JP5314337B2 - 片流れ屋根の棟構造 - Google Patents

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本発明は、片流れ屋根において、屋根頂部に棟包を取り付けるにあたっての棟構造に関するものである。
屋根瓦を葺き並べて形成される屋根において、屋根頂部の棟には棟包(棟瓦)が取り付けられる。図9乃至図12は棟の両側に屋根瓦6が葺かれる一般的な両流れの屋根において、棟に棟包4を取り付ける施工の構造の一例を示すものである。
すなわち、垂木の上に野地板を張り渡して取り付けることによって形成される屋根下地1の上に防水シート22を張り、図9のように屋根頂部の棟に沿った複数個所に受け金具23が立設してある。受け金具23は屋根下地1に釘材24で打ち付けることによって固定されるものである。次に屋根下地1に張った防水シート22の上に、図10のように屋根瓦6を葺き並べ、また受け金具23に人工木材などで形成される長尺角材状の棟包支持桟2を取り付ける。棟包支持桟2は受け金具23に掛け渡して釘材24を打入することによって固定されるものであり、屋根頂部の棟に沿って配置されるものである。図10において25はけらば瓦である。
次に図11のように、金属面戸5を棟包支持桟2の上に跨らせるように配置して取り付け、金属面戸5の両側端部を、棟の両側に葺設された屋根瓦6のうち最上段の屋根瓦6の上面に水密的に接合する。このようにして、棟の両側に葺設された最上段の屋根瓦6の間を金属面戸5で覆って防水性を確保する。この後、下面が開口し断面形状が左右対称形に形成される棟包4を、金属面戸5の上から棟包支持桟2に被せ、棟包4から釘材24を金属面戸5を通して棟包支持桟2に打入することによって、図12のように棟包4を取り付けることができるものである。図12において10は棟の端部に取り付けられる棟巴である。
上記のように、棟の両側に屋根瓦6が葺かれる一般的な両流れの屋根においては、棟包4として、棟の両側に跨るように左右対称形状に形成されたものが用いられる。
一方、図13は一方のみに傾斜する片流れ屋根における棟部の構造を示すものであり、1は垂木20と野地板21から形成される屋根下地、6は屋根下地1の上に葺かれた屋根瓦、26は棟側の壁材であり、片流れ屋根の頂部の棟に棟包4が取り付けてある(特許文献1参照)。
片流れ屋根ではこのように棟の片側のみに屋根瓦6が葺かれているので、棟包4は左右の一方の端部は屋根瓦6の上に重ねられるようにしてあるが、棟包4の他方の端部は片流れ屋根の棟側の端面に接して取り付けることができるように垂下した形状に形成してあり、棟包4と棟側の端面との間に隙間ができないようにして、この部分での防水性を確保するようにしてある。このために、片流れ屋根においては、図13のように左右非対称な断面形状に形成された棟包4が用いられる。
意匠登録第1096572号公報
上記のように、片流れ屋根において使用される棟包4は、棟の両側に屋根瓦6が葺かれる一般的な両流れの屋根に使用される棟包4とは異なる形状であることが必要である。例えば、両流れ屋根に使用される図12のような左右対称形状の棟包4を、図13のような片流れ屋根において用いると、棟包4と片流れ屋根の棟側の端面との間に隙間が生じ、この部分から屋根下地1へと雨水が浸入するおそれがあり、防水性を保つことができなくなるものである。
このため、建築頻度が低い片流れ屋根を施工する場合に、一般的な両流れの屋根に使用される棟包4をそのまま用いることはできず、片流れ屋根用に特別に作製した棟包4を用いることが必要であって、コスト高の原因となるものであった。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、一般的な両流れの屋根に使用される棟包をそのまま用いることができる片流れ屋根の棟構造を提供することを目的とするものである。
本発明に係る片流れ屋根の棟構造は、片流れ屋根の棟側端部において屋根下地1の上に棟包支持桟2を取り付け、棟包支持桟2に水切り材3を取り付けると共に棟包支持桟2の棟側の側面から片流れ屋根の棟側の端面にかけてを水切り材3で覆い、下面が開口し断面形状が対称形に形成される棟包4を水切り材3の上から棟包支持桟2に被せて取り付けて成ることを特徴とするものである。
