JP5302150B2 - ランプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、照射する光の向きを調節可能なランプ装置に関するものである。
従来、照射する光の向きを調節可能なランプ装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、車両の走行状況に応じて、ランプを第1の軸中心で回動(第1駆動)させて光の向きを略水平方向に沿って変化させて調整したり、ランプを第1の軸と直交する第2の軸中心で回動(第2駆動)させて光の向きを略鉛直方向に沿って変化させて調整したりする車両用ランプ装置がある。
特許文献1に記載された車両用ランプ装置では、ランプが吊り下げられたブラケットは、前後方向に延びる2本の調整軸にてランプボディの後面壁に対して支持されている。この調整軸は、ランプの前後方向の位置を調整することにより、光の向きを上下左右方向に変化させて基準の位置に調整するためのものである。また、ランプボディの下部にアクチュエータが固定されるとともに、該アクチュエータは、先端がランプの下方に連結された第1出力部を駆動する第1の駆動源と、前後方向に延び先端がランプボディの後面壁に対して回動可能に連結された第2出力部を駆動する第2の駆動源を有する。
特開2005−186731号公報
しかしながら、特許文献1に記載された車両用ランプ装置では、第2駆動を行う際、第1駆動を行うための第1の駆動源と第2駆動を行うための第2の駆動源との両方がアクチュエータに備えられ、そのアクチュエータが第2の軸中心でブラケットと共にランプと一体的に回動する構成であるため、ブラケット及びアクチュエータが負荷となってしまう。そして、この負荷は、第2の駆動源の体格、ひいては車両用ランプ装置の体格の大型化を招いたり、消費電流の増大を招いたりする原因となる。
また、同車両用ランプ装置では、ランプは、2本の調整軸及び第2出力部の3本の軸によってランプボディの後面壁に対して支持されているのみであるため、ランプボディに対して上下方向及び左右方向に振動されやすいという問題があった。
本発明は、こうし実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、駆動源が負荷となることを回避するとともに、耐震性を向上させることができるランプ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、支持体に対して、ランプを第1の軸中心で回動させる第1駆動可能で、且つ、前記ランプを第1の軸と直交する第2の軸中心で回動させる第2駆動可能なランプ装置であって、前記第1の軸とねじれの位置関係で且つ前記第2の軸と交わる第1駆動軸線方向に第1出力部を直線駆動するための第1の駆動源を有し前記支持体に対して保持された第1駆動手段と、前記第2の軸とねじれの位置関係で且つ前記第1の軸と交わる第2駆動軸線方向に第2出力部を直線駆動するための第2の駆動源を有し前記支持体に対して保持された第2駆動手段とを備え、前記ランプは、該ランプにおける前記第1の軸の一方側に設けられた第1支持部と他方側に設けられた第2支持部とを有し、前記第1支持部は、前記第1の軸と前記第2の軸との交点を支点として回動自在に前記支持体に支持されるとともに、前記第2支持部は、前記第2駆動軸線に沿って移動可能に前記支持体にて保持された移動連結部材に連結され、前記第1出力部は、自身の直線駆動力を伝達可能に前記第1の軸とねじれの位置で且つ前記第2の軸と交わる前記第1駆動軸線上で前記ランプに連結され、前記第2出力部は、自身の直線駆動力を伝達可能に前記第2駆動軸線上で前記移動連結部材に連結されたことをその要旨としている。
同構成によれば、第1の駆動源の駆動力により第1出力部が第1駆動軸線上で直線駆動されると、その直線駆動力がランプに伝達され、ランプが第1の軸中心で回動、即ち第1駆動される。また、第2の駆動源の駆動力により第2出力部が第2駆動軸線上で直線駆動されると、その直線駆動力が移動連結部材を介してランプに伝達され、ランプが第2の軸中心で回動、即ち第2駆動される。そして、第1の駆動源を有する第1駆動手段及び第2の駆動源を有する第2駆動手段は支持体に対して保持されるため、それらが第1駆動時又は第2駆動時に負荷となってしまうことがない。また、ランプは、第1支持部と第2支持部とを第1の軸方向の両側に有するとともに、第1支持部は支持体に支持され、第2支持部は支持体に対して保持された移動連結部材に連結されている。従って、ランプは、第1の軸方向の両側から支持体にて支持されることになるため、支持体に対する第1の軸方向及び第2の軸方向のランプの揺れが抑制される。これらのことから、駆動源が負荷となることを回避するとともに、耐震性を向上させることができる。更に、ランプは、該ランプの第1支持部及び第2支持部にて支持体に対して支持されるため、従来のようにランプブラケットが無くてもよく、製造コストを低減することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のランプ装置において、前記ランプは、前記第1支持部と前記第2支持部とを前記第1の軸方向の両側に有するとともに、前記第1支持部にて前記支持体に対して吊下され、前記支持体は、前記移動連結部材の前記第2の軸方向の移動を規制しつつ前記移動連結部材の前記第2の駆動方向のスライド移動を案内するガイド部を有することをその要旨としている。
同構成によれば、第1支持部と第2支持部とは、ランプにおける第1の軸方向の両側に設けられているため、支持体に対するランプの揺れをより抑制することができる。また、第2支持部が連結される移動連結部材は、支持体に設けられたガイド部によって第2の軸方向の移動が規制されているため、第2の軸方向のランプの揺れをより抑制しやすい。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載のランプ装置において、前記移動連結部材は、前記第2駆動に伴う前記第2支持部の該移動連結部材に対する移動を許容することをその要旨としている。
同構成によれば、第2駆動の際、ランプは第2の軸中心に回動されるため、第2支持部はランプの回動に伴って第2駆動軸線と直交する一方向に移動される。そして、移動連結部材は、第2駆動に伴う第2支持部の該移動連結部材に対する移動を許容するため、第2支持部及び第2出力部のこじれが抑制される。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載のランプ装置において、前記第2支持部は、前記第1の軸に沿って延びる棒状をなし、前記移動連結部材は、前記第2支持部が挿入されるとともに前記第2駆動に伴う前記第2支持部の移動を許容する連結穴を有することをその要旨としている。
同構成によれば、第2支持部は、連結穴に挿入されるだけで容易に移動連結部材に連結される。また、移動連結部材は、連結穴という簡易な構成で第2駆動に伴う第2支持部の移動を許容することができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のランプ装置において、前記第1出力部は、該第1出力部を各方向に回動自在に保持する連結部材を介して前記ランプに連結され、前記ランプは、前記第2駆動に伴う該ランプに対する前記連結部材の相対移動を許容することをその要旨としている。
