JP5322108B2 - 抗菌ペプチド - Google Patents
抗菌ペプチド Download PDFInfo
- Publication number
- JP5322108B2 JP5322108B2 JP2009518672A JP2009518672A JP5322108B2 JP 5322108 B2 JP5322108 B2 JP 5322108B2 JP 2009518672 A JP2009518672 A JP 2009518672A JP 2009518672 A JP2009518672 A JP 2009518672A JP 5322108 B2 JP5322108 B2 JP 5322108B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- seq
- group
- peptide
- peptides
- xaa
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K7/00—Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K7/04—Linear peptides containing only normal peptide links
- C07K7/08—Linear peptides containing only normal peptide links having 12 to 20 amino acids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/04—Antibacterial agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P31/00—Antiinfectives, i.e. antibiotics, antiseptics, chemotherapeutics
- A61P31/10—Antimycotics
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/46—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates
- C07K14/47—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals
- C07K14/4701—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans from vertebrates from mammals not used
- C07K14/4723—Cationic antimicrobial peptides, e.g. defensins
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K7/00—Peptides having 5 to 20 amino acids in a fully defined sequence; Derivatives thereof
- C07K7/04—Linear peptides containing only normal peptide links
- C07K7/06—Linear peptides containing only normal peptide links having 5 to 11 amino acids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A50/00—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE in human health protection, e.g. against extreme weather
- Y02A50/30—Against vector-borne diseases, e.g. mosquito-borne, fly-borne, tick-borne or waterborne diseases whose impact is exacerbated by climate change
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Medicinal Chemistry (AREA)
- Biochemistry (AREA)
- Biophysics (AREA)
- Genetics & Genomics (AREA)
- Molecular Biology (AREA)
- Proteomics, Peptides & Aminoacids (AREA)
- Oncology (AREA)
- Public Health (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- General Chemical & Material Sciences (AREA)
- Nuclear Medicine, Radiotherapy & Molecular Imaging (AREA)
- Pharmacology & Pharmacy (AREA)
- Animal Behavior & Ethology (AREA)
- Communicable Diseases (AREA)
- Veterinary Medicine (AREA)
- Toxicology (AREA)
- Zoology (AREA)
- Gastroenterology & Hepatology (AREA)
- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Peptides Or Proteins (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Description
(Xaa1)M−(Xaa2)O−Xaa3−(Xaa4)P−(Xaa5)Q−(Xaa6)M−(Xaa7)R−(Xaa8)S
[式中、
Xaa1は疎水性アミノ酸であり、好ましくはフェニルアラニン(Phe)、アラニン(Ala)、ロイシン(Leu)及びバリン(Val)からなる群から選択され、
Xaa2は塩基性アミノ酸であり、好ましくはアルギニン(Arg)及びリジン(Lys)からなる群から選択され、
Xaa3は疎水性アミノ酸であり、好ましくはトリプトファン(Trp)であり、
