JP2015117087A - 油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法 - Google Patents
油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】付加機能の追加を容易に行なうことができる油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法を提供する。【解決手段】パワーユニット３から油圧ジャッキ２の間に設けられている油送管４のうち、任意の箇所を取り外し、代わりに、追加制御弁の両端側に配管を有する配管付き制御弁１０を取り付ける。この配管付き制御弁１０の長さ（一方の配管の端部と他方の配管の端部との距離）は、取り外した油送管４の長さと同じである。また、配管付き制御弁１０を制御するための追加制御部１１を、既存の制御部９とは独立して設ける。追加制御部１１は、配管付き制御弁１０を制御するための配線と、制御部９との間で、制御上必要な配線のみ接続する。【選択図】図２
Description
本発明は油圧式エレベーターに関し、特に油圧式エレベーターに付加機能を追加する際の油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法に関する。
通常、油圧式エレベーターは乗りかごを上下させる油圧ジャッキと、油圧ジャッキに作動油を供給および排出するパワーユニットと、パワーユニットと油圧ジャッキとの間に作動油を流通させる油送管により構成されている。パワーユニットは、モーターと、ポンプと、タンクと、制御弁と、制御部により構成されている。
ここで、既存の油圧式エレベーターに付加機能を追加する方法としては、制御用油圧回路の途中に制御弁を追加する方法が開示されている（特許文献１参照）。
パワーユニット内蔵の制御弁に新たに付加機能を追加するためには、既存の制御弁の種
類や構造毎に追加する付加機能を併せ持つ制御弁を開発し、制御弁を一式交換するか、パワーユニット内部の空きスペースに追加する付加機能に対応する制御弁を追加する方法は知られているが、制御弁の周囲は配管や配線が入り組んでいるため、パワーユニットの構造によつては空きスペースが無く、制御弁の交換や追加が困難であった。
類や構造毎に追加する付加機能を併せ持つ制御弁を開発し、制御弁を一式交換するか、パワーユニット内部の空きスペースに追加する付加機能に対応する制御弁を追加する方法は知られているが、制御弁の周囲は配管や配線が入り組んでいるため、パワーユニットの構造によつては空きスペースが無く、制御弁の交換や追加が困難であった。
本発明の目的は、付加機能の追加を容易に行なうことができる油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明は、パワーユニットと、油圧ジャッキとを備え、油圧ジャッキにより乗りかごを昇降させる油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法において、パワーユニットと油圧ジャッキとを連絡する既設油送管経路中の任意の配管を、配管付き制御弁に取り替えることを特徴とする。
また、本発明は、さらに、前記配管付き制御弁を制御するための制御部および電源を、パワーユニットの制御部および電源とは独立させて設置することを特徴とする。
本発明は、パワーユニット内の制御弁を一式交換する方式と比べ、付加機能追加を容易に行なうことができる。また、パワーユニットの電源が喪失したような場合においても、追加した制御弁を制御することが可能となる。
以下に、本発明に関わる一実施形態を図１と図２に基づいて説明する。
図１は油圧エレベーターの概略構成を示す図である。油圧式エレベーターは、乗りかご１を上下させる油圧ジャッキ２と、油圧ジャッキ２に作動油を供給および排出するパワーユニット３と、パワーユニット３と油圧ジャッキ２との間に作動油を流通させる油送管４とにより構成されている。パワーユニット３は、モーター５と、ポンプ６と、タンク７と、制御弁８と、制御部９により構成されている。
図２は本実施形態における制御弁を追加するための一実施形態を示す図である。
図２において、制御弁を追加する作業においては、パワーユニット３から油圧ジャッキ２の間に設けられている油送管４のうち、任意の箇所を取り外し、代わりに，追加制御弁の両端側に配管を有する配管付き制御弁１０を取り付ける。この配管付き制御弁１０の長さ（一方の配管の端部と他方の配管の端部との距離）は、取り外した油送管４の長さと同じである。また、配管付き制御弁１０を制御するための追加制御部１１を、既存の制御部９とは独立して設ける。追加制御部１１は、配管付き制御弁１０を制御するための配線と、制御部９との間で、制御上必要な配線のみ接続する。
また、追加制御部１１には、既存のパワーニット３の電源とは別の図示しない電源、たとえばバッテリーなどを設ける。この構成により、例えば既存のパワーニット３の電源が喪失し、戸が開いた状態で乗りかご１が動いた場合においても、追加制御部１１はこの状況を検知し、別の電源により配管付き制御弁１０を制御して弁を閉じ、かご戸が開いたまま乗りかご１が走行するのを阻止する、いわゆる戸開走行防止機能を実現することが可能となる。
本実施形態によれば、既存の制御弁および制御部を残したまま、油送管の一部を配管付き制御弁とすることにより、制御弁追加作業を簡易化し、作業時間の短縮を図ることができる。
また、戸開走行防止機能などの機能を容易に追加することを可能とする。
１ 乗りかご
２ 油圧ジャッキ
３ パワーユニット
４ 油送管
５ モーター
６ ポンプ
７ タンク
８ 制御弁 1
９ 制御部
１０ 配管付き制御弁
１１ 追加制御部(電源内蔵)
２ 油圧ジャッキ
３ パワーユニット
４ 油送管
５ モーター
６ ポンプ
７ タンク
８ 制御弁 1
９ 制御部
１０ 配管付き制御弁
１１ 追加制御部(電源内蔵)
Claims (2)
- パワーユニットと、油圧ジャッキとを備え、油圧ジャッキにより乗りかごを昇降させる油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法において、パワーユニットと油圧ジャッキとを連絡する既設油送管経路中の任意の配管を配管付き制御弁に取り替えることを特徴とする油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法。
- パワーユニットと、油圧ジャッキとを備え、油圧ジャッキにより乗りかごを昇降させる油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法において、パワーユニットと油圧ジャッキとを連絡する既設油送管経路中の任意の配管を配管付き制御弁に取り替えるとともに、制御弁を制御するための制御部および電源を既存のパワーユニットに具備されている制御部および電源とは独立させて設置することを特徴とする油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013260252A JP2015117087A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | 油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013260252A JP2015117087A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | 油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法 |
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| JP2015117087A true JP2015117087A (ja) | 2015-06-25 |
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| JP2013260252A Pending JP2015117087A (ja) | 2013-12-17 | 2013-12-17 | 油圧式エレベーターの制御弁取り付け方法 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2015117087A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2018193192A (ja) * | 2017-05-18 | 2018-12-06 | 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 | 油圧エレベータ制御用バルブの配管脱着作業治具、配管取り外し方法、及び配管結合方法 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JPH11322207A (ja) * | 1998-05-11 | 1999-11-24 | Mitsubishi Electric Corp | 油圧エレベーター装置 |
| JP2000086118A (ja) * | 1998-09-08 | 2000-03-28 | Hitachi Building Systems Co Ltd | 油圧エレベータ用油圧制御装置の改修方法 |
| JP2010030722A (ja) * | 2008-07-28 | 2010-02-12 | Mitsubishi Electric Corp | 油圧式エレベータ装置 |
| JP2013100186A (ja) * | 2013-01-15 | 2013-05-23 | Fumiharu Masuda | エレベータのための避難用制御ユニットおよび昇降装置 |
-
2013
- 2013-12-17 JP JP2013260252A patent/JP2015117087A/ja active Pending
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