このように棟包支持桟2の棟側の側面から片流れ屋根の棟側の端面にかけてを水切り材3で覆うことによって、片流れ屋根の屋根瓦6が存在しない棟側の端面での防水性を水切り材3で確保することができるものであり、片流れ屋根用に特別に作製した棟包4を用いる必要なく、一般的な両流れの屋根に使用される対称形状の棟包4をそのまま用いることができるものである。
また本発明は、棟包支持桟2から片流れ屋根に葺かれた屋根瓦6の上面の間を、シート状の面戸部材7で覆って成ることを特徴とするものである。
このようにシート状の面戸部材7で棟包支持桟2から屋根瓦6の上面の間を覆うことによって、棟包4と屋根瓦6との間の防水性を高く確保することができるものである。
また本発明は、片流れ屋根の棟側の端面に化粧破風8を設けて成ることが好ましく、この場合、片流れ屋根の棟を美麗に仕上げることができるものである。
また本発明は、片流れ屋根の端部において棟包支持桟2にエンドキャップ9を取り付け、棟包4と同様な断面形状に形成され且つ一方の端部が閉じられた形状の棟巴10をエンドキャップ9の上から棟包支持桟2に被せ、棟巴10の開口側の端部を棟包4の端部に接続すると共に棟巴10を棟包支持桟2に取り付けて成ることが好ましい
このように棟巴10を取り付けることによって、エンドキャップ9と棟巴10で棟包4の端部の開口を閉じて棟の端部での防水性を確保することができるものであり、また棟巴10として一般的な両流れの屋根に使用される対称形状のものをそのまま用いることができるものである。
本発明によれば、棟包支持桟2の棟側の側面から片流れ屋根の棟側の端面にかけてを水切り材3で覆うことによって、片流れ屋根の屋根瓦6が存在しない棟側の端面での防水性を水切り材3で確保することができ、片流れ屋根用に特別に作製した棟包4を用いる必要なく、一般的な両流れの屋根に使用される対称形状の棟包4をそのまま用いることができるものであり、コスト高となることなく片流れ屋根を施工することができるものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例を示すものであり、傾斜して配置される垂木20の上に野地板21を張り渡して取り付けることによって、屋根下地1が形成してある。屋根下地1は一方から他方へと片流れに傾斜するものであり、棟となる頂部において垂木20の先端面に破風板30が取り付けてある。31は壁材、32は柱である。
このように片流れに傾斜する屋根下地1の上に屋根瓦6や棟包4を葺設する施工を行なうことによって、片流れ屋根を造作することができるものであり、この施工は既述の図9〜図12のような一般的な両流れの屋根の施工に準じて行なうことができる。
すなわちまず、屋根下地1の野地板21の上面から破風板30の外面にかけて防水シート22を張る(既述の図9参照)。このように防水シート22を張った後、この防水シート22の上から屋根下地1上に棟包支持桟2を取り付け、また防水シート22の上から屋根下地1上に屋根瓦6を葺き並べる(既述の図10参照)。
棟包支持桟2は長尺角材状の人工木材などで形成されるものであり、屋根下地1の頂部の棟に沿って取り付けられるものである。屋根下地1への棟包支持桟2の取り付けは、図1の実施の形態では、棟包支持桟2を複数本積み上げて屋根下地1に釘材等で直接固定することによって行なうようにしているが、既述の図10のように受け金具23を用いて行なうようにしてもよい。葺き並べられる屋根瓦6のうち、最上段の屋根瓦6は棟側端部を棟包支持桟2に近接させて配置するものであり、各屋根瓦6は釘材24で屋根下地1に固定されるものである。また破風板30の外面に防水シート22の上から化粧破風8を取り付け、片流れ屋根の棟に化粧を施すようにしてある。
