JP5322838B2 - 内視鏡の可撓管 - Google Patents

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Description

この発明は、内視鏡の可撓管に関する。
内視鏡の挿入部等を外装する可撓管は一般に、巻き方向が相違する金属製の内外二重の螺旋管が内層部分に配置されて、その螺旋管の端部が口金に固着され、中層には網状管が螺旋管の外面に被覆された状態に配置され、外層は可撓性の外皮で形成されている(例えば特許文献1)。
特開2007−252560
例えば図6に示されるように、特許文献1に記載されているような旧来の内視鏡の可撓管1の端部は、口金90の端部に形成された座繰り状孔99内に内外二重の螺旋管91,92の端部と網状管93の端部とが差し込まれて、それらが一まとめに固着されていた。そのため、口金90部分の外径が太くなってしまい、細径内視鏡等において可撓管1を細く形成する妨げになっていた。2は、遠隔操作によって屈曲する湾曲部である。
そこで、例えば図7に示されるように、内外二重の螺旋管91,92の端面を各々口金90に当接させてレーザ溶接等でそこに固着し、網状管93は口金90の外面に固着する構成を採れば、その部分の外径を従前より細く形成することができる。そのような構成について、本件の出願人はすでに特許出願をしてある(特願2008−114960)。
しかし、そのように構成すると、例えば図8に示されるように、まず内側螺旋管91を口金90にレーザ溶接する際に、内側螺旋管91の端面と口金90の端面との間に僅かでも隙間があると、レーザビームLiがその隙間から抜けてしまって溶接状態が不十分なものになり、固着強度不足が発生するおそれがある。
本発明は、外径を細く構成することができ、しかも螺旋管と口金との固着強度不足が発生しない、品質の安定した内視鏡の可撓管を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の可撓管は、巻き方向が相違する金属製の内外二重の螺旋管が内層部分に配置されて、略円筒形状の金属製の口金に内外二重の螺旋管の端部が各々溶接で固着された構造の内視鏡の可撓管において、口金の両端部のうち螺旋管側の端部に、内側の螺旋管の端部が嵌挿される座繰り状孔が形成されて、その座繰り状孔に内側の螺旋管の端部が嵌挿されると共に、外側の螺旋管の端面が口金の端面に当接され、外側の螺旋管と口金とが、その付き当て部であってその内側に内側の螺旋管が存する位置のみにおいて溶接、固着されているものである。
なお、内側の螺旋管と口金とが、内側の螺旋管の端部が座繰り状孔に差し込まれた状態で口金の外周面側から溶接、固着されていてもよく、口金の内外径が内外二重の螺旋管の内外径と略同寸法であってもよい。
本発明によれば、口金の両端部のうち螺旋管側の端部に形成された座繰り状孔に内側の螺旋管の端部が嵌挿されると共に、外側の螺旋管の端面が口金の端面に当接され、外側の螺旋管と口金とが、その付き当て部であってその内側に内側の螺旋管が存する位置のみにおいて溶接、固着されていることにより、外径を細く構成することができ、しかも螺旋管と口金との固着強度不足が発生しない安定した品質の内視鏡の可撓管を得ることができる。
本発明の実施例に係る内視鏡の可撓管の一部分の側面断面図である。 内視鏡の全体構成の一例を示す側面図である。 本発明の実施例に係る内視鏡の可撓管に用いられる螺旋管の斜視図である。 本発明の実施例に係る内視鏡の可撓管の製造工程における側面断面図である。 本発明の実施例に係る内視鏡の可撓管の製造工程における側面断面図である。 旧来の内視鏡の可撓管の一部分の側面断面図である。 従来の内視鏡の可撓管の一部分の側面断面図である。 従来の内視鏡の可撓管の製造工程における側面断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は内視鏡の全体構成の一例を示しており、体内に挿入される挿入部は、可撓管1の先端に湾曲部2が直列に連結され、観察窓等が配置された先端部本体3が湾曲部2の先端に取り付けられて構成されている。
可撓管1は、挿入される体内管路等に沿って自在に屈曲するが、湾曲部2は、可撓管1の基端に連結された操作部4からの遠隔操作により、所定の方向に任意の角度だけ湾曲させることができる。
湾曲部2の先端部分に連結された湾曲操作ワイヤ5が、可撓管1内に挿通配置されている。湾曲操作ワイヤ5は、操作部4に配置された湾曲操作ノブ6によって進退操作され、湾曲部2が、湾曲操作ワイヤ5の牽引量に対応する角度だけ二点鎖線で図示されるように屈曲する。
図1は、本発明の実施例に係る内視鏡の可撓管1と湾曲部2との連結部を示している。
湾曲部2は、複数の関節輪21がリベット22等で回動自在に連結されて、網状管23がその外面に被覆され、網状管23の外面に弾力性に富んだゴム製の被覆チューブ24が被覆された構成になっている。
