JP6736515B2 - 駆動装置及び照明装置 - Google Patents

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本発明は、駆動装置及び照明装置に関する。
従来から、スポットライト等の照射方向を任意の向きに変更可能な照明装置が提供されている。このような照明装置(駆動装置)は、例えば天井面に取り付けられた支持部から延びるアームにより、灯体の側部から灯体を回動可能に軸支する。また、この場合、支持部に軸支されたアームが回動することにより灯体の水平方向(パン方向)の向きを変更し、アームに軸支された灯体が回動することにより灯体の鉛直方向(チルト方向)の向きを変更する。
特開2009−110717号公報
しかしながら、上記の従来技術では、例えば光源や灯体等の操作対象の向きを所望の方向に変更可能にしつつ、操作対象の自重による不具合を抑制することが難しい。例えば、上述した駆動装置において、操作対象は側部からアームにより軸支されるため、例えば操作対象の自重により操作対象の回動等に不具合が生じる場合がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、操作対象の向きを所望の方向に変更可能にしつつ、操作対象の自重による不具合を抑制することができる駆動装置及び照明装置を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の一態様に係る駆動装置は、一端部側が支持機構により支持され、電動の駆動源を含むアームと、前記一端部の反対側の端部である前記アームの他端部に取り付けられ、前記駆動源により、前記一端部から前記他端部へ向かう方向に交差する一の回転軸を中心に回動可能な操作対象と、前記アームに配置されたギアであって、前記操作対象の回動とともに回転するギアである対象ギアを、前記駆動源への電力の供給停止時に係止するブレーキ部とを備える。
本発明の一態様によれば、操作対象の向きを所望の方向に変更可能にしつつ、操作対象の自重による不具合を抑制することができる。
図1は、実施形態に係る照明装置を示す正面図である。 図2は、実施形態に係る照明装置を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係る照明装置の収容ボックス内を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係る照明装置の天板を示す斜視図である。 図5は、実施形態に係る照明装置の収容ボックスの要部を示す斜視図である。 図6は、実施形態に係る照明装置の収容ボックスの外枠の要部を示す斜視図である。 図7は、実施形態に係る照明装置の第1ブラケットを示す斜視図である。 図8は、実施形態に係る照明装置の第2ブラケットを示す斜視図である。 図9は、実施形態に係る照明装置の収容ボックスのアームとの連結部分を示す斜視図である。 図10は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す斜視図である。 図11は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す斜視図である。 図12は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す平面図である。 図13は、実施形態に係る照明装置の付勢部と対象ギアとの関係を示す斜視図である。 図14は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内を示す正面図である。 図15は、実施形態に係る照明装置のブレーキ部を示す平面図である。 図16は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内の要部を示す側面図である。 図17は、実施形態に係る照明装置の付勢部と対象ギアとの関係を示す斜視図である。 図18は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内の要部を示す斜視図である。 図19は、実施形態に係る照明装置の第3モータによる駆動機構の要部を示す斜視図である。 図20は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部の要部を示す斜視図である。 図21は、実施形態に係る照明装置の灯体を示す斜視図である。 図22は、実施形態に係る照明装置の灯体の要部を示す平面図である。 図23は、実施形態に係る照明装置の保持部を示す斜視図である。 図24は、実施形態に係る照明装置の照準部を示す斜視図である。 図25は、実施形態に係る照明装置の回転部を示す斜視図である。 図26は、実施形態に係る照明装置のズーム機構を示す一部透視図である。
以下の実施形態においては、駆動装置2を有する装置の一例としての照明装置1について図面を参照して説明する。例えば、駆動装置2は、操作対象として、光源(基板100に設けられる発光素子等)を有する灯体30を有する。以下では、灯体30を備える照明装置1を駆動装置2の一例として説明する。なお、以下に説明する実施形態により駆動装置2の用途が限定されるものではない。駆動装置2は、照明装置1に限らず、操作対象の向きを所望の方向に変更する構成であれば、目的に応じてどのような装置に適用されてもよい。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施形態)
まず、図1及び図2を用いて、照明装置1の構成の概要を説明する。図1は、実施形態に係る照明装置を示す正面図である。具体的には、図1は、照明装置1の灯体30側から見た正面図である。図2は、実施形態に係る照明装置を示す斜視図である。図2は、照明装置1のアーム20の第2アーム部23側から見た斜視図である。
以下では、後述するアーム20の回転軸(以下、「第1回転軸」ともいう)に沿う方向をY軸とし、X軸およびZ軸は、Y軸に直交する面内において直交する軸とする。例えば、X軸は、照明装置1の取付け時の位置(初期位置)における灯体30の回転軸(以下、「第2回転軸」ともいう)に沿う方向である。
照明装置1は、収容ボックス10と、アーム20と、灯体30とを有する。図2に示すように、灯体30は、重力方向(Y軸負方向)において収容ボックス10の下方に設けられ、平面視において、収容ボックス10に重なる位置に設けられる。
まず、図2〜図9を用いて、収容ボックス10の構成について説明する。図2及び図3に示すように、収容ボックス10は、外枠11と、天板12と、第1ブラケット13と、第2ブラケット14と、第1キャップ15と、第2キャップ16とを有する。図3は、実施形態に係る照明装置の収容ボックス内を示す斜視図である。具体的には、図3は、収容ボックス10の天板12及び係止部171を除いた斜視図である。
まず、収容ボックス10の外部形状について説明する。外枠11は、底壁111と、底壁111に連続し互いに対向する一対の側壁112、113を有する。図3の例では、外枠11は、底壁111に沿う外枠11の短手方向に一対の側壁112、113を有し、底壁111に沿う外枠11の長手方向における両端面が開口する。また、外枠11は、底壁111の対向する一面である開口面114が開口する。
外枠11は、アルミ板金を折り曲げ加工することで形成される。ここで、灯体30を支持する強度を確保する観点から、外枠11をアルミダイカストで形成する構成も考えられる。しかし、アルミダイカストによる加工は、精密な金型を用いて複雑な形状も製造することが可能である反面、コストが嵩む問題がある。強度を確保する上で、厚みや重量を確保するとすれば、コスト高の問題は顕著である。この点、本実施形態では、薄板状のアルミ板金を折り曲げ加工することで外枠11を形成するから、外枠11をアルミダイカストで加工する構成と比較して、外枠11を薄型化しつつコストを抑制することができる。また、アルミ板金を折り曲げ加工することで外枠11を形成する本実施形態の構成では、精密な金型を用いる必要がないから、アルミダイカストで外枠11を形成する構成と比較して、外枠11を容易に製造することができる。なお、本実施形態では、外枠11のうち強度が必要な箇所については、鉄製のブラケット(後述する第1ブラケット13および第2ブラケット14)を固定する。これにより、外枠11をアルミ板金の折り曲げ加工で形成して軽量化を図りつつ、灯体30を支持するために十分な強度も確保することができる。
