JP5311876B2 - 座席制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両内部に設けられた座席の背もたれの角度および/または当該座席の水平方向の位置を制御する座席制御装置に関する。
自動車等の車両に設けられた座席の多くは、座席の背もたれを前後に傾動させたり、当該座席を水平方向に移動させたりするための座席制御装置を座席毎に有している。
このため、例えば、互いに前後関係にある前部座席と後部座席において、後部座席に対して人の乗り降りや荷物の出し入れを行う場合は、前述の座席制御装置により、前部座席の背もたれを前方に傾動させたり、当該座席を前方に水平移動させたりすることにより、後部座席における人の乗り降りや荷物の出し入れを容易に行うことができる。
また、前部座席に対して人の乗り降りや荷物の出し入れを行う場合も上述と同様に、座席制御装置により、前部座席の背もたれを後方に傾動させたり、当該座席を後方に水平移動させたりすることにより、前部座席における人の乗り降りや荷物の出し入れを容易に行うことができる。
特許文献1には、助手席に人が乗車しているか否かを検出し、助手席に人が乗車している状態で、当該助手席を前方に移動させるための操作が行われた場合は、前端位置よりも後方の所定位置で助手席を停止させ、助手席に人が乗車していない状態で、当該助手席を前方に移動させるための操作が行われた場合は、前端位置で助手席を停止させるように構成された2ドア車の助手席の移動装置が記載されている。
特許文献2には、後席に搭乗者がいることを検出し、助手席側のドアが開放していることを検出し、助手席に搭乗者がいないことを検出した場合に、助手席の背もたれ部を前方に傾斜させると共に、助手席を前方の所定位置まで移動させるように構成された車両用シート調整装置が記載されている。
特許文献3には、後部座席に乗員がいることを検出し、助手席に乗員がいないことを検出した場合に、助手席が自動的に前方に移動および/またはヘッドレストが自動的に前方に傾動するように構成された助手席装置が記載されている。
特許文献4には、運転席の後部座席に着座した人が操作可能な位置に、当該運転席の動きを停止させるスイッチ装置を備えた制御装置が記載されている。
実用新案登録第2542578号公報 特公平6−28998号公報 実開平4−72032号公報 実開昭61−115735号公報
例えば、後部扉のない2ドア式の自動車において、後部座席の搭乗者が前部座席の横にある扉から降りる場合、前部座席の背もたれを前方に傾動させることにより降車がしやすくなるが、降車した後も前部座席の背もたれが前傾状態のままだと使い勝手が悪い。また、大きな荷物等を前部座席から降ろすような場合、前部座席の背もたれを後方に傾動させることにより荷物等を降ろしやすくなるが、この場合も前部座席の背もたれが後傾状態のままだと使い勝手が悪い。そこで、傾動した背もたれを元に戻すために、座席制御装置の操作が必要となるが、これは搭乗者にとって煩雑である。前部座席を前方または後方へ移動させた場合も、同様の問題がある。
本発明は、上述した問題点に鑑み、搭乗者による操作を必要とせずに、座席の背もたれの角度や座席の位置を復帰させることができる座席制御装置を提供することを目的としている。
第1発明に係る座席制御装置は、第1の座席を傾動させるための操作を行う入力部と、入力部の出力に基づいて、第1の座席を前方または後方に傾動させる駆動制御部とを備えており、第1の座席に対して乗降するための扉の開閉状態を検出する開閉検出部と、第1の座席の背もたれの角度を検出する角度検出部と、第1の座席の後ろに位置する第2の座席における着座の有無を検出する着座検出部とが設けられる。
そして、開閉検出部により扉が開かれた状態であることが検出された後に扉が閉じられた状態であることが検出され、角度検出部により検出された角度が所定の前方許容角度または後方許容角度を超えておりかつ、着座検出部によ第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、駆動制御部を駆動させて、第1の座席の背もたれを元の姿勢に復帰させる。
このようにすることで、第1の座席の背もたれの角度が所定角度を超えており、かつ、第2の座席に着座が無い場合は、搭乗者による操作を必要とせずに、駆動制御部により自動的に背もたれを元の姿勢に復帰させることができる。
また、後部座席の搭乗者が降車して扉が閉じられたことが確認された時点で、自動的に背もたれを元の姿勢に復帰させることができる。
第1発明の他の形態として、扉の施錠の有無を検出する施錠検出部を設け、開閉検出部により扉が開かれた状態であることが検出された後に施錠検出部により扉の施錠が検出され、角度検出部により検出された角度が所定の前方許容角度または後方許容角度を超えており、かつ、着座検出部による第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、駆動制御部を駆動させて、第1の座席の背もたれを元の姿勢に復帰させてもよい。
このようにすることで、後部座席の搭乗者が降車して扉が施錠されたことが確認された時点で、自動的に背もたれを元の姿勢に復帰させることができる。
第1発明の他の形態として着座検出部が着座無を検出したときから計時を開始する計時部を設け、開閉検出部により扉が開かれた状態であることが検出された後に計時部により計時された時間が所定時間を超え、角度検出部により検出された角度が所定の前方許容角度または後方許容角度を超えており、かつ、着座検出部による第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、駆動制御部を駆動させて、第1の座席の背もたれを元の姿勢に復帰させてもよい。
このようにすることで、後部座席の搭乗者が席を立ってから降車するまでに必要な時間が経過した時点で、自動的に背もたれを元の姿勢に復帰させることができる。
第1発明の他の形態として、開閉検出部により扉が開かれた状態であることが検出された時の、前記第1の座席の背もたれの角度を記憶する記憶部を設け、第1の座席の背もたれを元の姿勢に復帰させる際に、第1の座席の背もたれの角度が記憶部に記憶された角度となるように、当該背もたれを復帰させてもよい。
このようにすることで、背もたれを元の姿勢に復帰させた場合、背もたれの角度を、扉が開かれた時の角度と同じ角度にすることができる。
第2発明に係る座席制御装置は、第1の座席を移動させるための操作を行う入力部と、入力部の出力に基づいて、第1の座席を前方または後方に移動させる駆動制御部とを備えており、第1の座席に対して乗降するための扉の開閉状態を検出する開閉検出部と、第1の座席の水平方向の位置を検出する位置検出部と、第1の座席の後ろに位置する第2の座席における着座の有無を検出する着座検出部とが設けられる。
そして、開閉検出部により扉が開かれた状態であることが検出された後に扉が閉じられた状態であることが検出され、位置検出部により検出された位置が所定の前方許容位置または後方許容位置を超えておりかつ、着座検出部によ第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、駆動制御部を駆動させて、第1の座席を元の位置に復帰させ
このようにすることで、第1の座席が所定位置を超えた位置にあり、かつ、第2の座席に着座が無い場合は、搭乗者による操作を必要とせずに、駆動制御部により自動的に第1の座席を元の位置に復帰させることができる。
また、後部座席の搭乗者が降車して扉が閉じられたことが確認された時点で、自動的に第1の座席を元の位置に復帰させることができる。
