JP2022030942A - 照明装置 - Google Patents

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JP2022030942A
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信樹 松井
Nobuki Matsui
晴信 出雲
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Abstract

【課題】グレアの発生を抑制する。【解決手段】照明装置は、灯体と、灯体回動部と、レンズ回動部とを備える。灯体は、光源と、前記光源から出射される光を平行化する第1のレンズと、前記光源から出射される光を楕円形に偏光する第2のレンズと、を備える。灯体回動部は、水平方向及び鉛直方向のうち少なくともいずれかの方向に前記灯体を回動させる。レンズ回動部は、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズのうち少なくともいずれかを回動させる。【選択図】図2

Description

本発明は、照明装置に関する。
店舗やショールーム等で、天井等に多数設置された照明装置が、展示品等の対象物を照らす技術が用いられている。その際、対象物への照明装置の映り込みを防ぐために、照明装置を対象物の直上に配置せずに、対象物に対して斜め方向から光を照射する場合がある。
特開2018-125195号公報 特開2019-89547号公報 特開2017-123286号公報
斜め方向から対象物を照射する場合、対象物に多方面から光が照射されることにより、局所的に強い反射光が発生することで、グレアが生じる場合がある。グレアの発生は、観察者による対象物の視認性を妨げたり、観察者に不快感を与えたりする原因となる。
一つの側面では、グレアの発生を抑制できる照明装置を提供することを目的とする。
一つの態様において、照明装置は、灯体と、灯体回動部と、レンズ回動部とを備える。灯体は、光源と、前記光源から出射される光を平行化する第1のレンズと、前記光源から出射される光を楕円形に偏光する第2のレンズと、を備える。灯体回動部は、水平方向及び鉛直方向のうち少なくともいずれかの方向に前記灯体を回動させる。レンズ回動部は、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズのうち少なくともいずれかを回動させる。
一つの態様によれば、グレアの発生を抑制できる。
図1は、実施形態における照明装置を示す正面図である。 図2は、実施形態における照明装置を示す斜視図である。 図3は、実施形態に係るルーバを取り外した照明装置の灯体を示す斜視図である。 図4は、実施形態に係る照明装置の灯体の要部を示す平面図である。 図5は、実施形態における照明装置へのルーバの取付状態の一例を示す斜視図である。 図6は、実施形態におけるルーバ及び外筒を取り外した照明装置の一例を示す斜視図である。 図7は、比較例における照明装置による照射光及び反射光の一例を示す側面図である。 図8は、比較例における照明装置による照射光及び反射光の別の一例を示す側面図である。 図9は、実施形態における照明装置による照射光及び反射光の一例を示す側面図である。 図10Aは、実施形態におけるルーバの回動範囲の一例を示す斜視図である。 図10Bは、実施形態における照明装置による照射方向の変化の一例を示す平面図である。 図11は、実施形態における照明装置のレールの要部を示す斜視図である。 図12は、実施形態における照明装置のレールの外枠の要部を示す斜視図である。 図13は、実施形態における照明装置のブラケットを示す斜視図である。 図14は、実施形態における照明装置のレールのアームとの連結部分を示す斜視図である。 図15は、実施形態における照明装置のアームの連結部内を示す斜視図である。 図16は、実施形態における照明装置のアームの連結部内を示す斜視図である。 図17は、実施形態における照明装置のアームの連結部内を示す平面図である。 図18は、実施形態における照明装置の付勢部と対象ギアとの関係を示す斜視図である。 図19は、実施形態における照明装置の第2アーム部内を示す正面図である。 図20は、実施形態における照明装置のブレーキ部を示す平面図である。 図21は、実施形態における照明装置の第2アーム部内の要部を示す側面図である。 図22は、実施形態における照明装置の付勢部と対象ギアとの関係を示す斜視図である。 図23は、実施形態における照明装置の第2アーム部内の要部を示す斜視図である。 図24は、実施形態における照明装置の第3回動部の要部を示す斜視図である。 図25は、実施形態における外筒を取り外した照明装置の回動前の一例を示す斜視図である。 図26は、実施形態における外筒を取り外した照明装置の回動後の一例を示す斜視図である。 図27は、実施形態における実施形態における照明装置の第2アーム部の要部を示す斜視図である。 図28Aは、実施形態におけるルーバを付け替えた照明装置の一例を示す斜視図である。 図28Bは、実施形態におけるルーバを付け替えた照明装置による照射方向の変化の一例を示す平面図である。
以下の実施形態においては、灯体30を備える装置の一例として、照明装置1について図面を参照して説明する。照明装置1は、光源L(基板100に設けられる発光素子等)を有する灯体30を有する。また、図面は模式的なものであり、各要素の寸法の関係、各要素の比率などは、現実と異なる場合があることに留意する必要がある。図面の相互間においても、互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれている場合がある。
(実施形態)
まず、図1及び図2を用いて、照明装置1の構成の概要を説明する。図1は、実施形態における照明装置を示す正面図である。具体的には、図1は、照明装置1の灯体30側から見た正面図である。図2は、実施形態における照明装置を示す斜視図である。図2は、照明装置1のアーム20の第2アーム部23側から見た斜視図である。
以下では、後述する連結部21と第1アーム部22と第2アーム部23とを備えるアーム20の回転軸(以下、「第1回転軸」ともいう)に沿う方向をY軸とし、X軸およびZ軸は、Y軸に直交する面内において直交する軸とする。例えば、X軸は、図2に示すような照明装置1の取付け時の位置(初期位置)における灯体30の回転軸(以下、「第2回転軸」ともいう)に沿う方向である。
照明装置1は、レール10と、アーム20と、灯体30とを有する。図2に示すように、灯体30は、重力方向(Y軸負方向)においてレール10の下方に設けられ、平面視において、レール10に重なる位置に設けられる。図2に示すように、本実施形態において、照明装置1は、3つの灯体30a乃至30cを備える。3つの灯体30a乃至30cは、それぞれ3つのアーム20a乃至20cに支持されて、レール10に等間隔に配置される。なお、以下において、灯体30a乃至30cを区別せずに表現する場合に、「灯体30」と表記する場合がある。また、以下において、アーム20a乃至20cを区別せずに表現する場合に、「アーム20」と表記する場合がある。
