ96付近の外側となる分割領域(以下、「リアエリア」という。)Y3の照明を担っている。補助光源63aは外側となる第1リアエリアX0Y3、補助光源63bは内側となる第2リアエリアX1Y3をそれぞれ照明する。
一方、補助光源64a,64bは、その光軸が後方に向けられており、リアバンパ92よりも後方の分割領域(以下、「後方エリア」という。)Y4の照明を担っている。補助光源64aは外側となる第1後方エリアX0Y4、補助光源64bは内側となる第2後方エリアX1Y4をそれぞれ照明する。
このように補助照明部6の複数の補助光源69は、それぞれが担当する分割領域を個別に照明する。複数の補助光源69はそれぞれ独立して点灯可能であるため、照明対象エリアAのうちの任意の分割領域を選択的に照明することが可能となっている。
図1に戻り、本体部10は、ディスプレイ21の他に、撮影部5で取得された撮影画像を処理して表示用の画像に変換する画像変換部3と、各種の演算処理を行うCPU1とを備えている。画像変換部3で生成された画像はディスプレイ21に出力されて表示される。撮影部5と画像変換部3とを組み合わせたものが、車両9の周辺を撮影してその車両9の周辺の特定領域(本実施の形態では、照明対象エリアA)を含む画像を生成して表示装置に出力する画像生成装置であるともいえる。
画像変換部3は、撮影部5の複数の車載カメラ51,52,53で取得された複数の撮影画像に基づいて仮想視点からみた合成画像を生成することが可能となっている。画像変換部3は、このような画像処理に必要な輝度調整部31と多重化部32と視点変換部33とを備えたハードウェア回路として構成されている。
輝度調整部31は、撮影部5で取得された撮影画像の全体としての明るさを示す平均輝度を参照し、撮影画像のゲイン調整を行うようになっている。具体的には、撮影画像の平均輝度が比較的高い場合はゲイン調整値を小さくし、比較的低い場合はゲイン調整値を大きくする。これにより、車両9の周辺環境がある程度暗い場合などにおいて撮影画像の明るさが調整されることとなるが、夜間など周辺環境が非常に暗い場合においてはこのようなゲイン調整を行っても、表示する画像としての十分な明るさが得られない。このため、補助照明部6による照明が必要となる。
多重化部32は、複数の車載カメラ51,52,53で取得されてゲイン調整された複数の撮影画像を一つの画像に合成して多重化画像とする。視点変換部33は、多重化部32で生成された多重化画像を用いて、車両9の周辺の任意の仮想視点からみた合成画像を生成する。視点変換部33が、仮想視点からみた合成画像を生成する手法については後述する。
CPU1は、画像表示システム100の各部を統括的に制御する制御部として機能する。CPU1の各種の制御機能は、所定のメモリなどに予め記憶されたプログラムに従って演算処理が実行されることによりソフトウェア的に実現される。図中の画像制御部11、領域選択部12、及び、照明制御部13は、このように実現されるCPU1の機能の一部を示している。
画像制御部11は、画像変換部3に制御信号を出力して、画像変換部3の画像処理の内容を制御する。画像変換部3が生成する合成画像の仮想視点の位置などは画像変換部3によって指示される。領域選択部12は、照明対象エリアAを補助照明部6で照明する場合に、いずれの分割領域を照明するかを選択する。照明制御部13は、補助照明部6に制御信号を出力して、領域選択部12により選択された分割領域を補助照明部6に照明させる。
また、本体部10は、車両9に設けられた各種装置からの信号を入力する信号入力部41を備えている。この信号入力部41を介して、画像表示システム100外部からの信号がCPU1に入力される。具体的には、シフトレバー81、車速度計82、灯火制御装置83、照度センサ84及び切替スイッチ85などから、各種情報を示す信号がCPU1に入力される。シフトレバー81からは、”P”,”D”,”N”,”R”などのシフトポジションが入力される。また、車速度計82からは、その時点の車両9の走行速度(km/h)が入力される。
灯火制御装置83は、補助照明部6とは別に設けられる、車両9の通常の走行に用いる走行用灯火装置の制御を行う。走行用灯火装置は、前照灯(ヘッドライト)、車幅灯(スモールランプ)、尾灯(テールランプ)、制動灯(ブレーキランプ)、及び、後退灯(バックランプ)などが含まれる。灯火制御装置83は、ドライバの操作に応答して前照灯や車幅灯を点灯させ、前照灯または車幅灯を点灯させるときには尾灯を点灯させる。また、灯火制御装置83は、ドライバによりブレーキが踏まれた場合は制動灯を点灯させ、シフトポジションが”R”のときに後退灯を点灯させる。灯火制御装置83からは、このような各種の走行用灯火装置の点灯状態がCPU1に入力される。
照明対象エリアAの複数の分割領域のうちの一部は、走行用灯火装置によっても照明可能となっている。図4ないし図7は、照明対象エリアAのうち、走行用灯火装置が照明可能な分割領域を示す図である。これらの図中では、車両の周辺環境が暗い場合に補助照明部6で照明しなくても、十分な明るさの画像の取得が可能な程度(例えば、0.5ルクス以上)に走行用灯火装置により照明できる分割領域をハッチングで示している。