同構成によれば、第1出力部は、連結部材を介してランプに対して各方向に回動自在に連結されるため、第1駆動時に第1出力部のこじれが抑制される。また、第2駆動の際、ランプは第2の軸中心に回動されると、第1出力部に対して移動されることになる。そして、ランプは、第2駆動に伴うランプに対する連結部材の相対移動を許容するため、第1出力部のこじれが抑制される。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のランプ装置において、前記第1駆動手段は、前記第1出力部の直線駆動方向に沿った方向に位置調整可能であり、前記第2駆動手段は、前記第2出力部の直線駆動方向に沿った方向に位置調整可能であることをその要旨としている。
同構成によれば、出荷前やメンテナンス時などにおいて、第1駆動手段を第1出力部の直線駆動方向に沿った方向に位置調整することでランプを第1の軸中心で回動(基準位置調整)することができる。また、第2駆動手段を第2出力部の直線駆動方向に沿った方向に位置調整することでランプを第2の軸中心で回動(基準位置調整)することができる。よって、例えば、水平方向及び鉛直方向に沿った光の向きの基準位置をそれぞれ方向毎に独立して容易(単純)に調整することができ、特に水平方向と鉛直方向とに複合的に調整する場合等においてもその調整作業が容易となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のランプ装置において、前記第2出力部は、前記第2駆動手段の傾動によって前記第2駆動軸線と直交する一方向に移動されると前記移動連結部材に対する連結を解除可能であり、前記支持体は、前記ランプの後方側に設けられた背面部を備え、前記背面部には、前記第2駆動手段を挿通可能で且つ前記第2出力部の前記移動連結部材に対する連結を解除するための前記第2駆動手段の傾動を許容する第2駆動手段取付け孔が形成され、前記第2駆動手段は、前記第2駆動手段取付け孔に挿通された状態で前記背面部に固定されていることをその要旨としている。
同構成によれば、第2駆動手段を傾動させることにより第2出力部を第2駆動軸線と直交する一方向に移動すると、該第2出力部は移動連結部材に対する連結が解除される。そして、第2駆動手段取付け孔は、第2出力部の移動連結部材に対する連結を解除するための第2駆動手段の傾動を許容するように形成されているため、第2駆動手段の傾動は、第2駆動手段取付け孔に挿通された状態で行うことができる。従って、ランプの後方側から容易に第2駆動手段を取り出して該第2駆動手段のメンテナンスや交換を行うことができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のランプ装置において、前記第1出力部は、前記第1の駆動手段の傾動によって前記第1駆動軸線と直交する一方向に移動されると前記ランプに対する連結を解除可能であり、前記支持体は、前記ランプの後方側に設けられた背面部を備え、前記背面部には、前記第1の駆動手段を挿通可能で且つ前記第1出力部の前記ランプに対する連結を解除するための前記第1の駆動手段の傾動を許容する第1駆動手段取付け孔が形成され、前記第1の駆動手段は、前記第1駆動手段取付け孔に挿通された状態で前記背面部に固定されていることをその要旨としている。
同構成によれば、第1駆動手段を傾動させることにより第1出力部を第1駆動軸線と直交する一方向に移動すると、該第1出力部はランプに対する連結が解除される。そして、第1駆動手段取付け孔は、第1出力部のランプに対する連結を解除するための第1駆動手段の傾動を許容するように形成されているため、第1駆動手段の傾動は、第1駆動手段取付け孔に挿通された状態で行うことができる。従って、ランプの後方側から容易に第1駆動手段を取り出して該第1駆動手段のメンテナンスや交換を行うことができる。
本発明によれば、駆動源が負荷となることを回避するとともに、耐震性を向上させることができるランプ装置を提供できる。
ランプ装置を水平方向の側方から見た模式図。 ランプ装置を前方から見た模式図。 ランプ装置を後方から見た模式図。 アクチュエータの概略図。 ランプ装置の斜視図。 アクチュエータを固定するための固定装置の分解斜視図。 ランプ装置の部分拡大斜視図。 ランプ装置の部分拡大斜視図。 (a)はランプ装置の斜視図、(b)はランプ装置の部分拡大斜視図。 (a)はランプ装置の斜視図、(b)はランプ装置の部分拡大斜視図。 (a)及び(b)はアクチュエータ付近のランプ装置の概略図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、ランプ装置は、支持体としての車両のランプボディ1に対して支持されるランプ2と、第1及び第2アクチュエータ3,4とを備えている。尚、図1は、車両に搭載されたランプ装置を水平方向の側方(車両の走行方向に対して右方向)から見た模式図であり、図2は、同ランプ装置を前方(車両の前方側)から見た模式図であり、図3は、同ランプ装置を後方(車両の後方側)から見た模式図である。
ランプボディ1は、ランプ2の後方側に配置される背面部1aを有するとともに、該背面部1aから支柱1bが前方に向かって延びている。また、ランプボディ1は、支柱1bよりも下方で背面部1aから前方に延び上下方向と直交する平板状をなす支持板1cを有する。図2に示すように、前記支柱1bの先端部には、支持部材5が固定されている。支持部材5は、支柱1bから下方に突出して設けられるとともに、前方から挿入された球体を回動自在に保持するように形成されている。
前記ランプ2は、内部に図示しない光源を有し、該光源からの光を外部に照射するものである。ランプ2の上部中央には、上方に突出する円柱状の第1支持部2aが形成されるとともに、該第1支持部2aは、その先端部に球体状の第1球体部2bを有する。また、第1支持部2aの中心軸線は、第1の軸Yと一致する。そして、ランプ2は、第1球体部2bが車両の前方側(図2中、紙面手前側)から支持部材5に挿入されることにより支持部材5を介して支柱1bに吊下されている。該ランプ2は、ランプボディ1に対して、第1球体部2bの中心O1を支点(回動中心)として各方向(図2中、第1の軸Y中心及び第2の軸X中心)に回動自在である。
また、ランプ2の下部中央には、下方に突出する円柱状の棒状をなす第2支持部2cが形成されるとともに、該第2支持部2cは、その先端部に前記第1球体部2bと同様の第2球体部2dを有する。尚、第2支持部2cは、その中心軸線が第1の軸Yと一致するとともに、第2球体部2dの中心O2は、前記第1球体部2bの中心O1を通る第1の軸Y上に位置する。また、ランプ2における第1支持部2aの側方(図2中、左側方)には、上方に延びる連結支持部2eが一体に形成されている。連結支持部2eは、上下方向に長い略長方形の板状をなすとともに、該連結支持部2eには、車両の前後方向に貫通する連結孔2fが形成されている。連結孔2fは、前方側から見た形状が上下方向に長い長方形状をなしている。
前記背面部1aには、第1駆動手段としての第1アクチュエータ3及び第2駆動手段としての第2アクチュエータ4が固定されている。図4に示すように、第1アクチュエータ3は、略直方体形状のハウジング11内に、モータ12、減速歯車部材13、出力歯車部材14及びラック部材15等を収容して形成されている。
ハウジング11内に収容されたモータ12の回転軸12aの先端部には、駆動歯車16が一体回転可能に固定されている。また、ハウジング11の内部において、モータ12の側方に減速歯車部材13が配置されている。減速歯車部材13は、駆動歯車16と噛合する円板状の減速大径歯車13aと、該減速大径歯車13aよりも小径の円板状をなす減速小径歯車13bとが一体に形成されてなる。そして、減速歯車部材13の径方向の中央部を第1支持軸17が貫通するとともに、該第1支持軸17はハウジング11にて軸支されており、減速歯車部材13は、第1支持軸17を中心として回転可能である。
