JP5312076B2 - 燃料電池システム - Google Patents

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Description

この発明は燃料電池システムに関する。更に具体的には、燃料及び酸化剤の供給を受けて発電する燃料電池を備える燃料電池システムに関するものである。
例えば、特許文献1に開示されているように、アルカリ型燃料電池の電解質として水酸化カリウム水溶液等、カリウムイオンやナトリウムイオンを含む水溶液を用いる場合、電解質が二酸化炭素によって変質し、電気抵抗が増大することが考えられる。従って、水酸化カリウム水溶液等を用いるアルカリ型燃料電池においては、電解質の変質を防止するため、燃料や酸素中に含まれる二酸化炭素を完全に除去してから供給するといった対策が必要とされていた。
これに対し、特許文献1では、アルカリ型燃料電池の電解質膜として、水酸化カリウム水溶液に替えて、セルロース又は綿100%の布からなる膜に水酸化物イオン水を含浸させたものを用いることが開示されている。特許文献1によれば、電解質中にカリウムイオンが存在する限り、電解質中に二酸化炭素が溶解して炭酸が生成され、更に、炭酸とカリウムイオンと反応して炭酸カリウムが生成されるといった一連の反応が進行する。しかし、電解質中にカリウムイオンが含まれなければ炭酸とカリウムイオンとの反応が起きないため、溶解平衡に達して二酸化炭素の電解質への溶解も止まり、電解質膜の劣化が防止されるとしている。
特開2006−236776号公報 特開2003−223919号公報 特開2003−197240号公報
しかし、カリウムイオンが含まれない電解質を用いたとしても、二酸化炭素が電解質中に溶解することを完全に止めることは困難であり、少なくとも溶解平衡に達するまでは二酸化炭素は電解質中に溶解すると考えられる。二酸化炭素が溶解すれば、結局、電解質中の水酸化物イオンは減少することとなり、電解質のイオン伝導率が低下、電気抵抗の増大を招くことが考えられる。従って、電解質膜をカリウムイオンが含まれないものとするだけでは不十分であり、二酸化炭素の溶解に対するより効果的な対策が望まれる。
例えば、二酸化炭素を除去するために吸着剤等を用いることが考えられる。しかし、吸着剤は、一般に定期的な交換や再活性化が必要であり、吸着剤の利用のみで連続的に二酸化炭素を除去することは困難である。
従って、この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、二酸化炭素により変質する電解質膜を回復させることができるように改良した燃料電池システムを提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、燃料電池システムであって、
電解質膜と、その両側に配置された一対の電極であるアノード極とカソード極とを備え、燃料と酸化剤との供給を受けて発電するアルカリ型の燃料電池と、
前記燃料電池の起動時に、前記電解質膜中の炭酸イオン及び/又は炭酸水素イオンを除去して、水酸化物イオンを増加させる処理を行うイオン制御手段と、
を備えることを特徴とする。
第2の発明は、第1の発明において、前記イオン制御手段は、前記アノード極と前記カソード極との間に電圧を印加して前記処理を行うことを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、前記イオン制御手段は、前記燃料電池によって発電された電力を充電可能な二次電池であることを特徴とする。
第4の発明は、第2又は第3の発明において、前記燃料電池の起動を検出する起動検出手段を、更に備え
前記イオン制御手段は、前記起動を検出した際に、前記処理を行うことを特徴とする。
第5の発明は、第2から第4のいずれかの発明において、
前記電解質膜のアルカリ濃度を予測するアルカリ濃度予測手段と、を更に備え、
前記イオン制御手段は、予測されたアルカリ濃度が、基準濃度よりも低い場合に、前記前記処理を行うことを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5のいずれかの発明において、
