JP2951024B2 - 座席制御方法および座席制御装置 - Google Patents

座席制御方法および座席制御装置

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JP2951024B2
JP2951024B2 JP6937191A JP6937191A JP2951024B2 JP 2951024 B2 JP2951024 B2 JP 2951024B2 JP 6937191 A JP6937191 A JP 6937191A JP 6937191 A JP6937191 A JP 6937191A JP 2951024 B2 JP2951024 B2 JP 2951024B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は座席指定車両における指
定座席を特定する座席制御装置及びその装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】通常、鉄道車両においては自由席と指定
席とが設けられ、指定席は車両を区別しているものが多
い。従来、駅の改札口では入出場の適否を確認するのみ
であるため、座席指定券を持っている人でも持っていな
い人でも指定座席に着席可能であり、正当な座席指定券
を持っているにも係わらず、所定の座席に既に着席して
いる人がいるトラブルが発生することがある。このよう
な問題を解決するため、例えば、特開昭63−1716
8号公報に記載されている技術がある。
【0003】図21は上述した特開昭63−17168
号公報の概略的な構成を示す説明図であり、複数の指定
座席100を設置した座席指定車両101の出入口のド
ア102のデッキ側に自動改札機構103を備え、利用
者が自動改札機構103のデッキ側の切符出入口104
aに所定の座席情報を記憶させた座席指定券105を挿
入すると、この座席指定券105を自動改札機構103
内に取り込んで該座席指定券105に記憶されている座
席情報を読み取り、一方座席指定券105を発売したこ
とによってその発売した座席指定情報を予めホストコン
ピュータに入力しておき、この予め入力してある座席指
定情報と座席指定券105から読み取った座席情報を比
較し、所定の座席が備えられた車両であれば自動改札機
構103に設けられ、通常は客室への通行を遮断してい
る通行ドア106を開いて利用者の通行を可能とすると
ともに、取り込んだ座席指定券105を客室側の切符出
入口104bへ送り、利用者は自動改札機構103を通
過して返却された座席指定券105を受け取り客室内に
入ることができる そして、自動改札機構103は利用
者が通過すると通過ドア106を閉めることで、所定の
座席指定券を所有したもの以外は座席指定車両への入出
を制限する装置が提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の技術によると、座席指定券を持った者で
ないと車両の入口に設けられた自動改札装置の通行ドア
が開かないため、電話や食事等のためその車両を通過し
たくても通過できないという不便さがあり、また、座席
指定券を一旦自動改札装置内に取り込んでしまうため
に、返却された座席指定券を切符出入口に忘れたまま自
分の座席に行ってしまい、座席指定券や指定券付乗車券
を紛失するという問題がある。
【0005】また、現在列車側から利用者に対する情報
提供は全利用者に対して同じ情報を提供しているので情
報量が多く、個々の利用者がそれぞれの降車駅等の情報
を得るためには提供される多くの情報の中から自分に必
要なものを選ばなければならないという問題を生じてい
る。
【0006】本発明はこのような問題を解決するために
なされたもので、車両の通過は自在に行え、かつ座席に
は所定の座席指定券を持った者しか着席できないように
するとともに、座席指定券を手から離すことなく操作す
るようにして、確実性、操作性に優れた座席制御装置を
提供することを目的とする。また、座席指定券を持つ利
用客に対しては個々に情報提供を行うことで、無駄な情
報提供を無くすことができる座席制御装置を提供するこ
とを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明は通用日付、線区および指定区間、列車番
号、号車番号、座席番号を利用者を特定する座席データ
として読取可能に記憶して販売される座席指定券と、列
車内に設けられ、前記座席指定券の座席データを読み取
るデータ読取装置と、列車の客室内に複数設けられ、そ
れぞれ着席に適する状態と適さない状態の2状態に変化
可能で、通常は着席に適さない状態を保持しておき、そ
れぞれを認識するために個々に異なった番号が付与され
た座席と、前記データ読取装置により読み取った座席デ
ータを列車を特定する列車側の特定データと照合し、座
席指定券の座席番号と認識のために付与されている番号
の一致する座席を選択する座席選択切替スイッチと、前
記座席選択切替スイッチにより選択された番号の一致す
る座席を着席に適さない状態から適する状態に移行させ
る座席駆動装置とを有することを特徴とする。このと
き、データ読取装置に読み取らせることで任意の座席を
着席に適した状態に移行させるデータを有する記憶媒
体、例えばマスターカードを作成し、このマスターカー
ドを列車に乗務する車掌が所持することとするとよい。
【0008】また、通用日付、線区および指定区間、列
車番号、号車番号、座席番号を利用者を特定する座席デ
ータとして読取可能に記憶して販売される座席指定券
と、列車内に設けられ、前記座席指定券の座席データを
読み取るデータ読取装置と、列車の客室内に複数設けら
れ、それぞれを認識するために個々に異なった番号が付
与された座席と、前記座席もしくは座席に着席した状態
でこの着席した利用者にのみ情報を提供する情報提供手
段と、前記データ読取装置により読み取った座席データ
を列車を特定する列車側の特定データと照合し、座席指
定券の座席番号と認識のために付与されている番号の一
致する座席を選択する座席選択切替スイッチと、前記デ
ータ読取装置により読み取った座席データを記憶してお
くとともに、前記座席選択切替スイッチにより選択され
た番号の一致する座席の、座席もしくはその座席に対応
して設けられた情報提供手段より記憶した座席データに
対応する個別の情報提供を行う情報提供装置とを有する
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】上述した構成を有する本発明は、座席指定券に
通用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号、
座席番号を利用者を特定する座席データとして読取可能
に記憶して販売する。そして、列車内で利用者は座席指
定券の座席データをカードリーダ等のデータ読取装置に
より読み取らせ、座席選択切替スイッチは座席データの
通用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号
と、列車側で認識している日付、列車番号、号車番号、
現在位置を照合して所定の関係が成立するか否か確認
し、所定の関係の成立が確認されたなら、さらに座席デ
ータの座席番号と列車側の座席の番号を照合して番号の
一致する座席を選択し、この選択を受けて座席駆動装置
は該当する座席を着席に適さない状態から適する状態に
移行させる。ここで、列車発車後にキャンセルの発生が
確認された座席および未着席の座席については、車掌が
マスターカードをデータ読取装置に読み取らせることで
該当する座席を着席に適する状態に移行させ、暫定的に
次の駅までの座席を補償し、それ以後は、正規の利用者
が来た場合に席を移動するか空席がない場合は立つこと
を条件に使用することとする。
【0010】また、本発明は座席指定券に通用日付、線
区および指定区間、列車番号、号車番号、座席番号を利
用者を特定する座席データとして読取可能に記憶して販
売する。そして、列車内で利用者は座席指定券の座席デ
ータをカードリーダ等のデータ読取装置により読み取ら
せ、読み取った座席データは情報提供装置に記憶される