次に、棟包支持桟2に水切り材3を取り付ける。水切り材3は図2に示すように、鉛直な固定片34の下端に斜めに傾斜片35を延設すると共に傾斜片35の先端に水切り片36を垂下して延設することによって形成されるものであり、長尺金属板で形成されるものである。そして水切り材3を棟包支持桟2の棟側の側面(軒側と反対側の側面)に配置して、水切り材3の固定片34を棟包支持桟2のこの側面の上端部に当接させると共に、釘材24を固定片34から棟包支持桟2に打入することによって、図1(b)のように棟包支持桟2の棟側の側面に水切り材3を取り付けるようにしてあり、このとき水切り片36が図1(a)のように、片流れ屋根の棟側の端面を形成する化粧破風8の上部の外面に当接するようにしてある。図1の実施の形態では、破風板30の上に下地桟37を取り付け、水切り片36からこの下地桟37に釘材24を打入することによって、水切り片36も固定するようにしてあるが、水切り片36は特に固定する必要はない。このように水切り材3を取り付けることによって、棟包支持桟2の軒側の側面の上端から片流れ屋根の棟側の端面にかけてを、水切り材3で覆うことができるものである。
また棟包支持桟2の軒側の側面にはアルミニウムシートなど屈曲自在なシート材で形成される面戸部材7が取り付けてある。この面戸部材7の棟側の側端部を棟包支持桟2の軒側の側面に貼り付けてあり、面戸部材7の軒側の側端部を最上段の屋根瓦6の棟側端部の上面に重ねて貼り付けてある。面戸部材7の貼り付けは、図1(b)のように防水粘着テープ56や粘着剤などを用いて行なうことができる。このように面戸部材7を貼り付けることによって、棟包支持桟2の軒側の側面の上端から片流れ屋根に葺かれた屋根瓦6の上面の間にかけて面戸部材7で覆うことができるものである。
この後、片流れ屋根の上端部の棟に棟包4を取り付ける。この棟包4としては、棟の両側に屋根瓦6が葺かれる一般的な両流れの屋根に使用される、下面が開口し断面形状が対称形に形成されるもの、例えば既述の図12に示すような下向き開口の断面略C字形に形成されるものを用いるものである。そしてこの棟包4を水切り材3及び面戸部材7の上から棟包支持桟2の上に跨らせるように被せ、棟包4の幅方向中央部を棟包支持桟2の上端に載置して、棟包4から棟包支持桟2に釘材24を打入することによって、棟包4を棟包支持桟2に固定するものである。
このように断面対称形状に形成される棟包4を棟包支持桟2に跨らせて取り付けることによって、図1(a)に示すように、棟包4の軒側の側端部は最上段の屋根瓦6の棟側端部の上に被せられるが、棟包4の軒側と反対側の側端部は片流れ屋根の棟よりも外方へ飛び出すことになり、棟包4のこの飛び出す側端部の下面と片流れ屋根の棟側の端面との間に隙間が生じることになる。しかし上記のように棟包支持桟2の上端から片流れ屋根の棟側の端面にかけて水切り材3で覆うようにしてあるので、棟包4の飛び出した側端部と片流れ屋根の棟側端面の間の隙間から雨水が吹き込むなどしても、水切り材3で遮断して雨水が屋根下地1へと浸入することを防ぐことができ、防水性を確保することができるものである。このように棟包4が棟より外方に飛び出す部分での防水性を水切り材3で確保することによって、片流れ屋根においても、両流れの一般的な屋根に使用される対称形状の棟包4をそのまま用いることが可能になるものである。
また棟包支持桟2の軒側においては、棟包支持桟2と最上段の屋根瓦6との間を面戸部材7で覆ってあるので、棟包4の軒側の側端部と屋根瓦6の上面の間を通過して雨水が浸入しても、面戸部材7で雨水を遮断して、雨水が屋根下地1へと浸入することを防ぐことができ、この部分での防水性を確保することができるものである。
また、上記のように棟包4は、棟側の側端部は最上段の屋根瓦6の上に載置して支持されており、反対側の側端部は棟より外方に飛び出すが、図1(a)に示すように、この飛び出した部分の下面が水切り材3の傾斜片35の上面に載置されるようにしてあり、棟包4の飛び出す側の端部も水切り材3を利用して支持されるようにしてある。このように棟包4の左右の両側端部を支持することによって、ガタツキなく安定して棟包4を取り付けることができるものである。このとき、棟包4の両側中段部に、水切り材3の傾斜片35と同様に傾斜する傾斜段部39が形成してあり、水切り材3の上端を棟包支持桟2の上端に位置合せした高さで、水切り材3を棟包支持桟2に取り付けることによって、棟包支持桟2の上に取り付けた棟包4の傾斜段部39が水切り材3の傾斜片35の上に載置されるようにしてある。
