JP5309759B2 - 油圧式エレベータ装置 - Google Patents

油圧式エレベータ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5309759B2
JP5309759B2 JP2008193502A JP2008193502A JP5309759B2 JP 5309759 B2 JP5309759 B2 JP 5309759B2 JP 2008193502 A JP2008193502 A JP 2008193502A JP 2008193502 A JP2008193502 A JP 2008193502A JP 5309759 B2 JP5309759 B2 JP 5309759B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hydraulic
valve
circuit
pressure
discharge circuit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2008193502A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010030722A (ja
Inventor
英貴 中村
宏文 猪飼
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2008193502A priority Critical patent/JP5309759B2/ja
Publication of JP2010030722A publication Critical patent/JP2010030722A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5309759B2 publication Critical patent/JP5309759B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Types And Forms Of Lifts (AREA)
  • Elevator Control (AREA)

Description

この発明は、油圧パワーユニットと油圧ジャッキとの間に圧力保持弁が設けられた油圧式エレベータ装置に関するものである。
油圧式エレベータ装置には、従来から落下防止装置が備えられ、かごの落下防止が図られている。油圧式エレベータ装置の場合、油圧システムの故障によって過速が生じたり、油圧配管や継手からの油漏れによってかごが落下したりする可能性は極めて低い。このため、従来の油圧式エレベータ装置には、ロープ破断等によるかごの落下を防止するための装置、例えば、スラックロープ式非常止めと呼ばれる装置が主に適用され、ロープ破断時や弛緩時にかごを非常停止させるように構成していた。
しかしながら、近年、油圧式エレベータ装置の利点であるエレベータ機械室の自由配置が広く一般的に採用されるにあたり、油圧配管が、屋外等、発錆及び腐食環境下に置かれるものが、多くはないものの散見されるようになってきている。かかる場合であっても、定期的に行われる保守点検によってその安全性が確保されなければならないが、仮に、油圧配管やその継手が著しく腐食し、その部分から油漏れが発生してしまった場合には、エレベータの戸が開いた状態のまま、かごが無制御降下する可能性があった。
このような問題に対する従来技術として、例えば、下記特許文献1に記載されたものがある。特許文献1に記載のものでは、油圧パワーユニットと油圧ジャッキとを接続する油圧配管に、圧力保持弁を設置している。なお、この圧力保持弁は、油圧配管からの油漏れや機械室にある油圧制御弁の故障等に起因して生じるかごの降下を防止する目的、或いは、乗客乗降時のかごの浮沈を最小限に抑える目的のために備えられている。
特開平11−322207号公報
油圧式エレベータ装置では、特許文献1に記載されたもののように、圧力保持弁を油圧ジャッキの近傍に設置することにより、乗降時のかごの浮沈を小さくでき、また、万一油圧配管から油漏れが発生しても、かごを停止位置で保持することができるようになる。しかし、この圧力保持弁は、過速検出機能を備えていないため、かごの下降速度が所定値を超過した場合に、かごを減速して緊急停止させることはできなかった。このため、従来では、ラプチャーバルブや調速機付き非常止め等を併設して、油圧配管の破裂事故等による作動油の流出に備えなければならず、構成が複雑になり且つ高価になるといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的は、圧力保持弁に対して、簡単な構成で且つ安価に、下降速度超過時の閉止機能を付加することができる油圧式エレベータ装置を提供することである。