第2発明の他の形態として、扉の施錠の有無を検出する施錠検出部を設け、開閉検出部により扉が開かれた状態であることが検出された後に施錠検出部により扉の施錠が検出され、位置検出部により検出された位置が所定の前方許容位置または後方許容位置を超えており、かつ、着座検出部による第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、駆動制御部を駆動させて、第1の座席を元の位置に復帰させてもよい。
このようにすることで、後部座席の搭乗者が降車して扉が施錠されたことが確認された時点で、自動的に第1の座席を元の位置に復帰させることができる。
第2発明の他の形態として着座検出部が着座無を検出したときから計時を開始する計時部を設け、開閉検出部により扉が開かれた状態であることが検出された後に計時部により計時された時間が所定時間を超え、位置検出部により検出された位置が所定の前方許容位置または後方許容位置を超えており、かつ、着座検出部による第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、駆動制御部を駆動させて、第1の座席を元の位置に復帰させてもよい。
このようにすることで、後部座席の搭乗者が席を立ってから降車するまでに必要な時間が経過した時点で、自動的に第1の座席を元の位置に復帰させることができる。
第2発明の他の形態として、開閉検出部により扉が開かれた状態であることが検出された時の、第1の座席の水平方向の位置を記憶する記憶部を設け、第1の座席を元の位置に復帰させる際に、第1の座席を記憶部に記憶された位置に復帰させてもよい。
このようにすることで、第1の座席を元の位置に復帰させた場合、第1の座席の位置を、扉が開かれた時と同じ位置にすることができる。
本発明によれば、搭乗者による操作を必要とせずに、傾動した背もたれを自動的に元の姿勢に復帰させたり、移動した座席を自動的に元の位置に復帰させたりすることが可能となり、利便性を向上させることができる。
以下、本発明の実施形態につき、図面を参照しながら説明する。
尚、後述する図1〜図9において、同一部分または対応する部分には、同一符号を付してある。
図1は、本発明に係る座席制御装置を適用する車両200を示した図である。
図中において、21a,21bは、1列目に設けられた座席であり、21cは、座席21aの後ろに設けられた2列目の座席、21dは、座席21bの後ろに設けられた2列目の座席である。
22aは、座席21aに着座している搭乗者、22bは座席21bに着座している搭乗者であり、22cは、座席21cに着座している搭乗者、22dは座席21dに着座している搭乗者である。
23aは、座席21aおよび/または座席21c対して乗降するための扉であり、23bは、座席21bおよび/または座席21dに対して乗降するための扉である。
詳しくは、扉23aからは、主に、搭乗者22aおよび搭乗者22cが乗降し、扉23bからは、主に、搭乗者22bおよび搭乗者22dが乗降する。尚、扉23aから座席21dに対して乗降してもよく、同様に、扉23bから座席21cに対して乗降してもよい。
座席21a,21bは、例えば、図2に示すように、車両200の室内において、背もたれの傾動が可能な状態で設けられており、座席21c,21dは、同図中に示すように、背もたれが固定された状態で設けられている。尚、本発明における「傾動」とは、背もたれが、下部の支点を中心として、前方または後方に傾くように動くことを意味する。
図2中において、21mは、座席21aの背もたれ、21nは、座席21bの背もたれであり、V1は、背もたれ21m,21nの前方への傾動方向、W1は、背もたれ21m,21nの後方への傾動方向である。
c1は、車両200(図1)の室内における座席21aの背もたれ21mおよび座席21bの背もたれ21nの好適な位置であって、背もたれ21m,21nは通常この位置にある。すなわち、c1は背もたれ21m,21nの基準位置である。
θ1は、V1方向における背もたれ21m,21nの傾動許容角度(以下、「前方許容角度」と記載)であり、θ2は、W1方向における背もたれ21m,21nの傾動許容角度(以下、「後方許容角度」と記載)である。詳しくは、θ1は、位置c1から位置f1までの角度を示しており、θ2は、位置c1から位置b2までの角度を示している。尚、ここでいう許容角度とは、搭乗者22a,22bが座席21a,21bに対して無理なく着座することができる最大角度を意味する。
θ11は、V1方向における背もたれ21m,21nの傾動限界角度(以下、「前方限界角度」と記載)であり、θ12は、W1方向における背もたれ21m,21nの傾動限界角度(以下、「後方限界角度」と記載)である。詳しくは、θ11は、位置c1から位置f11までの角度を示しており、θ12は、位置c1から位置b12までの角度を示している。尚、ここでいう限界角度とは、背もたれ21m,21nが機構上それ以上傾動できなくなる角度を意味する。
M1は、位置f11から位置b12までの範囲(以下、「傾動範囲」と記載)を表しており、背もたれ21m,21nは、この傾動範囲M1内(すなわちθ11+θ12の範囲内)において傾動可能となっている。背もたれ21m,21nが位置c1から前方(V1方向)へ傾動する場合は、傾動角度は0〜θ11の範囲にあり、背もたれ21m,21nが位置c1から後方(W1方向)へ傾動する場合は、傾動角度は0〜θ12の範囲にある。
また、座席21a,21bは、例えば、図3に示すように、車両200の室内において、水平移動が可能な状態で設けられており、座席21c,21dは、同図中に示すように、車両200の室内に固定された状態で設けられている。
図3中において、V2は、上述した水平移動の内、座席21a,21bの前進方向であり、W2は、上述した水平移動の内、座席21a,21bの後退方向である。
F3は、V2方向における座席21a,21bの前進許容位置(以下、「前方許容位置」と記載)であり、B4は、W2方向における座席21a,21bの後退許容位置(以下、「後方許容位置」と記載)である。尚、ここでいう許容位置とは、搭乗者22a,22bが座席21a,21bに対して無理なく着座することができる最大位置を意味する。
F13は、V2方向における座席21a,21bの前進限界位置(以下、「前端位置」と記載)であり、B14は、W2方向における座席21a,21bの後退限界位置(以下、「後端位置」と記載)である。尚、ここでいう限界位置とは、座席21a,21bが機構上それ以上移動できなくなる位置を意味する。
M2は、前端位置F13から後端位置B14までの範囲(以下、「移動範囲」と記載)を表しており、座席21a,21bは、この移動範囲M2内において移動可能となっている。尚、C3は、移動範囲M2における中心位置であり、中心位置C3は、車両200の室内における座席21a,21bの好適な位置である。座席21a,21bは、通常このC3の位置にある。すなわち、C3は座席21a,21bの基準位置である。
ここで、後述する実施形態において、前部座席を座席21aとした場合の後部座席は座席21cであり、前部座席を座席21bとした場合の後部座席は座席21dである。よって、座席21a,21bは、本発明における第1の座席の一実施形態を構成しており、座席21c,21dは、本発明における第2の座席の一実施形態を構成している。
扉23a,23bは、本発明における第1の座席に対して乗降する扉の一実施形態を構成しており、背もたれ21m,21nは、本発明における第1の座席の背もたれの一実施形態を構成している。
図4は、本発明に係る座席制御装置の一実施形態を示したブロック図である。
図中において、100は、座席21a,21bをそれぞれ制御する座席制御装置であり、当該座席制御装置100は、制御部11、入力部12a,12b、開閉検出部13a,13b、施錠検出部14a,14b、角度検出部15a,15b、位置検出部16a,16b、駆動制御部17a,17b、着座検出部18c,18d、記憶部19、計時部20を有している。