可撓管1は、金属細線を編組して形成された網状管13が金属製の螺旋管11,12の外面に被覆されて、その網状管13の外面に可撓性のある合成樹脂材からなる外皮14が被覆された構成になっている。
螺旋管11,12は、図3に単体の状態が図示されるように、巻き方向が相違する内外二重の螺旋管11,12からなり、各螺旋管11,12が一定の幅の金属帯材を一定の径で螺旋状に巻いて形成されている。
図1に戻って、10は、可撓管1の先端部分に設けられた金属製の口金である。口金10の先端面には最後端の関節輪21Eが付き当てられて溶接で連結固着され、それによって可撓管1と湾曲部2とが連結されている。
また、可撓管1内で湾曲操作ワイヤ5をガイドする密着巻きコイルからなるガイドコイル50の先端側の側面が、口金10又は最後端の関節輪21Eの内周面に銀ロー付け等で固着されている。ガイドコイル50のその他の部分は可撓管1内では固定されていない。
口金10は、内外径が二重の螺旋管11,12の内外径と略同寸法の略円筒状に形成されている。ただし、口金10の後端側(即ち、螺旋管11,12側の端部)の内周部は、部分的に内径が他の部分より大きい座繰り状孔10aになっている。
そして、その座繰り状孔10aに内側螺旋管11の端部が嵌挿、固着されていて、外側螺旋管12の先端面が、口金10の後端面に当接されて、外側螺旋管12と口金10とが、その付き当て部で互いに固着されている。その結果、その部分における可撓管1の外径を細く形成することができる。
内側螺旋管11と外側螺旋管12は、口金10に個別にレーザ溶接で固着されている。図1に示されるLi,Loがそのレーザ溶接が行われる際のレーザビームを示している。ただし、レーザビームLi,Loの照射は網状管13や外皮14が組み付けられる前に行われる。
図4は、内側螺旋管11が口金10にレーザ溶接される際の状態を示しており、内側螺旋管11の端部が座繰り状孔10aに嵌挿された状態で口金10の外周面側からレーザビームLiが照射されることにより、内側螺旋管11と口金10とをエネルギーロスなく強固に溶接、固着することができる。
図5は、外側螺旋管12が口金10にレーザ溶接される際の状態を示しており、外側螺旋管12の先端面と口金10の後端面との付き当て部に、レーザビームLoが外方から照射されている。
なお、それより前に、内側螺旋管11が口金10に溶接、固着されているので、外側螺旋管12と口金10とを溶接する際のレーザビームLoの照射位置の内側に内側螺旋管11が存在している。
したがって、外側螺旋管12の先端面と口金10の後端面との間に多少の隙間があっても、レーザビームLoは内側螺旋管11に当たってはね返され、内側螺旋管11とそれに隣接する外側螺旋管12と口金10とが一体に溶接されるので、外側螺旋管12と口金10とをエネルギーロスなく強固に溶接、固着することができる。
ただし、螺旋状に巻かれている内側螺旋管11は、場所によっては口金10の後端面の内側位置に存していない。そこで、内側螺旋管11が口金10の後端面の内側位置に存する部分のみにレーザビームLoが照射されて外側螺旋管12が口金10に溶接、固着されている。
図1に戻って、そのようにして端部が口金10に固着された内外二重の螺旋管11,12の外周に網状管13が被覆されて、網状管13の端部が口金10と外側螺旋管12の外周面に半田付けで固着され、網状管13の外周に押し出し成形等の手段で外皮14が被覆されている。
そして、可撓管1の外皮14の端部と湾曲部2の被覆チューブ24の端部は、各々緊縛糸15,25で外周からきつく緊縛固定されて、その緊縛糸15,25を包むように接着剤Qが全周に塗布されている。
1 可撓管
10 口金
10a 座繰り状孔
11 内側螺旋管(内側の螺旋管)
12 外側螺旋管(外側の螺旋管)
Li,Lo レーザビーム

Claims (3)

  1. 巻き方向が相違する金属製の内外二重の螺旋管が内層部分に配置されて、略円筒形状の金属製の口金に上記内外二重の螺旋管の端部が各々溶接で固着された構造の内視鏡の可撓管において、
    上記口金の両端部のうち上記螺旋管側の端部に、内側の螺旋管の端部が嵌挿される座繰り状孔が形成されて、その座繰り状孔に上記内側の螺旋管の端部が嵌挿されると共に、外側の螺旋管の端面が上記口金の端面に当接され、上記外側の螺旋管と上記口金とが、その付き当て部であってその内側に上記内側の螺旋管が存する位置のみにおいて溶接、固着されていることを特徴とする内視鏡の可撓管。
  2. 上記内側の螺旋管と上記口金とが、上記内側の螺旋管の端部が上記座繰り状孔に差し込まれた状態で上記口金の外周面側から溶接、固着されている請求項1記載の内視鏡の可撓管。
  3. 上記口金の内外径が上記内外二重の螺旋管の内外径と略同寸法である請求項1又は2記載の内視鏡の可撓管。
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