図4に示すように、天板12は、外枠11の開口面114を覆うように、外枠11と連結される。図4は、実施形態に係る照明装置の天板を示す斜視図である。なお、天板12と外枠11との連結についての詳細は後述する。天板12は、鉄製であり、矩形板状に形成される。
また、天板12は、係止部171が取り付けられる取付部121を有する。収容ボックス10は、天板12に取り付けられた係止部171により、天井等の所定の対象(構造物)に取り付けられる。例えば、収容ボックス10は、係止部171により、天井面に設けられたレール(図示省略)の所望の位置に脱着可能に取り付けられる。例えば、係止部171は、収容ボックス10内への給電に用いられてもよい。また、天板12は、長手方向の一端部側に挿通孔122が形成され、他端部側に挿通孔123が形成される。
また、第1キャップ15は、外枠11の長手方向における一端部(図2における前方)側に、一端部側の端面を覆うように設けられる。具体的には、第1キャップ15は、底壁111に開口部18が形成される側の一端部に設けられる。また、第1キャップ15は、樹脂材料により形成される。
また、第2キャップ16は、外枠11の長手方向における他端部(図2における後方)側に、他端部側の端面を覆うように設けられる。なお、第2キャップ16は、樹脂や金属等の種々の材料により形成される。例えば、第2キャップ16は、第1キャップ15と同様に樹脂材料により形成されてもよい。第1キャップ15及び第2キャップ16は、一対の側壁112、113が形成される側面以外の一対の側面(両端面)を覆う。
このように、収容ボックス10は、外枠11と、外枠11の開口面114を覆う天板12と、外枠11の長手方向における両端面の各々を覆う第1キャップ15及び第2キャップ16とにより外形が形成される。
ここから、収容ボックス10の内部について説明する。図3に示すように、収容ボックス10には、第1ブラケット13や第2ブラケット14が配置され、電源部172や無線通信部173等の種々の構成が収納される。例えば、電源部172は、後述する第1モータ47や第2モータ61や基板100等に電力を供給する電源基板である。また、電源部172は、底壁111に沿って配置される。
また、例えば、無線通信部173は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信機能を有し、無線通信機能により外部から第1モータ47や第2モータ61への駆動の指示を受け付する無線通信用基板である。無線通信部173には、第1モータ47や第2モータ61を制御する制御基板(制御部)を含んでもよい。また、無線通信部173は、外枠11の長手方向における一端部側に配置される。図3に示すように、無線通信部173は、外枠11の長手方向における一端部側の端面に沿って配置される。すなわち、無線通信部173は、外枠11の長手方向における一端部側の端面を覆う第1キャップ15に沿って配置される。
上述したように第1キャップ15が樹脂材料により形成されることにより、第1キャップ15が無線通信部173による無線通信に与える影響を抑制することができる。なお、無線通信部173は、外枠11の長手方向における他端部側に配置されてもよい。この場合、第2キャップ16を樹脂材料により形成することにより、第2キャップ16が無線通信部173による無線通信に与える影響を抑制することができる。
第1ブラケット13は、外枠11の長手方向における一端部側に配置される鉄製のブラケットである。また、図5に示すように、第1ブラケット13は、外枠11の底壁111の内面及び一対の側壁112、113の内面に沿って設けられる。図5は、実施形態に係る照明装置の収容ボックスの要部を示す斜視図である。具体的には、図5は、外枠11と第1ブラケット13との関係を示す斜視図である。
図5及び図6に示すように、底壁111には、外枠11の長手方向における一端部側には、円形の開口部18が形成される。図6は、実施形態に係る照明装置の収容ボックスの外枠の要部を示す斜視図である。具体的には、図6は、外枠11の底壁111における開口部18が形成される一端部側を示す斜視図である。また、底壁111には、開口部18の周方向に沿って、6つの挿通孔181〜186が形成される。また、側壁112の開口面114側には、外枠11の長手方向における一端部側に、側壁113に向かって突出する突出片1121が設けられる。また、側壁113の開口面114側には、外枠11の長手方向における一端部側に、側壁112に向かって突出する突出片1131が設けられる。
図5及び図7に示すように、第1ブラケット13は、底部である取付部131と、取付部131に連続し互いに対向する一対の側部132、133とを有する。図7は、実施形態に係る照明装置の第1ブラケットを示す斜視図である。第1ブラケット13の取付部131には、円形の開口部134が形成される。例えば、第1ブラケット13の取付部131には、底壁111の開口部18と同様の形状の開口部134が形成される。
また、取付部131には、開口部134の周方向に沿って、6つの挿通孔1311〜1316が形成される。また、側部132の取付部131から離れる方向の先端部には、側部133に向かって突出する突出片1321が設けられる。また、側部133の取付部131から離れる方向の先端部には、側部132に向かって突出する突出片1331が設けられる。
図5に示すように、第1ブラケット13は、取付部131の開口部134を底壁111の開口部18に重ねて配置される。また、取付部131の6つの挿通孔1311〜1316は、底壁111の6つの挿通孔181〜186に重なる。また、側部132の突出片1321は、側壁112の突出片1121に底壁111側から重なる。また、側部133の突出片1331は、側壁113の突出片1131に底壁111側から重なる。このように、第1ブラケット13は、外枠11の内面に沿わせて配置される。
また、側壁112の突出片1121及び側部132の突出片1321に天板12が取り付けられる。天板12において、側壁112の突出片1121に重なる部分に設けられた挿通孔122により、第1ブラケット13に天板12が取り付けられる。例えば、第1ブラケット13には、突出片1121及び突出片1321において天板12の挿通孔122に重なる位置に設けられた挿通孔、天板12の挿通孔122、及びねじ部材124によるねじ止め機構により、天板12が取り付けられる。
また、側壁113の突出片1131及び側部133の突出片1331に天板12が取り付けられる。天板12において、側壁113の突出片1131に重なる部分に設けられた挿通孔122により、第1ブラケット13に天板12が取り付けられる。例えば、第1ブラケット13には、突出片1131及び突出片1331において天板12の挿通孔122に重なる位置に設けられた挿通孔、天板12の挿通孔122、及びねじ部材124によるねじ止め機構により、天板12が取り付けられる。このように、第1ブラケット13には、外枠11の突出片1131とともに天板12が取り付けられる。
また、第1ブラケット13には、取付部131に設けられた取付片135により、電源部172が取り付けられる。例えば、第1ブラケット13には、取付部材1721、取付片135に設けられた挿通孔、及びねじ部材によるねじ止め機構により、電源部172が取り付けられる。例えば、また、第1ブラケット13には、側部132に設けられた取付片1322及び側部133に設けられた取付片1332により、無線通信部173が取り付けられる。例えば、第1ブラケット13には、取付部材1731、取付片1322、1332に設けられた挿通孔、及びねじ部材によるねじ止め機構により、無線通信部173が取り付けられる。
また、図5に示すように、側壁112と側部132との間は離間しており、側壁112と側部132との間には隙間が形成される。また、側壁113と側部133との間は離間しており、側壁113と側部133との間には隙間が形成される。