制御部11は、CPU(Central Processing Unit)等から成り、座席制御装置100の各部を統括して制御する。
入力部12a,12b(以下では、これらをまとめて符号12で示す)は、例えば、図5に示すような形状のスイッチ等から成り、扉23a,23bの内側にそれぞれ設けられている。
図5中において、O〜Tは、制御別に設定された入力部12の操作方向であり、座席の背もたれをV1方向(図2)に傾動させる場合は、S方向へ捻転し、W1方向(図2)に傾動させる場合は、T方向へ捻転する。
また、座席をV2方向(図3)に前進させる場合は、O方向へ押圧し、座席をW2方向(図3)に後退させる場合は、P方向へ押圧する。更に、座席を上方に垂直移動させる場合は、Q方向へ押圧し、座席を下方に垂直移動させる場合は、R方向へ押圧する。尚、上述した押圧方向Q,Rについては本発明に関係がないため、以下において説明を省略する。
入力部12aでは、座席21aを制御(例えば、背もたれの傾動や座席の水平移動)するための操作が行われ、入力部12bでは、座席21bを制御するための操作が行われる。よって、入力部12a,12bは、本発明における入力部の一実施形態を構成している。
開閉検出部13a,13bは、開閉センサ(図示省略)等から成る。開閉検出部13aは、扉23aが閉じられた状態であるか否かを検出し、開閉検出部13bは、扉23bが閉じられた状態であるか否かを検出する。よって、開閉検出部13a,13bは、本発明における開閉検出部の一実施形態を構成している。
施錠検出部14a,14bは、スイッチ等から成る。施錠検出部14aは、扉23aが施錠された状態であるか否かを検出し、施錠検出部14bは、扉23bが施錠された状態であるか否かを検出する。よって、施錠検出部14a,14bは、本発明における施錠検出部の一実施形態を構成している。
角度検出部13a,13bは、角度センサ(図示省略)等から成る。角度検出部13aは、背もたれ21mがV1またはW1方向に傾動する場合に、傾動範囲M1(図2)内における当該背もたれの角度(c1からの角度)を逐次検出し、角度検出部13bは、背もたれ21nがV1またはW1方向に傾動する場合に、傾動範囲M1内における当該背もたれの角度(c1からの角度)を逐次検出する。よって、角度検出部15a,15bは、本発明における角度検出部の一実施形態を構成している。
位置検出部16a,16bは、位置センサ(図示省略)等から成る。位置検出部16aは、座席21aがV2またはW2方向に移動する場合に、移動範囲M2(図3)内における当該座席の位置(C3からの距離)を逐次検出し、位置検出部16bは、座席21bがV2またはW2方向に移動する場合に、移動範囲M2内における当該座席の位置(C3からの距離)を逐次検出する。よって、位置検出部16a,16bは、本発明における位置検出部の一実施形態を構成している。
駆動制御部17a,17bは、電動モータ(図示省略)等から成る。駆動制御部17aは、入力部12aの出力に基づいて、背もたれ21mをV1またはW1方向に傾動させたり、座席21aをV2またはW2方向に前進または後退させたりする。同様に、駆動制御部17bは、入力部12bの出力に基づいて、背もたれ21nをV1またはW1方向に傾動させたり、座席21bをV2またはW2方向に前進または後退させたりする。よって、駆動制御部17a,17bは、本発明における駆動制御部の一実施形態を構成している。
着座検出部18c,18dは、圧力センサ(図示省略)等から成る。圧力センサに代えて、光センサや撮像装置(カメラ)等を用いてもよい。着座検出部18cは、座席21cに対して着座があるか否かを検出し、着座検出部18dは、座席21dに対して着座があるか否かを検出する。よって、着座検出部18c,18dは、本発明における着座検出部の一実施形態を構成している。
記憶部19は、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable Read Only Memory)等から成る。扉23a,23bが開かれた状態であることが開閉検出部13a,13bにより検出された場合、当該検出時における背もたれ21m,21nの角度(c1からの角度)が記憶部19に記憶される。よって、記憶部19は、本発明における記憶部の一実施形態を構成している。
計時部20は、タイマ(図示省略)等から成る。計時部20は、着座検出部18c,18dにより、座席21c,21dにおける着座無が検出された時点から、計時を開始する。よって、計時部20は、本発明における計時部の一実施形態を構成している。
本実施形態の座席制御装置100において、例えば、座席21aの背もたれ21mをV1またはW1方向に傾動させる場合は、搭乗者22a(図1)によって、入力部12aの操作が行われる。座席21aをV2またはW2方向に水平移動させる場合も同様に、搭乗者22aによって、入力部12aの操作が行われる。尚、座席21bの背もたれ21nをV1またはW1方向に傾動させる場合や、座席21bをV2またはW2方向に水平移動させる場合も、入力部が12bである点を除いて、背もたれ21mや座席21aと同様であるため、以下では説明を省略する。
搭乗者22aが、入力部12aを図3のS方向(以下、「前傾方向」という)に捻転した場合、背もたれ21mは、傾動範囲M1内でV1方向に傾動し、入力部12aを図3のT方向(以下、「後傾方向」という)に捻転した場合、背もたれ21mは、傾動範囲M1内でW1方向に傾動する。
また、搭乗者22aが、入力部12aを図3のO方向(以下、「前方」という)に押圧した場合、座席21aは、移動範囲M2内でV2方向に前進し、入力部12aを図3のP方向(以下、「後方」という)に押圧した場合、座席21aは、移動範囲M2内でW2方向に後退する。
本実施形態の場合、入力部の操作量は、入力部に対する所定方向への捻転角度や押圧時間となる。よって、背もたれ21mは、捻転角度に基づいて、V1またはW1方向へ所定角度だけ傾動し、座席21aは、押圧時間に基づいて、V2またはW2方向へ所定距離だけ移動する。
このため、背もたれを傾動させる場合の操作量が大きい場合、すなわち、入力部12aにおける前傾方向への捻転角度が大きい場合、背もたれ21mは、前方許容角度θ1を超えて傾動し、入力部12aにおける後傾方向への捻転角度が大きい場合、背もたれ21mは、後方許容角度θ2を超えて傾動する。
同様に、座席を水平移動させる場合の操作量が大きい場合、すなわち、入力部12aにおける前方への押圧時間が長い場合、座席21aは、前方許容位置F3を超えて前進し、入力部12aにおける後方への押圧時間が長い場合、座席21aは、後方許容位置B4を超えて後退する。
搭乗者22aが、車両200から降車した後、背もたれ21mを前方許容角度θ1または後方許容角度θ2を超えて傾動させた場合、従来は、搭乗者自身が入力部12aの操作を行い、背もたれ21mを、前方許容角度θ1または後方許容角度θ2を超えない角度まで復帰させなければならなかった。
同様に、搭乗者22aが、車両200から降車した後、座席21aを前方許容位置F3または後方許容位置B4を超えて移動させた場合、従来は、搭乗者自身が入力部12aの操作を行い、座席21aを、前方許容位置F3または後方許容位置B4を超えない位置まで復帰させなければならなかった。
本発明の実施形態である座席制御装置100では、互いに前後関係にある2つの座席(例えば、座席21aと座席21c)において、搭乗者(例えば、搭乗者22a)による操作を必要とせずに、前方の座席の背もたれ(例えば、背もたれ21m)の角度や、前方の座席(例えば、座席21a)の位置を復帰させるために、後述の座席制御を行う。