図3は、実施形態に係るルーバを取り外した照明装置の灯体を示す斜視図、図4は、実施形態に係る照明装置の灯体の要部を示す平面図である。具体的には、図4は、放熱部34を除き、灯体30を放熱部34側から見た平面図である。例えば、図4は、基板100の放熱部34に取り付けられる面側を示す。図5は、実施形態における照明装置へのルーバの取付状態の一例を示す斜視図、図6は、実施形態におけるルーバ及び外筒を取り外した照明装置の一例を示す斜視図である。図1乃至図3に示すように、灯体30は、筐体部31と、外筒32と、支持体33と、放熱部34とを有する。
また、灯体30は、向きを変更させる対象となる光源Lとして、例えば基板100に配置されたLED(Light Emitting Diode)等を有する。すなわち、灯体30は、照射方向を変更可能な灯体である。本実施形態において、灯体30の向きは、例えば、第1回転軸を中心に水平方向(X-Z平面に平行な方向)に回動可能であり、また、第2回転軸を中心に鉛直方向(Y-Z平面に平行な方向)に回動可能である。灯体30は、例えば、後に説明する第1回動部40、及び図3に示す取付ギア部64を含む第2回動部60により回動される。
図6に示すように、外筒32内には、支持体33が配置される。例えば、光源Lを備える基板100は、COB(Chip On Board)ホルダ等の保持部材101により保持される。また、保持部材101の外周部には、シール部材が設けられてもよい。
図1及び図2に示すように、アーム20の連結部21には第1アーム部22と第2アーム部23とが連続する。例えば、アーム20の連結部21の両端部(図1中の左右方向の両端部)には、第1アーム部22と第2アーム部23とが連続する。また、アーム20は、第1アーム部22と第2アーム部23との間に灯体30を保持する。具体的には、アーム20は、第1アーム部22の先端部と第2アーム部23の先端部との間において、第2回転軸を中心に回転可能に灯体30を保持する。なお、アーム20は、第2アーム部23を有さず、第1アーム部22のみを有し、第1アーム部22により第2回転軸を中心に回転可能に灯体30を保持してもよい。また、照明装置1においては、灯体30を回動させる機構は、第1アーム部22内に設けられるため、以下では、第1アーム部22内の構成について詳述する。また、アーム20の連結部21側をアーム20の一端部とし、アーム20の第1アーム部22の先端側を他端部とする場合がある。
図1及び図3に示すように、放熱部34は、複数の放熱フィン341を有し、基板100において光を放射する面とは反対面側に取り付けられる。図3に示す例では、放熱部34は、ねじ止め等の取付機構により、支持体33に取り付けられる。なお、上記は一例であり、放熱部34の支持体33への取付機構は、どのような取り付け機構であってもよい。
また、図2に示すように、灯体30aには、ルーバ37aが設けられる。同様に、灯体30b及び30cには、それぞれルーバ37b及び37cが設けられる。なお、以下において、ルーバ37a乃至37cを区別せずに表現する場合に、「ルーバ37」と表記する場合がある。図1に示すように、ルーバ37は、例えば、外枠370と、外枠370の直径と平行になるように固定された複数のフィン371とから形成される。
図6に示すように、灯体30は、第1の反射体35と、第2の反射体36とをさらに備える。第1の反射体35は、支持体33に回動可能に支持されて、筐体部31に収容される。また、第1の反射体35の外周にはギア351が成形される。第2の反射体36は、外筒32に固定され、第1の反射体35とともに回動する。第1の反射体35と、第2の反射体36とは、灯体30の光源Lと、ルーバ37との間に配置され、光源Lから発せられる光を第2のレンズ39に入射させる。
図5及び図6に示すように、ルーバ37は、例えば、4つのネジ376乃至379により、灯体30の第2の反射体36に固定される。4つのネジ376乃至379は、例えば、第2の反射体36に設けられた4つのネジ穴366乃至369に、それぞれ固定される。その際、ルーバ37は、第1のレンズ38がルーバ37と第2の反射体36との間に挟まれるように、第2の反射体36に固定される。図5に示す例において、ルーバ37は、フィン371は右斜め下の方向(Y軸負方向かつZ軸負方向)を向くように、第2の反射体36に固定される。
ルーバ37及び第1のレンズ38は、光源Lから発せられる光を平行化するとともに、光が出射される方向を制御する。すなわち、ルーバ37及び第1のレンズ38は、灯体30から出射される光の拡散を抑制することで、対象物90に対する照射方向を限定させる。第1のレンズ38は、例えば、コリメートレンズ等の公知のレンズを適用可能である。
また、図6に示すように、本実施形態における灯体30は、第2のレンズ39をさらに備える。第2のレンズ39は、例えば、第2の反射体36の内側に設けられる。第2のレンズ39は、光源Lから発せられる光が楕円形状となるように配光を制御する。第2のレンズ39は、は、例えば、レンチキュラーレンズ等の公知のレンズを適用可能である。また、配光の形状は、対象物90に対して光が照射される方向の拡大を抑制できるものであれば、楕円形状に限定されない。
このように、本実施形態における灯体30は、光源Lから発せられた光が楕円形状となるように配光され、さらに平行化されて出射される。これにより、照明装置1は、対象物に光を照射する際、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39を備えない場合と比べて、光が照射される方向の拡大を限定することができる。
本実施形態における照明装置1による照射方向について、図7乃至図9を用いて、比較例と対比しながら説明する。図7は、比較例における照明装置による照射光及び反射光の一例を示す側面図である。図7は、比較例において、照明装置7の各灯体80a乃至80cが、照明装置7の直下にある対象物90に光を照射する、すなわち各灯体80a乃至80cが図7における真下の方向(Y軸負方向)を向いている場合における照射方向を示す。
図7に示す場合において、灯体80aから直進するように照射される光91aは、対象物90に反射し、光91aが入射する方向と略同一の方向に反射する反射光91xを生じさせる。灯体80b及び80cから照射される光も同様である。この場合、対象物90に照明装置7が映り込みやすいため、照明装置7が対象物90に対して斜め方向から光を照射することが望ましい。
図8は、比較例における照明装置による照射光及び反射光の別の一例を示す側面図である。図8は、照明装置7の各灯体80a乃至80cが、対象物90に斜め上の方向から光を照射する、すなわち各灯体80a乃至80cが鉛直方向に回動した結果、図8における右下の方向(Y軸負方向かつZ軸負方向)を向いている場合における照射光及び反射光を示す。すなわち、図8に示す例においては、灯体80が対象物90に対してZ軸方向にオフセットした位置から光を照射する。
光が灯体80a乃至80cから対象物90に対して斜めに照射される場合、真下に照射される場合と比べて、灯体80a乃至80cから照射される光の方向が拡散する。これにより、この場合において、対象物90の同一の位置に対して、灯体80aから照射される光の角度と、灯体80b又は灯体80cから照射される光の角度とが異なる場合が生じる。このように、光が対象物90に対して多様な角度から照射されることで、対象物90に反射して生じる反射光の方向もランダムに変化する。
