JP5314686B2 - 試験装置およびドライバ回路 - Google Patents

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Description

本発明は、試験装置およびドライバ回路に関する。本出願は、下記の日本出願に関連し、下記の日本出願からの優先権を主張する出願である。文献の参照による組み込みが認められる指定国については、下記の出願に記載された内容を参照により本出願に組み込み、本出願の一部とする。
特願2008−167826 出願日 2008年6月26日
半導体回路等の被試験デバイスを試験する試験装置として、被試験デバイスの機能試験および直流試験を行う装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。機能試験では、所定の論理パターンを有するパターン信号を被試験デバイスに入力したときに、被試験デバイスが出力する応答信号に基づいて、被試験デバイスが正常に機能しているか否かを判定する。直流試験では、被試験デバイスが消費する電力が所定の範囲か否かを判定する。
特開2002−139551号公報 米国特許第6,255,839号明細書
被試験デバイスの機能試験および直流試験を行う試験装置では、被試験デバイスに接続される各ピンに、機能試験用の回路と、直流試験用の回路とが設けられる。そして、いずれの試験を行うかにより、いずれの回路を被試験デバイスに接続するかを切り替える。例えば、パターン信号を出力するドライバと、直流試験器のいずれを被試験デバイスに接続するかを切り替えるべく、試験装置の回路と被試験デバイスとの間の伝送路上にリレーが設けられる。
近年、半導体回路の高周波数化が著しい。このため、半導体回路等を試験する試験装置においても、高周波のパターン信号を被試験デバイスに供給できることが好ましい。しかし、機能試験および直流試験の2つの機能を実現すべく、上述したように試験装置の回路と被試験デバイスとの間の伝送路上にリレーを設けた場合、高周波のパターン信号を伝送することが、比較的に困難となる。
また、機能試験用の回路および直流試験用の回路を、試験装置の各ピンに設けると、試験装置のコストが上昇してしまう。また各ピンでは、機能試験用の回路および直流試験用のいずれかを選択して用いることになるので、回路の使用効率の観点からも好ましくない。また、機能試験用の回路および直流試験用の回路のいずれを使用するかを切り替えるリレーを設けるので、更にコストが上昇してしまう。
そこで本発明の1つの側面においては、上記の課題を解決することのできる試験装置およびドライバ回路を提供することを目的とする。この目的は請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
本発明の第1の態様によると、被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に応じて被試験デバイスの良否を判定する試験装置であって、入力信号に応じた試験信号を被試験デバイスに供給するドライバ回路と、ドライバ回路から被試験デバイスに所定値の電流の試験信号を供給したときに被試験デバイスに印加される負荷電圧、または、ドライバ回路から被試験デバイスに所定値の電圧の試験信号を供給したときに被試験デバイスに印加される負荷電流、に基づいて被試験デバイスの良否を判定する判定部とを備え、ドライバ回路は、試験信号を出力するドライバ部と、ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、電源電流検出部が検出した電源電流に基づいて、ドライバ部が出力する試験信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部とを備える試験装置を提供する。
本発明の第2の態様によると、入力信号に応じた信号を出力するドライバ回路であって、入力信号に応じた信号を出力するドライバ部と、ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、電源電流検出部が検出した電源電流に基づいて、ドライバ部が出力する信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部とを備えるドライバ回路を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
一つの実施形態に係る試験装置200の機能構成例を、被試験デバイス300とあわせて示すブロック図である。 ドライバ回路100の構成例を示す図である。 ドライバ部20の回路構成例を示す図である。 定電流動作モードにより被試験デバイス300を試験する処理の一例を示すフローチャートである。 出力制御部10に予め与えられるトランジスタ32の静特性データの一例を示す図である。 出力制御部10に予め与えられるトランジスタ32の静特性データの一例を示す図である。 出力制御部10の構成例を示すブロック図である。 定電圧動作モードにより被試験デバイス300を試験する処理の一例を示すフローチャートである。 ドライバ回路100がハイインピーダンス動作モードで動作する場合の処理の一例を示すフローチャートである。 ドライバ部20の他の構成例を示す図である。 ドライバ回路100の他の構成例の一部を示す図である。 電源電流検出部50および電流補償回路70の回路構成例を示す図である。 ドライバ回路100の他の構成例を示す図である。 ドライバ回路100の他の構成例を示す図である。 送端抵抗12の他の例を示す図である。 出力制御部10の他の構成例を示すブロック図である。
10・・・出力制御部、12・・・送端抵抗、13・・・レプリカ送端抵抗、14・・・設定部、15・・・設定部、16・・・制御回路、17・・・ADC、18・・・静特性データ格納部、19・・・温度検出部、20・・・ドライバ部、21・・・レプリカドライバ部、22・・・プリドライバ、24・・・電圧シフト部、26・・・電流源、28・・・ダイオード、30・・・バッファ、32・・・トランジスタ、34・・・抵抗、36・・・トランジスタ、38・・・電流源、40・・・ベース電流検出部、42・・・ダミートランジスタ、44・・・ダミー電流検出部、46・・・ボルテージフォロワ回路、48・・・切替部、50・・・電源電流検出部、51・・・電源電流検出部、52・・・ミラートランジスタ、53・・・測定用抵抗、54・・・ADC、55・・・ADC、56・・・演算部、57・・・検出用トランジスタ、70・・・電流補償回路、72・・・第1トランジスタ、74・・・第2トランジスタ、76・・・第3トランジスタ、78・・・第4トランジスタ、80・・・第5トランジスタ、82・・・第6トランジスタ、84・・・第7トランジスタ、86・・・第8トランジスタ、91・・・ADC、92・・・ADC、93・・・オペアンプ、94・・・抵抗、95・・・コンデンサ、100・・・ドライバ回路、102・・・レプリカロード回路、110・・・パターン発生部、120・・・判定部、200・・・試験装置、300・・・被試験デバイス
以下、発明の実施の形態を通じて本発明の(一)側面を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、一つの実施形態に係る試験装置200の機能構成例を、被試験デバイス300とあわせて示すブロック図である。試験装置200は、半導体回路等の被試験デバイス300を試験する装置であって、パターン発生部110、ドライバ回路100、および、判定部120を備える。なお、試験装置200は、被試験デバイス300の機能試験を行う動作モードと、直流試験を行う動作モードとを有する。
機能試験は、所定の論理パターンを有するパターン信号を被試験デバイス300に入力したときに被試験デバイス300が出力する応答信号に応じて、被試験デバイス300の良否を判定する試験であってよい。また、直流試験は、被試験デバイス300に一定電圧または一定電流の信号を供給したときに、被試験デバイス300に供給される電流または電圧に応じて被試験デバイス300の良否を判定する試験であってよい。
パターン発生部110は、所定の論理パターンを有するパターンデータを発生してドライバ回路100に供給する。例えばパターン発生部110は、使用者等により予め与えられるデータまたはアルゴリズムに基づいて、当該パターンデータを発生してよい。機能試験を行う場合、パターン発生部110は、被試験デバイス300の内部回路に所定の動作を行わせる論理パターンを有するパターンデータを発生してよい。また、直流試験を行う場合、パターン発生部110は、論理値がH論理またはL論理のいずれかに固定されたパターンデータを発生してよい。
ドライバ回路100は、パターン発生部110から与えられる入力信号に応じた信号を、被試験デバイス300に供給する。ここで信号とは、被試験デバイス300を駆動する電源電圧または電源電流を含む。機能試験を行う場合、ドライバ回路100は、パターン発生部110が生成した論理パターンを有するパターン信号を生成して、被試験デバイス300に供給する。また、直流試験を行う場合、ドライバ回路100は、論理値が固定されたパターンデータに応じて、一定電流値の定電流信号または一定電圧の定電圧信号を生成して、被試験デバイス300に供給してよい。
判定部120は、被試験デバイス300の良否を判定する。機能試験を行う場合、判定部120は、パターン信号に応じて被試験デバイス300が出力する応答信号に応じて、被試験デバイス300の良否を判定する。例えば判定部120は、応答信号の論理パターンと、所定の期待値パターンとを比較することで、被試験デバイス300の良否を判定してよい。
また、直流試験を行う場合、判定部120は、ドライバ回路100から被試験デバイス300に定電流信号または定電圧信号を供給したときに、ドライバ回路100から被試験デバイス300に印加される負荷電圧または負荷電流に基づいて、被試験デバイス300の良否を判定してよい。例えば判定部120は、負荷電圧または負荷電流が、所定の範囲内となるか否かに基づいて、被試験デバイス300の良否を判定してよい。このような構成により、被試験デバイス300の機能試験および直流試験を行うことができる。
図2は、ドライバ回路100の構成例を示す図である。ドライバ回路100は、負荷として接続される半導体回路等の被試験デバイス300に信号を供給する。ドライバ回路100は、出力制御部10、送端抵抗12、設定部14、ドライバ部20、および、電源電流検出部50を有する。