Xaa4は、アラニン(Ala)、アルギニン(Arg)、グルタミン(Gln)、アスパラギン(Asn)、プロリン(Pro)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu)及びバリン(Val)からなる群から選択され、
Xaa5は、イソロイシン(Ile)、フェニルアラニン(Phe)、トリプトファン(Trp)及びチロシン(Tyr)からなる群から選択され、
Xaa6は、アルギニン(Arg)、リジン(Lys)、チロシン(Tyr)及びフェニルアラニン(Phe)からなる群から選択され、
Xaa7は、疎水性アミノ酸であり、好ましくはイソロイシン(Ile)、トリプトファン(Trp)、バリン(Val)及びロイシン(Leu)からなる群から選択され、及び
Xaa8は、アルギニン(Arg)、リジン(Lys)、イソロイシン(Ile)及びセリン(Ser)からなる群から選択され、且つ
Oは0であり、
Mは1又は2であり、
Pは2又は3であり、
Q及びRは1であり、及び
Sは、1、2、3又は4である]を有する抗菌活性又はエンドトキシン中和活性を有するペプチドに関する。
(Xaa1)M−(Xaa2)O−Xaa3−(Xaa4)P−(Xaa5)Q−(Xaa6)M−(Xaa7)R−(Xaa8)S
[式中、
Xaa1は疎水性アミノ酸であり、好ましくはフェニルアラニン(Phe)及びイソロイシン(Ile)からなる群から選択され、
Xaa2は塩基性アミノ酸であり、好ましくは、アルギニン(Arg)、リジン(Lys)からなる群から選択され、
Xaa3は、疎水性アミノ酸であり、好ましくはトリプトファン(Trp)であり、
Xaa4は、グリシン(Gly)、アスパラギン(Asn)、イソロイシン(Ile)及びフェニルアラニン(Phe)からなる群から選択され、
Xaa5は、イソロイシン(Ile)又はトリプトファン(Trp)であり、
Xaa6は、アルギニン(Arg)又はリジン(Lys)であり、
Xaa7は、疎水性アミノ酸であり、好ましくは、イソロイシン(Ile)、トリプトファン(Trp)及びバリン(Val)からなる群から選択され、及び
Xaa8はアルギニン(Arg)であり、且つ
Oは0であり、
Mは1又は2であり、
Rは0又は1であり、
Pは1、2又は3であり、
Qは1であり、及び
Sは、0、1又は2である]を有する抗菌活性又はエンドトキシン中和活性を有するペプチドに関する。
(Xaa1)M−(Xaa2)O−Xaa3−(Xaa4)P−(Xaa5)Q−(Xaa6)M−(Xaa7)R−(Xaa8)S
[式中、
Xaa1は疎水性アミノ酸であり、好ましくはプロリン(Pro)及びフェニルアラニン(Phe)からなる群から選択され、
Xaa2は塩基性アミノ酸であり、好ましくはアルギニン(Arg)、リジン(Lys)からなる群から選択され、
Xaa3は疎水性アミノ酸であり、好ましくはトリプトファン(Trp)であり、
Xaa4は、アラニン(Ala)、アルギニン(Arg)、グルタミン(Gln)、リジン(Lys)、トリプトファン(Trp)及びイソロイシン(Ile)からなる群から選択され、
Xaa5は、イソロイシン(Ile)及びトリプトファン(Trp)からなる群から選択され、
Xaa6は、アルギニン(Arg)及びアスパラギン酸(Asp)からなる群から選択され、
Xaa7は疎水性アミノ酸であり、好ましくは、イソロイシン(Ile)、トリプトファン(Trp)、フェニルアラニン(Phe)、バリン(Val)及びロイシン(Leu)からなる群から選択され、及び
Xaa8は、アルギニン(Arg)、リジン(Lys)、イソロイシン(Ile)、セリン(Ser)及びアスパラギン酸(Asp)からなる群から選択され、且つ
O及びQは、0であり、
Mは、0、1、2又は3であり、
Rは、1又は2であり、
Pは、1、2又は3であり、及び
Sは、1、2又は3である]を有する抗菌活性又はエンドトキシン中和活性を有するペプチドに関する。
(Xaa1)M−(Xaa2)O−Xaa3−(Xaa4)P−(Xaa5)Q−(Xaa6)M−(Xaa7)R−(Xaa8)S
[式中、
Xaa1は疎水性アミノ酸であり、好ましくはプロリン(Pro)及びフェニルアラニン(Phe)からなる群から選択され、
Xaa2は塩基性アミノ酸であり、好ましくはアルギニン(Arg)であり、
Xaa3は疎水性アミノ酸であり、好ましくはトリプトファン(Trp)であり、
Xaa4は、アラニン(Ala)、アルギニン(Arg)、グルタミン(Gln)、アスパラギン(Asn)及びリジン(Lys)からなる群から選択され、
Xaa5は、イソロイシン(Ile)、フェニルアラニン(Phe)及びトリプトファン(Trp)からなる群から選択され、
Xaa6は、グルタミン(Gln)、アルギニン(Arg)及びアスパラギン(Asn)からなる群から選択され、
Xaa7は疎水性アミノ酸であり、好ましくは、イソロイシン(Ile)、トリプトファン(Trp)及びフェニルアラニン(Phe)からなる群から選択され、及び
Xaa8はアルギニン(Arg)であり、且つ
Mは、0、1、2又は3であり、
Oは、0又は1であり、
Pは、1、2又は3であり、
Qは、1又は2であり、及び
R及びSは、0、1又は2である]を有する抗菌活性又はエンドトキシン中和活性を有するペプチドに関する。
N末端プロリン残基を有する本発明によるペプチドを含む融合ポリペプチド又はタンパク質をコードする核酸分子を含む宿主細胞を提供するステップであって、該ペプチドが、C末端のアスパラギン酸を有する該ポリペプチド又はタンパク質にC末端で融合するステップと、
該融合ポリペプチド又はタンパク質を発現及び単離するステップと、
単離された融合ポリペプチド又はタンパク質を0.5〜4の間のpH値にするステップとを含むN末端のプロリン残基を有する本発明によるペプチドを製造する方法に関する(Skribanek Z.et al.,J.Pept.Sci.8:398−406(2002))。
実施例1:ペプチド及びリポペプチドの合成
