JP5307936B2 - 取付部材の取付構造 - Google Patents

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Description

本発明は、被取付部材に取付部材を取付けるための、取付部材の取付構造に関する。
例えば、自動車の内装部品等の取付部材を、車体パネル等の被取付部材に取付ける際には、取付部材に突設された取付座にクリップを装着し、このクリップを被取付部材の取付孔に係合させることにより、クリップを介して被取付部材に取付部材を取付ける構造が用いられている。
上記構造に用いられるクリップは、金属製と樹脂製とがある。金属製のクリップを用いたものとして下記特許文献1には、内装部品の裏面にクリップ取付座を設け、これにスプリング鋼板からなるクリップを装着し、このクリップを車体パネルの取付孔に圧入嵌合させることにより、内装部品を取付ける取付構造が開示されている。クリップは、逆U字状に曲成された一対の脚片の両端に外方に向け折曲された係止用フランジが形成され、脚片のほぼ中央を切り起こし形成した弾性片の先端に外方に向け折曲した係止部を設けた形状をなしている。また、クリップ取付座は、支持リブの両側に側壁リブが設定され、この側壁リブの下部内側面にクリップの係止用フランジをスライド装着する係止溝が形成されている。
一方、樹脂製のクリップとして下記特許文献2には、対向する一対の側壁を有する断面U字状の基体と、該基体の各側壁内面から延設される一対の弾性腕と、基体の各側壁外面の一対の係止肩とを備えたクリップが開示されている。そして、クリップの基体両側を摘まみながら、取付部品の裏面から垂設したボス部を、基体内側に差し込むことにより、ボス部の係合孔に一対の弾性腕が係合して、ボス部にクリップが装着される。その後、車体パネルの取付孔にクリップを挿入することにより、その係合肩が取付孔に係合して、車体パネルに取付部品が取付けられるようになっている。
特開平8−334108号公報 特開2008−151304号公報
上記特許文献1のような金属製のクリップを用いたものは、取付強度が高いという利点はあるものの、廃車などの際に金属材料と樹脂材料を分離するのが困難となり、製造コストも高いという不利点があった。
一方、上記特許文献2に記載されたような樹脂製のクリップを用いたものは、廃車などの際に材料を分離する必要がなく、製造コストも低減できるという利点があるが、ボス部の係合孔に一対の弾性腕が係合して抜け止めされているので、引き抜き力に対する強度が金属製のクリップに比べて劣るという不利点があった。
また、特許文献1のように、クリップを横スライドさせて取付座に装着するようにした構造のものにおいて、クリップを樹脂製にすることも考えられるが、そのような構造にした場合には、樹脂製のクリップが横スライドして取付座から外れやすいという問題があることがわかった。この場合、クリップのフランジ部を厚くして、取付座に圧入することも考えられるが、クリップを取付座に挿入するときの挿入抵抗が大きくなり、組み立て作業性が悪くなるという問題があった。
したがって、本発明の目的は、樹脂製のクリップを用いても、十分な強度が得られると共に、クリップが取付座から外れにくく、取付座への取付も容易になされるようにした取付部材の取付構造を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の取付部材の取付構造は、取付部材に突設された取付座と、該取付座に装着される樹脂製のクリップとを備え、前記クリップを前記取付座に装着して、被取付部材に形成された取付孔に係合させることにより、取付部材を被取付部材に取付ける取付部材の取付構造において、前記取付座は、取付部材の裏面側から突設された板状の柱部と、この板状の柱部の両側にほぼ平行に立設された一対の側壁と、この各側壁の内面から前記柱部に向けて延出され、前記柱部との間に所定の隙間を設けたリブとを有し、前記クリップは、略V字状に屈曲された脚部と、この脚部の両端から外方に向けて延出された一対のフランジ部と、前記脚部の外面途中に設けられ前記取付孔の周縁に係合する係止肩とを有し、前記一対のフランジ部が、前記取付部材及び前記リブの間にそれぞれ挿入されて、前記取付部材にクリップが組付けられるように構成されており、前記フランジ部の前記取付部材側及び/又は前記リブ側の面であって、かつ、前記リブの長さ方向に沿った中間部に突起が設けられており、前記取付部材の裏面から前記リブ内面までの高さをH1とし、前記フランジ部の厚さをH2とし、前記突起の高さをH3としたとき、H2+H3>H1となり、かつ、前記フランジ部を前記取付部材及び前記リブの間に挿入できるように設定されていることを特徴とする。
