JP5323280B1 - 数値制御装置 - Google Patents

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Abstract

数値制御装置は、直線軸の位置により決定される工具先端位置の指令と回転軸の回転角度によって決定される工具姿勢の指令とを含む加工プログラムに従って数値制御する数値制御装置であって、作成された直線軸の指令位置列に基づいて、工具先端位置に関する工具先端位置曲線を生成する先端位置曲線生成手段と、前記作成された直線軸の指令位置列と作成された回転軸の指令位置列とに基づいて、工具先端位置の移動に連動した、工具姿勢に関する工具姿勢曲線を生成する工具姿勢曲線生成手段と、前記工具先端位置の補間点と工具姿勢の補間点とに応じて、直線軸の機械位置の補間点を演算する補間演算手段と、前記演算された機械位置の補間点に直線軸を移動させ、前記演算された工具姿勢の補間点に回転軸を移動させる補間出力手段とを備える。

Description

本発明は、数値制御装置に関する。
工作機械において、3軸の直線軸と2軸の回転軸とを持つ工作機械は5軸加工機と呼ばれ、直線軸の位置によって工具の先端位置を指令するとともに、回転軸によって工具の姿勢を指令することによって、被工作物に対して複雑な形状を加工することができる。
被工作物に対して意匠的な曲面を加工する場合には、通常、CAD/CAM装置等によって、曲面にそって微小なブロックに分割した工具先端位置と工具姿勢との点列を作成し、数値制御装置によってこの点列間を直線で補間する加工が行われる。加工結果として得られる被工作物の加工面を滑らかにするためには、ブロックの分割をより細かくすればよいが、いたずらに分割を細かくすればプログラムデータ容量が過大になったり、数値制御装置のプログラム読み取り解析の演算に時間がかかり所定の加工速度を実現することが困難になったりする場合がある。
それに対して、ブロックの分割を過度に細かくすることなく加工点列を作成し、数値制御装置によってその点列間を直線ではなく曲線で補間するという手法が提案されている。
特許文献1には、数値制御装置において、加工点に対する曲線補間を行って曲面を加工するとともに、加工物に対する工具の傾斜角度を変化させることが記載されている。具体的には、加工プログラムから指令点列とベクトル列とをそれぞれ読み込む。読み込まれた指令点列に対して各点間に2点の内挿点を実指令点として求め、実指令点列に対して最小2乗法にて加工点用近似曲線を作成し、実指令点を加工点用近似曲線に向かって移動させて加工点用曲線を求め、加工点用曲線に対して補間を行い、加工点を求める。一方、読み込まれたベクトル列に対して2つの内挿ベクトルを実指令ベクトルとして求め、実指令ベクトルの先端点列に対して最小2乗法にてベクトル最先端点用近似曲線を作成し、実指令ベクトルをベクトル最先端点用近似曲線に向かって移動させてベクトル先端点用曲線を求め、ベクトル先端点用曲線に対して補間を行い、補間ベクトルを求める。そして、加工点と1周期前の加工点との差から進行方向ベクトルを求め、補間ベクトルから工具先端中心ベクトルを求め、補間ベクトル及び進行方向ベクトルから工具方向ベクトルを求める。さらに、加工点に工具先端中心ベクトル及び工具方向ベクトルを加算して直線移動軸X、Y、Zの位置を求め、工具方向ベクトルから回転軸A、Cの位置を求める。これにより、特許文献1によれば、加工点が滑らかに補間されるとともに工具と加工物の相対関係も滑らかに変化するので、滑らかな加工面が得られるとされている。
特許文献2には、数値制御装置において、加工点が滑らかな曲線上を移動するとともに基準工具長位置が滑らかに変化するように制御することが記載されている。具体的には、加工プログラムを解析し加工点指令列と工具姿勢指令列とを作成する。作成された加工点指令列に対して最小二乗法により加工点近似曲線を作成し、加工点指令列を加工点近似曲線に向かって移動させて加工点曲線を求め、加工点曲線に対して補間を行い、補間加工位置を求める。一方、作成された工具姿勢指令列から工具姿勢単位ベクトル列を計算し基準工具長を積算して基準工具長ベクトルを求め、基準工具長ベクトルを加工点指令列に加算して基準工具長位置列を生成し、基準工具長位置列に対して最小二乗法により基準工具長位置近似曲線を作成し、基準工具長位置列を基準工具長位置近似曲線に向かって移動させて基準工具長位置曲線を求め、基準工具長位置曲線に対して補間を行い、補間基準工具長位置を求める。そして、補間加工位置と補間基準工具長位置とから補間工具姿勢を求める。さらに、補間加工位置、補間工具姿勢、及び実工具長から直線移動軸X、Y、Zの位置を求め、補間工具姿勢から回転軸B、Cの位置を求める。これにより、特許文献2によれば、計算された工具姿勢となるように直線軸と回転軸とを制御することとにより工具姿勢が滑らかに変化しながら加工することができるとされている。
特開2005−182437号公報 特開2010−146176号公報
特許文献1に記載の技術では、工具先端を滑らかに補間するための曲線(加工点用曲線)は工具先端位置の点列から生成し、工具姿勢を滑らかに補間するための曲線(ベクトル先端点用曲線)は工具姿勢の点列から生成するというように、工具先端の曲線と工具姿勢の曲線とを全く別個に生成することが前提になっている。そのため、特許文献1に記載の技術では、工具姿勢ベクトルの移動軌跡を考慮した場合、工具先端が加工点用曲線上を滑らかに移動するのに同期して工具姿勢ベクトルが滑らかに変化しない場合があり、加工の結果得られる加工面が滑らかにならない可能性がある。