この発明に係る油圧式エレベータ装置は、エレベータのかごを駆動するための油圧ジャッキと、主回路を介して油圧ジャッキに接続された油圧パワーユニットと、主回路に設けられ、主回路を開閉する開閉弁を有する圧力保持弁と、を備え、かごを上昇させる時は、油圧パワーユニットから供給した作動油の圧力により、開閉弁を開けて、作動油を油圧ジャッキに送るとともに、かごを下降させる時は、開閉弁の背圧室から圧油を排出することにより、開閉弁を開けて、作動油を油圧パワーユニット側に還流させる油圧式エレベータ装置であって、背圧室から圧油を排出するための排出回路に設けられ、常時は排出回路を閉じるとともに、かごに対する下降指令時に、排出回路を開いて背圧室から圧油を排出する電磁弁と、圧力保持弁前後に生じる作動油の圧力差に基づいて主回路を流れる作動油の流量を検出し、所定値以上の流量が検出された場合に、排出回路を閉じる排出回路閉止手段と、を備え、排出回路閉止手段は、排出回路を開閉する差圧検知弁と、圧力保持弁よりも油圧パワーユニット側の主回路に接続され、差圧検知弁に対して、排出回路を開く方向に圧力を作用させる油圧パワーユニット側パイロット回路と、差圧検知弁に対して、排出回路を閉じる方向に圧力を作用させる油圧ジャッキ側パイロット回路と、圧力保持弁よりも油圧ジャッキ側の主回路及び背圧室間に接続された接続回路と、を備え、差圧検知弁は、常時は排出回路を開いた状態に保持し、油圧ジャッキ側パイロット回路と油圧パワーユニット側パイロット回路との圧力差が所定の設定値に達した場合に、排出回路を閉じ、油圧ジャッキ側パイロット回路は、背圧室及び接続回路を介して、圧力保持弁よりも油圧ジャッキ側の主回路に接続されたものである。
この発明によれば、油圧式エレベータ装置の圧力保持弁に対して、簡単な構成で且つ安価に、下降速度超過時の閉止機能を付加することができるようになる。
この発明をより詳細に説明するため、添付の図面に従ってこれを説明する。なお、各図中、同一又は相当する部分には同一の符号を付しており、その重複説明は適宜に簡略化ないし省略する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1における油圧式エレベータ装置を示す構成図、図2は図1に示す電磁弁の動作を説明するための図である。
図1において、1はエレベータ昇降路内を昇降するかご、2は一端部がかご1に、他端部が昇降路の固定体等に連結されて、かご1を懸架する主ロープ、3は昇降路内に立設され、上記主ロープ2を介してかご1を駆動する油圧ジャッキである。
油圧ジャッキ3は、その要部が、シリンダ4、プランジャ5、シーブ6によって構成される。シーブ6は、例えば、プランジャ5の上端部に回動自在に設けられており、外周部の綱溝に、主ロープ2の一部が巻き掛けられている。そして、シリンダ4内に供給する作動油を油圧パワーユニット7等によって制御することにより、プランジャ5(シーブ6)を上下動させて、主ロープ2の移動を介し、かご1を走行(昇降)させる。また、かご1が乗場に停止し、乗客がかご1に乗り降りする間は、油圧パワーユニット7内の逆止弁(後述の制御バルブ10)により、かご位置を保持する。
上記油圧パワーユニット7は、主回路を介して油圧ジャッキ3に接続されており、その要部が、ポンプ8、モータ9、制御バルブ10等によって構成される。ポンプ8は、油圧ジャッキ3に作動油を供給するためものであり、上記モータ9によって駆動される。また、上記制御バルブ10により、油圧パワーユニット7から供給される作動油の流量等が調整される。
11は油圧パワーユニット7と油圧ジャッキ3との間、即ち主回路に設けられた圧力保持弁である。なお、圧力保持弁11と油圧パワーユニット7との間には油圧配管12が、また、圧力保持弁11と油圧ジャッキ3との間には油圧配管13が接続されている。即ち、上記油圧配管12により、圧力保持弁11よりも油圧パワーユニット7側の主回路が、上記油圧配管13により、圧力保持弁11よりも油圧ジャッキ3側の主回路が構成される。14は油圧パワーユニット7近傍の油圧配管12に設けられたストップバルブである。
上記圧力保持弁11は、上述したように、油圧配管12からの油漏れや機械室にある油圧制御弁の故障等に起因して生じるかご1の降下を防止する目的、或いは、乗客乗降時のかご1の浮沈を最小限に抑える目的のために備えられている。また、圧力保持弁11は、上記目的のため、油圧ジャッキ3の近傍に配置されている。
以下、圧力保持弁11の構成と、この圧力保持弁11に対して下降速度超過時の閉止機能を付加するための構成とについて、具体的に説明する。
15は圧力保持弁11に設けられた開閉弁であり、主回路を開閉する機能を有している。具体的に、開閉弁15が全閉している状態では、油圧配管12及び油圧配管13間の作動油の通路を遮断し、開閉弁15が開く(図1において上方に移動する)ことにより、油圧配管12及び油圧配管13間の作動油の通過を可能にするように構成される。
また、17は開閉弁15の背圧室であり、油圧配管12との間に排出回路18が、油圧配管13との間に接続回路19が接続されている。
排出回路18は、背圧室17から作動油を排出するために備えられたものであり、逆止弁20、電磁弁21、差圧検知弁22が直列に設けられている。逆止弁20は、作動油が油圧配管12から背圧室17に流入することを防止する機能を有する。また、電磁弁21は、常時に排出回路18を閉じて、背圧室17から油圧配管12への作動油の流れを遮断するとともに、要時に排出回路18を開いて、背圧室17の作動油を油圧配管12に排出する流路を形成する。具体的に、電磁弁21は、図2に示すように、制御盤(図示せず)からかご1に対する下降指令が出力された時にコイル励磁され、排出回路18を開放して、背圧室17の作動油を油圧配管12に排出する。