また、第1ブラケット13には、側部132に設けられた取付溝136及び側部133に設けられた取付溝137により、第1キャップ15が取り付けられる。例えば、第1キャップ15の側壁112側に設けられた爪部(図示省略)が、側壁112と側部132との間の隙間に挿通され、側部132に設けられた取付溝136に係合する。また、例えば、第1キャップ15の側壁113側に設けられた爪部(図示省略)が、側壁113と側部133との間の隙間に挿通され、側部133に設けられた取付溝137に係合する。これにより、第1ブラケット13に、第1キャップ15が取り付けられる。このように、収容ボックス10は、外枠11内にキャップの取り付け機構を配置することにより、意匠性を向上させることができる。
第2ブラケット14は、外枠11の長手方向における他端部側に配置される鉄製のブラケットである。また、図3に示すように、第2ブラケット14は、外枠11の底壁111の内面及び一対の側壁112、113の内面に沿って設けられる。
図3及び図8に示すように、第2ブラケット14は、底部141と、底部141に連続し互いに対向する一対の側部142、143とを有する。図8は、実施形態に係る照明装置の第2ブラケットを示す斜視図である。また、側部142の底部141から離れる方向の先端部には、側部143に向かって突出する突出片1421が設けられる。また、側部143の底部141から離れる方向の先端部には、側部142に向かって突出する突出片1431が設けられる。
図3に示すように、第2ブラケット14は、外枠11の内面に沿わせて配置される。側壁112の突出片1122及び側部142の突出片1421に天板12が取り付けられる。天板12において、側壁112の突出片1122に重なる部分に設けられた挿通孔123により、第2ブラケット14に天板12が取り付けられる。例えば、第2ブラケット14には、突出片1122及び突出片1421において天板12の挿通孔123に重なる位置に設けられた挿通孔、天板12の挿通孔123、及びねじ部材124によるねじ止め機構により、天板12が取り付けられる。
また、側壁113の突出片1132及び側部143の突出片1431に天板12が取り付けられる。天板12において、側壁113の突出片1132に重なる部分に設けられた挿通孔123により、第2ブラケット14に天板12が取り付けられる。例えば、第2ブラケット14には、突出片1132及び突出片1431において天板12の挿通孔123に重なる位置に設けられた挿通孔、天板12の挿通孔123、及びねじ部材124によるねじ止め機構により、天板12が取り付けられる。このように、第2ブラケット14には、外枠11の突出片1132とともに天板12が取り付けられる。
また、第2ブラケット14には、底部141に設けられた取付片145により、電源部172が取り付けられる。例えば、第2ブラケット14には、取付部材1722、取付片145に設けられた挿通孔、及びねじ部材によるねじ止め機構により、電源部172が取り付けられる。
また、図5に示すように、側壁112と側部142との間は離間しており、側壁112と側部142との間には隙間が形成される。また、側壁113と側部143との間は離間しており、側壁113と側部143との間には隙間が形成される。
また、第2ブラケット14には、側部142に設けられた取付溝146及び側部143に設けられた取付溝147により、第2キャップ16が取り付けられる。例えば、第2キャップ16の側壁112側に設けられた爪部(図示省略)が、側壁112と側部142との間の隙間に挿通され、側部142に設けられた取付溝146に係合する。また、例えば、第2キャップ16の側壁113側に設けられた爪部(図示省略)が、側壁113と側部143との間の隙間に挿通され、側部143に設けられた取付溝147に係合する。これにより、第2ブラケット14に、第2キャップ16が取り付けられる。このように、収容ボックス10は、外枠11内にキャップの取り付け機構を配置することにより、意匠性を向上させることができる。
また、上述のように、本実施形態では、収容ボックス10における外枠11は、薄板状のアルミ板金を折り曲げ加工することで形成されるから、外枠11がアルミダイカストで形成される構成と比較して、コストを抑制しつつ、且つ、精密な金型を用いることなく外枠11を容易に形成することが可能になる。また、収容ボックス10における外枠11の長手方向における両端部には、鉄製の第1ブラケット13と第2ブラケット14とが固定されるから、薄板状のアルミ板金を折り曲げ加工することで外枠11を形成して軽量化を図りつつ、外枠11のうち強度が必要な箇所を鉄製の第1ブラケット13および第2ブラケット14で補強し、十分な強度を確保することができる。また、外枠11の長手方向における両端面を、第1キャップ15及び第2キャップ16によって覆うことにより、意匠性を向上させることが可能になる。収容ボックス10は、外枠11の長手方向における両端面を、外枠11であるアルミ板金に対して曲げ加工を行うことにより覆ってもよい。
ここから、収容ボックス10による灯体30を含む支持対象を支持および支持対象の構成について説明する。収容ボックス10は、灯体30を含む支持対象を底壁111側に支持する。例えば、収容ボックス10は、アーム20と灯体30と支持対象として支持する。図9及び図10に示すように、収容ボックス10には、アーム20の連結部21に設けられる第1回動部40により、第1ブラケット13の取付部131に取り付けられる。図9は、実施形態に係る照明装置の収容ボックスのアームとの連結部分を示す斜視図である。また、図10は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す斜視図である。
第1回動部40は、第1軸棒41と、第1部材42と、リング部材43と、第2部材44と、第1ベース板45とを有する。第1軸棒41は、円柱状に形成され、他の部分よりも外径が大きい一端部411を有する。
第1部材42は、金属材料により円筒状に形成される。例えば、第1部材42には、アルミが用いられる。第1部材42は、底面の周端に沿って、挿通孔421〜424が設けられる。例えば、第1部材42における底面の周端には、等間隔に挿通孔421〜424が設けられる。また、第1部材42は、底面の周端から突出する突出部425、426が設けられる。例えば、第1部材42における底面の周端には軸を挟む位置に一対の突出部425、426が設けられる。また、第1部材42には、第1軸棒41の一端部411のとは反対の他端部412側から挿通される。なお、第1軸棒41の他端部412は、第1部材42から突出する。また、図10に示すように、第1部材42の内径は、第1軸棒41の外形よりも大きく形成されており、第1部材42と第1軸棒41との間にはベアリング413が配置される。また、第1軸棒41の一端部411が、ベアリング413上に配置される。これにより、収容ボックス10内及び第1部材42内に第1軸棒41が回転可能に配置される。
図9に示すように、第1軸棒41は、一端部411を第1ブラケット13の開口部134及び外枠11の開口部18に挿通させて配置される。また、第1部材42は、ねじ部材138により、外枠11の底壁111及び第1ブラケット13の取付部131に取り付けられる。例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔181及び第1ブラケット13の挿通孔1311に挿通されたねじ部材138が挿通孔421に螺合されることにより、外枠11及び第1ブラケット13に取り付けられる。また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔182及び第1ブラケット13の挿通孔1312に挿通されたねじ部材138が挿通孔422に螺合されることにより、外枠11及び第1ブラケット13に取り付けられる。