図4は、前照灯83aが照明可能な分割領域を示す図である。前照灯83aは、前方エリアY0(第1前方エリアX0Y0及び第2前方エリアX1Y0)を画像の取得ができる程度に照明する。図5は、車幅灯83bが照明可能な分割領域を示す図である。車幅灯83bでは、照明対象エリアAのいずれの分割領域についても、画像の取得ができる程度には照明できない。図6は、制動灯83cが照明可能な分割領域を示す図である。制動灯83cは、後方エリアY4(第1後方エリアX0Y4及び第2後方エリアX1Y4)を画像の取得ができる程度に照明する。また、後退灯が照明可能な分割領域は、図6に示す制動灯83cが照明可能な分割領域と同一である。さらに、図7は、尾灯83dが照明可能な分割領域を示す図である。尾灯83dは、第2後方エリアX1Y4のみを画像の取得ができるように照明する。
図1に戻り、照度センサ84は、フロントウインドウ中央上部やダッシュボード上に取り付けられ、車両9の周辺環境の明るさを示す照度を検出する。照度センサ84からは、検出結果となる照度がCPU1に入力される。また、切替スイッチ85は、ディスプレイ21に表示させる内容を切り替える指示をドライバから受け付けるものである。切替スイッチ85からはドライバの指示内容がCPU1に入力される。
<1−2.画像変換処理>
次に、画像変換部3の視点変換部33が、撮影部5で得られた複数の撮影画像に基づいて、任意の仮想視点からみた合成画像を生成する手法について説明する。図8は、任意の仮想視点からみた合成画像を生成する手法を説明するための図である。
撮影部5のフロントカメラ51、サイドカメラ52及びバックカメラ53で同時に撮影が行われると、車両9の前方、左側方、右側方、及び、後方をそれぞれ示す4つの撮影画像P1〜P4が取得される。すなわち、撮影部5で取得される4つの撮影画像P1〜P4には、撮影時点の車両9の全周囲を示す情報が含まれていることになる。
取得された4つの撮影画像P1〜P4は多重化された後、視点変換部33により仮想的な三次元の立体曲面SPに投影される。立体曲面SPは、例えば略半球状(お椀形状)をしており、その中心部分(お椀の底部分)が車両9の位置として定められている。撮影画像P1〜P4に含まれる各画素の位置と、この立体曲面SPの各画素の位置とはあらかじめ対応関係が定められている。このため、立体曲面SPの各画素の値は、この対応関係と、撮影画像P1〜P4に含まれる各画素の値とに基づいて決定できる。撮影画像P1〜P4の各画素の位置と立体曲面SPの各画素の位置との対応関係は、テーブルデータとして本体部10が備える所定のメモリに記憶される。
一方で、立体曲面SPに対する仮想視点VP1,VP2が設定される。そして、設定された仮想視点VP1,VP2に応じて、立体曲面SPにおける必要な領域が画像として切り出されることにより、任意の仮想視点からみた合成画像が生成されることになる。例えば、車両9の真上の仮想視点VP1を設定した場合は、車両9の真上から見下ろすような合成画像CP1が生成される。また、図中に示すように、車両9の後方となる仮想視点VP2を設定した場合は、車両9の後方から車両9の周辺全体を見渡すような合成画像CP2が生成されることになる。仮想視点と、立体曲面SPにおける必要な領域との関係はあらかじめ定められており、テーブルデータとして本体部10が備える所定のメモリに記憶される。
なお、実際に合成画像を生成する場合においては、立体曲面SPの全ての画素の値を決定する必要はなく、仮想視点に対応して必要となる領域の画素の値のみを撮影画像P1〜P4に基づいて決定することで、処理速度を向上できる。また、合成画像中に示す車両9の像はあらかじめビットマップなどで所定のメモリ内に用意しておき、仮想視点に応じた向きの車両9の像を生成された合成画像に重畳すればよい。
<1−3.照明パターン>
以上のような画像変換処理を行うことで車両の周辺の任意の視点からみた合成画像が生成されてディスプレイ21に表示される。仮想視点は各種条件に応じて決定され、照明対象エリアAを含む合成画像がディスプレイ21に表示される場合もある。このように照明対象エリアAを含む合成画像を生成する場合において周辺環境が比較的暗いときは、補助照明部6で照明対象エリアAの照明を行うことになる。
しかしながら、照明対象エリアAの全体を常に照明したのでは電力が無駄に消費される可能性がある。例えば、走行用灯火装置によって照明されている領域については、既に照明されているため補助照明部6で照明する必要性は低い。また、車両9の走行状態によっては、照明対象エリアAのうちドライバの注目の必要性が低い領域もある。このため、画像表示システム100では、車両9の走行用灯火装置の点灯状態や走行状態に応じて照明すべき分割領域を領域選択部12が選択し、必要な分割領域のみを照明するようになっている。選択の判断に用いる走行状態には、シフトレバー81からのシフトポジション、及び、車速度計82からの走行速度が含まれる。
本実施の形態では、照明対象エリアAの分割領域を選択的に照明するパターン(以下、「照明パターン」)として11種のパターンが存在する。図9から図19は、11種の照明パターンをそれぞれ説明する図である。これらの図中では、当該照明パターンにおいて、補助照明部6が照明する分割領域をハッチングで示し、点灯すべき補助光源69の光軸のみ示している。以下、これらの図を参照して11種の照明パターンについてそれぞれ説明する。
<1−3−1.第1照明パターン>