上記差圧検知弁22は、油圧パワーユニット側パイロット回路23及び油圧ジャッキ側パイロット回路24と共に、排出回路閉止手段の要部を構成する。即ち、上記差圧検知弁22等は、主回路に流れる作動油の流量を検出し、所定値以上の流量が検出されると、排出回路18を閉じるための構成を有している。
ここで、本実施の形態における排出回路閉止手段は、圧力保持弁11の前後に生じる作動油の圧力差に基づいて、主回路を流れる作動油の流量を検出するように構成されている。圧力保持弁11では、かご1が下降する時の作動油の流れ(油圧ジャッキ3から油圧パワーユニット7への流れ)において、作動油の流量分に相応した圧力差が発生することが知られている。即ち、作動油の流量が大きい場合は上記圧力差も大きくなり(流量の2乗に比例する)、流量が小さい場合は圧力差も小さくなる。排出回路閉止手段は、この性質を利用して、主回路に流れている作動油の流量を検出する。
具体的に、差圧検知弁22は、排出回路18を開閉する機能を有しており、常時は、調整バネ25によって排出回路18を開いた状態に保持される。油圧パワーユニット側パイロット回路23は、一側が油圧配管12(図1に示す構成では、排出回路18の一部を介して油圧配管12)に接続されると共に、他側は、差圧検知弁22に対して、排出回路18を開く方向に圧力を作用させる構成を有している。また、油圧ジャッキ側パイロット回路24は、一側が油圧配管13(図1に示す構成では、油圧ジャッキ側パイロット回路24が背圧室17に接続されることにより、背圧室17及び接続回路19を介して油圧配管13)に接続されると共に、他側は、差圧検知弁22に対して、排出回路18を閉じる方向に圧力を作用させる構成を有している。
そして、差圧検知弁22は、主回路を流れる作動油の流量が増大すると、圧力保持弁11の前後差圧(油圧パワーユニット側パイロット回路23と油圧ジャッキ側パイロット回路24との圧力差)が大きくなり、この差圧が所定の設定値に達すると、排出回路18を閉じて、背圧室17から油圧配管12への作動油の流れを遮断する。
なお、エレベータの稼動時は、油温等による作動油の粘度変化によって上記圧力差が変動する。このため、差圧検知弁22の配置や調整等に関しては、上記圧力差の変動も見込んで、誤作動が発生しないポイントに予め設定しておく必要がある。
また、上記差圧検知弁22は、例えば、エレベータの定格速度の1.4倍以上の速度でかご1が下降した場合に、その時の圧力差を検出して、排出回路18を閉じるように調整しておく。このような調整は、差圧検知弁22の初期開口量を増減することによって行われる。なお、上記調整時に、調整バネ25の初期たわみ量も同時に設定される。
なお、図1における26は排出回路18に電磁弁21と並列に設けられたストップバルブ、27は接続回路19に設けられた固定絞り、28は背圧室17に設けられ、開閉弁15を常時一側(図1においては下方)に付勢する押しバネである。
次に、上記構成を有する油圧式エレベータ装置の動作について、具体的に説明する。
かご1を上昇させるために制御盤から上昇指令が出力されると、油圧パワーユニット7のモータ9が駆動され、ポンプ8から油圧配管12に作動油が供給される。ポンプ8から作動油が供給されることにより、主室16内の作動油の圧力が上昇し、圧力保持弁11の開閉弁15は、背圧室17内の作動油の圧力と押しバネ28の付勢力とに抗して押し上げられる。そして、作動油が油圧配管12側から油圧ジャッキ3に供給されることにより、プランジャ5が押し上げられて、かご1が上昇する。
かご1の上昇時、電磁弁21はコイル励磁されていない。このため、背圧室17内の作動油は、排出回路18を介して油圧配管12に戻ることはできない。即ち、背圧室17内の作動油は、開閉弁15が押し上げられることにより、その一部が、固定絞り27を通過して油圧配管13に逃げることになる。
また、かご1の上昇時は、油圧パワーユニット7側からのポンプ圧の方がジャッキ圧よりも高くなるため、開閉弁15は自動的に開放される。したがって、排出回路18の開閉状態に関係なく、上昇運転は可能となる。また、油圧式エレベータ装置においては、ポンプ8の回転数以上の作動油流量になることはないため、かご1の上昇速度は危険速度まで増速することはない。
一方、かご1を下降させるために制御盤から下降指令が出力されると、電磁弁21がコイル励磁され、背圧室17から油圧配管12への作動油の流路が形成される。即ち、電磁弁21が開くことにより、背圧室17内の作動油が排出回路18を経由して油圧配管12に流れる。このため、背圧室17内の圧力が低下して、開閉弁15を開くための力が発生する。この結果、開閉弁15が開き、制御バルブ10によって油圧ジャッキ3から還流させる作動油の流量を制御し、かご1を下降させる。
そして、かご1の下降時に、何らかの理由、例えば、作動油の流出事故やバルブ故障等が発生することによって作動油の流量超過が生じると、作動油流量(開閉弁15前後の圧力差)が所定値を超えた時点で、差圧検知弁22が閉じられる。これにより、背圧室17内の作動油は逃げ場を失い、背圧室17には、油圧配管13内の作動油が固定絞り27を通過して流入してくるのみの状態となる。かご1の下降時は、油圧ジャッキ3側の圧力の方が油圧パワーユニット7側の圧力よりも高い。このため、背圧室17内に油圧ジャッキ3側の作動油が流入することによって、開閉弁15は直ちに閉止され、かご1の下降が阻止される。
