JP5318563B2 - 化合物、組成物および使用 - Google Patents

化合物、組成物および使用 Download PDF

Info

Publication number
JP5318563B2
JP5318563B2 JP2008503579A JP2008503579A JP5318563B2 JP 5318563 B2 JP5318563 B2 JP 5318563B2 JP 2008503579 A JP2008503579 A JP 2008503579A JP 2008503579 A JP2008503579 A JP 2008503579A JP 5318563 B2 JP5318563 B2 JP 5318563B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
formula
compound
water
dye
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2008503579A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008537756A (ja
JP2008537756A5 (ja
Inventor
ライト,ギャヴィン
Original Assignee
フジフィルム・イメイジング・カラランツ・リミテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from GB0506495A external-priority patent/GB0506495D0/en
Priority claimed from GB0515761A external-priority patent/GB0515761D0/en
Priority claimed from GB0520690A external-priority patent/GB0520690D0/en
Application filed by フジフィルム・イメイジング・カラランツ・リミテッド filed Critical フジフィルム・イメイジング・カラランツ・リミテッド
Publication of JP2008537756A publication Critical patent/JP2008537756A/ja
Publication of JP2008537756A5 publication Critical patent/JP2008537756A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5318563B2 publication Critical patent/JP5318563B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B33/00Disazo and polyazo dyes of the types A->K<-B, A->B->K<-C, or the like, prepared by diazotising and coupling
    • C09B33/02Disazo dyes
    • C09B33/08Disazo dyes in which the coupling component is a hydroxy-amino compound
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B35/00Disazo and polyazo dyes of the type A<-D->B prepared by diazotising and coupling
    • C09B35/02Disazo dyes
    • C09B35/021Disazo dyes characterised by two coupling components of the same type
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0041Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions mixtures containing one azo dye
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/0033Blends of pigments; Mixtured crystals; Solid solutions
    • C09B67/0046Mixtures of two or more azo dyes
    • C09B67/0055Mixtures of two or more disazo dyes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09DCOATING COMPOSITIONS, e.g. PAINTS, VARNISHES OR LACQUERS; FILLING PASTES; CHEMICAL PAINT OR INK REMOVERS; INKS; CORRECTING FLUIDS; WOODSTAINS; PASTES OR SOLIDS FOR COLOURING OR PRINTING; USE OF MATERIALS THEREFOR
    • C09D11/00Inks
    • C09D11/30Inkjet printing inks
    • C09D11/32Inkjet printing inks characterised by colouring agents
    • C09D11/328Inkjet printing inks characterised by colouring agents characterised by dyes
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10T428/24Structurally defined web or sheet [e.g., overall dimension, etc.]
    • Y10T428/24802Discontinuous or differential coating, impregnation or bond [e.g., artwork, printing, retouched photograph, etc.]

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Inks, Pencil-Leads, Or Crayons (AREA)
  • Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
  • Ink Jet (AREA)