ドライバ部20は、パターン発生部110から、入力信号としてパターンデータが与えられる。ドライバ部20は、当該パターンデータに応じた信号を生成して、送端抵抗12を介して被試験デバイス300に出力する。送端抵抗12は、ドライバ部20の出力端に設けられた抵抗であってよく、また、ドライバ部20の内部に設けられる抵抗であってもよい。送端抵抗12の抵抗値は既知であることが好ましい。
出力制御部10は、ドライバ部20に、所定の論理パターンを有するパターン信号、一定電流に制御された定電流信号、または、一定電圧に制御された定電圧信号のいずれを出力させるかを切り替える。また出力制御部10は、ドライバ部20の出力端がハイインピーダンスとみなせる状態に、ドライバ部20を制御してもよい。本例の出力制御部10は、機能試験を行う場合に、ドライバ部20にパターン信号を出力させ、直流試験を行う場合に、ドライバ部20に定電流信号または定電圧信号を出力させる。
ドライバ部20は、与えられる印加電圧に応じた電圧を出力する。本例のドライバ部20には、ハイ側の印加電圧VIHおよびロー側の印加電圧VILが与えられる。ドライバ部20は、与えられるパターンデータの論理値に対応する印加電圧に応じた電圧を出力してよい。例えばパターンデータの論理値がH論理の場合、ドライバ部20は、印加電圧VIHに応じた電圧を出力してよい。また、パターンデータの論理値がL論理の場合、ドライバ部20は、印加電圧VILに応じた電圧を出力してよい。これにより、ドライバ部20は、パターンデータに応じた信号を出力する。
また、ドライバ部20は、高電圧電源線および低電圧電源線の間に設けられ、これらの電源線から電源電流を受け取る。ドライバ部20は、被試験デバイス300に対して受け渡すべき負荷電流に応じた電源電流を、高電圧電源線および低電圧電源線との間で受け渡してよい。例えばドライバ部20は、高電圧電源線から被試験デバイス300に電流を供給してよい。またドライバ部20は、被試験デバイス300から低電圧電源線に電流を引き込んでよい。
電源電流検出部50は、ドライバ部20に供給される電源電流を検出する。本例の電源電流検出部50は、高電圧側検出部50−1および低電圧側検出部50−2を有する。高電圧側検出部50−1は、高電圧電源線からドライバ部20に供給される高電圧側電流ICHの電流値を検出する。低電圧側検出部50−2は、ドライバ部20から低電圧電源線に引き込まれる低電圧側電流ICLの電流値を検出する。
出力制御部10は、電源電流検出部50が検出した電源電流に基づいて、ドライバ部20が出力する試験信号の電圧または電流を所定値に制御する。出力制御部10は、ドライバ部20が出力する試験信号の電圧または電流を、使用者等から設定される一定値に制御してよい。
出力制御部10は、ドライバ部20に与える複数の印加電圧の少なくとも一つを制御することで、試験信号の電圧または電流を制御してよい。本例の出力制御部10は、印加電圧の電圧レベルを示すデジタルの設定データを出力する。
設定部14は、出力制御部10から与えられる設定データに基づいて、印加電圧VIHおよび印加電圧VILを生成する。設定部14は、印加電圧VIHおよびVILのそれぞれに対して設けられたDAコンバータであってよい。
被試験デバイス300の機能試験を行う場合、出力制御部10は、それぞれの設定部14に固定の設定データを与えてよい。また、出力制御部10は、パターン発生部110に、所定の論理パターンを有するパターンデータを出力させてよい。これにより、ドライバ部20は、試験信号の論理パターンにおけるH論理およびL論理に対応する電圧レベルが固定されたパターン信号を出力する。
また、被試験デバイス300の直流試験を行う場合、出力制御部10は、パターン発生部110に、論理値が固定された信号を出力させてよい。出力制御部10は、ドライバ部20に与える印加電圧のうち、パターン発生部110が出力する論理値に対応する印加電圧を、ドライバ部20への電源電流に基づいて制御する。このような制御を、被試験デバイス300に信号を供給している間に動的に行うことで、被試験デバイス300に定電圧信号または定電流信号を供給することができる。
このように、本例のドライバ回路100は、機能試験および直流試験に用いるドライバ部20を共通にすることにより、回路規模を低減することができる。また、機能試験および直流試験に用いるドライバ部20が共通なので、機能試験用の回路および直流試験用の回路を切り替えるリレーを、被試験デバイス300およびドライバ部20の間の伝送路上に設けなくてよい。このため、機能試験用の回路および直流試験用の回路を切り替える試験装置に比べて、より高周波のパターン信号を被試験デバイス300に供給することができる。
図3は、ドライバ部20の回路構成例を示す図である。本例のドライバ部20は、プリドライバ22、電圧シフト部24、および、バッファ30を有する。プリドライバ22は、出力制御部10により電圧値が制御された複数の印加電圧(VIH、VIL)を受け取る。また、プリドライバ22は、パターン発生部110から与えられる入力信号の論理値に対応する印加電圧に応じた電圧を、電圧シフト部24を介してバッファ30に供給する。例えばプリドライバは、入力信号の論理値に対応する印加電圧と略等しい電圧を出力してよい。
バッファ30は、上述した高電圧電源線および低電圧電源線の間に設けられ、与えられる信号に応じて高電圧電源線から被試験デバイス300に電流を供給する。また、バッファ30は、与えられる信号に応じて被試験デバイス300から低電圧電源線に電流を引き込む。本例のバッファ30は、2つのトランジスタ32を有する。トランジスタ32は、バイポーラトランジスタであってよく、MOSFET等の電界効果トランジスタであってよく、その他のトランジスタであってもよい。
高電圧側トランジスタ32−1は、コレクタ端子が高電圧側検出部50−1を介して高電圧電源線に電気的に接続される。また、高電圧側トランジスタ32−1は、エミッタ端子が送端抵抗12を介して被試験デバイス300に電気的に接続され、エミッタ端子から試験信号を出力する。低電圧側トランジスタ32−2は、エミッタ端子が高電圧側トランジスタ32−1のエミッタ端子に電気的に接続され、コレクタ端子が低電圧側検出部50−2を介して低電圧電源線に電気的に接続される。
また、それぞれのトランジスタ32のベース端子には、プリドライバ22の出力電圧に応じた電圧が印加される。トランジスタ32のエミッタ電圧、すなわち試験信号の電圧は、トランジスタ32のベース電圧、コレクタ電流、および、トランジスタ32のコレクタ電流−ベースエミッタ間電圧特性により定まる。
電圧シフト部24は、プリドライバ22が出力する電圧を、それぞれ予め定められた電圧だけシフトさせて高電圧側トランジスタ32−1および低電圧側トランジスタ32−2のベース端子にそれぞれ供給する。本例の電圧シフト部24は、高電圧側電流源26−1、低電圧側電流源26−2、高電圧側ダイオード28−1、および、低電圧側ダイオード28−2を有する。
高電圧側ダイオード28−1は、プリドライバ22の出力端と、高電圧側トランジスタ32−1のベース端子との間に設けられ、プリドライバ22の出力電圧を、順方向電圧に応じて昇圧して、高電圧側トランジスタ32−1のベース端子に印加する。高電圧側電流源26−1は、高電圧側トランジスタ32−1のベース端子および高電圧側ダイオード28−1と電気的に接続され、高電圧側ダイオード28−1に順方向電流を供給する。
同様に、低電圧側ダイオード28−2は、プリドライバ22の出力端と、低電圧側トランジスタ32−2のベース端子との間に設けられ、プリドライバ22の出力電圧を、順方向電圧に応じて降圧して、低電圧側トランジスタ32−2のベース端子に印加する。低電圧側電流源26−2は、低電圧側トランジスタ32−2のベース端子および低電圧側ダイオード28−2と電気的に接続され、低電圧側ダイオード28−2に順方向電流を供給する。
このような構成により、それぞれのトランジスタ32におけるベースエミッタ間の電圧差を、電圧シフト部24で予め補償できる。この場合、バッファ30は、プリドライバ22に与えられる印加電圧と略等しい負荷電圧を出力することができる。
また、高電圧側検出部50−1は、高電圧電源線と、高電圧側トランジスタ32−1との間に設けられ、高電圧側トランジスタ32−1のコレクタ電流ICHを検出する。低電圧側検出部50−2は、低電圧電源線と、低電圧側トランジスタ32−2との間に設けられ、低電圧側トランジスタ32−2のコレクタ電流ICLを検出する。
そして、出力制御部10が、電源電流検出部50が検出したコレクタ電流に基づいて、プリドライバ22に印加する印加電圧を制御することで、ドライバ部20が出力する負荷電圧を制御することができる。また、ドライバ部20が出力する負荷電流は、負荷電圧に応じて変動するので、印加電圧を制御することで、負荷電流も制御することができる。このため、負荷電流を一定値にするように印加電圧を制御することで、被試験デバイス300に定電流を供給することができ、負荷電圧を一定値にするように印加電圧を制御することで、被試験デバイス300に定電圧を供給することもできる。
図4は、定電流動作モードにより被試験デバイス300を試験する処理の一例を示すフローチャートである。定電流動作モードにおける試験装置200は、被試験デバイス300に一定電流の負荷電流を供給したときの負荷電圧を測定して、被試験デバイス300の良否を判定するISVM試験を行う。
この場合、出力制御部10は、電源電流検出部50が検出した電源電流から、被試験デバイス300への負荷電流を算出してよい。出力制御部10は、当該負荷電流が所定の定電流となるように、ドライバ部20に印加する印加電圧を制御する。
ISVM試験を行う場合、パターン発生部110は、論理値を固定したパターンデータを、ドライバ部20に入力する。本例のパターン発生部110は、論理値をH論理に固定したパターンデータを、ドライバ部20に入力する(S410)。出力制御部10は、ISVM試験を行う場合、パターン発生部110に論理値を固定したパターンデータを出力させてよい。例えば出力制御部10は、H論理またはL論理のいずれかを指定して、パターン発生部110に論理値を固定したパターンデータを出力させてよい。