とともに、座席選択切替スイッチは読み取った座席デー
タの通用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番
号と、列車側で認識している日付、列車番号、号車番
号、現在位置を照合して所定の関係が成立するか確認
し、所定の関係が成立していたなら、さらに座席データ
の座席番号と列車側の座席の番号を照合して番号の一致
する座席を選択し、選択された座席の座席もしくはその
座席に対応して設けられた情報提供手段より情報提供装
置は記憶した座席データに基づいて個別の情報提供を行
う。
【0011】したがって、所定の座席指定券を所有した
ものがこの座席指定券の座席データを列車側に読み取ら
せない限り、座席は着席に適さない状態を保持している
ので、座席指定券を所持せぬものが指定座席に着席する
ことはできず、不正な指定座席の使用を未然に防止でき
る。しかも、客室内の通行は自由なので利用者全体に不
便感を与えることもない。そして、マスターカードを車
掌が所持することで、列車発車後にキャンセルの発生が
確認された座席等について、車内で暫定的にこの座席を
着席に適した状態に移行させることができるので、効率
よい運用がはかれる。また、所定の座席指定券を所有し
たものがこの座席指定券の座席データを列車側に読み取
らせることで座席指定券の座席データに対応して利用者
に対し個別の情報提供が行えるので、利用者は多くの情
報の中から必要とする情報を選択する必要はなくなる。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して実施例を説明する。図
1は第1の発明の作用を示すフローチャートである。第
1の発明は、客室内に複数設けられそれぞれに番号が付
与されている座席を通常は着席に適さない状態にしてお
き(SA1)、利用者に対し座席を特定するデータを記
憶して座席指定券を販売し(SA2)、利用者は列車に
乗車し座席指定券に記憶されているデータを列車側に読
み取らせる(SA3)。列車側ではデータを読み取ると
データを読み取った座席指定券に対応する座席を選択し
(SA4)、選択された座席のみが着席に適する状態に
移行する(SA5)ことを主な要旨としている。
【0013】以下に上述した作用を実施する装置を説明
する。図2は第1の発明の第1の実施例を示す概略的な
ブロック図である。図において、1は座席指定券であ
る。図3は前記座席指定券1を示す説明図で、(A)は
全体平面図であり、図示しない磁気ヘッドによりデータ
を読み書き可能に記憶する磁気ストライプ1aを有して
いる。この磁気ストライプ1aには図3(B)に示すよ
うに、乗車日時を特定する通用日付、乗車列車を特定す
る列車番号、前記乗車列車の車両を特定する号車番号、
特定された車両のさらに座席を特定する座席番号、乗車
区間を特定する線区およびその線区における指定区間、
この座席指定券が発行された発行月日、発行番号等が販
売時に座席データとして記憶されている。なお、上記座
席データは磁気的に記憶しておくとともに、利用者が目
視可能なように座席指定券1の面上に印刷される。
【0014】図2に戻り、2は前記座席指定券1の座席
データを読み取るデータ読取装置としてのカードリーダ
である。図4はカードリーダ2の斜視図である。2aは
座席指定券1を通すカード通路で、延在方向両側にガイ
ドとなる壁部2bが設けられている。カードリーダ2に
は図示しない磁気ヘッドが設けられており、カード通路
2aに座席指定券1を通すとこの磁気ヘッドと磁気スト
ライプ1aが対向し座席データが読み取られる。ここ
で、カードリーダ2に座席指定券1の座席データを読み
取らせる時は、利用者は座席指定券1から手を離すこと
なく壁部2bをガイドとしてカード通路2aに通すこと
となっており、座席指定券1が利用者の手から離れて一
端カードリーダ内に取り込まれ、座席データを読み取っ
た後再度放出して利用者に返却する方式のカードリーダ
の場合において発生する返却時の取り忘れということは
ない。なお、図示しないが上記座席指定券1の磁気スト
ライプ1aを反対側の面の対応する位置にも設けること
としておけば、表裏関係なくカードリーダ2に通すこと
が可能となり、使い勝手の向上が図れることとなる。ま
た、座席データを記憶する方法としては、磁気的に記憶
する他にバーコード等で記憶しておき、カードリーダ2
を光学的な読取装置としてバーコード等を読み取るよう
にしても良いし、将来的には座席指定券を光磁気カード
やICカード、さらには光ディスク等の情報媒体を用い
ることとし、列車側にはそれに対応するカードリーダを
設け、そのカードリーダは座席データを読み取る時に利
用者が情報媒体から手を離さないか、全てを取り込むこ
とがなく利用者が常に手を触れたり目視することができ
るような構造としておくと良い。
【0015】図5はカードリーダ2の取り付け位置の一
例を示す説明図であり、車両のデッキと客室の仕切に設
置されるドアの近傍に設けたものである。3はデッキと
客室を仕切る仕切りに設けられたドアで、手動であって
もドア3の客室側とデッキ側に利用者を検知するセンサ
を設け、このセンサの検知出力によって自動開閉するも
のでもよい。カードリーダ2はデッキ側でドア3の近傍
の使い勝手の良い場所に設けることとしている。図2に
戻り4は座席であり、客室内に複数設けられ、それぞれ
に異なった番号が付与され、この番号により個々の座席
4の認識がなされている。
【0016】図6は第1の発明の第1の実施例における
座席4の一例を示す説明図である。5は背もたれ、6は
座盤で、背もたれ5の下部より突出したアーム7の先端
を回転支点7aとして、座盤6は背もたれ5に対し折り
畳んだり拡げたりすることができるようになっており、
(イ)に示す着席に適さない状態から(ロ),(ハ)に
示す着席に適する状態まで変化する。前記回転支点7a
は座盤6側においてはその後端部に設けられ、背もたれ
5の延在方向中心軸線上より、回転支点7aから座盤6
の一端部までの長さ以上の所定の値nだけずれており、
これにより座盤6の後端部と背もたれ5の下端部が干渉
することなく座盤6を背もたれ5方向に折り畳むことが
できる。ここで座盤6は背もたれ5方向にはね上がるよ
うに(図6においては時計回り)に付勢する図示しない
スプリングと、このスプリングに抗して座盤6を図6に
おいては反時計方向に回転させ略水平状態に移行させる
駆動手段としてのロータリーマグネットを有している。
なお、上記構成においてはスプリングによって座盤6を
はね上げるとともに、ロータリーマグネットにより座盤
6を着席可能な略水平状態に移行させることとしている
が、ロータリーマグネットにより座盤6をはね上げてス
プリングにより着席可能な略水平状態に移行させるよう
にしてもよく、付勢手段としてモータにより座盤6をは
ね上げたり水平状態に移行するようにしてもよい。ま
た、上記いずれの場合でも(イ)に示す座盤6を折り畳
んで着席に適さない状態のときは水平状態に移行しない
ように、また(ロ),(ハ)に示す略水平で着席に適す
る状態のときは背もたれ5方向に折り畳まれないように
それぞれの状態を保持するロック手段が設けられてい
る。
【0017】図7は座席4の要部説明図である。8は一
端を回転支点7aに座盤6に対して回転可能に支持され
ている座盤支持機構で、他端は略T字型に両方に延びる
腕をもち、それぞれの端部にローラ9を備えており、こ
のローラ9により座盤6下方に延在するレール10に座
盤6は摺動自在に支持されている。この座盤支持機構8
とレール10は座盤6の左右方向両側部に設けられ、座
盤6を安定した状態で折り畳んだり拡げたりすることが
できる。なお、このレール10は断面形状が略C型で前
記ローラ9をレール10の延在方向への移動には干渉せ
ず、幅方向の移動は規制して開口部を座盤支持機構8が
通るようになっているが、これに限らず板状のものとし
てローラで両側から挟みつけるようにしてもよい。11
は座盤6の前方に設けられ、座盤6が略水平となり着席
に適する状態において座盤6を支持する支持部材として
のローラであり、前記レール10に前記ローラ9の摺動
方向と同じ方向に摺動するようになっているとともに、
座盤6を折り畳むときにはレール10より離れるように