図9は、第1照明パターンを示す図である。第1照明パターンでは、照明対象エリアAの全体が照明される。すなわち、全ての分割領域が照明すべき分割領域として選択される。
第1照明パターンは、以下の条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”P”または”N”」、かつ、「走行用灯火装置がいずれも非点灯」
この場合は車両9が停車しているため、ドライバが車両9の周辺の広い範囲を十分に確認できるようにできるだけ広い領域を照明する。
<1−3−2.第2照明パターン>
図10は、第2照明パターンを示す図である。第2照明パターンでは、車両9の後端よりも前方の領域が照明される。具体的には、前方エリアY0、フロントエリアY1、ドアエリアY2及びリアエリアY3が照明すべき分割領域として選択される。
第2照明パターンは、以下のいずれかの条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”P”または”N”」、「制動灯が点灯」、かつ、「前照灯が非点灯」
(2)「シフトポジションが”D”または”R”」、「走行速度が0km/h」、「制動灯が点灯」、かつ、「前照灯が非点灯」
この場合も車両9が停車しているため、ドライバが車両9の周辺の広い範囲を十分に確認できるようにできるだけ広い領域を照明する。ただし、後方エリアY4を照明可能な制動灯83cが点灯しているため(図6参照。)、後方エリアY4の照明を行わない。
<1−3−3.第3照明パターン>
図11は、第3照明パターンを示す図である。第3照明パターンでは、車両9のフロントフェンダ94の外側から前方にかけての領域が照明される。具体的には、前方エリアY0及びフロントエリアY1が照明すべき分割領域として選択される。
第3照明パターンは、以下の条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”D”」、「走行速度が5km/h以上」、かつ、「前照灯が非点灯」
この場合は、車両9が比較的高速に移動しているため、車両9が移動する進行方向へドライバを注目させるべきであるため、比較的前方の領域のみを照明する。
<1−3−4.第4照明パターン>
図12は、第4照明パターンを示す図である。第4照明パターンでは、車両9の前端から後端までの領域が照明される。具体的には、フロントエリアY1、ドアエリアY2及びリアエリアY3が照明すべき分割領域として選択される。
第4照明パターンは、以下のいずれかの条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”P”または”N”」、「制動灯が点灯」、かつ、「前照灯・尾灯が点灯」
(2)「シフトポジションが”D”または”R”」、「走行速度が0km/h」、「制動灯が点灯」、かつ、「前照灯・尾灯が点灯」
この場合も車両9が停車しているため、ドライバが車両9の周辺の広い範囲を十分に確認できるようにできるだけ広い領域を照明する。ただし、前方エリアY0を照明可能な前照灯83aが点灯し(図4参照。)、後方エリアY4を照明可能な制動灯83cが点灯しているため(図6参照。)、前方エリアY0及び後方エリアY4の照明を行わない。
<1−3−5.第5照明パターン>
図13は、第5照明パターンを示す図である。第5照明パターンでは、車両9のフロントフェンダ94の外側の領域が照明される。具体的には、フロントエリアY1のみが照明すべき分割領域として選択される。
第5照明パターンは、以下の条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”D”」、「走行速度が5km/h以上」、かつ、「前照灯・尾灯が点灯」
この場合は、車両9が比較的高速に移動しているため、車両9が移動する進行方向へドライバを注目させるべきであるため、比較的前方の領域のみを照明する。ただし、前方エリアY0を照明可能な前照灯83aが点灯しているため(図4参照。)、前方エリアY0の照明を行わない。
<1−3−6.第6照明パターン>
図14は、第6照明パターンを示す図である。第6照明パターンでは、車両9のドア95の外側からリアフェンダ96の外側にかけての領域が照明される。具体的には、ドアエリアY2及びリアエリアY3が照明すべき分割領域として選択される。
第6照明パターンは、以下の条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”R”」、かつ、「走行速度が5km/h以上」
この場合は、車両9が比較的高速に移動しているため、車両9が移動する後退方向へドライバを注目させるべきであるため、比較的後方の領域のみを照明する。ただし、後方エリアY4を照明可能な後退灯が点灯しているため、後方エリアY4の照明を行わない。
<1−3−7.第7照明パターン>
図15は、第7照明パターンを示す図である。第7照明パターンでは、照明対象エリアAの内側の領域X1が照明される。具体的には、第2前方エリアX1Y0、第2フロントエリアX1Y1、第2ドアエリアX1Y2、第2リアエリアX1Y3、及び、第2後方エリアX1Y4が照明すべき分割領域として選択される。
第7照明パターンは、以下の条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”D”」、「走行速度が5km/h未満」、かつ、「走行用灯火装置がいずれも非点灯」