また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔184及び第1ブラケット13の挿通孔1314に挿通されたねじ部材138が挿通孔423に螺合されることにより、外枠11及び第1ブラケット13に取り付けられる。また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔185及び第1ブラケット13の挿通孔1315に挿通されたねじ部材138が挿通孔424に螺合されることにより、外枠11及び第1ブラケット13に取り付けられる。
また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔183及び第1ブラケット13の挿通孔1313に突出部425が挿通されることにより、外枠11及び第1ブラケット13に対して位置固定される。また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔186及び第1ブラケット13の挿通孔1316に突出部426が挿通されることにより、外枠11及び第1ブラケット13に対して位置固定される。これにより、第1部材42は、外枠11及び第1ブラケット13に取り付けられる。
また、第2部材44は、第1部材42の外径よりも内径が大きく形成される有底円筒状の保持部441と、保持部441の底壁4441側に設けられる保持部441よりも小径の円筒であり、外周にギアが形成されるギア部442とを有する。例えば、第2部材44は、樹脂材料等により形成される。図11及び図12に示すように、第1部材42は、第2部材44の保持部441内に配置され、第2部材44に取り付けられる。図11は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す斜視図である。図12は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す平面図である。
図12に示すように、保持部441内とギア部442内とは連通しており、第2部材44内には、第1軸棒41が挿通される。また、第1部材42において挿通孔421〜424が設けられた底面の裏面に設けられた挿通孔、及び保持部441の底壁4441に設けられた挿通孔にねじ部材443が螺合されることにより、第2部材44が第1部材42に取り付けられる。このように、収納ボックス10との連結部分に金属材料により形成される第1部材42を用い、ギア部分に樹脂材料により形成される第2部材44を用いることにより、回転等による外力が加わる部分の強度を保ちつつ、軽量化を図ることができる。
また、図12に示すように、第1軸棒41は、第2部材44のギア部442内を挿通され、他端部412が第2部材44から突出する。また、例えば、第1軸棒41の他端部412が連結部21内に設けられた保持部(図示省略)に配置されることにより、第1軸棒41は、アーム20に対して第1回転軸の回転方向への位置が規制された状態で挿通される。例えば、他端部412の周方向に形成された側面4121、4122が連結部21内に設けられた規制面(図示省略)に第1回転軸の回転方向から当接するように配置されることにより、アーム20に対する第1軸棒41の第1回転軸の回転方向への位置が規制された状態で挿通される。これにより、第1軸棒41は、アーム20とともに第1回転軸を中心に回動する。
また、第2部材44の保持部441の外周に沿って、円筒状のリング部材43が配置される。リング部材43は、保持部441の外径よりも内径が大きく形成される。また、リング部材43は、所定の機構により第2部材44に対する第1回転軸の回転方向への位置が規制され、第2部材44とともに回転する。例えば、リング部材43は、内周に形成される切欠溝(図示省略)に保持部441の外周から突出する突出片(図示省略)が嵌ることにより、第2部材44に対する第1回転軸の回転方向への位置が規制される。また、リング部材42の平面に設けられた突出部431が連結部21の突起部(図示省略)に当接して、連結部21に対して実質的にストッパ機能を有する。
図10に示すように、第1ベース板45は、連結部21内に配置されており、ねじ止め等によりアーム20に取り付けられる。第1ベース板45において、リング部材43の外周面に沿う位置に、第1スイッチ46が設けられる。例えば、第1スイッチ46は、レバー461をリング部材43側へ突出させて設けられる。例えば、第1スイッチ46のレバー461は、リング部材43の周壁が周方向に切り欠かれた規制溝(図示省略)内にまで突出させて設けられる。ここに、リング部材43の規制溝の周方向の両端部によって第1スイッチ46のレバー461が回動されることにより、設定した回転角度のリミットを検出し、第1モータ47の作動を停止するなど、モータ制御に利用する。例えば、第1ベース板45、すなわちアーム20は、第1スイッチ46とリング部材43の規制溝とにより、第1回転軸の回転方向への回転角度を規制溝の周方向の範囲に基づく所望の範囲にする。
また、第1回動部40は、第1駆動源としての第1モータ47を有する。図10に示すように、第1モータ47は、第1ベース板45に取り付けられる。例えば、第1モータ47にはステッピングモータが用いられる。
また、第1モータ47の出力回転軸471には、ギア472が取り付けられる。第1モータ47の出力回転軸471に装着されたギア472は、大径ギア473と噛み合う。大径ギア473が取り付けられた回転軸474には、小径ギア475が装着されている。すなわち、大径ギア473と小径ギア475とは、回転軸474を中心に回転する。なお、大径ギア473と小径ギア475とは一体成型されてもよい。例えば、出力回転軸471や回転軸474のような回転軸はシャフトともいう。
また、小径ギア475は、大径ギア476と噛み合う。大径ギア476が取り付けられた回転軸477には、小径ギア478が装着されている。すなわち、大径ギア476と小径ギア478とは、回転軸477を中心に回転する。なお、大径ギア476と小径ギア478とは一体成型されてもよい。
また、小径ギア478は、第2部材44のギア部442に噛み合わされる。また、上述したように、第2部材44は、第1部材42に取り付けられており、第1部材42は、収容ボックス10に取り付けられている。そのため、第1モータ47の出力に応じて、小径ギア478がギア部442に沿って移動する。これにより、第1モータ47の出力に応じて、アーム20が第1回転軸を中心に回動する。
また、図12に示すように、回転軸477には、対象ギアであるアイドルギア48−1(48)が装着されている。例えば、大径ギア476と第1ベース板45との間にアイドルギア48−1が装着される。なお、アイドルギア48−1と後述するアイドルギア48−2とは、配置位置が異なるが同様の構成であるため、以下では、アイドルギア48−1、48−2について、特に区別なく説明する場合には、アイドルギア48と記載する。
また、回転軸477のアイドルギア48−1が装着される側の先端部は、第1ベース板45に設けられた挿通孔に挿通される。図13に示すように、アイドルギア48は、ギアが形成されるギア部481と、ギア部481よりも大径のフランジ部482とを有する。図13は、実施形態に係る照明装置の付勢部と対象ギアとの関係を示す斜視図である。例えば、アイドルギア48−1は、フランジ部482を大径ギア476に対向させ、ギア部481を第1ベース板45に対向させて配置される。また、アイドルギア48−1と回転軸477との間には、ダンパグリスが設けられる。これにより、アイドルギア48−1と回転軸477との間に粘性抵抗を生じさせることができる。
図12に示すように、アイドルギア48−1のギア部481は、大径ギア473と噛み合う。このように、アイドルギア48−1は、駆動源である第1モータ47から支持部である収容ボックス10へ駆動力を伝達する経路のギアである大径ギア473に噛み合う。言い換えると、アイドルギア48−1は、第1モータ47から収容ボックス10に取り付けられた第2部材44のギア部442へ駆動力を伝達する経路の大径ギア473に噛み合う。
また、図12に示すように、第1ベース板45には、アイドルギア48をアイドルギア48の軸方向に付勢する付勢部49−1(49)が取り付けられている。これにより付勢部49−1は、アーム20に取り付けられる。なお、付勢部49−1と後述する付勢部49−2とは、配置位置が異なるが同様の構成であるため、付勢部49−1、49−2について、特に区別なく説明する場合には、付勢部49と記載する。