特許文献2に記載の技術では、工具先端を滑らかに補間するための曲線(加工点曲線)は工具先端位置の点列から生成し、工具先端から基準工具長オフセットした基準工具長位置を滑らかに補間するための曲線(基準工具長位置曲線)を工具先端点位置の点列と工具姿勢位置列から生成し、加工点曲線を補間する点と基準工長位置を補間する点を結ぶ補間工具姿勢から、その補間点における回転軸B、Cの位置を求めるとしている。そのため、特許文献2に記載の技術では、工具姿勢ベクトルの移動軌跡を考慮した場合、例えば工具姿勢が回転軸の1軸(例えばB軸)だけの動きで変化し、他の回転軸(例えばC軸)が移動しないプログラムの場合でも、加工点曲線を補間する点と基準工具長位置を補間する点を結ぶ補間工具姿勢から算出した回転軸の値には、本来動かないはずのC軸にも移動成分が現れ、特にこれが特異点の近傍にあると大きなC軸の動きとなり、加工の結果得られる加工面が滑らかにならない可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、工具姿勢ベクトルの移動軌跡を滑らかにできる数値制御装置を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の1つの側面にかかる数値制御装置は、直線軸の位置により決定される工具先端位置の指令と回転軸の回転角度によって決定される工具姿勢の指令とを含む加工プログラムに従って、工具、直線軸、及び回転軸を有する機械を数値制御する数値制御装置であって、前記加工プログラム中の連続したブロックで指令される工具先端位置及び工具姿勢を読み取って、直線軸の指令位置列と回転軸の指令位置列とを作成するプログラム入力手段と、前記作成された直線軸の指令位置列に基づいて、工具先端位置に関する工具先端位置曲線を生成する先端位置曲線生成手段と、前記作成された直線軸の指令位置列と前記作成された回転軸の指令位置列とに基づいて、工具先端位置の移動に連動した、工具姿勢に関する工具姿勢曲線を生成する工具姿勢曲線生成手段と、各補間周期において、前記工具先端位置曲線から工具先端位置の補間点を演算し、前記工具姿勢曲線から工具姿勢の補間点を演算し、前記工具先端位置の補間点と工具姿勢の補間点とに応じて、直線軸の機械位置の補間点を演算する補間演算手段と、前記演算された機械位置の補間点に直線軸を移動させ、前記演算された工具姿勢の補間点に回転軸を移動させる補間出力手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、工具姿勢曲線が工具先端点の直線軸移動に関連付けて導出されるため、例えば、直線軸に基づいて作成された工具先端位置曲線と、直線軸と回転軸との両方に基づいて作成された工具姿勢曲線とを組み合わせて、直線軸及び回転軸をそれぞれ補間できる。この結果、工具先端の移動に伴って工具姿勢ベクトルを滑らかに移動させることができる。すなわち、工具姿勢ベクトルの移動軌跡を滑らかにできる。
図1は、実施の形態1にかかる数値制御装置の構成を示す図である。 図2は、実施の形態1にかかる工作機械の構成を示す図である。 図3は、実施の形態1における工具先端点および工具姿勢を表す図である。 図4は、実施の形態1における1つの区間のスプライン曲線を表す図である。 図5は、実施の形態1における直線軸と回転軸2軸を合成した曲線を表す図である。 図6は、実施の形態1における加工プログラムの内容を示す図である。 図7は、実施の形態1におけるデータテーブルの構成を示す図である。 図8は、実施の形態1における曲線上の補間点を示す図である。 図9は、実施の形態1における直線軸と回転軸1軸を合成した曲線を表す図である。 図10は、実施の形態2におけるデータテーブルの構成を示す図である。
以下に、本発明にかかる数値制御装置の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
実施の形態1にかかる数値制御装置10について図1を用いて説明する。図1は、数値制御装置10の構成を示す図である。
図1に示す数値制御装置10は、サーボ駆動部9を介して、例えば図2に示す工作機械100を数値制御する装置であり、例えば、工具102の先端位置と工具102の姿勢を制御する装置である。図2は、工作機械100の構成を示す図である。
数値制御装置10が搭載された工作機械100では、加工プログラム(NCプログラム、モーションプログラム)1にて指令された位置に移動するよう、各軸の制御を行うことで可動部を移動させながら加工が行われる。工作機械100は、複数の直線軸と1以上の回転軸とを有する。
具体的には、工作機械100は、例えば図2に示すように、3つの直線軸(並進軸)であるX軸、Y軸、Z軸と2つの回転軸であるB軸、C軸とを有する5軸加工機である。X軸は、X軸サーボモータ109Xが工具102を直線移動させるための軸である。Y軸は、Y軸サーボモータ109Yが工具102を直線移動させるための軸である。Z軸は、Z軸サーボモータ109Zが工具102を直線移動させるための軸である。X軸、Y軸、及びZ軸は、例えば、互いに直交する。B軸は、B軸サーボモータ109Bが工具102を回転移動させるための軸であり、例えばY軸の周りに回転移動させる。C軸は、C軸サーボモータ109Cが工具102を回転移動させるための軸であり、例えばZ軸の周りに回転移動させる。テーブル101は、その主面101a上にワークWKが載置される。また、B軸の中心軸とC軸の中心軸との交点は、工作機械100の中心を示す機械位置MPとみなすことができる。
なお、図2は、回転軸(B軸、C軸)が工具側に2軸ある場合の5軸加工機の構成を例示的に示す図であるが、工作機械100は、回転軸が工具側とワーク側とに1軸ずつある場合の5軸加工機であってもよいし、回転軸がワーク側に2軸ある場合の5軸加工機であってもよい。