図3は本発明の他の実施の形態を示すものである。図1の実施の形態では、最上段の屋根瓦6はその棟側端部が棟包支持桟2にちょうど近接する位置に取り付けられているが、図3の実施の形態では、最上段の屋根瓦6を切断して寸法調整することによって、この最上段の屋根瓦6の棟側端部が棟包支持桟2に近接する位置になるようにしてある。この場合には、屋根瓦6の棟側端部の下面に桟木41を差し込んで高さ調整する必要がある。また屋根瓦6の棟側端部の上面には防水堤40が突設してあるが、屋根瓦6を切断することによってこの防水堤40は除去されて存在しなくなるので、面戸部材7と屋根瓦6の間に防水シーラーやシーリング材などの防水材57を施して防水性を高めるようにする必要がある。
図4は本発明の参考の形態を示すものであり、上記の面戸部材7の代わりに金属面戸5を用いるようにしたものである。この金属面戸5は、一般的な両流れの屋根に使用される、下面が開口し断面形状が対称形に形成されるものを用いることができる。例えば既述の図11で使用したものを用いることができるものであり、図5に示すように、断面下向きコ字形の嵌合片42と、嵌合片42の両下端から斜め外下方へ延出される中段傾斜片43と、各中段傾斜片43の先端に延設されるL型端面の先端水切り片44とから形成されるものである。
そして既述のように水切り材3を棟包支持桟2に取り付けた後、図4(b)のように、水切り材3の上から嵌合片42を棟包支持桟2の上端部に嵌めこむことによって、棟包支持桟2に跨らせた状態で金属面戸5を取り付けるようにしてある。他の構成は図1の場合と同様である。
このものにあって、図4(a)のように、金属面戸5の軒側の側端部の先端水切り片44は最上段の屋根瓦6の上面に防水シーラー45を介して密着させるようにしてあり、棟包支持桟2と屋根瓦6の上面との間を金属面戸5の軒側の部分で覆って防水性を確保し、雨水が屋根下地1へと浸入することを防ぐようにしてある。また金属面戸5の軒と反対側の中段傾斜片43は、水切り材3の傾斜片35の上に載置されるようになっている。このため、棟包支持桟2に取り付けた棟包4の棟より飛び出す側端部の傾斜段部39は、中段傾斜片43を介して水切り材3の傾斜片35の上に載置され、棟包4の飛び出す側の端部が水切り材3と金属面戸5で支持されるようになっている。
図6の参考の形態は、図4の参考の形態において、図3の場合と同様に最上段の屋根瓦6を切断して寸法調整したものである。
上記の各実施の形態のように棟包4を取り付ける施工を行なった後、棟のけらば側の端部において棟包4に接続して棟巴10を取り付けることによって、棟のけらば側端部の水仕舞いが行なわれるものであり、棟巴10の取り付け施工について説明する。
この棟巴10を取り付けにはエンドキャップ9が用いられる。図7は本発明の片流れ屋根用に形成されたエンドキャップ9を示すものであり、図7(c)のように裁断された金属板を、図7(c)に鎖線で示す線で山折りに、破線で示す線で谷折りに折曲することによって、図7(a)(b)のような形状にエンドキャップ9を形成することができるものである。すなわちエンドキャップ9は、鉛直な固定片47と、固定片47の下端に斜めに延出される傾斜片48と、傾斜片48の先端に垂下して延出される水切り片49とから形成される側板50と、側板50の水切り片49の一方の側端縁に直角に屈曲されて設けられるエンド板51とからなるものであり、エンド板51の下端には下水平片52が内側へ折曲して設けてある。エンド板51の横幅寸法は傾斜片48の横幅寸法の2倍強に形成してあって、エンド板51の上端縁の水切り片49側の半分弱の範囲は傾斜片48と同じ角度で傾斜するように切り落としてあり、傾斜片48から延設して折曲した接合片53をこの箇所においてエンド板51にリベット等で固定し、エンドキャップ9の上記の形状が保たれるようにしてある。ここで、側板50の固定片47、傾斜片48、水切り片49の断面形状・寸法は、既述の水切り材3の固定片34、傾斜片35、水切り片36の断面形状・寸法とほぼ一致するように形成されているものである。