付勢部49は、基部として、取付部491と、取付部491の一端部から立設される立設部492とを有する。また、付勢部49は、立設部492の先端から立設部492の立設方向に交差する方向に延びる延伸部493を有する。延伸部493には、中央に貫通孔を有する円板状の挿通部494と、挿通部494の外周に沿って延びる一対の腕部495、495を有する。
図12及び図13に示すように、付勢部49−1は、アイドルギア48のフランジ部482側に延伸部493を沿わせて配置される。例えば、付勢部49−1の延伸部493は、大径ギア476とアイドルギア48との間に配置され、挿通部494の貫通孔に回転軸477が挿通される。また、一対の腕部495、495が当接部として、アイドルギア48のフランジ部482に当接する。具体的には、一対の腕部495、495がフランジ部482の外周端部に当接する。
付勢部49は、一対の腕部495、495により、立設部492が取付部491から延びる方向とは反対方向にアイドルギア48を付勢する。付勢部49は、アイドルギア48をアイドルギア48の軸方向に付勢する。付勢部49は、一対の腕部495、495により、アイドルギア48を第1ベース板45に押圧するように、アイドルギア48を軸方向に付勢する。
以上のように、照明装置1に付勢部49−1を設け、付勢部49−1によりアイドルギア48を軸方向に付勢する構成では、アイドルギア48と第1ベース板45との間に摺動抵抗を生じさせ、回転しづらくすることで、機械的な保持力を生じさせることができる。前述したように、第1モータ47としてステッピングモータを用いた場合、電力供給時には、磁界によって回転子の位置が制御されることで、第1モータ47の出力回転軸471に装着されるギア472と、大径ギア473との噛合い位置が保持され、照明装置1のチルト角が、所望の位置に保持される。他方、電力の供給停止時(磁界非発生時)には、電力の供給時と比較して、機械的な位置保持力が低下する怖れがある。ここで、機械的な位置保持力が低下すると、照明装置1の姿勢が、灯体30の重心側に傾き、照明装置1の動作の安定性が懸念される。このような、照明装置1の自重による不具合は、照明装置1の取付場所で、振動が発生した場合にも生じ得る。この点、上述したように、照明装置1に付勢部49−1を設け、付勢部49−1によりアイドルギア48を軸方向に付勢する構成によれば、アイドルギア48と第1ベース板45との間に摺動抵抗を生じさせ、第1モータ47の出力回転軸471に装着されるギア472と、大径ギア473との噛合い位置を保持することで、機械的な位置保持力を向上させることができる。また、以上の構成では、第1回転軸を中心とする回動時におけるギアのがたつきを抑制し、回動により生じる音を抑制することができる、という利点もある。
以上のように、第1モータ47による駆動力の伝達経路外に設けられるアイドルギア48−1を対象ギアとして、付勢部49−1で付勢する構成によれば、駆動力の伝達経路に設けられたギアを対象ギアとして付勢する構成と比較して、駆動力の伝達に与える影響を抑制することができる、という利点がある。もっとも、操作対象(照明装置1)の自重による不具合を抑制する観点では、駆動力の伝達経路に設けられたギアを、付勢部49−1が付勢する対象ギアとする構成も好適に採用され得る。駆動力の伝達経路に設けられたギアを、対象ギアとして付勢部49−1で付勢する構成によっても、機械的な位置保持力を向上させ、操作対象の自重による不具合が抑制される、という利点がある。
また、付勢部49を、一対の腕部495、495を有する形状として、一対の腕部495、495を、フランジ部482の外周端部に当接させて、2箇所でアイドルギア48を付勢する構成では、例えばフランジ部482の中央部を付勢する構成(1か所のみを付勢する構成)と比較して、小さな力でアイドルギア48を付勢することができる。また、2箇所で付勢する構成では、付勢する力が2箇所で相互にばらついても、確実に付勢することが可能になる。なお、なお、付勢部49−1は、第1ベース板45に限らずアーム20に直接取り付けられてもよい。
図1及び図2に示すように、アーム20の連結部21には第1アーム部22と第2アーム部23とが連続する。例えば、アーム20の連結部21の両端部(図1中の左右方向の両端部)には、第1アーム部22と第2アーム部23とが連続する。また、アーム20は、第1アーム部22と第2アーム部23との間に灯体30を保持する。具体的には、アーム20は、第1アーム部22の先端部と第2アーム部23の先端部との間において、第2回転軸を中心に回転可能に灯体30を保持する。なお、アーム20は、第2アーム部23を有さず、第1アーム部22のみを有し、第1アーム部22により第2回転軸を中心に回転可能に灯体30を保持してもよい。また、照明装置1においては、灯体30を回動させる機構は、第1アーム部22内に設けられるため、以下では、第1アーム部22内の構成について詳述する。また、アーム20の連結部21側をアーム20の一端部とし、アーム20の第1アーム部22の先端側を他端部とする場合がある。
図14〜図18を用いて、アーム20の第1アーム部22内の構成について説明する。
図14は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内を示す正面図である。図15は、実施形態に係る照明装置のブレーキ部を示す平面図である。具体的には、図15は、ブレーキ用ギア54を透過したブレーキ部50の要部を示す正面図である。図16は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内の要部を示す側面図である。図17は、実施形態に係る照明装置の付勢部と対象ギアとの関係を示す斜視図である。具体的には、図17は、第2ベース板611を透過した第2回動部60の要部を示す正面図である。図18は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内の要部を示す斜視図である。具体的には、図18は、アイドルギア48を透過した第2回動部60の要部を示す正面図である。
図14に示すように、第1アーム部22内には、ブレーキ部50や第2回動部60が配置される。図16に示すように、第2回動部60は、第2駆動源としての第2モータ61を有する。例えば、第2モータ61にはステッピングモータが用いられる。また、第2モータ61は、第2ベース板611に取り付けられる。第2モータ61の出力回転軸612には、ギア613が装着される。図14に示すように、第2ベース板611は、第1アーム部22内に配置されており、ねじ止め等によりアーム20に取り付けられる。
また、図15及び図16に示すように、第2モータ61の出力回転軸612に装着されたギア613は、大径ギア62と噛み合う。大径ギア62が取り付けられた回転軸621には、小径ギア622が装着されている。すなわち、大径ギア62と小径ギア622とは、回転軸621を中心に回転する。なお、大径ギア62と小径ギア622とは一体成型されてもよい。
また、小径ギア622は、大径ギア63と噛み合う。大径ギア63が取り付けられた回転軸631には、小径ギア632が装着されている。すなわち、大径ギア63と小径ギア632とは、回転軸631を中心に回転する。なお、大径ギア63と小径ギア632とは一体成型されてもよい。
また、小径ギア632は、取付ギア部64の外周面の一部に形成される外歯640に噛み合わされる。例えば、取付ギア部64は、樹脂材料等により形成される。図18に示すように、取付ギア部64は、ねじ部材641、642により灯体30の筐体部31に取り付けられており、取付ギア部64の回転とともに灯体30が回転する。これにより、第2モータ61の出力に応じて、灯体30が第2回転軸を中心に回動する。