本発明の取付部材の取付構造においては、前記突起の前記フランジ部に沿った長さL2は、前記フランジ部の長さL1の1/5以下とされていることが好ましい。
本発明の取付部材の取付構造においては、前記取付座の板状の柱部の両側面に拡径部が形成されており、前記クリップには、前記脚部の対向する内側面から屈曲部に向けて延出された一対の弾性腕が設けられており、前記取付部材に前記クリップが組付けられたとき、前記一対の弾性腕の先端が、前記柱部の拡径部の段部に係合するように構成されていることが好ましい。
本発明の取付部材の取付構造においては、前記取付座の柱部の先端部には、先端に向かって次第に肉薄となるように、その両側にテーパ面が形成されており、前記一対のフランジ部が前記取付部材及び前記リブの間に挿入され、前記取付部材に前記クリップが組付けられたとき、前記クリップの脚部の内側面に、前記柱部のテーパ面に対して所定隙間を介して対向して配置される突条が設けられていることが好ましい。
本発明によれば、一対のフランジ部を取付部材及びリブの間にそれぞれ挿入して、取付部材にクリップを組付けた後、被取付部材の取付孔に挿入すると、取付孔の裏側周縁に傾斜肩が係合して、クリップを介して被取付部材に取付部材を取付けることができる。
このとき、取付部材の裏面からリブ内面までの高さをH1とし、フランジ部の厚さをH2とし、突起の合計高さをH3としたとき、H2+H3>H1となるように設定されているので、フランジ部の長さ方向中央に部分的に設けられた突起が、取付部材裏面及び/又はリブ内面に食い込むように圧入され、突起が設けられた面における、取付部材裏面とフランジ部との間、又はリブ内面とフランジ部との間に隙間が生じる。
そのため、クリップに、取付座から抜け外れる方向(取付部材の裏面に沿った方向)に引き抜き力が作用すると、前記突起を支点としてフランジ部が傾動し、その長さ方向端部の角部が、取付部材裏面やフランジ部内面に係合するので、取付座からクリップを外れにくくすることができる。
また、前記突起は、フランジ部の長さ方向中間部に部分的に設けられているので、取付部材及びリブの間にフランジ部を挿入していくときに、挿入抵抗の増大を抑制することができ、取付座に対してクリップをスムーズに装着することができる。
本発明に係る取付部材の取付構造の一実施形態を示す斜視図である。 同取付構造を構成するクリップを示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は平面図である。 同取付構造において、取付座にクリップを装着した状態の、断面説明図である。 図3の状態からクリップに引き抜き方向の応力が作用したときの、断面説明図である。 同取付構造において、クリップを取付孔に挿入する際の、脚部の状態を示す説明図である。 同取付構造を用いて、被取付部材に取付部材を取付けたときの説明図である。 本発明に係る取付部材の取付構造の他の実施形態を示す断面説明図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る取付部材の取付構造の一実施形態について説明する。
図1に示すように、この実施形態の取付構造は、ガーニッシュやトリムボード等の取付部材1に一体的に突設された樹脂製の取付座10と、この取付座10に装着される樹脂製のクリップ30とを備え、クリップ30を取付座10に装着して、図6に示すように、自動車の車体パネル等の被取付部材5に形成された取付孔7に係合させることにより、取付部材1を被取付部材5に取付けるものである。
取付座10は、前記取付部材1の裏面側から立設された板状の柱部11と、この柱部11の両側にほぼ平行に立設された一対の側壁12,12と、各側壁12の内面から前記柱部11に向けて延出され、前記柱部11との間に所定の隙間を設けたリブ13,13とを有している。リブ13は、取付部材1の裏面に沿って、側壁12の全幅に亘る長さで伸びている(図1参照)。また、柱部11の背面からは背面板14が張り出して、前記一対の側壁12,12に連結されており(図1,3,4参照)、取付座10の背面側が閉塞すると共に、正面側が開口した構造となっている。