酸化剤が前記カソード極に供給される前に、前記酸化剤中の二酸化炭素を除去する二酸化炭素除去手段を、更に備えることを特徴とする。
第1の発明によれば、燃料電池の起動時に、電解質膜中の炭酸イオン及び/又は炭酸水素イオンを除去して、同時に電解質膜中の水酸化物イオンを増加させることができる。アルカリ電池内では、電解質膜中の水酸化物イオンと二酸化炭素とが反応して、炭酸水素イオンや炭酸イオンが発生し、水酸化物イオンが減少し起動時の出力が低下する場合がある。しかし、この反応は、主に燃料電池の停止中に起こり、燃料電池の運転を継続すれば、電解質膜中の水酸化物イオンの量は徐々に回復すると考える。従って、起動時に炭酸イオンや炭酸水素イオンを除去して水酸化物イオンを増加させることで、水酸化物イオンの量をある程度確保しておけば、起動当初からある程度高い出力を発し、この出力を維持することができる。
第2の発明によれば、燃料電池に電圧を印加する電圧印加手段を有している。このように燃料電池に電圧を印加することで、カソード極における水の分解反応を促進して水酸化物イオンを生成することができる。その結果、この水酸化物イオンは電解質膜中に移動することで電解質膜中の水酸化物イオンを増加させると共に、炭酸イオンや炭酸水素イオンを電解質膜内から排出することができ、これにより燃料電池の高い出力を確保することができる。
第3の発明によれば、電圧印加手段として、燃料電池によって発電された電力を充電可能な二次電池が用いられる。これにより、燃料電池により発電された余剰電力を蓄電し、この電力を電圧印加が必要な場合に利用することができる。従って、電力の効率的な利用を図ることができる。
第4の発明によれば、燃料電池の起動時に電圧の印加が行なわれる。上記したように、燃料電池の停止中には、電解質膜中の水酸化物イオンと二酸化炭素とが反応して、水酸化物イオンが減少すると共に炭酸水素イオンや炭酸イオンが発生するため、起動時の出力が低下すると考えられる。従って、起動時に、電圧を印加して電解質膜中の水酸化物イオンを増加させることで、起動当初から高い出力を確保し、これを維持することができる。
第5の発明によれば、電解質膜の予測アルカリ濃度が基準濃度よりも低くなった場合に、燃料電池に電圧を印加する。即ち、予測されたアルカリ濃度が低い場合に、電解質膜中の水酸化物イオンが減少しているものと判断され、電圧が印加される。これにより、必要な場合に電解質膜中の水酸化物イオンを増加させることができる。
第6の発明によれば、酸化剤がカソード極に供給される前に、酸化剤中の二酸化炭素を除去してから酸化剤を供給する。これにより、電解質膜の二酸化炭素溶解による水酸化物イオンの減少を抑えると共に、燃料電池の運転中の早い段階で電解質膜中の水酸化物イオンの量を回復してその状態に維持することができる。
この発明の実施の形態の燃料電池システムについて説明するための模式図である。 この発明の実施の形態において、大気中に静置された場合の、燃料電池のアニオン交換膜の変化を説明するための図である。 この発明の実施の形態において、大気中に静置された場合の、アニオン交換膜中のイオン量の変化について説明するための図である。 この発明の実施の形態において、燃料電池の発電性能の変化について説明するための図である。 この発明の実施の形態において、燃料電池の発電性能の変化について説明するための図である。 この発明の実施の形態において、燃料電池のアニオン交換膜中のイオン量について比較説明するための図である。 この発明の実施の形態において、燃料電池のアニオン交換膜中のイオン量について比較説明するための図である。 この発明の実施の形態において、燃料電池の通常運転時の反応と、強制的に電圧を印加した場合の反応を説明するための図である。 この発明の実施の形態において制御装置が実行する制御のルーチンについて説明するための図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。なお、各図において、同一または相当する部分には同一符号を付してその説明を簡略化ないし省略する。
実施の形態.