なっている。
【0018】12は肘掛けで一端が背もたれ5に対し回
転可能に支持されており、他端側に支持リンク13の一
端側が回転可能に固定され、支持リンク13に他端側が
座盤6に回転可能に支持されて、これにより、肘掛け1
2、支持リンク13、座盤6、背もたれ5でリンク機構
が形成され、座盤6が背もたれ5方向に折り畳まれたと
きは肘掛け12も背もたれ5方向に折り畳まれ、座盤6
が水平状態に移行したときは肘掛け12も略水平状態と
なって着席に適する状態となる。14はスライドストッ
パで、座盤支持機構8に設けられている。15は電磁
石、16はスプリング、17はストッパピンで、ストッ
パピン17をスプリング16により付勢してレール10
に開けられた穴10aに突出させることで座盤6のレー
ル10延在方向の摺動を抑止するようになっている。そ
して、電磁石15を励磁させることでスプリング16に
抗してストッパピン17を穴10aから引き上げること
で、座盤6は摺動可能となる。このとき、図示しないが
肘掛け12に前記電磁石15を励磁するスイッチを設
け、穴10aを複数個設けることとしておけば、座盤6
のレール10延在方向の摺動によって背もたれ5の角度
を変化させるリクライニングシートとなる。なお、この
ようなリクライニング構造は必ずしも必要ではなく、単
に折り畳み構造となっているだけでも構わない。
【0019】図2に戻り、18は座席選択切替スイッチ
である。この座席選択切替スイッチ18は前記カードリ
ーダ2より読み取られた座席指定券1の座席データと列
車側に予め記憶され列車を特定する特定データを照合
て、座席データの通用日付、線区および指定区間、列車
番号、号車番号と、列車側で認識している日付、列車番
号、号車番号、現在位置が一致するかを確認するととも
に、確認がなされたなら座席データの座席番号と、個々
の座席4に付与されている座席番号を照合し、番号が一
致する座席4を選択する。19は座席駆動装置である。
この座席駆動装置19は前記座席選択切替スイッチ18
が選択した座席4を、座盤6が折り畳まれて着席に適さ
ない状態となっているものを、座盤6を水平状態にして
着席に適する状態にするもので、特定の座席4が選択さ
れると図示しないが座盤6を背もたれ5方向に折り畳ん
だ状態を保持しているロック手段を解除し、スプリング
の付勢力、ロータリーマグネットもしくはモータ等の人
手以外の動力源を用いて座盤6を略水平状態に移行さ
せ、着席に適する略水平状態を保つようにロック手段に
よりロックするように各部を駆動する。
【0020】上述した構成による第1の実施例の作用を
説明する。利用者は窓口等列車外で座席指定券1を購入
する。この時、座席指定券1の磁気ストライプ1aに通
用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号、座
席番号、発行月日、発行番号等が座席データとして記憶
される。またこの座席データは利用者が目視可能なよう
に券面上に印刷される。
【0021】利用者は改札を通り座席指定券1の可視情
報に従って所定の車両に乗車する。利用者は車両のデッ
キと客室の仕切りをなすドア3近傍に設けられたカード
リーダ2に座席指定券1を通し、座席データを読み取ら
せる。このとき、利用者は座席指定券1より手を離すこ
とはない。
【0022】座席選択切替スイッチ18は、カードリー
ダ2で読み取った座席データを列車側のメモリ等に予め
記憶されている列車側の特定データと照合し、座席デー
タの通用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番
と、列車側で認識している日付、列車番号、号車番
号、現在位置が一致しているかを確認する。一致が確認
されたなら、個々の座席4に付与されている番号と座席
指定券1に付与されている座席番号を照合し、番号の一
致する座席4を選択する。
【0023】番号の一致する座席4が選択されたなら、
これを受けて座席駆動装置19は番号の一致した座席4
を、座盤6が折り畳まれて着席に適さない状態となって
いるものを座盤6を背もたれ5方向に折り畳んだ状態で
保持しているロック手段を解除し、スプリングの付勢
力、ロータリーマグネットもしくはモータ等の人手以外
の動力源を用いて座盤6を略水平に移行させて着席に適
する状態とし、略水平状態を保つようにロック手段によ
りロックするように各部を駆動して、番号の一致した座
席4のみを着席に適さない状態から着席に適する状態に
移行する。
【0024】これにより、利用者は所望の座席4に着席
することが可能になる。なお、上述した構成においてカ
ードリーダ2から座席4までの距離を座席番号毎に認識
しておき、カードリーダ2から近い座席4が選択された
場合と遠い座席4が選択された場合において、座盤6を
着席に適する状態に移行させるまでの時間を変えること
としてもよい。
【0025】図8は第1の発明における第2の実施例を
示す概略ブロック図であり、上述した第1の実施例と同
じ構成を有するものは同じ番号を付し、その詳細な説明
を省略する。上述した第1の実施例の場合、カードリー
ダ2は図5に示す如く列車のデッキと客室を仕切るドア
3近傍に設けられているが、第2の実施例の場合、図9
に示す如く個々の座席4に設ける点で異なっている。こ
の場合、通路側、窓側とも独立して設けることとなるの
で背もたれ5方向に座盤6を折り畳んだ状態で座席指定
券1を通しやすいように、座盤6の下面側に設けること
とするとよい。また、座席選択切替スイッチ18はカー
ドリーダ2が個々の座席4に設けられているので、読み
取った座席データと列車側の特定データを照合して、
席データの通用日付、線区および指定区間、列車番号、
号車番号と、列車側で認識している日付、列車番号、号
車番号、現在位置が一致しているかを確認するととも
に、座席指定券1の通されたカードリーダ2が設けられ
ている座席4の座席番号と、読み取った座席番号を照合
して番号の一致を確認することとなっている。
【0026】以下にその作用を説明する。利用者は窓口
等列車外で座席指定券1を購入する。この時、座席指定
券1の磁気ストライプ1aに通用日付、線区および指定
区間、列車番号、号車番号、座席番号、発行月日、発行
番号等が座席データとして記憶される。またこの座席デ
ータは利用者が目視可能なように券面上に印刷される。
【0027】利用者は改札を通り座席指定券1の可視情
報に従って所定の車両に乗車して、所定の座席4を探
す。所定の座席4が見つかったなら、その座席4に設け
られているカードリーダ2に座席指定券1を通し、座席
データを読み取らせる。このとき、利用者は座席指定券
1より手を離すことはない。
【0028】座席選択切替スイッチ18は、カードリー
ダ2で読み取った座席データを列車側のメモリ等に予め
記憶されている特定データと照合し、座席データの通用
日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列
車側で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位
が一致しているかを確認する。一致が確認されたな
ら、座席指定券1が通されたカードリーダ2を有する座
席4に付与されている番号と座席指定券1に記憶されて
いる座席番号を照合し、番号の一致を確認する。
【0029】番号の一致が確認されたなら、これを受け
て座席駆動装置19は番号の一致が確認された座席を、
座盤6が折り畳まれて着席に適さない状態となっている
ものを座盤6を背もたれ5方向に折り畳んだ状態で保持
しているロック手段を解除し、スプリングの付勢力、ロ
ータリーマグネットもしくはモータ等の人手以外の動力
源を用いて座盤6を略水平に移行させて着席に適する状
態とし、略水平状態を保つようにロック手段によりロッ
クするように各部を駆動して、番号の一致した座席4の
みを着席に適さない状態から着席に適する状態に移行す
る。これにより、利用者は所望の座席4に着席すること
が可能になる。
【0030】図10は第1の発明の第3の実施例を示す
概略ブロック図、図11は図10に示す概略ブロック図
の要部ブロック図であり、座席指定券1,カードリーダ
2は上述した第1,第2の実施例と同じであるのでその