加工プログラム1(図6参照)は、Gコードと呼ばれる指令コードを用いて記述されたプログラムであり、例えば、同時5軸制御機能として工具先端点制御(G43.4/G43.5)指令などを用いて記述されたプログラムである。
数値制御装置10は、加工プログラム1を解析し、解析結果に応じてサーボ駆動部9を介して工作機械100(例えば、5軸加工機)を制御して(図2参照)、テーブル101に載置されたワークWKに対する相対的な工具姿勢を制御しながら、ワークWKの加工を行う。例えば、数値制御装置10は、工具102の位置や姿勢を所望の工具位置、工具姿勢となるように、X、Y、Z、B、C軸のそれぞれを適切に制御することで、ワークWKに対する複雑な加工を実現している。例えば、数値制御装置10は、所定の移動指令をサーボ駆動部9におけるX軸駆動部9X、Y軸駆動部9Y、Z軸駆動部9Z、B軸駆動部9B、及びC軸駆動部9Cのそれぞれへ出力する(図1参照)。これにより、X軸駆動部9X、Y軸駆動部9Y、Z軸駆動部9Z、B軸駆動部9B、及びC軸駆動部9Cは、それぞれ、X軸サーボモータ109X、Y軸サーボモータ109Y、Z軸サーボモータ109Z、B軸サーボモータ109B、C軸サーボモータ109Cに電圧指令を出力し駆動する。
このように、工作機械100に、直線軸の位置によって工具102の先端位置を指令するとともに、回転軸によって工具102の姿勢を指令することによって、ワークWKに対して、より複雑な形状を加工することができる。
ワークWKに対して意匠的な曲面を加工する場合には、通常、CAD/CAM装置等によって、曲面にそって微小なブロックに分割し、各ブロックにおいて工具102の先端位置102aと工具102の姿勢との点列を指令する加工プログラムを作成する。そして、数値制御装置10によってこの加工プログラムで指令された点列間を直線で補間する加工を行うことが一般的である。この場合、加工結果として得られるワークWKの加工面を滑らかにするためには、ブロックの分割をより細かくすればよいが、いたずらに分割を細かくすれば加工プログラムのデータ容量が過大になったり、数値制御装置のプログラム読み取り解析の演算に時間がかかり所定の加工速度を実現することが困難になる可能性がある。
それに対して、ブロックの分割を過度に細かくすることなく加工点列を作成し、数値制御装置10によってその点列間を直線ではなく曲線で補間するという手法が考えられる。工具102の先端位置102aと工具102の姿勢との点列で指令する加工プログラムの場合、工具102の先端位置102aに対応する直線軸の移動を滑らかに補間しながら、工具102の姿勢に対応する回転軸の移動(回転)を直線軸の移動に同期しながら滑らかに曲線補間する必要があり、それを実現する技術が望まれる。
そこで、実施の形態1では、直線軸の指令位置の点列に基づいて、工具102の先端位置102aに関する工具先端位置曲線を生成する一方で、回転軸の指令位置の点列だけでなく直線軸の指令位置の点列にも基づいて、工具102の姿勢に関する工具姿勢曲線を生成することで、工具先端102aの移動軌跡を滑らかにしながら、その移動に同期しながら工具102の姿勢を示す工具姿勢ベクトルの移動軌跡を滑らかにすることを目指す。
すなわち、実施の形態1にかかる数値制御装置10は、例えば、プログラム入力手段、先端位置曲線生成手段、工具姿勢曲線生成手段、補間演算手段、及び補間出力手段を有する。
プログラム入力手段は、加工プログラム中の連続したブロックで指令される先端位置と工具の姿勢とを読み取って、直線軸の指令位置列と回転軸の指令位置列とを作成する。工具先端位置曲線生成手段は、プログラム入力手段により作成された直線軸の指令位置列に基づいて、工具先端位置曲線を生成する。工具先端位置曲線は、工具102の先端位置102aに関する曲線であり、例えば滑らかな曲線である。工具姿勢曲線生成手段は、プログラム入力手段により作成された直線軸の指令位置列とプログラム入力手段により作成された回転軸の指令位置列とに基づいて、工具姿勢曲線を生成する。工具姿勢曲線は、工具102の先端位置102aの移動に連動した曲線であり、工具102の姿勢に関する曲線であり、例えば滑らかな曲線である。補間演算手段は、各補間周期において、工具先端位置曲線から工具102の先端位置102aの補間点を演算する。補間演算手段は、各補間周期において、工具姿勢曲線から工具102の姿勢の補間点を演算する。補間演算手段は、各補間周期において、工具102の先端位置102aの補間点と工具102の姿勢の補間点とに基づいて、直線軸の機械位置MPの補間点を演算する。補間出力手段は、補間演算手段により演算された機械位置MPの補間点に直線軸を移動させる。補間出力手段は、補間演算手段により演算された工具102の姿勢の補間点に回転軸を移動(回転)させる。
上述の構成手段のうち実施の形態1における特徴的な部分は、例えば、工具先端位置曲線生成手段と工具姿勢曲線生成手段とであり、これについて、まず、実施の形態1の考え方を説明する。
公知の曲線理論(例えば「形状処理工学(I)」山口富士夫著、日刊工業新聞社刊)によると、図3に示すようなn+1個の指定点P、P、P、・・・、Pを滑らかに通過する3次スプライン曲線上の点は、例えば、指定点Pj−1からPの図4に示す区間において、次の数式(1)で表現される。
Figure 0005323280
(j=1,2,3,・・・,n)
数式(1)において、qは指定点P(x,y,z)における3次スプライン曲線の単位接線ベクトルであり、dは、Pj−1からPまでの距離であり、例えば、次に数式(2)で表現される。
=√{(x−xj−1+(y−yj−1+(z−zj−1}・・・(2)
また、上記の数式(1)において、tは曲線のパラメータであり、0≦t≦1の範囲内の値である。数式(1)により示されるスプライン曲線は、指定点Pを通過するが、単位接線ベクトルqを適切に設定しないと、各指定点において2次微分が連続にならない。2次微分が各指定点において連続となる条件は、次の数式(3)で表現される。