図1は、この発明の実施の形態の燃料電池システムとその周辺機器について説明するための模式図である。図1に示す燃料電池システムは、車両等の移動体に搭載されて用いられる。この燃料電池システムは、アニオンを伝導体とするアルカリ型の燃料電池2を有している。
燃料電池2はアニオン交換膜10(電解質膜)を有している。アニオン交換膜10の両側にはそれぞれ、アノード触媒層12とカソード触媒層14とが形成されている。アノード触媒層12表面には、その近傍のアルカリ濃度に応じた出力を発するpH測定器16(アルカリ濃度予測手段)が取り付けられている。アノード触媒層12とカソード触媒層14の両外側(即ち、アニオン交換膜10に接する面とは反対側)には拡散層18、20がそれぞれ配置され、アニオン交換膜10とアノード触媒層12とカソード触媒層14とは、両側の拡散層18、20により挟持されている。
尚、アニオン交換膜10は、アニオン交換基を有する固体高分子膜であり、カソード触媒層14で生成されるOH(水酸化物イオン)をアノード触媒層12側に移動させることができる媒体である。アニオン交換膜10には、多くのアニオン交換基が固定化されている。例えば、そのアニオン交換基は、4級アンモニウム基や4級ホスホニウム基であれば、例えば、以下(1)〜(3)の膜の製造方法に由来して固定化されている。
(1)ハロゲノアルキル基を有する陰イオン交換膜用原膜を、3級アミノ基を有する4級アンモニウム剤、または3級ホスフィン基を有する4級ホスホニウム化剤と反応させる方法。
(2)3級アミノ基または3級ホスフィン基を有する陰イオン交換膜用原膜を、ハロゲノアルキル基を有するアルキル化剤と反応させる方法。
(3)ハロゲノイオンを対イオンとする4級アンモニウム基または4級ホスホニウム基を有する重合性単量体を含む重合性組成物を重合させる方法。
このような製造方法による場合、そのアニオン交換基の対イオンは、通常、塩化物イオン、臭化物イオン等のハロゲノイオンとなる。ところが、これらハロゲノイオンがアニオン交換膜に含まれていると、燃料電池のアニオン交換膜として用いた場合には、そのハロゲノイオンにより触媒被毒が起こり得る。更に、水酸化物イオンの伝導の競合伝導種として燃料電池出力を低下させる原因となる場合もある。従って、これらハロゲノイオンは、アルカリ型燃料電池のイオン伝導種と同じOHに変換されていることが望ましく、アニオン交換膜10は、対イオンの変換処理を施して多量のOHが含まれた状態となっている。
アノード触媒層12側の拡散層18の外側には集電板22が配置され、集電板22の外側に、燃料をアノード触媒層12に供給するための燃料流路24が形成されている。カソード触媒層14側の拡散層20の外側には集電板26が配置され、集電板26の外側に、酸化剤としての空気(酸素)をカソード触媒層に供給するための空気流路28が形成されている。集電板22、26の端子には外部回路30が接続している。
空気流路28の空気導入口28aには空気供給路32が接続し、空気排出口28bには空気排出路34が接続している。空気供給路32の途中には、空気中のCO(二酸化炭素)を除去するための分離装置36(二酸化炭素除去手段)が配置されている。
一方、燃料流路24の燃料導入口24aと燃料排出口24bとには、燃料循環部40が接続している。燃料循環部40は、貯留部42と、貯留部42にそれぞれ接する流路44と流路46とを備えている。流路44は、貯留部42と燃料電池2の燃料導入口24aとに接続し、燃料流路24に燃料循環部40内を循環する燃料を流入させる。流路46は貯留部42と燃料排出口24bとを接続し、燃料流路24から排出される排燃料を貯留部42に導入する。
このシステムは、アノード触媒層12、カソード触媒層14間に電圧を印加する二次電池50(電圧印加手段)を有している。二次電池50は、燃料電池2において発電された余剰電力を充電することができる。
このシステムは制御装置52を有している。制御装置52は、例えば、pH測定器16の出力信号の入力を受けてアノード触媒12近傍のpHを検出するなど、各種センサに電気的に接続されて燃料電池2の運転状態に関する必要な情報を検出する。また、制御装置52は、例えば、二次電池50に電気的に接続され制御信号を出力することで二次電池50による電圧印加を制御する。
このシステムにおいて、空気供給路32には外部から空気が取り込まれ、取り込まれた空気が分離装置36を通過することで空気中のCOが除去され、CO濃度が10[ppm]以下、より好ましくは、1[ppm]以下程度となっている。COが除去された後、空気は空気流路28を介して、カソード極(14、20)側に酸化剤として供給される。