また、図17に示すように、大径ギア63が取付けられた回転軸631には、対象ギアであるアイドルギア48−2が装着されている。例えば、大径ギア63と第2ベース板611との間にアイドルギア48−2が装着される。また、回転軸631のアイドルギア48−2が装着される側の先端部は、第2ベース板611に設けられた挿通孔に挿通される。上述のように、アイドルギア48−2は、ギア部481と、フランジ部482とを有する。例えば、アイドルギア48−2は、フランジ部482を大径ギア63に対向させ、ギア部481を第2ベース板611に対向させて配置される。また、アイドルギア48−2と回転軸631との間には、ダンパグリスが設けられる。これにより、アイドルギア48−2と回転軸631との間に粘性抵抗を生じさせることができる。
図16に示すように、アイドルギア48−2のギア部481は、大径ギア63と噛み合う。このように、アイドルギア48−2は、駆動源である第2モータ61から操作対象である灯体30へ駆動力を伝達する経路のギアである大径ギア63に噛み合う。言い換えると、アイドルギア48−2は、第2モータ61から灯体30に取り付けられた取付ギア部64へ駆動力を伝達する経路の大径ギア63に噛み合う。
また、図17に示すように、第2ベース板611には、アイドルギア48−2をアイドルギア48−2の軸方向に付勢する付勢部49−2が取り付けられている。これにより付勢部49−2は、アーム20に取り付けられる。
図17及び図18に示すように、付勢部49−2は、一対の腕部495、495により、アイドルギア48−2を第2ベース板611に押圧するように、アイドルギア48−2を軸方向に付勢する。
以上のように、照明装置1に付勢部49−2を設け、付勢部49−2によりアイドルギア48−2を軸方向に付勢する構成では、アイドルギア48−2と第2ベース板611との間に摺動抵抗を生じさせ、回転しづらくすることで、機械的な保持力を生じさせることができる。前述したように、第2モータ61としてステッピングモータを用いた場合、電力の供給時には、磁界によって回転子の位置が制御されることで、第2モータ61の出力回転軸612に装着されるギア613と、大径ギア62との噛合い位置が保持される。他方、電力の供給停止時(磁界非発生時)には、電力の供給時と比較して、機械的な位置保持力が低下する怖れがある。この点、上述したように、照明装置1に付勢部49−2を設け、付勢部49−2によりアイドルギア48−2を軸方向に付勢する構成によれば、アイドルギア48−2と第2ベース板611との間に摺動抵抗を生じさせ、第2モータ61の出力回転軸612に装着されるギア613と、大径ギア62との噛合い位置を保持することで、機械的な位置保持力を向上させることができる。また、以上の構成では、第2回転軸を中心とする回動時におけるギアのがたつきを抑制し、回動により生じる音を抑制することができる、という利点もある。
以上のように、第2モータ61による駆動力の伝達経路外に設けられるアイドルギア48−2を対象ギアとして、付勢部49−2で付勢する構成によれば、駆動力の伝達経路に設けられたギアを対象ギアとして付勢する構成と比較して、駆動力の伝達に与える影響を抑制することができる、という利点がある。他方、操作対象(照明装置1)の自重による不具合を抑制する観点では、駆動力の伝達経路に設けられたギアを、付勢部49−2が付勢する対象ギアとする構成も好適に採用され得る。駆動力の伝達経路に設けられたギアを、対象ギアとして付勢部49−2で付勢する構成によっても、機械的な位置保持力を向上させ、操作対象の自重による不具合が抑制される、という利点がある。
なお、付勢部49−2は、第2ベース板611に限らずアーム20に直接取り付けられてもよい。また、付勢部49−2が付勢する対象ギアは、アイドルギア48−2に限らず他のギアであってもよい。
ここから、ブレーキ部50について説明する。図15に示すように、ブレーキ部50は、キープソレノイド51と、係止部材52とを有する。例えば、ブレーキ部50は、第2ベース板611において、第2モータ61が設けられる裏面側に配置される。第2ベース板611の裏面側には、ばね部材53や、対象ギアとしてブレーキ用ギア54が設けられる。ばね部材53は、一端側が第2ベース板611の引掛部6111に係止される。また、ブレーキ用ギア54は、第2モータ61の出力回転軸612に装着される。ブレーキ用ギア54は、アーム20に配置され、灯体30の回動とともに回転する。なお、ブレーキ部50が対象とする対象ギアは、ブレーキ用ギア54に限らず他のギアであってもよい。
キープソレノイド51は、第2ベース板611に取り付けられており、電力の供給に応じて、シャフト部511を進退させる。シャフト部511の進退方向は、図15における左右方向で例示される。具体的には、電力の供給停止時には、キープソレノイド51は、図15に示される位置に、シャフト部511を進退方向に前進させる。他方、電力の供給時には、キープソレノイド51は、図15に示す位置に対して、シャフト部511の先端が左側へ移動するように、シャフト部511を進退方向で後退させる。以降の説明では、電力の供給停止時におけるシャフト部511の位置をシャフト部511の第1位置とし、電力の供給時におけるシャフト部511の位置をシャフト部511の第2位置とする。
また、係止部材52は、突起部520と、挿通部521、523と、規制片522、524と、引掛部525と、受部526とを有する。係止部材52の挿通部521、523は、シャフト部511の進退方向を長手とする形状を有する。また、係止部材52の規制片522、524は、挿通部521、523内に各々挿通され、第2ベース板611に取り付けられる。ここで、挿通部521、523は、規制片522、524の各々に対してシャフト部511の進退方向に移動可能である。これにより、係止部材52は、シャフト部511の進退方向に移動可能に第2ベース板611に取り付けられる。
また、係止部材52の突起部520は、シャフト部511の係止孔512に挿通され、シャフト部511の進退とともに、シャフト部511の進退方向に移動する。これにより、係止部材52は、シャフト部511の進退とともに、シャフト部511の進退方向に移動する。以下では、シャフト部511がシャフト部511の第1位置に位置する場合に対応する係止部材52の位置を係止部材52の第1位置とし、シャフト部511の第2位置に位置する場合に対応する係止部材52の位置を係止部材52の第2位置とする。
また、係止部材52の引掛部525には、ばね部材53における第2ベース板611の引掛部6111に係止された一端側とは反対の他端側が係止される。これにより、ばね部材53は、係止部材52をシャフト部511の前進方向に付勢する。図15では、ばね部材53は、係止部材52を右方向に付勢する。
また、係止部材52の受部526には、ギアが形成されており、係止部材52の第1位置において、ブレーキ用ギア54と噛み合う(接触する)。ここで、ブレーキ用ギア54の歯数は、第2モータ61の極数の2倍よりも多い。これにより、電力の供給停止前と電力の供給再開後におけるパルスとギアの位置がずれることを抑制できる。例えば、ブレーキ用ギア54は、歯数が第2モータ61の極数の4倍になるように形成される。
第2モータ61としてステッピングモータを用いた場合、電力の供給時には、磁界によって回転子の位置が制御されることで、第2モータ61の出力回転軸612に装着されるギア613と、大径ギア62との噛合い位置が保持されるから、第2回転軸を中心とする角度を所望の角度に保持する力を増大させることができる。他方、電力の供給停止時(磁界非発生時)には、電力の供給時と比較して、機械的な位置保持力が低下する怖れがある。ここで、機械的な位置保持力が低下すると、照明装置1の姿勢が、灯体30の重心側に傾き、照明装置1の動作の安定性が懸念される。このような、照明装置1の自重による不具合は、照明装置1の取付場所で、振動が発生した場合にも生じ得る。この点、上述のように、ばね部材53が係止部材52を右方向に付勢する構成では、電力の供給停止時に、受部526がブレーキ用ギア54側へ付勢され、第2モータ61の出力回転軸612に装着されるギア613と、大径ギア62との噛合い位置が保持されるから、第2回転軸を中心とする角度を所望の角度に保持する力を増大させることができる。また、電力の供給時においては、シャフト部511の後退に応じて、係止部材52が係止部材52の第2位置に移動し、受部526とのブレーキ用ギア54との噛み合い(接触)が解除されるため、灯体30の第2回転軸を中心とする回動をブレーキ部50が妨げることを抑制できる。