例えば、図8に示す場合において、灯体80bからは、図7に示す例と同様に灯体80bから直進するように照射される光92bに加えて、灯体80bから拡散する光92rも、対象物90に反射する。この結果、光92rが対象物90に反射して生じさせる反射光92yが、灯体90aから直進するように照射される光92aにより生じる反射光92xと交差する場合がある。この場合において、図8に示すように、反射光92xと反射光92yとが交差する点に近い部分Gにおいて、局所的に強い反射光が発生することで、グレアが生じる原因となることがある。
図9は、実施形態における照明装置による照射光及び反射光の一例を示す側面図である。図9は、灯体30が図8に示す灯体80a乃至80cと同様の方向(Y軸負方向かつZ軸負方向)を向いている場合における照射方向を示す。
図9に示す場合においては、灯体30が照射する光の照射方向は、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39により限定される。これにより、灯体30a乃至30cが斜め上の方向から対象物90に光を照射する場合においても、光が対象物90に対して多様な角度から照射されることが抑制される。例えば、図9に示すように、灯体30a乃至30cからそれぞれ照射される光93a乃至93cは、いずれも略同一の方向に照射される。この結果、図9に示すように、光93a乃至93cがそれぞれ生じさせる反射光93x乃至93zも略同一の方向に反射するので、反射光が交差することが抑制される。例えば、対象物90の一部の範囲において、灯体30aから照射される光と、灯体30bから照射される光とが重複することがあっても、反射光の方向が異なることによるグレアの発生が生じにくくなる。このように、本実施形態においては、対象物89に照射された光がランダムな方向に反射することによるグレアの発生を抑制することができる。
また、本実施形態における照明装置1は、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39を回動させることで、灯体30の照射方向を変更させることができる。ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39は、例えば、後に説明する第3回動部70により回動される。
図10Aは、実施形態におけるルーバの回動範囲の一例を示す斜視図、図10Bは、実施形態における照明装置による照射方向の変化の一例を示す平面図である。図10Bは、図10Aに示すように、フィン371が右斜め上の方向(Y軸正方向かつZ軸負方向)を向くようにルーバ37が固定された場合における、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39の回動に伴う照射方向の変化を示す。本実施形態において、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39の可動範囲Rは、例えば、フィン371が固定された方向(37x)を中心に、左右にそれぞれ45度ずつ、合計90度とする。なお、可動範囲Rは一例であり、これに限定されない。
例えば、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39が中央の位置にある場合、すなわちフィン371が方向37xを向いている場合における照射方向97xは、図10Bに示すように、長径が右斜め上の方向(Y軸正方向かつZ軸負方向)に重なる楕円形状の方向となる。同様に、例えば、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39が中央の位置から反時計回りに45度回動した場合、すなわちフィン371が方向37yを向いている場合における照射方向97yは、図10Bに示すように、長径が垂直方向(Y軸方向)に重なる楕円形状の方向となる。また、例えば、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39が中央の位置から時計回りに45度回動した場合、すなわちフィン371が方向37zを向いている場合における照射方向97zは、図10Bに示すように、長径が垂直方向(Y軸方向)に重なる楕円形状の方向となる。
これにより、本実施形態における照明装置1は、灯体30が鉛直方向に加えて、さらに水平方向にも回動した場合においても、光が照射される方向を限定することができる。すなわち、本実施形態における照明装置1は、図9に示す例のように、灯体30が対象物90に対してZ軸方向にオフセットした位置から光を照射する場合に加えて、X軸方向とZ軸方向との両方にオフセットした場合においても、グレアの発生を抑制することができる。
かかる灯体30、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39の回動を実現する照明装置の構成について説明する。図2に示すように、レール10は、外枠11と、天板12とを有する。
外枠11は、例えば、アルミ板金を折り曲げ加工することで形成される。また、天板12は、外枠11を覆うように、外枠11と連結される。
また、天板12は、係止部171を有する。レール10は、天板12に取り付けられた係止部171により、天井等の所定の対象(構造物)に取り付けられる。例えば、レール10は、係止部171により、天井面の所望の位置に脱着可能に取り付けられる。例えば、係止部171は、レール10内への給電に用いられてもよい。
このように、レール10は、外枠11と、天板12とにより外形が形成される。また、レール10には、図示しない電源部や無線通信部等の種々の構成が収納される。例えば、電源部は、後述する第1モータ47、第2モータ61及び第3モータ65や基板100等に電力を供給する電源基板である。また、例えば、無線通信部は、Bluetooth(登録商標)等の無線通信機能を有し、無線通信機能により外部から第1モータ47、第2モータ61及び第3モータ65への駆動の指示を受け付する無線通信用基板である。無線通信部には、第1モータ47、第2モータ61及び第3モータ65を制御する制御基板(制御部)を含んでもよい。
次に、レール10の外部形状について説明する。図11に示すように、外枠11は、底壁111と、底壁111に連続し互いに対向する一対の側壁112、113を有する。また、外枠11は、底壁111の対向する一面である開口面114が開口する。図11は、実施形態における照明装置のレールの要部を示す斜視図である。
図11及び図12に示すように、底壁111には、円形の開口部18が形成される。図12は、実施形態における照明装置のレールの外枠の要部を示す斜視図である。また、底壁111には、開口部18の周方向に沿って、6つの挿通孔181~186が形成される。また、側壁112の開口面114側には、外枠11の長手方向における一端部側に、側壁113に向かって突出する突出片1121が設けられる。また、側壁113の開口面114側には、外枠11の長手方向における一端部側に、側壁112に向かって突出する突出片1131が設けられる。
図11及び図13に示すように、外枠11には、底部である取付部131と、取付部131に連続し互いに対向する一対の側部132、133とを有するブラケット13が設けられる。図13は、実施形態における照明装置のブラケットを示す斜視図である。ブラケット13の取付部131には、円形の開口部134が形成される。例えば、ブラケット13の取付部131には、底壁111の開口部18と同様の形状の開口部134が形成される。