次に、本発明の実施形態である座席制御装置100(図4)の動作について、図面を参照しながら説明する。
尚、以下においては、互いに前後関係にある2つの座席(例えば、図1の座席21aと座席21c)に係る制御動作についてのみ説明し、並列関係にある2つの座席(例えば、図1の座席21aと座席21b)、および前後関係や並列関係にない2つの座席(例えば、図1の座席21aと座席21d)については、本発明に関係がないため、説明を省略する。
また、車両200(図1)の室内において、互いに前後関係にある座席は、座席21aと座席21c、および座席21bと座席21dであり、どちらの場合においても、後述する座席制御装置100の動作は同様であるため、以下において、座席21bと座席21dに係る制御動作については説明を省略する。
(1)前部座席の背もたれを傾動させる場合
始めに、前部座席の背もたれを傾動させる場合の第1〜第4実施例について、図6のフローチャートを用いて説明する。
図6において、第1実施例は、ステップS1〜S3,S5であり、第2実施例は、ステップS1〜S3,S4a,S5である。また、第3実施例は、ステップS1〜S3,S4b,S5であり、第4実施例は、ステップS1〜S3,S4c,S5である。よって、第1〜第4実施例の全てにおいて、ステップS1〜S3,S5が共通である。
図6のステップS1では、前部座席に対して乗降するための扉が開かれた状態であるか否かが検証される。詳しくは、座席21aに対して乗降するための扉23a(図4)の開閉状態が、制御部11(図4)の制御の下、開閉検出部13a(図4)によって検出され、開かれた状態が検出された場合(ステップS1:YES)は、ステップS2へ進み、開かれた状態が検出されない場合、つまり、閉じられた状態が検出された場合(ステップS1:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
ステップS2では、前部座席の背もたれが、前述の許容角度を超えて傾動しているか否かが検証される。詳しくは、座席21aの背もたれ21m(図4)の角度が、制御部11の制御の下、角度検出部15a(図4)により検出され、当該検出結果に基づいて、背もたれ21mが前方許容角度θ1(図2)または後方許容角度θ2(図2)を超えてV1(図2)方向またはW1(図2)方向に傾動しているか否かが、制御部11によって検証される。そして、当該検証の結果、背もたれ21mが当該許容角度のいずれか一方を超えて傾動している場合(ステップS2:YES)は、ステップS3へ進み、当該許容角度のいずれも超えていない場合(ステップS2:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
ステップS3では、前部座席の後ろに設けられた後部座席に着座が有るか否かが検証される。詳しくは、座席21aの後ろに設けられた座席21cにおける着座の有無が、制御部11の制御の下、着座検出部18c(図4)により検出される。そして、当該検出の結果、座席21cにおいて着座無が検出された場合(ステップS3:YES)は、上述した第1〜第4実施例に対応するステップへそれぞれ進み、座席21cにおいて着座無が検出されない場合、つまり、着座有が検出された場合(ステップS3:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
詳しくは、ステップS3の判定結果がYESの場合、第1実施例では、ステップS5へ進み、第2実施例では、ステップS4aへ進む。同様に、第3実施例では、ステップS4bへ進み、第4実施例では、ステップS4cへ進む。
第1実施例の場合は、直接ステップS5へ移行し、前部座席の背もたれを元の姿勢に復帰させる。この場合の元の姿勢は、背もたれがc1(図2)の位置にあるときの姿勢である。詳しくは、制御部11の制御の下、駆動制御部17a(図4)を駆動させて、前方許容角度θ1から前方限界角度θ11(図2)までの角度範囲、または、後方許容角度θ2から後方限界角度θ12(図2)までの角度範囲にある座席21aの背もたれ21mを、c1の位置まで傾動させる。これにより、背もたれ21mは元の姿勢に復帰する。そして、背もたれ21mの復帰が完了次第、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第2実施例の場合は、ステップS4aにおいて、前部座席に対して乗降するための扉が閉じられた状態であるか否かが検証される。詳しくは、座席21aに対して乗降するための扉23aの開閉状態が、制御部11の制御の下、開閉検出部13aによって検出され、閉じられた状態が検出された場合(ステップS4a:YES)は、ステップS5へ進み、上述した背もたれ21mの復帰動作が行われる。閉じられた状態が検出されない場合、つまり、開かれた状態が検出された場合(ステップS4a:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第3実施例の場合は、ステップS4bにおいて、前部座席に対して乗降するための扉が施錠された状態であるか否かが検証される。詳しくは、座席21aに対して乗降するための扉23aの施錠有無が、制御部11の制御の下、施錠検出部14a(図4)によって検出され、施錠状態が検出された場合(ステップS4b:YES)は、ステップS5へ進み、上述した背もたれ21mの復帰動作が行われる。施錠状態が検出されない場合、つまり、解錠状態が検出された場合(ステップ4b:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第4実施例の場合は、ステップS4cにおいて計時が開始され、当該計時時間が所定時間を超えるか否かが検証される。詳しくは、計時部20(図4)は、着座検出部18cにて座席21cにおける着座無の状態が検出されたことに基づいて計時を開始し、着座有の状態が検出されたことに基づいて計時を終了する。そして、当該計時部20による計時時間が所定時間を超えた場合(ステップS4c:YES)は、ステップS5へ進み、上述した背もたれ21mの復帰動作が行われる。所定時間を超えない場合(ステップS4c:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
次に、前部座席の背もたれを傾動させる場合の第5〜第8実施例について、図7のフローチャートを用いて説明する。
図7において、第5実施例は、ステップS11〜S14,S16であり、第6実施例は、ステップS11〜S14,S15a,S16である。また、第7実施例は、ステップS11〜S14,S15b,S16であり、第8実施例は、ステップS11〜S14,S15c,S16である。よって、第5〜第8実施例の全てにおいて、ステップS11〜S14,S16が共通である。
図7のステップS11では、図6のステップS1と同様、座席21aに対して乗降するための扉23aの開閉状態が、制御部11の制御の下、開閉検出部13aによって検出され、開かれた状態が検出された場合(ステップS11:YES)は、ステップS12へ進み、開かれた状態が検出されない場合、つまり、閉じられた状態が検出された場合(ステップS11:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
ステップS12では、ステップS11で扉の開状態が検出された時の前部座席の背もたれの角度を記憶する。詳しくは、扉23aの開かれた状態が開閉検出部13aによって検出された場合、制御部11の制御の下、背もたれ21mの角度が角度検出部15aにより検出され、記憶部19(図4)に記憶される。