ここから、灯体30の構成及び回動について説明する。図1及び図2に示すように、灯体30は、筐体部31と、保持部32と、カバー部33と、放熱部34とを有する。また、灯体30は、向きを変更させる対象となる光源として、例えば基板100に配置されたLED(Light Emitting Diode)等を有する。すなわち、灯体30は、照射方向を変更可能な灯体である。
図18に示すように、取付ギア部64内には、第3モータ65が配置される。このように、第3モータ65は、アーム20の第1アーム部22内に配置される。また、図19に示すように、第3モータ65の出力回転軸651は、灯体30の筐体部31内に突出する。図19は、実施形態に係る照明装置の第3モータによる駆動機構の要部を示す斜視図である。第3モータ65の出力回転軸651は、第1アーム部22に連結される筐体部31の内側部に配置された第3ベース板652の挿通孔を通り筐体部31内に突出する。
第3モータ65の出力回転軸652に装着されたギア653は、大径ギア654と噛み合う。大径ギア654が取り付けられた回転軸655には、ウォームギア656が装着されている。すなわち、大径ギア654とウォームギア656とは、回転軸655を中心に回転する。なお、大径ギア654とウォームギア656とは一体成型されてもよい。
ウォームギア656は、ウォームホイール66と噛み合う。ウォームホイール66が取り付けられた回転軸661には、ギア662が装着されている。すなわち、ウォームホイール66とギア662とは、回転軸661を中心に回転する。
また、ギア662は、ギア67の一端部側と噛み合う。ギア67は、回転軸671に装着されており、他端部側が回転規制部70の挿通孔711を通り反射部90内に挿通される。
また、図20に示すように、灯体30の筐体部31における第1アーム部22との連結部分の反対側には、第2アーム部23が連結される。図20は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部の要部を示す斜視図である。
筐体部31と第2アーム部23との連結部分には、円筒状の連結部材231が設けられる。また、連結部材231は、第2アーム部23側へ突出した一対の突出部232、232を有する。また、第2アーム部23内には、連結部材231の外周面に沿う位置に、第3スイッチ233が設けられる。例えば、第3スイッチ233は、レバー234を連結部材231の平面に沿って連結部材231側へ突出させて設けられる。例えば、第3スイッチ233のレバー234は、連結部材231の突出部232、232と連結部材231の周方向に重なる位置にまで突出させて設けられる。ここに、連結部材231の突出部232、232によって第3スイッチ233のレバー234が回動されることにより、設定した回転角度のリミットを検出し、第1モータ47の作動を停止するなど、モータ制御に利用する。例えば、第1ベース板45、すなわちアーム20は、第3スイッチ233と連結部材231の突出部232、232とにより、灯体30の第2回転軸を中心とする回転角度を略180°の範囲にする。
次に、図21を用いて灯体30の構成について説明する。図21は、実施形態に係る照明装置の灯体を示す斜視図である。図21に示すように、放熱部34は、複数の放熱フィン341を有し、基板100において光を放射する面とは反対面側に取り付けられる。図21に示す例では、放熱部34は、ねじ止め等の取付機構により、保持部32に取り付けられる。なお、上記は一例であり、放熱部34の保持部32への取付機構は、どのような取り付け機構であってもよい。
ここから、図22〜図26を用いてズーム機構の構成について説明する。図22は、実施形態に係る照明装置の灯体の要部を示す平面図である。具体的には、図22は、ズーム機構を示すために、放熱部34を除き、放熱部34側から見た平面図である。例えば、図22は、基板100の放熱部34に取り付けられる面側を示す。図23は、実施形態に係る照明装置の保持部を示す斜視図である。図24は、実施形態に係る照明装置の照準部を示す斜視図である。図25は、実施形態に係る照明装置の回転部を示す斜視図である。図26は、実施形態に係る照明装置のズーム機構を示す一部透視図である。
図22に示すように、保持部32内には、回転規制部70や照準部80や反射部90が配置される。また、保持部32の開口部分(図1中の正面部分)には、円板状のカバー部33が取り付けられる。カバー部33により、保持部32内が保護される。
回転規制部70は、中心に開口を有する円板状の基部71と、基部71の周壁から基部71の軸方向に突出する複数の爪部72、72とを有する。図23に示す例では、2本の爪部72、72が、基部71の周壁から基部71の軸方向に突出する。例えば、2本の爪部72、72が、基部71の外周に沿って180°間隔で設けられる。また、基部71の開口部分に基板100が配置される。すなわち、基板100は回転規制部70の基部71において、爪部72、72の突出方向に発光面を向けて配置される。例えば、基板100は、COB(Chip On Board)ホルダ等の保持部材101により保持される。また、保持部材101の外周部には、シール部材が設けられてもよい。また、回転規制部70の基部71には、第3スイッチ73が設けられる。
また、回転規制部70の基部71には、爪部72、72の突出方向とは反対方向に突出した突出部712、713が設けられる。保持部32に設けられた挿通孔に挿通され、ねじ止め等の取付機構により、回転規制部70が保持部32に取り付けられる。これにより、回転規制部70は、保持部32に対する回転が規制される。また、上述のように、回転規制部70の基部71には、挿通孔711が設けられており、挿通孔711にギア67の他端部側が挿通される。また、回転規制部70の挿通孔711に挿通されたギア67の他端部側が反射部90のギア部912と噛み合う。
また、回転規制部70の基部71には、周方向に沿って挿通孔714、715が形成される。また、ねじ部材7141、7151が、挿通孔714、715の各々に挿通される。ねじ部材7141、7151の頭部は、挿通孔714、715の幅よりも大きく、ねじ部材7141、7151が、挿通孔714、715に嵌る。また、ねじ部材7141、7151は、反射部90の取付部914、915に各々取り付けられる。これにより、ねじ部材7141、7151が挿通孔714、715内を移動可能な範囲で、回転規制部70に対して、反射部90が回転可能となる。また、第3モータ65の駆動に応じて回転するギア67が反射部90のギア部912と噛み合うため、第3モータ65の駆動に応じて反射部90が回転する。
また、図24に示すように、照準部80は、円筒状の筒部81と、筒部81に連続するフランジ部82とを有する。例えば、フランジ部82には、レンズ等の光学部材(図示省略)が配置される。照準部80の筒部81には、筒部81の外周面に突設される複数のガイド溝811、812が設けられる。図24に示す例では、2つのガイド溝811、812が、筒部81の外周に沿って180°間隔で設けられる。すなわち、一対のガイド溝811、812は、照準部80の筒部81の軸を中心として対向する位置に突設される。
ここで、照準部80のガイド溝811、812は、回転規制部70の爪部72、72が挿通される形状に形成されており、照準部80のガイド溝811、812の各々には、回転規制部70の爪部72、72が挿通される。これにより、照準部80は、ガイド溝811、812により、回転規制部70の軸方向に沿って進退可能となる。
照準部80の筒部81の内周面には、突起部813が設けられる。例えば、照準部80の筒部81の内周面には、3つの突起部813が、筒部81の内周に沿って等間隔で設けられる。例えば、3つの突起部813が、筒部81の内周に沿って120°間隔で設けられる。図24に示す例では、3つの突起部813が、筒部81の内周面の上端に設けられる。
図26に示すように、反射部90は、照準部80に対して回転可能に照準部80内に配置される。図25に示すように、反射部90は、反射面91を有する。例えば、反射面91の開口部分から光源からの光が放射され、反射面91は光源から放射された光を反射する。
