JP5969895B2 - 車両用ルーフモールの取付構造 - Google Patents
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このような車両用ルーフモールの取付構造においては、ルーフパネルのルーフ溝の底面に固定されるクリップの両側壁部対し、抜止爪が対向状に形成されると共に、ルーフモールを前後方向へ位置決めする上方開口の位置決め溝が形成されている。
一方、ルーフモールは、ルーフ溝の開口部を塞ぐカバー部と、このカバー部の裏面側に突出され、かつクリップの抜止爪に係合する係合部を有する突出部と、この突出部から幅方向へ突出され、かつクリップの位置決め溝の上方から嵌込まれてルーフモールの前後方向の位置決めをなす位置決めリブとを備えている。
このため、ルーフモールの位置決めリブをクリップの位置決め溝の上方から嵌込んで位置決めする作業が厄介であった。ときには、ルーフモールの位置決めリブがクリップの位置決め溝から外れて取り付けられる取付不良が発生する恐れもある。
前記クリップは、前記ルーフ溝の底面に固定される底部と、この底部の幅方向両側部から立ち上がる両側壁部とを有し、
前記両側壁部には、抜止爪が対向状に形成されると共に、前記ルーフモールを前後方向へ位置決めする上方開口の位置決め溝が形成され、
前記ルーフモールは、前記ルーフ溝の開口部を塞ぐカバー部と、このカバー部の裏面から突出されると共に、前記クリップの両側壁部の間に嵌込まれ、かつ前記抜止爪に係合する係合部を有する突出部と、この突出部から幅方向へ張り出されかつ前記位置決め溝の上方から嵌込まれて前記ルーフモールの前後方向の位置決めをなす位置決めリブとを備え、
前記カバー部の裏面には、前記ルーフモールを取り付ける前の状態で、前記ルーフパネル又は前記クリップに当接することによって、前記位置決めリブを前記位置決め溝の上方から嵌込み可能に前記ルーフモールを配置させる当て壁が形成されていることを特徴とする。
このため、ルーフモールの当て壁を、ルーフパネル又はクリップに当接させた状態のもとで、カバー部裏面の突出部を、クリップの両側壁部の間に嵌込むことによって、突出部の係合部をクリップの両側壁部の抜止爪に係合させることができる共に、ルーフモールの位置決めリブをクリップの位置決め溝に嵌込み不良なく容易にかつ確実に嵌込むことができる。
前記したようにして、ルーフ溝に対しルーフモールを前後方向に位置決めして取り付ける作業を容易に行うことができ、ルーフモールの取付性の向上を図ることができる。
前記基部と前記嵌合部との間には、前記位置決め溝の開口部に対応する形状の傾斜部が形成されていることを特徴とする。
また、基部と嵌合部との間の傾斜部が位置決め溝の開口部に対応する形状に形成されることによって、位置決めリブと位置決め溝との前後方向への係合力を高めることができる。この結果、位置決め溝と位置決めリブとの係合が外れることを防止することができる。
図1〜図3に示すように、車両のルーフパネル1は、ルーフセンターパネル2とルーフサイドパネル3とがスポット溶接等によって一体に連結され、この連結部には車両の前後方向に延びる凹状のルーフ溝4が形成されている。そして、ルーフ溝4には、クリップ10を介してルーフモール20が取り付けられる。
図2と図5に示すように、クリップ10は、ルーフ溝4の底面に両面接着テープ7等によって固定される底部11と、この底部11の幅方向両側部から挿入空間12を隔てて立ち上がる両側壁部13とを有して横断面略U字状に形成されている。
図3と図5に示すように、クリップ10の両側壁部13の対向面の上部には、上側に傾斜した案内面14aを有して断面略三角形状をなす抜止爪14が対向状に形成されている。
また、図2と図5に示すように、クリップ10の両側壁部13の前後方向中央部には、次に述べるルーフモール20を前後方向へ位置決めする上方開口の位置決め溝15がそれぞれ形成されている。これら両位置決め溝15の開口部には、側壁部13の上端に向かってしだいに開口幅が増大されて逆ハの字状をなす案内面16が形成されている。
また、基部41は、嵌合部43よりも前後方向の幅寸法が大きく設定されており、基部41と嵌合部43との間には、位置決め溝15の開口部に形成された案内面16に対応する形状の傾斜部42が形成されている。
さらに、位置決めリブ40の嵌合部43の先端は、円弧面(半円弧面)44に形成されている。
この実施例1において、カバー部22の裏面に対する当て壁45は、長手方向一端部(前端部)に配置されている。
そして、ルーフモール20を取り付ける前の状態で、図6に示すように、当て壁45の当接面46(後側面)がクリップ10の両側壁部13の前側端部に当接することによって、位置決めリブ40が位置決め溝15の上方から嵌込み可能な位置に設定されている。
したがって、ルーフ溝4にクリップ10を介してルーフモール20を取り付ける場合、先ず、図6に示すように、ルーフ溝4にルーフモール20を取り付ける前の状態で、ルーフモール20を前側が下がる傾斜状にして当て壁45の当接面46をクリップ10の両側壁部13の前側端部に当接させる。