標準的なFmoc合成プロトコルに従って同時多数ペプチド合成によってペプチドを合成した(Houghten,Proc.Natl.Acad.Sci.USA 82:5131−5135(1985))。ポリプロピレンメッシュパケット内に各ペプチド用樹脂を区画し、それによって一般的な反応容器内で全ての一般的な合成ステップを行うことを可能にし(即ち、洗浄ステップ、脱保護ステップ、及び中和ステップ)、一方で別々の適切なアミノ酸溶液で各パケットを処理することによって所望の結合ステップを実施した。保護アミノ酸の結合の際に使用される場合と同様の戦略で、疎水性酸をN末端に結合した。t−Boc基によってリジン及びトリプトファンの側鎖を保護し、ペンタメチルベンゾフラン−5−スルホニル基によってアルギニンの側鎖を保護し、トリチル基によってシステイン、グルタミン及びアスパラギンの側鎖を保護し、t−ブチル基によってアスパラギン酸、グルタミン酸、チロシン、セリン及びスレオニンの側鎖を保護した。トリフルオロ酢酸で処理することによって最終的な切断を行った(Fields et al.,Int.J.Peptide Prot.Res.35:161−214(1990))。液体クロマトグラフィシステム(Finnigan LCQ)と連携した質量スペクトル解析及びBeckman System Gold HPLCを使用した解析的な逆相高速液体クロマトグラフィ(RP−HPLC)によって、ペプチドの同一性及び純度を決定した。FoxyフラクションコレクタによるWaters Milliprep 300調製用HPLCを使用した調製用RP−HPLCによって、ペプチド及びリポペプチドを精製した。酢酸(最高95%)又はアセトニトリル(最高50%)溶液を使用して、精製用リポペプチドを可溶化した。
以下の一覧の細菌に対する最小発育阻止濃度(MIC)について、各ペプチド及びリポペプチドの試験を行った。
グラム陰性菌の外膜は、疎水性化合物に対して透過障壁として働くものである。ペプチドの透過活性を測定するために、2つの方法を用いた。両アッセイは同じ基準を有する。即ち、ペプチドにより透過性にされた膜によって、疎水性物質(NPN)が脂質二重層に入ることが可能になり、その内側の標的(DNAギラーゼ)にノボビオシンが到達することが可能になる。それらの試験を、緑膿菌4158−02(CUN)において実施したが、それは、この細菌に本来備わっている低透過率のためであった。
既に公表(Lorian V."Antimicrobials in laboratory Medicine",1996 4th ed.pp.330−396,Williams and Wilkins,Baltimore,Md)された交差力価測定法に従って各ペプチド−ノボビオシン併用のMICをノボビオシン単独と比較することによって、ペプチドの透過活性を測定した。ペプチドの透過活性を比較するために、2つの指数を決定した。(i)以下の方程式に従って算出された分画阻止濃度(FIC)指数:FIC指数=(ノボビオシン試験併用のMIC)/(ノボビオシン単独のMIC)+(併用のペプチドのMIC)/(ペプチド単独のMIC)。FIC指数が0.5以下である場合、相互作用は相乗的であると定義した。(b)MIC−Dropを、特定のペプチドの非存在下及び存在下でのノボビオシンのMICの比と定義した。そのMIC−Dropが4以上である場合、1つの併用が相乗的であると判断した(図2)。
Lohら(1984.Antimicrob.Agents Chemother.26:546−551)に記載されたものを幾つか変更して、蛍光実験を行った。概略説明すると、細菌をLBブロス中で対数期にまで生育させ、5mMのHEPES緩衝液(pH7.2)で洗浄し、0.1%のグルコースを有する同じ緩衝液中で再懸濁してλ=600nmで最終吸光度を0.5とした。350nmの励起波長及び420nmの放出波長を用いて蛍光計(LS−50、Perkin−Elmer)において37℃で蛍光を測定した。NPNを10μMの終濃度で懸濁液に添加し、その後ペプチドを50μg/mLの終濃度で添加した(図3)。
サルモネラ・エンテリカ(血清型ミネソタ)の粗造な突然変異株R60に由来するLPS Raを使用して、ラクトフェリシン由来ペプチドによるヒト単核細胞のLPS誘導活性化の抑制を測定した。ペプチドと共にリポポリサッカライドのインキュベーション(白棒、0.1μg/mL;黒棒、1μg/mL)を37℃で30分間行い、健康なドナーから新しく単離した細胞に添加した(終濃度:1ng/mL LPS)。LPS単独によって誘導された細胞培養上清中のTNF−αの量を、未投与の対照として使用する(図4)。
細菌の生存に不可欠な異なる分子を標的とする異なる抗生物質によって、細菌を死滅させることができる。グラム陰性菌が死滅する際、放出されたLPSがサイトカイン(例えばTNF−α)又は他の炎症性メディエーターの産生を刺激する可能性がある。以下の方法によって、異なる細胞標的を介して作用する既知の抗菌剤を本発明の化合物と比較した。細菌(大腸菌株0:111)をLB培地中で生育させて吸光度を600nmで0.4とし、グルコースを添加してRPMI培地中で2500倍に希釈した。本発明による濃度が異なる抗生物質又はペプチドを添加し、終夜インキュベーションを行った。105のMonoMac6細胞を含有する100μLの細胞懸濁液に80μLの細胞懸濁液を添加し、15時間後にELISA試験を用いて培地へのTNF−αの放出を決定した。結果から、細菌細胞を死滅させたクロラムフェニコール、ペニシリン及びリファンピシンによって単球の高刺激が生じたが、ペプチドVS1−22及びVS1−53は、毒性リポペプチドのポリミキシンBと同様にTNF−αの放出を有意に抑制したことが明らかに示された(図5)。
ペプチドの抗エンドトキシン活性を決定するための急性エンドトキシン血症マウスモデル
マウスは、LPS仲介敗血症性ショックに著しい耐性を有する。一方で、エンドトキシンに対するマウスの感受性を、ガラクトサミンとLPSを同時注入することによって高めることができる。体重20〜25gの16〜18匹の雌性ICR−CD1マウスの群に、0.3μgの大腸菌LPSと18mgのガラクトサミンとの混合物を含有する200μLの発熱性物質不含の生理食塩水を腹腔内注射した。前の実験によって、かかる併用が注射の48時間後に動物の90%を死に至らせる量(LD90)を決定することが可能になった。このチャレンジの直後、マウスに、150μLの10%DMF発熱物質不含生理食塩水に溶解した150μgのペプチドを含有する第2の腹腔内注射を腹部の異なる部位に行った。全ての実験においては、1群のマウスには未投与のままで、別の群には150μgのポリミキシンBを投与した。チャレンジ後168時間まで1日置きに動物の死亡率をモニターした。我々の実験条件の下では、ポリミキシンBによって、内毒素性ショックに対する有意な保護は得られなかった。
出血性皮膚壊死を引き起こす、リピドAに誘導される炎症性サイトカインの活性の原理(古典的シュワルツマン反応)について、ウサギ(LPS活性への感受性に関してヒトに非常に近い動物モデル)における試験を行い、血栓を引き起こす、リピドAに誘導されるLAL酵素カスケードの活性化の阻害との比較を行った。これにより、ニュージランドホワイト種ウサギに、サルモネラ・ミネソタRe595リピドA単独又はペプチド1:100(w/w)(0.2mL生理食塩緩衝液中に5μg;皮内経路)を、剃毛した背部領域内に注射した。注射から72〜96時間後、動物の真皮を、開放性壊死の存在又はその抑制について観察した。ポリミキシンB(PmB)を対照として使用した。