また、ハウジング11の内部において、減速歯車部材13の側方に出力歯車部材14が配置されている。出力歯車部材14は、前記減速小径歯車13bと噛合する円板状の大径歯車14aと、該大径歯車14aよりも小径の円板状をなす小径歯車14bとが一体に形成されてなる。そして、出力歯車部材14の径方向の中央部を第2支持軸18が貫通するとともに、該第2支持軸18はハウジング11にて軸支されており、出力歯車部材14は、第2支持軸18を中心として回転可能である。
また、ハウジング11内に収容されたラック部材15は、略直方体状のラック部15aと、該ラック部15aの長手方向に沿って延びる出力部としての出力軸15bとが一体に形成されてなる。ラック部15aは、前記小径歯車14bと噛合するラック歯部15cを有する。前記出力軸15bは、円柱状をなし、ハウジング11の外部に突出するとともに、その先端部に球体状の球体連結部15dを有する。
また、ハウジング11において出力軸15bが突出した側と反対側の端部には、外部から螺子を螺合可能な雌螺子穴である調整螺子穴11aが形成されている。調整螺子穴11aは、出力軸15bの直線駆動方向と同方向に沿って延びるように形成されている。更に、ハウジング11内には第1アクチュエータ3を制御するための図示しない制御回路装置が収容されるとともに、該制御回路装置は、該制御回路装置に電源を供給するための外部コネクタ(図示略)が接続されるコネクタ部19を有する。このコネクタ部19は、調整螺子穴11aの側方でハウジング11の外部に突出している。
上記のように構成された第1アクチュエータ3は、コネクタ部19から電源が供給されて前記制御回路装置にてモータ12が駆動されると、モータ12の回転駆動力は、駆動歯車16から減速歯車部材13を介して出力歯車部材14へ減速されつつ伝達される。そして、出力歯車部材14の回転運動は、小径歯車14bと噛合するラック歯部15cにてラック部材15の直線運動に変換され、出力歯車部材14の回転に伴ってラック部材15が直線的に移動されて、出力軸15bがその軸方向に沿って直線駆動される。
尚、前記第2アクチュエータ4は、第1アクチュエータ3と同一の構成であるため、第1アクチュエータ3と同一の構成に同一の符号を付してその説明を省略する。また、第1アクチュエータ3のモータ12が第1の駆動源に該当し、第1アクチュエータ3の出力軸15bが第1出力部に該当する。そして、第2アクチュエータ4のモータ12が第2の駆動源に該当し、第2アクチュエータ4の出力軸15bが第2出力部に該当する。また、説明を簡略化するために、以後、第1アクチュエータ3の出力軸15bを第1出力軸21、同第1出力軸21の球体連結部15dを第1球体連結部21aとし、第2アクチュエータ4の出力軸15bを第2出力軸22、同第2出力軸22の球体連結部15dを第2球体連結部22aとする。
図5に示すように、第1及び第2アクチュエータ3,4は、固定装置31を介してランプボディ1にそれぞれ固定されて保持される。図6に示すように、固定装置31は、第1アクチュエータ3(若しくは第2アクチュエータ4)が挿入される収納ケース32と、該収納ケース32の一端を閉塞する固定板33と、固定用の一対の固定螺子34と、固定板33にて支持される光軸調整ボルト35とを備えている。
収納ケース32は、第1アクチュエータ3(若しくは第2アクチュエータ4)の外形に対応した四角筒状をなすとともに、その長さ(筒状に延びる方向の長さ)は、第1アクチュエータ3のハウジング11における出力軸15bの伸縮方向の長さよりも短く形成されている。また、収納ケース32を構成する4つの側壁のうち1つの側壁には、収納ケース32の内部に第1アクチュエータ3が挿入されたときにコネクタ部19が収納ケース32の外部に露出する露出孔32aが形成されている。
収納ケース32の一端に設けられた固定板33は、収納ケース32の外形よりも大きな長方形の板状をなしており、収納ケース32の一端で同収納ケース32の外周面よりも外側に突出してフランジ状になっている。また、固定板33の長手方向の両端部には、前記一対の固定螺子34が挿通される挿通孔33aを有する挿通部33bが突出形成されている。更に、固定板33には、収納ケース32に挿入された第1アクチュエータ3のハウジング11に設けられた前記調整螺子穴11a(図4参照)と対向する位置に該固定板33を厚さ方向に貫通する調整孔33cが形成されている。
前記調整孔33cには前記光軸調整ボルト35が挿通される。光軸調整ボルト35は、略円板状の操作部35aと該操作部35aの径方向の中央部から軸方向に沿って延びる雄螺子部35bとから構成されている。操作部35aの外径は調整孔33cの内径よりも大きく形成されるとともに、雄螺子部35bの外径は調整孔33cの内径と略等しく形成されている。この光軸調整ボルト35は、操作部35aと固定板33との間にOリング36が介在された状態で、その雄螺子部35bが収納ケース32の内部に挿入される。尚、Oリング36は、収納ケース32の内部へ水滴が浸入することを防止するためのものである。そして、収納ケース32の内側から雄螺子部35bの基端部に円環状の固定リング37が圧入され、該固定リング37と操作部35aとの間にOリング36及び固定板33における調整孔33cの周縁部分が挟持される。これにより光軸調整ボルト35は固定板33に組み付けられる。このような光軸調整ボルト35は、固定板33に対する雄螺子部35bの軸方向の移動(即ち固定板33の厚さ方向の移動)が規制される一方、固定板33に対する雄螺子部35bの周方向の回転が許容される。また、光軸調整ボルト35の雄螺子部35bは、収納ケース32内の第1アクチュエータ3のハウジング11に設けられた調整螺子穴11aに螺合される。従って、光軸調整ボルト35を回転させると、第1アクチュエータ3は、収納ケース32にて案内されながら該収納ケース32に対して第1出力軸21の直線駆動方向に沿って移動される。
また、収納ケース32には、四角形の枠状をなすシール部材38が外挿されている。このシール部材38は、固定板33における長方形状の部位の外周縁に沿った四角形の枠状をなし、同固定板33における収納ケース32側の面の周縁部に密着される。
図1に示すように、上記の固定装置31に保持された第1アクチュエータ3は、ランプボディ1の背面部1aに形成された第1取付け孔1dからランプ2側に挿入されるとともに、第2アクチュエータ4は、ランプボディ1の背面部1aに形成された第2取付け孔1eからランプ2側に挿入される。
ここで、図3に示すように、ランプ装置を後方から見ると、背面部1aにおいて、第1取付け孔1dは、ランプ2の側方(図3中、右側方)に形成されるとともに、第2取付け孔1eは、ランプ2の下方に形成されている。そして、第1取付け孔1d及び第2取付け孔1eは、それぞれ収納ケース32の外形よりも大きく且つ固定板33の外形よりも小さい略長方形状をなしている。詳述すると、第1取付け孔1dは、その長手方向が第1の軸Yに対して傾斜した略長方形状をなすとともに、挿入される収納ケース32よりも第2の軸X方向に大きく形成されている。また、第2取付け孔1eは、第2の軸X方向に長い長方形状をなすとともに、挿入される収納ケース32よりも第1の軸Y方向に大きく形成されている。