カソード触媒層14では空気と水と電子とによりOHが生成される。OHはアニオン交換膜10を通過してアノード触媒層12側に移動する。一方、アノード極(12、18)側には、燃料として例えばエタノール水溶液が、燃料循環部40及び燃料流路24を介して供給される。供給されたエタノール(COH)はアノード触媒層12により分解され、エタノール中の水素原子と、アニオン交換膜10を透過して移動したOHとが反応して水(HO)が生成される。このとき放出された電子は外部回路30を介して両極側の集電板22、26間を移動する過程で回路の負荷に対して仕事を行い、これによりエネルギーが取り出されることとなる。
ところで、この燃料電池2のアニオン交換膜10にはOHが多く含まれている。上記したように燃料電池2に供給される空気中のCOは分離装置36によってある程度除去されているが、アノード触媒層12側に燃料由来のCOが存在し、またカソード触媒層14側にも、ある程度のCOは浸入すると考えられる。ここで、アニオン交換膜10がCO存在下に長時間晒された場合に予測される挙動について説明する。
図2は、アニオン交換膜10を大気中に放置した場合のアニオン交換膜10の変化を説明するための図である。図2(A)は、燃料電池2の運転中の正常な状態のアニオン交換膜10を表している。このときアニオン交換膜10は、pHが14、イオン伝導率が30〜50[mS/cm]を示した。この状態におけるアニオン交換膜10中には多量のOHが含まれていると予測される。
この状態でアニオン交換膜10をCOが存在する環境下に静置すると、ある時点でのアニオン交換膜10のpHは10〜12程度、伝導率は12〜18[mS/cm]にまで大きく低下した。このとき、次第にアニオン交換膜10中のOHとCOとが下記化学式1の如く反応し、図2(B)のようにアニオン交換膜10中にCO 2−(炭酸イオン)が生成されていると考えられる。
Figure 0005312076
更に続けて、アニオン交換膜10をCOが存在する環境下に静置すると、pHは6〜8程度、伝導率は8〜12[mS/cm]未満と大きく低下した。このときCO 2−とOHとの反応は下記化学式2のように進行し、図2(C)のようにアニオン交換膜10中にHCO (炭酸水素イオン)が生成されていると考えられる。
Figure 0005312076
図3は、アニオン交換膜10を大気中に静置した場合の、アニオン交換膜10中の各イオン濃度の変化について説明するためのグラフである。図3において横軸は経過時間[分]を示し、縦軸はイオンの濃度[mmol/g]を表している。
大気中への静置前アニオン交換膜10中に多量に含まれていたOHは、大気中への静置直後から約15分程度の間大幅に減少し、45分経過後にはほぼゼロに近い程度にまで低下している。一方、15分程度の間にCO 2−は急激に増加する。これは上記化学式1の右向きの反応が進行しているためと予想される。その後、CO 2−の増加が停止し、減少を開始するが、次第にHCO が増加する。これは上記化学式2の右向きの反応が進行しているためと考えられる。
図2、3により説明したように、アニオン交換膜10がCOを含む空気内に静置されると、アニオン交換膜10中のOHは次第に減少していく。アニオン交換膜10中のOHはカソード触媒層14からのOHを伝導させるために必要であり、OHの減少によって、カソード触媒層14からアノード触媒層12へのOH伝導率も低下する。従って、アニオン交換膜10中のOHの減少は、燃料電池2の発電性能を低下させることとなるため、好ましいものではない。
ここで、発明者は、アニオン交換膜10のOHの減少による劣化は、燃料電池2の運転中ではなく、主に燃料電池2の停止中に進行することを発見した。これについて、以下に説明する。
図4、図5は、燃料電池2を一定時間停止した後、起動した場合の、燃料電池2の起動直後の発電性能と、起動後8時間経過した後の発電性能とを示したものである。また、図4は、燃料電池2の運転に際しCOを含む空気をカソードに供給し、一方、図5はCOを10[ppm]未満に除去した空気を供給した例を示している。図4、図5において、それぞれ横軸は電流密度[mA/cm2]を示し、左縦軸は電圧[V]、右縦軸は電力[mW/cm2]を示している。また、実線a、bはそれぞれ、起動直後における電流−電圧曲線、電流−電力曲線、破線c、dは、それぞれ、起動後8時間運転を継続した後の電流−電圧曲線、電流−電力曲線である。
図4及び図5のそれぞれにおいて、起動直後の性能を示す実線a、bと8時間継続運転後の性能を示す破線c、dとを比較すると、運転直後に比べて、長時間運転を継続した後の方が発電性能が向上していることがわかる。また、特に、COを除去した環境下である図5の場合、COを除去しない場合に比べて、8時間運転継続後に性能が顕著に回復していることがわかる。