2 異なる時点の実験において試験を行った少なくとも3匹のウサギにおける選択ペプチドの少なくとも3回の皮膚注射によって得られた結果。
3 2,2−DMB・・・2,2−ジメチルブタノイル
ヘパリンを投与したヒト血液から得られた赤血球に対するペプチドの溶血活性を、37℃で1時間のインキュベーションの後のヘモグロビン放出によって決定した。全てのヘモグロビン放出(414nmで測定された吸光度)を、Triton X−100(終濃度0.5%)を添加することによって達成した。MICを超える濃度(ペプチド及び細菌種に応じて5〜50倍)でのアシル化ペプチドのデータを示す(図6)。
組換えタンパク質を精製するため、1リットルからの細菌細胞ペレットを、20mLの溶解緩衝液(10mM Tris(pH=8.0)、1mM EDTA、0.1% DOC)中に再懸濁し、音波処理によって分散させた。混合物を、4℃で15分間12,000rpmで遠心分離し、可溶性の上清と、封入体を含有する不溶性ペレット分画物とを分離した。KSI−P2−33融合タンパク質を含有する不溶性封入体分画物を、10mMのTris(pH=8.0)と、1mMのEDTAと、0.1%のDOCとを含有する20mLの洗浄緩衝液で2回、10mMのTris(pH=8.0)と、1mMのEDTAと、2Mの尿素とで2回、20mMのTris(pH=8.0)で3回洗浄した。不溶性封入体を10mLの6M グアニジン−HCl中に溶解し、遠心分離を行い、可溶性の上清を2リットルの脱イオン水に透析して、KSI−P2−33を沈殿させた。融合タンパク質(10mg)を、10mLの90mM HCl中に溶解し、混合物を85℃で2時間混合して、融合タンパク質とペプチドとの間のアスパルチル−プロリル結合を切断した。酸分解によって放出されたペプチドをHPLCによって精製し、反応混合物を乾燥し、脱イオン水に溶解し、C5 RP−HPLCカラム(Sephasil)に注入し、5%アセトニトリル、5mM HClから、95%アセトニトリル、5mM HClへの勾配で溶出した。ペプチドのピーク値を、280nmでのUV吸光度によって検出した(図7)。ペプチドの同一性を質量分析によって決定した。
リン酸緩衝生理食塩水(pH=7.5)を使用して、ペプチドP2−32(500μg)を塩化シアヌル活性化磁性粒子(10mg)(Chemicell、製造番号1314)に共有結合させた。室温で2時間振盪機上で懸濁液を混合した後、ブロッキング緩衝液(PBS(pH=7.5)及び2%エタノールアミン)を添加し、室温で30分間振盪機上で懸濁液を混合した。その粒子をPBSで2回洗浄した。固定化ペプチドを、LB培地中で生育させて吸光度を600nmで0.4とした大腸菌(菌株0:111)に対して試験し、LB培地中に2500倍に希釈した。ペプチドが固定された異なる濃度の磁性粒子を添加し、終夜インキュベーションを行った。
クリプトコッカス・ネオフォルマンスATCC32045培養物を、4℃で酵母培地(YM;Difco Laboratories、米国ミシガン州デトロイト)の寒天プレート上に維持した。アッセイ前に、培養物を寒天プレート上で生育させ、26℃で72時間インキュベーションを行った。次いで、これらの新しく生育した菌の培養物の2つのコロニーを5mLの2倍のYMブロス中に接種し、ボルテックスを行い、2倍のYMブロス中で10倍に希釈し、最終アッセイ濃度を約1×105〜5×105CFU/mLとした。96ウェル組織培養プレート内で、2倍のYMブロスにおける菌懸濁液を、無菌水における2倍段階希釈から生じた1mg/mL〜1μg/mLの範囲の濃度で分注されたペプチドに添加した。次いで、そのプレートのインキュベーションを26℃で72時間行った。各試験試料について認められた真菌の相対的生育率を、Titertek Multiskan Plus装置を用いて620nm(OD620)の光学濃度で決定した。MICを、2%の生育を生じさせた試験試料の最低濃度と定義し、IC50を、50%の生育抑制を生じさせた試験試料濃度と定義した。IC50を、S字曲線適合ソフトウエアプログラム(Graphpad Prism;ISI Software、米国カリフォルニア州サンディエゴ)を用いて算出した。選択ペプチドについて得られた結果を第6表に示す。
Claims (17)
- FWQRIRKVR(配列番号1)、FWQRRIRKVRR(配列番号2)、FWQRKIRKVRK(配列番号3)、FWQRNIRIRR(配列番号4)、FWQRNIRKVR(配列番号5)、FWQRNIRVR(配列番号6)、FWQRNIRKVRR(配列番号7)、FWQRNIRKVKK(配列番号8)、FWQRNIRKVRRR(配列番号9)、FWQRNIRKVKKK(配列番号10)、FWQRNIRKVRRRR(配列番号11)、FWQRNIRKVRRRI(配列番号12)、FWQRNIRKVKKKK(配列番号13)、FWQRNIRKVKKKI(配列番号14)、FWQRNIRKIR(配列番号15)、FWQRNIRKLR(配列番号16)、FWQRNIRKWR(配列番号17)、FWQRNWRKVR(配列番号18)、FWQRNFRKVR(配列番号19)、FWQRNYRKVR(配列番号20)、FWQRNIRKVS(配列番号21)、FWQRRIRIRR(配列番号22)、FWQRPIRKVR(配列番号23)、FWQRRIRKWR(配列番号24)、FWQRRIRRWRR(配列番号25)、FWPRNIRKVR(配列番号26)、FWARNIRKVR(配列番号27)、FWIRNIRKVR(配列番号28)、FWLRNIRKVR(配列番号29)、FWVRNIRKVR(配列番号30)、FWQRNIFKVR(配列番号31)、FWQRNIYKVR(配列番号32)、FAWQRNIRKVR(配列番号33)、FIWQRNIRKVR(配列番号34)、FLWQRNIRKVR(配列番号35)、FVWQRNIRKVR(配列番号36)、FWRIRKWR(配列番号37)、FWRIRKVR(配列番号38)、FWRWRR(配列番号39)、FWRRWRR(配列番号40)、FWRRWIRR(配列番号41)、FWRGWRIRR(配列番号42)、FWRRFWRR(配列番号43)、FWRWRWR(配列番号44)、FWRIWRWR(配列番号45)、FWRIWRIWR(配列番号46)、FWRNIRKWR(配列番号47)及びFWRRRIRIRR(配列番号48)、FIWRWRWR(配列番号49)、PFWRWRIWR(配列番号50)、PFWRIRIRR(配列番号51)、PFWRQRIRR(配列番号52)、PFWRARIRR(配列番号53)、