更に、前記柱部11の先端部両側面からは拡径部16,16が突設され、その基部側に柱部11に直交する段部16aが設けられていると共に、先端側には柱部先端に向かって次第に肉薄となるテーパ面17,17が形成されている。
図2及び図5を併せて参照すると、クリップ30は、取付座10の柱部11を挟持するように、略V字状に屈曲された脚部31を有している。なお、本発明における略V字状とはU字状等を含む意味であり、柱部11を挟む込むことが可能な形状であればよい。
脚部31の両端からは、外方に向けて一対のフランジ部33,33が延出している。ここでの各フランジ部33は、脚部31に対して直交するように外方に向けて延出している。そして、一対のフランジ部33,33が、取付部材1及びリブ13,13の間にそれぞれ挿入され、取付部材1にクリップ30が組付けられるようになっている(図6参照)。
脚部31両側の外面途中には、前記被取付部材5の取付孔7の裏側周縁に係合する係止肩35,35が設けられている。ここでの係止肩35は、脚部31の側部外面の、前記フランジ部33寄りの位置に設けられている。
脚部31の対向する内側面からは、脚部31の屈曲部に向けて一対の弾性腕36,36が延出されており、その先端面は円弧状に切欠かれて、幅方向両側に係合部36a,36aが設けられている。なお、弾性腕36,36の先端面は平面をなしていてもよい。これらの弾性腕36,36は、取付座10にクリップ30を装着したときに、柱部11の両側に配置され(図6参照)、かつ、前記係合部36aが、柱部11の段部16aに対して所定の隙間Gをあけて対峙するようになっている(図3参照)。係合部36aと段部16aとの隙間Gは、0.1〜0.4mmであることが好ましい。
脚部31の対向する内側面であって、前記弾性腕36よりも屈曲部寄りの位置からは、取付座10にクリップ30を装着したときに、柱部先端のテーパ面17,17に対して所定隙間を介して対向して配置される突条37,37が、脚部31の幅方向に沿って突設されている(図1,5,6参照)。図5の部分拡大図に示すように、突条37の先端面37aは、柱部11のテーパ面17に沿って傾斜した形状をなしている。
また、脚部31の屈曲部内側には、潰れ規制壁38が設けられている。この潰れ規制壁38は、取付座10にクリップ30が装着されたときに、柱部11の先端部に干渉しない高さで(図6参照)、中央部に空隙を設けた形状をなしている。
そして、前記脚部31フランジ部33の取付部材1側の面であって、前記リブ13の長さ方向に沿った中間部に、フランジ部33を傾動可能とする突起40が設けられている。この突起40は、先端が丸みを帯びた円錐形状をなしている。但し、この形状に限定されるものではない。
また、図3に示すように、突起40の基部側の、フランジ部33に沿った長さL2は、フランジ部33の長さL1の1/5以下とされていることが好ましく、0.8〜1.5mmとされていることがより好ましい。突起40の長さL2が短すぎると、取付座10へのクリップ30挿入時に、突起40が削れてしまったり、取付部材1の内部に突起40が完全に埋もれてしまったりして、フランジ部33が傾動不能となる虞れが生じ、突起40の長さL2が長すぎると、フランジ部33が効果的に傾動しにくくなる。
更に、図3に示すように、前記取付部材1の裏面から前記リブ13内面までの高さをH1とし、前記フランジ部33の厚さをH2とし、前記突起40の高さをH3としたとき、H2+H3>H1となり、かつ、前記フランジ部33を前記取付部材1及び前記リブ13の間に挿入できるように設定されている。(H2+H3)−H1は、0.1〜0.4mmとすることが好ましい。
次に、本発明に係る取付部材の取付構造の、使用方法及び作用効果について説明する。
図1に示すように、取付座10の空隙にクリップ30の対応部分をそれぞれ整合させると共に、フランジ部33,33を摘んで脚部31両側を内方にやや撓ませて、取付座10の正面開口側からクリップ30を押し込む。