図6及び図7は、アニオン交換膜10中のアニオンの量を示す図である。即ち、図6、図7は、燃料電池2を停止後一定時間経過し起動する直前(上段)と時間運転継続後(下段)とにおけるアニオン交換膜10中のOH、CO 2−、HCO の量[mmol/cm2]を表している。また、図6は通常の大気を供給した場合、図7はCOを除去した大気を供給した場合の例である。

図6及び図7より、燃料電池2の起動直後に比べて、起動後2時間継続運転した場合の方が、HCO の量が顕著に少なく、一方、CO 2−の濃度が増加していることがわかる。つまり、起動開始当初、HCO 2−が多量に存在し、CO 2−、OHが殆ど存在しない状態から、燃料電池2の運転が続くにつれて次第に、CO 2−あるいはOHが増加している。燃料電池2の運転継続中、上記化学式1、2における左向きの反応が進行し、アニオン交換膜10が徐々に回復していることが予測される。
特に、図7に示すCOを除去した場合の環境においては、HCO はゼロとなり、CO 2−が増加、更には、OHが増加している。即ち、上記化学式1、2における左向きの反応が早く進んでおり、COを除去しない場合に比べて、COを除去した空気を供給した場合におけるアニオン交換膜10の復帰は早いものと予測される。
以上より、アニオン交換膜10中のOHの減少及びCO 2−、HCO の増加は、燃料電池2の停止中に起こり、燃料電池2の運転中は、むしろOHを回復させるものと考える。また、COを除去した空気を供給した場合において比較的早くに回復すると考えられる。従って、燃料電池2の停止中に減少したアニオン交換膜10中のOHを回復させることができれば、その後は、燃料電池2は通常通りの運転を行なっても、COによるアニオン交換膜10の劣化は少ないものと考えられる。
ただし、燃料電池2の継続運転によっても、ある程度アニオン交換膜10は回復するものの、図4〜図7に示すように継続運転による回復には長時間を要する。従って、実際の燃料電池2を使用する場合に、単に燃料電池2を継続運転するだけでは、アニオン交換膜10の回復に長時間を要することになる。
そこで、この実施の形態においては、燃料電池2の起動時に二次電池50により電圧の印加を実行する。図8は、燃料電池2の起動時、電圧を印加する場合について説明するための図である。図8においては、説明の簡略化のためアニオン交換膜10のみを表している。
図8に示されるように、通常運転中、カソード触媒層14では空気と水と電子とによりOHが生成される。一方、アノード触媒層12では、燃料としてのエタノールが分解され、エタノール中のHとアニオン交換膜10を透過して移動したOHとが反応して水が生成される。
一方、二次電池50により電圧印加を行なった場合、カソード触媒層14では、下記化学式3に示されるように、水が電気分解されてOHが生成される。
Figure 0005312076
生成されたOHはアニオン交換膜10中に浸入してアノード触媒層12に移動し、アノード触媒層12において、下記化学式4に示されるように、OHから水が生成される。
Figure 0005312076
このように強制的な電圧の印加による電気分解によってOHを多量に生成し、これをアニオン交換膜10中に浸入させることができる。これによりアニオン交換膜10中のOHが増加する。尚、アニオン交換膜10におけるOHの増加とアノード触媒層12側への移動に伴い、アニオン交換膜10中のCO 2−やHCO は、次第にアノード触媒層12側にCOとして排出され徐々に減少していくものと考えられる。
この実施の形態において印加する電圧は、1.6〜5.0[V]、より好ましくは1.6-3.0[V]が好適に採用される。この範囲であれば、比較的早い段階でアニオン交換膜10の回復を図ることができると考える。また、この範囲であれば電圧印加による負荷が比較的小さく、発熱等による燃料電池の劣化を抑えることができる。
この実施の形態では、アニオン交換膜10近傍のアノード触媒層12に設置したpH測定器16により検出されるpHの値が、アニオン交換膜10中のpHに近似するものと考える。従って、pH測定器16により検出されるpHの値が、通常時のpH近傍の基準値まで回復した場合にアニオン交換膜10中のOHが十分に回復したものと判断し、電圧印加を停止する。なお、このような判断に用いられる基準値は、要求される発電性能や燃料電池2の構成や種類等に応じて予め設定され、制御装置52に記憶されている。
図9は、この発明の実施の形態において制御装置が実行する具体的な制御のルーチンを示す。図9のルーチンは燃料電池2の起動時に毎回実行されるルーチンである。図9のルーチンにおいて、燃料電池2の起動指令が出されたか否かが判別される(S2)。起動指令が確認されない場合には、今回の処理は終了する。一方、燃料電池2の起動であることが認められると、次に、pHが検出される(S4)。pHはアノード触媒層12表面に設置されたpH測定器16の出力に基づいて制御装置52において検出される。