また、図1及び図2に示すように、背面部1aにおける第1取付け孔1dの長手方向の両側には、前方側に突出する円柱状の第1螺合部1fが一対設けられるとともに、背面部1aにおける第2取付け孔1eの長手方向の両側には、前方側に突出する第2螺合部1gが一対設けられている。第1螺合部1f及び第2螺合部1gには、後方側から前記固定螺子34を螺合可能な螺子穴(図示略)がそれぞれ形成されている。
そして、図1、図3及び図6に示すように、固定装置31にて保持された第1アクチュエータ3は、固定板33が後方に位置する状態で第1出力軸21側から前方に向かって第1取付け孔1dに挿通される。その後、固定板33と、背面部1aにおける第1取付け孔1dの周縁部との間にシール部材38が介在された状態で、固定板33の挿通孔33aを挿通した一対の固定螺子34が一対の第1螺合部1fに螺合されることにより、第1アクチュエータ3は固定装置31を介してランプボディ1にて保持される。同様に、固定装置31にて保持された第2アクチュエータ4は、固定板33が後方に位置する状態で第2出力軸22側から前方に向かって第2取付け孔1eに挿通される。その後、固定板33と、背面部1aにおける第1取付け孔1dの周縁部との間にシール部材38が介在された状態で、固定板33の挿通孔33aを挿通した一対の固定螺子34が一対の第2螺合部1gに螺合されることにより、第2アクチュエータ4は固定装置31を介してランプボディ1にて保持される。
第1及び第2アクチュエータ4が固定装置31を介してランプボディ1に固定された状態においては、第1取付け孔1d及び第2取付け孔1eは、それぞれ固定板33によって後方側の端部が閉塞されるとともに、シール部材38によって第1取付け孔1d及び第2取付け孔1eからのランプ装置内への水滴の浸入が防止される。また、第1アクチュエータ3は、支柱1bの側方(図2中、左方)に位置し、第2アクチュエータ4は、ランプ2の下方で支持板1c上に位置するとともに、第1アクチュエータ3の第1出力軸21及び第2アクチュエータ4の第2出力軸22は、何れも前後方向に延び、前後方向に直線駆動(伸縮)される。更に、第1アクチュエータ3は、ランプボディ1に対して第1出力軸21の中心軸線L1(第1駆動軸線)を回転中心として回転不能であるとともに、第2アクチュエータ4は、ランプボディ1に対して第2出力軸22の中心軸線L2(第2駆動軸線)を回転中心として回転不能である。
また、図1に示すように、第2アクチュエータ4が挿入された収納ケース32と支持板1cとの間には、支持板1cと一体に載置台1hが設けられている。この載置台1hは、収納ケース32の先端部と上下方向に対向する位置から、第2アクチュエータ4のハウジング11における第2出力軸22側の端部と上下方向に対向する位置までの領域に亘って形成され、第2アクチュエータ4が挿入された収納ケース32が載置される。また、図2に示すように、第2アクチュエータ4が挿入された収納ケース32における第2の軸X方向の両側には、一対の支持壁1kが立設されている。一対の支持壁1kは、支持板1cと一体に形成されるとともに、当該収納ケース32における第2の軸X方向の両端面にそれぞれ当接しており、ランプボディ1に対する第2アクチュエータ4の第2の軸X方向の移動を規制する。
図5に示すように、ランプボディ1に対して支持された第1アクチュエータ3の第1出力軸21は、連結部材41を介してランプ2の連結支持部2eに連結されている。図7に示すように、連結部材41は、第1球体連結部21aを支持する球体支持部42と、該球体支持部42と一体に形成され連結支持部2eの連結孔2fに挿通される連結挿通部43とから構成されている。
球体支持部42は、略直方体状の本体部42aと、該本体部42aから延びる一対の支持爪42bとから構成されている。そして、本体部42aにおける前方側の平面状の当接面42c(図1参照)から、前記連結挿通部43が前方側に向かって突出形成されている。連結挿通部43は、本体部42aよりも小さな直方体状をなすとともに、同連結挿通部43における第2の軸X方向の幅は、連結孔2fにおける第2の軸X方向の幅と略等しく、同連結挿通部43における第1の軸Y方向(上下方向)の幅は、連結孔2fにおける第1の軸Y方向(上下方向)の幅よりも小さく形成されている。また、連結挿通部43における第2の軸X方向の両端部には、スナップフィット係合爪43aがそれぞれ形成されている。これらのスナップフィット係合爪43aは、連結挿通部43における第2の軸X方向の両端面よりも第2の軸X方向に突出するとともに、第2の軸X方向の押圧力が加えられると弾性変形により連結挿通部43の内側に没することが可能である。そして、連結部材41は、該連結挿通部43が連結支持部2eの連結孔2fに後方側から挿通されてスナップフィット係合爪43aが連結支持部2eに対してスナップフィット係合されることにより連結支持部2eに連結される。連結挿通部43が連結支持部2eの連結孔2fに挿通された状態においては、当接面42c(図1参照)が連結支持部2eに当接するとともに、連結孔2fの内周面と連結挿通部43との間に第1の軸Y方向(上下方向)に開いた隙間が形成される。このため、連結挿通部43が連結孔2f内で上下方向(第1の軸Yに沿った方向)に移動することにより、連結部材41は、連結孔2fの範囲内で、連結支持部2eに対して上下方向(第1の軸Yに沿った方向)に相対移動可能である。
また、本体部42aにおいて当接面42cと反対側(即ち後方側)の支持面42dには、第1の軸Y方向(上下方向)の中央部に前方側に凹む支持凹部42eが形成されている。支持凹部42eは、第2の軸X方向から見た形状が後方側に開口する半円状をなすとともに、第2の軸X方向に沿って本体部42aを貫通している。また、第2の軸X方向から見た場合、支持凹部42eの半径は第1球体連結部21aの半径と等しい。
更に、支持面42dにおける第1の軸Y方向(上下方向)の両端部に前記一対の支持爪42bが一体に形成されている。一対の支持爪42bは、支持凹部42eの第1の軸Y方向の両側で支持面42dから後方側に向かって互いに平行に延びた後に折り返して前方側に向かって延びている。また、一対の支持爪42bにおいて、前方側に向かって延びる部位は、前方側に向かうに連れて第1の軸Y方向に互いに近づくように傾斜するとともに、一対の支持爪42bの先端部間の間隔は、第1球体連結部21aの直径よりも小さく且つ第1球体連結部21aを除く第1出力軸21の外径と等しいか若干大きくなっている。
そして、第1出力軸21は、支持凹部42eの内周面と一対の支持爪42bの先端面との間に第2の軸X方向から第1球体連結部21aが挿入されることにより、自身の中心軸線L1上で連結部材41を介してランプ2の連結支持部2eに連結される。第1出力軸21が連結部材41を介してランプ2に連結された状態においては、一対の支持爪42bの先端面が後方から連結支持部2eに当接するとともに、支持凹部42eの内周面が前方から第1球体連結部21aに当接して同第1球体連結部21aを保持するため、第1出力軸21の直線駆動力を連結部材41を介してランプ2に伝達可能である。更に、支持凹部42eの内周面及び一対の支持爪42bの先端面にて当接された第1球体連結部21aは、該第1球体連結部21aの中心O3を中心として連結部材41に対し各方向に回動可能である。また、連結部材41は、第1球体連結部21aの中心O3が第1の軸Y上に位置した状態を維持するとともに、第1出力軸21の中心軸線L1は、第1の軸Yとねじれの位置関係で且つ第2の軸Xと交わる。
図5に示すように、ランプボディ1に対して支持された第2アクチュエータ4の第2出力軸22は、移動連結部材51を介してランプ2の第2支持部2cに連結されている。この移動連結部材51は、支持板1c上で前記載置台1hの前方側であって第2アクチュエータ4の第2出力軸22と車両の前後方向に重なる位置に設けられたガイド部1mにて支持されている。