そして、クリップ30を取付部材1の裏面に沿った方向にスライドさせて、脚部31両側を柱部11及び両側壁12,12の間に挿入すると共に、一対のフランジ部33,33を取付部材1及びリブ13,13の間にそれぞれ挿入する。そして、クリップ30を取付座10の奥方まで完全に押し込んだ後、手を離すと脚部31両側が弾性復帰して、リブ13内面にフランジ部33,33が係合し、取付座10にクリップ30を装着することができる。
このとき、前記取付部材1の裏面から前記リブ13内面までの高さをH1とし、前記フランジ部33の厚さをH2とし、前記突起40の高さをH3としたとき、H2+H3>H1となるように設定されているので、取付部材1の裏面に突起40が食い込むように圧入され、取付部材1の裏面とフランジ部33との間に隙間が生じることとなる(図3参照)。
その結果、クリップ30の側方に他の部材が衝突する等して、図3の矢印で示すように、クリップ30に取付座10から抜け外れる方向、すなわち、取付部材1の裏面に沿った方向に引き抜き力が作用しても、図4に示すように、突起40を支点としてフランジ部33が傾動して、その長さ方向の角部Cが、取付部材1の裏面やフランジ部33の内面に係合するので、取付座10からクリップ30を外れにくくすることができる。
また、前記突起40は、フランジ部33の長さ方向中間部に部分的に設けられているので、取付部材1及びリブ13の間にフランジ部33を挿入していくときの挿入抵抗を低減することができ、取付座10に対してクリップ30をスムーズに装着することができる。
更に、突起40のフランジ部33に沿った長さL2は、フランジ部33の長さL1の1/5以下とされ、フランジ部33に対して突起40を小さい長さで形成することにより、クリップ30に引き抜き力が作用したとき、突起40を支点としてフランジ部33を傾動しやすくすることができ、取付座10からクリップ30をより確実に外れにくくすることができる。
また、取付座10にクリップ30を装着した状態では、一対の弾性腕36,36が柱部11の両側に配置され、係合部36a,36aが柱部11両側の段部16aに対して所定の隙間Gをあけて向かい合うようになっている(図3参照)。そのため、クリップ30に引き抜き力が作用して、突起40を支点としてフランジ部33が傾動すると、図4に示すように、各弾性腕36の係合部36aが柱部11の段部16aに係合するので、取付部材1の裏面やリブ13内面に係合したフランジ部33と相まって、取付座10からクリップ30を、より外れにくくすることができる。
また、一対の弾性腕36,36は、取付座10にクリップ30が装着された状態で、柱部11及び側壁12,12間に配置され、それらの間隙を埋めるため(図6参照)、取付部材1の裏面に沿った方向であって、クリップ30のスライド方向に直交する横方向の外力が作用しても、クリップ30が横ずれしたり、ガタ付いたりすることを防止できる。
上記のように取付座10にクリップ30を装着した状態で、被取付部材5の取付孔7に対してクリップ30を挿入して、脚部31両側の係止肩35,35を取付孔7の裏側周縁に係合させると共に、取付座10の側壁12,12の先端を取付孔7の表側周縁に当接させることにより、図6に示すように、クリップ30を介して被取付部材5に取付部材1を取付けることができる。
ところで、上記の取付孔7に対してクリップ30を挿入する際には、取付孔7の内周に脚部31両側が押圧されて、脚部31が撓み変形する。このとき、柱部11のテーパ面17,17に対して突条37,37が所定隙間を介して対向して配置されているため(図5の部分拡大図及び図6参照)、取付孔7内周に脚部31両側が押圧されると、脚部31が縮径して軸方向に伸ばされて(図5の一点鎖線及び破線参照)、突条37,37が柱部先端部に強く圧接されることなく、柱部11のテーパ面17,17に沿って移動するので、挿入抵抗の増大を防止することができる。
また、クリップ30の突条37,37が柱部11のテーパ面17,17に所定隙間を介して対向配置しているので、クリップ30や取付部材1にねじれ方向や横方向の応力が作用しても、柱部11のテーパ面17,17にクリップ30の突条37,37がぶつかって、クリップ30と取付部材1との組付け状態をしっかりと維持することができる。
更に、脚部31の屈曲部内側に潰れ規制壁38を設けたことにより、脚部31の剛性を向上させることができるので、クリップ30先端部に押圧力が作用しても、クリップ30が潰れないように所定形状に保持することができる。