詳細な説明は省略する。前記カードリーダ2の取り付け
位置は図5で説明したように列車のデッキと客室を仕切
るドア3の近傍に設けることとする。20は客室に設け
られた座席であり、一車両に複数個設けられ、個々の座
席に20には独立した座席番号が付与されている。図1
2は座席20の構造を示す説明図であり、21は座席2
0のヘッドレストに設けられたスピーカ等の音発生装
置、22は座席20の肘掛けに設けられ情報を目視可能
に表示する表示装置で、個々の座席20に独立して設け
られており、警報発生手段を形成している。23は利用
者が着席したことを検知するセンサである。
【0031】図10,図11に戻り、24は座席選択切
替スイッチで、前記カードリーダ2より読み取られた座
席データと列車側の特定データを照合して、座席データ
通用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号
と、列車側で認識している日付、列車番号、号車番号、
現在位置が一致するか否かを確認するとともに、一致の
確認がなされたなら座席データの座席番号と、個々の座
席20に付与されている座席番号を照合し、番号が一致
する座席20を選択する。25は警報指令装置、26は
切替スイッチであり、センサ23が着席を検知するとこ
の警報指令装置25より信号が発せられる。
【0032】前記座席選択切替スイッチ24がカードリ
ーダ2により読み取った座席指定券1の座席データを列
車側の特定データを照合して、座席データの通用日付、
線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列車側で
認識している日付、列車番号、号車番号、現在位置が一
致するかを確認するとともに、確認がなされたなら座席
データの座席番号と個々の座席20に付与されている座
席番号を照合し、番号が一致する座席20を選択する
と、図11に示すゲート装置27に信号を送って番号の
一致する座席20のゲート装置27をクローズとして、
センサ23が利用者の着席を検知した場合でも警報指令
装置25からの信号は音発生装置21や表示装置22に
送られずに何ら警報は発せられない。
【0033】しかしながら、座席番号の確認がなされて
いない段階ではゲート装置27はオープンであり、利用
者が座席20に着席したことをセンサ23が検知する
と、切替スイッチ26により警報発生手段を選択し、警
報指令装置25からの信号は音発生装置21の場合は音
声合成装置28aを介し、表示装置22の場合はパター
ン発生装置28b,表示用バッファ28cを介して視覚
もしくは聴覚によって認識可能に変換され、該当する座
席20の音発生装置21もしくは表示装置22のいずれ
か、または両方から警報として発せられる。
【0034】ここで、警報としては例えば音発生装置2
1からブザー音を発してもよいし、座席が違う旨の音声
を流してもよい。また表示装置22でランプを点滅させ
ても良いし、座席が違う旨の文言表示を行ってもよく、
これらの情報は図10に示すメモリ29に記憶され警報
指令装置25が信号を送り出すことにより呼び出され
る。また、切替スイッチ26による切替えは諸条件に応
じて自動的、または車掌等が手動で切り換えることとな
る。
【0035】上述した構成による作用を説明する。利用
者は窓口等列車外で座席指定券1を購入する。この時、
座席指定券1の磁気ストライプ1aに通用日付、線区お
よび指定区間、列車番号、号車番号、座席番号、発行月
日、発行番号等が座席データとして記憶される。またこ
の座席データは利用者が目視可能なように券面に印刷さ
れる。
【0036】利用者は改札を通り座席指定券1の可視情
報に従って所定の車両に乗車する。利用者は車両のデッ
キと客室を仕切りをなすドア3近傍に設けられたカード
リーダ2に座席指定券1を通し、座席データを読み取ら
せる。このとき、利用者は座席指定券1より手を離すこ
とはない。
【0037】座席選択切替スイッチ24は、カードリー
ダ2で読み取った座席データを列車側のメモリ等に予め
記憶されている特定データと照合し、座席データの通用
日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列
車側で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位
が一致しているかを確認する。一致が確認されたな
ら、個々の座席20に付与されている番号と座席指定券
に付与されている座席番号を照合し、番号の一致する座
席20を選択する。座席選択切替スイッチ20が選択し
た座席番号の一致する座席20は、ゲート装置27がク
ローズとなり、センサ23が利用者の着席を検知した場
合でも、警報指令装置25からの信号は音発生装置21
及び表示装置22には送られない。これにより、座席2
0は利用者が着席しても警報は発せられず、着席に適す
る状態となる。
【0038】ここで、座席選択切替スイッチ24が座席
番号の一致を確認していない段階で座席20のセンサ2
3が利用者の着席を検知すると、ゲート装置27がオー
プンのままであるので、切替スイッチ26により警報発
生手段を選択し、警報指令装置25からの信号が音声合
成装置28aやパターン発生装置28b,表示用バッフ
ァ28cを経て視覚もしくは聴覚によって認識可能な信
号に変換され、音発生装置21もしくは表示装置22か
ら、または両方から着席者に対して警報が発せられる。
このように、番号の確認のなされていない座席20は着
席することで警報が発せられることとなっており、着席
に適さない状態となっている。
【0039】図13は第1の発明の第4の実施例を示す
ブロック図である。第4の実施例は第3の実施例におい
てカードリーダ2が客車のデッキと室内を仕切るドア3
の近傍に1か所設けられているのに対し、図示しないが
個々の座席20にカードリーダ2を設ける点で異なる。
これにより座席選択切替スイッチ24はカードリーダ2
が個々の座席20に設けられているので、読み取った座
席データと列車側の特定データを照合して、座席データ
通用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号
と、列車側で認識している日付、列車番号、号車番号、
現在位置が一致しているかを確認するとともに、座席指
定券1の通されたカードリーダ2が設けられている座席
20の座席番号と、読み取った座席番号を照合して番号
の一致を確認し、この確認を行った座席20に関しては
ゲート装置27をクローズとして警報指令装置25から
の信号を送らずに、センサ23が利用者の着席を検知し
た場合でも警報を発しないようになっている。
【0040】以下に作用を説明する。利用者は窓口で座
席指定券1を購入する。この時、座席指定券1の磁気ス
トライプ1aに通用日付、線区および指定区間、列車番
号、号車番号、座席番号、発行月日、発行番号等が座席
データとして記憶される。またこの座席データは利用者
が目視可能なように券面に印刷される。
【0041】利用者は改札を通り座席指定券1の可視情
報に従って所定の車両に乗車して、所定の座席20を探
す。所定の座席20が見つかったなら、その座席20に
設けられているカードリーダ2に座席指定券1を通し、
座席データを読み取らせる。このとき、利用者は座席指
定券1より手を離すことはない。
【0042】座席選択切替スイッチ24は、カードリー
ダ2で読み取った座席データを列車側のメモリ等に予め
記憶されている特定データと照合し、座席データの通用
日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列
車側で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位
が一致しているかを確認する。一致が確認されたな
ら、個々の座席20に付与されている番号と座席指定券
に付与されている座席番号を照合し、番号が一致するか
確認する。番号の一致が確認された20は、ゲート装置
27がクローズとなり、センサ23が利用者の着席を検
知した場合でも、警報指令装置25からの信号は音発生
装置21及び表示装置22には送られない。これによ