次に、検出されたpHが基準値より小さいか否かが判別される(S6)。ここで基準値は、アニオン交換膜10のOH量が正常範囲内であるか否かを判断するための値として、予め制御装置52に記憶されている。前記基準値としては、pH9以上、より好ましくはpH12以上が好適に採用される。
ステップS6において、pH<基準値の成立が認められない場合には、アニオン交換膜10のアルカリ濃度が十分に高い、即ち、OHが十分に存在する状態であると判断される。従って、今回の処理は終了する。
一方、ステップS6においてpH<基準値の成立が認められた場合、アニオン交換膜10中のアルカリ濃度が低下している状態、即ち、OHが減少した状態であると判断される。従って、この場合には、次に電圧の印加が開始される(S8)。ここで電力は二次電池50により供給される。制御装置52は二次電池50に所定の制御信号を発することで電圧印加をONとする。
次に、再びpHが検出され(S10)、検出されたpHが基準値以上となったか否かが判別される(S12)。ステップS12において、pH≧基準値の成立が認められない場合、処理は再びステップS10に戻される。ステップS10のpH検出とステップS12の判別は、検出されたpH≧基準値の成立が認められるまでの間、一定間隔で繰り返し行なわれる。
ステップS12において、pH≧基準値の成立が認められた場合、アニオン交換膜10のアルカリ濃度が上昇した状態、即ちOHが十分に増加した状態となっていると判断される。この場合、電圧印加が停止される(S14)。即ち、制御装置52は二次電池50に所定の制御信号を発することで電圧印加をOFFとする。その後、今回の起動処理が終了する。
以上説明したように、この実施の形態によれば、燃料電池2の起動時にアニオン交換膜10中のOHが減少していると予想される場合に、電圧を印加することで早急にアニオン交換膜10中のOHを増加させることができる。これにより、アニオン交換膜10のイオン伝導率を直ちに回復させることができ、起動後早い段階で高い出力を得ることができる。更に、燃料電池2の運転中は空気中のCOを除去して供給する。これにより、継続的な運転によってもアニオン交換膜10の更なる回復を図ることができる。
なお、この実施の形態においては、燃料電池2に電圧を印加することで、アニオン交換膜10中のCO 2−やHCO を除去してOHを回復させる場合について説明した。しかし、この発明は、特に燃料電池2の停止中にCOがアニオン交換膜10中に溶解してOHが減少することでアニオン交換膜10の電気抵抗が増大するなど劣化が進行することを見出したものであり、CO 2−やHCO を除去してOHを増加することができるものであれば、その手段は電圧を印加するものに限るものではない。
また、この発明においては、燃料電池2に電圧を印加する手段として二次電池50を用いる場合について説明した。これにより燃料電池2で発電された余剰電力を充電することができ、電力の有効利用を図ることができる。しかし、この発明はこれに限るものではなく、他の電池や電源から電圧を印加するものであってもよい。また、例えば、ハイブリッドシステムの車両に用いる場合にはハイブリッド用の二次電池を用いるなど、他の電池を一時的に使用するものであってもよい。
また、この発明においては、COを除去した空気を供給することで燃料電池2の運転中はアニオン交換膜10が回復されると予測されることから、起動時のみに電圧を印加するものとしている。しかし、この発明はこのように起動時にのみ電圧を印加するものに限られず、例えば、燃料電池2の運転中にも、常にあるいは定期的にpHをモニターし、pHが低下した場合に電圧を印加する制御を行なうようにすることもできる。このように燃料電池2の運転中の電圧印加も、例えば、COを除去した空気を用いない場合や燃料由来のCOが多く発生する場合等、燃料電池2の運転中にCOのアニオン交換膜10への溶解が大きいと予想される場合には有効である。
また、この実施の形態では、アノード触媒層12に設置されたpH測定器16によりpHを検出することでアニオン交換膜10のアルカリ濃度、即ちOHの量を予測する場合について説明した。しかし、この発明はこれに限るものではなく、他の濃度計によりアニオン交換膜10のアルカリ濃度を予測し、あるいはアニオン交換膜10のアルカリ濃度を直接測定するものであってもよい。
また、この実施の形態では、pHが基準値以下の場合に電圧を印加し、所定の基準値に達するまでの間電圧印加する制御を行なう場合について説明した。しかし、この発明はこのようにpHに応じて電圧印加を開始、あるいは停止するものに限るものではなく、例えば、起動時に必ず電圧印加するものや、電圧印加を所定時間実行した後でpHに関わらず終了するものであってもよい。