Description

本発明は、染料としての使用に適した化合物、インク、およびインクジェット印刷(“IJP”)におけるそれらの使用に関する。IJPは、ノズルを基材と接触させることなく、インクの液滴を微細ノズルに通して基材上に噴出させるノンインパクト(non-impact)印刷技術である。
IJPに用いられる染料およびインクには多くの厳しい性能要件がある。例えば、それらは、良好な耐水堅牢度、耐光堅牢度、耐オゾン堅牢度および光学濃度を有する鮮明でフェザリングのない像を提供することが望ましい。インクは、汚れを防止するために、基材に塗布したときに迅速に乾燥することがしばしば要求されるが、インクジェットノズルの先端を覆ってクラスト(crust)を形成すべきではない。これは、クラストが印刷機の作動を妨げるためである。インクはまた、分解することなく、または微細ノズルを詰まらせ得る沈殿物を形成することなく、長期にわたる貯蔵に対し安定であるべきである。
JP11209643には、黄色染料ブレンドおよびセルロース繊維の着色におけるその使用について記載されている。
今回、意外にも、特定の化合物が、インクジェット印刷機用インクとしてとりわけ良好に機能するインクを提供することが見いだされた。
本発明の第1の態様に従って、基材上に像を印刷するための方法であって、基材に、インクジェット印刷機を用いて、式(1)の化合物およびその塩を含むインクを塗布することを含む方法を提供する:
[式中:
、R、RおよびRは、それぞれ独立してHまたは置換されていてもよい置換基であるか、あるいは、RおよびRならびに/またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換されていてもよいアリールまたは複素環式環を形成し;
XおよびZは、それぞれ独立してHまたは置換されていてもよい置換基であり;
は、Hまたは置換されていてもよいC1−4−アルキルであり;
およびRは、それぞれ独立して、H、C1−4−アルキル、−CONR、−SONRまたはアリール基であり;ここにおいて、RおよびRは、それぞれ独立して、H、置換されていてもよいC1−8−アルキル、置換されていてもよいアリールまたは複素環式環であるか、あるいは、RおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、置換されていてもよい五員環または六員環を形成し;
GおよびG’は、それぞれ独立して、スルホン酸基、カルボン酸基またはホスホン酸基であり;
nおよびmは、それぞれ独立して0、1、2、3、4または5であり;そして
aおよびbは、それぞれ独立して0、1または2である]。
好ましくは、XおよびZは、それぞれ独立して、H、または置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアルコキシ、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよい複素環式基、−NR、−NHCOR、−NHCONR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−PO、−SR、−SO、−SONR、−SOR、−SOH、−CF、−CN、−NO、ヒドロキシまたはハロゲンであり、ここにおいて、RおよびRは、それぞれ独立して、H、置換されていてもよいC1−8−アルキル、置換されていてもよいアリール(例えばフェニル)、置換されていてもよい複素環式基であるか、またはRおよびRは、それらが結合している窒素原子と一緒に、置換されていてもよい五員環または六員環(例えば、ピペリジン、ピロリドン、ピリジン、ピペリザイン(piperizine)またはモルホリン)を形成する。
好ましくは、R、R、RおよびRは、XおよびZについて上記したとおりであるか、あるいは、RおよびRならびに/またはRおよびRは、それらが結合している炭素原子と一緒に、置換されていてもよい五員または六員のアリールまたは複素環式環(例えば、フェニル、ピリジン、ピロール、イミダゾール、チアゾール、ピラジン、ピペリジンまたはピロリドン)を形成する。
、R、R、R、XまたはZが、置換されていてもよいアルキルである場合、それは、好ましくは置換されていてもよいC1−8−アルキル、より好ましくはC1−4−アルキル、例えば、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシまたはスルホ基などで置換されていてもよいメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec−ブチルである。例としては、限定されるものではないが、トリフルオロメチル、ヒドロキシエチル、スルホプロピルおよびカルボキシエチルが挙げられる。
、R、R、R、XまたはZが、置換されていてもよいアルコキシである場合、それは、好ましくは置換されていてもよいC1−8−アルコキシ、より好ましくはC1−4−アルコキシ、例えば、ヒドロキシ、ハロゲンまたはカルボキシ基で置換されていてもよいメトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシである。例としては、限定されるものではないが、カルボキシプロピルオキシ、カルボキシエトキシ、ヒドロキシエトキシまたはクロロエトキシが挙げられる。
、R、R、R、XまたはZが、置換されていてもよいアリール基である場合、置換されていてもよいフェニルであることが好ましい。アリール環上の所望による置換基としては、例えば、C1−8−アルキル、C1−8−アルコキシ、−NR、−NHCOR、−NHCONR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−PO、−SR、−SO、−SONR、−SOR、−SOH、−CF、−CN、−NO、ヒドロキシまたはハロゲンが挙げられ、ここにおいて、RおよびRは先に記載したとおりである。例としては、限定されるものではないが、カルボキシフェニル、スルホフェニル、ニトロフェニルおよびクロロフェニルが挙げられる。
、R、R、R、XまたはZが、置換されていてもよい複素環式基である場合、それは、好ましくは置換されていてもよい脂肪族複素環式基または置換されていてもよい芳香族複素環式基のいずれか、例えば、置換されていてもよいチオフェン、ピラゾール、トリアゾール、チアジアゾール、チアゾール、イミダゾール、ピリジン、ピロリドン、ピペリザイン、モルホリンまたはピリミジンである。複素環式環上の所望による置換基としては、例えば、C1−8−アルキル、−NR、−NHCOR、−NHCONR、−C(O)OR、−C(O)NR、−SR、−SO、−SONR、−SOR、−SOH、−CF、−CN、−NO、ヒドロキシまたはハロゲンが挙げられ、ここにおいて、RおよびRは先に記載したとおりである。例としては、限定されるものではないが、カルボキシトリアゾール、クロロピリジルおよびシアノチオフェンが挙げられる。
式(1)の化合物において、R、R、R、R、XおよびZは、それぞれ独立して同一または異なっていてもよいことは、理解されるであろう。一態様において、R、R、R、R、XおよびZは、それぞれ独立して、H、置換されていてもよいC1−4−アルキル(好ましくはメチルまたはエチル)、置換されていてもよいC1−4−アルコキシ(好ましくはメトキシまたはエトキシ)、−SONRまたは−NHCONRであり、ここにおいて、RおよびRは上記のとおりであるが、より好ましくは、RはHであり、Rは、H、置換されていてもよいC1−4−アルキル(好ましくはメチルまたはエチル)またはアリール(好ましくはフェニル)である。
しかしながら、R、R、R、R、XおよびZは、それぞれ独立して、H、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシ、カルボン酸基またはNHCONHであることが好ましい。
より好ましくは、R、R、R、R、XおよびZは、それぞれ独立して、H、C1−4−アルキルまたはカルボン酸である。
一態様において、Rおよび/またはRはカルボン酸基である。この態様に従った化合物は、とりわけ良好な溶解度、耐光堅牢度および耐オゾン堅牢度を有する。
およびRはそれぞれ、Hであることがもっとも好ましい。
は、例えば、C1−8−アルキル、C1−8−アルコキシ、−NR、−NHCOR、−NHCONR、−C(O)R、−C(O)OR、−C(O)NR、−PO、−SR、−SO、−SONR、−SOR、−SOH、−CF、−CN、−NO、ヒドロキシまたはハロゲンで置換されていてもよく、ここにおいて、RおよびRは先に記載したとおりである。より好ましくは、Rは置換されていない。
はHであることがもっとも好ましい。これは、Hがとりわけ良好な耐オゾンおよび耐光堅牢度を有する化合物をもたらすためである。
nおよびmは両方とも0でないことが好ましい。これは、そのことにより水性液体媒体中での式(1)の化合物の溶解度が改善されるためである。
一態様において(G)および(G’)により表される基は同一であり、他の態様においてそれらは同一ではない。
GおよびG’はそれぞれスルホン酸基であることがもっとも好ましい。