j−1+2(dj+1+d)q+dj+1
=(3/dj+1)(d (Pj+1−P)+dj+1 (P−Pj−1
(j=1,2,3,・・・,n)・・・(3)
なお、端点PとPについては、端点における曲率を0とし、次の数式(4a)、(4b)で示される端点条件を追加する。
2d+d=3(P−P)・・・(4a)
n−1+2d=3(P−Pn−1)・・・(4b)
数式(3)、(4a)、(4b)のn+1個の連立方程式を解くことによって、n+1個の接線ベクトルqを求められれば、数式(1)によって全区間のスプライン曲線が求められる。
ここで、上記の解法において数式(1)のスプライン曲線は、直線軸の各軸(X軸、Y軸、Z軸)の成分に分解すると、次の数式(5)で表現される。
(t)=[Px(t),Py(t),Pz(t)]・・・(5)
数式(3)、(4a)、(4b)は、指定点間の距離を示す数式(2)のdを共通項とした直線軸の各軸成分について互いに独立した式であり、スプライン曲線は直線軸の各軸について独立に求められる。
次に、直線軸と回転軸との合成について考える。図3に示すように、点Pにおける工具102の姿勢を示す工具姿勢ベクトルVが、2つの回転軸であるB軸とC軸の角度によって与えられているものとする。直線軸の指定点列P(x、y、z)および工具102姿勢を表す角度の指定点列V(b、c)に対して、5次元空間の点間距離を以下の数式(6)で定義する。
’=√{(x−xj−1+(y−yj−1+(z−zj−1
+(b−bj−1+(c−cj−1}・・・(6)
数式(6)で、直線軸の長さと回転軸の角度との次元の違いは、例えば1°=1mmと換算することで次元を合わせるものとする。
このとき、数式(1)、(3)、(4a)、(4b)は、点列間の距離dを数式(6)のd’とすることで、X軸、Y軸、Z軸、B軸、C軸の各軸成分について定義され、数式(1)のスプライン曲線は、各軸の成分に分解して、次の数式(7)に示すように求めることができる。
(t)=[Px(t),Py(t),Pz(t),Pb(t),Pc(t)]・・・(7)
ただし、数式(7)のx、y、zの各成分Px(t)、Py(t)、Pz(t)は、数式(5)のx、y、zの各成分Px(t)、Py(t)、Pz(t)とは異なる。
ここで、工具先端102aの移動距離の積算値Lを考え、積算値Lを1つの軸とみなした場合の成分lを数式(8)に示すようにおく。
=lj−1+d・・・(8)
このとき、図5に示すようにL−B−Cの3次元空間を考え、L−B−C空間内を滑らかに通過するスプライン曲線として、次の数式(9)で表される曲線を考える。
(t)=[Pl(t),Pb(t),Pc(t)]・・・(9)
このとき、点列間の距離d”は、次の数式(10)で示すように表される。
”=√{(l−lj−1+(b−bj−1+(c−cj−1
・・・(10)
数式(10)において、明らかに、次の数式(11)が成り立つ。
(l−lj−1=(x−xj−1+(y−yj−1+(z−zj−1
・・・(11)
数式(6)、(10)、(11)により、d’=d”が成り立つことが分かる。これにより、数式(7)で求めるスプライン曲線のB軸、C軸の成分Pb(t)、Pc(t)は、数式(9)で求めるスプライン曲線のB軸、C軸の成分に一致する。すなわち、数式(7)で求めたスプライン曲線のPb(t)、Pc(t)は、直線軸の指令点列間の移動に同期して滑らかに変化する曲線式とみなすことができる。
これにより、数式(5)から求めたスプライン曲線の直線軸の成分Px(t)、Py(t)、Pz(t)と、数式(7)から求めたスプライン曲線の回転軸の成分Pb(t)、Pc(t)とを組み合わせて、
(t)=[Px(t),Py(t),Pz(t),Pb(t),Pc(t)]
とすれば、この曲線をもって直線軸X、Y、Zを滑らかに移動しながら、その移動に同期して回転軸B、Cが滑らかに移動する曲線を得ることができる。
そこで、実施の形態1では、例えば、工具先端位置曲線生成手段は、直線軸の位置指令の点列から数式(5)によるスプライン曲線を導出し、工具姿勢曲線生成手段は、直線軸および回転軸の指令位置の点列から、直線軸と回転軸の合成軸をもとにして数式(7)による工具姿勢曲線を生成する。
具体的には、図1に示すように、数値制御装置10は、プログラム入力部2、曲線生成部3、補間演算部6、補間出力部7、9はサンプリング時間ごとの位置指令に従って図示しないモータを駆動するサーボ駆動部、8は曲線生成処理用のデータを格納するデータテーブルである。曲線生成部3は、工具先端位置曲線生成部4及び工具姿勢曲線生成部5を有する。
プログラム入力部2は、加工プログラム1を読み取る。曲線生成部3は、プログラム入力部2により読み取られた加工プログラム1から、加工プログラム1の指令点列を滑らかに結ぶ曲線を生成する。例えば、曲線生成部3の工具先端位置曲線生成部4は、工具先端の指令位置を滑らかに結ぶ曲線を生成する。曲線生成部3の工具姿勢曲線生成部5は、工具の姿勢の指令角度を滑らかに結ぶ曲線を生成する。補間演算部6は、曲線生成部3で生成された曲線に沿ってサンプリング時間ごとの補間位置を演算する。補間出力部7は、サンプリング時間ごとに演算された補間位置を位置指令としてサーボ駆動部9に出力する。