これによって、位置決めリブ40が位置決め溝15の上方から嵌込み可能な位置にルーフモール20を配置させることができる。
すると、図2と図4に示すように、位置決めリブ40が位置決め溝15に嵌込み不良なく容易にかつ正確に嵌込まれる。
また、突出部32をクリップ10の両側壁部13の間の挿入空間12に嵌込む動作によって、図3に示すように、突出部32の係合部33がクリップ10の両側壁部13を弾性的に拡開させなら抜止爪14を通過し、その後、両側壁部13が元の状態に弾性復帰することで、両側壁部13の抜止爪14が突出部32の係合部33に係合する。そして、抜止爪14と係合部33との係合力によって、ルーフ溝4に対しクリップ10を介してルーフモール20が取り付けられる。このルーフモール20の取り付け状態において、カバー部22の裏面はルーフ溝4の段差部6の上面に密接する。
前記したようにして、位置決め溝15に対し位置決めリブ40を上方から嵌込んで、ルーフモール20を前後方向に位置決めして取り付ける作業を容易に行うことができ、ルーフモール20の取付性の向上を図ることができる。
この結果、位置決め溝15に対し位置決めリブ40が前後方向に不測に変形してルーフモール20が前後方向に位置ずれすることを防止することができる。
また、基部41と嵌合部43との間の傾斜部42が位置決め溝15開口部の案内面16に対応する形状に形成されることによって、位置決めリブ40と位置決め溝15との前後方向への係合力を高めることができる。この結果、位置決め溝15と位置決めリブ40との係合が外れることを防止することができる。
また、この実施例1において、位置決めリブ40の嵌合部43の先端を円弧面44に形成することによって、位置決めリブ40を位置決め溝15に嵌込めやすくなるため、ルーフモール20の取付性の向上に効果が大きい。
例えば、前記実施例1においては、カバー部22の裏面の当て壁45は、長手方向一端(前端部)に配置され、当て壁45の当接面46(後側面)がクリップ10の両側壁部13の一端部(前端部)に当接することによって、位置決めリブ40が位置決め溝15の上方から嵌込み可能な位置に設定される場合を例示したが、カバー部22の裏面に対する当て壁45の配設位置や、当て壁45に対する当接部はどのように設定されてもよい。
例えば、当て壁45に対する当接部を、ルーフパネル1の一部やルーフ溝4内に一体又は別体に設定することも可能であり、また、クリップ10の一部に一体又は別体に設定することも可能である。
4 ルーフ溝
10 クリップ
11 底部
13 側壁部
14 抜止爪
15 位置決め溝
16 案内面
20 ルーフモール
22 カバー部
32 突出部
33 係合部
40 位置決めリブ
41 基部
42 傾斜部
43 嵌合部
44 円弧面
45 当て壁
Claims (3)
- ルーフパネルに設けられた凹状のルーフ溝を覆うルーフモールをクリップを介して取り付ける車両用ルーフモールの取付構造であって、
前記クリップは、前記ルーフ溝の底面に固定される底部と、この底部の幅方向両側部から立ち上がる両側壁部とを有し、
前記両側壁部には、抜止爪が対向状に形成されると共に、前記ルーフモールを前後方向へ位置決めする上方開口の位置決め溝が形成され、
前記ルーフモールは、前記ルーフ溝の開口部を塞ぐカバー部と、このカバー部の裏面から突出されると共に、前記クリップの両側壁部の間に嵌込まれ、かつ前記抜止爪に係合する係合部を有する突出部と、この突出部から幅方向へ張り出されかつ前記位置決め溝の上方から嵌込まれて前記ルーフモールの前後方向の位置決めをなす位置決めリブとを備え、
前記カバー部の裏面には、前記ルーフモールを取り付ける前の状態で、前記ルーフパネル又は前記クリップに当接することによって、前記位置決めリブを前記位置決め溝の上方から嵌込み可能に前記ルーフモールを配置させる当て壁が形成されており、
前記位置決めリブは、前記位置決め溝の開口部側に位置する基部と、前記位置決め溝に嵌合する嵌合部とを一体に有すると共に、前記基部は、前記嵌合部よりも前後方向の幅寸法が大きく設定され、
前記基部と前記嵌合部との間には、前記位置決め溝の開口部に対応する形状の傾斜部が形成されていることを特徴とする車両用ルーフモールの取付構造。 - 請求項1に記載の車両用ルーフモールの取付構造であって、
カバー部の裏面に対する当て壁の形成位置は、ルーフモールを取り付ける前の状態で、クリップに当接することによって位置決めリブを位置決め溝の上方から嵌込み可能な位置に設定されていることを特徴とする車両用ルーフモールの取付構造。 - 請求項1又は2に記載の車両用ルーフモールの取付構造であって、
位置決めリブの嵌合部の先端は、円弧面に形成されていることを特徴とする車両用ルーフモールの取付構造。
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