また棟巴10としては、既述の図12に示すような、一般的な両流れの屋根に使用される断面形状が対称形に形成されるものを用いることができる。すなわち、上記の棟包4と同様な断面形状に形成される本体部10aと、本体部10aの一方の端部の開口を閉じるけらば片10bとで形成されるものであり、けらば片10bは下部が本体部10aよりも下方へ突出した形状に形成してある。
そして、棟のけらば側の端部において、図8(a)のように、エンドキャップ9を棟包支持桟2に取り付ける。エンドキャップ9の取り付けは、側板50を棟包支持桟2の棟側に配置して、固定片47を棟包支持桟2の側面に当接させると共に、釘材24を固定片47から棟包支持桟2に打入することによって行なうものである。このときエンドキャップ9の水切り片49が化粧破風8の上部の外面に当接するようにしてあり、エンド板51で棟のけらば側端面が覆われるものである。また、エンドキャップ9の側板50の固定片47、傾斜片48、水切り片49は、棟包支持桟2に取り付けられた水切り材3の固定片34、傾斜片35、水切り片36の端部に重ねられている。このようにエンドキャップ9を棟包支持桟2に取り付けた後、棟巴10の本体部10aをエンドキャップ9の上から棟包支持桟2の上に跨らせるように被せて載置し、本体部10aから棟包支持桟2に釘材24を打入することによって、棟巴10を棟包支持桟2に固定するものであり、図8(b)のように棟巴10の取り付けを行なうことができるものである。このとき、棟巴10の本体部10aの両側部の中段部には傾斜段部54が形成してあり、図8(a)に示すように、軒と反対側へ棟より飛び出す側の傾斜段部54がエンドキャップ9の傾斜片48の上に載置されることによって、棟巴10の棟より飛び出す部分をエンドキャップ9で支持できるようにしてある。
本発明の実施の形態の一例を示すものであり、(a)は断面図、(b)は一部の拡大断面図である。 同上の水切り材の斜視図である。 本発明の他の実施の形態の一例を示す断面図である。 本発明の参考の形態の一例を示すものであり、(a)は断面図、(b)は一部の拡大断面図である。 同上の金属面戸の斜視図である。 本発明の参考の形態の一例を示す断面図である。 エンドキャップを示すものであり、(a)及び(b)は斜視図、(c)は展開した図である。 棟巴の取り付けを示すものであり、(a)(b)はそれぞれ正面図である。 両流れ屋根の施工の一例における一工程を示す斜視図である。 両流れ屋根の施工の一例における一工程を示す斜視図である。 両流れ屋根の施工の一例における一工程を示す斜視図である。 両流れ屋根の施工の一例における一工程を示す斜視図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1 屋根下地
2 棟包支持桟
3 水切り材
4 棟包
5 金属面戸
6 屋根瓦
7 面戸部材
8 化粧破風
9 エンドキャップ
10 棟巴

Claims (3)

  1. 片流れ屋根の棟側端部において屋根下地の上に棟包支持桟を取り付け、棟包支持桟に水切り材を取り付けると共に棟包支持桟の棟側の側面から片流れ屋根の棟側の端面にかけてを水切り材で覆い、棟包支持桟から片流れ屋根に葺かれた屋根瓦の上面の間を、シート状の面戸部材で覆い、下面が開口し断面形状が対称形に形成される棟包を水切り材の上から棟包支持桟に被せて取り付けて成ることを特徴とする片流れ屋根の棟構造。
  2. 片流れ屋根の棟側の端面に化粧破風を設けて成ることを特徴とする請求項1に記載の片流れ屋根の棟構造。
  3. 片流れ屋根の端部において棟包支持桟にエンドキャップを取り付け、棟包と同様な断面形状に形成され且つ一方の端部が閉じられた形状の棟巴をエンドキャップの上から棟包支持桟に被せ、棟巴の開口側の端部を棟包の端部に接続すると共に棟巴を棟包支持桟に取り付けて成ることを特徴とする請求項1又は2に記載の片流れ屋根の棟構造。
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