加工プログラム1は、例えば図6に示すように規定された内容を含む。「G43.4」は、工具先端点制御を表し、「G43.4」の行以下に記述されるX、Y、Zの座標値が図3に示す工具102の先端位置102aの座標であることを表す。「G01」は、直線補間を表し、各ブロックにおいて指令された各軸の座標値に直線で移動することを示す。ここで、滑らかな曲線に沿っての移動を指令するためのGコードが「G06.1」で準備されており、曲線補間を所望する箇所にきたら「G06.1」を加工プログラム1で指令し、以下曲線が通過する点を各軸の座標値でプログラム指令していく。そして曲線補間を終了すると「G01」の直線補間等他の補間モードをプログラム指令するとその時点で曲線補間はキャンセルされる。図6に示す加工プログラム1では、「G06.1」が指令される前の最後の直線補間の終点P0を曲線の始点として、曲線補間の通過点としてP1、P2、P3、・・・Pnがプログラムされ「G01」で他の補間モードとなってPnで曲線補間が終了している。
なお、ここではPnの次に「G01」で曲線補間をキャンセルしたが、他の「G0」(早送り)や「G2/G3」(円弧補間)などで曲線補間をキャンセルしてもよい。また、再度「G06.1」を指令することによって、Pnを始点とする新たな曲線をプログラム指令してもよい。また、曲線補間を明示的にキャンセルする特別なGコードを割り当てることも可能である。
プログラム入力部2は、加工プログラム1を1行ずつ読み取り、曲線補間を示すGコード(本実施例では「G06.1」)を識別すると、一連の曲線補間がキャンセルされるまで加工プログラム1を読み取り、データテーブル8に各データを設定する。データテーブル8の内容を図7に示す。
ここで設定するデータは、PからPまでの(n+1)点のX、Y、Z、B、C各軸の座標値および、2点間の距離dおよびd’である。ここで、dはPj−1からPまでの距離であり、上記の数式(2)で表される。d’は、直線軸の指定点列P(x、y、z)および工具姿勢を表す角度の指定点列V(b、c)に対して、直線軸3軸と回転軸2軸との5軸を合成した、5次元空間の点間距離であり、上記の数式(6)で表される。ここで、直線軸の長さと回転軸の角度の次元の違いは、例えば1°=1mmと換算することで次元を合わせるものとする。
例えば図7に示すようなデータテーブル8を作成すると、図1に示すプログラム入力部2は、曲線生成部3を起動する。
曲線生成部3では、まず工具先端位置曲線生成部4が、データテーブル8から工具先端点を滑らかに通過する曲線式を生成する。生成の手順としては、工具先端の座標値P=(X,Y,X)および工具先端点の指令点列間の距離dから、各指令点Pにおける接線ベクトルq=(qx,qy,qz)としたときに、曲線の2次微分が連続となる式である上記の数式(3)と、曲線の始点Pおよび終点Pで曲率0となる端点条件である数式(4a)、(4b)とにより、X、Y、Zそれぞれについて、上記(n+1)個の連立方程式を解く。これにより、(n+1)個の接線ベクトルq=(qx,qy,qz)(n=0,1,・・・,n)を算出する。算出した結果は、データテーブル8に、例えば直線軸の接線ベクトル(図7参照)として格納する。
次に、工具姿勢曲線生成部5が、データテーブル8から工具姿勢が指令点を通過しながら滑らかに変化する曲線式を生成する。生成の手順としては、工具先端の座標値および工具姿勢の座標値からなるP=(X,Y,Z,B,C)、および直線軸3軸と回転軸2軸を合成した指令点列間の距離d’をdとして(数式6、図5参照)、各指令点Pにおける接線ベクトルq=(qx,qy,qz,qb,qc)としたときに、曲線の2次微分が連続となる上記の数式(3)と、曲線の始点Pおよび終点Pで曲率0となる端点条件の数式(4a)、(4b)とから、B軸、C軸の2つの回転軸の成分のみについてそれぞれに、上記(n+1)個の連立方程式から、(n+1)個の接線ベクトルq’=(qb,qc)(n=0,1,・・・,n)を算出する。算出した結果は、データテーブル8に、例えば回転軸の接線ベクトル(図7参照)として格納する。
このようにして、滑らかな曲線の接線ベクトルの各軸の成分が導出される。
次に、3次スプライン関数の式を、次の数式(16)に示すようにおく。
f(t)=At+Bt+Ct+D (0≦t≦1)・・・(16)
数式(16)を1階微分すると、数式(17)のようになる。
f’(t)=3At+2Bt+C・・・(17)
数式(16)により、曲線の始点の座標値は、次の数式(18a)のようになる。
f(0)=D・・・(18a)
数式(16)により、曲線の終点の座標値は、次の数式(18b)のようになる。
f(1)=A+B+C+D・・・(18b)
数式(17)により、曲線の始点の接線ベクトルの成分は、次の数式(18c)のようになる。
f’(0)=C・・・(18c)
数式(17)により、曲線の終点の接線ベクトルの成分は、次の数式(18d)のようになる。
f’(1)=3A+2B+C・・・(18d)
データテーブル8には各点の座標値および接線ベクトルの角軸成分が求まっているのでこれを用いて、n個の区間の各軸の3次スプライン関数を導出する。
jx(t)=A+B+Ct+D
(j=0,1,・・・,n)・・・(19a)
jy(t)=A+B+Ct+D
(j=0,1,・・・,n)・・・(19b)
jz(t)=A+B+Ct+D
(j=0,1,・・・,n)・・・(19c)
jb(t)=A+B+Ct+D
(j=0,1,・・・,n)・・・(19d)
jc(t)=A+B+Ct+D
(j=0,1,・・・,n)・・・(19e)
曲線生成部3で全ての区間で各軸の曲線式が導出されると、補間演算部6で一定のサンプリング周期にしたがって補間処理を実行する。
補間処理は以下の手順で実行する。まず、プログラム1に記述された工具先端の移動速度指令F(mm/分)に対して、一定のサンプリング時間ΔT(秒)で移動する距離ΔL(mm)を求めると、数式(20)のようになる。
ΔL=F/60×ΔT(mm)・・・(20)
数式(20)において、Fは、一定のプログラム指令速度としているが、所定の加減速を行うときは、加減速を施した速度をFとしてもよい。