なお、かご1の下降時に差圧検知弁22が一旦動作すると、開閉弁15が閉じることにより、油圧配管13側の圧力に対して油圧配管12側の圧力は低い状態で保持される(油圧配管12側の圧力はほぼゼロとなる)。このため、かかる場合は、差圧検知弁22が自動的に開いてしまうようなことはなく、差圧検知弁22は、手動で開放されない限り、排出回路18を閉じた状態に保持する。
この発明の実施の形態1によれば、油圧式エレベータ装置の圧力保持弁11に対して、簡単な構成で且つ安価に、下降速度超過時の閉止機能を付加することができるようになる。
即ち、かご1の下降時に、作動油の流出事故やバルブ故障等の事故によって作動油の流量超過が発生しても、直ちに開閉弁15が閉じられ、かご1の下降を阻止することができる。また、圧力保持弁11が従来から有していた機能によって、かご1の上昇時及び停止時の安全も確保できる。このため、人的作業である保守点検に万一不備があった場合や停電やバルブ故障等が発生した場合等、種々の状況において安全を確実なものとすることが可能となる。
実施の形態2.
図3はこの発明の実施の形態2における油圧式エレベータ装置を示す要部構成図である。上記実施の形態1では、差圧検知弁22等を採用することにより、圧力保持弁11の前後に生じる作動油の圧力差に基づいて、主回路を流れる作動油の流量を検出する場合について説明した。これに対し、本実施の形態では、排出回路閉止手段として、主回路を流れる作動油の流量を、直接検出する場合について説明する。
具体的に、本実施の形態における排出回路閉止手段は、その要部が、超音波を利用した流量センサ29と、制御部30(閉止手段)とによって構成される。
昨今、流量センサとして高品質なものが開発され、高信頼性及び高精度な流量計測が可能になっている。例えば、市場では、誤差1%程度で流速0.3m/s程度の単位レベルまで計測できる機器が市販されている。このため、このような流量センサを、通常の走行時に1〜5m/s程度の流速レンジで使用されている油圧式エレベータに用いても、その過速を検出することは十分可能である。上記流量センサ29は、上述の事情等を考慮して採用されたものであり、例えば、油圧配管12に設けられ、油圧配管12の外側から油圧配管12の内部を流れる作動油の流量を検出する機能を有している。
具体的に、流量センサ29は、油圧配管12の外周面に設置された送信用の超音波振動子31から所定周波数の超音波を送信し、油圧配管12の内壁で反射した反射波を、受信用の超音波振動子32で受信する。
なお、超音波振動子31で発生した超音波を超音波振動子32で受信すると、その反射波には、油圧配管12内を流れている作動油の流量に応じて、僅かながら時間差が発生する。このため、制御部30は、流量センサ29によって検出された上記時間差を流量値に変換し、その流量値が所定の閾値に達した場合に、排出回路18を閉じるための指令を出力する。図3には、一例として、電磁弁21を励磁することによって、排出回路18を閉じる構成を示している。即ち、制御部30は、流量センサ29によって所定値以上の作動油の流量が検出されると、電磁弁21を励磁して、背圧室17から油圧配管12への作動油の流路を遮断する。
なお、上述したように、排出回路閉止手段を動作させるときのかご1の下降速度は、定格下降速度の1.4倍以内にすることが望ましい。しかし、油圧式エレベータ装置の場合、作動油の流出による過速現象が発生すると、かご1の下降速度は、定格下降速度の2倍以上の速度に容易に到達することが多い。このため、上記構成の排出回路閉止手段においては、誤動作のリスク等を考慮して、例えば、エレベータの定格下降速度の2倍の速度にかご1が達した時に、排出回路閉止手段を動作させて、排出回路18を閉じるように調整しても良い。
その他は、実施の形態1と同様の構成及び機能を有している。
この発明の実施の形態2によれば、上記構成においても、実施の形態1と同様の効果を奏することが可能である。また、上記構成の流量センサ29を採用すれば、油圧配管12の外側から油圧配管12の内部を流れる作動油の流量を検出することができるため、既設の油圧式エレベータ装置に対して容易に適用できるといった利点もある。
この発明の実施の形態1における油圧式エレベータ装置を示す構成図である。 図1に示す電磁弁の動作を説明するための図である。 この発明の実施の形態2における油圧式エレベータ装置を示す要部構成図である。
符号の説明
1 かご
2 主ロープ
3 油圧ジャッキ
4 シリンダ
5 プランジャ
6 シーブ
7 油圧パワーユニット
8 ポンプ
9 モータ
10 制御バルブ
11 圧力保持弁
12、13 油圧配管
14、26 ストップバルブ
15 開閉弁
16 主室
17 背圧室
18 排出回路
19 接続回路
20 逆止弁
21 電磁弁
22 差圧検知弁
23 油圧パワーユニット側パイロット回路
24 油圧ジャッキ側パイロット回路
25 調整バネ
27 固定絞り
28 押しバネ
29 流量センサ
30 制御部
31、32 超音波振動子