PFWRKRIRR(配列番号54)、PFWRKRLRR(配列番号55)、PFWRKRWRR(配列番号56)、PFWRRRIRR(配列番号57)、PFWRRRWRR(配列番号58)、PFWRIRIRRD(配列番号59)、PFFWRIRIRR(配列番号60)、PWRIRIRR(配列番号61)、RFWQRNIRKVRR(配列番号62)、RFWQRNIRKYR(配列番号63)、PFWQRNIRKWR(配列番号64)、RFRWQRNIRKYRR(配列番号65)、RWKRINRQWF(配列番号66)、KRFCFKK(配列番号67)、KRFSFKKC(配列番号68)、KRWSWKK(配列番号69)、FRFSFKK(配列番号70)、RRFWFRR(配列番号71)、FWRNIRIRR(配列番号72)、FWQRIRIRR(配列番号73)、FWRWRIWR(配列番号74)、FWRIRIRR(配列番号75)、FWRNIRIWRR(配列番号76)、FWRNIRIRR(配列番号77)、RFWQRNIRIRR(配列番号78)、RWQRNIRIRR(配列番号79)、RRIRINRQWF(配列番号80)、PFWRRQIRR(配列番号81)、PFWRKKLKR(配列番号82)、PWRRIRR(配列番号83)、PWRRKIRR(配列番号84)及びPFWRRIRIRR(配列番号85)及びRRWFWRR(配列番号86)からなる群から選択されるアミノ酸配列を含む、抗菌活性又はエンドトキシン中和活性を有するペプチド。
- C末端が、N−メチルアミド基、カルボキシル基、アミド基、エステル基、エーテル基及びケトン基からなる群から選択される基からなる、請求項1に記載のペプチド。
- 前記基が、1〜120個の炭素原子を含む請求項2に記載のペプチド。
- 前記基が、1〜10個の炭素原子を含む請求項3に記載のペプチド。
- 前記基が、N−メチルアミド基である請求項2に記載のペプチド。
- アシル基が前記ペプチドのN末端又はC末端に結合する、請求項1に記載のペプチド。
- 前記アシル基が、飽和及び不飽和の直鎖及び分岐鎖のC2〜C20のアシル鎖、ベンジル誘導体及びFmocからなる群から選択される疎水性鎖である、請求項6に記載のペプチド。
- 前記アシル基が、ドデカノイル基、デカノイル基、オクタノイル基、ヘキサノイル基、2−メチルヘキサノイル基、2−エチルヘキサノイル基、2−プロピルペンタノイル基、2−ブチルオクタノイル基、2,2−ジメチルブタノイル基、2−メチルペンタノイル基、3−メチルペンタノイル基、4−メチルペンタノイル基、6−メチルオクタノイル基、ベンジル基及びジシクロヘキシルアセチル基からなる群から選択される、請求項7に記載のペプチド。
- 請求項1から8までのいずれか1項に記載のペプチドを含むポリペプチド。
- 請求項1から9までのいずれかに記載のペプチド又はポリペプチドを含む医薬組成物。
- 少なくとも1種の更なる抗菌剤又は防腐剤を含む、請求項10に記載の医薬組成物。
- 薬学的に許容される賦形剤を更に含む、請求項10又は11に記載の医薬組成物。
- 細菌及び/又は真菌に起因する感染症或いはエンドトキシンに起因する敗血症又は敗血症性ショックの治療又は予防のための薬剤を製造するための請求項1から9までのいずれか1項に記載のペプチド又はポリペプチドの使用。
- 前記薬剤が少なくとも1種の更なる抗菌剤又は防腐剤を更に含む、請求項13に記載の使用。
- 前記薬剤が薬学的に許容される賦形剤を更に含む、請求項13又は14に記載の使用。
- N末端プロリン残基を有する請求項1から8までのいずれか1項に記載のペプチドを含む融合ポリペプチド又はタンパク質をコードする核酸分子を含む宿主細胞を提供するステップであって、該ペプチドが、C末端のアスパラギン酸を有する該ポリペプチド又はタンパク質にC末端で融合するステップと、
該融合ポリペプチド又はタンパク質を発現及び単離するステップと、
単離された融合ポリペプチド又はタンパク質を0.5〜4の間のpH値にするステップとを含むN末端のプロリン残基を有する、請求項1から8までのいずれか1項に記載のペプチドを製造する方法。 - 請求項1から8までのいずれか1項に記載の固定化ペプチドを該試料に接触させるステップを含む試料からの細菌又は細菌性成分の吸着及び除去或いは不活化を行う方法。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
AT11652006 | 2006-07-10 | ||
ATA1165/2006 | 2006-07-10 | ||
PCT/AT2007/000345 WO2008006125A1 (en) | 2006-07-10 | 2007-07-10 | Antimicrobial peptides |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009542726A JP2009542726A (ja) | 2009-12-03 |
JP5322108B2 true JP5322108B2 (ja) | 2013-10-23 |
Family
ID=38468820
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009518672A Expired - Fee Related JP5322108B2 (ja) | 2006-07-10 | 2007-07-10 | 抗菌ペプチド |
Country Status (9)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US7960339B2 (ja) |
EP (2) | EP2078529B1 (ja) |
JP (1) | JP5322108B2 (ja) |
CN (1) | CN101528248B (ja) |
AU (1) | AU2007272272B2 (ja) |
CA (1) | CA2657543C (ja) |
ES (1) | ES2532392T3 (ja) |
RU (1) | RU2468033C2 (ja) |
WO (1) | WO2008006125A1 (ja) |
Families Citing this family (26)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
BRPI0917807A2 (pt) | 2008-08-15 | 2019-11-19 | Forest Laboratories Holdings Ltd | formulação sólida estável de um polipeptídeo agonista de recepto gc-c adequada para administração oral |