ドライバ部20は、与えられる論理値に応じた負荷電圧を被試験デバイス300に出力する。ここで、電源電流検出部50は、ドライバ部20に供給される電源電流を測定する(S412)。上述したように電源電流検出部50は、高電圧側トランジスタ32−1に供給される高電圧側の電源電流ICHと、低電圧側トランジスタ32−2に供給される低電圧側の電源電流ICLを検出する。
次に、出力制御部10は、高電圧側および低電圧側の電源電流の差分(ICH−ICL)から、被試験デバイス300に供給される負荷電流を算出する(S414)。まず出力制御部10は、高電圧側および低電圧側の電源電流、すなわち、高電圧側トランジスタ32−1および低電圧側トランジスタ32−2のコレクタ電流に基づいて、それぞれのトランジスタ32のエミッタ電流を算出する。エミッタ電流は、例えばコレクタ電流とベース電流との和で与えられる。S414においては、コレクタ電流が既知であるので、ベース電流がわかれば、エミッタ電流を算出することができる。
例えば出力制御部10は、トランジスタ32における、コレクタ電流とベース電流との関係を示す静特性データが与えられてよい。また、出力制御部10は、それぞれのトランジスタ32における、コレクタ電流とエミッタ電流との関係を示す静特性データが与えられてもよい。出力制御部10は、当該静特性データと、電源電流検出部50が検出したコレクタ電流とに基づいてそれぞれのエミッタ電流を算出してよい。また、出力制御部10は、負荷電流として、これらのエミッタ電流の差分を算出する。なおベース電流は、コレクタ電流およびエミッタ電流に比べ非常に小さいので、出力制御部10は、コレクタ電流と同一の電流を、エミッタ電流として扱ってもよい。
次に出力制御部10は、算出した負荷電流が、予め設定される所定値と一致したか否かを判定する(S416)。負荷電流が所定値と一致していない場合、出力制御部10は、負荷電流が所定値に近づくように、プリアンプに与える印加電圧を調整する(S418)。印加電圧を調整することで、バッファ30におけるトランジスタ32のベース端子に印加される電圧が変化するので、負荷電流を制御することができる。例えば出力制御部10は、負荷電流が所定値より小さい場合に印加電圧を増大させ、負荷電流が所定値より大きい場合に印加電圧を減少させてよい。
そして、ドライバ回路100は、S412からの処理を繰り返す。このような制御を、被試験デバイス300の試験中に動的に行うことで、被試験デバイス300に供給される負荷電流を一定値に制御することができる。また、判定部120は、負荷電流が所定値と一致した状態における負荷電圧に基づいて、被試験デバイス300の良否を判定する(S420)。
ここで、出力制御部10は、それぞれのトランジスタ32のエミッタ電流の電流値、それぞれのトランジスタ32のエミッタ電圧の電圧値、および、送端抵抗12の抵抗値に基づいて、被試験デバイス300に印加される負荷電圧を算出してよい。上述したように、エミッタ電流の電流値は、コレクタ電流の電流値、および、トランジスタ32におけるコレクタ電流とベース電流との関係を示す静特性データから求めることができる。
また、出力制御部10は、それぞれのトランジスタ32のコレクタ電流およびベース電圧に基づいて、エミッタ電圧を算出してよい。出力制御部10には、それぞれのトランジスタ32における、コレクタ電流とベースエミッタ電圧との関係を示す静特性データが与えられてよい。当該エミッタ電圧が、図2および図3に示したバッファ30の出力電圧VAとなる。
次に出力制御部10は、エミッタ電流の差分ICH−ICL(即ち負荷電流)、エミッタ電圧(即ち出力電圧VA)、および、送端抵抗12の抵抗値RBに基づいて、負荷電圧VBを算出する。より具体的には、出力制御部10は、VB=VA−(ICH−ICL)×RBで示される数式に基づいて、負荷電圧VBを算出してよい。
図5Aおよび図5Bは、出力制御部10に予め与えられるトランジスタ32の静特性データの一例を示す図である。これらの静特性データは、トランジスタ32の設計情報から特性値の理論値を求めることで取得してよく、また、トランジスタ32の特性値を実測することで取得してもよい。
出力制御部10は、図5Aに示すように、トランジスタ32におけるコレクタ電流と、ベース電流との関係を示す静特性データを、それぞれのトランジスタ32について格納してよい。当該静特性データと、電源電流検出部50が検出するコレクタ電流とに基づいて、トランジスタ32のエミッタ電流を算出することができる。
また、出力制御部10は、図5Bに示すように、トランジスタ32におけるコレクタ電流と、ベースエミッタ間電圧との関係を示す静特性データを、それぞれのトランジスタ32について格納してよい。当該静特性データと、電源電流検出部50が検出するコレクタ電流と、印加電圧から求められるベース電圧から、トランジスタ32のエミッタ電圧を算出することができる。また、出力制御部10は、当該静特性データに代えて、トランジスタ32におけるベース電流と、ベースエミッタ間電圧との関係を示す静特性データを格納してもよい。この場合であっても、図5Aに示した静特性データおよびコレクタ電流からベース電流が定まるので、ベース電流と、ベースエミッタ間電圧との関係を示す静特性データを用いてエミッタ電圧を算出することができる。
図6は、出力制御部10の構成例を示すブロック図である。本例の出力制御部10は、制御回路16および静特性データ格納部18を有する。静特性データ格納部18は、例えば図5Aおよび図5Bに示した、トランジスタ32の静特性データを格納する。
なお、静特性データ格納部18が格納するトランジスタ32の静特性データは、図5Aおよび図5Bに示したデータに限られない。トランジスタ32のコレクタ電流は電源電流検出部50により検出され、ベース電圧はプリドライバ22への印加電圧から定まるので、静特性データ格納部18は、コレクタ電流およびベース電圧から、エミッタ電流およびエミッタ電圧を算出できるような静特性データを格納してよい。
制御回路16は、電源電流検出部50が検出した電源電流ICHおよびICL、静特性データ格納部18が格納する静特性データ、ならびに、使用者等から設定される設定値に基づいて、プリドライバ22に与える印加電圧VIHおよびVILを制御する。例えば制御回路16は、図4に関連して説明したように、静特性データおよびコレクタ電流に基づいて、それぞれのトランジスタ32のエミッタ電流を求め、これらのエミッタ電流の差分が所定の定電流となるように、印加電圧VIHおよびVILの一方を制御してよい。
また、制御回路16は、静特性データ、コレクタ電流、および、印加電圧からそれぞれのトランジスタのエミッタ電圧を算出してよい。そして制御回路16は、エミッタ電流の電流値、エミッタ電圧の電圧値、および、送端抵抗12の抵抗値に基づいて、被試験デバイス300に印加される負荷電圧を算出してよい。判定部120は、制御回路16が算出した負荷電圧に基づいて、被試験デバイス300の良否を判定する。これにより、被試験デバイス300のISVM試験を行うことができる。
図7は、定電圧動作モードにより被試験デバイス300を試験する処理の一例を示すフローチャートである。定電圧動作モードにおける試験装置200は、被試験デバイス300に一定電圧の負荷電圧を供給したときの負荷電流を測定して、被試験デバイス300の良否を判定するVSIM試験を行う。この場合、出力制御部10は、電源電流検出部50が検出した電源電流から、被試験デバイス300への負荷電圧を算出してよい。出力制御部10は、当該負荷電圧が所定の定電圧となるように、ドライバ部20に印加する印加電圧を制御する。
VSIM試験を行う場合においても、S410からS414までの処理は、図4に関連して説明したS410からS414と同一の処理となるので、その説明を省略する。S414において制御回路16が負荷電流を算出した後、制御回路16は負荷電圧を算出する(S422)。負荷電圧の算出方法は、図4のS420に関連して説明した方法と同一であってよい。
次に制御回路16は、算出した負荷電圧が、予め設定される所定値と一致したか否かを判定する(S424)。負荷電圧が所定値と一致していない場合、制御回路16は、負荷電圧が所定値に近づくように、プリアンプに与える印加電圧を調整する(S426)。印加電圧を調整することで、バッファ30におけるトランジスタ32のベース端子に印加される電圧が変化するので、負荷電圧を制御することができる。
印加電圧を調整した後、ドライバ回路100は、S412からの処理を繰り返す。このような制御を、被試験デバイス300の試験中に動的に行うことで、被試験デバイス300に供給される負荷電圧を一定値に制御することができる。また、判定部120は、負荷電圧が所定値と一致した状態における負荷電流に基づいて、被試験デバイス300の良否を判定する(S428)。判定部120は、負荷電圧が所定値と一致した後に算出される負荷電流が、所定の範囲内であるか否かに基づいて、被試験デバイス300の良否を判定してよい。
図8は、ドライバ回路100がハイインピーダンス動作モードで動作する場合の処理例のフローチャートを示す。ハイインピーダンス動作モードにおいては、出力制御部10は、ドライバ部20の出力端がハイインピーダンスとみなせる状態となるように、印加電圧を制御する。より具体的には、出力制御部10は、図4に関連して説明した処理で求めた負荷電流が略零となるように、印加電圧を制御する。
本例において、S410からS414までの処理は、図4に関連して説明したS410からS414までの処理と同一であるので、その説明を省略する。S414の処理において負荷電流を求めた後、出力制御部10は、負荷電流の電流値が略零となったか否かを判定する(S430)。負荷電流の電流値が零でない場合、出力制御部10は、負荷電流の電流値が零に近づくように印加電圧を制御する(S418)。
このような制御により、ドライバ部20の出力端に流れる電流を略零に制御できる。つまり、ドライバ部20の出力端を、ハイインピーダンスとみなせる状態に制御することができる。
図9は、ドライバ部20の他の構成例を示す図である。本例のドライバ部20は、図3に関連して説明したドライバ部20の構成に加え、ベース電流検出部40を更に有する。ベース電流検出部40は、定電流動作モード、定電圧動作モード、および、ハイインピーダンス動作モードにおいて、バッファ30における高電圧側トランジスタ32−1および低電圧側トランジスタ32−2のベース電流をそれぞれ検出する。ドライバ部20がベース電流検出部40を有する場合、出力制御部10は、静特性データから算出するベース電流の電流値に代えて、ベース電流検出部40が検出するベース電流の電流値を用いて、図1から図8に関連して説明したように印加電圧を制御してよい。