ガイド部1mは、第2支持部2cの下方に位置し、略直方体状をなすとともに、その上端部には、第2出力軸22の直線駆動方向(即ち第2出力軸22の中心軸線L2方向であって車両の前後方向)に沿って延びる案内孔1nが形成されている。案内孔1nは、第2出力軸22の直線駆動方向にガイド部1mを貫通して形成されるとともに、第2出力軸22の直線駆動方向と直交する断面の形状が四角形状をなしている。更に、案内孔1nの後端部は、上方に開口している。また、ガイド部1mにおいて案内孔1nの上部には、案内孔1nと外部とを連通する案内溝1oが形成されている。案内溝1oは、第2出力軸22の直線駆動方向に沿って延びるとともに、その幅は、第2球体部2dを除く第2支持部2cの外形と等しいか若干広い幅になっている。
図5及び図8に示すように、前記移動連結部材51は、案内孔1n内に挿入されている。移動連結部材51は、案内孔1nに対応した略直方体状のスライド本体部51aと、該スライド本体部51aと一体に形成された一対の支持爪51bとから構成されている。
スライド本体部51aの略中央部には、上方に開口した連結穴51cが設けられている。連結穴51cは、上方から見た形状が円形状をなすとともに、その内径は、前記第2支持部2cの第2球体部2dの直径と等しいか若干大きく形成されている。また、連結穴51cの深さは、第2球体部2dの直径よりも深く形成されている。
スライド本体部51aの後端面(即ち第2アクチュエータ4側の面)には、前記連結部材41の支持凹部42e(図7参照)と同様の支持凹部51dが凹設されている。支持凹部51dは、スライド本体部51aの後端面において第2の軸X方向の中央部に形成され、前方側に凹んでいる。また、支持凹部51dは、第1の軸Y方向から見た形状が半円状をなすとともに、第1の軸Y方向(上下方向)に沿ってスライド本体部51aを貫通している。更に、第1の軸Y方向から見た場合に、支持凹部51dの半径は第2球体連結部22aの半径と等しい。
また、スライド本体部51aの後端面に、前記一対の支持爪51bが一体に形成されている。一対の支持爪51bは、前記連結部材41の一対の支持爪42b(図7参照)と同様の形状をなしている。即ち、一対の支持爪51bは、スライド本体部51aの後端面における第2の軸X方向の両端部(即ち支持凹部51dの第2の軸X方向の両側)から後方側に向かって互いに平行に延びた後に折り返して前方側に向かって延びている。そして、一対の支持爪51bにおいて、前方側に向かって延びる部位は、前方側に向かうに連れて第2の軸X方向に互いに近づくように傾斜するとともに、一対の支持爪51bの先端部間の間隔は、第2球体連結部22aの直径よりも小さく且つ第2球体連結部22aを除く第2出力軸22の外形と等しいか若干大きくなっている。
そして、図5及び図8に示すように、第2支持部2cは、その先端部の第2球体部2dが連結穴51cに挿入されることにより、第2球体部2dの中心O2を中心として連結穴51cが許容する範囲内で各方向に回動可能に移動連結部材51に連結されている。更に、移動連結部材51は、第2支持部2cの第2球体部2dが連結穴51cに挿入された状態で前方側から案内孔1n内に挿入されている。このとき、第2支持部2cにおける第2球体部2dを除く円柱状の部位は、案内溝1oに前方側から挿入される。そして、第2球体部2dの直径が案内溝1oの幅より大きいため、第2支持部2cはガイド部1mによって移動連結部材51からの抜けが防止される。更に、移動連結部材51は、その外周面が案内孔1nの内周面に摺接可能に当接しており第2出力軸22の直線駆動方向(即ち第2出力軸22の中心軸線L2方向)に沿って車両の前後方向にスライド移動可能にガイド部1mにて保持されるとともに、第2の軸X方向の移動が規制される。尚、移動連結部材51の後方側の一対の支持爪51bは、案内孔1nの後端部の上方に開口した部位から外部に露出している。
また、ガイド部1mにて保持された移動連結部材51の一対の支持爪51bには、第2出力軸22が各方向に回動可能に連結されている。第2出力軸22は、第1の軸Y方向から第2球体連結部22aを支持凹部51dの内周面と一対の支持爪51bの先端面との間に挿入されることにより、自身の中心軸線L2上で移動連結部材51に連結されるとともに、該移動連結部材51を介してランプ2に連結される。第2出力軸22が移動連結部材51を介してランプ2に連結された状態においては、一対の支持爪51bの先端面が後方から第2球体連結部22aに当接するとともに、支持凹部51dの内周面が前方から第2球体連結部22aに当接して同第2球体連結部22aを保持するため、第2出力軸22の直線駆動力を移動連結部材51を介してランプ2に伝達可能である。更に、支持凹部51dの内周面及び一対の支持爪51bの先端面にて当接された第2球体連結部22aは、該第2球体連結部22aの中心O4を中心として移動連結部材51に対し各方向に回動可能である。そして、移動連結部材51は、第2球体連結部22aの中心O4を通り第2出力軸22の直線駆動方向に延びる該第2出力軸22の中心軸線L2と第1の軸Yとが交差した状態を維持する。また、第2出力軸22の中心軸線L2は、第2の軸Xとねじれの位置関係で且つ第1の軸Yと交わる。
尚、図2に示すように、ランプ2がランプボディ1に回動可能に支持される位置(即ち第1球体部2bの中心O1)と、ランプ2が移動連結部材51を介して第2出力軸22に連結される位置(即ち第2球体部2dの中心位置O2)とを結ぶ直線(即ち第1の軸Y)は、第1球体部2bの中心O1と、第1出力軸21が連結部材41を介してランプ2に連結される位置(即ち第1球体連結部21aの中心O3)とを結ぶ直線(即ち第2の軸X)と直交するように設定されている。
次に、上記のように構成されたランプ装置の動作を統括的に説明する。
例えば、車両の走行状況(走行姿勢)等に応じて、第1アクチュエータ3においてモータ12が駆動されて第1出力軸21が直線駆動されると、その直線駆動力がランプ2に伝達され、ランプ2が第1の軸Y中心で回動(第1駆動)される。これにより、ランプ2の前方から照射される光の向きが略水平方向に沿って変化されて調整される。
また、例えば、車両の走行状況(走行姿勢)等に応じて、第2アクチュエータ4においてモータ12が駆動されて第2出力軸22が直線駆動されると、その直線駆動力がランプ2に伝達され、ランプ2が第2の軸X中心で回動(第2駆動)される。これにより、ランプ2の前方から照射される光の向きが略鉛直方向に沿って変化されて調整される。この時、第2の軸X中心のランプ2の回動に伴って、該ランプ2の下方の第2球体部2dが上下動(第2の軸Xとねじれの位置関係且つ第2出力軸22の中心軸線L1と直交する方向に移動)されるが、この第2球体部2dの上下動は、連結穴51cの内部で妨げられることなく行われる。また、第2の軸X中心のランプ2の回動に伴って、第1出力軸21の先端に連結された連結部材41に対してランプ2の連結支持部2eが上下動(即ち連結部材41に対して第2の軸X及び第1出力軸21の中心軸線L1と直交する方向に移動)されるが、連結支持部2eに設けられた連結孔2f内で連結部材41の連結挿通部43が上下方向に相対移動されることにより、連結支持部2eの上下動が許容される。
また、ランプ装置では、例えば、出荷前やメンテナンス(車検等)時などにおいて、固定装置31の光軸調整ボルト35を回転させることにより、ランプ2の光軸調整(基準位置調整)を行うことができる。
