JP5304222B2 - 室内設備制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、個人の着席状況や嗜好に応じて照明器具、空調機器等の設備を運転する室内設備制御システムに関する。
省エネを目的として、部屋の中のエリアごとに空調機器や照明器具を設け、部屋の入退室時にICタグ等により個人認証を行い、当該個人の席を含む所定のエリアの空調機器等の設備をオン、オフする方法がある(例えば、特許文献1を参照)。
特開2005−214495号公報
しかしながら、この方法では、各個人の席が決まっているので、部屋の中を移動して他の席に着いても、その席を含むエリアの空調等の設備は作動せず、不便である。また、個人の嗜好に合わせて空調機器の温度や照明器具の照度を調節することもできない。
本発明は、上記課題を鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、室内設備について省エネを実現し、かつ、個人の嗜好に応じて調節可能にすることにある。
上記課題を解決するために、本発明は、室内設備制御システムであって、部屋の中に設置された席ごとに設けられた照明器具及び空調機器を含む設備と、前記部屋への入室を許可された個人に固有の個人識別情報と、当該個人の嗜好に応じた前記設備の運転条件とを対応付けて予め記憶する個人情報記憶手段と、前記席ごとに設けられ、当該席に着いた個人の前記個人識別情報を取得する個人情報取得手段と、前記個人情報取得手段により取得された前記個人識別情報に対応付けられた前記運転条件に従って、当該席に設けられた前記設備の運転を開始する設備制御手段と、前記部屋から退室するゲートに設けられ、個人の退室を検知し、当該個人の前記個人識別情報を取得する退室検知手段と、前記個人情報取得手段により取得された前記個人識別情報に対応付けて、当該個人情報取得手段が設けられた席に固有の席識別情報を前記個人情報記憶手段に記憶する席情報設定手段と、前記個人情報記憶手段を参照して、前記退室検知手段が取得した前記個人識別情報に対応した前記席識別情報を消去する席情報消去手段と、を備え、前記設備制御手段は、前記個人情報記憶手段を参照して、前記退室検知手段が取得した前記個人識別情報に対応した前記席識別情報を特定し、当該席識別情報の示す席に設けられた前記設備の運転を停止すると共に、前記個人情報取得手段により取得された前記個人識別情報に対応して前記席識別情報が既に記憶されているとき、当該席識別情報の示す席に設けられた前記設備の運転を停止することを特徴とする。
この構成によれば、個人が部屋の中のいずれかの席に着くと、照明器具や空調機器の設備の運転が開始するので、入室したら即運転するのとは異なり、設備が無駄に運転する時間がなく、省エネを図ることができる。また、予め個人の嗜好に応じた設備の運転条件が記憶されており、その運転条件に従って、個人の着いた席に設けられた設備を運転することができるので、いずれの席に着いても快適に過ごすことができる。
また、席を離れたとしても、部屋の中を動き回るだけでは設備を停止することはなく、部屋から退室したときに、着いていた席の設備を停止するので、設備を効率よく運転することができ、かつ、省エネを図ることができる。
また、個人が部屋の中で席を移動した場合に、移動した後の席に設けられた設備を運転するだけでなく、移動する前の席に設けられた設備を停止することができるので、さらに省エネを図ることができる。
また、本発明は、室内設備制御システムであって、前記個人識別情報が、当該個人が携帯する、外部から内部のデータを読み出せる素子の当該データ、又は当該個人の生体情報であることを特徴とする。
また、本発明は、室内設備制御システムであって、前記設備の運転条件が、前記照明器具の照度及び前記空調設備の温度であることを特徴とする。
その他、本願が開示する課題及びその解決方法は、発明を実施するための最良の形態の欄、及び図面により明らかにされる。
本発明によれば、室内設備について省エネを実現し、かつ、個人の嗜好に応じて調節可能にすることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態を説明する。本発明の実施の形態に係る室内設備制御システムでは、部屋に入室した後、個別照明、個別空調、かつ、フリーアドレスの席で個人認証すると、予め当該入室者の嗜好に応じて設定された運転条件に従って照明器具及び空調機器が作動開始する。また、部屋から退室する際の個人認証により、照明器具及び空調機器が切れるようにする。さらに、個人が部屋の中で席を移動した場合、移動先の席で個人認証をすることにより、移動先の席で個人の運転条件に従って照明器具及び空調機器が作動開始するとともに、移動前の席で照明器具及び空調機器が停止する。
これによれば、部屋の中のいずれの席に着いても、個人の嗜好に応じた照明及び空調を得ることができ、かつ、省エネにもなる。
なお、空調機器には、例えば、冷房装置、暖房装置、除湿器、加湿器、換気装置、空気清浄装置、扇風機等がある。
≪システム及びその周辺の構成と概要≫
図1は、室内設備制御システムが適用される部屋の構成を示す図である。図1(a)は、部屋R全体の構成を示す。部屋Rは、入退室ゲートG及び複数(図では、32個)の座席Sを備える。入退室ゲートGは、部屋Rの利用者(個人)が入退室時に必ず通過する出入口であり、タグセンサ1が設けられる。タグセンサ1は、利用者の携帯するICタグ5のIDを検出する。座席Sは、部屋Rに入室した利用者が着く席であり、フリーアドレス(利用者と座席Sとの対応が決まっておらず、利用者はどの座席Sに着いてもよい。)になっている。
図1(b)は、座席Sの構成を示し、特に、利用者が矢印の方向から着く場合の座席Sに備わる設備の位置を示すものである。座席Sは、タグリーダ2、照明器具3及び冷暖房器具4を備える。タグリーダ2は、利用者から見て座席Sの左側の奥に設置され、利用者のICタグ5のIDを検出する。照明器具3は、利用者から見て座席Sの中央の奥に設置される。冷暖房器具4は、利用者から見て座席Sの手前に設置される。
図2は、入退室ゲート及び室内設備の具体例を示す図である。図2(a)は、入室制御イメージを示し、特に、入退室ゲートG及びその周辺の断面図を示す。ICタグ5を携帯した利用者は、外部からセキュリティゾーンである部屋Rに入室するために自動ドアDに接近する。そのとき、自動ドアDの外側の床下に設置されたトリガアンテナTaがトリガ信号を発信し、ICタグ5がそのトリガ信号を受信し、それを契機にしてIDを発信する。タグセンサ1aは、ICタグ5のIDを受信し、管理サーバ(図示せず)とのデータ通信によりIDが認証されたときに、ドアセンサDaに自動ドアDを開くように指示する。ドアセンサDaは、その指示を受けて、自動ドアDを開放する。これにより、利用者は、部屋Rに入室することができる。なお、利用者が部屋Rから退室するために、部屋R内から自動ドアDに接近した場合には、自動ドアDの内側に設置されたトリガアンテナTb、タグセンサ1b及びドアセンサDbが動作することにより、自動ドアDが開放される。
図2(b)は、照明器具及び冷暖房器具との連動イメージを示し、特に、座席S及びその周辺の正面図を示す。座席Sにおいては、机の上にタグリーダ2が設置され、机の下に冷温水による輻射式の冷暖房器具4が設置される。天井には、各座席Sを照らす照明器具3が設置される。なお、冷暖房器具4として床吹出が備わっている場合には、個別の座席Sごとに制御するようにしてもよい。タグリーダ2は、ICタグ5のIDを検出すると、そのIDを座席Sの識別情報とともに管理サーバ6に送信する。管理サーバ6は、座席Sの識別情報を中央制御装置7に送信する。中央制御装置7は、座席Sの識別情報に従って、該当する照明器具3及び冷暖房器具4の運転を開始する。
図3は、室内設備制御システムの構成を示す図である。室内設備制御システムAは、タグセンサ1、タグリーダ2、照明器具3、冷暖房器具4、ICタグ5、管理サーバ6及び中央制御装置7を備える。タグセンサ1は、入退室ゲートGに設置され、入退室ゲートGを通過する利用者の携帯するICタグ5のIDを検出し、管理サーバ6に送信し、管理サーバ6からのメッセージに応じて入退室ゲートGの開閉を制御する。タグリーダ2は、座席Sに設置され、当該座席Sに固有のIDを記憶する。そして、着席した利用者の携帯するICタグ5のIDを検出し、そのIDを座席SのIDとともに管理サーバ6に送信する。照明器具3は、中央制御装置7の制御により点灯及び消灯が行われる。冷暖房器具4は、中央制御装置7の制御により運転の開始及び停止が行われる。ICタグ5は、当該ICタグ5を携帯する利用者に固有のIDを記憶し、そのIDをタグセンサ1及びタグリーダ2に送信する。
管理サーバ6は、タグセンサ1からICタグ5のIDを受信し、利用者が部屋Rに入室する場合には、そのIDの認証を行い、その認証結果に応じた入室の許可又は不許可のメッセージをタグセンサ1に送信する。一方、利用者が部屋Rから退室する場合には、そのIDに対応する座席Sの照明器具3及び冷暖房器具4を停止するように中央制御装置7に指示する。そして、タグリーダ2からICタグ5のID及び座席SのIDを受信し、ICタグ5のIDに対応する利用者の嗜好に応じて、座席SのIDに対応する座席Sの照明器具3及び冷暖房器具4の運転を開始するように中央制御装置7に指示する。中央制御装置7は、管理サーバ6からの指示に従って、照明器具3及び冷暖房器具4の運転の開始及び停止を制御する。
図4は、管理サーバ6のハードウェア構成を示す図である。管理サーバ6は、通信部61、表示部62、入力部63、処理部64及び記憶部65を備える。通信部61は、タグセンサ1、タグリーダ2及び中央制御装置7とデータ通信を行う部分であり、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。表示部62は、処理部64からの指示によりデータを表示する部分であり、例えば、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)等によって実現される。入力部63は、オペレータがデータ(例えば、利用者ごとの嗜好に応じた照明器具の照度や空調機器の温度のデータ)を入力する部分であり、例えば、キーボードやマウス等によって実現される。処理部64は、各部間のデータの受け渡しを行うととともに、管理サーバ6全体の制御を行うものであり、CPU(Central Processing Unit)が所定のメモリに格納されたプログラムを実行することによって実現される。記憶部65は、処理部64からデータを記憶したり、記憶したデータを読み出したりするものであり、例えば、フラッシュメモリやハードディスク装置等の不揮発性記憶装置によって実現される。
≪データの構成≫
図5は、管理サーバ6の記憶部65に記憶されるデータの構成を示す図である。利用者データ65Aは、部屋Rの利用者に関するデータであり、利用者ID65A1、照度65A2、温度65A3、入室フラグ65A4及び座席ID65A5を含むレコードからなる。利用者ID65A1は、部屋Rへの入室を許可された利用者(例えば、限定された社員等)に固有のIDであり、当該利用者の携帯するICタグ5のIDが予め設定される。照度65A2は、照明器具3による照度であり、当該利用者の嗜好に合わせた照度又はその度合い(明るい、普通、薄暗い等)が予め設定される。温度65A3は、冷暖房器具4による温度であり、当該利用者の嗜好に合わせた温度又はその度合い(高い、普通、低い等)が予め設定される。照度65A2及び温度65A3は、照明器具3や冷暖房器具4に設定する運転条件であると言うこともできる。入室フラグ65A4は、当該利用者が部屋Rに入室しているか否かを示すフラグであり、入室時にオンに設定され、退室時にオフにクリアされる。座席ID65A5は、当該利用者が着いた座席Sに固有のIDであり、利用者が座席Sに着席し、携帯するICタグ5のIDがタグリーダ2に検出されたときに設定され、利用者が部屋Rから退室したときにクリアされる。
≪システムの処理≫
図6は、利用者の入退室に係る室内設備制御システムAの処理を示すフローチャートである。なお、管理サーバ6の記憶部65に記憶されている利用者データ65Aのうち、部屋Rへの入室を許可された利用者の利用者ID65A1、照度65A2及び温度65A3は、事前に設定されているものとする。
まず、タグセンサ1が入室の利用者IDを取得する(S601)。これは、図2(a)を例にすると、入退室ゲートGの外側に設置されたタグセンサ1aが、入室のために接近して来た利用者の携帯するICタグ5からIDを受信したことを意味する。そして、タグセンサ1が入室の利用者IDを管理サーバ6に送信する(S602)。この場合、「入室」であることを示すデータを利用者IDに付加するものとする。
管理サーバ6は、タグセンサ1から入室の利用者IDを受信する(S603)。そして、利用者IDに付加されたデータにより「入室」であることが分かるので、当該利用者の入室を許可すべきか否かを判断するために、利用者IDが登録済であるか否かを判定する(S604)。具体的には、処理部64が、記憶部65の利用者データ65Aのうち、利用者ID65A1を検索し、受信した利用者IDが記憶されているか否かを判定する。
利用者IDが登録済であれば(S604のY)、当該利用者が入室を許可された人であるので、管理サーバ6は、記憶部65の利用者データ65Aのうち、当該利用者ID65A1に対応する入室フラグ65A4をオンに設定し(S605)、入室許可メッセージをタグセンサ1に送信する(S606)。入室許可メッセージの送信先は、入室の利用者IDの送信元のタグセンサ1である。そのタグセンサ1(1a)は、管理サーバ6から入室許可メッセージを受信し(S607)、そのメッセージに従ってドアセンサDaに自動ドアDの開放を指示する(S608)。
一方、利用者IDが登録されていなければ(S604のN)、当該利用者が入室を許可された人ではないので、管理サーバ6は、入室不許可メッセージをタグセンサ1に送信する(S609)。入室不許可メッセージの送信先は、入室の利用者IDの送信元のタグセンサ1である。そのタグセンサ1は、管理サーバ6から入室不許可メッセージを受信し(S610)、そのメッセージに従ってドアセンサDaや自動ドアDに対しては何もしない。
さらに、タグセンサ1が退室の利用者IDを取得する(S621)。これは、図2(a)を例にすると、入退室ゲートGの部屋R側に設置されたタグセンサ1bが、退室のために接近して来た利用者の携帯するICタグ5からIDを受信したことを意味する。そして、タグセンサ1が退室の利用者IDを管理サーバ6に送信する(S622)。この場合、「退室」であることを示すデータを利用者IDに付加するものとする。そして、タグセンサ1(1b)は、ドアセンサDbに自動ドアDの開放を指示する(S623)。
管理サーバ6は、タグセンサ1から退室の利用者IDを受信する(S624)。そして、利用者IDに付加されたデータにより「退室」であることが分かるので、記憶部65の利用者データ65Aを参照し、当該利用者ID65A1に対応する座席ID65A5を特定し、当該座席IDの座席Sに設けられた設備を停止するように中央制御装置7に指示する(S625)。そして、利用者データ65Aのうち、当該利用者ID65A1に対応する入室フラグ65A4及び座席ID65A5をクリアする(S626)。これにより、利用者データ65Aにおいて、当該利用者ID65A1の利用者が部屋Rから退室したことが示される。
中央制御装置7は、管理サーバ6から当該座席IDの座席Sに設けられた設備(照明器具3及び冷暖房器具4)を停止する指示を受信し(S627)、当該設備の運転を停止する(S628)。これによれば、部屋Rから退室した利用者が着席していた座席Sの設備が停止されるので、省エネを図ることができる。また、離席時の設備電源の切り忘れを防止する一方、ちょっとした離席では(部屋Rの中にいる限りは)設備を停止しないようにすることができる。
図7は、利用者の着席に係る室内設備制御システムAの処理を示すフローチャートである。まず、タグリーダ2が着席の利用者IDを取得する(S701)。これは、図2(b)を例にすると、座席Sの上に設置されたタグリーダ2が、着席した利用者の携帯するICタグ5からIDを受信したことを意味する。そして、タグリーダ2が着席の利用者ID及び座席IDを管理サーバ6に送信する(S702)。
管理サーバ6は、タグリーダ2から着席の利用者ID及び座席IDを受信する(S703)。そして、記憶部65の利用者データ65Aを参照し、受信した利用者ID65A1に対応する入室フラグ65A4が設定済か否かを判定する(S704)。当該入室フラグ65A4が設定されていなければ(S704のN)、当該利用者ID65A1の利用者は入退室ゲートGを通過していないにもかかわらず、部屋Rに存在するという不適切な状態なので、管理サーバ6は、管理者等に警報を行う(S705)。なお、S704において、利用者データ65Aに受信した利用者IDが存在するか否かの判定を追加してもよい。
一方、当該入室フラグ65A4が設定されていれば(S704のY)、管理サーバ6は、当該座席ID65A5が設定済か否かを判定する(S706)。当該座席ID65A5が既に設定されていれば(S706のY)、当該利用者が他の座席Sに着いていたことがある、すなわち、当該利用者が他の座席Sから現在の座席Sに移動したことを意味するので、設定済の座席ID65A5の座席Sに設けられた設備の停止を中央制御装置7に指示する(S707)。中央制御装置7は、当該座席Sに設けられた設備を停止する指示を管理サーバ6から受信し(S708)、当該設備の運転を停止する(S709)。これによれば、当該利用者が移動する前の座席Sに設けられた設備を停止するので、省エネを図ることができる。一方、当該座席ID65A5が設定されていなければ(S706のN)、管理サーバ6は、S707の処理をスキップする。
続いて、管理サーバ6は、S703で受信した新たな座席ID65A5を設定し(S711)、新たな座席ID65A5の座席Sに設けられた設備の運転を中央制御装置7に指示する(S712)。この場合、利用者データ65Aのうち、当該利用者ID65A1に対応する照度65A2及び温度65A3を中央制御装置7に通知する。中央制御装置7は、当該座席Sに設けられた設備を運転する指示を受信し(S713)、通知された照度65A2及び温度65A3に従って照明器具3及び冷暖房器具4の運転を開始する(S714)。
以上本発明の実施の形態について説明したが、図4に示す管理サーバ6内の各部を機能させるために、処理部64で実行されるプログラムをコンピュータにより読み取り可能な記録媒体に記録し、その記録したプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行させることにより、本発明の実施の形態に係る室内設備制御システムAが実現されるものとする。なお、プログラムをインターネット等のネットワーク経由でコンピュータに提供してもよいし、プログラムが書き込まれた半導体チップ等をコンピュータに組み込んでもよい。
以上説明した本発明の実施の形態によれば、利用者が部屋Rの中のいずれかの座席Sに着くと、照明器具3や冷暖房器具4の設備の運転が開始するので、入室したら即運転するのとは異なり、設備が無駄に運転する時間がなく、省エネを図ることができる。また、管理サーバ6の記憶部65内の利用者データ65Aに、利用者の嗜好に応じた照度65A2や温度65A3が予め記憶されており、そのデータに従って、利用者の着いた座席Sに設けられた照明器具3や冷暖房器具4を運転することができるので、いずれの座席Sに着いても快適に過ごすことができる。
また、利用者が座席Sを離れたとしても、部屋Rの中を動き回るだけでは設備を停止することはなく、部屋Rから退室したときに、着いていた座席Sの設備を停止するので、効率よく運転することができ、かつ、省エネを図ることができる。
また、利用者が部屋Rの中で座席Sを移動した場合に、移動した後の座席Sに設けられた設備を運転するだけでなく、移動する前の座席Sに設けられた設備を停止することができるので、さらに省エネを図ることができる。
≪その他の実施の形態≫
以上、本発明を実施するための最良の形態について説明したが、上記実施の形態は本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明はその趣旨を逸脱することなく変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物も含まれる。例えば、以下のような実施の形態が考えられる。
(1)上記実施の形態では、利用者が携帯するものとしてICタグ5を示したが、外部から内部のデータを読み出せる素子であればよく、例えば、ICカードでもよく、また、ICタグは、アクティブタグ及びパッシブタグのいずれであってもよい。また、個人を識別可能な情報であれば、携帯物のデータでなくてもよく、例えば、指紋や静脈パターン等の生体情報を用いて認証するようにしてもよい。
(2)室内設備制御システムAが適用される部屋Rは、許可された利用者だけが利用可能な空間であればよく、例えば、図書室や会議室であってもよい。
(3)上記実施の形態では、室内設備として照明器具3や冷暖房器具4を示したが、それらに限定することなく、例えば、PC(Personal Computer)や電話機等であってもよい。
室内設備制御システムAが適用される部屋の構成を示す図であり、(a)は部屋R全体の構成を示し、(b)は座席Sの構成を示す。 入退室ゲート及び室内設備の具体例を示す図であり、(a)は入室制御イメージを示し、(b)は照明器具及び冷暖房器具との連動イメージを示す。 室内設備制御システムAの構成を示す図である。 管理サーバ6のハードウェア構成を示す図である。 管理サーバ6の記憶部65に記憶されるデータの構成を示す図である。 利用者の入退室に係る室内設備制御システムAの処理を示すフローチャートである。 利用者の着席に係る室内設備制御システムAの処理を示すフローチャートである。
符号の説明
A 室内設備制御システム
G 入退室ゲート(ゲート)
R 部屋
S 座席(席)
1 タグセンサ(退室検知手段)
2 タグリーダ(個人情報取得手段)
3 照明器具(設備)
4 冷暖房器具(空調機器、設備)
5 ICタグ(素子)
6 管理サーバ
64 処理部(席情報設定手段、席情報消去手段、設備制御手段)
65 記憶部(個人情報記憶手段)
65A 利用者データ
65A1 利用者ID(個人識別情報、素子のデータ、生体情報)
65A2 照度(運転条件)
65A3 温度(運転条件)
65A5 座席ID(席識別情報)
7 中央制御装置(設備制御手段)

Claims (3)

  1. 部屋の中に設置された席ごとに設けられた照明器具及び空調機器を含む設備と、
    前記部屋への入室を許可された個人に固有の個人識別情報と、当該個人の嗜好に応じた前記設備の運転条件とを対応付けて予め記憶する個人情報記憶手段と、
    前記席ごとに設けられ、当該席に着いた個人の前記個人識別情報を取得する個人情報取得手段と、
    前記個人情報取得手段により取得された前記個人識別情報に対応付けられた前記運転条件に従って、当該席に設けられた前記設備の運転を開始する設備制御手段と、
    前記部屋から退室するゲートに設けられ、個人の退室を検知し、当該個人の前記個人識別情報を取得する退室検知手段と、
    前記個人情報取得手段により取得された前記個人識別情報に対応付けて、当該個人情報取得手段が設けられた席に固有の席識別情報を前記個人情報記憶手段に記憶する席情報設定手段と、
    前記個人情報記憶手段を参照して、前記退室検知手段が取得した前記個人識別情報に対応した前記席識別情報を消去する席情報消去手段と、
    を備え
    前記設備制御手段は、前記個人情報記憶手段を参照して、前記退室検知手段が取得した前記個人識別情報に対応した前記席識別情報を特定し、当該席識別情報の示す席に設けられた前記設備の運転を停止すると共に、前記個人情報取得手段により取得された前記個人識別情報に対応して前記席識別情報が既に記憶されているとき、当該席識別情報の示す席に設けられた前記設備の運転を停止する
    ことを特徴とする室内設備制御システム。
  2. 請求項に記載の室内設備制御システムであって、
    前記個人識別情報は、当該個人が携帯する、外部から内部のデータを読み出せる素子の当該データ、又は当該個人の生体情報である
    ことを特徴とする室内設備制御システム。
  3. 請求項1又は請求項に記載の室内設備制御システムであって、
    前記設備の運転条件は、前記照明器具の照度及び前記空調設備の温度である
    ことを特徴とする室内設備制御システム。
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