nおよびmは、それぞれ独立して、好ましくは1、2または3、もっとも好ましくは2または3である。式(1)の化合物は、好ましくは2〜6個、より好ましくは4〜6個のスルホン酸基を有する。
aおよびbは、それぞれ独立して0または1であることが好ましい。
、R、RおよびRにより表される1種以上の基がHであることが好ましい。
一態様において(X)および(Z)により表される基は同一であり、他の態様においてそれらは同一ではない。
およびRは同一または異なっていることができる。
およびRは同一または異なっていることができる。
およびRは同一または異なっていることができる。
式(1)の化合物は対称的または非対称的であることができる。
したがって、上記の好ましい選択肢を考慮して、好ましい化合物は式(1)の化合物またはその塩である[式中:
、R、RおよびRは、それぞれ独立して、H、C1−4−アルキル、C1−4−アルコキシ、カルボン酸またはNHCONHであり;
は、HまたはC1−4−アルキルであり;
およびRは、それぞれ独立してHまたはC1−4−アルキルであり;
GおよびG’は、それぞれ独立して、スルホン酸基、カルボン酸基またはホスホン酸基であり;
nおよびmは、それぞれ独立して1、2または3であり;そして
aおよびbは0である]。
とりわけ好ましい態様において、式(1)の化合物は、式(2)の化合物またはその塩である:
式(1)の化合物は、色において黄色、橙色または茶色であることが特に好ましい。より好ましくは、式(1)の化合物を含む希釈インクは、色において黄色である。本発明の化合物はとりわけ良好な耐オゾン堅牢度、耐光堅牢度および光学濃度を示し、これにより、該化合物は写真のようにリアルな描写のインクジェット印刷での使用および他のインクジェット印刷での使用のための明黄色のインクジェット印刷を提供する着色剤として特に適したものになる。
式(1)の化合物は、インクジェット印刷用インクへの良好な溶解度およびインクジェット印刷機での良好な作動性も有する。式(1)の化合物を含むインクは、インクジェット印刷機から印刷したときに、ノズルを覆ってクラストを形成するかノズルを詰まらせる傾向が低い。
式(1)の化合物は繊維反応性基を含まないことが好ましい。これは、そのような基は印刷機の長期作動性を低下させる傾向を有するためである。繊維反応性基という用語は当分野で周知であり、例えばEP0356014A1に記載されている。繊維反応性基は、適切な条件下で、例えばセルロース系繊維中に存在するヒドロキシ基と、または例えば天然繊維中に存在するアミノ基と反応して、繊維と染料との間に共有結合的連結を形成することができる。
式(1)の化合物はインクジェット印刷用の染料として使用するのに適しており、例えば、式(3)のモノクロロトリアジニル染料の加水分解により調製することができる。加水分解は、60〜80℃において4〜10時間にわたりナトリウムまたはリチウムの水酸化物を塩基として利用してアルカリ溶液中で実施することが好ましい。
式(3)の化合物は、例えば、1モルの式(4a)および1モルの式(4b)を1モルの塩化シアヌルと縮合することにより、または、対称分子を得るために、式(4a)もしくは(4b)のいずれかのモノアゾ化合物2モルを1モルの塩化シアヌルと縮合することにより、調製することができる。縮合は、0〜40℃およびpH5〜7の水溶液中で実施することが好ましい。
式(4a)および(4b)の化合物は、例えば、式(5a)または(5b)の化合物をジアゾ化してジアゾニウム塩を与え、得られたジアゾニウム塩をそれぞれ式(6a)または式(6b)の化合物とカップリングすることにより調製することができる:
[式中:
G、G’、X、Z、R、R、R、R、n、m、aおよびbは、式(1)に関し先に定義したとおりである]。
ジアゾ化は、好ましくは20℃未満の温度、より好ましくは0℃〜5℃の温度で実施する。ジアゾ化は、水中で好ましくは7未満のpHにおいて実施することが好ましい。希薄鉱酸、例えばHClもしくはHSO、または有機酸(例えば酢酸、プロピオン酸)、またはそれらの混合物を用いて、所望の酸性条件を達成してもよい。
式(1)の化合物は遊離酸または塩の形態にあってもよい。好ましい塩は水溶性であり、例えば、アルカリ金属塩(特に、リチウム、ナトリウム、カリウム)、アンモニウム、置換アンモニウム、およびそれらの混合塩である。好ましい金属塩は、ナトリウムおよびリチウムを伴うものである。
好ましいアンモニウムおよび置換アルキルアンモニウム塩は式NV[式中、各Vは、独立してHまたは置換されていてもよいアルキルであるか、あるいは、Vにより表される2個の基は、Hまたは置換されていてもよいアルキルであり、Vにより表される残りの2個の基は、それらが結合しているN原子と一緒に五員環または六員環を形成する]のカチオンを有する。
各Vは、独立して、好ましくはHまたはC1−4−アルキル、より好ましくはH、CHまたはCHCH、特にHである。
好ましい環状カチオンは、モルホリニル、ピリジニルまたはピペリジニル環を含む。
カチオンの例としては、NH、モルホリニウム、ピペリジニウム、ピリジニウム、(CHH、(CH、H(CH)(CHCH)、CH、CHCH、H(CHCH、CHCHCH、(CHCHN、N(CH、N(CHCH、N−メチルピリジニウム、N,N−ジメチルピペリジニウムおよびN,N−ジメチルモルホリニウムが挙げられる。
本発明に従った式(1)の化合物は、ナトリウム、リチウム、カリウム、アンモニウム、置換アンモニウム塩またはそれらの混合物の形態にあることが特に好ましい。
式(1)の化合物を、公知の技術を用いて塩に転化してもよい。例えば、化合物のアルカリ金属塩を水に溶解し、鉱酸で酸性化し、沈殿した遊離酸を濾過により回収することにより、該化合物のアルカリ金属塩をアンモニアまたはアミンを伴う塩に転化することができる。その後、単離した固体を水に溶解し、該溶液のpHをアンモニアまたはアミンでpH9〜9.5に調整する。その後、アルカリ金属カチオンを透析により除去する。所望の塩の形態は、式(1)の化合物のアルカリ金属塩を水に溶解し、適切に修飾したイオン交換樹脂のカラムに該溶液を通すことにより調製することもできる。
式(1)の化合物は、好ましくは染料、より好ましくは水溶性染料である。
式(1)の化合物は、本明細書に示すもの以外の互変異性形態で存在していてもよい。これらの互変異性体も本発明の範囲内に包含される。
本発明の第2の態様に従って、式(1)の化合物またはその塩を提供する。但し、式(1)の化合物は、式A、BまたはCの化合物ではないという条件が付く:
当技術分野で周知のようにMeはメチルを意味する。
式(1)の好ましい化合物は、本発明の方法に関して上記したとおりである。
本発明の第2の態様に従った他の態様において、RおよびRは両方ともメトキシであることはない。より好ましくは、R、RおよびXにより表される3個の基のうち2個はメトキシ基ではなく、R、RおよびZにより表される3個の基のうち2個はメトキシ基ではない。R、R、R、R、XおよびZにより表される基がすべてメトキシ基ではないことがとりわけ好ましい。本発明の第2の態様に従った化合物において、R、R、R、R、XおよびZにより表される基のいずれかが、置換されていてもよいアルコキシである場合、それは置換されていてもよいC2−4−アルコキシであることが好ましい。
式A、BおよびCの化合物は本明細書に示すもの以外の互変異性形態で存在し、そのような互変異性形態は本明細書中に示す化学式の範囲内に包含される。すなわち、但し書きの条件は、式A、BおよびCの化合物の互変異性体も除外する。
式(1)の化合物はインク中の唯一の着色剤として用いることができる。これは、多くのそのような化合物が、望ましい黄色または橙色の色彩を有するためである。しかしながら、所望の場合、式(1)の化合物またはその塩を、式(1)の化合物またはその塩以外の1種以上の着色剤(以下、さらなる着色剤とする)と混合することにより、着色剤混合物を調製してもよい。着色剤混合物は、特定の最終用途のためにわずかに異なる色彩が求められる場合にとりわけ有用である。
好ましい着色剤混合物は、
a)2種以上の式(1)の化合物もしくはその塩;または
b)1種以上の式(1)の化合物もしくはその塩と1種以上のさらなる着色剤、
を含む。
着色剤混合物中に存在する式(1)の化合物またはその塩は、本発明の第2の態様で定義したとおりであることが好ましく、より好ましくは、式(1)の化合物は先に定義したような式(2)の化合物である。
着色剤混合物を混合して、均一な色を提供することが好ましい。
さらなる着色剤は、例えば顔料および/または染料を含むことができる。
適したさらなる着色剤は、Colour Index Internationalに挙げられている。
着色剤混合物中に存在する式(1)の化合物およびさらなる着色剤(1以上)の量を選択して、色彩を要望どおりに調整することができる。
さらなる着色剤がインクに包含されている場合、これらは、好ましくは黄色、マゼンタ、シアンおよび黒色着色剤ならびにそれらの混合物、もっとも好ましくは黄色またはマゼンタ着色剤およびそれらの混合物から選択される。