また、取付部131には、開口部134の周方向に沿って、6つの挿通孔1311~1316が形成される。また、側部132の取付部131から離れる方向の先端部には、側部133に向かって突出する突出片1321が設けられる。また、側部133の取付部131から離れる方向の先端部には、側部132に向かって突出する突出片1331が設けられる。
図11に示すように、ブラケット13は、取付部131の開口部134を底壁111の開口部18に重ねて配置される。また、取付部131の6つの挿通孔1311~1316は、底壁111の6つの挿通孔181~186に重なる。また、側部132の突出片1321は、側壁112の突出片1121に底壁111側から重なる。また、側部133の突出片1331は、側壁113の突出片1131に底壁111側から重なる。このように、ブラケット13は、外枠11の内面に沿わせて配置される。
また、側壁112の突出片1121及び側部132の突出片1321に天板12が取り付けられる。また、側壁113の突出片1131及び側部133の突出片1331に天板12が取り付けられる。
なお、レール10は、外枠11の長手方向における両端面を、外枠11であるアルミ板金に対して曲げ加工を行うことにより覆ってもよい。
ここから、レール10による灯体30を含む支持対象を支持する構成について説明する。レール10は、灯体30を含む支持対象を底壁111側に支持する。例えば、レール10は、アーム20と灯体30と支持対象として支持する。図14及び図15に示すように、レール10には、アーム20の連結部21に設けられる第1回動部40により、ブラケット13の取付部131に取り付けられる。図14は、実施形態に係る照明装置のレールのアームとの連結部分を示す斜視図である。また、図15は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す斜視図である。
第1回動部40は、第1軸棒41と、第1部材42と、リング部材43と、第2部材44と、第1ベース板45とを有する。第1軸棒41は、円柱状に形成され、他の部分よりも外径が大きい一端部411を有する。なお、第1回動部40及び後述する第2回動部60は、灯体回動部の一例である。
第1部材42は、金属材料により円筒状に形成される。例えば、第1部材42には、アルミが用いられる。第1部材42は、底面の周端に沿って、挿通孔421~424が設けられる。例えば、第1部材42における底面の周端には、等間隔に挿通孔421~424が設けられる。また、第1部材42は、底面の周端から突出する突出部425、426が設けられる。例えば、第1部材42における底面の周端には軸を挟む位置に一対の突出部425、426が設けられる。また、第1部材42には、第1軸棒41の一端部411のとは反対の他端部412側から挿通される。なお、第1軸棒41の他端部412は、第1部材42から突出する。また、図15に示すように、第1部材42の内径は、第1軸棒41の外形よりも大きく形成されており、第1部材42と第1軸棒41との間にはベアリング413が配置される。また、第1軸棒41の一端部411が、ベアリング413上に配置される。これにより、レール10内及び第1部材42内に第1軸棒41が回転可能に配置される。
図14に示すように、第1軸棒41は、一端部411をブラケット13の開口部134及び外枠11の開口部18に挿通させて配置される。また、第1部材42は、ねじ部材138により、外枠11の底壁111及びブラケット13の取付部131に取り付けられる。例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔181及びブラケット13の挿通孔1311に挿通されたねじ部材138が挿通孔421に螺合されることにより、外枠11及びブラケット13に取り付けられる。また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔182及びブラケット13の挿通孔1312に挿通されたねじ部材138が挿通孔422に螺合されることにより、外枠11及びブラケット13に取り付けられる。
また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔184及びブラケット13の挿通孔1314に挿通されたねじ部材138が挿通孔423に螺合されることにより、外枠11及びブラケット13に取り付けられる。また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔185及びブラケット13の挿通孔1315に挿通されたねじ部材138が挿通孔424に螺合されることにより、外枠11及びブラケット13に取り付けられる。
また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔183及びブラケット13の挿通孔1313に突出部425が挿通されることにより、外枠11及びブラケット13に対して位置固定される。また、例えば、第1部材42は、外枠11の挿通孔186及びブラケット13の挿通孔1316に突出部426が挿通されることにより、外枠11及びブラケット13に対して位置固定される。これにより、第1部材42は、外枠11及びブラケット13に取り付けられる。
また、第2部材44は、第1部材42の外径よりも内径が大きく形成される有底円筒状の保持部441と、保持部441の底壁4441側に設けられる保持部441よりも小径の円筒であり、外周にギアが形成されるギア部442とを有する。例えば、第2部材44は、樹脂材料等により形成される。図16及び図17に示すように、第1部材42は、第2部材44の保持部441内に配置され、第2部材44に取り付けられる。図16は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す斜視図である。図17は、実施形態に係る照明装置のアームの連結部内を示す平面図である。
図17に示すように、保持部441内とギア部442内とは連通しており、第2部材44内には、第1軸棒41が挿通される。また、第1部材42において挿通孔421~424が設けられた底面の裏面に設けられた挿通孔、及び保持部441の底壁4441に設けられた挿通孔にねじ部材443が螺合されることにより、第2部材44が第1部材42に取り付けられる。
また、図17に示すように、第1軸棒41は、第2部材44のギア部442内を挿通され、他端部412が第2部材44から突出する。また、例えば、第1軸棒41の他端部412が連結部21内に設けられた保持部(図示省略)に配置されることにより、第1軸棒41は、アーム20に対して第1回転軸の回転方向への位置が規制された状態で挿通される。例えば、他端部412の周方向に形成された側面4121、4122が連結部21内に設けられた規制面(図示省略)に第1回転軸の回転方向から当接するように配置されることにより、アーム20に対する第1軸棒41の第1回転軸の回転方向への位置が規制された状態で挿通される。これにより、第1軸棒41は、アーム20とともに第1回転軸を中心に、水平方向に回動する。