次に、現在の位置から曲線上をΔLだけ進んだ位置を求める。図8において、現在の位置が曲線P(t)上のt=taで与えられる位置A=P(ta)にあるとして、ここからΔLだけ進んだ位置Bを求める。これには、曲線上の位置B=P(tb)を与える曲線のパラメータtbを求めればよい。曲線P(t)の始点Pj−1=P(0)、終点P=P(1)、Pj−1からPまでの距離dであるので、曲線上のパラメータtが0から1まで変化すると、曲線P(t)上を距離dだけ動くことになる。したがって、曲線上をΔLだけ動くためにはパラメータtを、まずΔt=ΔL/dだけ変化させる。したがって、次の数式(21)により、P(tb)を求める。
tb=ta+Δt・・・(21)
実際にPj(ta)から動いた距離Lengを、次の数式(22)によりを求める。
Leng=|P(ta)−P(tb)|・・・(22)
数式(22)で示される実際に動いた距離LengとΔLとの差が許容値以上のときは、
Δt=Δt×ΔL/Leng
としてΔtを修正し、修正したΔtを用いて数式(21)のtbを修正してP(tb)を求め直す。このような演算を、P(ta)からP(tb)まで実際に動いた距離LengとΔLとの差が許容値以内となるまで繰り返す。
このようにして、曲線上を点AからΔLだけ移動する点B=P(tb)=(fjx(tb)、fjy(tb)、fjz(tb))を求めたら、その曲線パラメータtbを工具姿勢の曲線式(数式(19d)、(19e)参照)に入れて、点P(tb)に対応する工具姿勢曲線V(tb)=(fjb(tb),fjc(tb))を求める。工具姿勢曲線V(t)は工具先端の曲線P(t)の移動に連動するように求めたものであるので、工具先端の位置を与える曲線パラメータtと同一のパラメータtを工具姿勢曲線式に与えて工具先端の姿勢を求めることにより、工具先端の滑らかな動きに連動して、工具姿勢を滑らかに動作する位置を求めることができる。
以上のように、サンプリング周期ごとに滑らかな曲線上を移動するX,Y、Z、B、Cの各軸の位置が求まると、補間演算部6では工具先端の位置X、Y、Zと工具姿勢B、Cとの値から、図3に示す機械位置MPを算出し、機械位置X、Y、Zと工具姿勢の角度B、Cとの各軸の値をサーボ駆動部7に指令する。サーボ駆動部9は指令された位置となるよう各軸のサーボモータを駆動する。
なお、上記の処理の説明の過程で、現在の位置をA=P(ta)として説明したが、曲線を補間する処理に最初に入ってきたときは、j=0、ta=0である。すなわち、A=P(0)であり一連の曲線の始点となる。
また、点Aから当該区間の曲線終点P(1)までの残距離がΔLより小さいときは、ΔLから残距離を減じた値をΔL’とし、ΔL’を下記の数式(23)から求め、点Aを次の曲線Pj+1(t)の始点Pj+1(0)として、Pj+1(t)上をΔL’だけ移動する位置Pj+1(tb)を求めればよい。
ΔL’=ΔL−|P(ta)−P(1)|・・・(23)
以上の過程により、プログラムで指令された先端位置を通過する滑らかな曲線に沿って工具先端位置を補間するとともに、工具姿勢に与える回転軸2軸を加工プログラムに指令された姿勢を通過しながら工具先端の移動に同期して滑らかに変化させる補間結果を得ることができる。すなわち、工具姿勢ベクトルVの移動軌跡を滑らかにすることができる。
以上のように、実施の形態1では、数値制御装置10において、工具先端位置曲線生成部4が、プログラム入力部2により作成された直線軸の指令位置列に基づいて、工具先端位置に関する工具先端位置曲線(例えば、数式(19a)、(19b)、(19c))を生成する。工具姿勢曲線生成部5は、プログラム入力部2により作成された直線軸の指令位置列と、プログラム入力部2により作成された回転軸の指令位置列とに基づいて、工具先端位置の移動に連動した、工具姿勢に関する工具姿勢曲線(例えば、数式(19d)、(19e))を生成する。補間演算部6は、工具先端位置曲線生成部4により生成された工具先端位置曲線から工具102の先端位置102aの補間点を演算し、工具姿勢曲線生成部5により生成された工具姿勢曲線から工具102の姿勢の補間点を演算し、工具102の先端位置102aの補間点と工具102の姿勢の補間点とに応じて、直線軸の機械位置MPの補間点を演算する。そして、補間出力部7は、補間演算部6により演算された機械位置の補間点に直線軸を移動させ、補間演算部6により演算された工具姿勢の補間点に回転軸を移動させる。これにより、工具姿勢曲線が工具先端点の直線軸移動に関連付けて導出されるため、例えば、直線軸に基づいて作成された工具先端位置曲線と、直線軸と回転軸との両方に基づいて作成された工具姿勢曲線とを組み合わせて、直線軸及び回転軸をそれぞれ補間できる。この結果、工具先端の移動に伴って工具姿勢ベクトルを滑らかに移動させることができる。すなわち、工具姿勢ベクトルの移動軌跡を滑らかにできる。
また、実施の形態1では、工具姿勢曲線生成部5が、直線軸と回転軸との合成軸を用いて、工具姿勢曲線を生成する。例えば、工具姿勢曲線生成部5は、直線軸3軸と回転軸2軸を合成した5次元空間において、工具先端の座標値および工具姿勢の座標値からなる各指令点における曲線の2次微分値が連続となるように、回転軸2軸の接線ベクトルを求め、その回転軸2軸の接線ベクトルを用いて工具姿勢曲線の曲線式を求める。これにより、直線軸の指令位置列と回転軸の指令位置列との両方に基づいて工具姿勢曲線を作成することができ、工具姿勢曲線を工具先端位置の移動に連動したものとすることができる。この結果、加工プログラムで指令された先端位置を通過する滑らかな曲線に沿って工具先端位置を補間できるとともに、工具姿勢を与える回転軸2軸を加工プログラムに指令された姿勢を通過しながら工具先端の移動に同期して滑らかに変化させる補間結果を得ることができる。
実施の形態2.