US20120009225A1 (en) * | 2008-09-04 | 2012-01-12 | Ironwood Pharmaceuticals, Inc. | Stable Solid Formulation of Therapeutic Polypeptides Suitable for Oral Administration |
WO2010080819A1 (en) * | 2009-01-06 | 2010-07-15 | C3 Jian, Inc. | Targeted antimicrobial moieties |
US20110034557A1 (en) * | 2009-02-20 | 2011-02-10 | Modular Genetics, Inc. | Antimicrobial compositions and uses thereof |
CA2770077A1 (en) | 2009-08-06 | 2011-02-10 | Ironwood Pharmaceuticals, Inc. | Formulations comprising linaclotide |
GB0919194D0 (en) * | 2009-11-02 | 2009-12-16 | Lytix Biopharma As | Compounds |
PL2536742T3 (pl) | 2010-02-17 | 2017-11-30 | Ironwood Pharmaceuticals, Inc. | Leczenie zaburzeń żołądkowo-jelitowych |
JP2011178674A (ja) * | 2010-02-26 | 2011-09-15 | Tokai Univ | 抗菌剤 |
JP5921545B2 (ja) | 2010-08-11 | 2016-05-24 | アイアンウッド ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド | リナクロチドの安定な製剤 |
EP2481751A1 (en) * | 2011-01-26 | 2012-08-01 | PharmaSurgics in Sweden AB | Human lactoferrin derived peptides |
SI2683419T1 (sl) * | 2011-03-11 | 2018-10-30 | Vib Vzw | Molekule in postopki za blokiranje in zaznavanje beljakovin |
DE102012203547A1 (de) * | 2012-03-07 | 2013-09-12 | Robert Bosch Gesellschaft Für Medizinische Forschung Mbh | Antimikrobielle Peptide |
CN104053449B (zh) | 2011-08-17 | 2016-12-07 | 硬木药品公司 | 胃肠疾患的治疗 |
EP2679236A1 (de) | 2012-06-29 | 2014-01-01 | Zentrum für biomedizinische Technologie der Donau- Universität Krems | Dosierungsanleitung für endotoxinbindende Lipopeptide |
KR101243631B1 (ko) * | 2012-07-06 | 2013-03-15 | 주식회사 퀀타매트릭스 | 미생물 포획 및 방출용 마이크로 구조물 |
US9196843B2 (en) * | 2012-07-17 | 2015-11-24 | Ricoh Company, Ltd. | Fullerene derivative, and method of preparing the same |
EP2754450A1 (en) * | 2013-01-11 | 2014-07-16 | Österreichische Akademie der Wissenschaften | Lactoferricin derived peptides |
JP6079439B2 (ja) * | 2013-05-29 | 2017-02-15 | 株式会社島津製作所 | タンパク質又はペプチドの分析方法及び分析装置 |
CN106232616B (zh) * | 2014-04-24 | 2019-10-25 | 中国人民解放军军事科学院军事医学研究院 | 两亲性合成抗菌肽、其药物组合物及其用途 |
WO2015200783A2 (en) * | 2014-06-26 | 2015-12-30 | The Rockefeller University | Acinetobacter lysins |
EP3302515A4 (en) * | 2015-06-05 | 2018-12-26 | Los Angeles Biomedical Research Institute at Harbor-UCLA Medical Center | Antimicrobial fusion peptides |
RU2584089C1 (ru) * | 2015-06-15 | 2016-05-20 | Государственное Бюджетное Образовательное Учреждение Высшего Профессионального Образования "Саратовский Государственный Медицинский Университет Имени В.И. Разумовского" Министерства Здравоохранения Российской Федерации | Способ снижения летального эффекта бактериального липополисахарида in vitro |
KR101855170B1 (ko) | 2015-11-18 | 2018-05-08 | (주)노바셀테크놀로지 | 신규 항균 펩타이드 및 그의 용도 |
RU2702661C1 (ru) * | 2019-05-24 | 2019-10-09 | Федеральное государственное бюджетное учреждение науки институт биоорганической химии им. академиков М.М. Шемякина и Ю.А. Овчинникова Российской академии наук (ИБХ РАН) | Пептид, проявляющий антибактериальные и противоопухолевые свойства |