Claims (1)

  1. エレベータのかごを駆動するための油圧ジャッキと、
    主回路を介して前記油圧ジャッキに接続された油圧パワーユニットと、
    前記主回路に設けられ、前記主回路を開閉する開閉弁を有する圧力保持弁と、
    を備え、
    前記かごを上昇させる時は、前記油圧パワーユニットから供給した作動油の圧力により、前記開閉弁を開けて、作動油を前記油圧ジャッキに送るとともに、前記かごを下降させる時は、前記開閉弁の背圧室から圧油を排出することにより、前記開閉弁を開けて、作動油を前記油圧パワーユニット側に還流させる油圧式エレベータ装置であって、
    前記背圧室から圧油を排出するための排出回路に設けられ、常時は前記排出回路を閉じるとともに、前記かごに対する下降指令時に、前記排出回路を開いて前記背圧室から圧油を排出する電磁弁と、
    前記圧力保持弁前後に生じる作動油の圧力差に基づいて前記主回路を流れる作動油の流量を検出し、所定値以上の流量が検出された場合に、前記排出回路を閉じる排出回路閉止手段と、
    を備え
    前記排出回路閉止手段は、
    前記排出回路を開閉する差圧検知弁と、
    前記圧力保持弁よりも前記油圧パワーユニット側の前記主回路に接続され、前記差圧検知弁に対して、前記排出回路を開く方向に圧力を作用させる油圧パワーユニット側パイロット回路と、
    前記差圧検知弁に対して、前記排出回路を閉じる方向に圧力を作用させる油圧ジャッキ側パイロット回路と、
    前記圧力保持弁よりも前記油圧ジャッキ側の前記主回路及び前記背圧室間に接続された接続回路と、
    を備え、
    前記差圧検知弁は、常時は前記排出回路を開いた状態に保持し、前記油圧ジャッキ側パイロット回路と前記油圧パワーユニット側パイロット回路との圧力差が所定の設定値に達した場合に、前記排出回路を閉じ、
    前記油圧ジャッキ側パイロット回路は、前記背圧室及び前記接続回路を介して、前記圧力保持弁よりも前記油圧ジャッキ側の前記主回路に接続され
    ことを特徴とする油圧式エレベータ装置。
JP2008193502A 2008-07-28 2008-07-28 油圧式エレベータ装置 Active JP5309759B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008193502A JP5309759B2 (ja) 2008-07-28 2008-07-28 油圧式エレベータ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008193502A JP5309759B2 (ja) 2008-07-28 2008-07-28 油圧式エレベータ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010030722A JP2010030722A (ja) 2010-02-12
JP5309759B2 true JP5309759B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=41735717

