JP5317342B2 - 筆記具の軸筒 - Google Patents

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本発明は、軸筒本体の先端部に連設した雄ねじ部と口先部材の内壁に形成した雌ねじ部とを螺着してなる筆記具の軸筒に関する。
軸筒本体の先端部に連接した雄ねじ部に、口先部材の内壁に形成した雌ねじ部を螺着してなる筆記具の軸筒はよく知られて、特開2000−7584号公報「筆記具」等に開示されている。
「特開2000−7584号公報」
ところで、軸筒の先端部に口先部材を螺着するには、軸筒の雄ねじ部と口先部材の雌ねじ部のどちらか一方が傾斜していると螺着を開始できないために、軸筒本体の軸心と、口先部材の軸心とを位置だしながら螺着する必要がある。
しかし、特許文献1では、口先部材の後端部に延出部を設け、口先部材の螺着終了時には、口先部材の延出部が、軸筒のグリップを被覆するようにして、グリップを位置ずれし難くする構造が開示されているが、螺着を開始する前に位置だしを行う機能を有していないため、軸筒又は口先部材が傾斜した状態で、組立を行うと螺合を開始しない等の不具合が発生する恐れがある。手作業での組立であれば、多少のズレを緩和して螺着することは容易であるが、機械組の場合には、厳密に位置だしする必要があった。
また、軸筒本体に外軸を外嵌すると、軸筒本体と外軸との軸心が一致し難い問題があり、口先部材を螺着し易くすくすることが、特に望まれている。
本発明は上記問題を鑑み、軸筒本体に外軸を外嵌した筆記具の軸筒において、軸筒本体の先端部に口先部材を螺着し易く、外軸の先端面と口先部材に隙間の発生し難い筆記具の軸筒を簡単な構造で提供するものである。
前記目的を達成するために本発明では、軸筒本体の先端部に連接した雄ねじ部に、口先部材の内壁に形成した雌ねじ部を着脱自在に螺着してなる筆記具の軸筒において、前記軸筒本体に外軸を外嵌し、前記軸筒本体の先端部の外壁と、前記外軸の先端部の内壁間に隙間を形成するとともに、前記口先部材の雌ねじ部の後方に、前記雄ねじ部の外径よりも内径が大きく、前記外軸の内径と同径以下の外径とした延出部を設けるとともに、前記延出部が雄ねじ部を覆った後、前記雄ねじ部と口先部材の螺合を開始し、前記口先部材の後端部に形成した延出部が、前記隙間に間挿した後、前記口先部材と外軸が当接し、螺着を終了することを特徴とする。
また、前記延出部の後端面の外側の角部に、面取りを施してあることを特徴とする。
前記軸筒本体が、管状の前軸と後軸を連結して構成するとともに、前記前軸と後軸の内径及び外径が異なるとともに、前記前軸の内壁に段差がない特徴とする。
本発明は、軸筒本体に外軸を外嵌した筆記具の軸筒において、軸筒本体の先端部に口先部材を螺着し易く、外軸の先端面と口先部材に隙間の発生し難い筆記具の軸筒を簡単な構造で提供することができた。
実施例1における筆記具の軸筒の縦断面図である。 図1における筆記状態を示す縦断面図である。 螺着する状態を示す一部省略した要部拡大断面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。尚、図面中同じ部材、同じ部品については同じ番号を付してある。
図1から図3に示す本発明の筆記具の軸筒は、ノック式筆記具の軸筒1として例示してある。具体的には、金属管からなる内壁に段差のない前軸2と、樹脂からなる後軸3とを連結具4を介して軸筒本体を構成し、後軸3の後端部に形成した係合凸部3aを、金属製の外軸5の被係合部5aに落とし込み嵌合して、外軸5を軸筒本体に外嵌してある。また、前軸2の先端部に設けた雄ねじ部Rに、口先部材6を螺着して筆記具の軸筒1を得ている。
また、後軸3には、クリップ14を一体に設けた後部材7を付設してあり、この後部材7内にカム溝(図示せず)を形成し、このカム溝に、回転カム8に形成した凸部を係合して配設する。また、回転カム8の後端には、回転カムを摺動し回転を付与するためのカム部を先端に有したノック体9を、後部材7の後端より外方に突出し、弾発部材13に後方に付勢した状態に配設してある。
回転カム9の前方には、筆記具用インキ(図示せず)を収容したインキ収容筒11の先端部にボールペンチップ12を装着したボールペンレフィルをコイルスプリング10により後軸3の後端方向へ付勢して、摺動自在に配設してあり、ノック体9を口先部材6の先端開口部6a側に押圧作動することで、回転カム8による出没機構により、ボールペンチップ12を口先部材6から出没可能としてある。
口先部材6と前軸2、外軸5について詳述すると、外軸5の先端部の内径Kは、対向する前軸2の先端部の外径J1よりも大きくしてあり、後軸3に外軸5を外嵌した時に、外軸5の先端部の内壁と前軸2の先端部の間に隙間15を形成してある。
また、口先部材6の雌ねじ部Sの後方には延出部6bを設けてあり、この延出部6bの内径Mは、雄ねじ部Rの外径J2及び前軸の外径J1よりも大きく、延出部6bの外径Lは、外軸5の内径Kと略同径としてあり、口先部材6の雌ねじ部17と前軸2の雄ねじ部16の螺着を終了した時に、延出部6が、前軸2と外軸5との隙間15に位置して間挿するようにしてある。
前軸2の雄ねじ部16に口先部材6の雌ねじ部17を螺着するには、先ず、口先部材6の延出部6bが雄ねじ部16を覆い、センターリングの位置だしを行う。その後、口先部材6の雌ねじ部17と前軸2の雄ねじ部16が螺着を開始する。さらに、螺着が進行すると、口先部材6の延出部6bは、外軸5の先端部の内壁と前軸2の先端部間の隙間15に間挿し、口先部材6の段部6dと外軸5の先端面5aが当接して螺着を終了する。尚、前軸2の雄ねじ部Rは、前軸2の先端面から開始されている。
本発明は、口先部材6の延出部6bが雄ねじ部16を覆い、センターリングの位置だしを行った後、口先部材6の雌ねじ部17と前軸2の雄ねじ部16が螺着を開始するため、前軸2に口先部材6を螺着し易くすることができる。延出部6bの軸方向の長さは、特に限定されないが、雄ねじ部16の軸方向の長さの1/2以上とすることで、安定した位置だしを行うことができる。
また、口先部材6の延出部6bが雄ねじ部16を覆った後、螺合を開始し、口先部材6の後端部に形成した延出部6bが、外軸5と前軸2の隙間15に間挿した後、螺着を終了するために、外軸5と前軸2の軸心がずれていても、口先部材6の延出部6bが矯正し、前軸2と外軸5との軸心を略同一線上とするために、螺着終了後、外軸5の先端面5aと口先部材6に隙間の発生し難くする。
さらに、螺着開始前に、延出部6bが、外軸5の先端部の内壁と前軸2の先端部間に隙間15に位置するには、位置だしが必要となり、組立性が低下するため、螺着を開始する前には、延出部6bが外軸5の前方に位置していることが最も好ましい。
また、延出部6bの後端面の外側の角部6cに、C面取りを施すことにより、仮に、外軸5の内壁に当接してもスムーズに、外軸5の先端部の内壁と前軸2の先端部の隙間Hに進入し易くすることができる。
本実施例では、便宜上、外軸を、軸筒本体に落とし込み嵌合して外嵌してあるが、嵌合方法は特に限定されるものではないが、外軸を軸筒本体の後端部にて嵌合すると、軸筒本体と外軸の軸心がずれた時に、外軸の先端面側でのずれが大きくなるので、本発明の効果は顕著である。
また、延出部の外径は、外軸の内径の同径以下としてあればよいが、略同径とすることで、外軸を安定して保持できるので、好ましい。具体的には、径差を0.5mm以下、0.3mm以下とすることが最も好ましい。
また、本実施例では、便宜上、前軸と後軸を連結具を介して軸筒本体を構成しているが、前軸と後軸を直接、連結してもよいし、前軸と後軸を一体に形成してもよい。但し、ノック式筆記具の軸筒とする場合、前軸の内径を大きくすると、収容したボールペンレフィルがスムーズに前後動しない恐れがあるため、前軸の内径は、ボールペンレフィルの最大径よりも若干大きい程度とすることが望ましい。一方、後軸は、内部に出没機構を具備するために、内径は、前軸よりも大きくする必要があり、一体に形成すると、内径に段差を有すると、ボールペンレフィルがスムーズに前後動しない恐れがあるため、前軸と後軸とを連結することが最も好ましい。同様に、口先部材を取り外してボールペンレフィルを交換する構造の場合も、前軸の内壁に段差を有すると、スムーズにボールペンレフィルを取り出せない恐れがあり、内壁に段差のない前軸とすることが好ましい。
本発明の筆記具の軸筒は、ノック式筆記具やキャップ式筆記具に限定されることなく、インキやペン先の種類にも限定されないので、筆記具の軸筒として広く利用可能である。
特に、口先部材を取り外して、軸筒本体に配設したボールペンレフィルを交換可能とした筆記具においては、口先部材の螺着を行うことが多く、本発明の効果は顕著である。
1 筆記具の軸筒
2 前軸
3 後軸
4 連結具
5 外軸
6 口先部材
6a 先端開口部
6b 延出部
6c 角部
7 後部材
8 回転カム
9 ノック体
10 コイルスプリング
11 インキ収容筒
12 ボールペンチップ
13 弾発部材
14 クリップ
15 隙間
16 雄ねじ部
17 雌ねじ部
L 延出部内径
M 延出部外径
K 外軸内径
J1 前軸外径
J2 雄ねじ部内径

Claims (3)

  1. 軸筒本体の先端部に連接した雄ねじ部に、口先部材の内壁に形成した雌ねじ部を着脱自在に螺着してなる筆記具の軸筒において、前記軸筒本体に外軸を外嵌し、前記軸筒本体の先端部の外壁と、前記外軸の先端部の内壁間に隙間を形成するとともに、前記口先部材の雌ねじ部の後方に、前記雄ねじ部の外径よりも内径が大きく、前記外軸の内径と同径以下の外径とした延出部を設けるとともに、前記延出部が雄ねじ部を覆った後、前記雄ねじ部と口先部材の螺合を開始し、前記口先部材の後端部に形成した延出部が、前記隙間に間挿した後、前記口先部材と外軸が当接し、螺着を終了することを特徴とする筆記具の軸筒。
  2. 前記延出部の後端面の外側の角部に、面取りを施してあることを特徴とする請求項1に記載の筆記具の軸筒。
  3. 前記軸筒本体が、管状の前軸と後軸を連結して構成するとともに、前記前軸と後軸の内径及び外径が異なるとともに、前記前軸の内壁に段差がない特徴とする請求項1または2に記載の筆記具の軸筒。
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