また、第2部材44の保持部441の外周に沿って、円筒状のリング部材43が配置される。リング部材43は、保持部441の外径よりも内径が大きく形成される。また、リング部材43は、所定の機構により第2部材44に対する第1回転軸の回転方向への位置が規制され、第2部材44とともに回転する。例えば、リング部材43は、内周に形成される切欠溝(図示省略)に保持部441の外周から突出する突出片(図示省略)が嵌ることにより、第2部材44に対する第1回転軸の回転方向への位置が規制される。また、リング部材43の平面に設けられた突出部431が連結部21の突起部(図示省略)に当接して、連結部21に対して実質的にストッパ機能を有する。
図15に示すように、第1ベース板45は、連結部21内に配置されており、ねじ止め等によりアーム20に取り付けられる。第1ベース板45において、リング部材43の外周面に沿う位置に、第1スイッチ46が設けられる。例えば、第1スイッチ46は、レバー461をリング部材43側へ突出させて設けられる。例えば、第1スイッチ46のレバー461は、リング部材43の周壁が周方向に切り欠かれた規制溝(図示省略)内にまで突出させて設けられる。ここに、リング部材43の規制溝の周方向の両端部によって第1スイッチ46のレバー461が回動されることにより、設定した回転角度のリミットを検出し、第1モータ47の作動を停止するなど、モータ制御に利用する。例えば、第1ベース板45、すなわちアーム20は、第1スイッチ46とリング部材43の規制溝とにより、第1回転軸の回転方向への回転角度を規制溝の周方向の範囲に基づく所望の範囲にする。
また、第1回動部40は、第1駆動源としての第1モータ47を有する。図15に示すように、第1モータ47は、第1ベース板45に取り付けられる。例えば、第1モータ47にはステッピングモータが用いられる。
また、第1モータ47の出力回転軸471には、ギア472が取り付けられる。第1モータ47の出力回転軸471に装着されたギア472は、大径ギア473と噛み合う。大径ギア473が取り付けられた回転軸474には、小径ギア475が装着されている。すなわち、大径ギア473と小径ギア475とは、回転軸474を中心に回転する。なお、大径ギア473と小径ギア475とは一体成型されてもよい。例えば、出力回転軸471や回転軸474のような回転軸はシャフトともいう。
また、小径ギア475は、大径ギア476と噛み合う。大径ギア476が取り付けられた回転軸477には、小径ギア478が装着されている。すなわち、大径ギア476と小径ギア478とは、回転軸477を中心に回転する。なお、大径ギア476と小径ギア478とは一体成型されてもよい。
また、小径ギア478は、第2部材44のギア部442に噛み合わされる。また、上述したように、第2部材44は、第1部材42に取り付けられており、第1部材42は、レール10に取り付けられている。そのため、第1モータ47の出力に応じて、小径ギア478がギア部442に沿って移動する。これにより、第1モータ47の出力に応じて、アーム20が第1回転軸を中心に回動する。
また、図17に示すように、回転軸477には、対象ギアであるアイドルギア48-1(48)が装着されている。例えば、大径ギア476と第1ベース板45との間にアイドルギア48-1が装着される。なお、アイドルギア48-1と後述するアイドルギア48-2とは、配置位置が異なるが同様の構成であるため、以下では、アイドルギア48-1、48-2について、特に区別なく説明する場合には、アイドルギア48と記載する。
また、回転軸477のアイドルギア48-1が装着される側の先端部は、第1ベース板45に設けられた挿通孔に挿通される。図18に示すように、アイドルギア48は、ギアが形成されるギア部481と、ギア部481よりも大径のフランジ部482とを有する。図18は、実施形態に係る照明装置の付勢部と対象ギアとの関係を示す斜視図である。例えば、アイドルギア48-1は、フランジ部482を大径ギア476に対向させ、ギア部481を第1ベース板45に対向させて配置される。また、アイドルギア48-1と回転軸477との間には、ダンパグリスが設けられる。
図17に示すように、アイドルギア48-1のギア部481は、大径ギア473と噛み合う。このように、アイドルギア48-1は、駆動源である第1モータ47から支持部であるレール10へ駆動力を伝達する経路のギアである大径ギア473に噛み合う。言い換えると、アイドルギア48-1は、第1モータ47からレール10に取り付けられた第2部材44のギア部442へ駆動力を伝達する経路の大径ギア473に噛み合う。
また、図17に示すように、第1ベース板45には、アイドルギア48をアイドルギア48の軸方向に付勢する付勢部49-1(49)が取り付けられている。これにより付勢部49-1は、アーム20に取り付けられる。なお、付勢部49-1と後述する付勢部49-2とは、配置位置が異なるが同様の構成であるため、付勢部49-1、49-2について、特に区別なく説明する場合には、付勢部49と記載する。
付勢部49は、基部として、取付部491と、取付部491の一端部から立設される立設部492とを有する。また、付勢部49は、立設部492の先端から立設部492の立設方向に交差する方向に延びる延伸部493を有する。延伸部493には、中央に貫通孔を有する円板状の挿通部494と、挿通部494の外周に沿って延びる一対の腕部495、495を有する。
図17及び図18に示すように、付勢部49-1は、アイドルギア48のフランジ部482側に延伸部493を沿わせて配置される。例えば、付勢部49-1の延伸部493は、大径ギア476とアイドルギア48との間に配置され、挿通部494の貫通孔に回転軸477が挿通される。また、一対の腕部495、495が当接部として、アイドルギア48のフランジ部482に当接する。具体的には、一対の腕部495、495がフランジ部482の外周端部に当接する。
付勢部49は、一対の腕部495、495により、立設部492が取付部491から延びる方向とは反対方向にアイドルギア48を付勢する。付勢部49は、アイドルギア48をアイドルギア48の軸方向に付勢する。付勢部49は、一対の腕部495、495により、アイドルギア48を第1ベース板45に押圧するように、アイドルギア48を軸方向に付勢する。
なお、付勢部49-1は、第1ベース板45に限らずアーム20に直接取り付けられてもよい。
図19~図23を用いて、アーム20の第1アーム部22内の構成について説明する。
図19は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内を示す正面図である。図20は、実施形態に係る照明装置のブレーキ部を示す平面図である。具体的には、図20は、ブレーキ用ギア54を透過したブレーキ部50の要部を示す正面図である。図21は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内の要部を示す側面図である。図22は、実施形態に係る照明装置の付勢部と対象ギアとの関係を示す斜視図である。具体的には、図22は、第2ベース板611を透過した第2回動部60の要部を示す正面図である。図23は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部内の要部を示す斜視図である。具体的には、図23は、アイドルギア48を透過した第2回動部60の要部を示す正面図である。
