JP5582015B2 - 座席管理システム及び座席管理方法 - Google Patents

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Description

この発明は、入退室管理システムで得られた個人情報を用いて座席の表示等の操作を行う座席管理システム及び座席管理方法に関するものである。
近年、オフィスや大学など様々な場所において、個人情報を持つICカードの利用用途が拡大している。例えば、フロアの出入り口に設置されたカードリーダにICカードをかざして認証を行う、プリンターの横に設置されたカードリーダにICカードをかざして印刷を行う、食堂に設置されたカードリーダにICカードをかざして食費の精算を行う、等の用途にICカードが利用されている。下記特許文献1においては、フロア内の各座席に設置されたカードリーダにICカードをかざすことにより、その座席に着席した者の情報を通知し出席状況を表示するシステムが開示されている。
特開2007−87172号公報
しかしながら、上述した入退室管理、プリンターによる印刷、食堂の精算、座席管理、空調機等の設備の管理等は通常、それぞれ独立したシステム(以下、操作システム)であることから、管理者は、社員の入社、退職、異動のたびに各操作システムにおける個人情報をそれぞれ更新しなければならず、運用負担が増大するという問題があった。また、各操作システムではそれぞれ独自のカードリーダが利用されており、新しい操作システムを導入するたびにカードリーダが増加し、コストがかかるという問題があった。
本発明は、上記のような問題点を解決するためになされたもので、入退室管理システムで得られた個人情報を用いて座席の表示等の操作を行う座席管理システム及び座席管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る座席管理システムは、フロアを出入りする入退室者の識別情報を読み取る読取装置と、前記識別情報に基づいて前記入退室者の認証を行う認証管理装置と、前記認証が成功すると前記入退室者の個人情報を送信する入退室管理サーバーとを有する入退室管理システムに接続された、入退室者の座席位置を表示する座席管理システムであって、前記座席管理システムは、前記入退室管理サーバーから送信された前記個人情報を受信する個人情報受信手段と、前記個人情報と前記座席位置とをそれぞれ対応付けて座席情報として記憶する座席情報記憶手段と、前記個人情報受信手段で受信した前記個人情報と前記座席情報記憶手段から取得した前記座席情報とに基づき前記個人情報を持つ前記入退室者の前記座席位置を操作端末上に表示する表示手段とを有し、前記座席情報記憶手段は、前記入退室者を区分する区分情報を記憶し、前記表示手段は、前記区分情報に基づいて、前記入退室者の選択可能な座席位置と選択不可能な座席位置とを区別して表示することを特徴とする。
また、本発明に係る座席管理方法は、操作端末が、操作に基づき前記操作端末上に読取操作を行うよう表示する第1の表示ステップと、読取装置が、前記第1の表示ステップの後に、入退室者の識別情報の取を行う読取ステップと、認証管理装置が、前記読取ステップで読み取られた前記入退室者の前記識別情報に基づいて認証処理を行う認証ステップと、サーバーが、前記認証ステップで認証成功であった場合に前記入退室者の個人情報を送信する個人情報送信ステップと、前記操作端末が、前記サーバーから送信された前記個人情報に対応する座席情報と、前記入退室者を区分する区分情報とを座席情報記憶手段から取得し、前記入退室者の選択可能な座席位置と選択不可能な座席位置とを区別して表示する第2の表示ステップとを有することを特徴とする。
また、本発明に係る他の座席管理方法は、 認証管理装置が、読取装置に対する読取操作で得られた入退室者の識別情報に基づいて認証処理を行う認証ステップと、個人情報送信手段が、前記認証ステップで認証成功であった場合に前記入退室者の個人情報を送信する個人情報送信ステップと、履歴情報照合手段が、前記個人情報送信手段から送信された前記個人情報と履歴情報記憶手段に記憶される個人の読取操作履歴情報とに基づいて前記入退室者による前記読取操作が1日のうち始めての操作であるかを判定する履歴判定ステップと、操作端末が、前記履歴情報照合手段により前記読取操作が1日のうち始めてと判定されたときに、前記個人情報に対応する座席情報と、前記入退室者を区分する区分情報とを座席情報記憶手段から取得し、前記入退室者の選択可能な座席位置と選択不可能な座席位置とを区別して表示する表示ステップとを有することを特徴とする。
本発明の座席管理システム及び座席管理方法によれば、入退室管理システムで得られた個人情報を用いて座席管理を行うことができるので、入退室管理システムと座席管理システムとの間で共通のカードリーダを利用することができ、各システムを一括して管理できるので、管理者の運用負担を減少させコストを低下させることができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る座席管理システムの構成図。 本発明の実施の形態1に係る座席管理システムの運用図。 操作端末500Aに表示されたフロアの座席位置情報の一例を示す図。 座席情報の一例を示す図。 実施の形態1における装置間のやりとりを示すシーケンス図。 (a)社員区分情報及び座席区分情報を示す図。(b)フロアの座席位置画面の一例を示す図。 (a)社員の嗜好情報を示す図。(b)フロアの座席位置画面の一例を示す図。 省エネ効果情報を示す図。 フロアの座席位置画面の一例を示す図。 本発明の実施の形態2に係る座席管理システムの構成図。 実施の形態2における装置間のやりとりを示すシーケンス図。 社員の前日の電力使用量を示した図。 本発明の実施の形態3に係る設備操作システムの構成図。 設備情報を示す図。 設備操作画面を示す図。 実施の形態3における装置間のやりとりを示すシーケンス図。 本発明の実施の形態4に係る座席管理システムの構成図。 本発明の実施の形態4に係る座席管理システムの運用図。 履歴情報を示す図。 実施の形態4における装置間のやりとりを示すシーケンス図。 本発明の実施の形態5に係る座席管理システムの構成図。 実施の形態5における装置間のやりとりを示すシーケンス図。
実施の形態1.
図1に本発明の実施の形態1に係る座席管理システムの構成図を示す。座席管理システムは、社員の会社内のフロアにおける座席位置を管理する。なお、本座席管理システムは、企業内だけではなく、例えば大学等他の施設にも適用できる。
まず、座席管理システムに接続された入退室管理システムについて説明する。入退室管理システムは、読取装置100、認証管理装置200、入退室管理サーバー300を有する。そして、複数の読取装置100A−1〜100A−2が1台の認証管理装置200Aに接続され、複数の認証管理装置200A〜Cが1台の入退室管理サーバー300に接続される構成となっている。なお、本実施の形態では、一例として1台の認証管理装置200に2台の読取装置100が接続され、1台の入退室管理サーバー300に3台の認証管理装置200が接続された構成となっているが、これに限定するものではない。
読取装置100は、建物内の各フロア内を出入りする入退室者(社員)の識別情報を読み取るカードリーダ等である。識別情報にはICカード番号が含まれ、社員がICカードを読取装置100にかざすことにより、読取装置100は識別情報を読み取り、自身の持つ固有の読取装置番号とともに認証管理装置200に送信する。
認証管理装置200は、読取装置100から送られてくる識別情報に基づいて社員がフロアに入退室してよいかの認証を行う。具体的には、読取装置100から受け取ったICカード番号が許可された番号であるかを判定することにより認証を行う。認証が成功した場合は、図示しない出入り口扉を開錠し、ICカード番号及び読取装置番号を社員情報送信手段301に送信する。認証が失敗した場合は、出入り口扉の開錠を行わず、ICカード番号の送信も行わない。
入退室管理サーバー300は、認証管理装置200から送られてくるICカード番号に基づいて、読取操作を行った社員の個人情報(社員情報)を送信する。入退室管理サーバー300は、社員情報送信手段301と社員情報記憶手段302とを有する。
社員情報送信手段301は、認証管理装置200で認証が成功したICカードの持ち主である社員の特定を行い、その社員の情報及び読取装置番号を操作システムに送信する。社員情報については、認証管理装置200から送られてきたICカード番号に対応する社員情報を社員情報記憶手段302から取得する。社員情報記憶手段302には、各ICカード番号に対応する社員情報が記憶されており、社員情報とは、社員番号を有する情報であり、他に氏名、所属等を含めてもよい。
次に、座席管理システムについて説明する。座席管理システムは、操作サーバー400と操作サーバー400に接続された複数の操作端末500A〜Cとを有する。操作サーバー400はネットワークを介して入退室管理サーバー300と接続されている。このような構成をとることにより、座席管理システムは、入退室管理システムと接続された構成となる。
操作サーバー400には、社員情報とその社員情報を持つ社員の座席位置についての情報である座席情報とが予め対応付けて記憶されており、入退室管理サーバー300から送られてくる社員情報に対応する座席情報を操作端末500に送信する。操作サーバー400は、社員情報受信手段401と選択手段402と対応関係記憶手段403と選択情報送信手段404と座席情報記憶手段405と更新手段406とを有する。
操作端末500は、操作サーバー400から送られてくる社員情報及び座席情報に基づいて、読取操作を行った社員のフロア内における座席位置を表示する。操作端末500は、選択情報受信手段501と表示手段502と操作端末情報送信手段503とを有する。
図2は、本発明の実施の形態1に係る座席管理システムの運用図を示す。扉の付近には読取装置100Aが設置され、読取装置100Aの近くには操作端末500Aが設置されている。また、読取装置100および操作端末500は各フロアに任意のペアずつ設置され、それぞれ対応付けられている。対応付けは番号によって行われており、例えば読取装置100Aの読取装置番号と操作端末500Aの端末番号が、後述する対応関係記憶手段403にて対応付けられて記憶されている。
入退室者たる社員が操作端末500Aを操作すると、操作端末500Aには、例えば「カードリーダにICカードをかざしてください。」との内容が表示される。そして入退室者がICカードを読取装置100Aにかざすと、認証処理が行われ、認証成功であれば出入り口の錠が開錠され、操作端末500Aにはフロア内の社員の座席位置が表示される。
図3は操作端末500Aに表示されたフロアの座席位置画面の一例を示す。フロアの座席位置が表示され、点滅している座席は操作を行った社員の現在の座席位置である。座席が空席か否かの区別は、既に他の社員が登録している座席については色をつけて、空席については色をつけないというように区別してよい。社員が座席を変更する場合は、変更ボタンを押し、新しい座席位置を選択し、確定ボタンを押す。他のフロアへ移動するときは、フロア選択のセレクトボックスで選択する。新規に座席登録を行う場合は、登録ボタンを押し、座席位置を選択し、確定ボタンを押す。座席削除を行う場合は、削除ボタンを押し、確定ボタンを押す。
図1に戻って説明を続ける。座席管理システムにおける操作サーバー400と操作端末500とについての詳細を説明する。
社員情報受信手段401は、社員情報送信手段301からネットワークを介して送られてきた社員情報及び読取装置番号を順次受信し、選択手段402に送る。
選択手段402は、社員情報受信手段401から順次送られてくる社員情報のうち、所定の操作端末を操作した社員についての社員情報のみを選択して選択情報送信手段404に送信する。
選択手段402の選択の仕方について説明する。フロアを通行しようとする社員が操作端末500Aを操作すると、端末情報送信手段503が選択手段402に操作された操作端末Aの端末番号を送信する。対応関係記憶手段403には、各操作端末に対応する読取装置の番号が端末番号と対応するように記憶されている。選択手段402は、端末情報送信手段503から受信した操作端末Aの端末番号に基づいて、操作端末Aに対応する読取装置Aの読取装置番号を対応関係記憶手段403から取得し、操作された操作端末Aに対応する読取装置Aを特定する。そして、選択手段402は、社員情報受信手段401から送られてくる社員情報及び読取装置番号から、読取装置Aの読取装置番号とともに送られてくる社員番号のみを選択する。
選択情報送信手段404は、選択手段402で選択された社員情報を選択情報受信手段501に送信する。
座席情報記憶手段405は、各フロアにおける座席情報が記憶される。
図4は、座席情報の一例を示す。座席情報は、座席対応情報と座席配置情報とを有する。座席対応情報について、各フロアにはフロア番号が付され、フロア内の各座席に対しては座席番号が付され、座席番号には、各座席に座っている社員の社員番号が対応付けられている。誰も席に座っていない場合には社員番号が割り振られない。座席配置情報は、各フロア内における座席の配置についての情報である。
更新手段406は、表示手段502からの信号に基づいて座席情報記憶手段405に記憶される座席情報の登録、変更等の更新を行う。図3において、入退室者が操作端末上で変更、登録等の操作を行うと、表示手段502が反応し、更新手段406に更新信号を送信する。表示手段502からの更新信号を受け取った更新手段406は、登録等の操作内容を反映するよう座席情報記憶手段405に記憶される座席情報を変更し、更新を行う。座席変更の場合は、現在の座席位置情報を削除して新たに選択された座席位置情報を登録する。座席登録の場合は、新たに選択された座席位置情報を登録し、座席削除の場合は、現在の座席位置情報を削除する。
選択情報受信手段501は、上述したように、選択情報送信手段404から社員情報を受信する。
表示手段502は、選択情報受信手段501から受け取った社員情報と、座席情報記憶手段405から受け取った座席情報とに基づいて、操作端末500を操作した社員の座席位置を図3のように画面に表示する。
社員の座席位置の表示について、図4の例を用いて説明すると、受け取った社員情報内の社員番号が0004であった場合、社員番号0004に対応する社員の座席位置は、座席対応情報からフロア番号F01の座席番号Z01であるので、座席配置情報におけるZ01の位置が座席位置とわかる。これより表示手段502は、座席配置情報におけるZ01に対応する位置が座席であることがわかるように画面に表示する。
次に本発明の実施の形態1に係る座席管理システムの動作を説明する。
図5は、実施の形態1における装置間のやりとりを示すシーケンス図を示す。まず、社員はフロアの出入り口付近に設置された操作端末500を操作する(ステップS1)。
操作端末500の端末情報送信手段503は、操作が行われると、自身の端末番号を操作サーバー400の選択手段402に送信する(ステップS2)。
操作サーバー400の選択手段402は、受信した端末番号に基づき、操作された操作端末500に対応する読取装置100を特定する(ステップS3)。
操作端末500は、操作が行われると、表示手段502の画面にICカードをかざすよう表示を行う(ステップS4)。
社員が読取装置100に対しICカードをかざすと(ステップS5)、読取装置500はICカードからICカード番号を読み取り、認証管理装置200が認証を行う。認証が成功すると、認証管理装置200は入退室管理サーバー300の社員情報送信手段301に読み取ったICカード番号及び読み取り操作が行われた読取装置の読取装置番号を送信する(ステップS6)。
ICカード番号及び読取装置番号を受信した入退室管理サーバー300の社員情報送信手段301は、受信したICカード番号を保有する社員の社員情報を社員情報記憶手段302から取得する(ステップS7)。そして、その社員の社員情報及びその社員が操作した読取装置の読取装置番号を操作サーバー400の社員情報受信手段401に送信する(ステップS8)。
社員情報及び読取装置番号を受信した操作サーバー400の社員情報受信手段401は、送られてきた読取装置番号が、ステップS3で特定した読取装置に対応する番号であれば、社員情報を選択して操作端末500の選択情報受信手段501に送信する(ステップS9、S10)。
選択情報受信手段501が社員情報を受信すると、受信した社員情報に基づき、表示手段502が座席情報記憶手段405からその社員の座席情報を取得する(ステップS11)。そして、その社員の座席位置を表示手段502の画面に表示する(ステップS12)。
操作を行った社員が座席の登録または変更を行いたい場合は、操作端末500を操作すると、表示手段502が更新手段406に信号を送り、更新手段406が座席情報記憶手段405に記憶されてる情報を更新して更新後の内容を表示手段502の画面に表示することにより座席情報の更新が行われる(ステップS13、S14)。
以上のように、本発明の実施の形態1に係る座席管理システムは、入退室管理システムと接続されており、入退室管理システムにて設置されるカードリーダから得られた社員情報を用いて社員の座席位置を表示するので、管理者は、両システムを一括して管理することができ、その運用負担を軽減させることができる。すなわち、人事異動等により社員情報を更新する場合においても、入退室管理システムにおける社員情報を更新するだけでよく、座席管理システムについては特別処理をする必要がなくなる。
また、座席管理システムにおいても入退室管理システムのカードリーダを利用することにより、座席管理システム内にはカードリーダを設置する必要がなくなり、システムの運用コストを低下させることができる。
なお、図1において、読取装置100、認証管理装置200、操作端末500はそれぞれ3台示した構成となっているが、これに限定されるものではなく、何台であってもよい。また、操作サーバー400と入退室管理サーバー300とをネットワークを介して接続する構成としたが、直接に接続してもよい。さらに、図1では入退室管理システムには座席管理システムのみ接続されることとしたが、それ以外にも複数の操作システムが接続される構成としてよい。
なお、操作端末500は、タッチパネル形式で操作が行えるようにしてもよいし、マウスまたはキーボードで操作が行えるようにしてもよい。
なお、システムの運用において、読取装置100と操作端末500は社員が両方を把握できる程度に近くに設置されていればよく、図2の設置例に限定されない。例えば、操作台を置き、その上に読取装置100と操作端末500とを設置するようにしてもよい。このように、入退室管理システムにおける読取装置100と座席管理システムにおける操作端末とが近くに設置されていることにより、社員は、別々のシステムを1つの関連したシステムのように見える。
なお、座席情報記憶手段405には、図4で示した座席対応情報及び座席配置情報に加えて、社員区分情報及び座席区分情報を記憶させておいてもよい。
図6(a)は、社員区分情報及び座席区分情報を示す。社員区分情報は正社員か外注業者かを区別する情報である。座席区分情報は座席が正社員用の座席か外注業者用の座席かを区別する情報である。これら情報を利用することにより、表示手段502は、社員区分に応じて選択可能な座席と選択不可能な座席とを区別して画面に表示することができる。そして、正社員は正社員用の座席のみ選択できるようにしたり、外注業者は外注用の座席のみ選択できるようにしたりできる。
図6(b)は、図6(a)の社員区分情報及び座席区分情報に基づき外注業者が操作端末500を操作して表示されたフロアの座席位置画面の一例を示す。また、各座席の配置は、図4の座席配置情報のZ01、Z02、Z03・・・に対応する。斜線で表示された座席は、選択不可能な座席であり、斜線でない座席は選択可能な座席である。外注業者が操作を行った場合、座席Z01〜Z03は、正社員の区分にある座席、すなわち正社員用の座席に設定されているので、外注業者は正社員用の座席を登録等の更新操作ができず、斜線で表示されている。一方、座席Z04〜Z06は、外注区分、すなわち外注業者用の座席に設定されているので、外注業者はこれら座席を登録等の更新操作が可能であり、表示についても斜線になっていない。Z07〜以降も同様である。
こうすることにより、外注業者が正社員の座席を選択することを防止することができ、セキュリティの向上につながる。
なお、座席情報記憶手段405には、図4で示した座席対応情報に代えて、座席対応情報に各社員の空調、照明等の嗜好に関する情報である嗜好情報を加えた嗜好情報付座席対応情報、及び座席配置情報を記憶させておいてもよい。嗜好情報付座席対応情報及び座席配置情報を合わせて嗜好情報とする。
図7(a)は、嗜好情報付座席対応情報及び座席配置情報を示す。図7(a)には、各社員の空調に関する嗜好情報が加えられており、例えば、社員番号0008の社員は空調「弱」を好み、社員番号0003の社員は空調「普通」を好む。このような嗜好情報は、嗜好情報付座席対応情報をデータベース内に作成する事前段階で、各社員からアンケート等により取得しておけばよい。そして、同様の嗜好を持つ複数の社員の座席をかためておく。例えば、寒がりで空調「弱」を好む社員の座席がかためられたエリア、暑がりで空調「強」を好む社員の座席がかためられたエリア等を設ける。
図7(b)は、図7(a)の嗜好情報に基づき操作端末500に表示されたフロアの座席位置画面の一例を示す。点滅しているのはICカードの読み取り操作を行った社員の座席位置である。そして、各座席には、社員の嗜好情報が表示され、図7(a)の座席配置情報における座席Z01、Z02、Z06の社員は空調「弱」を好むことが見てとれる。空席については嗜好情報を表示しない。なお、社員の各座席の嗜好情報を「弱」、「普」、「強」と区別して表示したが、このような表示に限定されず、例えば色の違いにより区別することとしてもよい。これは、照明等の他の嗜好情報を表示する場合も同様であるし、また、空調と照明とを組み合わせて表示してもよい。
このように、操作端末500の画面に各社員の嗜好情報を表示することにより、読み取り操作を行った社員は、フロア内の各座席に座っている社員の嗜好を容易に把握することが可能となる。また、社員が座席を変更したい場合においては、表示された嗜好情報を見つつ、自分の嗜好に合致した空席を選択することが可能となる。例えば、日頃空調が強いエリア内の座席の社員が、体調が悪い日には、空調「弱」を好む社員達の座席があるエリア内の空席を画面上で探して座席を変更することができる。
なお、座席情報記憶手段405には、図4で示した座席対応情報及び座席配置情報に加えて、省エネ効果情報を記憶させておいてもよい。
図8は、省エネ効果情報を示す。省エネ効果情報では、社員がその座席を使用することで、どの程度の省エネ効果が得られるかを管理する。省エネ効果の度合いを設定する1つの方法として、社員の密度を基準に省エネ効果を決定する方法がある。狭いエリアに多くの社員が座っている場合、照明や空調の稼働率を低くすることができるので省エネ効果が大きい。一方、広いエリアに少数の社員がバラバラに座っている場合は稼動率が高くなり省エネ効果が小さい。
図9は、図8の嗜好情報に基づき操作端末500に表示されたフロアの座席位置画面の一例を示す。また、各座席の配置は、図4の座席配置情報のZ01、Z02、Z03・・・に対応する。斜線で表示された座席は、既に他の社員が座っている、選択不可の座席であり、斜線でない座席は選択可の座席である。例えば、自分の座席の両隣及び正面に人がいる場合は省エネ効果大、自分の座席の両隣または正面のいずれかに人がいる場合は省エネ効果中、自分の座席の両隣または正面のいずれにも人がいない場合は省エネ効果小、と予め決めておくと、座席Z01、Z02、Z06、Z07は既に他の社員が座っているので斜線となっている。座席Z03は左隣及び正面に人がいるので省エネ効果は中、座席Z04は両隣及び正面に人がいないので省エネ効果小、座席Z05は右隣に人がいるので省エネ効果中、座席Z08は両隣及び正面に人がいるので省エネ効果大、と図8における結果のように設定が行われている。
これら省エネ効果情報の更新は、更新手段406が行う。更新手段406は、社員が操作端末500で登録操作を行い、表示手段502から信号を受信すると、座席情報記憶手段405に記憶されている座席情報を更新するとともに、省エネ効果情報の項目「効果」についても更新を行う。上述の例で言えば、更新手段406は、各座席について両隣と正面の座席が登録されているか否かを見て効果の「大」、「中」、「小」を算出する。社員が座席変更操作を行った場合または座席登録削除操作を行った場合についても同様である。
表示手段502は、座席位置を表示する際、座席情報記憶手段405から座席情報に加えて省エネ効果情報についても取得し、社員が省エネ効果を容易に把握できるように、省エネ効果情報の効果毎に座席を分類し、分類毎に色をつけて座席を画面に表示する。そうすることにより、社員は入室のため座席を登録するときに、省エネ効果が高い座席を容易に把握することが可能となり、社内の省エネ効果を向上させることができる。
実施の形態2.
図10に本発明の実施の形態2に係る座席管理システムの構成図を示す。実施の形態1に相当する部分には図1と同一の符号を付してその説明を省略する。
本発明の実施の形態2に係る座席管理システムは、実施の形態1と比べて、さらに収集手段407と電力使用量計算手段408と電力使用量記憶手段409とを有する構成となっている。
収集手段407は、PC端末や空調等の複数の外部機器と接続されており、それぞれの外部機器で使用された電力量についての情報を収集する。それら外部機器は、図4に示す座席番号に対応付けられている。
電力使用量計算手段408は、収集手段407からそれぞれの外部機器が使用した電力量についての情報を受け取る。また、座席情報記憶手段405から操作端末500を操作した社員の座席情報を受け取る。そして、社員の座席に対応する外部機器で使用された電力量から、その社員が1日に使用する電力量を計算する。
社員が使用するコンセントの電力使用量については、電力量計測機能を持つコンセントタップを利用することにより計算できる。個人が空調、照明に使用する電力使用量については、1日の空調及び照明の稼動状態をモニタリングし、社員の座席と空調または照明との位置関係に基づいて推定する。
電力使用量記憶手段409は、電力使用量計算手段408で計算された電力使用量についての情報を社員情報と対応付けて記憶する。
次に本発明の実施の形態2に係る座席管理システムの動作を説明する。
図11は、実施の形態2における装置間のやりとりを示すシーケンス図を示す。ステップS1からステップS11までの処理については、図5で示す実施の形態1の動作と同じであるため説明を省略する。
操作サーバー400の選択情報送信手段404は、選択手段402から社員情報及び端末番号を受信すると、収集手段407に対し、各外部機器の電力使用量を収集するよう収集開始信号を送信する(ステップS12)。収集開始信号を受信した収集手段407は、複数の外部機器から送信される電力使用量情報を受け取り(ステップS13)、電力使用量計算手段408にその情報を送信する。
電力使用量計算手段408は、収集手段407から受信した各外部機器の電力使用量情報と、座席情報記憶手段405に記憶される操作端末500を操作した社員の座席情報とに基づいて、その社員が使用する電力使用量を計算し(ステップS14)、計算結果を操作端末500の表示手段502に送信する(ステップS15)。
そして、表示手段502は、図3に示す座席位置に加えて、図12に示すような、操作端末500を操作した社員の前日の電力使用量を画面に表示する(ステップS16)。
以上のように、本発明の実施の形態2に係る座席管理システムは、実施の形態1と同一の効果に加えて、電力使用量情報を表示することが可能となる。
なお、表示手段502は、図12で示した前日の電力使用量のみを画面に表示するとしてもよい。
なお、図11における社員の電力使用量の計算(ステップS12〜14)については、社員がICカードの読み取り操作を行う前に予め処理を行い各社員の電力使用量についての計算結果を電力使用量記憶手段409に記憶しておいてもよい。
実施の形態3.
図13に本発明の実施の形態3に係る設備操作システムの構成図を示す。設備操作システムは、フロアにおける空調、照明等の設備を操作する。実施の形態1に相当する部分には図1と同一の符号を付してその説明を省略する。
本発明の実施の形態3に係る設備操作システムは、実施の形態1と比べて、座席情報記憶手段405の代わりに設備情報記憶手段410を有し、また、設備制御手段411を有する構成となっている。
設備情報記憶手段410は、各社員が操作することのできる空調、照明等の設備についての情報である設備情報を記憶する。
図14は、設備情報を示す。設備情報は、区画情報と、設備情報と、詳細情報と、図面情報とを有する。区画情報は、フロアまたはフロアを細分化したエリアを区画と定義し、その区画内で勤務する社員との関係を管理する情報である。各区画には区画番号が与えられ、図14の例では、区画番号0001に対応する区画には、社員番号0001〜0003が付された社員が勤務している。
設備情報は、各区画内に設置された設備を管理する情報である。各設備には、それぞれ設備番号が与えられ、番号の頭には、空調機についてはA、照明についてはLと付される。図14の例では、区画番号0001に対応する区画には、設備番号A01、A02、S03が付された空調機3台、及び、設備番号L01、L02、L03が付された照明3台が設置されている。
詳細情報は、各設備番号に対応する設備種別(空調機または照明)、設備名称を管理する情報である。図面情報は、区画内での空調機と照明の設置位置を管理する情報である。
社員番号0001の社員が操作端末を操作した場合、その社員が勤務する区画には区画番号0001が与えられているため、表示手段502は、その社員が操作可能な設備が設置されている区画0001に対応する区画の図面を画面に表示する。
図15は、表示手段502の画面に表示される設備操作画面を示す。社員が照明ボタンまたは空調ボタンを選択することによりいずれの設定を行うかを切り替えることができ、「東1」、「東2」、「東3」等の空調機を表すボタンを選択することにより、画面上のいずれの空調機を設定するかを選択できる。また、他のボタンで選択した空調機について設定変更を行うことができる。設定が完了し、社員が確定ボタンを選択すると、設定処理を終了し、表示手段502は設備制御手段411に設備番号及び設定値を送信する。
設備制御手段411は、表示手段502から送られてくる設備番号及び設定値に基づき、操作サーバー400の外部に接続されている空調コントローラまたは照明コントローラに設備制御信号を送信し、設定対象となる空調機または照明等の設備を制御する。空調コントローラは、空調機のONまたはOFF、モード変更、設定温度変更、風向変更、風量変更等の制御を先に接続される複数の空調機(図13には図示なし)に対して行う。照明コントローラは、ONまたはOFF、調光率変更等の制御を先に接続される複数の照明(図13には図示なし)に対して行う。
次に本発明の実施の形態3に係る設備操作システムの動作を説明する。
図16は、実施の形態3における装置間のやりとりを示すシーケンス図を示す。ステップS1からステップS10までの処理については、図5で示す実施の形態1の動作と同じであるため説明を省略する。
次に、表示手段502は、選択情報受信手段501で受信した社員情報に基づき、設備情報記憶手段410から設備情報を取得する(ステップS11)。そして表示手段502はその社員が勤務する区画内の設備についての設備操作画面を表示する(ステップS12)。
社員が表示された画面上の設備設定を操作することにより(ステップS13)、表示手段502は、操作サーバー400の設備制御手段409に設備番号及び設定値を送信する(ステップS14)。設備制御手段411は、受信した設備番号及び設定値に基づいて、外部の空調コントローラまたは照明コントローラに設備制御信号を送信し設備の設定を変更する(ステップS15)。
以上のように、本発明の実施の形態3に係る設備操作システムは、入退室管理システムと接続されており、入退室管理システムにて設置されるカードリーダから得られた社員情報を用いてその社員が勤務する区画に設置されている空調機または照明等の設備を操作することができるので、管理者は、両システムを一括して管理することができ、その運用負担を減少させることができる。すなわち、人事異動等により社員情報を更新する場合においても、入退室管理システムにおける社員情報−区画情報を更新するだけでよく、設備操作システムについては特別に更新処理をする必要がなくなる。
また、入退室管理システムにおけるカードリーダを利用することにより、設備操作システム内にはカードリーダを設置する必要がなくなり、システムの運用コストを低下させることができる。
また、社員はフロアの入退室時にICカードをかざすだけで手軽に空調等の操作ができ、また、帰宅する場合の消し忘れを防止することもできる。さらに、入退室管理システムから送られてくる社員情報に基づき、操作を行った社員が勤務する区画においてのみ社員は設備を操作することができるので、特定の社員に無関係の設備を操作できないように制限をかけることができる。
実施の形態4.
本実施の形態は、社員が特定の座席を持たない、いわゆるフリーアドレスタイプのオフィスへの適用を想定した構成をとっている。フリーアドレスタイプのオフィスにおいては、社員は毎朝出社する都度、その日に仕事をする座席を選択する。
図17に本発明の実施の形態4に係る座席管理システムの構成図を示す。実施の形態1に相当する部分には図1と同一の符号を付してその説明を省略する。
本発明の実施の形態4に係る座席管理システムは、実施の形態1と比べて、端末情報送信手段503がなく、選択手段402の代わりに履歴情報照合手段413を有し、さらに履歴情報記憶手段412を有する構成となっている。
図18は、本発明の実施の形態4に係る座席管理システムの運用図を示す。出入り口扉の付近にはカードリーダ等の読取装置100Aが設置されている。そして、出入り口扉を通過して居室内に入ると、通行者が十分認識できるような形で、座席位置等の映像を表示する操作端末500Aが設置されている。また、読取装置100および操作端末500は各フロアに任意のペアずつ設置され、それぞれ対応付けられている。対応付けは番号によって行われており、例えば読取装置100Aの読取装置番号と操作端末500Aの端末番号が、対応関係記憶手段403にて対応付けられて記憶されている。
図17に戻って説明を続ける。履歴情報記憶手段412は、社員による読取装置100の操作履歴についての情報である履歴情報を記憶する。
図19は、履歴情報を示す。履歴情報は、読取装置100を操作した社員の社員番号と、操作された読取装置番号と、最終操作日とが、それぞれ対応付けられた情報である。最終操作日は、社員が最後に読取装置100を操作した日である。
履歴情報照合手段413は、社員情報受信手段401から送られる社員情報と履歴情報記憶手段412に記憶される履歴情報とに基づいて、社員による読取装置100の操作が、その日の出勤後始めての操作であるか否かを判定する。その日始めての操作であると判定した場合、社員情報及び社員が操作した読取装置100に対応する操作端末500の端末番号を対応関係記憶手段403から取得して選択情報送信手段404に送信する。その日始めての操作でないと判定した場合は、選択情報送信手段404には何も送信しない。
履歴情報照合手段413の判定方法について説明する。例えば、図19において、社員情報に含まれる社員番号が0001で、その社員(以下、社員0001)が操作を行った読取装置番号が0001であり、社員0001が読取操作を行った日が2010年8月19日であれば、社員0001の操作は最終操作日である2010年8月18日よりも後日の操作であるので、履歴情報照合手段413は、社員0001による操作はその日始めてであると判定する。社員0001が読取操作を行った日が例えば2010年8月18日であれば、最終操作日と同日の操作であり、既にその日(18日)に操作を行っているため、履歴情報照合手段413は、社員0001による操作はその日始めてでないと判定する。
次に本発明の実施の形態4に係る座席管理システムの動作を説明する。
図20は、実施の形態4における装置間のやりとりを示すシーケンス図を示す。
社員が読取装置100に対しICカードをかざすと(ステップS1)、読取装置100はICカードからICカード番号を読み取り、認証管理装置200で認証処理を行う。
次に、認証管理装置200はICカード番号及び読取装置番号を入退室管理サーバー300へ送信し(ステップS2)、社員情報送信手段301は読み取り操作を行った社員の社員情報を社員情報記憶手段302から取得する(ステップS3)。
次に、入退室管理サーバー300の社員情報送信手段301は、社員情報及び読取装置番号を操作サーバー400の社員情報受信手段401に送信する(ステップS4)。そして、社員情報受信手段401から社員情報及び読取装置番号を受信した履歴情報照合手段413は、社員による読取装置100の操作がその日1回目の操作であるかを判定する(ステップS5)。
その日1回目の読取装置操作であれば、履歴情報照合手段413は、操作した読取装置100に対応する操作端末500の端末番号及び社員情報を選択情報送信手段404に送信する。そして選択情報送信手段404は、受信した端末番号に対応する操作端末500の選択情報受信手段501に社員情報を送信する(ステップS6)。
また、操作端末500の表示手段502は、座席情報記憶手段405から座席情報を取得し(ステップS7)、各社員の座席位置を画面に表示する(ステップS8)。
社員が表示手段502を操作し、座席の登録を行うと(ステップS9)、表示手段502は座席の更新情報を更新手段406に送信し、更新手段406は座席情報記憶主案405に記憶されている座席情報を更新する(ステップS11)。
以上のように、本発明の実施の形態4に係る座席管理システムは、実施の形態1の効果に加えて、社員のICカード操作により社員がその日始めて出社したかを判定し、始めての出社であれば座席位置を表示してその座席を選択させることができるので、フリーアドレスタイプのオフィスにおいて、社員は朝出社したときにICカード操作を行うだけで座席位置を簡単に登録することが可能となる。
なお、実施の形態1と同様に、座席情報記憶手段405には、図4で示した座席対応情報及び座席配置情報に加えて、社員区分情報及び座席区分情報を記憶させておいてもよいし、または社員毎の嗜好情報を記憶させておいてもよい。さらには、省エネ効果情報を記憶させておいてもよい。これらの情報を記憶させることにより、実施の形態1で説明した効果と同様の効果を得ることが可能となる。
実施の形態5.
図21に本発明の実施の形態5に係る座席管理システムの構成図を示す。実施の形態5に係る座席管理システムは、実施の形態4と比べて、さらに収集手段407と電力使用量計算手段408と電力使用量記憶手段409とを有する構成となっている。なお、実施の形態1、実施の形態2、実施の形態4に相当する部分にはそれぞれ図1、図10、図17と同一の符号を付してその説明を省略する。
本発明の実施の形態5に係る座席管理システムの動作を説明する。
図22は、実施の形態5における装置間のやりとりを表すシーケンス図を示す。ステップS1からステップS7までの処理は、図20における実施の形態4の処理と同じであるため説明を省略する。
社員による読取操作がその日始めてであって、操作サーバー400の選択情報送信手段404は、履歴情報照合手段413から社員情報及び端末番号から受信すると、収集手段407に対し、各外部機器の電力使用量を収集するよう収集開始信号を送信する(ステップS8)。収集開始信号を受信した収集手段407は、複数の外部機器から送信される電力使用量情報を受け取り、電力使用量計算手段408にその情報を送信する(ステップS9)。
電力使用量計算手段408は、収集手段407から受信した各外部機器の電力使用量情報と、座席情報記憶手段405に記憶される操作端末500を操作した社員の座席情報とに基づいて、その社員が使用する電力使用量を計算し(ステップS10)、計算結果を操作端末500の表示手段502に送信する(ステップS11)。
そして、表示手段502は、図3に示す座席位置に加えて、図12に示すような、操作端末500を操作した社員の前日の電力使用量を画面に表示する(ステップS16)。
以上のように、本発明の実施の形態5に係る座席管理システムは、実施の形態1と同一の効果に加えて、社員のICカードによる認証処理時に前日の電力使用量情報を表示するので、社員はフロアの入退室時に日々の電力使用量を確認することができ、省エネ意識を高めることができる。特に、電力使用量は社員にとって必ずしも必要な情報ではないため、電力使用量を確認するために複雑な操作が必要となってしまうと社員は確認をしなくなってしまうが、本システムにおいては、入退室時に強制的に社員に電力使用量を表示することから、社員の省エネ意識を高めるため徹底することができる点で有効である。
なお、表示手段502は、図12で示した前日の電力使用量のみを画面に表示するとしてもよい。
なお、図22における社員の電力使用量の計算(ステップS10)については、社員がICカードの読み取り操作を行う前、例えば社員の入退室がない深夜に、予め電力使用量情報を受信し各社員の電力使用量についての計算結果を電力使用量記憶手段409に記憶しておいてもよい。
100A〜C 読取装置
200A〜C 認証管理装置
300 入退室管理サーバー
301 社員情報送信手段
302 社員情報記憶手段
400 操作サーバー