図5Aに示したような静特性データからも、それぞれのトランジスタ32のベース電流を算出することはできるが、静特性データはシミュレーション等による論理値であるので、誤差を有する場合がある。これに対し、本例のドライバ部20によれば、それぞれのトランジスタ32のベース電流を、被試験デバイス300の試験中に実測するので、負荷電流または負荷電圧を、より精度よく調整することができる。
本例のベース電流検出部40は、それぞれのトランジスタ32に対して、ダミートランジスタ42、ダミー電流検出部44、ボルテージフォロワ回路46、および、切替部48を有する。ダミートランジスタ42は、対応するトランジスタ32に対して、エミッタ端子どうし、および、コレクタ端子どうしが電気的に接続される。また、ダミートランジスタ42の極性は、対応するトランジスタ32と同一であることが好ましい。
ダミー電流検出部44は、ダミートランジスタ42のベース端子に供給されるダミー電流を検出する。例えばダミー電流検出部44は、ボルテージフォロワ回路46とダミートランジスタ42のベース端子との間に設けられた測定用抵抗の両端の電圧差を測定することで、ダミートランジスタ42のベース端子に供給されるダミー電流を検出してよい。測定用抵抗の抵抗値は、バッファ30の動作にほとんど影響を与えないので、抵抗値が数kΩ程度の高抵抗の測定用抵抗を用いてよい。
ボルテージフォロワ回路46は、入力電圧に応じた電圧を、ダミートランジスタ42のベース端子に印加する。ボルテージフォロワ回路46は、当該入力電圧を正側入力端子に受け取り、ダミートランジスタ42のベース端子に印加される電圧が負側入力端子にフィードバックされる差動回路であってよい。
切替部48は、ボルテージフォロワ回路46の正側の入力端子に電圧シフト部24が出力する電圧を印加するか、または、正側の入力端子に基準電圧を印加するかを切り替える。切替部48は、定電流動作モード、定電圧動作モード、および、ハイインピーダンス動作モードにおいて、ボルテージフォロワ回路46の正側入力端子に、電圧シフト部24が出力する電圧を印加する。
この場合、ダミートランジスタ42のベース端子には、トランジスタ32のベース電圧に応じた電圧が印加される。一例として、ダミートランジスタ42のベース端子には、トランジスタ32のベース電圧と同一の電圧が印加される。つまり、ダミートランジスタ42のコレクタ電圧、エミッタ電圧、および、ベース電圧は、トランジスタ32のコレクタ電圧、エミッタ電圧、および、ベース電圧と同一となる。このため、ダミートランジスタ42のベース端子に供給されるダミー電流は、トランジスタ32のベース電流を模擬した電流となる。従って、ダミートランジスタ42のベース電流を検出することで、トランジスタ32のベース電流を検出することができる。
ダミートランジスタ42は、トランジスタ32と同一の電圧が与えられた場合に、同一の電流が流れるように、トランジスタ32と同一のサイズであってよい。この場合、ダミートランジスタ42のベース電流は、トランジスタ32のベース電流と一致する。また、ダミートランジスタ42のサイズは、トランジスタ32のサイズの1/N倍であってもよい。この場合、ダミートランジスタ42のベース電流は、トランジスタ32のベース電流の1/N倍となる。
このような構成により、トランジスタ32のベース電流を測定することができ、負荷電圧および負荷電流を精度よく制御することができる。ダミー電流検出部44は、検出した電流値を出力制御部10に通知してよい。
また、ドライバ回路100は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードを更に有する。パターン動作モードの場合、切替部48は、ボルテージフォロワ回路46の正側入力端子に、所定の基準電圧を印加する。当該基準電圧は、ダミートランジスタ42をオフ状態に制御して、ダミートランジスタ42のコレクタ−エミッタ間の信号伝送を遮断する電圧であってよい。切替部48により、ダミー電流検出部44をバッファ30から切り離すことができるので、パターン動作モードにおいて高周波のパターン信号を生成することができる。
図10は、ドライバ回路100の他の構成例の一部を示す図である。本例のドライバ回路100は、図1から図8に関連して説明したドライバ回路100の構成に加え、電流補償回路70を更に備える。
電流補償回路70は、電源電流検出部50が検出したそれぞれのコレクタ電流に応じた補償電流を、それぞれのコレクタ電流に加算または減算する。より具体的には、電流補償回路70は、当該コレクタ電流に対応するベース電流に相当する電流を、電源電流検出部50とトランジスタ32との間においてコレクタ電流に加算または減算することで、電源電流検出部50が検出するコレクタ電流と、トランジスタ32のエミッタ電流とを略一致させる。このような構成により、出力制御部10は、トランジスタ32の静特性を用いずに、電源電流検出部50が検出するコレクタ電流から、トランジスタ32のエミッタ電流を算出することができる。
本例のドライバ回路100は、高電圧側の電流補償回路70−1および低電圧側の電流補償回路70−2を有する。高電圧側の電流補償回路70−1は、高電圧側検出部50−1が検出したコレクタ電流に応じた補償電流を、高電圧側検出部50−1および高電圧側トランジスタ32−1の間の配線から引き込む。これにより、高電圧側トランジスタ32−1に供給されるコレクタ電流は、高電圧側検出部50−1が検出したコレクタ電流よりも補償電流分小さくなるが、高電圧側トランジスタ32−1においてコレクタ電流とベース電流とが加算されるので、高電圧側トランジスタ32−1のエミッタ電流は、高電圧側検出部50−1が検出したコレクタ電流と略一致する。
また、低電圧側の電流補償回路70−2は、低電圧側検出部50−2が検出したコレクタ電流に応じた補償電流を、低電圧側検出部50−2および低電圧側トランジスタ32−2の間の配線に重畳する。これにより、低電圧側トランジスタ32−2のエミッタ電流は、低電圧側検出部50−2が検出したコレクタ電流と略一致する。
図11は、電源電流検出部50および電流補償回路70の回路構成例を示す図である。本例では、高電圧側検出部50−1および高電圧側の電流補償回路70−1の構成を説明するが、低電圧側検出部50−2および低電圧側の電流補償回路70−2も同様の構成を有してよい。
高電圧側検出部50−1は、検出用トランジスタ57、ミラートランジスタ52、測定用抵抗53、ADC54、ADC55、および、演算部56を有する。検出用トランジスタ57は、高電圧電源線と、高電圧側トランジスタ32−1との間に設けられ、高電圧側トランジスタ32−1のコレクタ電流と同一のコレクタ電流を生成する。
ミラートランジスタ52は、検出用トランジスタ57とカレントミラーを形成するように設けられる。つまりミラートランジスタ52は、検出用トランジスタ57と同一のコレクタ電流が流れる。測定用抵抗53は、ミラートランジスタ52と基準電位との間に設けられる。ADC54およびADC55は、測定用抵抗53の両端の電圧値を検出する。演算部56は、ADC54およびADC55が検出した電圧の差分と、測定用抵抗53の抵抗値から、高電圧側トランジスタ32−1のコレクタ電流を検出する。
演算部56は、検出した電流値を、出力制御部10に通知する。このような構成により、測定用抵抗53を、高電圧側トランジスタ32とは異なる配線上に設けることができるので、比較的に高抵抗の測定用抵抗53を用いることができ、より精度よく電流値を検出することができる。
電流補償回路70−1は、第1トランジスタ72、第2トランジスタ74、第3トランジスタ76、および、第4トランジスタ78を有する。第1トランジスタ72は、検出用トランジスタ57とカレントミラーを形成するように設けられる。また、第2トランジスタ74は、第1トランジスタ72とは異なる極性のトランジスタであり、第1トランジスタ72に対してコレクタ端子どうしが電気的に接続され、エミッタ端子が低電圧電源線に接続される。
ここで、極性の異なるトランジスタとは、例えば一方がpnp型トランジスタであり、他方がnpn型トランジスタとなるように、バイポーラトランジスタにおいて多数キャリアが異なる場合を指してよい。また、一方がnチャネルトランジスタであり、他方がpチャネルトランジスタとなるように、ユニポーラトランジスタにおいてキャリアが異なる場合を指してもよい。
第3トランジスタ76は、第2トランジスタ74とカレントミラーを形成するように設けられる。また、第4トランジスタ78は、第3トランジスタ76とは異なる極性のトランジスタであり、エミッタ端子が第3トランジスタ76のコレクタ端子に接続され、コレクタ端子が高電圧電源線に接続される。第4トランジスタ78のベース端子は、第5トランジスタ80のコレクタ端子に接続される。このような構成により、第4トランジスタ78のベース端子は、高電圧側トランジスタ32−1のベース端子を模擬した状態となる。
電流補償回路70−1は、第4トランジスタ78のベース電流に応じた電流を、高電圧側トランジスタ32−1のコレクタ端子に接続される配線から引き込む。なお、第1トランジスタ72から第5トランジスタ80までのサイズを、高電圧側トランジスタ32−1のサイズの1/Mにすることで、電流補償回路70−1における消費電流を低減することができる。
この場合、電流補償回路70−1は、図11に示すように、第4トランジスタ78のベース電流のM倍の電流を生成する、第5トランジスタ80、第6トランジスタ82、第7トランジスタ84、および、第8トランジスタ86を有する。第5トランジスタ80は、第4トランジスタ78とは異なる極性を有しており、コレクタ端子が第4トランジスタ78のベース端子に接続される。これにより、第5トランジスタ80には、第4トランジスタ78のベース電流に応じたコレクタ電流が流れる。
第6トランジスタ82は、第5トランジスタ80とカレントミラーを形成するように設けられる。第7トランジスタ84は、第6トランジスタ82とは異なる極性を有しており、コレクタ端子が第6トランジスタ82のコレクタ端子に接続される。これにより、第7トランジスタ84には、第6トランジスタ82のコレクタ電流と同一のコレクタ電流が流れる。