図19に示すように、第1アーム部22内には、ブレーキ部50や第2回動部60が配置される。図21に示すように、第2回動部60は、第2駆動源としての第2モータ61を有する。例えば、第2モータ61にはステッピングモータが用いられる。また、第2モータ61は、第2ベース板611に取り付けられる。第2モータ61の出力回転軸612には、ギア613が装着される。図19に示すように、第2ベース板611は、第1アーム部22内に配置されており、ねじ止め等によりアーム20に取り付けられる。
また、図20及び図21に示すように、第2モータ61の出力回転軸612に装着されたギア613は、大径ギア62と噛み合う。大径ギア62が取り付けられた回転軸621には、小径ギア622が装着されている。すなわち、大径ギア62と小径ギア622とは、回転軸621を中心に回転する。なお、大径ギア62と小径ギア622とは一体成型されてもよい。
また、小径ギア622は、大径ギア63と噛み合う。大径ギア63が取り付けられた回転軸631には、小径ギア632が装着されている。すなわち、大径ギア63と小径ギア632とは、回転軸631を中心に回転する。なお、大径ギア63と小径ギア632とは一体成型されてもよい。
また、小径ギア632は、取付ギア部64の外周面の一部に形成される外歯640に噛み合わされる。例えば、取付ギア部64は、樹脂材料等により形成される。図23に示すように、取付ギア部64は、ねじ部材641、642により灯体30の筐体部31に取り付けられており、取付ギア部64の回転とともに灯体30が回転する。これにより、第2モータ61の出力に応じて、灯体30が第2回転軸を中心に、垂直方向に回動する。
また、図22に示すように、大径ギア63が取付けられた回転軸631には、対象ギアであるアイドルギア48-2が装着されている。例えば、大径ギア63と第2ベース板611との間にアイドルギア48-2が装着される。また、回転軸631のアイドルギア48-2が装着される側の先端部は、第2ベース板611に設けられた挿通孔に挿通される。上述のように、アイドルギア48-2は、ギア部481と、フランジ部482とを有する。例えば、アイドルギア48-2は、フランジ部482を大径ギア63に対向させ、ギア部481を第2ベース板611に対向させて配置される。また、アイドルギア48-2と回転軸631との間には、ダンパグリスが設けられる。
図21に示すように、アイドルギア48-2のギア部481は、大径ギア63と噛み合う。このように、アイドルギア48-2は、駆動源である第2モータ61から操作対象である灯体30へ駆動力を伝達する経路のギアである大径ギア63に噛み合う。言い換えると、アイドルギア48-2は、第2モータ61から灯体30に取り付けられた取付ギア部64へ駆動力を伝達する経路の大径ギア63に噛み合う。
また、図22に示すように、第2ベース板611には、アイドルギア48-2をアイドルギア48-2の軸方向に付勢する付勢部49-2が取り付けられている。これにより付勢部49-2は、アーム20に取り付けられる。
図22及び図23に示すように、付勢部49-2は、一対の腕部495、495により、アイドルギア48-2を第2ベース板611に押圧するように、アイドルギア48-2を軸方向に付勢する。
なお、付勢部49-2は、第2ベース板611に限らずアーム20に直接取り付けられてもよい。また、付勢部49-2が付勢する対象ギアは、アイドルギア48-2に限らず他のギアであってもよい。
ここから、ブレーキ部50について説明する。図20に示すように、ブレーキ部50は、キープソレノイド51と、係止部材52とを有する。例えば、ブレーキ部50は、第2ベース板611において、第2モータ61が設けられる裏面側に配置される。第2ベース板611の裏面側には、ばね部材53や、対象ギアとしてブレーキ用ギア54が設けられる。ばね部材53は、一端側が第2ベース板611の引掛部6111に係止される。また、ブレーキ用ギア54は、第2モータ61の出力回転軸612に装着される。ブレーキ用ギア54は、アーム20に配置され、灯体30の回動とともに回転する。なお、ブレーキ部50が対象とする対象ギアは、ブレーキ用ギア54に限らず他のギアであってもよい。
キープソレノイド51は、第2ベース板611に取り付けられており、電力の供給に応じて、シャフト部511を進退させる。シャフト部511の進退方向は、図20における左右方向で例示される。具体的には、電力の供給停止時には、キープソレノイド51は、図20に示される位置に、シャフト部511を進退方向に前進させる。他方、電力の供給時には、キープソレノイド51は、図20に示す位置に対して、シャフト部511の先端が左側へ移動するように、シャフト部511を進退方向で後退させる。以降の説明では、電力の供給停止時におけるシャフト部511の位置をシャフト部511の第1位置とし、電力の供給時におけるシャフト部511の位置をシャフト部511の第2位置とする。
また、係止部材52は、突起部520と、挿通部521、523と、規制片522、524と、引掛部525と、受部526とを有する。係止部材52の挿通部521、523は、シャフト部511の進退方向を長手とする形状を有する。また、係止部材52の規制片522、524は、挿通部521、523内に各々挿通され、第2ベース板611に取り付けられる。ここで、挿通部521、523は、規制片522、524の各々に対してシャフト部511の進退方向に移動可能である。これにより、係止部材52は、シャフト部511の進退方向に移動可能に第2ベース板611に取り付けられる。
また、係止部材52の突起部520は、シャフト部511の係止孔512に挿通され、シャフト部511の進退とともに、シャフト部511の進退方向に移動する。これにより、係止部材52は、シャフト部511の進退とともに、シャフト部511の進退方向に移動する。以下では、シャフト部511がシャフト部511の第1位置に位置する場合に対応する係止部材52の位置を係止部材52の第1位置とし、シャフト部511の第2位置に位置する場合に対応する係止部材52の位置を係止部材52の第2位置とする。
また、係止部材52の引掛部525には、ばね部材53における第2ベース板611の引掛部6111に係止された一端側とは反対の他端側が係止される。これにより、ばね部材53は、係止部材52をシャフト部511の前進方向に付勢する。図20では、ばね部材53は、係止部材52を右方向に付勢する。
また、係止部材52の受部526には、ギアが形成されており、係止部材52の第1位置において、ブレーキ用ギア54と噛み合う(接触する)。ここで、ブレーキ用ギア54の歯数は、第2モータ61の極数の2倍よりも多い。これにより、電力の供給停止前と電力の供給再開後におけるパルスとギアの位置がずれることを抑制できる。例えば、ブレーキ用ギア54は、歯数が第2モータ61の極数の4倍になるように形成される。
第2モータ61としてステッピングモータを用いた場合、電力の供給時には、磁界によって回転子の位置が制御されることで、第2モータ61の出力回転軸612に装着されるギア613と、大径ギア62との噛合い位置が保持される。上述のように、ばね部材53が係止部材52を右方向に付勢する構成では、電力の供給停止時に、受部526がブレーキ用ギア54側へ付勢され、第2モータ61の出力回転軸612に装着されるギア613と、大径ギア62との噛合い位置が保持される。