適したさらなる着色剤としては、例えば、黄色顔料、例えば、C.I.Pigment Yellow 55、74、93、109、110、128、138、150、151、154、155、180および185;黄色染料、例えば、C.I.Acid Yellow 17、19、23、25、32、40、42、44、49、61、127、151、199、219;C.I.Direct Yellow 8、11、12、27、28、29、44、50、85、86、96、100、106、132、142、144、173、付与された米国特許第6320031号、第6068687号、米国特許出願公告2004−068102(特に[0157]の実施例1)、PCT出願公告WO2005−160937(特に、[0028]および[0029]の実施例Yellow R1およびR2)、WO2005−007752(特に[0024]の実施例1)およびWO2002−075573に開示されている黄色染料ならびにその塩;マゼンタ顔料、例えば、C.I.Pigment Red 122、202、209およびC.I.Pigment Violet 19;マゼンタ染料、例えば、PRO−JETTM Fast Magenta 2、PRO−JETTM Magenta BTX、3BOA、2BTXおよび1T;C.I.Acid Red 52および249;C.I.Reactive Red 180、31および23;ならびにC.I.Direct Red 227;シアン顔料、例えば、C.I.Pigment Blue 15、15:1、15:2、15:3、15:4、15:6、16および60;シアン染料、例えば、フタロシアニン着色剤、特にC.I.Direct Blue 86、199およびC.I.Acid Blue 9、99;黒色顔料、例えば、C.I.Pigment Black 7およびCabot Corpにより商品名Cab−O−JetRTMで販売されている自己分散性黒色顔料(例えばCab−O−Jet 300);ならびに、黒色染料、例えば、C.I.Food Black 2、C.I.Direct Black 19、154、168、195、C.I.Reactive Black 31、PRO−JETTM Fast Black 2、ならびにLexmark(例えばEP0539178A2、実施例1、2、3、4および5)、Orient Chemicals(例えばEP0347803A2、5〜6頁、アゾ染料3、4、5、6、7、8、12、13、14、15および16)およびSeiko Epson Corporationによる特許に記載されている黒色染料が挙げられる。
さらなる着色剤は染料を含むことが好ましい。
さらなる着色剤は水溶性染料またはその塩を含むことが好ましい。
着色剤混合物は、
(a)合計で1〜99部、より好ましくは3〜70部、特に5〜50部の式(1)の化合物(1以上)またはその塩;および
(b)合計で99〜1部、より好ましくは30〜97部、特に95〜50部の式(1)の化合物(1以上)またはその塩以外の水溶性染料(1以上)、
を含むことが好ましく、ここにおいて、部は重量基準であり、部の合計(a)+(b)=100である。
該組成物は、式(1)の単一の化合物またはその混合物を含有することができる。同様に、該組成物は、(b)において、式(1)の化合物またはその塩以外の単一の水溶性染料または2種以上の水溶性染料の混合物を含有することができる。
式(1)の化合物および着色剤混合物は、インクジェット印刷用インクに組み込む前に、精製して望ましくない不純物を除去することができ、精製することが好ましい。精製には、従来の技術、例えば、限外濾過、逆浸透および/または透析を採用することができる。
本発明の第3の態様に従って、
(a)本発明の第2の態様に従った式(1)の化合物またはその塩;および
(b)液体媒体
を含むインクを提供する。
インクは、インクジェット印刷用インクとしての使用に適していることが好ましい。
液体媒体は、
(i)水;
(ii)水と有機溶媒の混合物;または
(iii)水を含まない有機溶媒、
を含むことが好ましい。
本発明の第4の態様に従った好ましいインクは、
(a)0.01〜30部の本発明の第2の態様に従った式(1)の化合物または塩;および
(b)70〜99.99部の液体媒体
を含み、ここにおいて、液体媒体は有機溶媒を含み、部は重量基準であり、部数(a)および(b)=100である。
成分(a)の重量基準の部数は、好ましくは0.01〜30部、より好ましくは0.1〜20部、特に0.5〜15部、さらに特に1〜5部である。成分(b)の重量基準の部数は、好ましくは99.99〜70部、より好ましくは99.9〜80部、特に99.5〜85部、さらに特に99〜95部である。(a)+(b)の部数は100であり、ここで挙げた部はすべて重量基準である。
成分(a)は成分(b)に完全に溶解することが好ましい。成分(a)は、20℃において少なくとも10重量%である成分(b)への溶解度を有することが好ましい。これにより、より稀薄なインクを調製するために用いることができる液体染料濃縮物の調製が可能になり、貯蔵中に液体媒体の蒸発が起こってもインクの成分(a)の化合物(1以上)が沈殿する可能性が低下する。
液体媒体が水と有機溶媒の混合物を含む場合、水と有機溶媒の重量比は、好ましくは99:1〜1:99、より好ましくは99:1〜50:50、特に95:5〜70:30である。
有機溶媒は水混和性有機溶媒またはそのような有機溶媒の混合物であることが好ましい。好ましい水混和性有機溶媒としては、C1−6−アルカノール、好ましくは、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、sec−ブタノール、tert−ブタノール、n−ペンタノール、シクロペンタノールおよびシクロヘキサノール;線状アミド、好ましくは、ジメチルホルムアミドまたはジメチルアセトアミド;ケトンおよびケトン−アルコール、好ましくは、アセトン、メチルエーテルケトン、シクロヘキサノンおよびジアセトンアルコール;水混和性エーテル、好ましくは、テトラヒドロフランおよびジオキサン;ジオール、好ましくは、2〜12個の炭素原子を有するジオール、例えば、ペンタン−1,5−ジオール、エチレングリコール、プロピレングリコール、ブチレングリコール、ペンチレングリコール、ヘキシレングリコールおよびチオジグリコール、ならびにオリゴ−およびポリ−アルキレングリコール、好ましくは、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコールおよびポリプロピレングリコール;トリオール、好ましくはグリセロールおよび1,2,6−ヘキサントリオール;ジオールのモノ−C1−4−アルキルエーテル、好ましくは、2〜12個の炭素原子を有するジオールのモノ−C1−4−アルキルエーテル、特に、2−メトキシエタノール、2−(2−メトキシエトキシ)エタノール、2−(2−エトキシエトキシ)−エタノール、2−[2−(2−メトキシエトキシ)エトキシ]エタノール、2−[2−(2−エトキシエトキシ)−エトキシ]−エタノールおよびエチレングリコールモノアリルエーテル;環状アミド、好ましくは、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−エチル−2−ピロリドン、カプロラクタムおよび1,3−ジメチルイミダゾリドン;環状エステル、好ましくはカプロラクトン;スルホキシド、好ましくはジメチルスルホキシドおよびスルホランが挙げられる。好ましくは、液体媒体は、水と2種以上、特に2〜8種の水混和性有機溶媒を含む。
特に好ましい水混和性有機溶媒は、環状アミド、特に2−ピロリドン、N−メチル−ピロリドンおよびN−エチル−ピロリドン;ジオール、特に1,5−ペンタンジオール、エチレングリコール、チオジグリコール、ジエチレングリコールおよびトリエチレングリコール;ならびに、ジオールのモノ−C1−4−アルキルおよびC1−4−アルキルエーテル、より好ましくは、2〜12個の炭素原子を有するジオールのモノ−C1−4−アルキルエーテル、特に、2−メトキシ−2−エトキシ−2−エトキシエタノールである。
水と1種以上の有機溶媒との混合物を含む他の適切な液体媒体の例は、本明細書中で参考として援用する米国特許第4963189号、米国特許第4703113号、米国特許第4626284号およびEP425150Aに記載されている。
液体媒体が、水を含まない有機溶媒(すなわち1重量%未満の水)を含む場合、該溶媒は、好ましくは30°〜200℃、より好ましくは40°〜150℃、特に50〜125℃の沸点を有する。有機溶媒は、水不混和性、水混和性またはそのような溶媒の混合物であることができる。好ましい水混和性有機溶媒は、上記水混和性有機溶媒のいずれかおよびその混合物である。好ましい水不混和性溶媒としては、例えば、脂肪族炭化水素;エステル、好ましくは酢酸エチル;塩素化炭化水素、好ましくはCHCl;およびエーテル、好ましくはジエチルエーテル;ならびにそれらの混合物が挙げられる。
液体媒体が水不混和性有機溶媒を含む場合、極性溶媒が包含されることが好ましい。これは、極性溶媒が液体媒体中での染料の溶解度を高めるためである。極性溶媒の例としてはC1−4−アルコールおよびケトンが挙げられる。前述の好ましい選択肢を考慮すると、液体媒体が、水を含まない有機溶媒である場合、それは、ケトン(特にメチルエチルケトン)および/またはアルコール(特にC1−4−アルカノール、さらに特にエタノールまたはプロパノール)を含むことが特に好ましい。