り、座席20は利用者が着席しても警報は発せられず、
着席に適する状態となる。
【0043】ここで、座席選択切替スイッチ24が座席
番号の一致を確認していない段階で座席20のセンサ2
3が利用者の着席を検知すると、ゲート装置27がオー
プンのままであるので、切替スイッチ26により警報発
生手段を選択し、警報指令装置25からの信号が音声合
成装置28aやパターン発生装置28b,表示用バッフ
ァ28cを経て視覚もしくは聴覚によって認識可能な信
号に変換され、音発生装置21もしくは表示装置22か
ら、または両方から着席者に対して警報が発せられる。
このように、番号の確認のなされていない座席20は着
席することで警報が発せられることとなっており、着席
に適さない状態となっている。
【0044】ここで、第4の実施例の場合、個々の座席
20にカードリーダ2が設けられているので、間違った
座席20のカードリーダ2に座席指定券1を通してしま
う可能性を考慮して、座席選択切替スイッチ24は読み
取った座席番号と対応する座席の座席番号が違うことを
認識した場合、座席選択切替スイッチ24は警報指令装
置25を作動させ切替えスイッチ26により警報発生手
段を選択し音発生装置21または表示装置22から、も
しくは両方から座席が違う旨の警報を発することとすれ
ばよい。
【0045】図14は第2の発明の概念的な作用を示す
フローチャートである。この第2の発明は、客室に設け
られた複数の座席に異なった番号を付与しておくととも
に、座席毎もしくは座席近傍に着席者に対し個別に情報
提供ができるような表示装置や音発生装置等の情報提供
手段を設ける。そして、利用者に対し座席を特定するデ
ータを記憶した座席指定券を発売し(SB1)、利用者
は列車に乗車して座席指定券に記憶されているデータを
列車側に読み取らせる(SB2)。列車側ではデータを
読み取って記憶しておくとともに(SB3)、データを
読み取った座席指定券に対応する座席を選択し(SB
4)、利用者に対して座席指定券のデータに基づいた個
別情報を選択された座席に対応する情報提供手段から提
供する(SB5)ことを主な要旨としている。
【0046】図15は第2の発明の作用を実施するため
の第1の実施例を示す概略的なブロック図である。な
お、座席指定券1及びカードリーダ2は第1の発明と同
様の構成であるので同じ番号を付しその詳細な説明は省
略する。ここで、カードリーダ2は図5に示す如く客車
のデッキと客室を仕切りをなすドア3近傍に1個設けら
れている。
【0047】30は客室に複数設けられた座席であり、
個々の座席30には独立した番号が付与されている。こ
の座席30の構造は図12で説明した座席20とほぼ同
じであり、座席の肘掛け等に設けられ情報を目視可能に
表示する表示装置31、利用者の着席を検知するセンサ
32は、個々の座席30にそれぞれ独立して設けられて
いる。33は座席選択切替スイッチで、前記カードリー
ダ2により読み取った座席データを列車側の特定データ
と照合して、座席データの通用区間、線区および指定区
間、列車番号、号車番号と、列車側で認識している日
付、列車番号、号車番号、現在位置が一致するか確認す
るとともに、確認がなされたなら個々の座席30に付与
されている番号と読み取った座席指定券1の座席番号を
照合して番号の一致する座席30を選択する。34は情
報提供装置であり、カードリーダ2により読み取った座
席指定券1の座席データを記憶するメモリ34aを有し
ており、番号の一致した座席30においてセンサ32が
利用者の着席を検知すると、表示装置31にメモリ34
aに記憶しておいた座席データをもとにランプ等の点滅
により座席の正当性を表示したり文言により乗車区間等
の案内を表示することとしている。
【0048】上述した構成による第2の発明の第1の実
施例の作用を説明する。利用者は窓口等列車外で座席指
定券1を購入する。この時、座席指定券1の磁気ストラ
イプ1aに通用日付、線区および指定区間、列車番号、
号車番号、座席番号、発行月日、発行番号等が座席デー
タとして記憶される。またこの座席データは利用者が目
視可能なように券面に印刷される。
【0049】利用者は改札を通り座席指定券1の可視情
報に従って所定の車両に乗車する。利用者は車両のデッ
キと客室を隔てるドア3近傍に設けられたカードリーダ
2に座席指定券1を通し、座席データを読み取らせる。
このとき、利用者は座席指定券1より手を離すことはな
い。また、座席データは情報提供装置34のメモリ34
aに記憶される。
【0050】座席選択切替スイッチ33は、カードリー
ダ2で読み取った座席データを列車側のメモリ等に予め
記憶されている特定データと照合し、座席データの通用
日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列
車側で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位
が一致しているかを確認する。一致が確認されたな
ら、個々の座席30に付与されている番号と座席指定券
に付与されている座席番号を照合し、番号の一致する座
席30を選択する。番号の一致したことで選択された座
席30のセンサ32が利用者の着席を検知すると、情報
提供装置34はメモリ34aより座席データを呼び出し
て、表示装置31にランプ等の点滅により座席の正当性
を表示したり文言により乗車区間等の案内を表示する。
このようにして、利用者に対し個別の情報を提供出来
る。
【0051】図16は第2の発明における第2の実施例
を示すブロック図である。上述した第2の発明の第1の
実施例の場合、カードリーダ2は列車のデッキと客室を
仕切りをなすドア3近傍に設けられているが、第2の実
施例の場合個々の座席30に設ける点で異なっている。
また、座席選択切替スイッチ33はカードリーダ2が個
々の座席30に設けられているので、読み取った座席デ
ータと列車側の特定データを照合して、座席データの
用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、
列車側で認識している日付、列車番号、号車番号、現在
位置が一致しているかを確認するとともに、座席指定券
1の通されたカードリーダ2が設けられている座席30
の座席番号と、読み取った座席番号を照合して番号の一
致を確認することとなっている。さらに、番号の一致が
確認された時点で、情報提供装置34を介し表示装置3
1にランプの点滅等を行い座席指定券の正当性の表示を
行う。
【0052】以下にその作用を説明する。利用者は窓口
等列車外で座席指定券1を購入する。この時、座席指定
券1の磁気ストライプ1aに通用日付、線区および指定
区間、列車番号、号車番号、座席番号、発行月日、発行
番号等が座席データとして記憶される。またこの座席デ
ータは利用者が目視可能なように券面に印刷される。
【0053】利用者は改札を通り座席指定券1の可視情
報に従って所定の車両に乗車して、所定の座席30を探
す。所定の座席30が見つかったなら、その座席30に
設けられているカードリーダ2に座席指定券1を通し、
座席データを読み取らせる。このとき、利用者は座席指
定券1より手を離すことはない。また読み取った座席デ
ータは情報提供装置のメモリ34aに記憶される。
【0054】座席選択切替スイッチ33は、カードリー
ダ2で読み取った座席データを列車側のメモリ等に予め
記憶されている特定データと照合し、座席データの通用
日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列
車側で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位
が一致しているかを確認する。一致が確認されたな
ら、座席指定券1が通されたカードリーダ2を有する座
席30に付与されている番号と座席指定券1に付与され
ている座席番号を照合し、番号の一致を確認する。番号
の一致が確認された座席30の表示装置31にランプの
点滅を、例えば利用者に目視しやすい赤,緑または黄等
の色で行い座席の正当性を表示し、センサ32が利用者
の着席を検知すると、情報提供装置34はメモリ34a
より座席データを呼び出して、表示装置31にランプの