CN110606871B (zh) * | 2019-09-20 | 2022-10-21 | 佩德生物科技(南通)有限公司 | 一种小分子多肽rk12及其应用 |
WO2022037681A1 (zh) * | 2020-08-21 | 2022-02-24 | 中国科学院微生物研究所 | 抗微生物肽及其应用 |
Family Cites Families (18)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK0503939T3 (da) * | 1991-03-13 | 1997-07-28 | Morinaga Milk Industry Co Ltd | Antimikrobielt peptid og antimikrobielt middel. |
DE69223844T2 (de) * | 1991-04-24 | 1998-04-16 | Morinaga Milk Industry Co Ltd | Antimikrobielles Peptid und antimikrobieller Wirkstoff |
US5593866A (en) | 1992-08-21 | 1997-01-14 | The University Of British Columbia | Cationic peptides and method for production |
US5830860A (en) * | 1994-03-24 | 1998-11-03 | Regents Of The University Of Minnesota | Peptides with bactericidal activity and endotoxin neutralizing activity for gram negative bacteria and methods for their use |
SE9804614A0 (en) * | 1998-07-06 | 2000-01-07 | A+ Science Invest Ab | New peptides and use thereof |
US6476189B1 (en) * | 1998-08-12 | 2002-11-05 | National Institute Of Agrobiological Sciences | Antibacterial peptides and antibacterial agents containing such peptides as an effective ingredient |
JP3273314B2 (ja) * | 1998-08-12 | 2002-04-08 | 独立行政法人農業生物資源研究所 | 抗菌ペプチド及びこれを有効成分とする抗菌剤 |
GB9818938D0 (en) | 1998-08-28 | 1998-10-21 | Alpharma As | Bioactive peptides |
EP1222198A2 (en) * | 1999-09-30 | 2002-07-17 | SMITHKLINE BEECHAM BIOLOGICALS s.a. | Human tumor-associated lak-4p related polynucleotides and polypeptides and their uses |
PT1228097E (pt) * | 1999-11-11 | 2006-05-31 | Am Pharma Bv | Actividade antimicrobiana do primeiro grupo cationico da lactoferrina humana |
GB0005703D0 (en) * | 2000-03-09 | 2000-05-03 | Alpharma As | Compounds |
US6492328B2 (en) * | 2000-06-28 | 2002-12-10 | The University Of Iowa Research Foundation | Novispirins: antimicrobial peptides |
US8933029B2 (en) * | 2001-08-24 | 2015-01-13 | Carrus Capital Corporation | Antimicrobial and anti-inflammatory peptides |
US20030194445A1 (en) * | 2001-11-12 | 2003-10-16 | Kuhner Carla H. | Compositions and methods of use of peptides in combination with biocides and/or germicides |
US20040072990A1 (en) * | 2002-09-20 | 2004-04-15 | Shiou-Ru Tzeng | Antimicrobial peptides with reduced hemolysis and methods of their use |
JP2006525813A (ja) | 2003-05-20 | 2006-11-16 | イェシバ・ユニバーシティ | 1型糖尿病において罹患性病原性t細胞により標的とされる抗原ならびにこれの使用 |
JP2008509654A (ja) * | 2004-06-01 | 2008-04-03 | イノジェネティックス・ナムローゼ・フェンノートシャップ | C型肝炎ウイルスに対するctlおよび/またはhtl応答を誘導するためのペプチド |
EP1824976A4 (en) * | 2004-11-12 | 2008-07-09 | Univ British Columbia | ANTIMICROBIAL PEPTIDES |
-
2007
- 2007-07-10 RU RU2009104316/04A patent/RU2468033C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2007-07-10 JP JP2009518672A patent/JP5322108B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2007-07-10 EP EP09154101.1A patent/EP2078529B1/en active Active