水を含まない有機溶媒は、単一の有機溶媒であるか、2種以上の有機溶媒の混合物であることができる。液体媒体が、水を含まない有機溶媒である場合、それは2〜5種の異なる有機溶媒の混合物であることが好ましい。これにより、インクの乾燥特性および貯蔵安定性に対し良好な制御をもたらす液体媒体を選択することが可能になる。
水を含まない有機溶媒を含む液体媒体は、迅速な乾燥時間が必要とされる場合、特に、疎水性の非吸収性基材、例えば、プラスチック、金属およびガラス上に印刷する場合に、とりわけ有用である。
特別に好ましいインクは、
(a)合計で1〜10部の本発明の第1または第2の態様に従った式(1)の化合物またはその塩;
(b)2〜60部、より好ましくは5〜40部の水混和性有機溶媒;および
(c)30〜97部、より好ましくは40〜85部の水、
を含み、ここにおいて、部はすべて重量基準であり、部の合計(a)+(b)+(c)=100である。
式(1)の化合物は、相変化インク、例えばワックスに基づくインクに用いることができる。1種以上の低融点固体媒体を式(1)の化合物と一緒に用いることも適切であり得る。好ましい低融点固体媒体は60℃〜125℃の範囲に融点を有する。好適な低融点固体は、長鎖脂肪酸またはアルコール、好ましくはC18−24鎖を有するもの、およびスルホンアミドを包含する。式(1)の化合物(1以上)は、低融点固体中に溶解していてもよく、またはその中に微細分散していてもよい。
インクは、インクジェット印刷用インクに従来用いられている追加的成分、例えば、粘度および表面張力の改質剤、腐敗抑制剤、殺生剤、コゲーションを低減する添加剤、しわ防止剤(紙のカールを低減するため)、および界面活性剤(イオン性または非イオン性であることができる)を含有することもできる。
インクのpHは好ましくは4〜11、より好ましくは7〜10である。
25℃におけるインクの粘度は、好ましくは50mPa.s未満、より好ましくは20mPa.s未満、特に5mPa.s未満である。粘度はニュートン粘度であることが好ましい。粘度は、25℃の温度においてコーンプレートレオメーター(cone and plate rheometer)を用いて10rpmの剪断速度で測定することが好ましい。
インクは10ミクロン未満の平均孔径を有するフィルターに通して濾過されていることが好ましく、より好ましくはインクは10〜0.5ミクロンの平均孔径を有するフィルターに通して濾過されている。これにより、インクジェット印刷ノズルを詰まらせることが見込まれる特大の粒子の量が減少する。
本発明の第3の態様に従ったインクは、好ましくは500ppm未満、より好ましくは100ppm未満のハロゲン化物イオン濃度を有する。インクが100ppm未満、より好ましくは50ppm未満の二価および三価の金属を有することが特に好ましく、ここにおいて、ppmはインクの全重量に対する重量基準での部をさす。インクを精製してこれら望ましくないイオンの濃度を低下させると、インクジェット印刷ヘッド、とりわけサーマルインクジェット印刷機での前記ヘッドにおけるノズルの閉塞が減少する。
本発明のインクは、黄色、マゼンタ、シアンおよび黒色インクセットの黄色インクを形成することが好ましい。
典型的な染料系インクセットの場合、マゼンタインクは、例えばC.I.Direct Red 227、C.I.Acid Red 52、249またはPro−JetTM Fast Magenta 2を含有することができ、シアンインクは、例えばC.I.Direct Blue 86、199、C.I.Acid Blue 9またはPro−JetTM Fast Cyan 2を含有することができ、黒色インクは、例えばC.I.Direct Black 168、199またはPro−JetTM Fast Black 2を含有することができる(Pro−JetはFujifilm Imaging Colorants Limitedの商標である)。黄色インクは、例えば、本発明の第2の態様で定義したような式(1)の化合物またはその塩と、所望により、黄色染料、特に、好適な着色剤として上に記載した黄色染料から選択される1種以上のさらなる着色剤とを含有することができる。
顔料系インクセットの場合、各インクは、好適な着色剤として上に記載した顔料から選択されるさらなる着色剤を含有することが好ましい。マゼンタインクは、例えばC.I Pigment 122、202および/または209を含有することができる。シアンインクは、例えばC.I.Pigment Blue 15:3、15:4および/または16を含有することができる。黒色は、例えばC.I.Pigment Black 7および/またはCab−O−JetRTM300を含有することができる。黄色インクは、例えば、本発明の第2の態様で定義したような式(1)の化合物と、適したさらなる着色剤であると上記した1種以上のさらなる黄色顔料とを含有することができる。
インクジェット印刷機は、インクを基材に、小さなオリフィスに通して基材上に噴出される液滴の形態で塗布することが好ましい。好ましいインクジェット印刷機は、圧電インクジェット印刷機およびサーマルインクジェット印刷機である。基材は、好ましくは、紙、プラスチック、生地、金属またはガラス、より好ましくは、塗被紙、オーバーヘッドプロジェクター用スライド、生地材料またはコーティングされたプラスチックのような処理された基材、特に塗被紙である。
塗被紙は、多孔質または膨潤性インク受容体層でコーティングされていてもよい。
本発明の第4の態様は、液体媒体と、本発明の第2の態様で定義したような式(1)の化合物またはその塩とを含むインクで印刷された基材(好ましくは、紙、オーバーヘッドプロジェクター用スライドまたは布地材料)を提供する。
本発明の第5の態様に従って、チャンバーとインクを含むインクジェット印刷機用カートリッジであって、インクがチャンバー内に存在し、インクが本発明の第3の態様で定義したとおりである、前記インクジェット印刷機用カートリッジを提供する。
本発明の第6の態様に従って、インクジェット印刷機用カートリッジを含有するインクジェット印刷機であって、該インクジェット印刷機用カートリッジが本発明の第5の態様で定義したとおりである、前記インクジェット印刷機を提供する。
本発明の第7の態様に従って、式(1)の化合物またはその塩と水および有機溶媒を含むインクジェット印刷インクを調製するための、本発明の第1の態様で定義したような式(1)の化合物の使用を提供する。好ましい液体媒体および式(1)の化合物は、先に記載したとおりである。
本発明を以下の実施例によりさらに例示する。ここにおいて、すべての部およびパーセンテージは、特に断りのない限り重量基準である。
実施例1
染料(1)の調製
染料(1)を段階(a)〜(c)に従って調製した:
段階(a):
3−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸(60.6g、0.2mol)を水(600mL)に溶解した後、2N水酸化ナトリウム溶液を加えた後亜硝酸ナトリウム(13.8g、0.2mol)を加えることによりこれをpH7に調整した。その後、該溶液を濃塩酸(100mL)と水(100mL)の0〜5℃の混合物に滴下して加えて、反応混合物を形成した。反応混合物を0〜5℃で2時間撹拌した。m−トルイジン(21.4g、0.2mol)を0〜5℃の反応混合物に滴下して加え、酢酸ナトリウムを加えることによりpHをpH4〜5に調整し、反応混合物を0〜5℃で4時間撹拌した。生成物を濾過により回収して乾燥すると、67g(80%)の赤色固体が得られた。
段階(b):
アセトン(100mL)中の塩化シアヌル(9.2g、0.05mol)の溶液を氷/水の混合物(300g)に加えた。段階(a)からの生成物の第1部分(21.1g、0.05mol)を水(200mL)に溶解した後、これを2N水性炭酸ナトリウムでpH7に調整して溶液を形成した。その後、この溶液を0〜5℃の塩化シアヌル懸濁液に加えて反応混合物を形成した。反応混合物のpHをpH5〜6.5で1時間維持し(2N炭酸ナトリウム溶液を用いる)、その後、放置して温度を20℃まで温めた。段階(a)からの生成物の第2部分(21.1g、0.05mol)を水(200mL)に溶解し、上記のようにpH7に調整した後、20℃の前記反応混合物に加えた。該反応混合物を30〜40℃、pH7〜8(2N水酸化ナトリウム溶液を用いる)で18時間撹拌した。生成物を濾過により回収し、該生成物を乾燥または精製することなく段階(c)で使用した。
段階(c): 染料(1)の調製:
水(1000mL)および48%水酸化ナトリウム溶液(100mL)中の段階(b)からの生成物の溶液を60〜70℃で4時間撹拌した後、放置して室温まで冷却した。生成物を濾過により回収した後、固体を水(500mL)中に懸濁させ、低い導電率(50μs未満)まで膜管(membrane tubing)で透析することにより精製した。染料(1)は、60℃で蒸発させて橙色固体(38g)を与えることにより得られた。収率41%、λmax=377。質量分析法による分析では、測定値がm/z 934(M-H)- / 936 (M+H)+であった。理論値MW = 935。