ステップS13では、図6のステップS2と同様、座席21aの背もたれ21mの角度が、制御部11の制御の下、角度検出部15aにより検出され、当該検出結果に基づいて、背もたれ21mが前方許容角度θ1または後方許容角度θ2を超えてV1方向またはW1方向に傾動しているか否かが、制御部11によって検証される。そして、当該検証の結果、背もたれ21mが当該許容角度のいずれか一方を超えて傾動している場合(ステップS13:YES)は、ステップS14へ進み、当該許容角度のいずれも超えることなく傾動している場合(ステップS13:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
ステップS14では、図6のステップS3と同様、座席21cにおける着座の有無が、制御部11の制御の下、着座検出部18cにより検出される。そして、当該検出の結果、座席21cにおいて着座無が検出された場合(ステップS14:YES)は、上述した第5〜第8実施例に対応するステップへそれぞれ進み、座席21cにおいて着座無が検出されない場合、つまり、着座有が検出された場合(ステップS14:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
詳しくは、ステップS14の判定結果がYESの場合、第5実施例では、ステップS16へ進み、第6実施例では、ステップS15aへ進む。同様に、第7実施例では、ステップS15bへ進み、第8実施例では、ステップS15cへ進む。
第5実施例の場合は、直接ステップS16へ移行し、前部座席の背もたれを元の姿勢に復帰させる。この場合の元の姿勢は、ステップS12で記憶部19に記憶した角度に対応する姿勢である。詳しくは、制御部11の制御の下、駆動制御部17aを駆動させて、前方許容角度θ1から前方限界角度θ11(図2)までの角度範囲、または、後方許容角度θ2から後方限界角度θ12(図2)までの角度範囲にある座席21aの背もたれ21mを、その角度が記憶部19に記憶された角度と等しくなるまで傾動させる。これにより、背もたれ21mは元の姿勢に復帰する。そして、背もたれ21mの復帰が完了次第、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第6実施例の場合は、ステップS15aにおいて、図6のステップS4aと同様、座席21aに対して乗降するための扉23aの開閉状態が、制御部11の制御の下、開閉検出部13aによって検出され、閉じられた状態が検出された場合(ステップS15a:YES)は、ステップS16へ進み、上述した背もたれ21mの復帰動作が行われる。閉じられた状態が検出されない場合、つまり、開かれた状態が検出された場合(ステップS15a:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第7実施例の場合は、ステップS15bにおいて、図6のステップS4bと同様、座席21aに対して乗降するための扉23aの施錠有無が、制御部11の制御の下、施錠検出部14aによって検出され、施錠状態が検出された場合(ステップS15b:YES)は、ステップS16へ進み、上述した背もたれ21mの復帰動作が行われる。施錠状態が検出されない場合、つまり、解錠状態が検出された場合(ステップ15b:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第8実施例の場合は、ステップS15cにおいて、図6のステップS4cと同様、着座検出部18cにて座席21cにおける着座無の状態が検出されたことに基づいて計時を開始し、着座有の状態が検出されたことに基づいて計時を終了する。そして、計時時間が所定時間を超えた場合(ステップS15c:YES)は、ステップS16へ進み、上述した背もたれ21mの復帰動作が行われる。所定時間を超えない場合(ステップS15c:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
以上のように、上述した実施形態においては、開閉検出部13aにより扉23aの開状態が検出された際に、座席21aの背もたれ21mの角度が所定角度(θ1またはθ2)を超えている場合は、着座検出部18cにより座席21cの着座無が検出されたことに基づいて、背もたれ21mを元の姿勢に復帰させている。このため、搭乗者による操作を必要とせずに、自動的に背もたれ21mを元の姿勢に復帰させることができる。
例えば、後ろの座席21cの搭乗者22cが扉23aから容易に降車できるように、前の座席21aの背もたれ21mを前方へ傾動させた場合は、後ろの座席21cに搭乗者22cがいなくなった状態で、自動的に背もたれ21mが後方へ傾動して元の姿勢に復帰する。したがって、背もたれ21mの後方への傾動により、搭乗者22cに背もたれ21mが当ることはない。また、例えば、扉23aから大きな荷物等を降ろしやすくするため、前の座席21aの背もたれ21mを後方へ傾動させた場合も、自動的に背もたれ21mが前方へ傾動して元の姿勢に復帰する。この際、後ろの座席21cの幼児や高齢者が背もたれ21mにつかまった状態で背もたれ21mを前方へ傾動させると、背もたれ21mをつかんだ人を驚かせるおそれがあるが、着座検出部18cにより後ろの座席21cに搭乗者がいないことを確認した上で傾動させるので、背もたれ21mをつかんだ人を驚かせるおそれはない。
また、第2実施例および第6実施例では、座席21cの着座無が検出された場合に、更に、開閉検出部13aにより扉23aが閉じられた状態であるか否かを検出し、扉23aの閉状態が検出されたことに基づいて、背もたれ21mを元の姿勢に復帰させている。このため、座席21cの搭乗者が降車して扉23aが閉じられたことが確認された時点で、自動的に背もたれ21mを元の姿勢に復帰させることができる。
また、第3実施例および第7実施例では、座席21cの着座無が検出された場合に、更に、施錠検出部14aにより扉23aが施錠されたか否かを検出し、扉23aの施錠が検出されたことに基づいて、背もたれ21mを元の姿勢に復帰させている。このため、座席21cの搭乗者が降車して扉23aが施錠されたことが確認された時点で、自動的に背もたれ21mを元の姿勢に復帰させることができる。
また、第4実施例および第8実施例では、座席21cの着座無が検出された場合に、更に、計時部20による計時を開始し、計時された時間が所定時間を超えたことに基づいて、背もたれ21mを元の姿勢に復帰させている。このため、座席21cの搭乗者が席を立ってから降車するまでに必要な時間が経過した時点で、自動的に背もたれ21mを元の姿勢に復帰させることができる。
また、第5実施例〜第8実施例では、開閉検出部13aにより扉23aの開状態が検出された時の座席21aの背もたれ21mの角度を記憶部19に記憶しておき、座席21cの着座無が検出された場合に、背もたれ21mの角度が記憶部19に記憶された角度となるように、背もたれ21mを復帰させている。このため、背もたれ21mを元の姿勢に復帰させた場合、背もたれ21mの角度を、扉23aが開かれた時の角度と同じ角度にすることができる。
(2)前部座席を水平移動させる場合
次に、前部座席を水平移動させる場合の第9〜第12実施例について、図8のフローチャートを用いて説明する。
図8において、第9実施例は、ステップS21〜S23,S25であり、第10実施例は、ステップS21〜S23,S24a,S25である。また、第11実施例は、ステップS21〜S23,S24b,S25であり、第12実施例は、ステップS21〜S23,S24c,S25である。よって、第9〜第12実施例の全てにおいて、ステップS21〜S23,S25が共通である。