次に、実施の形態2にかかる数値制御装置10iについて説明する。以下では、実施の形態1と異なる部分を中心に説明する。
実施の形態1では、例えば直線軸3軸と回転軸2軸を合成した合成軸5軸を用いて、工具姿勢曲線を生成しているが、実施の形態2では、直線軸に対して回転軸を1軸ずつ合成する。
まず、実施の形態2の考え方を説明する。例えば直線軸3軸に対して、回転軸2軸を1軸ずつ合成する場合について例示的に説明する。
直線軸の指定点列P(x,y,z)および工具姿勢を表す角度の指定点列V(b,c)に対して、4次元空間の点間距離を、以下の数式(12a)、(12b)で定義する。
db=√{(x−xj−1+(y−yj−1
+(z−zj−1+(b−bj−1}・・・(12a)
dc=√{(x−xj−1+(y−yj−1
+(z−zj−1+(c−cj−1}・・・(12b)
数式(12a)において、dbは回転軸のB軸を直線軸x、y、zに合成した4次元空間における点間距離であり、数式(12b)において、dcは回転軸のC軸を直線軸x、y、zに合成した4次元空間における点間距離である。直線軸の長さと回転軸の角度の次元の違いは、例えば1°=1mmと換算することで次元を合わせるものとする。
このとき、上記の数式(1)、(3)、(4a)、(4b)は、点列間の距離dを式(12a)のdbとすることで、x、y、z、bの各軸成分について定義され、数式(1)のスプライン曲線は、各軸の成分に分解して、次の数式(13a)に示すように求めることができる。
(t)=[Px(t),Py(t),Pz(t),Pb(t)]
・・・(13a)
ここで、数式(13a)のX,Y,Zの各成分Px(t)、Py(t)、Pz(t)は、数式(5)、(7)のPx(t)、Py(t)、Pz(t)とは異なる。また数式(13a)のBの成分Pb(t)は、数式(7)のPb(t)とは異なる。
ここで、工具先端の移動距離の積算値Lを考え、積算値Lを1つの軸とみなした場合の成分lを上記の数式(8)に示すようにおく。
このとき、図9に示すようにL−Bの2次元平面を滑らかに通過するスプライン曲線として、次の数式(14a)で表される曲線を考える。
(t)=[Pl(t),Pb(t)]・・・(14a)
このとき、点列間の距離db’は、次の数式(15a)で示すように表される。
db’=√{(l−lj−1+(b−bj−1}・・・(15a)
数式(15a)において、明らかに、上記の数式(11)が成り立つ。
数式(6)、(15a)、(11)により、db=db’ が成り立つことが分かる。これにより、数式(14a)で求めるスプライン曲線のB軸成分Pb(t)は、数式(13a)で求めるスプライン曲線のB軸成分に一致する。すなわち、数式(13a)で求めたスプライン曲線のPb(t)は、直線軸の指令点列間の移動に同期して回転軸のB軸が滑らかに変化する曲線式とみなすことができる。
同様にC軸についても、数式(1)、(3)、(4a)、(4b)は、点列間の距離dを式(12b)のdcとすることで、x、y、z、cの各軸成分について定義され、数式(1)のスプライン曲線は、各軸の成分に分解して、次の数式(13b)に示すように求めることができる。
(t)=[Px(t),Py(t),Pz(t),Pc(t)]
・・・(13b)
B軸の場合と同様に、数式(13b)のC軸成分Pc(t)は、直線軸の指令点列間の移動に同期して回転軸のC軸が滑らかに変化する曲線式とみなすことができる。
そこで、実施の形態2では、例えば、先端位置曲線生成手段は、直線軸の位置指令の点列から数式(5)によるスプライン曲線を導出し、工具姿勢曲線生成手段は、直線軸および回転軸の指令位置の点列から、直線軸に対して回転軸を1軸ずつ合成した合成軸をもとにして数式(13a)(13b)による工具姿勢曲線を生成する。
具体的には、工具姿勢曲線生成部5iの動作が、図9に示すように実施の形態1と異なり、データテーブル8iの内容が、図10に示すように、実施の形態1と異なる。
すなわち、プログラム入力部2によりデータテーブル8iに設定されるデータのうち、dbは、直線軸の指定点列P(x、y、z)および工具姿勢を表す角度の指定点列V(b、c)に対して、直線軸3軸と回転軸B軸との4軸を合成した4次元空間における点間距離であり、上記の数式(12a)で表される。dcは、直線軸の指定点列P(x、y、z)および工具姿勢を表す角度の指定点列V(b、c)に対して、直線軸3軸と回転軸C軸との4軸を合成した4次元空間における点間距離であり、上記の数式(12b)で表される。