実施例2
染料(2)
染料(2)を段階(a)〜(d)に従って調製した:
段階(a):
3−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸(60.6g、0.2mol)を水(600mL)に溶解した後、2N水酸化ナトリウム溶液を加えた後亜硝酸ナトリウム(13.8g、0.2mol)を加えることによりこれをpH7に調整した。その後、該溶液を濃塩酸(100mL)と水(100mL)の0〜5℃の混合物に滴下して加えて、反応混合物を形成した。反応混合物を0〜5℃で2時間撹拌した。水(200mL)中のN−(3−アミノフェニル)尿素(30.2g、0.2mol)の溶液を0〜5℃の反応混合物に滴下して加え、酢酸ナトリウムを加えることによりpHをpH4〜5に調整し、反応混合物を0〜5℃で4時間撹拌した。生成物を濾過により回収して乾燥すると、53.0g(57%)の赤色固体が得られた。
段階(b):
3−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸(60.6g、0.2mol)を水(600mL)に溶解した後、2N水酸化ナトリウム溶液を加えた後亜硝酸ナトリウム(13.8g、0.2mol)を加えることによりこれをpH7に調整し、これにより溶液を形成した。その後、該溶液を濃塩酸(100mL)と水(100mL)の0〜5℃の混合物に滴下して加えて、反応混合物を形成した。反応混合物を0〜5℃で2時間撹拌した。その後、m−トルイジン(21.4g、0.2mol)を0〜5℃の反応混合物に滴下して加え、酢酸ナトリウムを加えることによりpHをpH4〜5に調整し、反応混合物を0〜5℃で4時間撹拌した。生成物を濾過により回収して乾燥すると、67g(80%)の赤色固体が得られた。
段階(c):
アセトン(100mL)中の塩化シアヌル(9.2g、0.05mol)の溶液を氷/水の混合物(300g)に加えた。段階(a)からの生成物(23.3g、0.05mol)を水(200mL)に溶解した後、これを2N炭酸ナトリウム溶液の添加によりpH7に調整し、つぎに0〜5℃の塩化シアヌル懸濁液に加えて反応混合物を形成した。反応混合物のpHをpH5〜6.5(2N炭酸ナトリウム溶液)で1時間維持し、その後、放置して温度を20℃まで温めた。段階(b)からの生成物(21.1g、0.05mol)を上記のように水(200mL)に溶解した後、20℃の前記反応混合物に加えた。該反応混合物を30〜40℃、pH7〜8(2N水酸化ナトリウム溶液)で18時間撹拌した。生成物を濾過により回収し、該生成物を乾燥または精製することなく段階(d)で使用した。
段階(d): 染料(2)の調製:
水(1000mL)中の段階(c)からの生成物の溶液を2M LiOH溶液の添加によりpH9.5に調整して、反応混合物を形成した。反応混合物を70〜80℃で4時間撹拌した後、放置して室温まで冷却した。生成物を塩化リチウム(200g)の添加により沈殿させ、固体を濾過により回収した。生成物を水(500mL)に溶解し、低い導電率(50μs未満)まで膜管で透析することにより精製した。染料(2)は、60℃で蒸発させて橙色固体(34g)を与えることにより得られた。収率70%、λmax=377。質量分析法による分析では、測定値がm/z 489(M-2H)-であった。理論値MW = 980。
実施例3〜23
染料3〜23を、実施例1について上記した方法に従って、同じモル量で3−アミノナフタレン−1,5−ジスルホン酸を表AのA列に示した化合物で置き換え、m−トルイジンを表AのB列に示した化合物で置き換えて調製した。最終的な染料の構造を表Aの最終列に示す。
インク
インク(1)および比較インク(1)を、表Bに示したような成分を混合することにより調製した。
C.I.Direct Yellow 86は、本発明の第1の態様で定義したような化合物とよく似た構造を有する市販の染料である。
印刷物の作製
インク(1)および比較インク(1)を、Canon i965インクジェット印刷機を用いてXerox 4024TM、HP Premium PlusTM、Epson Premium PhotoTMおよびHP Advanced PhotoTM紙基材上にそれぞれ印刷した。
印刷物の試験
印刷物の初期反射光学濃度(ROD)を、Xrite 983TM Sprctrodensitometerを用いて測定した。
その後、印刷物を耐光堅牢度または耐オゾン堅牢度試験のいずれかに暴露した。
耐光堅牢度
耐光堅牢度を測定するために、印刷物に対してAtlas Ci35 WeatherometerTMで400時間照射した。
耐オゾン堅牢度
耐オゾン堅牢度を測定するために、Hampden Test Equipment社製のオゾン試験キャビネットを用いて印刷物をオゾンに暴露した。試験は、百万部あたり1部のオゾンの存在下、40℃、相対湿度55%において192時間実施した。
印刷物の最終RODを測定し、ROD低下%を以下の式を用いて算出した:
ROD低下%=ROD(最終)/ROD(初期)×100
結果
耐光堅牢度および耐オゾン堅牢度試験の結果を表Cにまとめる。
ROD%の値が小さいほど、光またはオゾンに対する堅牢度が良好で、印刷された色の退色が少ないことを示す。
表Cは、本発明の第1の態様で定義したような化合物が、着色剤としてC.I.Direct Yellow 86を含有する同じインクジェット印刷インクと比較した場合、はるかに改善された耐光堅牢度および耐オゾン性を有するインクジェット印刷インクを提供することを示している。
他のインク
表IおよびIIに記載したインクを調製することができ、ここにおいて、第1列に記載した染料は同じ番号の上記実施例で作成した染料である。第2列以降に挙げた数字は当該成分の部数をさし、部はすべて重量基準である。インクは、サーマル式または圧電式のインクジェット印刷により紙に塗布することができる。
以下の略語を表IおよびIIに用いる:
PG=プロピレングリコール
DEG=ジエチレングリコール
NMP=N−メチルピロリドン
DMK=ジメチルケトン
IPA=イソプロパノール
MEOH=メタノール
2P=2−ピロリドン
MIBK=メチルイソブチルケトン
P12=プロパン−1,2−ジオール
BDL=ブタン−2,3−ジオール
CET=セチルアンモニウムブロミド
PHO=NaHPO
TBT=第三級ブタノール
TDG=チオジグリコール
実施例24
米国特許出願公告2005/0076806に記載されている配合を有するが、その中に記載されている着色剤の代わりに本発明の第1の態様で定義したような式(1)の化合物またはその塩を用いる点が異なるインクを、調製することができる。このタイプの好ましいインクは、US2005/0076806の9および10頁の表1に記載されている。このタイプの特に好ましいインクを以下の表IIIに記載する。それらは表中に示した成分を混合することにより調製することができる。インクは、サーマル式または圧電式のインクジェット印刷により紙に塗布することができる。
実施例25
トリエチレングリコールモノn−ブチルエーテルの代わりにジエチレングリコールモノn−ブチルエーテルを用いる点を除き、表IIIに記載された配合を有するインクを調製することができる。2−ピロリドンの代わりにN−メチルピロリドンを用いてもよい点を除き、表IIIに記載された配合を有するさらに別のインクを調製してもよい。
実施例26
日本特許出願2005−047987号に記載されているが、その中で用いられている着色剤の代わりに本発明の第1の態様で定義したような式(1)の化合物またはその塩を用いる点が異なるようなインクを、調製することができる。このタイプの好ましいインクは、JP2005−047987の請求項3および[0054]の表1に記載されている。特に、インクが1,2−ヘキサンジオールを含有することが好ましい。
実施例27
以下の表IVに記載する黒色組成物A〜Dを、表示量の成分を一緒に混合することにより調製することができる。これらの黒色組成物を用いて、黒色のインクジェット印刷インク、例えば、染料1単独の代わりに表IVに記載した各黒色組成物を用いる点を除き上記表IIIに記載したインクに類似の配合を有するインクを、調製することができる。
実施例28
以下の表Vに記載する黄色組成物E〜Iを、表示成分を一緒に混合することにより調製することができる。これらの黄色組成物を用いて、インクジェット印刷インク、例えば、染料1単独の代わりに表Vに記載した各黄色組成物を用いる点を除き上記表IIIに記載したインクに類似の配合を有するインクを、調製することができる。
実施例29
上記組成物A〜Iのそれぞれにおいて、実施例1からの染料1を、上記実施例2からの染料2または実施例3〜23に記載した染料のいずれか1種で置き換えてもよい。
実施例30〜33
マゼンタ、シアンおよび黒色インクにおいて染料1を以下の表VIに示した着色剤で置き換えた点を除き、各インクが上記表IIIでインクAについて記載した配合を有するインクセットを調製することができる:
表VIに記載したインクセットをサーマル式インクジェット印刷機に組み込んで、紙上に印刷することができる。