また、この実施の形態では、カソード触媒層14に供給する空気のCO濃度を10[ppm]以下(より好ましくは1[ppm]以下程度)とすることについて説明した。これにより、燃料電池2の運転中にもアニオン交換膜10中のOHを効果的に増加させることができる。しかしながら、この発明はこのCO濃度に限定されるものではない。また、この発明は、COを除去する手段を有さず、単に電圧を印加することでアニオン交換膜10の回復を図るものであってもよい。
また、説明の簡略化のため燃料電池2が、アニオン交換膜10とアノード極(12、18)とカソード極(14、20)を含む1の単電池を有する場合を図示して説明した。しかし、この発明はこれに限るものではなく、複数の単電池がセパレータを介して積層された構造を有するものであってもよい。この場合にも同様に、積層された単電池全体に電圧を印加することで、各単電池のアニオン交換膜10中のOH−を増加させることができる。
また、実施の形態においては、1.6〜5.0[V](好ましくは、1.6〜3.0[V])程度の電圧を印加する場合について説明したが、この電圧は1の単電池に対する適当な範囲を説明したものである。従って、複数の単電池を積層する場合には、その単電池の積層数に応じて、電圧を印加すればよい。ただし、この発明において印加する電圧は1の単電池につき1.6〜5.0[V]の範囲に限定されるものではなく、単電池の構成等を考慮して電圧印加による負荷が大きくならない範囲で設定すればよい。
また、単電池を複数積層する場合、各アノード触媒層12のpHを検出するものであってもよく、1あるいはいくつかのアノード触媒層12のpHを検出することで、電圧の印加を行なうものであってもよい。複数の触媒層12のpHを検出するような場合には、検出されたpHの最低値に基づいて判断するものであっても良いし、平均値等に基づいて判断するものであってもよい。
また、実施の形態において各要素の個数、数量、量、範囲等の数に言及した場合、特に明示した場合や原理的に明らかにその数に特定される場合を除いて、その言及した数に限定されるものではない。また、実施の形態において説明する構造や、方法におけるステップ等は、特に明示した場合や明らかに原理的にそれに特定される場合を除いて、この発明に必ずしも必須のものではない。
なお、この実施の形態においてステップS2が実行されることにより、この発明の「起動検出手段」が実現し、ステップS4が実行されることにより「アルカリ濃度予測手段」が実現し、ステップS6が実行されることにより「判別手段」が実現し、ステップS8が実行されることにより「電圧印加制御手段」が実現し、ステップS8からS14が実行されることにより「イオン制御手段」が実現する。
2 燃料電池
10 アニオン交換膜
12 アノード触媒層
14 カソード触媒層
16 pH測定器
30 外部回路
32 空気供給路
34 空気排出路
36 分離装置
40 燃料循環部
42 貯留部
44、46 流路
50 二次電池
52 制御装置

Claims (6)

  1. 電解質膜と、その両側に配置された一対の電極であるアノード極とカソード極とを備え、燃料と酸化剤との供給を受けて発電するアルカリ型の燃料電池と、
    前記燃料電池の起動時に、前記電解質膜中の炭酸イオン及び/又は炭酸水素イオンを除去して、水酸化物イオンを増加させる処理を行うイオン制御手段と、
    を備えることを特徴とする燃料電池システム。
  2. 前記イオン制御手段は、前記アノード極と前記カソード極との間に電圧を印加して前記処理を行うことを特徴とする請求項1に記載の燃料電池システム。
  3. 前記イオン制御手段は、前記燃料電池によって発電された電力を充電可能な二次電池であることを特徴とする請求項2に記載の燃料電池システム。
  4. 前記燃料電池の起動を検出する起動検出手段を、更に備え
    前記イオン制御手段は、前記起動を検出した際に、前記処理を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載の燃料電池システム。
  5. 前記電解質膜のアルカリ濃度を予測するアルカリ濃度予測手段と、
    予測されたアルカリ濃度が、基準濃度より低いか否かを判別する判別手段と、を更に備え、
    前記イオン制御手段は、予測されたアルカリ濃度が、基準濃度よりも低い場合に、前記処理を行うことを特徴とする請求項2から4のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
  6. 酸化剤が前記カソード極に供給される前に、前記酸化剤中の二酸化炭素を除去する二酸化炭素除去手段を、更に備えることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載の燃料電池システム。
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