図8のステップS21では、前部座席に対して乗降するための扉が開かれた状態であるか否かが検証される。詳しくは、座席21aに対して乗降するための扉23aの開閉状態が、制御部11の制御の下、開閉検出部13aによって検出され、開かれた状態が検出された場合(ステップS21:YES)は、ステップS22へ進み、開かれた状態が検出されない場合、つまり、閉じられた状態が検出された場合(ステップS21:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
ステップS22では、前部座席が、前述の許容位置を超えて移動しているか否かが検証される。詳しくは、座席21aの位置が、制御部11の制御の下、位置検出部16a(図4)により検出され、当該検出結果に基づいて、座席21aが前方許容位置F3(図3)または後方許容位置B4(図3)を超えてV2(図3)方向またはW2(図3)方向に移動しているか否かが、制御部11によって検証される。そして、当該検証の結果、座席21aが当該許容位置のいずれか一方を超えて移動している場合(ステップS22:YES)は、ステップS23へ進み、当該許容位置のいずれも超えていない場合(ステップS22:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
ステップS23では、前部座席の後ろに設けられた後部座席に着座が有るか否かが検証される。詳しくは、座席21cにおける着座の有無が、制御部11の制御の下、着座検出部18cにより検出される。そして、当該検出の結果、座席21cにおいて着座無が検出された場合(ステップS23:YES)は、上述した第9〜第12実施例に対応するステップへそれぞれ進み、座席21cにおいて着座無が検出されない場合、つまり、着座有が検出された場合(ステップS23:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
詳しくは、ステップS23の判定結果がYESの場合、第9実施例では、ステップS25へ進み、第10実施例では、ステップS24aへ進む。同様に、第11実施例では、ステップS24bへ進み、第12実施例では、ステップS24cへ進む。
第9実施例の場合は、直接ステップS25へ移行し、前部座席を元の位置に復帰させる。この場合の元の位置は、図3における中心位置C3である。詳しくは、制御部11の制御の下、駆動制御部17aを駆動させて、前方許容位置F3から前端位置F13(図3)までの範囲、または、後方許容位置B4から後端位置B14(図3)までの範囲に位置している座席21aを、中心位置C3まで移動させる。これにより、座席21aは元の位置に復帰する。そして、座席21aの復帰が完了次第、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第10実施例の場合は、ステップS24aにおいて、前部座席に対して乗降するための扉が閉じられた状態であるか否かが検証される。詳しくは、座席21aに対して乗降するための扉23aの開閉状態が、制御部11の制御の下、開閉検出部13aによって検出され、閉じられた状態が検出された場合(ステップS24a:YES)は、ステップS25へ進み、上述した座席21aの復帰動作が行われる。閉じられた状態が検出されない場合、つまり、開かれた状態が検出された場合(ステップS24a:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第11実施例の場合は、ステップS24bにおいて、前部座席に対して乗降するための扉が施錠された状態であるか否かが検証される。詳しくは、座席21aに対して乗降するための扉23aの施錠有無が、制御部11の制御の下、施錠検出部14aによって検出され、施錠状態が検出された場合(ステップS24b:YES)は、ステップS25へ進み、上述した座席21aの復帰動作が行われる。施錠状態が検出されない場合、つまり、解錠状態が検出された場合(ステップ24b:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第12実施例の場合は、ステップS24cにおいて計時が開始され、当該計時時間が所定時間を超えるか否かが検証される。詳しくは、計時部20は、着座検出部18cにて座席21cにおける着座無の状態が検出されたことに基づいて計時を開始し、着座有の状態が検出されたことに基づいて計時を終了する。そして、当該計時部20による計時時間が所定時間を超えた場合(ステップS24c:YES)は、ステップS25へ進み、上述した座席21aの復帰動作が行われる。所定時間を超えない場合(ステップS24c:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
次に、前部座席を水平移動させる場合の第13〜第16実施例について、図9のフローチャートを用いて説明する。
図9において、第13実施例は、ステップS31〜S34,S36であり、第14実施例は、ステップS31〜S34,S35a,S36である。また、第15実施例は、ステップS31〜S34,S35b,S36であり、第16実施例は、ステップS31〜S34,S35c,S36である。よって、第13〜第16実施例の全てにおいて、ステップS31〜S34,ステップS36が共通である。
図9のステップS31では、図8のステップS21と同様、座席21aに対して乗降するための扉23aの開閉状態が、制御部11の制御の下、開閉検出部13aによって検出され、開かれた状態が検出された場合(ステップS31:YES)は、ステップS32へ進み、開かれた状態が検出されない場合、つまり、閉じられた状態が検出された場合(ステップS31:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
ステップS32では、ステップS31で扉の開状態が検出された時の前部座席の位置を記憶する。詳しくは、扉23aの開かれた状態が開閉検出部13aによって検出された場合、制御部11の制御の下、座席21aの位置が位置検出部16aにより検出され、記憶部19に記憶される。
ステップS33では、図8のステップS22と同様、座席21aの位置が、制御部11の制御の下、位置検出部16aにより検出され、当該検出結果に基づいて、座席21aが前方許容位置F3または後方許容位置B4を超えてV2方向またはW2方向に移動しているか否かが、制御部11によって検証される。そして、当該検証の結果、座席21aが当該許容位置のいずれか一方を超えて移動している場合(ステップS33:YES)は、ステップS34へ進み、当該許容位置のいずれも超えていない場合(ステップS33:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
ステップS34では、図8のステップS23と同様、座席21cにおける着座の有無が、制御部11の制御の下、着座検出部18cにより検出される。そして、当該検出の結果、座席21cにおいて着座無が検出された場合(ステップS34:YES)は、上述した第13〜第16実施例に対応するステップへそれぞれ進み、座席21cにおいて着座無が検出されない場合、つまり、着座有が検出された場合(ステップS34:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
詳しくは、ステップS34の判定結果がYESの場合、第13実施例では、ステップS36へ進み、第14実施例では、ステップS35aへ進む。同様に、第15実施例では、ステップS35bへ進み、第16実施例では、ステップS35cへ進む。