Claims (5)

  1. 式()の化合物又はその塩。
  2. 液体媒体、及び、請求項に記載の化合物又はその塩を含むインク。
  3. 請求項に記載のインクをインクジェット印刷機によって基材に塗布することを含む基材上に像を印刷するための方法。
  4. チャンバー及びインクを含むインクジェット印刷機用カートリッジであって、インクがチャンバー内に存在し、前記インクが請求項に記載のものである、前記インクジェット印刷機用カートリッジ。
  5. 請求項に記載のカートリッジを含むインクジェット印刷機。
JP2008503579A 2005-03-31 2006-03-27 化合物、組成物および使用 Expired - Fee Related JP5318563B2 (ja)

Applications Claiming Priority (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB0506495.1 2005-03-31
GB0506495A GB0506495D0 (en) 2005-03-31 2005-03-31 Compound, composition and use
US66706805P 2005-04-01 2005-04-01
US60/667,068 2005-04-01
GB0515761A GB0515761D0 (en) 2005-07-30 2005-07-30 Compound, composition and use
GB0515761.5 2005-07-30
GB0520690.9 2005-10-12
GB0520690A GB0520690D0 (en) 2005-10-12 2005-10-12 Compound, composition and use
PCT/GB2006/001127 WO2006103414A2 (en) 2005-03-31 2006-03-27 Disazodyes for ink-jet printing

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2008537756A JP2008537756A (ja) 2008-09-25
JP2008537756A5 JP2008537756A5 (ja) 2010-10-14
JP5318563B2 true JP5318563B2 (ja) 2013-10-16

Family

ID=36933626

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008503579A Expired - Fee Related JP5318563B2 (ja) 2005-03-31 2006-03-27 化合物、組成物および使用

Country Status (5)

Country Link
US (1) US7704309B2 (ja)
EP (1) EP1920008B1 (ja)
JP (1) JP5318563B2 (ja)
TW (1) TWI385214B (ja)
WO (1) WO2006103414A2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB0506496D0 (en) * 2005-03-31 2005-05-04 Avecia Ltd Compound, composition and use
GB0515589D0 (en) * 2005-07-29 2005-09-07 Avecia Inkjet Ltd Azo compounds
GB0612029D0 (en) * 2006-06-17 2006-07-26 Fujifilm Imaging Colorants Ltd Compound, ink, process and use
EP1882723B1 (de) * 2006-07-27 2009-03-25 ILFORD Imaging Switzerland GmbH Bisazofarbstoffe, ihre Herstellung und Verwendung
JP4702213B2 (ja) * 2006-07-27 2011-06-15 セイコーエプソン株式会社 イエローインク組成物、インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法及び記録物
JP4548398B2 (ja) * 2006-09-29 2010-09-22 セイコーエプソン株式会社 インクセット、インクカートリッジ、インクジェット記録方法及び記録物
WO2011104526A1 (en) 2010-02-26 2011-09-01 Fujifilm Imaging Colorants Limited Process for preparing encapsulated solid particles
JP5816608B2 (ja) 2012-05-11 2015-11-18 富士フイルム株式会社 インク組成物、インクジェット記録用インク及びインクジェット記録方法
KR20140031737A (ko) * 2012-09-05 2014-03-13 삼성디스플레이 주식회사 포토레지스트 조성물 및 이를 이용한 블랙 매트릭스의 형성 방법
JP5878448B2 (ja) * 2012-09-13 2016-03-08 富士フイルム株式会社 捺染方法、布帛及びインクジェット捺染用インク組成物
EP2740769A1 (en) * 2012-12-10 2014-06-11 DyStar Colours Distribution GmbH Metal free acid dyes, process for the production thereof and their use
JP6520452B2 (ja) 2014-07-24 2019-05-29 セイコーエプソン株式会社 インクセット