第8トランジスタ86は、第7トランジスタ84とカレントミラーを形成するように設けられる。また、第8トランジスタ86は、高電圧側トランジスタ32−1と同一のサイズを有しており、コレクタ端子が高電圧側トランジスタ32−1のコレクタ端子に接続され、エミッタ端子が低電圧電源線に接続される。
このような構成により、高電圧側トランジスタ32−1のベース電流を模擬した電流を、高電圧側トランジスタ32−1のコレクタ端子に接続される配線から引き込むことができる。また、本例の電流補償回路70−1の各カレントミラー回路として、ウィルソン型のカレントミラー回路を用いてもよい。
図12は、ドライバ回路100の他の構成例を示す図である。本例のドライバ回路100は、出力制御部10、設定部14、ADC91、ADC92、オペアンプ93、抵抗94、コンデンサ95、電源電流検出部50、および、ドライバ部20を有する。本例のドライバ部20は、オープンコレクタ型のドライバであってよい。例えばドライバ部20は、非反転側の回路として、直列に接続される抵抗34−1およびトランジスタ36−1を有しており、反転側の回路として、直列に接続される抵抗34−2およびトランジスタ36−2を有する。
また、非反転側の回路および反転側の回路は並列に設けられ、これらの回路に流れる電源電流の総和を規定する電流源38が、トランジスタ36−1およびトランジスタ36−2のエミッタ端子に共通に接続される。また、トランジスタ36−1には、入力信号が与えられ、トランジスタ36−2には、入力信号の反転信号が与えられる。これにより、ドライバ部20は、比較的に大きな電流を消費するが、比較的に高速に動作するドライバとして機能する。
抵抗94は、ドライバ部20の抵抗34−1および抵抗34−2のそれぞれに対して直列に接続される。また、オペアンプ93は、設定部14−1から与えられる設定値に応じた高電圧側の電源電圧を、抵抗94を介してドライバ部20に印加する。コンデンサ95は、抵抗94および抵抗34−1の接続点と、基準電位との間に設けられる。
ADC91およびADC92は、抵抗94の両端の電圧を検出して出力制御部10に通知する。これにより、出力制御部10は、抵抗94に流れる電流を算出できる。抵抗94の抵抗値は、出力制御部10に予め与えられることが好ましい。また、電源電流検出部50は、電流源38に流れる電源電流を検出する。
定電流動作モード、定電圧動作モード、および、ハイインピーダンス動作モードにおいて、入力信号の論理値は、例えばH論理に固定される。このとき、トランジスタ36−1がオフ状態となり、トランジスタ36−2がオン状態となる。また、入力信号の論理値は、L論理に固定されてもよい。このとき、トランジスタ36−1がオン状態となり、トランジスタ36−2がオフ状態となる。
この場合、抵抗34−1に流れる電流I1は、抵抗94に流れる電流と等しい。また、トランジスタ36−1のコレクタ電流I2は、電源電流検出部50が検出した電流から、トランジスタ36のベース電流を減じたものに等しい。トランジスタ36のベース電流は、図5Aおよび図5Bに関連して説明したように、トランジスタ36のエミッタ電流およびトランジスタ36の静特性データから求めることができる。
また、被試験デバイス300に供給される負荷電流は、電流I1から電流I2を減じることで求めることができる。出力制御部10は、当該負荷電流が所定値となるように、電流源38に流れる電流値を調整してよい。
また、被試験デバイス300に印加される負荷電圧は、設定部14−1の設定値から、電流I1による抵抗94および抵抗34−1における電圧降下分を減算することで求めることができる。出力制御部10は、当該負荷電圧が所定値となるように、電流源38に流れる電流値を調整してよい。
なお、ドライバ回路100において、抵抗94および抵抗34−1において、オペアンプ93の出力電圧および負荷電圧との差分に応じた電力が消費される。このため、出力制御部10は、電流源38の電流値を調整している間において、当該出力電圧および負荷電圧との差分が小さくなるように、設定部14−1における設定値を調整してもよい。
図13は、ドライバ回路100の他の構成例を示す図である。本例のドライバ回路100は、図2に関連して説明したドライバ回路100の構成に加え、レプリカ回路を更に有する。レプリカ回路は、レプリカドライバ部21、電源電流検出部51、レプリカ送端抵抗13、設定部15、ADC17、および、レプリカロード回路102を有する。
電源電流検出部51およびレプリカ送端抵抗13は、電源電流検出部50および送端抵抗12と同一の模擬回路であってよく、また、消費電力を低減した模擬回路であってもよい。また、レプリカドライバ部21は、ドライバ部20の特性に応じた特性を有しており、ドライバ部20への印加電圧に応じた電圧を出力することで、ドライバ部20が出力する電圧を模擬した模擬電圧を出力する。
例えばレプリカドライバ部21は、ドライバ部20と同一の回路であってよく、消費電力を削減した模擬回路であってもよい。また、レプリカドライバ部21は、ドライバ部20におけるバッファ30と同一の回路であってもよい。この場合、レプリカドライバ部21は、ドライバ部20における電圧シフト部24が出力する電圧を、バッファ30と並列に受け取り、ドライバ部20が出力する電圧を模擬した電圧を出力してよい。
レプリカ送端抵抗13は、レプリカドライバ部21の出力端に設けられ、送端抵抗12の特性に応じた特性を有しており、送端抵抗12の両端電圧を模擬する。例えばレプリカ送端抵抗13は、送端抵抗12と同一の抵抗値を有してよい。
また、レプリカロード回路102は、被試験デバイス300の端子における電圧を模擬した電圧を、レプリカ送端抵抗13に印加する。レプリカロード回路102は、出力制御部10から設定部15を介して与えられる電圧に応じた模擬電圧を出力するボルテージフォロワ回路であってよい。また、ADC17は、レプリカ送端抵抗13の両端の電圧差を検出して、出力制御部10に通知する。
出力制御部10は、高電圧側検出部50−1が検出する電源電流と、高電圧側検出部51−1が検出するレプリカ回路の電源電流とが一致して、且つ、低電圧側検出部50−2が検出する電源電流と、低電圧側検出部51−2が検出するレプリカ回路の電源電流とが一致するように、レプリカロード回路102が出力する電圧を制御する。
このような処理により、レプリカドライバ部21が出力する模擬電流および模擬電圧は、ドライバ部20が出力する負荷電流および負荷電圧を精度よく模擬することができる。このため、レプリカドライバ部21の模擬電流または模擬電圧を検出することで、ドライバ部20が出力する負荷電流または負荷電圧を検出することができる。
また、レプリカ回路におけるレプリカ送端抵抗13の両端の電圧差は、送端抵抗12の両端の電圧差を精度よく模擬することができる。このため、出力制御部10は、ADC17から通知されるレプリカ送端抵抗13の両端の電圧差から、被試験デバイス300に供給される負荷電流を算出することができる。出力制御部10は、当該負荷電流が所定値と一致するように、ドライバ部20におけるプリドライバ22への印加電圧を制御してよい。
また、出力制御部10は、ADC17から通知されるレプリカ送端抵抗13のレプリカロード回路102側の一端の電圧差から、被試験デバイス300に供給される負荷電圧を算出することができる。レプリカ送端抵抗13は、ドライバ部20と独立して設けられるので、レプリカ送端抵抗13の電圧を直接測定すべくADC17を設けることにより、レプリカ送端抵抗13にADC17の入力容量が付加されたとしても、ドライバ部20には影響を与えない。
このため、レプリカ送端抵抗13の電圧を直接的に精度よく測定することができる。出力制御部10は、当該負荷電圧が所定値と一致するように、プリドライバ22への印加電圧を制御してよい。このような構成によっても、被試験デバイス300への負荷電流または負荷電圧を一定値に制御することができる。
図14は、送端抵抗12の他の例を示す図である。本例の送端抵抗12は、バッファ30の内部に設けられる。バッファ30は、高電圧側トランジスタ32−1および低電圧側トランジスタ32−2の間に、直列に接続された2つの送端抵抗12を有してよい。2つの送端抵抗12の接続点が、被試験デバイス300に接続される。
なお、図13に関連して説明したドライバ回路100において、2つの送端抵抗12および2つのレプリカ送端抵抗13を用いる場合、ADC17は、それぞれのレプリカ送端抵抗13について、両端の電圧差を検出する。図14に示した構成において、被試験デバイス300に供給される負荷電流は、第1のレプリカ送端抵抗13に流れる電流から、第2のレプリカ送端抵抗13に流れる電流を減じた電流となる。出力制御部10は、ADC17が検出したそれぞれのレプリカ送端抵抗13の両端電圧から、負荷電流を算出してよい。
図15は、出力制御部10の他の構成例を示すブロック図である。本例の出力制御部10は、図6に関連して説明した出力制御部10の構成に加え、温度検出部19を更に有する。
温度検出部19は、ドライバ部20の温度を検出する。より具体的には、温度検出部19は、ドライバ部20におけるそれぞれのトランジスタ32の温度を検出してよい。例えば温度検出部19は、トランジスタ32の近傍に設けられた、温度により特性が変化する素子の特性を測定することで、トランジスタ32の温度を検出してよい。
本例における静特性データ格納部18は、ドライバ部20の複数種類の温度に対応して、複数種類の静特性データを格納する。例えば静特性データ格納部18は、図5Bに示すような、温度別の静特性データを格納してよい。
制御回路16は、温度検出部19が検出した温度に対応する静特性データを、静特性データ格納部18から読み出して、当該静特性データに基づいて印加電圧を制御する。このような構成により、より精度よく負荷電流または負荷電圧を制御することができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。

Claims (24)

  1. 被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に応じて前記被試験デバイスの良否を判定する試験装置であって、