図7には、本発明に係る取付部材の取付構造の他の実施形態が示されている。なお、前記実施形態と実質的に同一部分には同符号を付してその説明を省略する。
この実施形態の取付構造では、クリップ30aのフランジ部33に、取付部材1側及びリブ13側の面であって、前記リブ13の長さ方向に沿った中間部に、突起40,40がそれぞれ設けられている。
このとき、取付部材1側の突起40の高さをH3aとし、リブ13側の突起40の高さをH3bとし、両突起40の合計高さをH3としたとき、前記実施形態と同様に、H2(フランジ部33の厚さ)+H3>H1(取付部材1の裏面からリブ13内面までの高さ)となるように設定されている。
そして、取付座10にクリップ30aを装着した状態で、取付部材1の裏面とフランジ部33との間、及び、リブ13とフランジ部33との間に隙間がそれぞれ生じ、クリップ30aに引き抜き力が作用すると、上下2つの突起40をそれぞれ支点としてフランジ部33が傾動し、その長さ方向の角部Cが取付部材1裏面やフランジ部33内面に係合して、取付座10からクリップ30aを外れにくくすることができる。
この実施形態では、2つの突起40,40により、フランジ部33の上下両面に隙間が形成されているので、フランジ部33の傾きが小さい場合でも、フランジ部33の角部が取付部材1裏面やフランジ部33内面に係合するので、取付座10からクリップ30aをより効果的に外れにくくすることができる。
1 取付部材
5 被取付部材
7 取付孔
10 取付座
11 柱部
12 側壁
13 リブ
16 拡径部
16a 段部
17 テーパ面
30,30a クリップ
31 脚部
33 フランジ部
35 係止肩
36 弾性腕
37 突条
40 突起

Claims (4)

  1. 取付部材に突設された取付座と、該取付座に装着される樹脂製のクリップとを備え、前記クリップを前記取付座に装着して、被取付部材に形成された取付孔に係合させることにより、取付部材を被取付部材に取付ける取付部材の取付構造において、
    前記取付座は、取付部材の裏面側から突設された板状の柱部と、この板状の柱部の両側にほぼ平行に立設された一対の側壁と、この各側壁の内面から前記柱部に向けて延出され、前記柱部との間に所定の隙間を設けたリブとを有し、
    前記クリップは、略V字状に屈曲された脚部と、この脚部の両端から外方に向けて延出された一対のフランジ部と、前記脚部の外面途中に設けられ前記取付孔の周縁に係合する係止肩とを有し、前記一対のフランジ部が、前記取付部材及び前記リブの間にそれぞれ挿入されて、前記取付部材にクリップが組付けられるように構成されており、
    前記フランジ部の前記取付部材側及び/又は前記リブ側の面であって、かつ、前記リブの長さ方向に沿った中間部に突起が設けられており、
    前記取付部材の裏面から前記リブ内面までの高さをH1とし、前記フランジ部の厚さをH2とし、前記突起の高さをH3としたとき、H2+H3>H1となり、かつ、前記フランジ部を前記取付部材及び前記リブの間に挿入できるように設定されていることを特徴とする取付部材の取付構造。
  2. 前記突起の前記フランジ部に沿った長さL2は、前記フランジ部の長さL1の1/5以下とされている請求項1記載の取付部材の取付構造。
  3. 前記取付座の板状の柱部の両側面に拡径部が形成されており、
    前記クリップには、前記脚部の対向する内側面から屈曲部に向けて延出された一対の弾性腕が設けられており、
    前記取付部材に前記クリップが組付けられたとき、前記一対の弾性腕の先端が、前記柱部の拡径部の段部に係合するように構成されている請求項1又は2記載の取付部材の取付構造。
  4. 前記取付座の柱部の先端部には、先端に向かって次第に肉薄となるように、その両側にテーパ面が形成されており、
    前記一対のフランジ部が前記取付部材及び前記リブの間に挿入され、前記取付部材に前記クリップが組付けられたとき、前記クリップの脚部の内側面に、前記柱部のテーパ面に対して所定隙間を介して対向して配置される突条が設けられている請求項3記載の取付部材の取付構造。
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