Family Cites Families (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE236327C (ja)
DE60828C (de) A. EHRESMANN in Kaiserslautern, Rheinpfalz Knoblauchauslesemaschine
DE272833C (ja)
CH606321A5 (ja) * 1974-12-20 1978-10-31 Sandoz Ag
DD208166A1 (de) 1981-12-08 1984-03-28 Moebelwerke Suedharz Eisleben Verfahren zur herstellung von fluessigbeiztusche
JPS5974163A (ja) * 1982-10-22 1984-04-26 Nippon Kayaku Co Ltd ジスアゾ化合物及びそれを使用する染色法
JPS60243175A (ja) * 1984-05-17 1985-12-03 Canon Inc 記録液
US4686286A (en) * 1984-06-06 1987-08-11 Mitsubishi Chemical Industries Limited Disazo reactive dyestuffs for cellulose fibers
JPS61190561A (ja) * 1985-02-19 1986-08-25 Mitsubishi Chem Ind Ltd ジスアゾ系反応性染料
DD236327A1 (de) * 1985-04-17 1986-06-04 Bitterfeld Chemie Verfahren zur herstellung wasserloeslicher disazofarbstoffkupferkomplexe
JPH0655905B2 (ja) * 1985-12-06 1994-07-27 三菱化成株式会社 ジスアゾ化合物およびそれを含有する染料組成物
JPH0619043B2 (ja) * 1986-04-23 1994-03-16 三菱化成株式会社 ジスアゾ化合物及びそれを用いる染色法
DE3828909A1 (de) * 1988-08-26 1990-03-01 Sandoz Ag Anionische disazoverbindungen
US5374301A (en) * 1990-07-26 1994-12-20 Zeneca Limited Inks suitable for use in ink jet printing
GB9016448D0 (en) * 1990-07-26 1990-09-12 Ici Plc Anionic compounds
US5451251A (en) * 1993-02-26 1995-09-19 Canon Kabushiki Kaisha Ink, and ink-jet recording method and instrument using the same
DE4341455A1 (de) * 1993-12-06 1995-06-08 Bayer Ag Neue polymere Farbstoffe und ihre Verwendung in Tinten für ink jet-Druckverfahren
US5644040A (en) * 1994-12-02 1997-07-01 Ciba-Geigy Corporation Azo dyes having two monoazo-chromophores bound to a halotriazinyl radical processes for their preparation and their use
US5728201A (en) * 1995-09-14 1998-03-17 Canon Kabushiki Kaisha Ink, and ink-jet recording method and instruments using the same
GB9619573D0 (en) * 1996-09-19 1996-10-30 Zeneca Ltd Monoazo inkjet dyes
US6290763B1 (en) * 1996-09-19 2001-09-18 Zeneca Limited AZO dyes and compositions comprising such dyes
JP4192286B2 (ja) * 1998-01-30 2008-12-10 住友化学株式会社 反応染料混合物及びその適用
DE60002693T2 (de) * 1999-03-30 2004-04-15 Avecia Ltd., Blackley Farbstoffzusammensetzung mit hoher lichtechtheit
GB0005163D0 (en) * 2000-03-04 2000-04-26 Avecia Ltd Dye mixture
GB0029468D0 (en) * 2000-12-04 2001-01-17 Clariant Int Ltd Use of disazo compounds
JP3927001B2 (ja) * 2001-06-15 2007-06-06 三菱化学株式会社 色素セット、インクセット並びに記録方法
JP2003226026A (ja) * 2002-02-01 2003-08-12 Fuji Photo Film Co Ltd インクカートリッジ、インクカートリッジセット、及びインクジェット記録方法
GB0216539D0 (en) * 2002-07-16 2002-08-28 Avecia Ltd Compositions
US20040068102A1 (en) * 2002-10-07 2004-04-08 Holloway Ann P. Yellow dyes and ink compositions
GB0506496D0 (en) * 2005-03-31 2005-05-04 Avecia Ltd Compound, composition and use

Also Published As

Publication number Publication date
JP2008537756A (ja) 2008-09-25
EP1920008A2 (en) 2008-05-14
WO2006103414A2 (en) 2006-10-05
US20090068414A1 (en) 2009-03-12
WO2006103414A3 (en) 2007-06-07
TWI385214B (zh) 2013-02-11
EP1920008B1 (en) 2011-06-15
US7704309B2 (en) 2010-04-27
TW200643111A (en) 2006-12-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5318563B2 (ja) 化合物、組成物および使用
JP4485053B2 (ja) 化合物
JP4417724B2 (ja) フタロシアニン化合物を製造する方法
JP2005533147A (ja) ジスアゾ染料及びこれを含むインクジェットインク
JP2005525449A (ja) インクジェット印刷用トリスアゾ染料
US8419848B2 (en) Disazo compounds and their use in ink-jet printing
JP4688814B2 (ja) トリスアゾ染料
JP4522589B2 (ja) 化合物
EP2344589B1 (en) Disazo compounds and their use in ink-jet printing
JP4099103B2 (ja) 方法、組成物及び化合物
EP2079806B1 (en) Trisazo-dyes with a pyrazolyl end group and their use in ink-jet printing
JP2010526166A (ja) 方法、化合物、インクおよび使用
JP2010502806A (ja) 方法、化合物、インクおよび使用
JP2004533496A (ja) 化合物、組成物及びプロセス
JP2008519880A (ja) フタロシアニン化合物及びインクジェット印刷におけるそれらの使用
JP2008538789A (ja) フタロシアニン類及びインクジェット印刷におけるそれらの使用
JP2008537566A (ja) 化合物、組成物および使用
US7238227B2 (en) Magenta metal chelate dyes and their use in ink-jet printers
JP2009503179A (ja) アゾ化合物
JP2009504440A (ja) 方法、組成物及び化合物
US20090142553A1 (en) Yellow Dye and a Process for Ink Jet Printing Using the Dye
JP2009504831A (ja) 方法、組成物及び化合物
EP1603981B1 (en) Magenta metal chelate dyes and their use in ink-jet printers
JP2007527441A (ja) マゼンタ金属キレート染料およびインクジェット印刷機におけるその使用
JP2008540724A (ja) マゼンタ染料およびインクジェット式印刷におけるそれらの使用

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090210

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100830

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20110908

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120202

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120404

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130116

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130409

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130416

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130424

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130611

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5318563

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees