JP2009056664A - 軸部材の連結構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】軸筒を構成する第二軸部材に継手金輪を螺脱可能に螺着させると共に、第一軸部材と継手金輪とを接着剤により強固に固着することができる軸部材の連結構造とすることを目的とする。
【解決手段】
円筒形状の第一軸部材と第二軸部材とを連結する継手金輪が、一端部側の外周面に第一部材の内周面に接着する接着部を有し、他端部側の外周面に第二部材の内周面に形成した雌螺子部と螺合する雄螺子部を有し、継手金輪の一端部を第一軸部材に挿着しつつ接着剤により固着し、且つ継手金輪の雄螺子部を第二軸部材の雌螺子部に螺脱可能に螺着することにより筆記具の軸筒を成す軸部材の連結構造において、継手金輪の接着部の表面に、軸筒の軸心に沿った方向に対して傾斜する方向の溝で構成するアヤ目状のローレット部を形成したことを特徴とする軸部材の連結構造。
【選択図】図2
【解決手段】
円筒形状の第一軸部材と第二軸部材とを連結する継手金輪が、一端部側の外周面に第一部材の内周面に接着する接着部を有し、他端部側の外周面に第二部材の内周面に形成した雌螺子部と螺合する雄螺子部を有し、継手金輪の一端部を第一軸部材に挿着しつつ接着剤により固着し、且つ継手金輪の雄螺子部を第二軸部材の雌螺子部に螺脱可能に螺着することにより筆記具の軸筒を成す軸部材の連結構造において、継手金輪の接着部の表面に、軸筒の軸心に沿った方向に対して傾斜する方向の溝で構成するアヤ目状のローレット部を形成したことを特徴とする軸部材の連結構造。
【選択図】図2
Description
本発明は、円筒形状の第一軸部材と第二軸部材とを継手金輪にて連結して、筆記具の軸筒を成す軸部材の連結構造に関する。
従来より、例えば、円筒形状の前軸部材と後軸部材とを継手金輪にて連結して軸筒を成した筆記具構造は知られており、また継手金輪の一端部を前軸部材に挿通しつつ接着剤により固着し、継手金輪の他端部に設けた雄螺子部を後軸部材に設けた雌螺子部に螺脱可能に螺着した構造もよく知られている。尚、後軸部材と継手金輪とを螺脱可能な状態とするのは、例えば筆記具がボールペンである場合にはレフィルの交換が容易となり、シャープペンシルである場合には芯の補給が容易となるためである。当然のことながら前軸部材と継手金輪とは強固に固着することが好ましく、例えば実開昭63−47186号公報にて開示されているように、被接合部品(本発明における第一軸部材)へ挿入する接合部品(本発明における継手金輪)の挿入部に円周状の溝部を設け、接着強度を向上させる構造が従来より実施されている。
「実開昭63−47186号公報」
ところで前述した後軸部材は、前軸部材と接着した継手金輪に対して、例えばボールペンのレフィル交換等の際に、繰り返しの着脱を行うことになるが、前軸部材と継手金輪との接着剤による固着力は、当然のことながら後軸部材を継手金輪に螺合する際に掛かる回転力に堪えられなければならない。しかしながら、前記実開昭63−47186号公報に記載の構造を用いた場合には、接合部材(本発明における継手金輪)に設けた溝部が当該接合部材の外周面に沿って円周状に形成されたものであるため、前軸部材を軸筒の軸心に沿った方向に引き抜く力に対しては抜けにくくなるが、回転方向に働く力に対しては効果が薄く、後軸部材を継手金輪に螺合する際に接着が取れやすいという問題が生じていた。また、継手金輪の接着部に、軸心に沿った方向の溝部を放射状に形成した構造では、回転方向に働く力に対しては強くなるが、軸筒の軸心に沿った方向に引き抜かれる力に対しては効果が薄いものとなる。
本発明はこうした問題を鑑みて、軸筒を構成する第二軸部材に継手金輪を螺脱可能に螺着させると共に、第一軸部材と継手金輪とを接着剤により強固に固着することができる軸部材の連結構造とすることを目的とした。
本発明は、
「1.円筒形状の第一軸部材と第二軸部材とを連結する継手金輪が、一端部側の外周面に前記第一部材の内周面に接着する接着部を有し、他端部側の外周面に前記第二部材の内周面に形成した雌螺子部と螺合する雄螺子部を有し、前記継手金輪の一端部を前記第一軸部材に挿着しつつ接着剤により固着し、且つ当該継手金輪の雄螺子部を前記第二軸部材の雌螺子部に螺脱可能に螺着することにより筆記具の軸筒を成す軸部材の連結構造において、前記継手金輪の接着部の表面に、前記軸筒の軸心に沿った方向に対して傾斜する方向で構成するアヤ目状のローレット部を形成したことを特徴とする軸部材の連結構造。
2.前記継手金輪の一端部の外周面に、前記ローレット部の他端部側に位置する円周状の溝を形成することにより、前記接着剤の接着剤溜まりとしたことを特徴とする1項に記載の軸部材の連結構造。」である。
「1.円筒形状の第一軸部材と第二軸部材とを連結する継手金輪が、一端部側の外周面に前記第一部材の内周面に接着する接着部を有し、他端部側の外周面に前記第二部材の内周面に形成した雌螺子部と螺合する雄螺子部を有し、前記継手金輪の一端部を前記第一軸部材に挿着しつつ接着剤により固着し、且つ当該継手金輪の雄螺子部を前記第二軸部材の雌螺子部に螺脱可能に螺着することにより筆記具の軸筒を成す軸部材の連結構造において、前記継手金輪の接着部の表面に、前記軸筒の軸心に沿った方向に対して傾斜する方向で構成するアヤ目状のローレット部を形成したことを特徴とする軸部材の連結構造。
2.前記継手金輪の一端部の外周面に、前記ローレット部の他端部側に位置する円周状の溝を形成することにより、前記接着剤の接着剤溜まりとしたことを特徴とする1項に記載の軸部材の連結構造。」である。
尚、第一軸部材の内径寸法を継手金輪の接着部の外径寸法により若干大きくして、クリアランスの少ない状態で双方を接着することにより、接着後のガタつきが少ないものとすることができる。また、継手金輪の接着部に設けるアヤ目状のローレット部の溝は、深ければ深いほど、本数が多ければ多いほど、接着剤が接触する接着面積が増加して接着強度が向上する。また、第一軸部材の内周面に接着剤用のプライマー加工を施すことにより、第一軸部材と継手金輪との接着強度がさらに向上する。また、継手金輪の外周面に円周上の溝を設ける場合には、第一軸部材と継手金輪との間に塗布した接着剤が、第一軸部材の端部からはみ出てこないように、溝の巾や深さを適宜設定することが肝要である。
本発明では、継手金輪の接着部に軸筒の軸心に沿った方向に対して傾斜する方向の溝で構成するアヤ目状のローレット部を形成するので、接着剤による継手金輪と第一軸部材との固着力が、軸心に沿った方向に引き抜く力および回転方向に働く力の両方に対して強い構造となる。また継手金輪の一端部の外周面に、ローレット部の他端部側に位置する円周状の溝を形成することにより、第一軸部材に継手金輪を挿通する際に塗布した接着剤が、第一軸部材の端部からはみ出てしまうことを防ぎ、はみ出た接着剤を拭き取る手間を省略することができるものとなった。
次に図面を参照しながら説明を行う。本実施例においては軸筒内にボールペンレフィルを収容し、軸筒の後端部に配したノック部をノック操作することにより、前記ボールペンレフィルの先端部を軸筒の先端より突出するいわゆるノック式ボールペンについて説明を行うが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。尚、図中の同じ部材、同じ部品については、同じ符号としてある。
図1は本発明構造の実施例であるボールペンの側面図で、要部を断面で示したものである。図2は要部端面拡大図である。図3は継手金輪の斜視図である。ボールペン1は、円筒形状の前軸部材2と後軸部材3とを継手金輪4にて連結して構成した軸筒5の内部に、レフィル6を収容し、軸筒5の後端部に配設したノック部7をノック操作することにより、レフィル6の筆記先端部6aを前軸部材2の先端開口部2aより突出させて筆記可能状態にすることができる。
図3に示すように筒状の継手金輪4は、中間部に形成した円環状の膨出部41を境にして、前記前軸部材2側となる一端部42の表面に接着部43を設け、当該接着部43の表面に軸心に沿った方向に対して傾斜する方向に形成した複数の溝Vで構成したアヤ目状のローレット部44を形成してある。尚、本実施例ではローレット部44と膨出部41との間には円周状の溝45を形成してある。また、継手金輪4の円環状の膨出部41を境にした前記後軸部材3側となる他端部46には、後軸部材3の端部に設けた雌螺子部31(図2参照)と螺合する雄螺子部47を形成してある。また図1に示したように、前軸部材2の後端および後軸部材3の先端は、継手金輪4の円環状の膨出部41に当接してある。
本実施例では図2に示すように、継手金輪4の接着部43の外周面と前軸部材2の内周面との隙間Sを0.02mmのクリアランスとし、ローレット部44(図3参照)の溝Vの深さを0.05mmとし、継手金輪4の接着部43に塗布した接着剤(図示せず)が隙間Sおよび溝Vに入り込むようにして、前軸部材2に継手金輪4を挿通しつつ接着剤で固着してある。尚、継手金輪4の挿着時において、継手金輪4の接着部43に塗布された余分な接着剤は、前軸部材2の内周面に擦られて前軸部材2の後端方向に移動するが、継手金輪4のローレット部44と膨出部41との間に形成した円周状の溝45が接着剤の接着剤溜まりとなって、前軸部材2の端部からはみ出ることはなかった。また本実施例ではローレット部44の溝Vを、軸筒5の軸心に沿った方向に対して傾斜する方向に形成してあることから、前軸部材2と継手金輪4との接着剤による固着力が、回転方向に働く力に対しても、軸筒の軸心に沿った方向に引き抜かれる方向の力に対しても、強い構造となった。
本発明による軸部材の連結構造は、筆記具以外にも、化粧具や塗布具等に用いることが可能である。
1…ボールペン、2…前軸部材、2a…先端開口部、
3…後軸部材、31…雌螺子部、
4…継手金輪、41…円環状の膨出部、42…一端部、
43…接着部、44…ローレット部、45…円周状の溝、
46…他端部、47…雄螺子部、
5…軸筒、6…レフィル、6a…筆記先端部、7…ノック部、
S…隙間、V…溝。
3…後軸部材、31…雌螺子部、
4…継手金輪、41…円環状の膨出部、42…一端部、
43…接着部、44…ローレット部、45…円周状の溝、
46…他端部、47…雄螺子部、
5…軸筒、6…レフィル、6a…筆記先端部、7…ノック部、
S…隙間、V…溝。
Claims (2)
- 円筒形状の第一軸部材と第二軸部材とを連結する継手金輪が、一端部側の外周面に前記第一部材の内周面に接着する接着部を有し、他端部側の外周面に前記第二部材の内周面に形成した雌螺子部と螺合する雄螺子部を有し、前記継手金輪の一端部を前記第一軸部材に挿着しつつ接着剤により固着し、且つ当該継手金輪の雄螺子部を前記第二軸部材の雌螺子部に螺脱可能に螺着することにより筆記具の軸筒を成す軸部材の連結構造において、前記継手金輪の接着部の表面に、前記軸筒の軸心に沿った方向に対して傾斜する方向の溝で構成するアヤ目状のローレット部を形成したことを特徴とする軸部材の連結構造。
- 前記継手金輪の一端部の外周面に、前記ローレット部の他端部側に位置する円周状の溝を形成することにより、前記接着剤の接着剤溜まりとしたことを特徴とする請求項1に記載の軸部材の連結構造。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007225160A JP2009056664A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 軸部材の連結構造 |
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JP2007225160A JP2009056664A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 軸部材の連結構造 |
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JP2009056664A true JP2009056664A (ja) | 2009-03-19 |
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JP2007225160A Pending JP2009056664A (ja) | 2007-08-31 | 2007-08-31 | 軸部材の連結構造 |
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JP (1) | JP2009056664A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102606590A (zh) * | 2012-03-16 | 2012-07-25 | 德州泓淋电子有限公司 | 一种信号线外壳用销钉及其加工工艺 |
-
2007
- 2007-08-31 JP JP2007225160A patent/JP2009056664A/ja active Pending
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