第13実施例の場合は、直接ステップS36へ移行し、前部座席を元の位置に復帰させる。この場合の元の位置は、ステップS32で記憶部19に記憶した位置である。詳しくは、制御部11の制御の下、駆動制御部17aを駆動させて、前方許容位置F3から前端位置F13までの範囲、または、後方許容位置B4から後端位置B14までの範囲に位置している座席21aを、記憶部19に記憶された位置まで移動させる。これにより、座席21aは元の位置に復帰する。そして、座席21aの復帰が完了次第、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第14実施例の場合は、ステップS35aにおいて、図8のステップS24aと同様、座席21aに対して乗降するための扉23aの開閉状態が、制御部11の制御の下、開閉検出部13aによって検出され、閉じられた状態が検出された場合(ステップS35a:YES)は、ステップS36へ進み、上述した座席21aの復帰動作が行われる。閉じられた状態が検出されない場合、つまり、開かれた状態が検出された場合(ステップS35a:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第15実施例の場合は、ステップS35bにおいて、図8のステップS24bと同様、座席21aに対して乗降するための扉23aの施錠有無が、制御部11の制御の下、施錠検出部14aによって検出され、施錠状態が検出された場合(ステップS35b:YES)は、ステップS36へ進み、上述した座席21aの復帰動作が行われる。施錠状態が検出されない場合、つまり、解錠状態が検出された場合(ステップ35b:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
第16実施例の場合は、ステップS35cにおいて、図8のステップS24cと同様、着座検出部18cにて座席21cにおける着座無の状態が検出されたことに基づいて計時を開始し、着座有の状態が検出されたことに基づいて計時を終了する。そして、当該計時部20による計時時間が所定時間を超えた場合(ステップS35c:YES)は、ステップS36へ進み、上述した座席21aの復帰動作が行われる。所定時間を超えない場合(ステップS35c:NO)は、次回の座席制御に備えて、今回の座席制御を終了する。
以上のように、上述した実施形態においては、開閉検出部13aにより扉23aの開状態が検出された際に、座席21aの位置が所定位置(F3またはB4)を超えている場合は、着座検出部18cにより座席21cの着座無が検出されたことに基づいて、座席21aを元の位置に復帰させている。このため、搭乗者による操作を必要とせずに、自動的に座席21aを元の位置に復帰させることができる。
例えば、後ろの座席21cの搭乗者22cが扉23aから容易に降車できるように、前の座席21aを前方へ移動させた場合は、後ろの座席21cに搭乗者22cがいなくなった状態で、自動的に座席21aが後方へ移動して元の位置に復帰する。したがって、座席21aの後方への移動により、搭乗者22cに背もたれ21mが当ることはない。また、例えば、扉23aから大きな荷物等を降ろしやすくするため、前の座席21aを後方へ移動させた場合も、自動的に座席21aが前方へ移動して元の位置に復帰する。この際、後ろの座席21cの幼児や高齢者が前の座席21aの背もたれ21mにつかまった状態で座席21aを前方へ移動させると、背もたれ21mをつかんだ人を驚かせるおそれがあるが、着座検出部18cにより後ろの座席21cに搭乗者がいないことを確認した上で移動させるので、背もたれ21mをつかんだ人を驚かせるおそれはない。
また、第10実施例および第14実施例においては、座席21cの着座無が検出された場合に、更に、開閉検出部13aにより扉23aが閉じられた状態であるか否かを検出し、扉23aの閉状態が検出されたことに基づいて、座席21aを元の位置に復帰させている。このため、座席21cの搭乗者が降車して扉23aが閉じられたことが確認された時点で、自動的に座席21aを元の位置に復帰させることができる。
また、第11実施例および第15実施例においては、座席21cの着座無が検出された場合に、更に、施錠検出部14aにより扉23aが施錠されたか否かを検出し、扉23aの施錠が検出されたことに基づいて、座席21aを元の位置に復帰させている。このため、座席21cの搭乗者が降車して扉23aが施錠されたことが確認された時点で、自動的に座席21aを元の位置に復帰させることができる。
また、第12実施例および第16実施例においては、座席21cの着座無が検出された場合に、更に、計時部20による計時を開始し、計時された時間が所定時間を超えたことに基づいて、座席21aを元の位置に復帰させている。このため、座席21cの搭乗者が席を立ってから降車するまでに必要な時間が経過した時点で、自動的に座席21aを元の位置に復帰させることができる。
また、第13実施例〜第16実施例においては、開閉検出部13aにより扉23aの開状態が検出された時の座席21aの位置を記憶部19に記憶しておき、座席21cの着座無が検出された場合に、座席21aを記憶部19に記憶された位置へ復帰させている。このため、座席21aを復帰させた場合、座席21aの位置を扉23aが開かれた時と同じ位置にすることができる。
本発明では、以上述べた以外にも種々の実施形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では、座席制御装置100を自動車等の車両200に適用したが、これに限られず、鉄道車両や船舶、その他の乗物に適用してもよい。
また、上記実施形態においては、車両200を2列シートの車両としたが、これに限られず、2列以上のシートを有する車両に適用し、上述した前後関係にある各座席において、上述の座席制御を行ってもよい。
また、上記実施形態では、第1〜第8実施例において、座席21aの背もたれ21mが前方許容角度θ1または後方許容角度θ2を超えて傾動しているか否かを検証し、第9〜第16実施例において、座席21aが前方許容位置F3または後方許容位置B4を超えて移動しているか否かを検証したが、これに限られず、背もたれ21mの角度と座席21aの位置とを同時に検証してもよい。
さらに、上記実施形態では、第6〜第8実施例において、扉23aの開かれた状態が開閉検出部13aによって検出された場合に、当該検出時における背もたれ21mの角度を記憶部19に記憶し、第14〜第16実施例において、扉23aの開かれた状態が開閉検出部13aによって検出された場合に、当該検出時における座席21aの位置を記憶部19に記憶したが、これに限られず、記憶ボタン(図示省略)等を別途設けることにより、同一座席における背もたれの角度や座席の位置を、記憶部19に複数の搭乗者分記憶してもよい。
本発明が適用される車両を示した図である。 車両の室内に設けられた前列席と後列席との位置関係および前列席の背もたれの傾動範囲の一例を示した図である。 車両の室内に設けられた前列席と後列席との位置関係および前列席の移動範囲の一例を示した図である。 本発明の実施形態である座席制御装置を示したブロック図である。 入力部の一例を示した図である。 本発明の実施形態である座席制御装置の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態である座席制御装置の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態である座席制御装置の動作を示したフローチャートである。 本発明の実施形態である座席制御装置の動作を示したフローチャートである。
符号の説明
11 制御部
12a,12b 入力部
13a,13b 開閉検出部
14a,14b 施錠検出部
15a,15b 角度検出部
16a,16b 位置検出部
17a,17b 駆動制御部
18a,18b 着座検出部
19 記憶部
20 計時部
21a,21b 第1の座席
21m,21n 第1の座席の背もたれ
21c,21d 第2の座席
23a,23b 扉
θ1 前方許容角度
θ2 後方許容角度
