JP5878140B2 - モールのクリップ締結構造 - Google Patents
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Description
例えば、ドアのドアガラスが昇降する開口部にはベルトラインモールが装着されている。
この種のモール類は高い耐候性が要求されるので、樹脂材としてはAES樹脂(アクリルニトリル/エチレン−プロピレンジエン/スチレン)等のABS改良材が使用される。
しかし、AES材等は弾性強度が弱くモール類を車体に取り付けるためのクリップに適さない場合もある。
一方、POM樹脂(ポリアセタール樹脂)等は優れた弾性を有するものの耐候性に問題が残る。
そこでクリップとモール類をそれぞれ別々の樹脂材料で成形することが必要となる。
特許文献1はクリップ部を成形した後に、このクリップ部を端末プロテクターに一体成形で連結する技術を開示するが、一体成形するインサートインジェクションは金型の調整が必要で生産性の低下の原因になる恐れが高い。
また、クリップを機械的にモール側に締結する方法としては、例えば、図8(a)に示すようにモール側100に突設した爪部112にクリップ120の挿入孔122を挿入し係止する方法があるが、係止部124と爪部112との間に隙間d1が発生し、、また、挿入孔の側壁との間に隙間d2が発生するためにクリップにガタが生じる問題があった。
そこで、図8(b)に示すように爪部112に圧着部224を形成する方法も採用されたが、圧着部の嵌合調整が大変であった。
本発明は、モールを車体に取り付けるためのクリップと、モールとの締結構造であって、モール側は、基部から突設した被締結部と、当該被締結部の一方の側部のみに設けた被締結突部とを有し、前記被締結突部は側面視で、下側の辺の根元側が下方に位置し、頂部から根元に向けて形成した斜面部を有する、側方に突出した略三角形状であり、前記クリップは締結基部と、車体側に設けた被係止孔に差し込むための差込部を有し、前記締結基部は前記モール側の被締結部を挿入するための挿入孔を有し、挿入孔は平面視で長孔形状であり、長孔を形成した対向部のうち一方の前記被締結突部側が弾性変形を許容する弾性締結部であり、他方の対向部に支持部を立設してあり、前記支持部は上部側に前記被締結部の上部を介して、前記被締結突部を裏面側から支持する上部支持部を有し、
クリップを締結基部に設けた挿入孔を介してモール側の被締結部に取り付けるとクリップ側の弾性締結部がモール側の前記被締結突部を乗り越えて弾性復帰することでクリップがモール側に締結されるとともに前記上部支持部が裏面側から前記被締結部の上部を介して前記被締結突部を支持することを特徴とする。
ここでモールは車体の外装品として取り付けられるモールであれば車体への取付部位、構造に制限がなく、クリップはモール本体に締結してもよく、例えばモール本体の端末部に取り付ける端末プロテクター部等、間接的にモールに取り付ける場合も含まれる。
そこで本明細書では「モール側」と表現した。
また、クリップの挿入孔の対向部のうち弾性締結部と反対側が支持部になっていて、当該支持部の挿入をガイドする突条状のガイド突部をモール側の被締結部に設けてもよい。
また、モール側の被締結部に、上下方向に突条のガイド突部を形成すると、クリップの挿入孔に、この被締結部を挿入する際の当たりが線状の当たり面になり、組付押入力が小さくなるので組付作業が容易になる。
例えば、ベルトラインモール,サイドプロテクタモール等が例として挙げられる。
これらのモール類を車体に装着するためのクリップはモール本体に直接締結してもよく、モールの端部の端末プロテクターやエンドキャップに締結してもよい。
本実施例ではモール10を耐候性に優れたAES樹脂で成形してある
一方クリップ20は、プレート状の締結基部21と車体側に設けた被係止孔に差し込み係止するための差込部26を有する。
本実施例では、クリップ20をばね性のあるPOM樹脂で成形してある。
クリップ20の締結基部21には、モール側のボス状の被締結部11を挿入するために、平面視長孔の挿入孔22を有する。