点滅に変えて文言により乗車区間等の案内を表示する。
このようにして、利用者に対し個別の情報を提供でき
る。
【0055】図17は第2の発明を実施する第3の実施
例を示す構成ブロック図であり、座席指定券1及びカー
ドリーダ2は第1及び第2の実施例と同じ構成を有する
ので同じ番号を付しその詳細な説明な省略する。ここ
で、カードリーダ2は図5に示す如く客車のデッキと客
室を仕切りをなすドア3近傍に1個設けられている。
【0056】40は客室に複数設けられた座席であり、
個々の座席40には独立した番号が付与されている。こ
の座席40の構造は図9で説明した座席20とほぼ同じ
であり、ヘッドレストに設けられたスピーカ等の音発生
装置41、肘掛けに設けられた表示手段である表示装置
42、利用者の着席を検知するセンサ43は、個々の座
席40に独立して設けられている。44は座席選択切替
スイッチで、前記カードリーダ2により読み取った座席
データを列車側の特定データと照合して、座席データの
通用区間、線区および指定区間、列車番号、号車番号
と、列車側で認識している日付、列車番号、号車番号、
現在位置が一致するか確認するとともに、確認がなされ
たなら個々に座席40に付与されている座席番号と読み
取った座席指定券1の座席番号を照合して番号の一致す
る座席40を選択する。
【0057】45は情報提供装置であり、カードリーダ
2により読み取った座席指定券1の座席データを記憶す
るメモリ45aを有している。ここで、図示しないが列
車の現在位置をセンサ、距離積算、通信手段等によって
管理しており、情報提供装置45はカードリーダ2によ
り読み取ってメモリ45aに記憶した座席データの線区
および指定区間と列車の現在位置を照合し、降車駅が近
づいたことが認識されると、音発生装置41か表示装置
42のいずれか、もしくは両方から着席している利用者
に対し降車駅が近づいたことを知らせるようになってい
る。なお、降車駅が近づいたことを知らせる際には、例
えば最初音発生装置41から知らせ、次に表示装置42
に表示し、一定時間経過すると両方から知らせるように
するとよい。
【0058】上述した構成による作用を説明する。利用
者は窓口等列車外で座席指定券1を購入する。この時、
座席指定券1の磁気ストライプ1aに通用日付、線区お
よび指定区間、列車番号、号車番号、座席番号、発行月
日、発行番号等が座席データとして記憶される。またこ
の座席データは利用者が目視可能なように券面に印刷さ
れる。
【0059】利用者は改札を通り座席指定券1の可視情
報に従って所定の車両に乗車する。利用者は車両のデッ
キと客室を仕切るドア3近傍に設けられたカードリーダ
2に座席指定券1を通し、座席データを読み取らせる。
このとき、利用者は座席指定券1より手を離すことはな
い。また、座席データは情報提供装置45のメモリ45
aに記憶される。
【0060】座席選択切替スイッチ44は、カードリー
ダ2で読み取った座席データを列車側のメモリ等に予め
記憶されている特定データと照合し、座席データの通用
日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列
車側で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位
が一致しているかを確認する。一致が確認されたな
ら、個々の座席40に付与されている番号と座席指定券
に付与されている座席番号を照合し、番号の一致する座
席40を選択する。これにより座席指定券1に対応する
座席40が特定されることとなる。列車の現在位置はセ
ンサ、走行距離、通信手段等により管理されており、情
報提供装置45はメモリ45aに記憶した座席データの
線区および指定区間と照合して、降車駅が近づいたこと
を認識すると、音発生装置41か表示装置42もしくは
両方から利用者に対し降車駅に近づいたことを知らせ
る。
【0061】図18は第2の発明の第4の実施例を示す
ブロック図である。第4の実施例は第3の実施例におい
てカードリーダ2が客車のデッキと室内を仕切るドア3
の近傍に一か所設けられているのに対し、個々の座席4
0にカードリーダ2を設ける点で異なる。これにより座
席選択スイッチ44はカードリーダ2が個々の座席40
に設けられているので、読み取った座席データと列車側
の特定データを照合して、座席データの通用日付、線区
および指定区間、列車番号、号車番号と、列車側で認識
している日付、列車番号、号車番号、現在位置が一致し
ているかを確認するとともに、座席指定券1の通された
カードリーダ2が設けられている座席40の座席番号
と、読み取った座席番号を照合して番号の一致を確認す
る。
【0062】以下に作用を説明する。利用者は窓口等列
車外で座席指定券1を購入する。この時、座席指定券1
の磁気ストライプ1aに通用日付、線区および指定区
間、列車番号、号車番号、座席番号、発行月日、発行番
号等が座席データとして記憶される。またこの座席デー
タは利用者が目視可能なように券面に印刷される。
【0063】利用者は改札を通り座席指定券1の可視情
報に従って所定の車両に乗車して、所定の座席40を探
す。所定の座席40が見つかったなら、その座席40に
設けられているカードリーダ2に座席指定券1を通し、
座席データを読み取らせる。このとき、利用者は座席指
定券1より手を離すことはない。また、読み取った座席
データは情報提供装置45のメモリ45aに記憶され
る。
【0064】座席選択切替スイッチ44は、カードリー
ダ2で読み取った座席データを列車側のメモリ等に予め
記憶されている特定データと照合し、座席データの通用
日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列
車側で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位
が一致しているかを確認する。一致が確認されたな
ら、座席指定券1が通されたカードリーダ2を有する座
席40に付与されている番号と座席指定券に付与されて
いる座席番号を照合し、番号が一致するか確認する。こ
れにより座席指定券1に対応する座席40が特定される
こととなる。列車の現在位置はセンサ、走行距離、通信
手段等により管理されており、情報提供装置45はメモ
リ45aに記憶した座席データの線区および指定区間と
照して、降車駅が近づいたことを認識すると、音発生装
置41か表示装置42もしくは両方から利用者に対し降
車駅に近づいたことを知らせる。
【0065】図19は第3の発明の第1の実施例を示す
概念ブロック図である。この第3の発明は、第1の発明
実施例において個々の座席に対し1対1で対応する
座席指定券を発行し、この座席指定券の座席データを確
認して座席指定券の座席番号と一致する番号を有する座
席のみを着席に適する状態とするようにしたものを、さ
らに、列車発車後にキャンセルする等の理由で空席の発
生が確認された場合に車内で該当する座席の座席指定券
を発行して着席に適する状態とすることが行えるように
したものである。
【0066】ここで座席指定券1、カードリーダ2,座
席4,座席駆動装置19に関しては上述した第1の発明
の第1,第2の実施例と同じであるのでその詳細な説明
は省略する。50はマスターカード、51は座席選択切
替スイッチである。この座席選択切替スイッチ51は第
1の発明で説明したように座席指定券1の座席データが
カードリーダ2により読み取られると座席データと列車
側の特定データを照合して、一致したなら座席4を座席
駆動装置19を介して座盤6を略水平にして着席に適す
る状態に移行させるとともに、前記マスターカード50
がカードリーダ2に通された場合には、該当する座席は
番号の一致が確認されない場合であっても座席駆動装置
19を介して座盤6を略水平にして着席に適する状態に
移行させることとなっている。このマスターカード50
は車掌が所持することで、列車発車後にキャンセルの発
生が確認された座席4については、車掌が車内で紙によ
る暫定的な座席指定券を空席が確認された区間だけ発行
し、正規の座席指定券を持った客が現れた場合は他の空
席に移動することとして、マスターカード50を使用す
ることで該当する座席を着席に適する状態とすることが