    入力信号に応じた試験信号を前記被試験デバイスに供給するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路から前記被試験デバイスに定電流または定電圧の前記試験信号を供給したときに、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する判定部と
    を備え、
    前記ドライバ回路は、
    前記試験信号を出力するドライバ部と、
    前記ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、
    前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づいて、前記ドライバ部が出力する前記試験信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部と
    を備え
    前記ドライバ回路は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードと、所定の定電流を出力する定電流動作モードとを有し、
    前記出力制御部は、
    前記定電流動作モードで動作する場合に、前記電源電流検出部が検出した前記電源電流により求まる前記被試験デバイスへの負荷電流が所定の定電流となるように、前記ドライバ部に印加する印加電圧を制御し、
    前記パターン動作モードで動作する場合に、前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づく前記印加電圧の制御を行わない試験装置。
  2. 前記ドライバ部は、与えられる複数の印加電圧のうち、前記入力信号の論理値に対応する電圧を出力する請求項1に記載の試験装置。
  3. 前記ドライバ部は、与えられる信号に応じて高電圧電源線から前記被試験デバイスに電流を供給し、与えられる信号に応じて前記被試験デバイスから低電圧電源線に電流を引き込むバッファを有し、
    前記電源電流検出部は、
    前記高電圧電源線から前記被試験デバイスに供給される高電圧側電流を検出する高電圧側検出部と、
    前記被試験デバイスから前記低電圧電源線に引き込まれる低電圧側電流を検出する低電圧側検出部と
    を有する請求項1または2に記載の試験装置。
  4. 前記バッファは、
    コレクタ端子が前記高電圧電源線に電気的に接続され、エミッタ端子から前記試験信号を出力する高電圧側トランジスタと、
    エミッタ端子が前記高電圧側トランジスタのエミッタ端子に電気的に接続され、コレクタ端子が前記低電圧電源線に電気的に接続される低電圧側トランジスタと
    を有し、
    前記高電圧側検出部は、前記高電圧電源線と、前記高電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記高電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記低電圧側検出部は、前記低電圧電源線と、前記低電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記低電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出する
    請求項3に記載の試験装置。
  5. 前記出力制御部は、前記高電圧側検出部が検出した電流、および、前記低電圧側検出部が検出した電流の差分に基づいて、前記印加電圧を制御する
    請求項4に記載の試験装置。
  6. 前記ドライバ部は、前記入力信号の論理値に対応する前記印加電圧に応じた電圧を、前記高電圧側トランジスタおよび前記低電圧側トランジスタのベース端子にそれぞれ供給するプリドライバを更に有し、
    前記出力制御部は、前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づいて、前記プリドライバに供給する前記印加電圧を制御する
    請求項5に記載の試験装置。
  7. 前記ドライバ部は、前記プリドライバが出力する電圧を、予め定められた電圧だけシフトさせて前記高電圧側トランジスタのベース端子に供給し、前記プリドライバが出力する電圧を、予め定められた電圧だけシフトさせて前記低電圧側トランジスタのベース端子に供給する電圧シフト部を更に有する
    請求項6に記載の試験装置。
  8. 被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に応じて前記被試験デバイスの良否を判定する試験装置であって、
    入力信号に応じた試験信号を前記被試験デバイスに供給するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路から前記被試験デバイスに定電流または定電圧の前記試験信号を供給したときに、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する判定部と
    を備え、
    前記ドライバ回路は、
    前記試験信号を出力するドライバ部と、
    前記ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、
    前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づいて、前記ドライバ部に印加する印加電圧を制御して、前記ドライバ部が出力する前記試験信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部と
    を備え、
    前記ドライバ部は、与えられる複数の印加電圧のうち、前記入力信号の論理値に対応する電圧を出力し、
    前記ドライバ部は、与えられる信号に応じて高電圧電源線から前記被試験デバイスに電流を供給し、与えられる信号に応じて前記被試験デバイスから低電圧電源線に電流を引き込むバッファを有し、
    前記電源電流検出部は、
    前記高電圧電源線から前記被試験デバイスに供給される高電圧側電流を検出する高電圧側検出部と、
    前記被試験デバイスから前記低電圧電源線に引き込まれる低電圧側電流を検出する低電圧側検出部と
    を有し、
    前記バッファは、
    コレクタ端子が前記高電圧電源線に電気的に接続され、エミッタ端子から前記試験信号を出力する高電圧側トランジスタと、
    エミッタ端子が前記高電圧側トランジスタのエミッタ端子に電気的に接続され、コレクタ端子が前記低電圧電源線に電気的に接続される低電圧側トランジスタと
    を有し、
    前記高電圧側検出部は、前記高電圧電源線と、前記高電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記高電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記低電圧側検出部は、前記低電圧電源線と、前記低電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記低電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記出力制御部は、
    前記高電圧側トランジスタおよび前記低電圧側トランジスタのそれぞれについて、コレクタ電流とベース電流との関係を示す静特性データを格納する静特性データ格納部と、
    前記静特性データおよび前記電源電流検出部が検出したコレクタ電流から算出されるそれぞれのエミッタ電流の差分が、所定の定電流となるように、前記印加電圧を制御する制御回路と
    を有し、
    前記ドライバ回路は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードと、所定の定電流を出力する定電流動作モードとを有し、
    前記出力制御部は、前記定電流動作モードで動作する場合に、前記電源電流検出部が検出した前記電源電流により求まる前記被試験デバイスへの負荷電流が所定の定電流となるように、前記ドライバ部に印加する前記印加電圧を制御する試験装置。
  9. 前記ドライバ部と前記被試験デバイスとの間に設けられた送端抵抗を更に備え、
    前記静特性データ格納部は、前記高電圧側トランジスタおよび前記低電圧側トランジスタのそれぞれについて、コレクタ電流とベースエミッタ間電圧との関係を更に示す前記静特性データを格納し、
    前記制御回路は、前記静特性データおよび前記コレクタ電流からそれぞれのトランジスタのエミッタ電圧を算出し、前記エミッタ電流の電流値、前記エミッタ電圧の電圧値、および、前記送端抵抗の抵抗値に基づいて、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧を算出し、
    前記判定部は、前記制御回路が算出した前記負荷電圧に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する
    請求項に記載の試験装置。
  10. 被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に応じて前記被試験デバイスの良否を判定する試験装置であって、
    入力信号に応じた試験信号を前記被試験デバイスに供給するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路から前記被試験デバイスに定電流または定電圧の前記試験信号を供給したときに、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する判定部と
    を備え、
    前記ドライバ回路は、
    前記試験信号を出力するドライバ部と、
    前記ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、
    前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づいて、前記ドライバ部に印加する印加電圧を制御して、前記ドライバ部が出力する前記試験信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部と
    を備え、
    前記ドライバ部は、与えられる複数の印加電圧のうち、前記入力信号の論理値に対応する電圧を出力し、