挿入孔22の長手方向に対向する側壁の一方を弾性変形が可能な帯状の弾性締結部24になっていて、図5にA−A線断面図,図6にB−B線断面図を示すように弾性締結部24がモール10側の被締結突部12を乗り越えた後に弾性復帰する。
この際に、挿入孔22の弾性締結部24と反対側の側壁は被締結部11を被締結突部12の反対側から支持する支持部23となっている。
クリップ20の支持部23は被締結部の上部を支持する上部支持部23aと、ガイド突部13に沿って下降し、下部を支持する下部支持部23bとが段差状に形成されている。
これにより図5(b),6(b)に示すように、クリップ20の弾性締結部24が被締結突部12の上側の斜面12aに沿って、幅方向に開き弾性変形しながら下降する。
この際に被締結部の裏面側(被締結突部の反対側)には支持部23の斜面部23cが摺接し、弾性締結部24の弾性変形を裏面側からサポートしている。
弾性締結部24が下降し、被締結突部12の頂部を乗り越えると、この弾性締結部24が弾性復帰するとともに、支持部23の下部支持部23bがガイド突部13の上部側の斜面13aに沿って後退しながら下降する。
ガイド突部13が上下方向の突条形状になっているので、クリップ20の支持部23との当たりが線当たりになり、挿入力が低減されている。
また、被締結部11の被締結突部12側であって、その下部にも上下方向に突条状のサブガイド突部14を形成してある。
略三角形状に側方に突出した被締結突部12の下側の辺が、頂点から根元側に向けて、
根元側が下に位置するように傾斜した斜面部12bになっているとともに、モール10の基部10aから根元側の高さ(H1)と頂部の高さ(H2)との間に弾性締結部24の上下方向の厚み(T)が位置するように各寸法を設定してある。
これにより、断面形状において接点部Pには横方向の分力f1と下方向の分力f2とが作用し、クリップ20の横方向及び上下方向のガタが生じない。
アウタパネル1とインナパネル2とで成形した車両ドア等において、アウタパネル1側に被係止孔1aを形成し、この孔にモール10側に締結したクリップ20の差込部26を差し込むと、図6(a)に示すように、弾性アーム27b,28bの先端部に引掛け部27a,28aを設けた係止部27,28が係止する。
なお、係止方法はこれに限定されない。
10a 基部
11 被締結部
12 被締結突部
12b 斜面部
13 ガイド突部
20 クリップ
21 締結基部
22 挿入孔
23 支持部
24 弾性締結部
26 差込部
27 係止部
28 係止部
Claims (2)
- モールを車体に取り付けるためのクリップと、モールとの締結構造であって、
モール側は、基部から突設した被締結部と、当該被締結部の一方の側部のみに設けた被締結突部とを有し、
前記被締結突部は側面視で、下側の辺の根元側が下方に位置し、頂部から根元に向けて形成した斜面部を有する、側方に突出した略三角形状であり、
前記クリップは締結基部と、車体側に設けた被係止孔に差し込むための差込部を有し、
前記締結基部は前記モール側の被締結部を挿入するための挿入孔を有し、挿入孔は平面視で長孔形状であり、長孔を形成した対向部のうち一方の前記被締結突部側が弾性変形を許容する弾性締結部であり、他方の対向部に支持部を立設してあり、
前記支持部は上部側に前記被締結部の上部を介して、前記被締結突部を裏面側から支持する上部支持部を有し、
クリップを締結基部に設けた挿入孔を介してモール側の被締結部に取り付けるとクリップ側の弾性締結部がモール側の前記被締結突部を乗り越えて弾性復帰することでクリップがモール側に締結されるとともに前記上部支持部が裏面側から前記被締結部の上部を介して前記被締結突部を支持することを特徴とする締結構造。 - 前記クリップの弾性締結部の高さ方向の厚み寸法(T)がモール側の前記被締結突部の斜面部の基部からの最小高さ(H1)と最大高さ(H2)との間に設定してあることを特徴とする請求項1記載の締結構造。
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