できる。
【0067】図20は第3の発明の第2の実施例を示す
概略ブロック図である。ここで座席指定券1、カードリ
ーダ2,座席20,警報指令装置25,切替スイッチ2
6においては上述した第1の発明の第3,第4の実施例
と同じであるのでその詳細な説明は省略する。
【0068】50はマスターカード、51は座席選択切
替スイッチである。この座席選択切替スイッチ51は第
1の発明で説明したように座席指定券1の座席データが
カードリーダ2により読み取られると座席データと列車
側の特定データを照合して、一致したならここでは図示
しないゲート装置をクローズとし、センサ23が利用者
の着席を検知しても警報指令装置25からの信号は音発
生装置21や表示装置22には送られず、何ら警報を発
しないとともに、前記マスターカード50がカードリー
ダ2に通された場合には、該当する座席は番号の一致が
確認されない段階で利用者が着席しても警報を発しない
ように座席選択切換スイッチ18が図示しないゲート装
置をクローズとすることとなっている。このマスターカ
ード50は車掌が所持することで、列車発車後に空席で
あることが確認された座席20については、車掌が車内
で紙による暫定的な座席指定券を発行することとし、マ
スターカード50を使用することで該当する座席を着席
に適する状態とすることができる。この場合、キャンセ
ルが確認された区間については、マスターカード50に
より該当する座席を着席に適する状態とし、正規の客が
来たなら別の空席に移る等の手段をとることにより、正
規の座席指定券を持つ利用者の権利は保証される。ま
た、キャンセルの確認がなされなくとも、空席であるこ
とが確認されたならマスターカード50により該当する
座席を着席に適する状態として、次の駅までは補償する
こととして、座席の有効利用を図ることができる。
【0069】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、座席指定
券に通用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番
号、座席番号を利用者を特定する座席データとして読取
可能に記憶して販売する。そして、列車内で利用者は座
席指定券の座席データをカードリーダにより読み取ら
せ、座席選択切替スイッチは座席データの通用日付、線
区および指定区間、列車番号、号車番号と、列車側で認
識している日付、列車番号、号車番号、現在位置を照合
して一致するかを確認し、一致が確認されたなら、さら
に座席データの座席番号と列車側の座席の番号を照合し
て番号の一致する座席を選択し、この選択を受けて座席
駆動装置は該当する座席を着席に適さない状態から適す
る状態に移行させる。このとき、カードリーダに読み取
らせることで任意の座席を着席に適する状態に移行させ
るデータを有するマスターカードを作成し、このマスタ
ーカードを列車に乗務する車掌が所持することとすると
よい。
【0070】また、本発明は座席指定券に通用日付、線
区および指定区間、列車番号、号車番号、座席番号を利
用者を特定する座席データとして読取可能に記憶して販
売する。そして、列車内で利用者は座席指定券の座席デ
ータをカードリーダにより読み取らせ、読み取った座席
データは情報提供装置に記憶されるとともに、座席選択
切替スイッチは読み取った座席データの通用日付、線区
および指定区間、列車番号、号車番号と、列車側で認識
している日付、列車番号、号車番号、現在位置を照合し
て一致するかを確認し、さらに座席データの座席番号と
列車側の座席の番号を照合して番号の一致する座席を選
択し、選択された座席の座席もしくはその座席に対応し
て設けられた情報提供手段より情報提供装置は記憶した
座席データに基づいて個別の情報提供を行う。
【0071】したがって、所定の座席指定券を所有した
ものがこの座席指定券の座席データを列車側に読み取ら
せない限り、座席は着席に適さない状態を保持している
ので、座席指定券を所持せぬものが指定座席に着席する
ことはできず、不正な指定座席の使用を未然に防止でき
るという効果を有する。しかも、客室内の通行は自由な
ので利用者全体に不便感を与えることもないという効果
を有する。そして、マスターカードを車掌が所有するこ
とで、列車発車後にキャンセルの発生が確認された座席
について、車内で暫定的にこの座席を着席に適する状態
に移行させることができるので、効率よい運用が図れる
という効果を有する。
【0072】また、所定の座席指定券を所有したものが
この座席指定券の座席データを列車側に読み取らせるこ
とで座席指定券の座席データに対応して利用者に対し個
別の情報提供が行えるので、利用者は多くの情報の中か
ら必要とする情報を選択する必要はなくなるという効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の発明の作用を示すフローチャートであ
る。
【図2】第1の発明の第1の実施例を示す概略ブロック
図である。
【図3】座席指定券の説明図である。
【図4】カードリーダの全体斜視図である。
【図5】カードリーダの取り付け位置の一例を示す説明
図である。
【図6】第1の発明の第1の実施例における座席の一例
を示す説明図である。
【図7】図6に示す座席の要部説明図である。
【図8】第1の発明の第2の実施例を示す概略ブロック
図である。
【図9】第1の発明の第2の実施例における座席の説明
図である。
【図10】第1の発明の第3の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図11】第1の発明の第3の実施例の要部ブロック図
である。
【図12】第1の発明の第3の実施例における座席の構
造を示す説明図である。
【図13】第1の発明の第4の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図14】第2の発明の作用を示すフローチャートであ
る。
【図15】第2の発明の第1の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図16】第2の発明の第2の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図17】第2の発明の第3の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図18】第2の発明の第4の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図19】第3の発明の第1の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図20】第3の発明の第2の実施例を示す概略ブロッ
ク図である。
【図21】従来例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 座席指定券 1a 磁気ストライプ 2 カードリーダ 4 座席 18 座席選択切替スイッチ 19 座席駆動装置 20 座席 21 音発生装置 22 表示装置 23 センサ 24 座席選択切替スイッチ 25 警報指令装置 30 座席 31 表示装置 32 センサ 33 座席選択切替スイッチ 34 情報提供装置 34a メモリ 40 座席 41 音発生装置 42 表示装置 43 センサ 44 座席選択切替スイッチ 45 情報提供装置 45a メモリ 50 マスターカード 51 座席選択切替スイッチ
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−208163(JP,A) 特開 平3−54070(JP,A) 特開 昭63−17168(JP,A) 特開 平2−249758(JP,A) 特開 平1−240359(JP,A) 実開 昭62−166969(JP,U) 実開 昭63−21382(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B61D 41/00 - 41/06 B61D 33/00 B61D 1/04 G07B 15/00