図3及び図23に示すように、取付ギア部64内には、第3モータ65が配置される。このように、第3モータ65は、アーム20の第1アーム部22内に配置される。また、図24に示すように、第3モータ65の出力回転軸651は、後に説明する灯体30の放熱部34に接する。図24は、実施形態における照明装置の第3回動部の要部を示す斜視図である。図24に示すように、第3回動部70は、第3モータ65と、ギア653が装着された出力回転軸651と、大径ギア654及びウォームギア656が取り付けられた回転軸655と、ウォームホイール66及びギア662が装着された回転軸661と、ギア67とを有する。なお、第3回動部70は、レンズ回動部の一例である。
第3モータ65の出力回転軸651に装着されたギア653は、大径ギア654と噛み合う。大径ギア654が取り付けられた回転軸655には、ウォームギア656が装着されている。すなわち、大径ギア654とウォームギア656とは、回転軸655を中心に回転する。なお、大径ギア654とウォームギア656とは一体成型されてもよい。
ウォームギア656は、ウォームホイール66と噛み合う。ウォームホイール66が取り付けられた回転軸661には、ギア662が装着されている。すなわち、ウォームホイール66とギア662とは、回転軸661を中心に回転する。
また、ギア662は、ギア67の一端部側と噛み合う。ギア67は、回転軸671に装着されており、他端部側が第1の反射体35の外周に形成された351と噛み合う。これにより、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39は、第1の反射体35とともに回動する。本実施形態において、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39は、例えば、第1のレンズ38及び第2のレンズ39の中心を通る軸を中心に回動する。
図25は、実施形態における外筒を取り外した照明装置の回動前の一例を示す斜視図、図26は、実施形態における外筒を取り外した照明装置の回動後の一例を示す斜視図である。本実施形態において、図25及び図26に示すように、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39が、第3回動部70により回動する場合において、第1のレンズ38から灯体30の光源Lまでの距離D1、及び第2のレンズ39から灯体30の光源Lまでの距離D2は変化しない。
また、図2に示すように、灯体30の筐体部31における第1アーム部22との連結部分の反対側には、第2アーム部23が連結される。図27は、実施形態に係る照明装置の第2アーム部の要部を示す斜視図である。
筐体部31と第2アーム部23との連結部分には、円筒状の連結部材231が設けられる。また、連結部材231は、第2アーム部23側へ突出した一対の突出部232、232を有する。また、第2アーム部23内には、連結部材231の外周面に沿う位置に、第3スイッチ233が設けられる。例えば、第3スイッチ233は、レバー234を連結部材231の平面に沿って連結部材231側へ突出させて設けられる。例えば、第3スイッチ233のレバー234は、連結部材231の突出部232、232と連結部材231の周方向に重なる位置にまで突出させて設けられる。ここに、連結部材231の突出部232、232によって第3スイッチ233のレバー234が回動されることにより、設定した回転角度のリミットを検出し、第1モータ47の作動を停止するなど、モータ制御に利用する。例えば、第1ベース板45、すなわちアーム20は、第3スイッチ233と連結部材231の突出部232、232とにより、灯体30の第2回転軸を中心とする回転角度を略180°の範囲にする。
以上述べたように、実施形態における照明装置1は、灯体30と、灯体回動部40及び60と、レンズ回動部70とを備える。灯体30は、光源Lと、光源Lから出射される光を平行化する第1のレンズ38と、光源Lから出射される光を楕円形に偏光する第2のレンズ39と、を備える。灯体回動部40及び60は、水平方向及び鉛直方向のうち少なくともいずれかの方向に灯体30を回動させる。レンズ回動部70は、第1のレンズ38及び第2のレンズ39のうち少なくともいずれかを回動させる。これにより、対象物90における照射光の乱反射を抑制するので、グレアの発生を抑制することができる。
なお、第1モータ47によるアーム20の水平方向への回転動作と、第2モータ61による灯体30の鉛直方向への回転動作と、第3モータ65による第1のレンズ38及び第2のレンズ39の回転動作とを個別に説明したが、制御部は、オペレータによるリモートコントローラの操作によって、第1モータ47、第2モータ61、及び第3モータ65を制御することができる。例えば、照明装置1は、アーム20の水平方向への回転動作と、灯体30の鉛直方向への回転動作と、第3モータ65による第1のレンズ38及び第2のレンズ39の回転動作とを同時に行うことが可能である。
本実施形態によれば、アーム20内に、アーム20を水平方向へ回転駆動するための第1モータ47と、灯体30を鉛直方向へ回転駆動するための第2モータ61とを配置して照明装置1を構成する。
また、上記実施の形態により本発明が限定されるものではない。上述した各構成素を適宜組み合わせて構成したものも本発明に含まれる。また、さらなる効果や変形例は、当業者によって容易に導き出すことができる。よって、本発明のより広範な態様は、上記の実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
例えば、次のように構成することができる。複数個の照明装置1を天井等に設置して、各照明装置1を無線通信で接続することにより、1つのリモートコントローラで複数個の照明装置1を同時に遠隔操作するように制御部を構成することができる。また、制御部は、無線通信による遠隔操作に限定されるものではなく、例えば、オペレータによって操作される操作部と照明装置1とを有線で接続してもよい。
また、実施形態においては天井吊り下げ型の照明装置1を例示したが、壁面から吊り下げるタイプ等への適応も可能である。第1モータ47や第2モータ61についてはステッピングモータに限らず、DCモータやDCブラシレスモータ、ACモータなどを適用することが可能である。この場合もアーム20の水平方向への回転角(角度変位量)と、灯体30の垂直方向への回転角(角度変位量)とが一致あるいは同等とすることで、制御部による電流制御を簡易化することができる。また、光源は、LED等の発光素子に限定されるものではなく、例えば、クリプトン球等の他の光源であってもよい。
また、実施形態におけるルーバ37は、フィン371が任意の方向を向くように灯体30に固定されるような構成であってもよい。図28Aは、実施形態におけるルーバを付け替えた照明装置の一例を示す斜視図、図28Bは、実施形態におけるルーバを付け替えた照明装置による照射方向の変化の一例を示す平面図である。