また、曲線生成部3では、工具姿勢曲線生成部5iが、データテーブル8iから工具姿勢が指令点を通過しながら滑らかに変化する曲線式を生成する。生成の手順としては、工具先端の座標値および工具姿勢の一部の座標値からなるP’=(X、Y、Z、B)、および直線軸3軸と回転軸B軸を合成した指令点列間の距離dbをdとして(数式(12a)、図9参照)、各指令点P’における接線ベクトルq’=(qx、qy、qz、qb)としたときに、曲線の2次微分が連続となる数式(3)と、曲線の始点P’および終点P’で曲率0となる端点条件の数式(4a)、(4b)とから、B軸の成分のみについて、上記(n+1)個の連立方程式から、(n+1)個の接線ベクトルの成分qb(n=0、1、・・・、n)を算出する。算出した結果は、データテーブル8iに、回転軸の接線ベクトルのB軸成分qb(図10参照)として格納する。
次に、工具姿勢曲線生成部5iが、工具先端の座標値および工具姿勢の一部の座標値からなるP”=(X、Y、Z、C)、および直線軸3軸と回転軸C軸を合成した指令点列間の距離dcをdとして(数式(12b)、図9参照)、各指令点P”における接線ベクトルq”=(qx、qy、qz、qc)としたときに、曲線の2次微分が連続となる数式(3)と、曲線の始点P”および終点P”で曲率0となる端点条件の数式(4a)、(4b)とから、C軸の成分のみについて、上記(n+1)個の連立方程式から、(n+1)個の接線ベクトルの成分qc(n=0、1、・・・、n)を算出する。算出した結果は、データテーブル8iに、回転軸の接線ベクトルのC軸成分qc(図10参照)として格納する。
以上のように、実施の形態2では、工具姿勢曲線生成部5iが、複数の回転軸のそれぞれに対して、回転軸1軸と直線軸との合成軸を用いて工具姿勢曲線を生成し、工具姿勢曲線の回転軸成分を抽出する処理を行う。これにより、工具姿勢曲線を構成する各回転軸の移動を工具先端位置の移動に連動した滑らかな移動とすることができる。この結果、加工プログラムで指令された先端位置を通過する滑らかな曲線に沿って工具先端位置を補間できるとともに、工具姿勢を与える回転軸2軸を加工プログラムに指令された姿勢を通過しながら工具先端の移動に同期して滑らかに変化させる補間結果を得ることができる。
以上のように、本発明にかかる数値制御装置は、工作機械の数値制御に有用である。
1 加工プログラム、 2 プログラム入力部、 3 曲線生成部、 4 工具先端位置曲線生成部、 5,5i 工具姿勢曲線生成部、 6 補間演算部、 7 補間出力部、 8,8i データテーブル、 9 サーボ駆動部、 10,10i 数値制御装置、 100 工作機械、 101 テーブル、 102 工具、 102a 先端位置。

Claims (3)

  1. 直線軸の位置により決定される工具先端位置の指令と回転軸の回転角度によって決定される工具姿勢の指令とを含む加工プログラムに従って、工具、直線軸、及び回転軸を有する機械を数値制御する数値制御装置であって、
    前記加工プログラム中の連続したブロックで指令される工具先端位置及び工具姿勢を読み取って、直線軸の指令位置列と回転軸の指令位置列とを作成するプログラム入力手段と、
    前記作成された直線軸の指令位置列に基づいて、工具先端位置に関する工具先端位置曲線を生成する先端位置曲線生成手段と、
    前記作成された直線軸の指令位置列と前記作成された回転軸の指令位置列とに基づいて、工具先端位置の移動に連動した、工具姿勢に関する工具姿勢曲線を生成する工具姿勢曲線生成手段と、
    各補間周期において、前記工具先端位置曲線から工具先端位置の補間点を演算し、前記工具姿勢曲線から工具姿勢の補間点を演算し、前記工具先端位置の補間点と工具姿勢の補間点とに応じて、直線軸の機械位置の補間点を演算する補間演算手段と、
    前記演算された機械位置の補間点に直線軸を移動させ、前記演算された工具姿勢の補間点に回転軸を移動させる補間出力手段と、
    を備え
    前記先端位置曲線生成手段は、前記作成された直線軸の指令点列間の距離に基づいて、曲線の2次微分が連続となるように前記工具先端位置曲線を生成し、
    前記工具姿勢曲線生成手段は、直線軸と回転軸との合成軸の指令点列間の距離に基づいて、曲線の2次微分が連続となるように前記工具姿勢曲線を生成する
    ことを特徴とする数値制御装置。
  2. 前記工具姿勢曲線生成手段は、直線軸と回転軸複数軸との合成軸の指令点列間の距離に基づいて曲線の2次微分が連続となるように前記工具姿勢曲線を生成する
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
  3. 前記工具姿勢曲線生成手段は、複数の回転軸のそれぞれに対して、回転軸1軸と直線軸との合成軸の指令点列間の距離に基づいて曲線の2次微分が連続となるように前記工具姿勢曲線を生成し、前記工具姿勢曲線の回転軸成分を抽出する処理を行う
    ことを特徴とする請求項1に記載の数値制御装置。
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