    前記ドライバ部は、与えられる信号に応じて高電圧電源線から前記被試験デバイスに電流を供給し、与えられる信号に応じて前記被試験デバイスから低電圧電源線に電流を引き込むバッファを有し、
    前記電源電流検出部は、
    前記高電圧電源線から前記被試験デバイスに供給される高電圧側電流を検出する高電圧側検出部と、
    前記被試験デバイスから前記低電圧電源線に引き込まれる低電圧側電流を検出する低電圧側検出部と
    を有し、
    前記バッファは、
    コレクタ端子が前記高電圧電源線に電気的に接続され、エミッタ端子から前記試験信号を出力する高電圧側トランジスタと、
    エミッタ端子が前記高電圧側トランジスタのエミッタ端子に電気的に接続され、コレクタ端子が前記低電圧電源線に電気的に接続される低電圧側トランジスタと
    を有し、
    前記高電圧側検出部は、前記高電圧電源線と、前記高電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記高電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記低電圧側検出部は、前記低電圧電源線と、前記低電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記低電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記ドライバ回路は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードと、所定の定電流を出力する定電流動作モードとを有し、
    前記出力制御部は、前記定電流動作モードで動作する場合に、前記電源電流検出部が検出した前記電源電流により求まる前記被試験デバイスへの負荷電流が所定の定電流となるように、前記ドライバ部に印加する前記印加電圧を制御し、
    前記高電圧側トランジスタおよび前記低電圧側トランジスタのベース電流を検出するベース電流検出部を更に備え、
    前記出力制御部は、前記電源電流検出部が検出したコレクタ電流、および、前記ベース電流検出部が検出したベース電流から算出されるそれぞれのエミッタ電流の差分が、所定の定電流となるように、前記印加電圧を制御する試験装置。
  11. 前記電源電流検出部が検出したそれぞれのコレクタ電流に応じた補償電流を、それぞれの前記コレクタ電流に加算または減算することで、前記バッファのそれぞれのトランジスタについて、コレクタ電流とエミッタ電流とを一致させる電流補償回路を更に備え、
    前記出力制御部は、前記電源電流検出部が検出したそれぞれのコレクタ電流の差分が、所定の定電流となるように、前記印加電圧を制御する
    請求項8に記載の試験装置。
  12. 前記ドライバ部と前記被試験デバイスとの間に設けられた送端抵抗と、
    前記ドライバ部の特性に応じた特性を有し、前記ドライバ部への前記印加電圧に応じた電圧を出力することで、前記ドライバ部が出力する電圧を模擬した模擬電圧を出力するレプリカドライバ部と、
    前記レプリカドライバ部の出力端に設けられ、前記送端抵抗の特性に応じた特性を有し、前記送端抵抗の両端電圧を模擬するレプリカ送端抵抗と、
    前記被試験デバイスの端子における電圧を模擬するレプリカロード回路と
    を更に備え、
    前記出力制御部は、前記定電流動作モードで動作する場合に、前記レプリカドライバ部が出力する模擬電流を前記レプリカ送端抵抗の両端電圧から求めることで前記被試験デバイスへの負荷電流を検出し、前記負荷電流が所定の定電流となるように、前記ドライバ部に印加する前記印加電圧を制御する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の試験装置。
  13. 前記ドライバ回路は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードと、所定の定電圧を出力する定電圧動作モードとを有し、
    前記ドライバ部と前記被試験デバイスとの間に設けられた送端抵抗を更に備え、
    前記出力制御部は、前記定電圧動作モードで動作する場合に、前記送端抵抗の抵抗値および前記コレクタ電流の電流値に基づいて、前記被試験デバイスに供給される負荷電圧を算出し、算出した前記負荷電圧が所定の定電圧となるように、前記ドライバ部に印加する前記印加電圧を制御する
    請求項1から6のいずれか一項に記載の試験装置。
  14. 被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に応じて前記被試験デバイスの良否を判定する試験装置であって、
    入力信号に応じた試験信号を前記被試験デバイスに供給するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路から前記被試験デバイスに定電流または定電圧の前記試験信号を供給したときに、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する判定部と
    を備え、
    前記ドライバ回路は、
    前記試験信号を出力するドライバ部と、
    前記ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、
    前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づいて、前記ドライバ部に印加する印加電圧を制御して、前記ドライバ部が出力する前記試験信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部と
    を備え、
    前記ドライバ部は、与えられる複数の印加電圧のうち、前記入力信号の論理値に対応する電圧を出力し、
    前記ドライバ部は、与えられる信号に応じて高電圧電源線から前記被試験デバイスに電流を供給し、与えられる信号に応じて前記被試験デバイスから低電圧電源線に電流を引き込むバッファを有し、
    前記電源電流検出部は、
    前記高電圧電源線から前記被試験デバイスに供給される高電圧側電流を検出する高電圧側検出部と、
    前記被試験デバイスから前記低電圧電源線に引き込まれる低電圧側電流を検出する低電圧側検出部と
    を有し、
    前記バッファは、
    コレクタ端子が前記高電圧電源線に電気的に接続され、エミッタ端子から前記試験信号を出力する高電圧側トランジスタと、
    エミッタ端子が前記高電圧側トランジスタのエミッタ端子に電気的に接続され、コレクタ端子が前記低電圧電源線に電気的に接続される低電圧側トランジスタと
    を有し、
    前記高電圧側検出部は、前記高電圧電源線と、前記高電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記高電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記低電圧側検出部は、前記低電圧電源線と、前記低電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記低電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記ドライバ回路は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードと、所定の定電圧を出力する定電圧動作モードとを有し、
    前記ドライバ部と前記被試験デバイスとの間に設けられた送端抵抗を更に備え、
    前記出力制御部は、前記定電圧動作モードで動作する場合に、前記送端抵抗の抵抗値および前記コレクタ電流の電流値に基づいて、前記被試験デバイスに供給される負荷電圧を算出し、算出した前記負荷電圧が所定の定電圧となるように、前記ドライバ部に印加する前記印加電圧を制御し、
    前記出力制御部は、
    前記高電圧側トランジスタおよび前記低電圧側トランジスタのそれぞれについて、コレクタ電流とベースエミッタ間電圧との関係、および、前記高電圧側トランジスタおよび前記低電圧側トランジスタのそれぞれについて、コレクタ電流とベース電流との関係を示す静特性データを格納する静特性データ格納部と、
    前記静特性データおよび前記電源電流検出部が検出したコレクタ電流から、前記バッファにおけるそれぞれのトランジスタのエミッタ電圧およびエミッタ電流を算出し、前記エミッタ電流の電流値、前記エミッタ電圧の電圧値、および、前記送端抵抗の抵抗値に基づいて、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧を算出し、前記負荷電圧が所定の定電圧となるように、前記印加電圧を制御する制御回路と
    を有する試験装置。
  15. 前記判定部は、前記制御回路が算出した、前記バッファにおけるそれぞれの前記トランジスタの前記エミッタ電流の差分から求まる負荷電流に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する
    請求項14に記載の試験装置。
  16. 被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に応じて前記被試験デバイスの良否を判定する試験装置であって、
    入力信号に応じた試験信号を前記被試験デバイスに供給するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路から前記被試験デバイスに定電流または定電圧の前記試験信号を供給したときに、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する判定部と
    を備え、
    前記ドライバ回路は、
    前記試験信号を出力するドライバ部と、
    前記ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、
    前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づいて、前記ドライバ部に印加する印加電圧を制御して、前記ドライバ部が出力する前記試験信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部と