図28Aの(a)は、フィン371が上下方向(Y軸方向)を向くようにルーバ37が固定された灯体30の一例を示し、(b)は、フィン371が右斜め下の方向(Y軸負方向かつZ軸負方向)を向くようにルーバ37が固定された灯体30の一例を示す。なお、図28Aに示す例においては、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39の可動範囲Rは、例えば、フィン371が固定された方向を中心に、左右にそれぞれ45度ずつ、合計90度とする。
例えば、フィン371が図28Aの(a)における方向38xを向くようにルーバ37が固定されている場合、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39の可動範囲Rは、方向38xを中心とした、方向38yから方向38zまでの範囲となる。この場合における照射方向は、図28Bの(a)に示すように、照射方向98xを中心として、照射方向98yから照射方向98zまで変化する。また、フィン371が図28Aの(b)における方向39xを向くようにルーバ37が固定されている場合、ルーバ37、第1のレンズ38及び第2のレンズ39の可動範囲Rは、方向39xを中心とした、方向39yから方向39zまでの範囲となる。この場合における照射方向は、図28Bの(b)に示すように、照射方向99xを中心として、照射方向99yから照射方向99zまで変化する。
このように、本実施形態における照明装置1は、フィン371が任意の方向を向くようにルーバ37を固定することにより、より多くの方向において、光が照射される角度を限定することができる。
また、実施形態において、第1のレンズ38及び第2のレンズ39の外周の大きさは、例えば、灯体30の筐体部31の内周の大きさと実質的に同一であるが、第1のレンズ38及び第2のレンズ39が第3回動部70により回動可能であれば、これに限られない。また、第1のレンズ38がルーバ37に近い側に配置され、第2のレンズ39が光源Lに近い側に配置される例について説明したが、所望の配光が実現可能であれば、この構成に限られない。例えば、第2のレンズ39がルーバ37と外筒32との間に挟まれるような構成であってもよい。また、例えば、第2のレンズ39が第2の反射体36の内側に設けられるのではなく、第1のレンズ38と第2のレンズ39との両方が第1のレンズ38とともにルーバ37と外筒32との間に挟まれるような構成であってもよい。なお、所望の照射方向に制御可能であれば、第1のレンズ38及び第2のレンズ39のうち、いずれか一方だけが回動可能であるような構成であってもよい。
実施形態においては、複数の灯体30が等間隔で配置された照明装置1について説明したが、これに限られず、照明装置に、複数の灯体30が、相互に間隔を変更可能に配置されていてもよい。また、複数の灯体30が直列に配置された照明装置1について説明したが、例えば直列に配置された複数の灯体30が、さらに並列に配置されるような照明装置であってもよい。その際、並列する複数の灯体30が互い違いに並ぶ(千鳥状に並ぶ)ような照明装置であってもよい。
実施形態においては、ルーバ37を備える照明装置1について説明したが、第1のレンズ38及び第2のレンズ39によりグレアの発生を十分に抑制可能であれば、照明装置がルーバ37を備えないような構成であってもよい。また、ルーバ37の複数のフィン371は、照射方向を制御可能なものであれば、可動式のものであってもよい。
本実施形態における照明装置1は、例えば、各灯体30a乃至30cの各ルーバ37a乃至37cが同じ方向を向くように第3回動部70を制御するが、実施の形態はこれに限られない。また、本実施形態における照明装置1は、例えば、各灯体30a乃至30cによる楕円形状の照射方向において、各灯体が並ぶ方向(Z軸方向)と直交する方向(X軸方向)に長径が重なるように第3回動部70を制御するが、実施の形態はこれに限られない。
なお、灯体30が、第1回動部40により第1回転軸を中心に回動可能であり、かつ第2回動部60により第2回転軸を中心に回動可能である構成について説明したが、実施の形態はこれに限られない。例えば、照明装置1が第1回動部40と第2回動部60とのうち、いずれか一方だけを備えるような構成であってもよい。この場合、灯体30は、例えば第1回転軸と第2回転軸とのうち、いずれか一方のみを中心に回動可能となる。
以上、本発明を各実施形態に基づき説明したが、本発明は各実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲での種々の変更が可能であることも言うまでもなでもない。そのような要旨を逸脱しない範囲での種々の変更を行ったものも本発明の技術的範囲に含まれるものであり、そのことは、当業者にとって特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 照明装置、 10 レール、 11 外枠、 12 天板、 13 ブラケット、 20 アーム、 21 連結部、 22 第1アーム部、 23 第2アーム部、 30 灯体、 31 筐体部、 32 外筒、 33 支持体、 34 放熱部、 35 第1の反射体、 36 第2の反射体、 37 ルーバ、 38 第1のレンズ、 39 第2のレンズ、 40 第1回動部(灯体回動部)、 45 第1ベース板、 47 第1モータ、 48-1 アイドルギア、 481 ギア部、 482 フランジ部、 49-1 付勢部、 491 取付部、 492 立設部、 494 挿通部、 495 腕部、 60 第2回動部(灯体回動部)、 61 第2モータ、 611 第2ベース板、 48-2 アイドルギア、 49-2 付勢部、 50 ブレーキ部、 51 キープソレノイド、 52 係止部材、 526 受部、 54 ブレーキ用ギア、 70 第3回動部(レンズ回動部)

Claims (4)

  1. 光源と、
    前記光源から出射される光を平行化する第1のレンズと、
    前記光源から出射される光を楕円形に偏光する第2のレンズと、
    を備える灯体と、
    水平方向及び鉛直方向のうち少なくともいずれかの方向に前記灯体を回動させる灯体回動部と、
    前記第1のレンズ及び前記第2のレンズのうち少なくともいずれかを回動させるレンズ回動部と、
    を備える照明装置。
  2. 前記光源から出射され、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズを通過する光を平行化させる、着脱可能なルーバをさらに備える、請求項1に記載の照明装置。
  3. 前記レンズ回動部は、前記第1のレンズの焦点から前記光源までの距離、及び前記第2のレンズの焦点から前記光源までの距離を維持したまま、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズのうち少なくともいずれかを、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズの中心を通る軸を中心に回動させる、請求項1又は2に記載の照明装置。
  4. 複数の前記灯体が略直線状に配置され、
    前記レンズ回動部は、前記第1のレンズにより平行化される光が、前記複数の灯体が並ぶ方向と実質的に直交するように、前記第1のレンズ及び前記第2のレンズのうち少なくともいずれかを回転させる、請求項1から3のいずれか1つに記載の照明装置。
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