- 2007-07-10 ES ES09154101.1T patent/ES2532392T3/es active Active
- 2007-07-10 WO PCT/AT2007/000345 patent/WO2008006125A1/en active Application Filing
- 2007-07-10 EP EP07784580A patent/EP2046363A1/en not_active Withdrawn
- 2007-07-10 CA CA2657543A patent/CA2657543C/en not_active Expired - Fee Related
- 2007-07-10 AU AU2007272272A patent/AU2007272272B2/en not_active Ceased
- 2007-07-10 US US12/373,272 patent/US7960339B2/en active Active
- 2007-07-10 CN CN200780033567.7A patent/CN101528248B/zh not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101528248A (zh) | 2009-09-09 |
US7960339B2 (en) | 2011-06-14 |
ES2532392T3 (es) | 2015-03-26 |
JP2009542726A (ja) | 2009-12-03 |
RU2009104316A (ru) | 2010-08-20 |
EP2046363A1 (en) | 2009-04-15 |
RU2468033C2 (ru) | 2012-11-27 |
US20090233870A1 (en) | 2009-09-17 |
AU2007272272B2 (en) | 2012-04-12 |
EP2078529A1 (en) | 2009-07-15 |
CA2657543A1 (en) | 2008-01-17 |
WO2008006125A1 (en) | 2008-01-17 |
CA2657543C (en) | 2017-03-07 |
AU2007272272A1 (en) | 2008-01-17 |
EP2078529B1 (en) | 2014-12-10 |
CN101528248B (zh) | 2015-11-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5322108B2 (ja) | 抗菌ペプチド | |
ES2264198T3 (es) | Composiciones y metodos para tratar infecciones utilizando peptidos cationicos a solas o en combinacion con antibioticos. | |
JP5335241B2 (ja) | 抗微生物ヘキサペプチド | |
JP4037525B2 (ja) | 新規抗菌性ペプチド | |
US6297215B1 (en) | Antimicrobial cationic peptides | |
US8044022B2 (en) | Hyaluronic acid binding peptides enhance host defense against pathogenic bacteria | |
AU759636B2 (en) | Novel synthetic peptides with antimicrobial and endotoxin neutralizing properties for management of the sepsis syndrome | |
JP4812347B2 (ja) | 抗菌性ペプチド | |
JP2016526020A (ja) | 抗菌性ペプチド | |
US20080234188A1 (en) | Antimicrobial Peptides | |
US6172185B1 (en) | Antimicrobial cationic peptide derivatives of bactenecin | |
AU2002317071A1 (en) | Antimicrobial peptides | |
JP2021518426A (ja) | 感染症及び関連炎症プロセスの処置のための細菌結合ペプチド | |
WO2008104777A2 (en) | Peptide |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100609 |
|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101227 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20101228 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20111124 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20111124 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120725 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20121019 |
|
A602 | Written permission of extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602 Effective date: 20121026 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20121220 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20130610 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20130709 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5322108 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |