JP3048213U - 座席案内装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単に、自分の指定座席を見いだせる
座席案内装置を提供する。 【解決手段】 座席カード３であるＩＣカードを所持し
た入場者がカード読取装置２に近づくと、座席カード３
に記憶してある座席番号が読取られ、その座席番号を座
席表示板１に送る。座席表示板１では、座席番号に対応
する座席を点滅点灯するとともに、最寄りのドアも併せ
点滅点灯する。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

この考案は、映画館、劇場、コンサートホール、イベントホール等の座席案内 装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】

従来、映画館、劇場等では、指定席の場合には、座席数が非常に多くて自分の 席がなかなか見つけ辛いという問題があった。劇場によっては、正面に座席番号 を表示した安内板を設けたものもある。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

上記した従来の案内板では入場者が自分の席が何番であるか確認し、さらにそ の番号の座席がどこにあるか見つけ出さねばならず、なお面倒であるという問題 があった。また、球技場などを利用する場合や、劇場の配置を変更して利用する 場合などには、席順や席のナンバーが随時変更される場合もあり、固定した席順 表の利用ができない場合もあった。

【０００４】 この考案は上記問題点に着目してなされたものであって、比較的簡単に自分の 席を見いだせる座席案内装置を提供することを目的としている。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

この考案の座席案内装置は、会場の各座席が表示される座席表示装置と、カー ド読取装置と、固有の座席番号が記録される座席カードとからなり、前記座席カ ードの座席番号を前記カード読取装置が読取り、読取った座席番号に対応する前 記座席表示装置の座席位置を表示するようにしている。この座席案内装置では、 座席カードの番号をカード読取装置で読取るだけで、その座席が座席表示装置に 表示されるので、入場者は直ちに自分の席を知ることができる。

【０００６】

【考案の実施の形態】

以下、実施の形態により、この考案をさらに詳細に説明する。図１は、この考 案の一実施形態座席案内装置の構成を示す概略図である。この実施形態座席案内 装置は、劇場等の座席の配置を縮小的に表示した座席表示板１と、カード読取装 置２と、固有の座席番号が記憶された座席カード３とから構成されている。座席 表示板１は、ここでは説明の便宜上、縦ｎ行、横ｍ列のｎ×ｍ個の座席を表示可 能なものであり、座席番号はｎ＝４０、ｍ＝５０とすると、座席番号は左端上端 を０１０１とし、右端下端が４０５０で示される。もちろん、この番号は一例で あって、アルファベットやカタカナ、ひらがな文字等が混在するものであっても よい。

【０００７】 座席カード３は、ＩＣカードを使用するが、磁気カード、バーコードが印刷さ れたものであってもよい。カード読取装置２は、ＩＣカードを所持したお客が、 近傍を通過した時に、ＩＣカードの座席番号を読取るものであるが、磁気カード やバーコードカードを読取穴に挿入した時に読取るものであってもよい。お客が 座席表示板１の近くに来て、座席カード２の座席番号をカード読取装置２に読取 らせると、カード読取装置２はその座席番号を示す信号を座席表示板１に送る。 座席表示板１はその座席番号の座席のみを点灯、あるいは点滅点灯する。

【０００８】 例えば、番号が０３０２であれば、図１のように、３行２列目の座席が点滅点 灯される。 図２は、この考案の他の実施形態座席案装置を示す概略図である。この実施形 態座席案内装置も、座席表示板１と、カード読取装置２と、座席カード３とから 構成されている。この座席案内装置は、図１に示したものと相違して、座席表示 板１に座席０１０１〜ｎｍの表示の他に、劇場内への入退出ドアＤ₁ 〜Ｄ₉ も表 示されている。

【０００９】 例えば、お客の所持している座席カード３の登録座席番号が０１０４であると 、図２に示すように、その座席カード３をカード読取装置２で読取り、座席番号 が座席表示板１に与えられると、座席０１０４が点滅点灯されるとともに、その 座席に最寄りのドアＤ₂ も点滅点灯される。入場者は、この表示を見て、自分の 座席の位置のみならず、どのドアから入れば良いのかも知ることができる。

【００１０】 図３は、この考案の他の実施形態座席案内装置の概略を示す図である。この実 施形態座席案内装置は、座席表示装置１１に特徴があり、座席表示装置１１はコ ンピュータ１２と、大型ディスプレイ１３とから構成されている。この座席表示 装置１１はコンピュータ１２による画像処理で会場の席配置、席順等が変更され る場合でも、自由に変更表示できる。

【００１１】 この考案の座席案内装置を飛行場の搭乗口に設けておき、出発する飛行機の座 席を表示しておけば、乗客は予め自分の席を見定めることができ、搭乗をスムー ズにできる。

【００１２】

【考案の効果】

この考案によれば、会場の各座席が表示される座席表示板と、カード読取装置 と、固有の座席番号が記録される座席カードとからなり、前記座席カードの座席 番号を前記カード読取装置が読取り、読取った座席番号に対応する前記座席表示 装置の座席位置を表示するようにしているので、入場者は手間取ることなく、自 分の座席位置を知ることができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の一実施形態座席案内装置の概略を示
す図である。

【図２】この考案の他の実施形態座席案内装置の概略を
示す図である。

【図３】この考案のさらに他の実施形態座席案内装置の
概略を示す図である。

【符号の説明】

１ 座席表示板 ２ カード読取装置 ３ 座席カード

Claims (5)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】会場の各座席が表示される座席表示装置
   と、カード読取装置と、固有の座席番号が記録される座
   席カードとからなり、前記座席カードの座席番号を前記
   カード読取装置が読取り、読取った座席番号に対応する
   前記座席表示装置の座席位置を表示するようにしたこと
   を特徴とする座席案内装置。
2. 【請求項２】前記座席表示装置は、座席の他にドアも表
   示し、前記座席カードを前記カード読取装置で読取る
   と、この座席カードの座席番号に対応する座席とともに
   最寄りのドアも指示表示することを特徴とする請求項１
   記載の座席案内装置。
3. 【請求項３】前記座席表示装置は、座席表示態様を自由
   に変更し得る画像表示装置であることを特徴とする請求
   項１記載の座席案内装置。
4. 【請求項４】前記座席カードはＩＣカードであることを
   特徴とする請求項１、請求項２又は請求項３記載の座席
   案内装置。
5. 【請求項５】前記座席カードは、バーコードが記録され
   たものであることを特徴とする請求項１、請求項２又は
   請求項３記載の座席案内装置。