即ち、第1アクチュエータ3をランプボディ1に対して支持した固定装置31の光軸調整ボルト35が回転されると、該光軸調整ボルト35の先端部は第1アクチュエータ3の調整螺子穴11aに螺合されているため、第1アクチュエータ3が、ねじ作用により収納ケース32に案内されながら第1出力軸21の中心軸線L1に沿って(即ち第1アクチュエータ3の直線駆動方向に沿って)移動される。すると、第1アクチュエータ3の第1出力軸21の先端部に連結部材41を介して連結されたランプ2が、第1の軸Y中心に回動され、ランプ2の光軸が略水平方向(左右方向)に調整される。
同様に、第2アクチュエータ4をランプボディ1に対して支持した固定装置31の光軸調整ボルト35が回転されると、該光軸調整ボルト35の先端部は第2アクチュエータ4の調整螺子穴11aに螺合されているため、第2アクチュエータ4が、ねじ作用により収納ケース32に案内されながら第2出力軸22の中心軸線L2に沿って(即ち第2アクチュエータ4の直線駆動方向に沿って)移動される。すると、第2アクチュエータ4の第2出力軸22の先端部に移動連結部材51を介して連結されたランプ2が、第2の軸X中心に回動され、ランプ2の光軸が略鉛直方向(上下方向)に調整される。
また、ランプ装置では、第1及び第2アクチュエータ3,4の交換、メンテナンス時に第1及び第2アクチュエータ3,4をランプボディ1の後方から取り出すことができる。
図9(a)及び図9(b)に示すように、第1アクチュエータ3は、該第1アクチュエータ3を保持する固定装置31の一対の固定螺子34が外された後に、連結部材41に対して第1球体連結部21aが第2の軸X方向に移動される(図9(b)中、矢印α参照)ように固定装置31ごと傾動されることにより、第1出力軸21の先端部が連結部材41から取り外される。即ち、第1出力軸21のランプ2に対する連結が解除される。このとき、図11(a)及び図11(b)に示すように、ランプボディ1の背面部1aに形成された第1取付け孔1dは、収納ケース32の外形よりも第2の軸X方向に大きく形成されているため、固定装置31に保持された第1アクチュエータ3を容易に傾動させることができる。そして、第1アクチュエータ3は、固定装置31ごと第1取付け孔1dから後方側に抜き出されて取り出される。
同様に、第2アクチュエータ4は、図10(a)及び図10(b)に示すように、該第2アクチュエータ4を保持する固定装置31の一対の固定螺子34が外された後に、移動連結部材51に対して第2球体連結部22aが第1の軸Y方向に沿って支持板1cと反対側に(即ち上方に)移動される(図10(b)中、矢印β参照)ように固定装置31ごと傾動されることにより、第2出力軸22の先端部が移動連結部材51から取り外される。即ち、第2出力軸22のランプ2に対する連結が解除される。このとき、ランプボディ1の背面部1aに形成された第2取付け孔1eは、収納ケース32の外形よりも第1の軸Y方向に大きく形成されているため、固定装置31に保持された第2アクチュエータ4を容易に傾動させることができる。そして、第2アクチュエータ4は、固定装置31ごと第2取付け孔1eから後方側に抜き出されて取り出される。
尚、第1及び第2アクチュエータ4をランプボディ1に固定する際には、取り外す際と逆の動作を行う。即ち、固定装置31を保持した第1アクチュエータ3を第1取付け孔1dから前方側に挿入し、第2の軸X方向から連結部材41の一対の支持爪42bの先端面と支持凹部42eの内周面との間に第1球体連結部21aを挿入することにより、第1出力軸21を連結部材41を介してランプ2に連結する。また、第2取付け孔1eから固定装置31を保持した第2アクチュエータ4を前方側に挿入し、第1の軸Y方向から(上方から)移動連結部材51の一対の支持爪51bの先端面と支持凹部51dの内周面(図8参照)との間に第2球体連結部22aを挿入することにより、第2出力軸22を移動連結部材51を介してランプ2に連結する。
上記したように、本実施形態によれば、以下の作用効果を有する。
(1)第1アクチュエータ3のモータ12の駆動力により第1出力軸21が中心軸線L1上で直線駆動されると、その直線駆動力がランプ2に伝達され、ランプ2が第1の軸Y中心で回動、即ち第1駆動される。また、第2アクチュエータ4のモータ12の駆動力により第2出力軸22が中心軸線L2上で直線駆動されると、その直線駆動力が移動連結部材51を介してランプ2に伝達され、ランプ2が第2の軸X中心で回動、即ち第2駆動される。そして、それぞれモータ12を有する第1アクチュエータ3及び第2アクチュエータ4はランプボディ1に対して保持されるため、それらが第1駆動時又は第2駆動時に負荷となってしまうことがない。また、ランプ2は、第1支持部2aと第2支持部2cとを第1の軸Y方向の両側に有するとともに、第1支持部2aはランプボディ1の支柱1bに支持され、第2支持部2cはランプボディ1に対して保持された移動連結部材51に連結されている。従って、ランプ2は、第1の軸Y方向の両側からランプボディ1(即ち支柱21bと支持板1c)にて支持されることになるため、ランプボディ1に対する第1の軸Y方向及び第2の軸X方向のランプの揺れが抑制される。また、ランプ2は、ランプ2の後方側の背面部1aに固定された第1及び第2アクチュエータ3,4の出力軸15bに連結されているため、該ランプ2のランプボディ1に対する車両の前後方向の揺れが抑制される。これらのことから、モータ12を有する第1アクチュエータ3及び第2アクチュエータ4が負荷となることを回避するとともに、耐震性を向上させることができる。更に、ランプ2は、該ランプ2の第1支持部2a及び第2支持部2cにてランプボディ1に対して支持されるため、従来のようにランプブラケットが無くてもよく、製造コストを低減することができる。
(2)第2支持部2cが連結される移動連結部材51は、ランプボディ1に設けられたガイド部1mによって第2の軸X方向の移動が規制されている。従って、第2の軸X方向のランプ2の揺れをより抑制しやすく、第2の軸X方向の耐震性をより向上できる。
(3)第2駆動の際、ランプ2は第2の軸X中心に回動されるため、第2支持部2cはランプ2の回動に伴って上下方向(第2の軸Xとねじれの位置関係且つ第2出力軸22の中心軸線L1と直交する方向)に移動される。そして、移動連結部材51は、第2駆動に伴う第2支持部2cの該移動連結部材51に対する移動を許容するため、第2支持部2c及び第2出力軸22のこじれが抑制される。
(4)第2支持部2cは、連結穴51cに挿入されるだけで容易に移動連結部材51に連結される。また、移動連結部材51は、連結穴51cという簡易な構成で第2駆動に伴う第2支持部2cの移動(上下動)を許容することができる。
(5)第1出力軸21は、連結部材41を介してランプ2に対して各方向に回動自在に連結されるため、第1駆動時に第1出力軸21のこじれが抑制される。また、第2駆動の際、ランプ2は、第2の軸X中心に回動されると、第1出力軸21に対して移動(上下動)、即ち連結部材41に対して第2の軸X及び第1出力軸21の中心軸線L1と直交する方向に移動する。従って、連結部材41が、ランプ2に対して第2の軸X及び第1出力軸21の中心軸線L1と直交する方向に相対移動することにより、ランプ2は、第2駆動に伴うランプ2に対する連結部材41の相対移動を許容するため、第1出力軸21のこじれが適切に抑制される。