    を備え、
    前記ドライバ部は、与えられる複数の印加電圧のうち、前記入力信号の論理値に対応する電圧を出力し、
    前記ドライバ部は、与えられる信号に応じて高電圧電源線から前記被試験デバイスに電流を供給し、与えられる信号に応じて前記被試験デバイスから低電圧電源線に電流を引き込むバッファを有し、
    前記電源電流検出部は、
    前記高電圧電源線から前記被試験デバイスに供給される高電圧側電流を検出する高電圧側検出部と、
    前記被試験デバイスから前記低電圧電源線に引き込まれる低電圧側電流を検出する低電圧側検出部と
    を有し、
    前記バッファは、
    コレクタ端子が前記高電圧電源線に電気的に接続され、エミッタ端子から前記試験信号を出力する高電圧側トランジスタと、
    エミッタ端子が前記高電圧側トランジスタのエミッタ端子に電気的に接続され、コレクタ端子が前記低電圧電源線に電気的に接続される低電圧側トランジスタと
    を有し、
    前記高電圧側検出部は、前記高電圧電源線と、前記高電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記高電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記低電圧側検出部は、前記低電圧電源線と、前記低電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記低電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記ドライバ回路は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードと、所定の定電圧を出力する定電圧動作モードとを有し、
    前記ドライバ部と前記被試験デバイスとの間に設けられた送端抵抗を更に備え、
    前記出力制御部は、前記定電圧動作モードで動作する場合に、前記送端抵抗の抵抗値および前記コレクタ電流の電流値に基づいて、前記被試験デバイスに供給される負荷電圧を算出し、算出した前記負荷電圧が所定の定電圧となるように、前記ドライバ部に印加する前記印加電圧を制御し
    前記高電圧側トランジスタおよび前記低電圧側トランジスタのベース電流を検出するベース電流検出部を更に備え、
    前記出力制御部は、
    前記高電圧側トランジスタおよび前記低電圧側トランジスタのそれぞれについて、コレクタ電流とベースエミッタ間電圧との関係を示す静特性データを格納する静特性データ格納部と、
    前記静特性データおよび前記電源電流検出部が検出したコレクタ電流から、前記バッファにおけるそれぞれのトランジスタのエミッタ電圧を算出し、前記ベース電流検出部が検出したそれぞれの前記ベース電流および前記電源電流検出部が検出したそれぞれの前記コレクタ電流から、前記バッファにおけるそれぞれのトランジスタのエミッタ電流を算出し、前記エミッタ電流の電流値、前記エミッタ電圧の電圧値、および、前記送端抵抗の抵抗値に基づいて、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧を算出し、前記負荷電圧が所定の定電圧となるように、前記印加電圧を制御する制御回路と
    を有する試験装置。
  17. 前記ドライバ回路は、前記電源電流検出部が検出したそれぞれのコレクタ電流に応じた補償電流を、それぞれの前記コレクタ電流に加算または減算する電流補償回路を更に有する
    請求項13に記載の試験装置。
  18. 前記ドライバ部と前記被試験デバイスとの間に設けられた送端抵抗と、
    前記ドライバ部の特性に応じた特性を有し、前記ドライバ部への前記印加電圧に応じた電圧を出力することで、前記ドライバ部が出力する電圧を模擬した模擬電圧を出力するレプリカドライバ部と、
    前記レプリカドライバ部の出力端に設けられ、前記送端抵抗の特性に応じた特性を有し、前記送端抵抗の両端電圧を模擬するレプリカ送端抵抗と
    を更に備え、
    前記出力制御部は、前記定電圧動作モードで動作する場合に、前記レプリカ送端抵抗の一端における電圧を検出することで前記被試験デバイスへの負荷電圧を検出し、前記負荷電圧が所定の定電圧となるように、前記ドライバ部に印加する前記印加電圧を制御する
    請求項13に記載の試験装置。
  19. 前記ベース電流検出部は、前記バッファにおけるそれぞれのトランジスタに対して、
    前記トランジスタとエミッタ端子どうし、および、コレクタ端子どうしが電気的に接続されたダミートランジスタと、
    前記トランジスタのベース電圧に応じた電圧を、前記ダミートランジスタのベース端子に印加するボルテージフォロワ回路と、
    前記ボルテージフォロワ回路から、前記ダミートランジスタに供給されるダミー電流を、前記ベース電流として検出するダミー電流検出部と
    を有する請求項10または16のいずれかに記載の試験装置。
  20. 前記ドライバ回路は、前記ボルテージフォロワ回路の入力端子に、前記トランジスタのベース電圧に応じた電圧を印加するか、または、前記ダミートランジスタをオフ状態にする基準電圧を印加するかを切り替える切替部を更に有する
    請求項19に記載の試験装置。
  21. 被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に応じて前記被試験デバイスの良否を判定する試験装置であって、
    入力信号に応じた試験信号を前記被試験デバイスに供給するドライバ回路と、
    前記ドライバ回路から前記被試験デバイスに定電流または定電圧の前記試験信号を供給したときに、前記被試験デバイスに印加される負荷電圧または負荷電流に基づいて、前記被試験デバイスの良否を判定する判定部と
    を備え、
    前記ドライバ回路は、
    前記試験信号を出力するドライバ部と、
    前記ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、
    前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づいて、前記ドライバ部に印加する前記印加電圧を制御して、前記ドライバ部が出力する前記試験信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部と
    を備え、
    前記ドライバ部は、与えられる複数の印加電圧のうち、前記入力信号の論理値に対応する電圧を出力し、
    前記ドライバ部は、与えられる信号に応じて高電圧電源線から前記被試験デバイスに電流を供給し、与えられる信号に応じて前記被試験デバイスから低電圧電源線に電流を引き込むバッファを有し、
    前記電源電流検出部は、
    前記高電圧電源線から前記被試験デバイスに供給される高電圧側電流を検出する高電圧側検出部と、
    前記被試験デバイスから前記低電圧電源線に引き込まれる低電圧側電流を検出する低電圧側検出部と
    を有し、
    前記バッファは、
    コレクタ端子が前記高電圧電源線に電気的に接続され、エミッタ端子から前記試験信号を出力する高電圧側トランジスタと、
    エミッタ端子が前記高電圧側トランジスタのエミッタ端子に電気的に接続され、コレクタ端子が前記低電圧電源線に電気的に接続される低電圧側トランジスタと
    を有し、
    前記高電圧側検出部は、前記高電圧電源線と、前記高電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記高電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記低電圧側検出部は、前記低電圧電源線と、前記低電圧側トランジスタとの間に設けられ、前記低電圧側トランジスタのコレクタ電流を検出し、
    前記ドライバ回路は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードと、前記ドライバ部の出力をハイインピーダンスとするハイインピーダンス動作モードとを有し、
    前記出力制御部は、前記ハイインピーダンス動作モードで動作する場合に、前記高電圧側検出部が検出した電流、および、前記低電圧側検出部が検出した電流の差分が零となるように、前記印加電圧を制御する試験装置。
  22. 前記出力制御部は、前記パターン動作モードとは異なる動作モードで動作する場合に、前記ドライバ部に供給される前記入力信号の論理値を所定値に固定する
    請求項1、13、または、21のいずれかに記載の試験装置。
  23. 前記ドライバ部の温度を検出する温度検出部を更に備え、
    前記静特性データ格納部は、前記ドライバ部の複数の温度に対応して、複数種類の前記静特性データを格納し、
    前記制御回路は、前記温度検出部が検出した温度に対応する前記静特性データを前記静特性データ格納部から読み出し、当該静特性データに基づいて前記印加電圧を制御する
    請求項8または14のいずれかに記載の試験装置。
  24. 入力信号に応じた信号を出力するドライバ回路であって、
    前記試験信号を出力するドライバ部と、
    前記ドライバ部に供給される電源電流を検出する電源電流検出部と、
    前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づいて、前記ドライバ部が出力する信号の電圧または電流を所定値に制御する出力制御部と
    を備え
    前記ドライバ回路は、所定の論理パターンを有するパターン信号を出力するパターン動作モードと、所定の定電流を出力する定電流動作モードとを有し、
    前記出力制御部は、
    前記定電流動作モードで動作する場合に、前記電源電流検出部が検出した前記電源電流により求まる前記被試験デバイスへの負荷電流が所定の定電流となるように、前記ドライバ部に印加する印加電圧を制御し、
    前記パターン動作モードで動作する場合に、前記電源電流検出部が検出した前記電源電流に基づく前記印加電圧の制御を行わないドライバ回路。
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