また、反射面91の外周端からは外壁94が裏側に突設される。図25に示す例では、外壁94は、反射面91のから上側に円筒状に突設される。また、反射面91からは内壁911が裏側に突設される。図25に示す例では、内壁911は、反射面91の開口と外周端との中間付近から上側に円筒状に突設される。また、内壁911の外周面の一部には、ギア部912が設けられる。例えば、ギア部912は、内壁911の中心からの角度が90°となる範囲に亘って設けられる。
また、反射部90の外壁94の外周面には、らせん状に形成される複数の溝943が設けられる。例えば、反射部90の外壁94の外周面には、3つの溝943が、外壁94の外周に沿って等間隔で設けられる。例えば、3つの溝943が、外壁94の外周に沿って120°間隔で設けられる。
ここで、照準部80は、ガイド溝811、812に回転規制部70の爪部72、72が挿通されていることにより、筒部81の軸を中心とする回転が規制される。例えば、図26の場合、照準部80は、筒部81の軸に沿う方向(上下方向)に移動可能であるが、上下方向に延びる軸を中心とする回転は規制される。一方、反射部90は、第3モータ65の出力により、反射部90の軸に沿う方向(上下方向)を中心に回転する。
そのため、反射部90が回転することにより、反射部90の溝943の位置が変動することに応じて、照準部80の突起部813の回転方向の位置は規制され、突起部813の軸方向の位置が変動する。ここで、照準部80は、反射部90の軸を中心とする回転を、軸方向への移動に変換する。これにより、照準部80は、反射部90の軸を中心とする回転に応じて、軸方向へ進退する。この照準部80の軸方向への進退により、基板100と照準部80のフランジ部82に設けられた光学部材との間の距離が変更され、ズーム機能が実現される。
なお、本実施形態においては、反射部90の溝943が120°間隔に3条のみ、かつ照準部80が進退する範囲にのみ設けられている。また、反射部90の溝943と噛み合う照準部80の突起部813も120°間隔に3つ設けられている。このように、反射部90の溝943を3条とし、照準部80の突起部813を3つにすることにより、3点支点でバランス良く照準部80を進退させることができる。また、照準部80の突起部813の長さを、反射部90の溝943と噛み合う長さに突起状に形成してもよい。
また、外壁94の内周面には、内側へ突出した一対の突出部941、942が形成される。また、回転規制部70の基部71に取り付けられ第3スイッチ73は、外壁94の内周面に沿ってレバー(図示省略)が突出する位置に配置される。具体的には、第3スイッチ73は、突出部941、942と外壁94の周方向に重なる位置に配置される。これにより、外壁94の突出部941、942のいずれか一方によって第3スイッチ73のレバーが回動されることにより、設定した回転角度のリミットを検出し、第3モータ65の作動を停止するなど、モータ制御に利用する。本実施形態において、第3スイッチ73と外壁94の突出部941、942とにより、反射部90の回転角度を略90°の範囲にするものとする。
上述のように、照明装置1は、アーム20が水平方向へ回転して、その結果、照射方向(照射軸)を鉛直線に対する傾斜角度を維持した状態で水平方向へ回転させることができる。なお、第1モータ47によるアーム20の水平方向への回転動作と、第2モータ61による灯体30の鉛直方向への回転動作とを個別に説明したが、制御部は、オペレータによるリモートコントローラの操作によって、第1モータ47、第2モータ61、及び第3モータ65を制御することができる。例えば、照明装置1は、アーム20の水平方向への回転動作と、灯体30の鉛直方向への回転動作とを同時に行うことが可能である。
本実施形態によれば、アーム20内に、アーム20を水平方向へ回転駆動するための第1モータ47と、灯体30を鉛直方向へ回転駆動するための第2モータ61とを配置して照明装置1を構成する。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、次のように構成することができる。複数個の照明装置1を天井等に設置して、各照明装置1を無線通信で接続することにより、1つのリモートコントローラで複数個の照明装置1を同時に遠隔操作するように制御部を構成することができる。また、制御部は、無線通信による遠隔操作に限定されるものではなく、例えば、オペレータによって操作される操作部と照明装置1とを有線で接続してもよい。
また、実施形態においては天井吊り下げ型の照明装置1を例示したが、壁面から吊り下げるタイプ等への適応も可能である。第1モータ47や第2モータ61についてはステッピングモータに限らず、DCモータやDCブラシレスモータ、ACモータなどを適用することが可能である。この場合もアーム20の水平方向への回転角(角度変位量)と、灯体30の垂直方向への回転角(角度変位量)とが一致あるいは同等とすることで、制御部による電流制御を簡易化することができる。また、光源は、LED等の発光素子に限定されるものではなく、例えば、クリプトン球等の他の光源であってもよい。
また、駆動装置は、実施形態に係る照明装置1に示すような光源を含む灯体30に限らず、どのような操作対象の向きを変更するために用いられてもよい。例えば、操作対象は、監視カメラ等であってもよい。このように、操作対象は、所望の向きに変更することが望まれ、駆動装置が適用可能な操作対象であれば、どのような操作対象であってもよい。
1 照明装置(駆動装置の例)
10 収容ボックス(支持部)
11 外枠
12 天板
13 第1ブラケット
14 第2ブラケット
15 第1キャップ
16 第2キャップ
20 アーム
21 連結部
22 第1アーム部
23 第2アーム部
30 灯体(操作対象の例)
45 第1ベース板
47 第1モータ(他の駆動源)
48−1 アイドルギア(他のギア)
481 ギア部
482 フランジ部
49−1 付勢部(他の付勢部)
491 取付部(基部)
492 立設部(基部)
494 挿通部
495 腕部(当接部)
61 第2モータ(駆動源)
611 第2ベース板
48−2 アイドルギア(対象ギア)
49−2 付勢部
50 ブレーキ部
51 キープソレノイド
52 係止部材
526 受部
54 係止用ギア(対象ギア)

Claims (8)

  1. 一端部側が支持機構により支持され、電動の駆動源を含むアームと、
    前記一端部の反対側の端部である前記アームの他端部に取り付けられ、前記駆動源により、前記一端部から前記他端部へ向かう方向に交差する一の回転軸を中心に回動可能な操作対象と、
    前記アームに配置されたギアであって、前記操作対象の回動とともに回転するギアである対象ギアを、前記駆動源への電力の供給停止時に係止するブレーキ部と、
    を備える駆動装置。
  2. 前記ブレーキ部は、前記駆動源への電力の供給停止時に前記対象ギアと接触することにより、前記対象ギアを係止する請求項1に記載の駆動装置。
  3. 前記ブレーキ部は、前記駆動源への電力の供給時に前記対象ギアと非接触になる請求項2に記載の駆動装置。
  4. 前記ブレーキ部は、ギアが形成された受部を有し、
    前記駆動源への電力の供給停止時に前記対象ギアが前記対象ギアと噛み合うことにより、前記対象ギアを係止する請求項2または請求項3に記載の駆動装置。
  5. 前記ブレーキ部は、前記駆動源の出力軸を回転軸とする前記対象ギアを、前記駆動源への電力の供給停止時に係止する請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動装置。
  6. 前記駆動源は、ステッピングモータである請求項1〜5のいずれか1項に記載の駆動装置。
  7. 前記対象ギアの歯数は、前記ステッピングモータの極数の2倍よりも多い請求項6に記載の駆動装置。
  8. 前記操作対象として灯体を含む請求項1〜7のいずれか1項に記載の駆動装置である照明装置。
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