(6)出荷前やメンテナンス時などにおいて、第1アクチュエータ3を第1出力軸21の直線駆動方向に沿った方向に位置調整することでランプ2を第1の軸Y中心で回動(基準位置調整)することができる。また、第2アクチュエータ4を第2出力軸22の直線駆動方向に沿った方向に位置調整することでランプ2を第2の軸X中心で回動(基準位置調整)することができる。よって、例えば、水平方向及び鉛直方向に沿った光の向きの基準位置をそれぞれ方向毎に独立して容易(単純)に調整することができ、特に水平方向と鉛直方向とに複合的に調整する場合においてもその調整作業が容易となる。
(7)第2アクチュエータ4を傾動させることにより第2出力軸22を該第2出力軸22の中心軸線L2と直交する一方向(本実施形態では上方向)に移動すると、該第2出力軸22は移動連結部材51に対する連結が解除される。そして、第2取付け孔1eは、第2出力軸22の移動連結部材51に対する連結を解除するための第2アクチュエータ4の傾動を許容するように第2アクチュエータ4が挿入された収納ケース32よりも大きく形成されているため、第2アクチュエータ4の傾動は、第2取付け孔1eに挿通された状態で行うことができる。一般的に、従来のようにアクチュエータをランプボディから後方側に取り出すことができないと、ランプボディの全面に固定された透明カバーを外して前方側からアクチュエータを取り出すことになり、アクチュエータを取り出す作業が煩雑になるという問題がある。そして、本実施形態のランプ装置においては、ランプ2の後方側から容易に第2アクチュエータ4を取り出すことができるため、該第2アクチュエータ4のメンテナンスや交換を容易に行うことができる。
(8)第1アクチュエータ3を傾動させることにより第1出力軸21を該第1出力軸21の中心軸線L1と直交する一方向(本実施形態ではランプ装置の後方側から見て右方向)に移動すると、該第1出力軸21はランプ2に対する連結が解除される。そして、第1取付け孔1dは、第1出力軸21のランプ2に対する連結を解除するための第1アクチュエータ3の傾動を許容するように第1アクチュエータ3が挿入された収納ケース32よりも大きく形成されているため、第1アクチュエータ3の傾動は、第1取付け孔1dに挿通された状態で行うことができる。従って、ランプ2の後方側から容易に第1アクチュエータ3を取り出して該第1アクチュエータ3のメンテナンスや交換を行うことができる。
(9)収納ケース32には、内部に挿入される第1及び第2アクチュエータ3,4のコネクタ部19が露出する露出孔32aが規制されているため、収納ケース32に第1及び第2アクチュエータ3,4を挿入したまま外部コネクタのコネクタ部19からの着脱を行うことができる。従って、第1及び第2アクチュエータ3,4の交換、メンテナンス等をより容易に行うことができる。
(10)収納ケース32は、ランプボディ1に一体に形成されるのではなく、ランプボディ1とは別体に形成されている。そのため、大きなランプボディ1に収納ケース32を一体に形成する場合に比べて、収納ケース32に保持された第1及び第2アクチュエータ3,4の出力軸15bの先端位置の寸法精度を出しやすい。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、第1アクチュエータ3及び第2アクチュエータ4は、それぞれ固定装置31を介してランプボディ1の背面部1aに固定されているが、第1アクチュエータ3及び第2アクチュエータ4のランプボディ1に対する固定の態様はこれに限らない。例えば、また、収納ケース32をランプボディ1と一体に形成するとともに、固定装置31を収納ケース32を備えない構成としてもよい。また例えば、第1アクチュエータ3及び第2アクチュエータ4は、螺子等によりランプボディ1に直接固定されてもよい。
・上記実施形態では、第1出力軸21は、その先端部の第1球体連結部21aが連結部材41に対して第2の軸X方向に移動されると、連結部材41から外れてランプ2との連結が解除される。しかしながら、第1出力軸21は、該第1出力軸21の中心軸線L1と直交する一方向に移動されたときに連結部材41から外れるように構成されればよい。この場合、第1出力軸21を連結部材41から外す際の移動方向に応じて連結部材41の向きが変更されるとともに、第1取付け孔1dの形状が変更される。同様に、第2出力軸22は、該第2出力軸22の中心軸線L2と直交する一方向に移動されたときに移動連結部材51から外れるように構成されればよい。そして、この場合、第2出力軸22を移動連結部材51から外す際の移動方向に応じて一対の支持爪51b及び支持凹部51dの向きが変更されるとともに、第2取付け孔1eの形状が変更される。
・上記実施形態では、光軸調整ボルト35を回転させることにより、第1及び第2アクチュエータ3,4の出力軸15bの直線駆動方向の位置を調整可能である。しかしながら、光軸調整ボルト35を省略し、第1及び第2アクチュエータ3,4を、出力軸15bの直線駆動方向に移動不能に収納ケース32にて保持してもよい。
・上記実施形態では、第1出力軸21が連結される連結部材41は、連結挿通部43が、ランプ2の連結支持部2eに形成された連結孔2f内で上下方向に移動することにより、ランプ2に対して上下方向(第1の軸Yに沿った方向)に相対移動可能である。しかしながら、連結部材41とランプ2とを上下方向に相対移動可能にする構成は、これに限らない。例えば、連結部材41に連結孔2fを形成し、連結支持部2eに連結挿通部43を形成してもよい。また、連結部材41は、ランプ2に対して上下方向に相対移動しない構成であってもよい。
・上記実施形態では、第2支持部2cは、先端部が連結穴51cに挿入されることにより移動連結部材51に連結される。しかしながら、第2支持部2cは、移動連結部材51に対して各方向に回動可能に連結されるのであれば、連結穴51c以外の構成で移動連結部材51に連結されてもよい。例えば、上方に突出する一対の支持爪51bと該一対の支持爪51b間に凹設された支持凹部51dとをスライド本体部51aに形成し、これら一対の支持爪51b及び支持凹部51dによって第2支持部2cを移動連結部材51に連結してもよい。
・上記実施形態では、第2支持部2cは、円柱状の棒状をなしているが、連結穴51cに挿入可能であれば、その形状は円柱状の棒状に限らない。第2支持部2cは、例えば、多角柱状の棒状や、棒状以外の形状であってもよい。
・上記実施形態では、第2支持部2cを連結穴51cに挿入して該第2支持部2cと移動連結部材51とを連結することにより、移動連結部材51は、第2駆動に伴う第2支持部2cの該移動連結部材51に対する上下方向の移動を許容している。しかしながら、移動連結部材51は、第2駆動に伴う第2支持部2cの該移動連結部材51に対する上下方向の移動を許容しないように構成されてもよい。この場合、移動連結部材51は、自身が上下動することにより第2駆動に伴う第2支持部2cの上下動に追従するように構成されてもよい。
・上記実施形態では、ガイド部1mは、第2出力軸22の中心軸線L2方向に貫通した案内孔1n内に移動連結部材51を収容して、該移動連結部材51の第2出力軸22の中心軸線L2方向の移動を案内しつつ、該移動連結部材51の第2の軸X方向の移動を規制している。しかしながら、ガイド部1mによる移動連結部材51の保持の態様はこれに限らない。例えば、支持板1c上で第2出力軸22の中心軸線L2方向に延びる突条をガイド部とし、該突条に係合する凹部を移動連結部材51に形成し、該凹部と突条とを凹凸係合させてもよい。また、支持板1cに、第2出力軸22の中心軸線L2方向に沿って延びる溝を形成してガイド部とし、該溝の内部に移動連結部材51を配置してもよい。このようにしても、上記実施形態の(2)と同様の作用効果を得ることができる。