F3 前方許容位置
B4 後方許容位置
100 座席制御装置
200 車両

Claims (8)

  1. 第1の座席を傾動させるための操作を行う入力部と、
    前記入力部の出力に基づいて、前記第1の座席を前方または後方に傾動させる駆動制御部と、
    を備えた座席制御装置において、
    前記第1の座席に対して乗降するための扉の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記第1の座席の背もたれの角度を検出する角度検出部と、
    前記第1の座席の後ろに位置する第2の座席における着座の有無を検出する着座検出部と、を設け、
    前記開閉検出部により前記扉が開かれた状態であることが検出された後に前記扉が閉じられた状態であることが検出され、前記角度検出部により検出された角度が所定の前方許容角度または後方許容角度を超えておりかつ、前記着座検出部によ前記第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、前記駆動制御部を駆動させて、前記第1の座席の背もたれを元の姿勢に復帰させることを特徴とする座席制御装置。
  2. 第1の座席を傾動させるための操作を行う入力部と、
    前記入力部の出力に基づいて、前記第1の座席を前方または後方に傾動させる駆動制御部と、
    を備えた座席制御装置において、
    前記第1の座席に対して乗降するための扉の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記第1の座席の背もたれの角度を検出する角度検出部と、
    前記第1の座席の後ろに位置する第2の座席における着座の有無を検出する着座検出部と、
    前記扉の施錠の有無を検出する施錠検出部と、を設け、
    前記開閉検出部により前記扉が開かれた状態であることが検出された後に前記施錠検出部により前記扉の施錠が検出され、前記角度検出部により検出された角度が所定の前方許容角度または後方許容角度を超えており、かつ、前記着座検出部による前記第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、前記駆動制御部を駆動させて、前記第1の座席の背もたれを元の姿勢に復帰させることを特徴とする座席制御装置。
  3. 第1の座席を傾動させるための操作を行う入力部と、
    前記入力部の出力に基づいて、前記第1の座席を前方または後方に傾動させる駆動制御部と、
    を備えた座席制御装置において、
    前記第1の座席に対して乗降するための扉の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記第1の座席の背もたれの角度を検出する角度検出部と、
    前記第1の座席の後ろに位置する第2の座席における着座の有無を検出する着座検出部と、
    前記着座検出部が着座無を検出したときから計時を開始する計時部と、を設け、
    前記開閉検出部により前記扉が開かれた状態であることが検出された後に前記計時部により計時された時間が所定時間を超え、前記角度検出部により検出された角度が所定の前方許容角度または後方許容角度を超えており、かつ、前記着座検出部による前記第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、前記駆動制御部を駆動させて、前記第1の座席の背もたれを元の姿勢に復帰させることを特徴とする座席制御装置。
  4. 請求項1〜請求項のいずれかに記載の座席制御装置において、
    前記開閉検出部により前記扉が開かれた状態であることが検出された時の、前記第1の座席の背もたれの角度を記憶する記憶部を設け、
    前記第1の座席の背もたれを元の姿勢に復帰させる際に、前記第1の座席の背もたれの角度が前記記憶部に記憶された角度となるように、当該背もたれを復帰させることを特徴とする座席制御装置。
  5. 第1の座席を移動させるための操作を行う入力部と、
    前記入力部の出力に基づいて、前記第1の座席を前方または後方に移動させる駆動制御部と、
    を備えた座席制御装置において、
    前記第1の座席に対して乗降するための扉の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記第1の座席の水平方向の位置を検出する位置検出部と、
    前記第1の座席の後ろに位置する第2の座席における着座の有無を検出する着座検出部と、を設け、
    前記開閉検出部により前記扉が開かれた状態であることが検出された後に前記扉が閉じられた状態であることが検出され、前記位置検出部により検出された位置が所定の前方許容位置または後方許容位置を超えておりかつ、前記着座検出部によ前記第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、前記駆動制御部を駆動させて、前記第1の座席を元の位置に復帰させることを特徴とする座席制御装置。
  6. 第1の座席を移動させるための操作を行う入力部と、
    前記入力部の出力に基づいて、前記第1の座席を前方または後方に移動させる駆動制御部と、
    を備えた座席制御装置において、
    前記第1の座席に対して乗降するための扉の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記第1の座席の水平方向の位置を検出する位置検出部と、
    前記第1の座席の後ろに位置する第2の座席における着座の有無を検出する着座検出部と、
    前記扉の施錠の有無を検出する施錠検出部と、を設け、
    前記開閉検出部により前記扉が開かれた状態であることが検出された後に前記施錠検出部により前記扉の施錠が検出され、前記位置検出部により検出された位置が所定の前方許容位置または後方許容位置を超えており、かつ、前記着座検出部による前記第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、前記駆動制御部を駆動させて、前記第1の座席を元の位置に復帰させることを特徴とする座席制御装置。
  7. 第1の座席を移動させるための操作を行う入力部と、
    前記入力部の出力に基づいて、前記第1の座席を前方または後方に移動させる駆動制御部と、
    を備えた座席制御装置において、
    前記第1の座席に対して乗降するための扉の開閉状態を検出する開閉検出部と、
    前記第1の座席の水平方向の位置を検出する位置検出部と、
    前記第1の座席の後ろに位置する第2の座席における着座の有無を検出する着座検出部と、
    前記着座検出部が着座無を検出したときから計時を開始する計時部と、を設け、
    前記開閉検出部により前記扉が開かれた状態であることが検出された後に前記計時部により計時された時間が所定時間を超え、前記位置検出部により検出された位置が所定の前方許容位置または後方許容位置を超えており、かつ、前記着座検出部による前記第2の座席における着座の有無の検出結果が着座無である場合に、前記駆動制御部を駆動させて、前記第1の座席を元の位置に復帰させることを特徴とする座席制御装置。
  8. 請求項〜請求項のいずれかに記載の座席制御装置において、
    前記開閉検出部により前記扉が開かれた状態であることが検出された時の、前記第1の座席の水平方向の位置を記憶する記憶部を設け、
    前記第1の座席を元の位置に復帰させる際に、前記第1の座席を前記記憶部に記憶された位置に復帰させることを特徴とする座席制御装置。
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