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通用日付、線区および指定区間、列車番
    号、号車番号、座席番号を利用者を特定する座席データ
    として座席指定券に読取可能に記憶して販売するととも
    に、 列車側に複数設けられた座席は個々に異なった番号が付
    与され、それぞれ着席に適する状態と適さない状態の2
    状態に変化可能で、通常は着席に適さない状態を保持し
    ておき、 列車内で前記座席指定券の座席データを読み取らせ、 列車側は座席指定券側に座席データとして記憶されてい
    る通用日付、線区および指定区間、列車番号、号車番号
    と、列車側で認識している日付、列車番号、号車番号、
    現在位置を照合して所定の関係が成立するか否かを確認
    し、 上記照合において所定の関係が成立していたなら座席デ
    ータの座席番号と列車側の座席の番号を照合して、番号
    の一致する座席を着席に適さない状態から適する状態に
    移行させることを特徴とする座席制御方法。
  2. 【請求項2】 通用日付、線区および指定区間、列車番
    号、号車番号、座席番号を利用者を特定する座席データ
    として読取可能に記憶した座席指定券と、 列車に設けられ、前記座席指定券の座席データを読み取
    るデータ読取装置と、 列車に設けられ、座盤が背もたれに対して人手を介すこ
    となく折り畳みかつ拡げることが可能で、この座盤を折
    り畳んで着席に適さない状態と、座盤を略水平にして着
    席に適する状態の2状態においてそれぞれの状態を保持
    するようにロックが成され、通常時においては座盤を折
    り畳んで着席に適さない状態を保持し、個々に別個の番
    号が付与されている複数の座席と、 前記データ読取装置により読み取った座席指定券の座席
    データに基づき、座席指定券側に記憶されている通用日
    付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と列車側
    で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位置
    照合するとともに、上記データ間で所定の関係が成立し
    ていたなら座席指定券に記憶されている座席番号と座席
    に付与されている座席番号を照合し、番号の一致を確認
    して座席を選択する座席選択切替スイッチと、 選択された座席を、座盤を折り畳んで着席に適さない状
    態から略水平で着席に適する状態に移行させる座席駆動
    装置とを有することを特徴とする座席制御装置。
  3. 【請求項3】 通用日付、線区および指定区間、列車番
    号、号車番号、座席番号を利用者を特定する座席データ
    として読取可能に記憶した座席指定券と、 列車に設けられ、前記座席指定券の座席データを読み取
    るデータ読取装置と、 利用者の着席を検知するセンサと、利用者に対し警報を
    発する警報発生手段とを備えるとともに、個々に別個の
    番号が付与されている列車に設けられた複数の座席と、 前記データ読取装置により読み取った座席指定券の座席
    データに基づき、座席指定券側に記憶されている通用日
    付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列車
    で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位置
    を照合するとともに、上記データ間で所定の関係が成立
    していたなら、座席指定券に記憶されている座席番号と
    座席に付与されている座席番号を照合し番号の一致を確
    認して座席を選択する座席選択切替スイッチと、 前記座席選択切替スイッチにより座席データと列車側の
    特定データとの一致が確認されていない座席について座
    席に設けられたセンサの検知により着席を認識した場合
    に、警報発生手段より着席に適さない座席であることを
    着席した人に知らせる警報指令装置とを有することを特
    徴とする座席制御装置。
  4. 【請求項4】 座席指定券に通用日付、線区および指定
    区間、列車番号、号車番号、座席番号を利用者を特定す
    る座席データとして読取可能に記憶して販売するととも
    に、 列車側に複数設けられた座席は個々に異なった番号が付
    与され、前記座席もしくは座席に着席した状態でこの着
    席した利用者にのみ情報を提供する情報提供手段を設
    け、 列車内で前記座席指定券の座席データを読み取らせ、列
    車側はこの座席データを記憶しておき、座席指定券の座
    席番号と一致する番号が付与された座席に着席した利用
    者に対し座席データに基づいた個別の情報提供を行うこ
    とを特徴とする座席制御方法。
  5. 【請求項5】 通用日付、線区および指定区間、列車番
    号、号車番号、座席番号を利用者を特定する座席データ
    として読取可能に記憶した座席指定券と、 列車に設けられ、前記座席指定券の座席データを読み取
    るデータ読取装置と、 列車に設けられ、利用者の着席を検知するセンサと、着
    席した利用者に対し情報を提供する情報提供手段とを備
    えるとともに、個々に別個の番号が付与されている複数
    の座席と、 前記データ読取装置により読み取った座席指定券の座席
    データに基づき、座席指定券側に記憶されている通用日
    付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列車
    で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位置
    を照合するとともに、上記データ間で所定の関係が成立
    していたなら、座席指定券に記憶されている座席番号と
    座席に付与されている座席番号を照合し、番号の一致を
    確認して座席指定券に対応する座席を選択する座席選択
    切替スイッチと、 前記データ読取装置により読み取った座席指定券の座席
    データを読み書き可能なメモリに記憶しておき、座席選
    択スイッチにより番号の一致が確認され、利用者の着席
    がセンサにより検知された座席の情報提供手段から、メ
    モリに記憶しておいた座席データに基づいた個別情報を
    利用者に提供する情報提供装置とを有することを特徴と
    する座席制御装置。
  6. 【請求項6】 通用日付、線区および指定区間、列車番
    号、号車番号、座席番号を利用者を特定する座席データ
    として読取可能に記憶した座席指定券と、 列車に設けられ、前記座席指定券の座席データを読み取
    るデータ読取装置と、 列車に設けられ、着席に適する状態と適さない状態に変
    化可能で、通常は着席に適さない状態を保持し、個々に
    別個の番号が付与されている複数の座席と、 前記データ読取装置により読み取った座席指定券の座席
    データに基づき、座席指定券側に記憶されている通用日
    付、線区および指定区間、列車番号、号車番号と、列車
    で認識している日付、列車番号、号車番号、現在位置
    を照合するとともに、上記データ間で所定の関係が成立
    していたなら、座席指定券に記憶されている座席番号と
    座席に付与されている座席番号を照合し、番号の一致を
    確認して座席指定券に対応する座席を選択する座席選択
    切替スイッチと、選択された座席を着席に適さない状態から着席に適する
    状態に移行する座席駆動装置とを設けるとともに、 前記データ読取装置に読み取らせることにより、座席選
    択スイッチにより任意の座席を選択させ、選択された座
    席を座席駆動手段により着席に適する状態に移行させる
    データを保持し、列車運行側の特定の人物が所持する記
    憶媒体 を有することを特徴とする座席制御装置。
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