JP5320134B2 - 車体後部構造 - Google Patents
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Description
この種の車体後部構造は、衝突ストロークを十分に確保し、衝突エネルギーを車体フレームに分散できるように、適宜設計がなされるものであった。
このような、車体後部構造として、車両の後突時にスペアタイヤ及びリヤセンタフレームをエネルギー吸収部材として機能させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
また、車体の曲げ剛性およびねじれ剛性との両立を図ることができる車体後部構造を提供することを課題とする。
さらに、燃料供給パイプがトーションビームを通過する場合にも、燃料供給パイプを効果的に保護できる車体後部構造を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明では、車体後部構造は、車体前後方向に左右のサイドシルを延ばし、これらのサイドシルの後端からそれぞれ左右のリヤフレームを延ばし、左右のリヤフレームの前部にトーションビームを揺動自在に設け、左右のサイドシルにフロアトンネルを有するフロントフロアを設け、このフロントフロアの後方にて左右のリヤフレームにスペアタイヤを収納するスペアタイヤパンを設けたものである。
さらに、フロントフロアの下部に車体前後方向に延ばしたフロアフレームを付設し、スペアタイヤパンに車体前後方向に延ばしたセンタフレームを設け、これらのフロアフレームの後端とセンタフレームの前端とを組付け式の補強バーにて結合した。これにより、リヤフレームの下方に、後突時に後突荷重を車体前方に伝達する荷重伝達経路を形成する。
すなわち、センタフレーム、補強バー、及びフロアフレームで構成される荷重伝達経路に隙間(空走部分)がないので、早いタイミングで荷重伝達ができる。この結果、後突時に発生する後突荷重のエネルギー吸収効率を向上することができる。
また、トーションビームを荷重伝達経路に利用していないので、トーションビームの耐荷重や断面形状の影響を受けることがない。従って、安定して荷重伝達が可能となる。
さらに、前後の構造部材であるフロアフレームの後端とセンタフレームの前端とを補強バーにて結合したので、車体の曲げ剛性を向上させることができる。例えば、補強バーを、車体に対して(フロアフレーム若しくはセンタフレームに対して)斜めに配置することで、車体のねじれ剛性も向上することができる。
また、車体の後方から後突荷重が入力されると、スペアタイヤパン及びセンタフレームに伝達され、スペアタイヤパン及びセンタフレームは変形することで後突荷重の一部を吸収する。次に、スペアタイヤでミドルクロスメンバを変形させて後突荷重をさらに吸収することができる。
左右のサイドシル13,14は、車体前後方向に直線的に配置される。
左右のリヤフレーム15,16は、前部15a,16aが車体内方に湾曲形成されるとともに、車体上方に湾曲形成される。また、後部15b,16bが直線的に形成される。
フロントフロア18は、車体中心に且つ車体前後方向にフロアトンネル52が形成される。
センタフレーム35,36の後端35a,36aは、車体幅方向に延ばした後部クロスメンバ23に結合される。
左の補強バー43は、前端に前スペーサ57が設けられ、後端に後スペーサ58が設けられる。右の補強バー44は、左の補強バー43に略同一構造である。
燃料供給パイプ46は、車体後方からリヤトーションビーム17を横切って燃料タンク45に接続される。
Claims (4)
- 車体前後方向に左右のサイドシルを延ばし、これらのサイドシルの後端からそれぞれ左右のリヤフレームを延ばし、左右のリヤフレームの前部にトーションビームを揺動自在に設け、左右のサイドシルにフロアトンネルを有するフロントフロアを設け、このフロントフロアの後方にて左右のリヤフレームにスペアタイヤを収納するスペアタイヤパンを設ける車体後部構造において、
前記フロントフロアの下部に車体前後方向に延ばしたフロアフレームを付設し、前記スペアタイヤパンに車体前後方向に延ばしたセンタフレームを設け、
これらの前記フロアフレームの後端とセンタフレームの前端とを組付け式の補強バーにて結合し、
前記トーションビームは、底面視で前記フロントフロアの後部と前記スペアタイヤパンの前部との間に位置し、
前記左右のリヤフレームの前部間に、前記フロントフロアの後部及び前記スペアタイヤパンの前部を支持するミドルクロスメンバを渡し、
前記リヤフレームの下方に、後突時に後突荷重を車体前方に伝達する荷重伝達経路を形成し、
前記ミドルクロスメンバは、後突時に前記スペアタイヤパンが変形することにより、このスペアタイヤパンに収納されたスペアタイヤで押されて変形して後突荷重をさらに吸収可能な構成であることを特徴とする車体後部構造。 - 前記センタフレームの後端は、車体幅方向に延ばした後部クロスメンバに結合したことを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
- 前記センタフレームは、前記スペアタイヤパンの底の上面に配置したことを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
- 前記補強バーは、閉断面構造にて高強度に構成されることを特徴とする請求項1記載の車体後部構造。
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