この場合は、狭い道で対向車とすれ違うなどで車両9が比較的低速に移動しているため、車両9と障害物との間のクリアランスを確保できるかをドライバが意識している。このため、照明対象エリアAのうち、ドライバが注目すべき車両9に近接する領域のみを照明する。
<1−3−8.第8照明パターン>
図16は、第8照明パターンを示す図である。第8照明パターンでは、照明対象エリアAの車両9の後端よりも前方の内側の領域が照明される。具体的には、第2前方エリアX1Y0、第2フロントエリアX1Y1、第2ドアエリアX1Y2、及び、第2リアエリアX1Y3が照明すべき分割領域として選択される。
第8照明パターンは、以下のいずれかの条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”D”」、「走行速度が0km/h」、かつ、「制動灯が点灯」
(2)「シフトポジションが”D”」、「走行速度が5km/h未満」、「制動灯が点灯または車幅灯・尾灯のみが点灯」
(3)「シフトポジションが”R”」、かつ、「走行速度が5km/h未満」
この場合も、車両9が比較的低速に移動しており車両9と障害物との間のクリアランス確保をドライバが意識していることから、車両9に近接する領域のみを照明する。ただし、第2後方エリアX1Y4を照明可能な、制動灯83c、尾灯83dまたは後退灯が点灯しているため(図6,図7参照。)、第2後方エリアX1Y4の照明を行わない。
<1−3−9.第9照明パターン>
図17は、第9照明パターンを示す図である。第9照明パターンでは、車両9の前端から後端までの内側の領域が照明される。具体的には、第2フロントエリアX1Y1、第2ドアエリアX1Y2、及び、第2リアエリアX1Y3が照明すべき分割領域として選択される。
第9照明パターンは、以下のいずれかの条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”D”」、「走行速度が5km/h未満」、かつ、「前照灯・尾灯が点灯」
(2)「シフトポジションが”R”」、「走行速度が5km/h未満」、かつ、「前照灯・尾灯が点灯」
この場合も、車両9が比較的低速に移動しており車両9と障害物との間のクリアランス確保をドライバが意識していることから、車両9に近接する領域のみを照明する。ただし、ただし、第2前方エリアX1Y0を照明可能な前照灯83aが点灯し(図4参照。)、第2後方エリアX1Y4を照明可能な尾灯83dが点灯しているため(図7参照。)、第2前方エリアX1Y0及び第2後方エリアX1Y4の照明を行わない。
<1−3−10.第10照明パターン>
図18は、第10照明パターンを示す図である。第10照明パターンでは、車両9の前端から後端までの領域と、車両9の後端の後方外側の領域とが照明される。具体的には、フロントエリアY1、ドアエリアY2、リアエリアY3及び第1後方エリアX0Y4が照明すべき分割領域として選択される。
第10照明パターンは、以下の条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”P”または”N”」、「制動灯が非点灯」、かつ、「前照灯・尾灯が点灯」
この場合も車両9が停車しているため、ドライバが車両9の周辺の広い範囲を十分に確認できるようにできるだけ広い領域を照明する。ただし、前方エリアY0を照明可能な前照灯83aが点灯し(図4参照。)、第2後方エリアX1Y4を照明可能な尾灯83dが点灯しているため(図6参照。)、前方エリアY0及び第2後方エリアX1Y4の照明を行わない。
<1−3−11.第11照明パターン>
図19は、第11照明パターンを示す図である。第11照明パターンでは、車両9の後端よりも前方の領域と、車両9の後端の後方外側の領域とが照明される。具体的には、前方エリアY0、フロントエリアY1、ドアエリアY2、リアエリアY3及び第1後方エリアX0Y4が照明すべき分割領域として選択される。
第11照明パターンは、以下の条件を満足した場合に選択される。
(1)「シフトポジションが”P”または”N”」、「制動灯が非点灯」、かつ、「車幅灯・尾灯が点灯」
この場合も車両9が停車しているため、ドライバが車両9の周辺の広い範囲を十分に確認できるようにできるだけ広い領域を照明する。ただし、第2後方エリアX1Y4を照明可能な尾灯83dが点灯しているため(図6参照。)、第2後方エリアX1Y4の照明を行わない。
<1−4.処理フロー>
次に、上記のような照明パターンを選択する処理の流れについて説明する。図20は、画像表示システム100の処理の流れを示す図である。この処理は、画像表示システム100の起動中にCPU1の制御下で繰り返し実行されるものであり、特に言及しない限り各処理ステップはCPU1の機能によりなされる。
まず、ディスプレイ21に車両9の周辺の画像を表示させるか否かが判定される(ステップS11)。本実施の形態では、画像表示システム100の起動時、シフトポジションを”R”にしたとき、あるいは、切替スイッチ85を介してドライバから表示の指示があったときなどに、車両9の周辺の画像を表示させるようになっている。信号入力部41を介して入力される信号などに基づいて、周辺の画像の表示要否が判定される。周辺の画像を表示させない場合は(ステップS11にてNo)、全ての補助光源69が消灯され(ステップS12)、ディスプレイ21に車両9の周辺の画像が表示されている場合は非表示とされる(ステップS13)。
また、周辺の画像を表示させる場合は(ステップS11にてYes)、次に、補助照明部6による照明が必要な程度に周辺環境が暗いか否かが判定される(ステップS14)。具体的には、照度センサ84から入力される車両9の周辺環境の明るさを示す照度が、所定のしきい値よりも低いか否かが判定される。照度センサ84からの照度が所定のしきい値よりも高い場合は(ステップS14にてNo)、補助照明部6による照明が不要なため、全ての補助光源69が消灯される(ステップS18)。
一方、照度センサ84からの照度が所定のしきい値よりも低い場合は(ステップS14にてYes)、次に、撮影部5で実際に取得される撮影画像の明るさが、補助照明部6による照明が必要な程度に暗いか否かが判定される(ステップS15)。具体的には、輝度調整部31から撮影画像の平均輝度がCPU1に入力され、撮影画像の平均輝度が所定のしきい値よりも低いか否かが判定される。撮影画像の平均輝度が所定のしきい値よりも高い場合は(ステップS15にてNo)、補助照明部6による照明が不要なため、全ての補助光源69が消灯される(ステップS18)。
一方、撮影画像の平均輝度が所定のしきい値よりも低い場合は(ステップS15にてYes)、次に、領域選択部12により11種の照明パターンのうちから一つが選択される(ステップS16)。すなわち、シフトレバー81から入力されるシフトポジション、車速度計82から入力される走行速度、及び、灯火制御装置83から入力される走行用灯火装置の点灯状態に基づいて、照明対象エリアAのうちの照明すべき分割領域が選択される。照明パターンを選択する条件は、各照明パターンに応じて記述したとおりである。
照明パターンが選択されると、照明制御部13の指示により、選択された照明パターンに従って補助照明部6が照明を行う。より具体的には、照明すべき分割領域として選択された分割領域に対応する補助光源69が点灯され、それ以外の補助光源69が消灯される(ステップS17)。
次に、補助照明部6による照明がなされた状態で撮影部5により撮影が行われる。これにより撮影部5が取得した撮影画像に基づいて、画像変換部3により任意の仮想視点からみた合成画像が生成される(ステップS19)。そして、生成された合成画像がディスプレイ21に出力されて表示される(ステップS20)。なお、ステップS18で全ての補助光源69が消灯された場合においても、同様に合成画像が生成されて、ディスプレイ21に合成画像が表示される(ステップS19,S20)。
以上説明したように、第1の実施の形態の画像表示システム100では、車両9の周辺の特定領域としての照明対象エリアAを含む画像を生成してディスプレイ21に出力することが可能である。そして、補助照明部6が、照明対象エリアAを分割した複数の分割領域を選択的に照明可能であり、必要に応じて複数の分割領域のうちから照射すべき分割領域が選択され、選択された分割領域が補助照明部6により照明される。このように照明対象エリアAを選択的に照明できることから、照明対象エリアAを示す画像を表示させるためにその照明対象エリアAの全体を常時に照明する必要が無いため、消費電力を大きく低減できる。さらに、補助光源69の大きな劣化が防止され、耐久性を向上できる。
また、走行用灯火装置の点灯状態に基づいて照明すべき分割領域を選択し、走行用灯火装置が照明している領域に対応する分割領域については補助照明部6が照明すべき分割領域として選択しないようになっている。このように、走行用灯火装置が照明している領域を補助照明部6が重複して照明しないようにすることで、無駄に照明することが無くなり消費電力を有効に低減できる。
また、車両9の走行状態に応じて照射すべき分割領域を選択するため、走行状態に応じて運転に必要な領域のみを照明でき、消費電力を有効に低減できる。例えば、第1照明パターン(図9)と第3照明パターン(図11)との比較、あるいは、第1照明パターン(図9)と第7照明パターン(図15)との比較によって分かるように、車両9が走行している場合は車両9が停止している場合よりも照明すべき分割領域を減らすようになっている。このように、車両が走行している場合は停止している場合よりも照明すべき分割領域を減らすことで、表示される画像中において無駄な領域の情報が排除されるため、ドライバは注目すべき必要な領域の情報のみに意識を向けることができる。このため、ドライバの運転に大きく影響を与えることがなく、ドライバは運転に集中できる。
また、車両の周辺の明るさが比較的暗いときに補助照明部6が照明するため、車両9の周辺の明るさが比較的明るいときに照明を行うことが無くなり、消費電力を有効に低減できる。また、撮影部5の撮影で取得された撮影画像の明るさが比較的暗いときに照明することで、撮影画像の明るさが比較的明るいときに照明を行うことが無くなり、消費電力を有効に低減できる。さらに、補助光源69の大きな劣化が防止され、耐久性を向上できる。
<2.第2の実施の形態>
次に、第2の実施の形態について説明する。第2の実施の形態の画像表示システムでは、車両9の周辺に存在する物体を検出するセンサであるクリアランスソナーの検出結果が信号として入力され、当該信号に応じて補助照明部6が照明すべき分割領域が選択されるようになっている。
図21は、第2の実施の形態の画像表示システム100aのブロック図である。第2の実施の形態の画像表示システム100aは、第1の実施の形態の画像表示システム100と同様に、本体部10と撮影部5と補助照明部6とを備えている。画像表示システム100aのこれらのハードウェア構成は第1の実施の形態の画像表示システム100のものと同一であるが、本体部10のCPU1の処理内容が一部異なっている。このため以下では、第1の実施の形態との相違点を中心に説明する。
本実施の形態の車両9には、当該車両9の周辺に存在する物体を検出するソナーシステム7が設けられている。このソナーシステム7の検出結果は、信号入力部41を介して画像表示システム100aのCPU1に入力される。
ソナーシステム7は、システムを統括するソナー制御装置71と、複数のクリアランスソナー72と、車室内に警告音を発するブザー73とを備えている。クリアランスソナー72は、超音波を発射して物体から反射して戻ってくるまでの時間で距離を測定する。この距離に基づいて、車両9の周辺に存在する物体の存在が検出される。クリアランスソナー72の検出結果は、ソナー制御装置71に入力され、物体までの距離に応じてブザー73から警告音が出力される。これにより、ドライバが車両9の周辺に物体が存在することを把握できるようになっている。
図22は、複数のクリアランスソナー72が車両9に配置される位置を示す図である。複数のクリアランスソナー72は、フロントバンパ91の左右方向の端部、及び、リアバンパ92の左右方向の端部にそれぞれ設けられている。フロントバンパ91に設けられるクリアランスソナー72は前方エリアY0に向けて超音波を発信する。一方、リアバンパ92に設けられるクリアランスソナー72は後方エリアY4に向けて超音波を発信する。したがって、クリアランスソナー72により、前方エリアY0あるいは後方エリアY4に存在する物体の検出が可能となっている。
クリアランスソナー72が物体を検出した場合は、画像表示システム100aのCPU1には、物体を検出したクリアランスソナー72の位置と、その物体までの距離が入力される。画像表示システム100aでは、クリアランスソナー72が物体を検出した場合に、車両9の周辺の画像をディスプレイ21に表示するようになっている。
図23は、画像表示システム100aで表示される画像の一例を示す図である。この図に示す画像CPは、フロントバンパ91の左側に設けられるクリアランスソナー72が物体Tを検出した場合に表示されたものである。画像表示システム100aでは、クリアランスソナー72が物体Tを検出すると、物体を検出したクリアランスソナー72の位置と、その物体までの距離とに基づいて、車両9に対する物体の位置がCPU1により特定される。そして、画像変換部3により、当該物体の位置に対して仮想視点が設定され、物体を拡大して示す合成画像が生成されてディスプレイ21に表示されるようになっている。
また、車両9の周辺環境が比較的暗い場合においては、物体が検出された位置に対応する分割領域が照明すべき分割領域として選択され、物体が検出された位置に対して補助照明部6が照明を行うようになっている。図23では、物体Tが前方エリアY0に存在しているため、前方エリアY0が照明すべき分割領域として設定され、前方エリアY0が補助照明部6の補助光源60a,60bにより照明されている。これにより、車両9の周辺環境が比較的暗い場合においても、物体Tを示す十分な明るさの画像を取得できることになる。なお、物体の位置を含むように合成画像のための仮想視点が設定されていることから、画像表示システム100aでは、合成画像に含まれる領域に応じて照明すべき分割領域が選択されているともいえる。
図24は、画像表示システム100aの処理の流れを示す図である。この処理も、画像表示システム100の起動中にCPU1の制御下で繰り返し実行されるものであり、特に言及しない限り各処理ステップはCPU1の機能によりなされる。
まず、ソナーシステム7から入力される信号に基づいて、クリアランスソナー72が物体を検出したか否かが判定される(ステップS21)。物体が検出されない場合は(ステップS21にてNo)、全ての補助光源69が消灯され(ステップS22)、ディスプレイ21に車両9の周辺の画像が表示されている場合は非表示とされる(ステップS23)。
物体が検出された場合は(ステップS24にてYes)、次に、照度センサ84からの照度が所定のしきい値よりも低いか否かが判定される(ステップS24)。照度センサ84からの照度が所定のしきい値よりも高い場合は(ステップS24にてNo)、全ての補助光源69が消灯される(ステップS28)。一方、照度センサ84からの照度が所定のしきい値よりも低い場合は(ステップS24にてYes)、次に、撮影画像の平均輝度が所定のしきい値よりも低いか否かが判定される(ステップS25)。撮影画像の平均輝度が所定のしきい値よりも高い場合は(ステップS25にてNo)、全ての補助光源69が消灯される(ステップS28)。
一方、撮影画像の平均輝度が所定のしきい値よりも低い場合は(ステップS25にてYes)、次に、物体を検出したクリアランスソナー72の位置と、その物体までの距離とに基づいて検出された物体の位置が特定される。そして、物体に対して補助照明部6が照明を行うように、物体が検出された位置に対応する分割領域が照明すべき分割領域として領域選択部12により選択される(ステップS26)。次に、照明制御部13の指示により、選択された分割領域が補助照明部6により照明される(ステップS27)。
次に、補助照明部6による照明がなされた状態で撮影部5により撮影が行われ、取得された撮影画像に基づいて仮想視点からみた合成画像が画像変換部3により生成される。この際、仮想視点は物体が検出された位置に向けられて設定され、物体が検出された領域を拡大して示す合成画像が生成される(ステップS29)。そして、生成された合成画像がディスプレイ21に出力されて表示される(ステップS30)。
以上のように、第2の実施の形態の画像表示システム100では、車両9の周辺に存在する物体を検出するソナーシステム7の検出結果に基づいて、複数の分割領域のうち物体が検出された位置に対応する分割領域が照明すべき分割領域として選択される。このため、周辺環境が比較的暗い場合であっても、検出された物体をドライバが容易に把握することができる。
また、仮想視点からみた合成画像に含まれる領域に応じて照明すべき分割領域を選択するため、合成画像に必要な領域のみを照明でき消費電力を有効に低減できる。なお、本実施の形態では、物体が検出された位置に応じて仮想視点を設定していたが、物体の検出とは無関係に任意の仮想視点を設定し、その仮想視点からみた合成画像に含まれる領域に応じて照明すべき分割領域を選択するようにしてもよい。
<3.第3の実施の形態>
次に、第3の実施の形態について説明する。本実施の形態では、上記実施の形態の画像表示システム100,100aの本体部10が備える機能は、複数の装置で分散されて実現されてもよい。第3の実施の形態では、画像処理装置と表示装置とで本体部10が備える機能が実現される。
図25は、第3の実施の形態の画像表示システム100bのブロック図である。第3の実施の形態の画像表示システム100bは、画像処理装置10aと表示装置10bとを備えており、上記実施の形態の本体部10の機能はこれら画像処理装置10aと表示装置10bとで実現されている。表示装置10bはディスプレイ21を備えており、画像処理装置10aで生成された画像を表示する。このように構成することで、表示装置10bのみをインストルメントパネルなどの視認可能な位置に設置すれば、画像処理装置10aは車両9の任意の位置に配置できる。
画像処理装置10aと表示装置10bとは、通信可能に接続されており、それぞれ通信部23,42を介して通信する。表示装置10bは、制御部としてのCPU22を備えており、画像処理装置10aからの信号に基づいて動作する。これにより、画像処理装置10aで生成された車両9の周辺を示す画像が、表示装置10bのディスプレイ21に表示されることになる。
なお、画像処理装置10aのCPU1は上記実施の形態のCPU1と同様の機能を有するものであるが、一部の機能は表示装置10bのCPU22が担っていてもよい。また、車両9に設けられた各種装置からの一部または全部の信号は画像処理装置10aではなく、表示装置10bに入力されるようになっていてもよい。これにより、例えば、領域選択部12は、表示装置10bのCPU22の機能の一部として実現することも可能である。
<4.変形例>
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、この発明は上記実施の形態に限定されるものではなく様々な変形が可能である。以下では、このような他の実施の形態について説明する。もちろん、以下で説明する形態を適宜に組み合わせてもよい。
上記実施の形態では、シフトレバー81、車速度計82、灯火制御装置83、照度センサ84、切替スイッチ85及びソナーシステム7などは、画像表示システムの外部の構成であるとして説明したが、これらの一部又は全部は画像表示システムが備えていてもよい。
また、上記実施の形態では、車両9の側方領域である照明対象エリアAを車両9の周辺の特定領域として設定し、その特定領域を分割した複数の分割領域を選択的に照明するものとして説明を行ったが、特定領域としては車両9の側方領域には限定されず車両の周囲の任意の領域を設定すればよい。ただし、上記実施の形態のように側方領域を特定領域とすれば、ドライバにとって確認が難しく走行用灯火装置でも照明しにくい側方領域を示す画像を、車両9の周辺が暗い場合でも表示できるため有効である。なお、上記実施の形態では、車両9の左右双方の側方領域を特定領域としていたが、一方の側方領域のみ(例えば、特に死角となりやすい運転席の逆側の側方領域のみ)を特定領域として設定してもよい。
また、上記実施の形態では、一つの補助光源69は一つの分割領域の照明を担当していたが、補助光源69の光軸を移動できるようにして、一つの補助光源69が2つ以上の分割領域の照明を担当するようにしてもよい。
また、上記実施の形態において、照明パターンを選択する条件は一例でありこれに限定されない。例えば、上記の第3照明パターンなどでは、走行速度が比較的速い場合に車両9の前方の領域のみを照明するようにしていたが、巻き込み防止などを企図して車両9の後方の領域を照明するようにしてもよい。
また、上記実施の形態では、プログラムに従ったCPUの演算処理によってソフトウェア的に各種の機能が実現されると説明したが、これら機能のうちの一部は電気的なハードウェア回路により実現されてもよい。また逆に、ハードウェア回路によって実現されるとした機能のうちの一部は、ソフトウェア的に実現されてもよい。
100 画像表示システム
12 領域選択部
13 照明制御部
21 ディスプレイ
33 視点変換部
41 信号入力部
5 撮影部
6 補助照明部

Claims (12)

  1. 車両の周辺を撮影して画像を生成する画像生成装置の撮影を補助する照明を行う車載照明装置であって、
    前記画像生成装置は、前記車両の周辺の特定領域を含む画像を生成して表示装置に出力するものであり、
    前記特定領域を分割した複数の分割領域を選択的に照明可能な照明手段と、
    前記複数の分割領域のうちから照射すべき分割領域を選択し、選択した分割領域を前記照明手段に照明させる制御手段と、
    前記車両の走行に用いる走行用灯火装置の点灯状態を示す信号を入力する手段と、
    を備え
    前記複数の分割領域のうちの一部は前記走行用灯火装置が照明可能な領域に含まれ、
    前記制御手段は、
    前記走行用灯火装置の点灯状態に基づいて前記照明すべき分割領域を選択し、
    前記複数の分割領域のうち前記走行用灯火装置が照明している領域に対応する分割領域を、前記照明すべき分割領域として選択しないことを特徴とする車載照明装置。
  2. 請求項1に記載の車載照明装置において、
    前記車両の走行状態を示す信号を入力する手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記走行状態に基づいて前記照明すべき分割領域を選択することを特徴とする車載照明装置。
  3. 請求項2に記載の車載照明装置において、
    前記制御手段は、前記車両が走行している場合は、前記車両が停止している場合よりも前記照明すべき分割領域を減らすことを特徴とする車載照明装置。
  4. 請求項1に記載の車載照明装置において、
    前記画像生成装置は、車両の周辺を複数のカメラで撮影して得られる複数の画像に基づいて仮想視点からみた合成画像を生成するものであり、
    前記制御手段は、前記複数の分割領域のうち前記合成画像に含まれる分割領域を、前記照明すべき分割領域として選択することを特徴とする車載照明装置。
  5. 請求項4に記載の車載照明装置において、
    前記画像生成装置は、前記車両の周辺に存在する物体を検出するセンサの検出結果に基づいて、前記物体が検出された位置を含む前記合成画像を生成することを特徴とする車載照明装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載の車載照明装置において、
    前記車両の周辺の明るさを検出するセンサの検出結果を入力する手段、
    をさらに備え、
    前記制御手段は、前記車両の周辺の明るさが所定のしきい値よりも低いときに前記照明手段に照明させることを特徴とする車載照明装置。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の車載照明装置において、
    前記制御手段は、前記画像生成装置の撮影で取得された撮影画像の明るさが所定のしきい値よりも低いときに前記照明手段に照明させることを特徴とする車載照明装置。
  8. 請求項1から7のいずれかに記載の車載照明装置において、
    前記特定領域は、前記車両の側方領域であることを特徴とする車載照明装置。
  9. 車両の周辺を撮影して画像を生成する画像生成装置の撮影を補助する照明を行う車載照明装置であって、
    前記画像生成装置は、前記車両の周辺の特定領域を含む画像を生成して表示装置に出力するものであり、
    前記特定領域を分割した複数の分割領域を選択的に照明可能な照明手段と、
    前記複数の分割領域のうちから照射すべき分割領域を選択し、選択した分割領域を前記照明手段に照明させる制御手段と、
    を備え、
    前記画像生成装置は、車両の周辺を複数のカメラで撮影して得られる複数の画像に基づいて仮想視点からみた合成画像を生成するものであり、
    前記制御手段は、前記複数の分割領域のうち前記合成画像に含まれる分割領域を、前記照明すべき分割領域として選択することを特徴とする車載照明装置。
  10. 請求項9に記載の車載照明装置において、
    前記画像生成装置は、前記車両の周辺に存在する物体を検出するセンサの検出結果に基づいて、前記物体が検出された位置を含む前記合成画像を生成することを特徴とする車載照明装置。
  11. 車両に搭載される画像処理装置であって、
    前記車両の周辺を撮影し、前記車両の周辺の特定領域を含む画像を生成して表示装置に出力する画像生成装置と、
    前記画像生成装置の撮影を補助する照明を行う請求項1から10のいずれかに記載の車載照明装置と、
    を備えることを特徴とする画像処理装置。
  12. 車両に搭載される画像表示システムであって、
    請求項11に記載の画像処理装置と、
    前記画像処理装置で生成された前記車両の周辺の特定領域を含む画像を表示する表示装置と、
    を備えることを特徴とする画像表示システム。
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