401 社員情報受信手段
402 選択手段
403 対応関係記憶手段
404 選択情報送信手段
405 座席情報記憶手段
406 更新手段
407 収集手段
408 電力使用量計算手段
409 電力使用量記憶手段
410 設備情報記憶手段
411 設備制御手段
412 履歴情報記憶手段
413 履歴情報照合手段
500A〜C 操作端末
501 選択情報受信手段
502 表示手段
503 端末情報送信手段

Claims (10)

  1. フロアを出入りする入退室者の識別情報を読み取る読取装置と、前記識別情報に基づいて前記入退室者の認証を行う認証管理装置と、前記認証が成功すると前記入退室者の個人情報を送信する入退室管理サーバーとを有する入退室管理システムに接続された、入退室者の座席位置を表示する座席管理システムであって、
    前記座席管理システムは、
    前記入退室管理サーバーから送信された前記個人情報を受信する個人情報受信手段と、
    前記個人情報と前記座席位置とをそれぞれ対応付けて座席情報として記憶する座席情報記憶手段と、
    前記個人情報受信手段で受信した前記個人情報と前記座席情報記憶手段から取得した前記座席情報とに基づき前記個人情報を持つ前記入退室者の前記座席位置を操作端末上に表示する表示手段とを有し、
    前記座席情報記憶手段は、前記入退室者を区分する区分情報を記憶し、
    前記表示手段は、前記区分情報に基づいて、前記入退室者の選択可能な座席位置と選択不可能な座席位置とを区別して表示することを特徴とする座席管理システム。
  2. 前記入退室管理サーバーは前記個人情報及び読取操作された前記読取装置の番号を送信し、
    前記座席管理システムは、
    前記操作端末の操作により該操作端末番号を送信する端末情報送信手段と、
    前記操作端末番号と前記読取装置の番号とを対応付けて記憶する対応関係記憶手段と、
    前記端末情報送信手段から送信された前記操作端末番号に対応する前記読取装置番号を前記対応関係記憶手段から取得し、前記読取装置番号に基づいて、前記入退室管理サーバーから送信された前記個人情報を選択する選択手段とを有し、
    前記表示手段は、前記選択手段で選択された前記個人情報と前記座席情報記憶手段から取得した前記座席情報とに基づき前記個人情報を持つ入退室者の前記座席位置を前記操作端末上に表示することを特徴とする請求項1に記載の座席管理システム。
  3. 前記個人情報を持つ前記入退室者の読み取り操作履歴情報を記憶する履歴情報記憶手段と、
    前記操作履歴情報に基づいて、前記個人情報を持つ前記入退室者による読み取り操作が1日のうち始めてであるかを判定する履歴情報照合手段とを有し、
    前記表示手段は、前記個人情報を持つ前記入退室者による読み取り操作が1日のうち始めてであると前記履歴情報照合手段で判定された場合に、前記個人情報受信手段で受信した前記個人情報と前記座席情報記憶手段から取得した前記座席情報とに基づき前記個人情報を持つ入退室者が選択できる前記座席位置を前記操作端末上に表示することを特徴とする請求項1に記載の座席管理システム。
  4. 座席の更新操作により前記座席情報記憶手段に記憶される前記座席情報を更新する更新手段を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の座席管理システム。
  5. 外部機器が使用した電力量の情報を受信する収集手段と、
    前記収集手段で受信された外部機器の電力使用量と前記座席情報記憶手段から取得した前記外部機器を使用する前記入退室者の座席情報とに基づいて、前記入退室者の電気使用量を計算する電気使用量計算手段とを有し、
    前記表示手段は、前記電気使用量計算手段で計算された前記入退室者の電気使用量を表示することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の座席管理システム。
  6. 前記座席情報記憶手段は、前記入退室者を正社員と外注業者とに区分する区分情報を記憶することを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の座席管理システム。
  7. 前記座席情報記憶手段は、さらに各個人の嗜好情報を記憶し、
    前記表示手段は、前記座席位置に加えて前記嗜好情報を前記操作端末上に表示することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の座席管理システム。
  8. 前記座席情報記憶手段は、さらに各座席における省エネ効果の情報を記憶し、
    前記表示手段は、前記座席位置に加えて前記省エネ効果情報を前記操作端末上に表示することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の座席管理システム。
  9. 操作端末が、操作に基づき前記操作端末上に読取操作を行うよう表示する第1の表示ステップと、
    読取装置が、前記第1の表示ステップの後に、入退室者の識別情報の取を行う読取ステップと、
    認証管理装置が、前記読取ステップで読み取られた前記入退室者の前記識別情報に基づいて認証処理を行う認証ステップと、
    サーバーが、前記認証ステップで認証成功であった場合に前記入退室者の個人情報を送信する個人情報送信ステップと、
    前記操作端末が、前記サーバーから送信された前記個人情報に対応する座席情報と、前記入退室者を区分する区分情報とを座席情報記憶手段から取得し、前記入退室者の選択可能な座席位置と選択不可能な座席位置とを区別して表示する第2の表示ステップと
    を有することを特徴とする座席管理方法。
  10. 認証管理装置が、読取装置に対する読取操作で得られた入退室者の識別情報に基づいて認証処理を行う認証ステップと、
    個人情報送信手段が、前記認証ステップで認証成功であった場合に前記入退室者の個人情報を送信する個人情報送信ステップと、
    履歴情報照合手段が、前記個人情報送信手段から送信された前記個人情報と履歴情報記憶手段に記憶される個人の読取操作履歴情報とに基づいて前記入退室者による前記読取操作が1日のうち始めての操作であるかを判定する履歴判定ステップと、
    操作端末が、前記履歴情報照合手段により前記読取操作が1日のうち始めてと判定されたときに、前記個人情報に対応する座席情報と、前記入退室者を区分する区分情報とを座席情報記憶手段から取得し、前記入退室者の選択可能な座席位置と選択不可能な座席位置とを区別して表示する表示ステップと
    を有することを特徴とする座席管理方法。
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