・上記実施形態では、ランプ2は、第1支持部2aが支持部材5にて回動可能に支持されることにより支柱1bに吊下されている。しかしながら、ランプ2の下方側に第1支持部2aを設けて該第1支持部2aを支持板1cに固定された支持部材5に連結し、ランプ2の上方側に第2支持部2cを設けて該第2支持部2cを支柱1bにて前後方向にスライド移動可能に保持された移動連結部材51に連結してもよい。この場合、上方側の移動連結部材51の後方側に第2アクチュエータ4が配置され、第1支持部2aの側方に設けられた連結支持部2eの後方側に第1アクチュエータ3が配置される。このようにしても、上記実施形態の(1)と同様の作用効果を得ることができる。
・第2球体連結部22aは、第2球体部2dに対し、第2の軸X方向にずれた位置で移動連結部材51に連結されてもよい。また、第2球体連結部22aは、第2球体部2dに対し、第1の軸Y方向にずれた位置で移動連結部材51に連結されてもよい。
・上記実施形態では、第1出力軸21は、一対の支持爪42b及び支持凹部42eにて連結部材41に連結されるが、他の構成で連結部材41に連結されてもよい。同様に、第2出力軸22は、一対の支持爪51b及び支持凹部51dにて移動連結部材51に連結されるが、他の構成で移動連結部材51に連結されてもよい。例えば、第1駆動時及び第2駆動時に、第1及び第2出力軸21,22とランプ2との間に発生するこじれる力を許容可能な可撓性を有する部材を介して連結してもよい。
・第1及び第2アクチュエータ3,4の構成は、モータ12の回転駆動力を利用して出力軸15bを直線駆動する構成であれば上記実施形態の構成に限らない。
・上記実施形態では、本発明のランプ装置を、車両に搭載されるランプ装置に具体化したが、これに限定されず、車両以外のものに用いられるランプ装置に具体化してもよい。
上記実施形態及び上記各変更例から把握できる技術的思想を以下に記載する。
(イ)請求項5に記載のランプ装置において、前記連結部材は、前記ランプに対して前記第2の軸及び前記第1駆動軸線と直交する方向に移動可能であることを特徴とするランプ装置。同構成によれば、第2駆動の際、ランプは、連結部材に対して第2の軸及び第1駆動軸線と直交する方向に移動するため、連結部材が、ランプに対して第2の軸及び第1駆動軸線と直交する方向に相対移動することにより、第1出力部のこじれを適切に抑制することができる。
1…支持体としてのランプボディ、1a…背面部、1d…第1駆動手段取付け孔としての第1取付け孔、1e…第2駆動手段取付け孔としての第2取付け孔、1m…ガイド部、2…ランプ、2a…第1支持部、2c…第2支持部、3…第1駆動手段としての第1アクチュエータ、4…第2駆動手段としての第2アクチュエータ、12…第1の駆動源及び第2の駆動源としてのモータ、15b…第1及び第2出力部としての出力軸、21…第1出力部としての第1出力軸、22…第2出力部としての第2出力軸、41…連結部材、51…移動連結部材、51c…連結穴、L1…第1駆動軸線としての中心軸線、L2…第2駆動軸線としての中心軸線、X…第2の軸、Y…第1の軸。

Claims (8)

  1. 支持体に対して、ランプを第1の軸中心で回動させる第1駆動可能で、且つ、前記ランプを第1の軸と直交する第2の軸中心で回動させる第2駆動可能なランプ装置であって、
    前記第1の軸とねじれの位置関係で且つ前記第2の軸と交わる第1駆動軸線方向に第1出力部を直線駆動するための第1の駆動源を有し前記支持体に対して保持された第1駆動手段と、前記第2の軸とねじれの位置関係で且つ前記第1の軸と交わる第2駆動軸線方向に第2出力部を直線駆動するための第2の駆動源を有し前記支持体に対して保持された第2駆動手段とを備え、
    前記ランプは、該ランプにおける前記第1の軸の一方側に設けられた第1支持部と他方側に設けられた第2支持部とを有し、前記第1支持部は、前記第1の軸と前記第2の軸との交点を支点として回動自在に前記支持体に支持されるとともに、前記第2支持部は、前記第2駆動軸線に沿って移動可能に前記支持体にて保持された移動連結部材に連結され、
    前記第1出力部は、自身の直線駆動力を伝達可能に前記第1の軸とねじれの位置で且つ前記第2の軸と交わる前記第1駆動軸線上で前記ランプに連結され、
    前記第2出力部は、自身の直線駆動力を伝達可能に前記第2駆動軸線上で前記移動連結部材に連結されたことを特徴とするランプ装置。
  2. 請求項1に記載のランプ装置において、
    前記ランプは、前記第1支持部にて前記支持体に対して吊下され、
    前記支持体は、前記移動連結部材の前記第2の軸方向の移動を規制しつつ前記移動連結部材の前記第2の駆動方向のスライド移動を案内するガイド部を有することを特徴とするランプ装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のランプ装置において、
    前記移動連結部材は、前記第2駆動に伴う前記第2支持部の該移動連結部材に対する移動を許容することを特徴とするランプ装置。
  4. 請求項3に記載のランプ装置において、
    前記第2支持部は、前記第1の軸に沿って延びる棒状をなし、
    前記移動連結部材は、前記第2支持部が挿入されるとともに前記第2駆動に伴う前記第2支持部の移動を許容する連結穴を有することを特徴とするランプ装置。
  5. 請求項1乃至請求項4の何れか1項に記載のランプ装置において、
    前記第1出力部は、該第1出力部を各方向に回動自在に保持する連結部材を介して前記ランプに連結され、
    前記ランプは、前記第2駆動に伴う該ランプに対する前記連結部材の相対移動を許容することを特徴とするランプ装置。
  6. 請求項1乃至請求項5の何れか1項に記載のランプ装置において、
    前記第1駆動手段は、前記第1出力部の直線駆動方向に沿った方向に位置調整可能であり、
    前記第2駆動手段は、前記第2出力部の直線駆動方向に沿った方向に位置調整可能であることを特徴とするランプ装置。
  7. 請求項1乃至請求項6の何れか1項に記載のランプ装置において、
    前記第2出力部は、前記第2駆動手段の傾動によって前記第2駆動軸線と直交する一方向に移動されると前記移動連結部材に対する連結を解除可能であり、
    前記支持体は、前記ランプの後方側に設けられた背面部を備え、前記背面部には、前記第2駆動手段を挿通可能で且つ前記第2出力部の前記移動連結部材に対する連結を解除するための前記第2駆動手段の傾動を許容する第2駆動手段取付け孔が形成され、
    前記第2駆動手段は、前記第2駆動手段取付け孔に挿通された状態で前記背面部に固定されていることを特徴とするランプ装置。
  8. 請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載のランプ装置において、
    前記第1出力部は、前記第1の駆動手段の傾動によって前記第1駆動軸線と直交する一方向に移動されると前記ランプに対する連結を解除可能であり、
    前記支持体は、前記ランプの後方側に設けられた背面部を備え、前記背面部には、前記第1の駆動手段を挿通可能で且つ前記第1出力部の前記ランプに対する連結を解除するための前記第1の駆動手段の傾動を許容する第1駆動手段取付け孔が形成され、
    前記第1の駆動手段は、前記第1駆動手段取付け孔に挿通された状態で前記背面部に固定されていることを特徴とするランプ装置。
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