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008193502A Active JP5309759B2 (ja) 2008-07-28 2008-07-28 油圧式エレベータ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5309759B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015117087A (ja) * 2013-12-17 2015-06-25 株式会社日立ビルシステム 油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6019091Y2 (ja) * 1978-06-12 1985-06-08 オイルドライブ工業株式会社 油圧エレベ−タ−の安全装置
JPH06312887A (ja) * 1993-04-30 1994-11-08 Hitachi Ltd 油圧エレベーター
JPH09323870A (ja) * 1996-06-05 1997-12-16 Hitachi Ltd 油圧エレベーターの制御装置
JPH10139301A (ja) * 1996-11-11 1998-05-26 Hitachi Building Syst Co Ltd 油圧エレベータ
JPH11322207A (ja) * 1998-05-11 1999-11-24 Mitsubishi Electric Corp 油圧エレベーター装置
JP2008058057A (ja) * 2006-08-30 2008-03-13 Hitachi Constr Mach Co Ltd 超音波流量計

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010030722A (ja) 2010-02-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2484004C2 (ru) Управление крутящим моментом при торможении
EP2674381B1 (en) Method for modernizing a hydraulic elevator
KR20180041175A (ko) 엘리베이터 장치
CN108502661B (zh) 用于在电梯井道内的服务空间的安全系统
JPH07267523A (ja) 油圧エレベーター用制御バルブ装置
JP5309759B2 (ja) 油圧式エレベータ装置
AU2022201617A1 (en) Lubricant pumping system
CN113371569A (zh) 电梯安全系统
JP4952572B2 (ja) 油圧エレベータ装置
JP5762013B2 (ja) 油圧エレベーター装置
CN108203043B (zh) 用于液压电梯系统的液压启动式截流阀
KR20100135114A (ko) 엘리베이터용 조속 장치
CN205472081U (zh) 升降设备控制系统
JP4927275B2 (ja) 油圧ブレーキを用いたエレベータシステムの運行制御方法
JP2628117B2 (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP5332218B2 (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP5460070B2 (ja) 油圧エレベータの制御装置
JP4628022B2 (ja) 油圧エレベーターの制御装置
JP5000291B2 (ja) エレベータ装置
JP6348080B2 (ja) 油圧エレベータ
JP3987351B2 (ja) 水圧エレベータ装置
KR100336356B1 (ko) 유압 엘리베이터의 층고 측정시 운행속도 제어방법
JPH10139301A (ja) 油圧エレベータ
EP0514782A1 (en) Hydraulic circuit for passenger and freight elevators and the like
KR100335981B1 (ko) 유압 엘리베이터의 리레벨링 운전방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110516

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121030

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121128

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130617

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 5309759

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250